植物の冬支度 

今日はハロウィン・・・と言っても、特別なことはしません。

クリスマスのような美しさがあるのならまだしも。小さな子供さんのいるご家庭ならともかく。仮装パーティーも内輪でやるなら全く問題なくて・・・。ただ、盛り上がるのなら何でもやっちゃえ的なノリを見ると引いてしまう。日本ってなんでこうなっちゃうんだろ?

 

面白いかぼちゃをいただいたので、フェイクのクモを添えてみた。ウチの中でここだけ唯一収穫祭的な方のハロウィンです。自分で置いたくせに、この良く出来たクモにいちいちビックリしてるw

クモは何かでもらったものだったか?よく出来ているのでとっておいたのですが、ハロウィンくらいしか使い道が思い浮かばず。このかぼちゃは「ひょうたんかぼちゃ」と言うらしい。あっさりしたお味です。冬至じゃないですが、我が家でハロウィンはかぼちゃを食べる日かな(^^;

栄養たっぷりのかぼちゃをいただいて身体を養おう。

 

ひょうたんのカタチを見せたいので半分に割ってグラタンにしてみました。でもさすがに多すぎて全部は食べられませんでした。残りは今晩ポタージュスープにでもするか。

さて、ハロウィンが終わると11月。本当ならカラッとした穏やかな陽気を楽しめるはずの10月が、ただただ雨で終わってしまいました。雨の日を静かに過ごすのも好きですが、お出掛けには晴れを期待しますよね。さすがにもう台風は来ないと思うので、今から目いっぱい楽しみたいです。

今朝、久しぶりに庭へ出ました。これまで、たまに晴れた日も出掛けていたので、ゆっくり眺めるのは2週間ぶりくらいじゃないかな。少しづつ紅葉黄葉し始めています。落葉する植物たちにとって今は、冬眠に向けての総仕上げというところでしょうか。

 

今朝のディスプレイガーデン。テラスに植えたアジサイ「アナベル」の様子。葉が黄色くなり始めていて、花はドライフラワーになってます。

木は何故冬支度をするんだろう?なぜ紅葉して落葉させる必要があるがあるんだろう?当たり前のようですが、考えてみたことがありますか?

掻い摘んで書きますと、

理由の一つには水分にあります。冬に水が凍ってしまうと、体内にある通り道が凍った水道管のように破裂してしまうため、光合成を一時ストップする必要があるのです。多くの木は夏頃から活動を弱めて、体内の水分を減らそうとするそうです。そして、葉っぱに蓄えられた養分を分解して、幹や根に移動させ、ここで来春に向けて貯蔵して、休眠に入ります。必要なくなった葉っぱは、分離層を作ってあとは風に吹き飛ばしてもらうだけです。身体に残しておいても積雪や強風をまともに受けると、折れたり倒れてしまう可能性があるので、捨てちゃうってわけ。

針葉樹や常緑樹はまた身体の仕組みがぜんぜん違って、不凍液の役目を果たす物質を持っていたり、水分を奪われないよう葉っぱにワックス層もあります。それに安定感があり雪を落としやすい真っ直ぐな幹です。カラマツは針葉樹でも落葉する珍しい木で、それが何故なのかはわかりません。

それぞれの冬越しパターンがあるんですね。因みにどちらが進化系かというと落葉樹の方なんですって。これから紅葉を見に行かれたら、こんな話を思い出してみるのも一興かと(^m^*

 

ディスプレイガーデンの紅葉は恐らく今月末くらいかな。今はアジサイ「アナベル」がいい感じに枯れかかっています。アナベルは冬に剪定しても次の年の花が沢山咲く種ですので、こうして最後の最後まで楽しめるのが魅力なのです。

 

レースのような繊細な細工に見とれます。これも侘び寂びの美に通じると思う。

レースの部分にスポットライトのようにちょうど朝日が当たっていて、それはそれは美しい。こんな瞬間に立ち会えるのも自分の庭だから。

これを美しいと思わない人もいらっしゃるでしょう。自分で育てたからこそ、枯れていく姿も愛おしいのかもしれません。確かにずぶ濡れの時はそう美しくもありませんが、いいお天気の日にタイミングよく見ると、感動するほどの繊細さがあると思っています。この奇跡のような瞬間を逃さないのは、庭を持つ醍醐味でもありますね。

