見る窓、見られる窓

夕暮れどき・・・太陽が沈んで薄明りが残るころ、家々に灯りがともりはじめます。これからの季節、窓からもれる暖かな灯りは、心を和ませる景色のひとつです。

ディアガーデンでは、まず庭の照明が自動点灯し、それに気づいて部屋にも点けるという感じ。事務所は道路からよく見える場所にありますが、窓のロールスクリーンは下ろさずにいますので、灯りをつけると特に、丸見えです・・・^^;

ほぼ車しか通らないため、恐らくですが、じーっと見られている感じはありません。私は仕事をしているだけだし、どちらかというとインテリアの方に目が行くと思うので、この程度ならいいかなと思って。

昼間とはまた違った前庭や建物の雰囲気を、感じていただけたらと思います。

 

夜のディアガーデン。

 

小さな事務所ですが、照明は天井、ドラフター、PC机用に3か所にあります。このガラスのシャンデリアは4月から9月まで限定です。

 

建築家でエッセイストの故宮脇檀氏は、著書「暮らしをデザインする」の中で、窓についてこんな風におっしゃられています。

 

「見る窓、見られる窓」

窓を開けるときには、まず隣近所をよく調べる。お隣の家の窓の位置、クーラーの屋外機などとぶつからぬように、また、奇麗に山が見える方向、風の吹いてくる方向など考えてから慎重に開けるようにしたい。環境を上手く取り込むという工夫をして窓を開けることが窓作りのコツ。

そして同時に、窓のもう一つの大事な役目は、町に向かって楽しい家の中の雰囲気をこぼしてあげること。美味しいコーヒーの匂い、奇麗な花、楽しいピアノの音が道を歩いていて感じられれば誰でも気持ち良くなる。

ヨーロッパの人たちが皆窓に花を飾っているのは、窓は道のショウウィンドウだと思っていて、道を飾るためにしているのだ。いま流行の出窓などは、まさにそのための窓といってよい。

道から見える位置に白い格子のはまった可愛いこんな窓を作り、花や季節の飾りものをしている。そんな家が立ち並んだ住宅地が出来たら、それは本当に住んでみたくなる街、環境だと思いませんか。

貴方がそんな家を作り、そんな住み方をすれば、貴方がその街の環境を作ることになるのです。

 

宮脇檀氏はバルコニーガーデンをおしゃれに楽しんでおられた方です。ご本はどれも面白くて大好きです。これを読んだのは2005年でした。

部屋から「見る窓」は当たり前だけれど、外から「見られる窓」という発想で設計された住宅はどれ程あるでしょう?また道を飾るとか雰囲気をこぼすという意識を持って暮らしている人がどれだけいらっしゃるでしょう?日本に足りないものだと思います。とても共感したのでメモってました。

じゃあ、ディアガーデンは街に向かって、何をこぼす???

今のところは、外から見える窓に観葉植物やリースなどを飾るとか、先程ご紹介した夜の暖かな灯りをこぼすとか、しています。いかにも事務所という感じにならないように、柔らかでいてスタイリッシュな雰囲気をこぼせたらいいな、なんて思います。

 

冬の窓際には、スノーフレークのオーナメントを。

 

魅力的な窓。これは7月に訪れた有馬温泉街のカフェ。格子の窓ごしに、赤い照明やお客さんが各々くつろぐ様子が見えて、ふらっと入りたくなります。店舗だから可能?窓の上半分なら個人邸でも出来そう。

 

 

最後に日本の現実を。

 

道路沿いのお宅なのに、窓からベランダからお布団がベロン!!(+o+)キャー 如何にも日本人的なというか。これは最もこぼして欲しくないものです。ベランダ内に納めて下さい。

 

 

洗濯物(特に下着類)や寝具などは超プライベートなもの。それらを晒しているとは、しかも見られているなんて、全く思っておられないようです。あぁ〜(ー ー;)

 

 

陰翳に感動 

今朝のTVは、北米で見られた日食の話題でもちきりでしたね。そういえば何年か前に日本でもあったような~?って、ブログの過去ログを見ていたらそれは2012年5月21日のこと。しっかり記事にしていました。

面白い画像を載せていたので再掲載しますね↓

 

 

影の中に丸い光が写っています。これ何だか分かりますか?

