ありがたい癒しやご利益はどういただく? 

お盆休みに先駆けて、混まないうちにと、近場の伊勢志摩へお食事と温泉を楽しみに出掛けました。ホント温泉好きな夫婦なんです。ここ滋賀県内にも温泉はあることはあるけれど、新鮮な海鮮料理がいただけるお隣の福井県や三重県に出掛けることが多いです。

そんなことで、お伊勢参りはほぼ毎年、です♡

伊勢神宮は言わずと知れたパワースポット。そのパワーがどれだけ素晴らしいものか、ワタクシ鈍感なのでよく感じられていませんが、神聖な気を浴びているんだろうなと思って歩いています。立派な大樹が多く、水がとてもきれい、建築が素晴らしい、その3点セットがあるだけで、もう大好きな場所ですが、スカーッと一気に浄化されるとも聞くので、こまめに行けるのは本当に有り難いことです。

 

伊勢神宮(内宮)の正宮。お陰様で今年も元気にお参りさせていただけます。ありがたや。

毎年のようにお参りさせてもらって、ひとつ気になることがあるので書きます。

参道には幹の直径が2m以上もあるような大樹がたくさんあります。そのような木に人々が寄っていき、ずっと撫でていたり、抱きついたりされてます。パワーや安らぎをもらいたい!と思う気持ちはとっても良くわかりますが、そのせいか?根元の樹皮はツンツルテンになっています。これはやり過ぎです。木にとっては不自然なことだと思うのです。

樹皮のすぐ下には根からの水分や葉で作られた養分を運ぶ大事な管があるのに、ましてや根に一番近い部分だし、こんなことをして大丈夫なんやろかと心配になります。私たち造園業の者は、樹皮を傷つけないように、とても神経を使っているからです。

大事な木ですから、神社の方も心配されてか、根元にこも巻の要領で養生している木もありました。その木の周りにはさすがに誰もいませんが、その代わりとなる裸の大樹をまたペタペタ触られています。あぁ。

樹皮に耳をつけても水が流れる音など聞こえませんよ。聴診器を当てて聞こうというのが流行ったこともありますが、水の移動距離はごく僅かなので聞こえません。夢を壊すようでごめんなさい。聞こえるのは外部の音か、普通に軽く耳を塞いだら聞こえるような音で、空耳なんです。

たまたま登った山の木に抱きつく程度なら支障はありませんが、伊勢神宮のような日々参拝客が押し寄せる場所で、何十人何百人か単位で毎日それをされたら、木は嫌がるだろうなと思います。ましてやそれがご神木となれば軽々しく触ってよいものでしょうか。中には本当に神様が宿っている場合もあるといいますが、普通、仏様や神様の像には抱きついたりしませんから、やはりおかしな行為じゃないでしょうか。

木を身近に感じる仕事に就いてから、寿命の長い大樹を敬う気持ちはより大きくなりました。ご神木から本当にパワーや癒しがいただけるのなら、木から離れていても届けてくださるはず・・・私はそう思っています。だからそっと仰ぎ見るだけ。

 

夏のおかげ横丁といえば、コレ!赤福氷。氷の中に赤福餅が入って美味しい。汗が一気に引く~。

さて、静かに参拝を終え、温泉で汗をサッパリ流したあとは、ご馳走が待ってます♪

 

最初のきれいなテーブルが左上の状態。それからどんどん運ばれてきて食べるのが追いつかずテーブルの上は大混雑。それにしても三重は美味しいものがたくさんありますね。

お料理の品数がものすごかったので、飲むのは程々にして食べる食べる。今回は旦那さんが奮発してくれて、松阪牛A5ランクのステーキもいただきました。年齢的にもう脂身の多いお肉は避けるようになっているので、こういうのは本当に久しぶりです。A5というのは売買基準で味の基準ではないと言いますが、やっぱりね、そりゃもうね、美味しいに決まってます~♡ タレが5種類もついてきて、 味の違いを堪能している間にペロリとたいらげていました。

途中、コースのお料理以外で、料理長さんから鯛の兜煮のサービスがありました。甘辛くてゼラチン豊富な身が、これまた日本酒と合うのよね。きれいにいただいた後、お皿を下げていただく時に、仲居さんが骨の小山を見て一言。

「あ、これ、鯛の鯛ですよ。」

「鯛の鯛?何のことですか?」

「この骨のことですよ。」

・・・どうもテキトーに寄せておいた骨の一番上にある小骨のことを言っておられるようです。

「鯛の姿ように見える骨だから、鯛の鯛って言うんです。縁起物で財布の中に入れておくとお金が貯まるっていいますよ。よかったらどうぞ。」

「へぇーーーっ!そうなんですか!(゚O゚)」

そんな骨があったとは、初めて知りました。担当の仲居さんがたまたま年配の方だったので、こういうこともよくご存知のようで、若い仲居さんは私と同じようにポカーンとされてました。

 

右の画像が「鯛の鯛」です。○印のあたりヒレの付け根の骨。言われてみれば魚っぽい形ですね。煮付けだから取りやすかったのだと思います。

それにしても色々な縁起物があるものですね。

後で調べてみると、目出度い鯛の中の鯛ということで、江戸時代から縁起物として喜ばれていたそうです。鯛中鯛とも言います。胸ヒレを支えたり、動かしたりするのに使われる部分で、神経の通る穴が目のように見え、全体の姿が魚っぽい。硬骨魚類のどの魚にもこの骨はありますが、特に昔から珍重されたマダイの物が、形も美しいそうです。

自然の生んだ最強の開運グッズ、なんて言っている方もいらっしゃいますが、普通にどの鯛にも二つあるものです。スーパーに並んでいるお頭付きの鯛や、兜煮用に頭だけをパック詰めされたものを買ってきても見つかりそうです。ただ、焼いてある鯛は、うまく取れないかもしれません。もし鯛をいただく機会があれば、探してみてはいかがでしょうか?

 

私の鯛の鯛は2.5cm×5.5cmほど。ペラッペラです。一応洗いましたが、溜まり醤油色に染まっているようです。

お伊勢参りの後というタイミングで、しかも偶然いただけたという、ちょっと特別感のある鯛の鯛ですので、大事に持ち帰りました。とても繊細なものなので、壊れないように工夫しないと。

神仏や縁起物って、ありがたいものには違いないけれど、頼り切っている訳ではなくて「やれることはやったので後のことはお任せします」ですよね。大事なのは、前に立ったとき、本当にやりきったとキッパリ言えるのか?そこだと思います。もしも胸を張って言えたなら、どんな結果をいただこうとも素直に受け入れられそうな気がするんです。そういう意味で神仏は私の中にいて下さり、縁起物は応援してくれるものだと。

 

 

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