つたない画像ですが、少しでも伝わればなぁ。

お金では買えない・・・というか、ただで手に入る四季折々の変化を、間近で愛でるという心の贅沢を!多くの方にそれを、庭のある暮らしで体験していただきたいと願っています。

 

 

天候不順の工事現場より 

造園工事はいつも天候に左右されます。仕方がないことなんですけれど。10月は雨と台風21号のダブルパンチで、現場ではずっと雨具が欠かせませんでした。

昨日までいた現場。遠いので泊りがけ行ってきました。出張の用意をしているとき、次の日は台風一過の晴れ予報だったのに、夜に着いてみればもう雨予報に変わっていて、結局ほぼ一日降ってました。もー、晴れるって言ってたやん!(`^´)

その日は予定していた工程の半分くらいしか工事が進まずで・・・。

 

台風21号の雨で現場は水たまりだらけのドロドロ状態でした。当然私の足元もドロドロです。

 

でもなんとかその次の日は晴れて再開!とってもワクワク、嬉しい気持ちで現場へ向かいました。

造園工事は壮大な泥遊びというか、最初から最後まで土をいじっています。こちらはかなり広い現場なので、でっかいユンボ(油圧ショベル、バックホーのこと。ユンボって言いやすいの)で、造成していきます。

 

こんな青空久しぶりに見た気がするーーーっ!水も引きかけてます。ユンボも動いてる♪

 

ここはもともと真っ平らに造成されていた土地。お庭は大小いくつか築山を作って眺めに変化をつけるデザインにしました。今回の出張は、その築山の格好を決めるのが目的の一つ。

築山といっても、小山ほどもある結構大きなものなんですよ。自分の頭にあるボリューム感と実際に土を盛ってみてどうなのか?を照らし合わせ、工事の方と相談しながら決めてきます。

私は離れた位置からカタチを見極め「このあたりもう少し削って下さい」とか「ここまで盛って下さい」とか言うのが仕事です。傍から見たら、たぶん敷地をやたらグルグル周っている人にしか見えないかもしれませんがwこの日もなんだかんだで1万歩超え!結構歩いたわ~。

周りつつ、頭の中はもう木を植えることを考えていて、要点を図面にメモメモ。植えるとなったら、変に悩んで職人さんの手を止めないように、予め先々のシュミレーションも欠かせません。それが悩ましくも楽しい作業なの。

そんなふうに植栽のシュミレーションをしているとき、私だけかもしれませんが、つい両手が動いてしまいます。腕や手を木として景色に当てはめて、考えるのが癖なんです。ブツブツ言いながら手を動かし始めるので、やっぱり傍から見たら変だろうなと思います。誰も見てないことを祈るばかりです。

 

ちょっと見えづらいですが、完成した築山の裏側から見たところ。見よ!この神々しい?小山を!なんつって^^; 今見えている土の部分が全部緑になるの!楽しみです♡

 

日がそろそろ傾きかけそうなころ、小山、いや築山が完成しました。フォルムが日に照らされているところを見て、満足して現場をあとに。自分の中ではイメージに近く、とってもいい感じに出来たと思うのですが。来月木を植える時に更に微調整します。

願いは一つ。

晴れるといいな・・・(^_^;)

 

 

台風に翻弄されて 

超大型台風、本当にキツかったーっ(>_<) 
皆様のところはご無事でしょうか?お庭は大丈夫でしたか?

私は台風前に県外へ出てそこで台風を受け、そして一過で(地元の)滋賀県に戻ったら、またすぐ県外へ移動というややこしいスケジュール。通行止めやら運休やら遅延やらばっかりで、なかなか大変でした。

各地転々としていたので、車窓から被害の様子が目に飛び込んできて、心が痛みます。

道路には倒木や冠水、田や畑の水没、建物の一部が崩壊、関連被害としては高速大渋滞の中での接触事故を何件も見ましたし、お客様の庭木にも少し被害が出てしまい、いつもの台風とは随分と違ってたなぁという印象です。

  ディスプレイガーデンは、北向きの前庭に植えている、エゴの葉や満開だった白妙菊の花が吹き飛ばされたくらいで済みましたが、また次の台風が近づいているということで、まだまだ気が抜けませんね。

台風の強風で葉っぱが吹き飛ばされてしまったエゴノキ。今年は物足りない黄葉になりそうで残念。

 