日食の瞬間、ディスプレイガーデンで撮った木漏れ日です。その日はテラスに出てワクワクしながら欠けていく太陽をずっと見上げていました。そのうち首が疲れたのか何かでふと下を向いた時「ン?!」何だかいつもと違うような?と二度見して、この不思議な形に気づいたのです。

日食の時は、木漏れ日までもが日食の形になるんですね。知りませんでした。太陽の欠けていく様子と木漏れ日の形は同じ具合に出来ていくので、それも不思議で。よくぞ気づいた!って興奮したのを覚えています。わずかな時間だから、忙しく上を見たり下を見たりして、感動しまくりでした。

詳しくは→コチラ

2011年6月からの膨大な過去ログ、途中引越しもありましたが、その記事総数ナント!1100超え!!!カウントして自分でもビックリです(゚o゚;;ヒエー

造園や植物関係以外にも、こういった時事関連の記事がたくさんあって、しかも大抵クドい程長文なため、結構色々な情報が詰まっています。日付やカテゴリー、タグ、フリーワード検索などで絞込みがしやすいようにしております。お時間とご興味があれば是非ご覧下さい。(~2015年2月分はRecommendから見られます)

 

さて、最近撮った影の画像もあります↓

 

午後ふと外に出てみると、茂みの影が足元にあって、木漏れ日が揺れているのも同時に映っていて。美しい陰翳にしばらく見とれていました。

自然が見せてくれるこのようなSHOWは、思いがけない贈り物。それで感動することが出来たら、なんと安上がりな幸せなんでしょう。胸にジーンときます。

庭があると、外に出やすいということもあって、自然の贈り物に気づきやすいのかもしれません。もの言わぬ植物の世話をするうちに、独自のセンサーが発達していくようで、僅かな変化でも深く感じやすくなるようです。こんなことで、そこまで感動するか?と呆れることもありますが・・・(^^;

人は修行するためだけじゃない、感動するために生まれてきたんだもんね~。

 

日が落ちる頃に茶香炉を焚いて。お茶のいい香りが風にのって部屋に広がっていきます。陰にうかぶ灯りの模様がうまく撮れた(*´ω`*)

感動といえば、先週の大河ドラマのラストシーンに感動して、フィクションとは知りつつも、もう泣けて泣けて!

今年は珍しくちゃんと見ているの。なので只今わたくし、政次ロスの真っ最中です。(T ^ T)カンバーック!

録画を何回も見ては、その度号泣。しんどいのでそろそろ止めようと思います。

 

 

身体メンテナンス-人生初の本気ダイエット

晩夏を迎え、朝夕が涼しく随分と過ごしやすくなりましたね。

最近は雨が多いので庭の水遣り手間が省けてます。今朝久々に遣りましたら、蚊がしつこくて、終わって見れば大量に刺されていました。七分袖のブラウスに(ユニクロの)リラコという服装だったのですが、ナント脛から下11ヶ所+手1ヶ所を刺されてました。これまでこんな服装でも、朝30分程度なら、全然刺されていなかったのにー!

蚊って、真夏のイメージですが、調べてみますと、活動適温が25~30℃ということで、少し涼しくなるこれからは特に狙われやすいそうです。どうぞご注意を。私も気を付けよう。

かゆみ止めには、薬も塗りますが、保冷剤を当てて急激に冷やすとおさまりやすいです。もしぶり返してきても、またすぐ保冷剤を当てる。掻かずに済むし、冷たくて気持ちいいです。痕も残りにくく思いますのでお試しあれ♡

 

さて、こうして涼しい時間が増えていくと、身体メンテナンス、特に運動する意欲も増します。今日は日曜日なので、こんなことでもと、私のダイエットに対する意気込みを書いてみます。

「これってひょっとして中年太りってやつ?! 」「いよいよ来たか・・・」と認めたくない現実に直面して以来、軽い筋トレが日課です。気分によってヨガをしたり、TV見ながらエアロバイクを漕いでみたり、決まったメニューはないけれど、なにかしら運動していないと不安なんです。夏は汗をかくのが嫌で、ついチャチャッと済ませがちでしたが、これからはもう少し頑張れそう。

それでも現状維持というか、あまり変わりがないので、意を決して、ここひと月ほどランチをセーブしています。食べるとしたら野菜とかナッツとかを少しだけ。お盆にご馳走をたくさんいただいたのですが、それでもマイナス2kgを維持しているってこのお陰?

