七夕の室礼2016 

今日は七夕。旧暦の七夕は秋なので、星を見られる可能性は大きいけれど、新暦では梅雨真っ盛り。見られない年も多いです。さて、今宵はどうでしょうか?

今年の室礼は芸事の上達を願う乞巧奠風。お裁縫や詩歌、文字が上達しますように。久しぶりに短冊にお願いごとを書いてみました。書き始めると、お願い事は出てくるものですね。何枚も書きました(笑)

七夕室礼-1

小筆のお教室に通い始めてから、書は一気に身近になりました。短歌や俳句にも馴染んできましたが、まだ詠めるまでには至っていません。今後それらが上達しますように!

 

画像↑の室礼を解説しますと、

裁縫に因んで黄金の糸巻き、筆置きに見立てた茄子は願いを「成す」に通じます。梶の葉のモチーフは古の七夕行事より。(昔は短冊ではなく梶の葉の裏に願い事を書いていたそう)

年行事の室礼は、こんなふうに適当にアレンジしています。出掛けた折に見るショーウインドウのディスプレイや本を参考にして考えるのが楽しいです。数日で片付けてしまう儚いものですが、四季をぐっと身近に感じられ、日本の良さを再認識できるようになりました。

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老舗旅館「俵屋」さんの四季折々の室礼が満載。私の室礼の教科書です。

 

「俵屋相伝」のはじめに書いてある言葉「季にあったものを選んだ場所に置けば、とたんに其処には季節の風が漂う。(中略)そして不思議な程、その辺りには静謐な空気が流れるのだ。」は、実際やってみると本当にそう。よくわかります。

庭の場合、何もしなくても四季の変化は目の前に広がるのですが、そこで最後にちょっと人の手による演出が入ると「粋」になります。そのさじ加減、感性のようなものは、年行事の室礼から学ぶことがたくさんあります。

暮らしの文化の大元の意味にふれながら、実践を重ねて、今に活かせるバランスというものを探っています。

 

 

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