お庭の植物とっても台風は驚異。基本的に人工地盤に植えるので、地面にしっかりとつかまれないし、夏の成長期に強風で葉を失うと再生するのに養分が使われしまう。大雨が過ぎると表土が流されて有用な微生物が沢山いる粒子も流されてしまうのです。

だから根鉢の大きさによっては安定するまで支柱が必要ですし、表土を地被植物で覆う、花壇を高くして水はけを良くする、台風前に養生するなどは、被害を減らす対策になります。

いつも万が一に備えて設計している訳でもないのですが、被害に遭いやすい地域では、気をつけたいと思っています。

「抜け」があるから心地いい 

近頃急に寒くなって窓を閉めていることが増えました。そうすると音も入ってこないので結構シーンとしています。雨続きで庭へも出られないし、暗いので朝からキャンドルを灯したり、窓外を眺めたりして、大人しく仕事しています。

 

この前の日曜日のダイニングです。やっぱり雨でした。

 

窓は閉めるけど、カーテンはほとんど閉めません。小さな家なので、日中過ごす1階については、少しでも開放的に過ごせるように、見える景色や窓の位置を工夫しました。視線が抜けるので閉鎖的にならず良かった思います。

抜け感って、こなれ感という言葉と共に、ファッションでよく聞く言葉ですけれど、住環境分野の方ではもっと前から使われていたように思います。流行らせていなかっただけで。今やあらゆる分野において、共通の心地よさにつながっているようですね。

ちなみに住宅の場合には3つの「抜け」があると人は心地よいと感じるそうです。建築雑誌「ModernLiving」の発行人であられる下田氏曰く、それは「視線の抜け」「光の抜け」「風の抜け」。

抜けを感じるには、窓や高い天井、吹き抜け、壁が少ないなどの造作が必要で、抜けた先に見える景色にも一工夫あると尚いいと思います。理想的な景色があるならともかく、無い場合は、庭という景色を作ってしまいましょう。

植物を含めた空間の雰囲気そのものを取り込むので、四季折々の変化を見る、植物を通した光を取り込む、木立を渡る風を音や揺れる様子と一緒に感じるという具合に、単なる抜け感よりも、もっと趣深いものになります。

 

カーテンはウィンドウトリートメント(窓まわりのデコレーション)と考えると一気にお洒落に。窓に柔らかな表情が加わり抜けも感じられてまさにパーフェクト!ここは昨年泊まった熱海の洋館です。素敵だったなぁ。

 

北欧の住宅にはカーテンをかけるという概念があまりないそうです。その代わり窓辺には、季節の植物を飾ったり、お気に入りのインテリア雑貨を並べたりして、家の中の心地良さ、デンマークでは「ヒュッゲ」と表現しますが、そんなほっこりとした空気感を街にこぼしてあげるのだそう。

それは冬が長いことと関係していて、少しでも日差しを取り込むように、陰気な暮らしにならないように、という目的もあるそうですが、お店でもないのに「外からどうぞ見て下さい」と言わんばかりの演出までされるとは!

これって国民性もあるのかな?自分が心地よく感じれば、そんな風に心に余裕が出来るのかな?日本のように住宅が密集していないのかもしれないし。でもこんな街並みなら散歩するのも楽しそうだなと思います。見せると思うと、自然と片づけたり身綺麗になったりしてねw。

ディアガーデンも見習って窓辺を飾るようにしています。見せながらさりげなく外からの視線も遮っている、そんな飾り方が出来ればいいですよね。

 

事務所の小窓。今日は可愛らしい小枝を飾ってみました。ディスプレイガーデンの剪定枝です。

 

でも実は。

事務所だけでなく建物全部の窓が防犯ガラス(ガラスとガラスの間に特殊なフィルムが挟まっているタイプ)なので、反射の加減か?昼間は外から中の様子がほとんど見えません。大抵は鏡のように外の景色が写ってるので、窓に近づいたらようやく見えるという感じです。

だから窓辺に飾っても気付かれない可能性大なのですが・・・。でもね、夜灯りをつけると結構見えるので、少しはヒュッゲをこぼせるかと思います。

 