そういえば、お腹が空いてもバカ食いしなくなりました。お菓子もあまり食べなくなり、変わりにお水を飲むように。朝夕はこれまで通りのメニューをいただきますが、量は腹7分でも満足です。なんとなく感覚に変化が出てきました。

ランチをセーブすれば、用意や後片付けの手間も減るので、その分時間も出来ますしね。あと3kgは落としたいので、食欲の秋をスルーして、何とか続けたいです。

 

嘘みたいに涼しい雨の朝はエクササイズ日和。ヨガは気が向いたときにやっています。関節まわりをほぐしたり、筋を伸ばすので、しなやかな身体付きになるように思います。リラックス効果もあるしね。

ダイエットにセルライト対策はマスト。ヴェレダのホワイトバーチボディオイルでマッサージ中。香りは柑橘系でとっても爽やかです。(画像はお借りしました)

セルライトに効くというヴェレダのオイルで、マッサージにも一応励んではおりますが。とにかく贅肉を掴んでは絞りリンパに流す日々です。まだ効果はいまいちわかりません。肌の感触はいい感じ、いわゆる吸い付くようなモチモチ感。自分で触っていても気持ちいいです♡

めっちゃ頑張ってるでしょ?人生初の本気ダイエットなんです。目標は、以前の身体に戻すのではなくて、理想の身体へ。この年で何言ってるんだか、笑っちゃいますよね。でも一歩でも近づけたら、また何か開けてくるような気がして、ワクワクしています。身体が変われば心持ちも仕事の仕方も変わるでしょう。少しづつでも変化していきたいと思います。

 

 

亡き愛犬にまた癒されて 

盆入りの昨日は、夫の実家へお墓参り。お仏壇にも参らせてもらい(私達というか、たぶん夫を)常日頃見守ってくださっているご先祖様に感謝しつつ、手をあわせてきました。

夫婦共、実家は県外にあるため、こういう年行事やお彼岸、法事がお参りのきっかけです。だからお盆休みは、他の連休やバカンスとはちょっと意味合いが違うように感じているの。

仏壇や神棚がある家で育ったので、お供えやお参りなどが暮らしに当たり前にあったのに、結婚してからは分家ということで、ただ自分達が生活するだけの日々です。それが、気楽でいいと言えばえばそうなのですが。何年もそうして暮らしていると、大人として、その分野の常識や嗜み、心掛けといったものが、決定的に不足していくような気がしてなりません・・・。

 

白いナスや細長い豆(ササゲという)など珍しい野菜含めいろいろいただきましたので、今年もお供えに見立てて盛ってみました。

 

さて、話は変わって。

実家では、今年もお義姉さんがご馳走いっぱい作って待っていて下さいました♡近況を語り合うだけでも、あっと言う間に時間が過ぎて、帰るときはいつも名残惜しい。あとね、昨年から家族の一員となったコーギー犬のアッシュ君が、可愛くて可愛くてもうメロメロです。

まだ1歳なので、やんちゃ盛り(コーギーは生涯やんちゃだけど)とにかく遊びたくて仕方がないという感じで、私にまで遊ぼうのポーズをしてましたよw。この先お預かりすることもありそうで、とても楽しみです。

アッシュ君を見ていると、どうしても3年前に亡くなった私のラルフを重ねてしまう。同じコーギー犬で、毛色も同じだしね。匂いを嗅ぐと懐かしさがこみ上げてきます。昨年のお盆のブログにも同じようなことを書いていますが、その時に比べ今は喪失感とか悲しみは随分和らいで、こうして軽く話をする位では泣かなくなりました。

時間ってそういうふうに強くしてくれるんですね・・・。

「もう犬を飼わないの?」ってよく尋ねられますが、まだそういう気になりません。ときどきこうしてアッシュ君に会えたり、他所の犬と遊んだり、インスタグラムでコーギー犬の画像を見るだけでいいっかと思っています。

 

実家の愛犬アッシュ君(コーギー、1歳)です。超元気&人懐っこい性格で、可愛いったらないの♡ときどき私達の話をわかっているかのような素振りをすることがあって、びっくりします。

