夏を振り返りつつ、我が身を振り返りつつ読んだ本 

迷走台風10号が、やっぱりというか、やってきます。またしても東日本に上陸するようで、皆様どうか備えを万全に。被害に遭われませんようにとお祈りしております。

想定外の雨や風が近年増えています。庭にある何気ないものでも飛ばされて、風の勢いで凶器になる可能性があるそうですから、本当に気をつけたいと思います。常日頃、庭の整理整頓を心掛けていると、こういう場合慌てずに済みますね。

しかし太陽が出ないだけで、随分と涼しい。猛暑続きの8月はとにかく髪が鬱陶しくて、縛らずには居られなかったのですが、昨日から久しぶりにダウンスタイルです。ずっとショートヘアだったのに、いつの間にか肩に届くまでに伸びていて、何げに新鮮。久しぶりにこのまま伸ばしてみようか。大好きな秋が来るのを待ちわびています。

振り返ると、夏バテもなく快食快眠の日々でした。いつもの夏は食欲がなくて痩せるのに、快食快眠が出来るようになったお陰で、痩せない(T ^ T) これも年齢のせいかと思いながら、この週末読んだ本、角田光代著「わたしの容れ物」

 

わたしの容れもの

まあるい背中が描かれた表紙が可愛らしい!

 

ここ数年、自分の身体が刻々と変化していることを、こんなにも自覚した年はありません。同年代の角田さんも同じように感じておられ、でもさすが作家さん、捉え方が面白い!

「待ってはいるのだが」「待ち焦がれてはいないのに」どうしても気になる老眼と更年期障害についての話。自分の容姿について、闘う対象が世間あるいは異性の目ではなく、失礼にあたらないか、不快にさせないかという「自分のだらしなさ」になること、などに深く頷きながら、読み進む。

特に興味深かったのは、年を経るにつれ人間が出来てくるというが、そうではない。その人らしさが良くも悪くも、いや悪い面が強調されていく事実を、飲み会の席で発見する、というくだり。

生きていくということは、たしかにいろいろ経験することではあるけれど、経験し、賢くなっていくというよりは、「自主規制しなくても、ま、平気らしい」と知っていくことかもしれない。長く料理を続けていることで、どこで手を抜くべきかわかってくるように。

もうひとつ気づいただいじなことがある。それは欠点をなくすことより、憎めない人になるほうが、よほど重要だ、ということ。

(中略)だから目指すべきは、悟りでも賢さでもなく、「憎めない人」になることなのである。

美点がなくなるわけではない、ただ欠点が増長されていく・・・というのです。これが世に言う「おっさん化」「おばさん化」現象というやつか!自分の欠点はなかなか気づけないことが多いだけに、そこそこショッキングな話でした。まだ私は自主規制しているつもりですが、いや、できることなら一生自主規制しますと誓いたいくらいですが、実際もう既にそうではなかったりして。

どうしよう。憎めない人になる準備もしておいたほうがいいのかもしれない。

 

 

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