マイブームのジャム作り-秋

近頃ジャム作りがマイブームです。休日の午後、果実の甘い香りをかぎながらコトコト煮ている静かな時間に、とても癒されています。

6月には「プラムジャム」、8月は「イチジクジャム」を作りました。そして9月は「塩バターキャラメルジャム」10月は「ぶどうの白ワインジャム」と毎月何かしら煮ています。旬の果物がメインなので、ジャムってこんなに季節感のある食べ物だったんだなぁと、今更ながら思ったりして。

そんな中、塩バターキャラメルジャムの材料は年中手に入るので、思い立ったらすぐ作れるジャムです。キャラメル好きの私にとって、このジャムは定番になりそう。

 

左:バター、グラニュー糖、少量の水を合わせて煮ていく。中:8分位経った状態。ホントに色がつくのかな?不安に。 右:10分位経つと急にキャラメルっぽい色になります。後はここに熱した生クリームを何回かに分けて加えたら完成。はやーい!

 

田中博子著「ジャムの本」のレシピを参考に、140~150ml容量の瓶×3本分出来ました。濃厚でコクのある、ちょっとビターなお味に仕上がり、なかなかうまくいったと思います。

2本は自宅用。残り1本は手土産用にと、自作のタグをつけてみたら、なーんか可愛い♡

 

塩バターキャラメルジャム出来ました。手作りらしくタグは手書きで。

 

このジャムはパンに塗る以外に、バニラアイスとの相性がいいみたい。刻んだナッツを振りかけていただくと、もうーたまりませーん!!!

 

休日の夕食のシメに、美味しいものをちょっとづつ乗せたスイーツプレートを作ってみました。塩キャラメルを好きなだけトッピング出来るなんて幸せ(^m^*

 

そして、今月のジャム「ぶどうの白ワインジャム」は、旬のピオーネを砂糖と白ワインで煮たジャムです。

 

ピオーネは巨峰とマスカットの一種を掛け合わた品種。粒が大きく香り良し風味良しでとってもジューシー。ジャム用にぴったりな特売品をゲットしました。

 

ロゼ色のジャムが出来ました。白ワイン風味ってのが珍しいでしょ?すぐ食べます♪

 

 

一回に小瓶2~3本しか作らないせいか、プレゼントにもするし、あっという間になくなってしまいます。棚に可愛らしく並べるには、相当作らないといけないというのがわかってきました。それに出来れば瓶も統一したいんだよね~。目下ディアガーデンっぽいデザインの探してます。

秋のジャムはまだまだ作るつもり。和栗ジャム、洋ナシのタタン風ジャム・・・。名前を見ているだけで、既に美味しそうですね♡

 

 

今週末じっくり読む 

朝から雨で薄暗い部屋。こういう雰囲気も気分的に落ち着けるので大好きです。まだ早い時間帯なのに、照明やキャンドルなんか、灯しちゃってさ(^m^)

 

事務所の照明を秋冬用に変えました。愛のこもった頂き物セット、栗蒸し羊羹とモンブラン・ティーをPCの傍らに置いて書いています。

今週末も雨予報なので、じっくり読書でもしようと思っています。

読書は毎日のことですが、私はどちらかと言うと小刻みに読むタイプ。日に30分づつ位×数日 で1冊読み終える感じです。今度の土日は久しぶりに時間をかけて読んでみようかな。

 

今週末読もうとしている本をいくつか。あと時間が許せばファスティング関係やビジネス書なども。相変わらずの乱読ぶり(^_^;)

「樹木たちの知られざる生活」は、ドイツでベスト・セラーになった本。チラ見しただけですが、すごく興味深いことが書かれてあります。これはハマりそう!まだ読んでいませんが、ガーデナーにはオススメ出来る内容。庭に関することで参考になりそうな部分は、ブログでご紹介するかもしれません。

アドラーブームは一段落したのかしら。著者曰く、誤解されている節が多々あるという。「アドラーをじっくり読む」は、アドラーの原著に立ち返って書かれた今年夏に出たばかりの新書です。

 

皆様はどんな週末を?穏やかに過ごされますように♡

 

 

落ち葉の活用法-コンポストのある暮らし 

今日から冷えてくるということで、まもなく紅葉がはじまる地域もあるでしょうね。ディアガーデンにも落葉樹を何本か植えているので楽しみです。

中でも毎年一番に紅葉するのはアオダモの木。9月下旬にはオレンジっぽく色づきはじめるという早さです。モミジのように真っ赤にはなりませんが渋い感じに色づくの。なかなか素敵です。