 

昨年の2月はまだこんなに小さかったのに~。今やもう立派な青年犬です。

 

それにラルフとの思い出だけでも、この先十分かなとも思います。

ラルフがうちに来てくれて、色々ないいことがありました。度重なる引越しで見知らぬ土地に来ても、すぐご近所さんと仲良くなれたし、犬友達として、今も仲良くしてくださる方にも巡り会えました。一人で家にいるときは常に私を楽しい気持ちにさせてくれたし、用心棒としても心強い存在でした。でもカミナリが超苦手で、お尻までブルブル震わせながら私にしがみついてきたっけ。すごい食いしん坊でこっそり生米まで食べてたこともあったなー。その時はびっくりしたけど今は笑える。呼んだら全速力で腕に飛び込んできたラルフ。あぁ、ラルフ!

ペットって、一緒にいるときにも、無償の愛で癒しまくってくれたのに、死んでからも尚、こうしてじんわりと癒してくれる。なんて素晴らしい存在なのでしょう。愛に言葉はいらないってラルフを通じて実感できたような気がします。

いかん、久しぶりに泣けてきた~・゜・(ノД`)・゜・

 

 

ありがたい癒しやご利益はどういただく? 

お盆休みに先駆けて、混まないうちにと、近場の伊勢志摩へお食事と温泉を楽しみに出掛けました。ホント温泉好きな夫婦なんです。ここ滋賀県内にも温泉はあることはあるけれど、新鮮な海鮮料理がいただけるお隣の福井県や三重県に出掛けることが多いです。

そんなことで、お伊勢参りはほぼ毎年、です♡

伊勢神宮は言わずと知れたパワースポット。そのパワーがどれだけ素晴らしいものか、ワタクシ鈍感なのでよく感じられていませんが、神聖な気を浴びているんだろうなと思って歩いています。立派な大樹が多く、水がとてもきれい、建築が素晴らしい、その3点セットがあるだけで、もう大好きな場所ですが、スカーッと一気に浄化されるとも聞くので、こまめに行けるのは本当に有り難いことです。

 

伊勢神宮(内宮)の正宮。お陰様で今年も元気にお参りさせていただけます。ありがたや。

毎年のようにお参りさせてもらって、ひとつ気になることがあるので書きます。

参道には幹の直径が2m以上もあるような大樹がたくさんあります。そのような木に人々が寄っていき、ずっと撫でていたり、抱きついたりされてます。パワーや安らぎをもらいたい!と思う気持ちはとっても良くわかりますが、そのせいか?根元の樹皮はツンツルテンになっています。これはやり過ぎです。木にとっては不自然なことだと思うのです。

樹皮のすぐ下には根からの水分や葉で作られた養分を運ぶ大事な管があるのに、ましてや根に一番近い部分だし、こんなことをして大丈夫なんやろかと心配になります。私たち造園業の者は、樹皮を傷つけないように、とても神経を使っているからです。

大事な木ですから、神社の方も心配されてか、根元にこも巻の要領で養生している木もありました。その木の周りにはさすがに誰もいませんが、その代わりとなる裸の大樹をまたペタペタ触られています。あぁ。

樹皮に耳をつけても水が流れる音など聞こえませんよ。聴診器を当てて聞こうというのが流行ったこともありますが、水の移動距離はごく僅かなので聞こえません。夢を壊すようでごめんなさい。聞こえるのは外部の音か、普通に軽く耳を塞いだら聞こえるような音で、空耳なんです。

たまたま登った山の木に抱きつく程度なら支障はありませんが、伊勢神宮のような日々参拝客が押し寄せる場所で、何十人何百人か単位で毎日それをされたら、木は嫌がるだろうなと思います。ましてやそれがご神木となれば軽々しく触ってよいものでしょうか。中には本当に神様が宿っている場合もあるといいますが、普通、仏様や神様の像には抱きついたりしませんから、やはりおかしな行為じゃないでしょうか。

木を身近に感じる仕事に就いてから、寿命の長い大樹を敬う気持ちはより大きくなりました。ご神木から本当にパワーや癒しがいただけるのなら、木から離れていても届けてくださるはず・・・私はそう思っています。だからそっと仰ぎ見るだけ。

 

夏のおかげ横丁といえば、コレ!赤福氷。氷の中に赤福餅が入って美味しい。汗が一気に引く~。

さて、静かに参拝を終え、温泉で汗をサッパリ流したあとは、ご馳走が待ってます♪

 

最初のきれいなテーブルが左上の状態。それからどんどん運ばれてきて食べるのが追いつかずテーブルの上は大混雑。それにしても三重は美味しいものがたくさんありますね。

お料理の品数がものすごかったので、飲むのは程々にして食べる食べる。今回は旦那さんが奮発してくれて、松阪牛A5ランクのステーキもいただきました。年齢的にもう脂身の多いお肉は避けるようになっているので、こういうのは本当に久しぶりです。A5というのは売買基準で味の基準ではないと言いますが、やっぱりね、そりゃもうね、美味しいに決まってます~♡ タレが5種類もついてきて、 味の違いを堪能している間にペロリとたいらげていました。

途中、コースのお料理以外で、料理長さんから鯛の兜煮のサービスがありました。甘辛くてゼラチン豊富な身が、これまた日本酒と合うのよね。きれいにいただいた後、お皿を下げていただく時に、仲居さんが骨の小山を見て一言。

「あ、これ、鯛の鯛ですよ。」

「鯛の鯛?何のことですか?」

「この骨のことですよ。」

・・・どうもテキトーに寄せておいた骨の一番上にある小骨のことを言っておられるようです。

「鯛の姿ように見える骨だから、鯛の鯛って言うんです。縁起物で財布の中に入れておくとお金が貯まるっていいますよ。よかったらどうぞ。」

「へぇーーーっ!そうなんですか!(゚O゚)」

そんな骨があったとは、初めて知りました。担当の仲居さんがたまたま年配の方だったので、こういうこともよくご存知のようで、若い仲居さんは私と同じようにポカーンとされてました。

 

右の画像が「鯛の鯛」です。○印のあたりヒレの付け根の骨。言われてみれば魚っぽい形ですね。煮付けだから取りやすかったのだと思います。

それにしても色々な縁起物があるものですね。

後で調べてみると、目出度い鯛の中の鯛ということで、江戸時代から縁起物として喜ばれていたそうです。鯛中鯛とも言います。胸ヒレを支えたり、動かしたりするのに使われる部分で、神経の通る穴が目のように見え、全体の姿が魚っぽい。硬骨魚類のどの魚にもこの骨はありますが、特に昔から珍重されたマダイの物が、形も美しいそうです。

自然の生んだ最強の開運グッズ、なんて言っている方もいらっしゃいますが、普通にどの鯛にも二つあるものです。スーパーに並んでいるお頭付きの鯛や、兜煮用に頭だけをパック詰めされたものを買ってきても見つかりそうです。ただ、焼いてある鯛は、うまく取れないかもしれません。もし鯛をいただく機会があれば、探してみてはいかがでしょうか?

 

私の鯛の鯛は2.5cm×5.5cmほど。ペラッペラです。一応洗いましたが、溜まり醤油色に染まっているようです。

お伊勢参りの後というタイミングで、しかも偶然いただけたという、ちょっと特別感のある鯛の鯛ですので、大事に持ち帰りました。とても繊細なものなので、壊れないように工夫しないと。

神仏や縁起物って、ありがたいものには違いないけれど、頼り切っている訳ではなくて「やれることはやったので後のことはお任せします」ですよね。大事なのは、前に立ったとき、本当にやりきったとキッパリ言えるのか?そこだと思います。もしも胸を張って言えたなら、どんな結果をいただこうとも素直に受け入れられそうな気がするんです。そういう意味で神仏は私の中にいて下さり、縁起物は応援してくれるものだと。

 

 

梅仕事2017総括

今年はいい完熟梅が手に入ったので、梅干しと梅酒、甘露煮それぞれ1kgづつ仕込みました。ちょうどひと月前のことです。(詳しくはコチラ→「初夏の仕込みもの-梅仕事2017」)