事務所の窓を開けていると、アオダモから「カサコソ」「カサコソ」という乾燥した感じの葉擦れの音が聞こえてきて、あぁ秋だなぁと思います。

 

今朝の前庭。アオダモの葉っぱはもう半分くらい落葉しました。

 

落ち葉も秋の風物詩。子供の頃歌った童謡「たき火」にあるような落ち葉焚きは、現代では禁止されている場所が多く、長閑な風景は見られなくなりました。

たくさん集まる落ち葉、今は厄介者のように扱われていますけれど、個人邸の小さな庭くらいなら、資源として活用できると思います。捨てるなんてもったいないです。私はコンポスト(堆肥づくり)に活用していますよ。

庭作りを生業としている以上、こういうことも身を持って体験した方がいいかな?と、軽い気持ちで始めたのですが、意外と便利だし、面白くもあり結構続いています。1本の木を味わい尽くしてます。

 

アオダモの葉っぱがたくさん落ちています。でも、こんな感じに、風がある程度まとめてくれますから。掃除もしやすいです。

 

久しぶりに掃いて、40Lのごみ袋半分程度集まりました。ひとまず入れてるだけで捨てません。ある程度たまったらコンポストの材料にします。

 

ディアガーデンのコンポストについては、以前ブログで書いたこともあったと思いますが、大きさは30cm×65cm×深さ30cmほどの小さな木箱でつくっています(下の画像参照ください)

 

ディアガーンのコンポスト。落ち葉を入れたばかり初期の状態です。普段は上にカバーをかけていて、底の部分は空気が通るようにしてあります。変な匂いは全くしません。敢えていうなら土のような?匂いです。

 

これは昨年のものですが、杉苔が入っていた木箱を再利用したもの。この中で、庭で採れた落ち葉と土・米ぬかをブレンドして使っています。常緑樹の落ち葉は分解に時間がかかりすぎるので入っていません。

ここに日々キッチンから出る果物や野菜のくず、茶殻、コーヒーかす、剪定ゴミなどをポイポイ放り込んでいきます。入れたらかき混ぜる。それを夏が終わる位までやると、フカフカの堆肥になります。これが花壇のマルチングにちょうどいいんですよ。

一年間、入れても入れても量が増えないのがね、頭ではわかっていますが、不思議だなーと思います。スイカの皮、細かくしたとはいえ結構なボリュームでしたが、いつの間にかどこかへ行っちまった。主に微生物のお陰ですが、彼らの姿は見えないだけに、まさにブラックホールだなぁ、なんて思います。

もう何年もこうしてコンポストを作っているので、だいぶ暮らしに馴染んできました。材料の分別を考えるようになり、無駄なく利用するようになりました。コンポストによって生ゴミが減ったことも嬉しいことです。

例えば柑橘系の分別↓

1.いただきものの文旦。2.ワタと袋(薄皮)は、コンポストに。種だけは捨てます。3.表面の皮は、お風呂に入れたり、このまま香りを楽しんだり。4.実。酸っぱくなくてジューシーで本当に美味しい♡朝食に添えていただきます。

 

コンポストの中にときどき大きなミミズを見ます。この子達は特に可愛がっていてね(^^*

このごろは、ペットを育てているような感覚でコンポストを育てています。でもペットほど手間がかかることはありません。乾燥していたら水をあげるとか、土をかけてやるとか。万が一匂ったら米ぬかを入れてやるとか。そんなところです。(因みに、米ぬかですが、精米機を管理している会社でいただいております。無料で取り放題なの)

これから落葉する葉で、来年に向けて、また新しいコンポストを作ります。あなた様のお庭にもおひとついかが?

 

 

八幡堀まつり2017

3連休いかがお過ごしでしょうか?

私は、地元の夜祭り「八幡掘まつり」に行ってきました。今年で20回目を迎える秋の恒例行事。観光名所であるお堀や近江商人縁の古い町並みがキャンドルでライトアップされます。普段は有料拝観の施設は無料開放され、ライブなどもイベントもあり、毎年楽しみにしているお祭りなの。

今年は義兄家族を誘ってみんなでワイワイと出掛けました。ディアガーデンから歩いて10分程で旧市街地に着きます。道路脇にキャンドルがポツポツ現れはじめ、町屋を改装した雑貨店などを冷やかしながら、更に進むとメイン会場の堀に到着。その橋の上で一気に景色が変わります。

ほらー!↓↓↓

十六夜の夜。晴れた空に煌々と輝き、いくつも並べられたキャンドルが八幡掘を照らします。幻想的な景色にウットリです。(撮影:夫)

 

ところどころに趣向を凝らしたコーナーがあり、目を楽しませてくれます。

 

今年はLEDが随分と増えてライティングが洗練されていました。堀を流れる水面にも、小さな灯りがいくつも浮かんでいて、思わず「めっちゃ綺麗やわぁ。こんなんこれまでなかったよね?どないして浮かべてんのかな?」とつぶやいたら、ナント後ろから答えが返ってきました。

「ガチャガチャのプラスチックの丸いカプセルにLEDを仕込んで流しているんです」

「水が入ると消えてしまうので時々追加したり、琵琶湖まで流れないように気を付けています」

「予算が少ない中、何とか工夫してやってます」

な、なんやねん?ミョーに詳しいこのおっちゃんは!と、ビックリして声の方に振り向くと、関係者と思われる赤いハッピを来た方がいらっしゃいました。「いいものを見せていただいてありがとうございます。ほんまに綺麗で感動しました!」って伝えました。お祭りを盛り上げようと一生懸命やって下さってる方々に本当に感謝です。

 

町屋もお庭もライトアップされていました。燈籠がたくさんあるのに、そこに灯がはいってないのが、ちと惜しい。燈籠が照明器具だということを忘れているかのようでした。

 

堀や町屋をあちこち回って、秋の夜を堪能してきました。結構普段からよく通る場所なんですが、夜に訪れることはほとんどないので、やっぱり新鮮でした。義兄家族は、時代劇に出てきそうな町並み(実際ロケーションとして使われていますが)や、可愛らしく改装した町屋カフェ等に興味津々。娘ちゃんたちと古着の着物を見たり、近江牛コロッケ食べたりして、面白かったなぁ。みんなこの風情ある景色を楽しんでくれて、誘った甲斐がありました。

 

さて、ここから時間軸はお祭りの前にさかのぼります。

18時頃から点灯が始まるので、夕食はその前にお出ししました。お客様の少ない我が家、久しぶりのおもてなしテーブルです。

 

義兄家族とにぎやかに囲む夕食のテーブル。名付けて「見た目9割」

 

この夜のメニューは

○じゃがいもとクリームチーズの塩昆布和え

○和風ローストビーフ~ぶどうソースのサラダ仕立て~(茅乃舎さんのレシピより→コチラ)※フルーツ変えてます

○お寿司の盛り合わせ

○きのこと豆腐のすまし汁三つ葉添え

ビールやチューハイに合って女性にウケそうなメニュー、食事を済ませた後たくさん歩くので軽めに、短時間で用意できるもの、など夫とも相談しながら考えてこのメニューになりました。お寿司は買ってきたものだし、ローストビーフはレンジであっという間に作れるので、ほとんど手間がかかってないの。あとは、テーブルセッティングで何とか雰囲気良くして、言葉は悪いけど、ごまかす!www

「人は見た目が9割」なんて言いますが、食事も同じらしいの。食事をするとき、五感のうち、視覚の影響が87%らしく、聴覚、触覚、臭覚と続き、なんと…味覚は1%だとか!!!ほんとに?!でも、私のような料理が苦手なモノにとって、これは救いだわ。

実は、料理をすることよりも、食器や盛り付け方、テーブルコーディネートなどを考える方が、ずっとずっと楽しいです。それが少しでもウケたり、喜んでいただけると嬉しい。おもてなしはエンターテイメントですもんね。

若いときはおもてなしするって不安だらけでしたが、今は随分と楽しんでやれるようになりました。また来てくれるといいなー。

 

 

大きな木を切るとき、抜くときの儀式 

先週庭のリフォーム工事をさせていただいたお宅、カシを数本抜いた後、空いたスペースに坪庭を作ってまいりました。施主様は大変植物が好きなお方で、これからじっくり数年かけて、理想の庭に仕上げられる予定です。