梅干しは、砂糖、酢、塩と一緒に漬け込む「さしす漬け」という方法を初めてトライ。最初から酢に漬けるので、カビる心配が少ないと聞いて作ってみました。仕込んでから2週間ほど経つといい具合に梅酢も上がって、どうやらうまく漬かったみたい。次はいよいよ土用干しです。3日間晴天が続く日を待ちに待って、ようやく干し上げました。

 

ベランダで3日間3晩、夜露にも当ててじっくり干します。風がふくとふんわり梅干しの香りが漂ってきます。

 

太陽と夜露と風、最後の仕上げは自然にお任せするというところが、なんかいいなぁと思います。日に一度裏返すのですが、柔らかな感触がとても気持ちよかったです。紫蘇を使っていないので優しい色合いに仕上がりました。

 

出来上がり~(*´ω`*)ワーイ 清潔な器で保存。梅にも個体差があって、大半はふっくら仕上がっているのですが、シワシワのものが数粒あります。一応分けて保存してみることに。

 

さっそく一粒味見。割ると中はトロリとして杏みたい。酸味塩味はさほど強くなく甘味があるのですごく食べやすい!たぶんうまく出来たと思うんですが・・・。

 

今の段階では、砂糖、米酢、塩、梅、それぞれの味がはっきりわかり、まだ溶け合っていないような若い感じがします。このまま熟成させると、どんどん味が慣れてきてまろやかな梅干しになるそうです。ちょうど今は、先月末に有馬温泉で買ってきた梅干しがあるので、しばらく寝かせておくつもり。

梅風味の甘酢で塩気もあるという複雑なお味の漬け汁は、お料理の下ごしらえや隠し味に使ってみようと思います。

 

こちらは有馬温泉で買った「有馬グランドホテル特製金泉梅(きんせんうめ)」です。お茶請けにもなる上品な酸味と塩加減。ほんのり甘味もあって美味しいです♡うちの梅干しが目指すまろやかさはこれだな。

 

熟成中のブランデー梅酒の完成は10月以降で、あともうひとつ、甘露煮ですが・・・。

完成の翌日に味見したときは、脳みそが震えるくらい酸っぱかったの。こりゃ失敗したかな?砂糖を足してジャムにでもするしかないなと思っていたのですが、時間が取れなくて、ひとまずそのまま冷蔵庫に放置していました。

 

完熟梅で作った甘露煮。見た目は可愛いのですが、そりゃもう酸っぱくてね。

 

久しぶりに食べてみました。

 

ひと月ぶりに恐る恐る食べてみますと、なんと酸味が柔らかくなって、随分甘くなっていました。梅ゼリーに加工して食べています。もうしばらく置いておいたら、ひょっとして劇的に美味しくなっているかもしれません?(←甘い期待)甘露煮って難しい。

 

今年の梅仕事はこんな感じでひとまず終了。梅の実の愛らしい形と色、甘酸っぱい香り、柔らかな手触りを堪能した一ヶ月でした。梅干しを仕込むのは大変だと思っていましたが、さしす梅干しだったらまた出来そうな気がします。初めて梅干しを漬けようという方にもオススメしたいです。

来年いい梅が手に入ったら、ぜーんぶさしす梅干しにするべ~(^m^*

 

 

同業者様のご訪問 

昨日は、神奈川県相模原市でご開業された同業者様がいらっしゃいました。

キッカケはこのブログ。なんと3年も前からご愛読いただいているようで、有難いやら照れるやら!同業者がどのように仕事に取り組んでいるのだろうかと、ガーデンデザイナーのブログを探しておられ、私に辿り着かれたのだとか。

最近は2、3日に1回ペースの更新と以前に比べるとちょっとサボり気味なんですが、それでも途絶えることなく続いているという印象を持って下さり、また私の考えに深く共感してくださって、本当に嬉しいです。「他では知りえない情報がさりげなく紹介されていることが度々あり、参考にさせてもらいました」なんておっしゃってくださると、書き続けてきて本当に良かったなと思います。

これはいい事なんじゃないかと思うことは、自分一人の中におさめていても何の発展もないと思いどんどん書いてきました。拙い文章ですが、書く事で考えがまとまるので、自分にとってもいいことなんですよね。

ブログを開設して7年目に突入しますが、また新たな気持ちで向き合えそうです。

 

さて、猛暑の中、遠く離れた滋賀県までお越しくださったのは「暮らしとみどり研究所」の代表の方です。

 

事務所にて代表と。

 

まだ開業されて間もないのでいろいろ模索中とのこと。ディアガーデン開業当初のことやガーデンデザイナーの実務についてご質問いただき、僭越ながら参考になればとお話させていただきました。

お話しながら、誰も知り合いのいない近江八幡市で開業して、一体どこに行けばいいのか?自分は本当は何をしたいのか?と、悶々と悩んでいた頃のことが思い出され、胸がキュンとしました。無茶なことしたなと今でも思います。

それで現在ディアガーデンがあるのはどうしてかと考えますと、やはり様々なご縁をいただけたこと。それが一番だと思うのです。ご縁をいただくには、最初は出向いて行き、何とか話をさせていただくしかありません。

・・・それがね、わかっていても事務所でデザインしている者にとっては、結構勇気がいることなんですよ~(ノД`) でも腹くくって!自分がワクワクする場所へ(←ここわたし的に大事なポイントです)行くようにしています。行けば結果はどうであれ、生の情報が手に入ります。

こんな所はどうですか?あんな所はどうですか?と・・・、えらそーにどの口がそう言っているのかわかりませんが(汗)。自分の背中もちょいちょいと押しつつね、お話しました。

はぁ。私も頑張らないとなー。

 

ディスプレイガーデンもご覧いただきました。テラスでお茶をしながら語り合って、あっと言う間に時間は過ぎていきました。

 

暮らしとみどり研究所様よりいただいた広告フライヤー。素敵な写真、事務所のベランダにモデルガーデンを作られたそうです。

 

関東全域、静岡・山梨の東部エリアの方へ 暮らしとみどり研究所様のサイト→http://www.kurashitomidori.com/

 

長く仕事を続けていると、全国いろいろな同業者様とお話する機会も増えました。とても良い刺激になっています。今回も、暮らしとみどり研究所様へエールを送りつつも刺激を受けて、これまた仕事に対する気持ちが一新しました。

ご来訪ありがとうございました。

 

 

これからのプランツデザイン  

昨日は観葉植物を納品した帰りに、植木を見に行ってきました。

用事を済ませてまだ時間があったので畑をひとまわり。夏は植栽に向かない時期ですから、他の季節に比べると木の量が少なめです。でも葉っぱのついた姿が見られます。

レアものと言えば、巷で流行りの山取り風の木でしょうか。畑で育ったような四方見のよい(形の整った)木ではなく、山の中でたくさんの木に囲まれて上へ上へと伸びたような木のことです。下枝がなくヒョロヒョロとした面白い姿をしています。

 

ビヨーンと斜めに伸びた雑木です。見ると根鉢は水平だったので、決して傾けて植えているわけではないの。景色づくりは使い方次第です。感性が問われますね。

 

10年程前は四方見のよい木ばかりがもてはやされていた様に思います。雑木の庭が流行りだし、今はより自然風がカッコイイ。山取りの木は一本生かしでも寄せて使ってもOKで、狭い庭に可能性を見出します。1階は伸びやかな幹を眺め、2階の窓からはそよぐ葉を楽しむ、なんてのは山取りの木ならでは。私も場が合えばオススメしようと思います。

一般の方には分かりづらいかもしれませんが、庭づくりにも流行り廃りがあるのよね。

草花についてもそうで、異常気象と言われる環境に適応すること、水不足や管理不足でも綺麗に見えるようなプランツデザインが台頭してきています。木のフォルムをどうこう言うのはともかく、環境に合わせた庭づくりは必然です。

先日のこと。

里帰りしたときお墓参りをしました。まだ開いている区画は更地のままなので、色々な種類の雑草が思い思いに生えていました。もちろん誰かが植えたわけでもなく、水といえば雨が降る時だけ。それなのに何とも素朴で自然風なお花畑になっていたのです。墓場なので、さすがに写真を撮るのは控えまして、画像をお見せできないのが残念なのですが、見た瞬間「うわー、きれい」と思わず言ってしまった程です。

どんな花畑だったかというと、

ベースはイネ科やカヤツリグサ系のグラス類。細い葉や穂がふわふわとして花畑全体にソフトフォーカスをかけたような感じ。その間に白いヒメジオンやノゲシのような黄色い花が均等に咲いており、アクセントにネジバナ他ピンクの花が混じっています。どの花も小さいけれど一杯咲いています。端っこの方には、供花から種が飛んで増えたのか?紫の三尺バーベナがあって、これが増えたらもっといい感じになりそうでした。面白いのは、これらがデザインしたかのように均等に生えていたことと、一見か細く見える草丈50cm~70cm程の草花がシャンと立って咲いていたことです。

こんな説明でうまく伝わってるかな?あーやっぱり撮るんだった~。でも何か映っちゃったら怖いし~ (>_<)

 

傍にいた母はしょっちゅう参っており、その景色は当たり前になっているのか、こんなに見事な花畑に気づきもしません。

「お母さん、ちょっと見て!手入れも水も貰えへんのにめっちゃきれいに咲いてるで!」と言うと、

「ほんまに雑草は強いなー。」(←私ほどは感動していない母。)

「次の日曜は墓掃除やからここもきれいに刈ってもらえるやろ。」って、そんなー(゚∀゚)ガーン

何を美しいと捉えるかは人それぞれ感性が違うので差がありますね・・・。でも間違いなくこれからのプランツデザインには、こういう野草たち(自生植物)を美しく活かすことが大事になってくると思っています。一見雑草だらけに見えるこの場所も、魅せ方次第ではウチの母も見違えるでしょう。

手入れいらずでも美しく育つように、もちろん雑草畑に見えないように植えることが、ガーデンデザイナーの課題となってくるでしょう。ガンバローo(^▽^)o

 

 

水遣りのあと 

庭をお持ちの皆様、毎日の水遣りお疲れ様です。

私は部屋の植物も定期的に持ち出して、ついでに遣っています。葉を洗い、鉢底から水がたくさん流れるくらい大胆にやると、植物がとても気持ち良さそうです。大量の水により、土の中に新しい空洞ができて、そこに新鮮な空気が通ります。根も呼吸しているからね。大事なことです。

水遣り直後は(雨の後もそうですが)、植物からふんわり爽やかな香りが立ち上ります。特に囲まれた場所ですと強く感じます。

(雨上がりによく感じるもうひとつの香りについてはコチラ

 

ディアガーデンのテラスに激しく降る雨。囲まれた空間&レイランディ(針葉樹)の生垣、ローズマリーやミントがあるせいか?雨が上がると爽やかないい香りがします。いつもじゃないので、香りがする時はここで深呼吸してる。

森林浴でいう森林揮発性物質(フィトンチッド)は、春から夏にかけての雨上がりが最も多いとされています。春から夏は蒸散が多い時期ですから、芳香物質を含む水分量も増えるためと、雨がもたらす刺激と湿度によるものだと思います。

ちょうど今頃、庭に水を遣ることで、それと似た状況を作っているわけですね。環境や樹種、量にもよりますが、おうちで森林浴気分に浸るのも可能かと。

 

庭と部屋の植物の水遣りを終えて。事務所のポーチにいい風が吹いていたので植物を見ながらちょっとここで一休み。

ところで、ディアガーデンの前庭(↑画像の場所ね)は北向きなので、午前中は建物の影にすっぽり入っています。

いい香りのテラスもいいけれど、朝はサンサンと日が当たるため、こちらの方が過ごしやすいの。特に風があるときは、事務所の中にいるよりも心地いいです。ポーチはとても狭いのですが、椅子位は置けるので、たまに持ち出して涼んでいます。

 

事務所の椅子。買ったのは20年以上前ですから、ちょっとしたアンティークもの?座面を何度張り替えたやら。軽いのでヒョイとどこへでも。

 

目の前は車が行き来する道路ですが、朝は歩行者含め通行量が少ないので、慣れると案外リラックスできたりして。カフェのオープンテラスに座っている時の気分です。

事務所へは住居スペースの玄関からも入れるし、いっそこの場所もテラスにしてもいいかも?階段スペースも含めると2.1m四方と、こじんまりしちゃあいるけれど一人二人寛ぐには十分な空間が取れそう・・・などと妄想が広がりますw

テラスがひとつあってベランダがふたつあるのに、まだ作る?どんだけ外に出たいねん?!ってね。(ノ≧ڡ≦)