さて、今日はそのカシの木を抜く話です。

苗木を植えて13年程経ち、樹高は5m位。これまでは施主様が剪定に励んでおられ、この大きさにキープされていました。しかし年齢的に考えると、この先同じように手入れが出来きそうにない・・・。それで仕方がなく木を減らすご決断をされました。合わせてちょっと違う眺めの庭を造れないだろうかとご相談いただいたのです。

 

ご神木や大樹を切る場合は、事前に神主さんに祈っていただくと思います。でもそこまででもないなと思う木を切る時はどうでしょう。生きている木で、そこそこ大きい、それに思い入れもある木です。私は、いくらご依頼とはいえ、いきなり切ってしまうなどと言う手荒なことは出来ないなぁと思っています。

一般的にはお祓いとかお浄めと言いますが、私の考えとしては、そんな恐れおののく感じじゃなくて。木に対して、切るに至った経緯を伝え、謝罪と感謝の気持ちを表すのが筋だと思うのです。生き物である木の命を、人間の理由で奪ってしまうわけですから、それくらいはしなければと。

昔からある木を切って障りが出たとか、良くない出来事が続いたとか言う話をときどき聞きます。でもそれって濡れ衣ではないでしょうか。植物はとても純粋な生き物、恨むなんて恐ろしいことをするでしょうか。それでもそう捉えてしまうのは、人間のどこか後ろめたい気持ちからきているのではないかと思います。

大きな木なら雨風からそのお宅を守ってくれていたはずですし、夏には影を作り涼しさをもたらしていたことでしょう。その影により、庭の雑草も押さえていたのかもしれません。もしもそれが落葉樹なら新緑や花、果実で楽しませてくれたのかもしれません。可愛がってきた木なのに、自分の都合で切らざるを得ない・・・。辛いですよね。

それで、様々なご事情やお気持ちを汲んで、私達造園業のものは、お酒やお塩のチカラを借りて、木にことわりを入れてから、伐採や抜根作業を行うわけです。木と施主様、両方が少しでも納得がいくように、お慰めになれば・・・。そんな「気持ち」でやることですので、値段どうこうって当然ながら関係ありません。

これから木を切ったり抜いたりするという方で、気になるなぁという場合、造園業者の方に頼めば、このような儀式をきっと快くやってくださると思います。私も出来るだけ施主様のお気持ちに添いたいと思っていますよ。

 

カシのために用意したもの。お神酒用のお酒は特に決まりはないそうですが、私の気持ちとして、地元滋賀のお酒にしています。お清めのお塩は氏神様のところでいただいてまいりました。袋にある「撤饌(おさがり)」とは、神前に御供えし神様の力が宿った食物(今回は塩)のことです。

 

お清めの方法は色々あると思いますが、ディアガーデンの場合は次の通りです。

施主様が立ち会えない場合は、事前にお別れを言っておいてもらいます。立ち会い可能な場合は一緒に行います。まず、木の四隅に撤饌の塩を置き、次いでお酒を撒きます。そして、切る理由と、これまでのねぎらいや感謝の気持ちを私から伝え、心から祈ります。施主様にも同様にしていただくと、心の整理がつくように思います。

これまで、私じゃなくても、パートナーの職人さんがやってくれる場合もあり、その方達の見よう見まね+私の思い で、こういうカタチにしました。ただお酒を撒くだけ、という方もいらっしゃいますし、色々です。

今回は、お施主様の立ち会いが可能でしたので、一緒に行いました。とてもご納得された様子でよかったなぁと思います。作業前の静かな祈りのこの時間はとても大事で、これから始まる新たな庭づくりへの良いスタートとなります。時々今はないその木を思い出したり、とっても大きな木なら伐採後一部を生かして何かを作ってみるのもいいことです。

 

さて、様々な過程を踏まえて、いよいよ、カシの伐採作業スタートです!

 

カシの抜根作業がはじまりました。痛々しい根の画像です。当初はどこまで根が深く張っているのかと危惧していましたが、案外浅く、しかもすんなり抜けてくれて、作業はすごくはかどりました。カシも納得してくれて根をほどいてくれたのかなぁ、なんて。

これは移植するカシです。根を崩さないように「根巻き」という処理をしてから移動させます。大きな根鉢なら、この規則正しいロープワークが芸術になります。(勝手にそう思ってる)

同時に移植場所に穴を掘り、土壌改良剤で土づくりをしておきます。

クレーンで吊って移植場所まで移動中。植えながらたっぷりと水をやります。

カシの伐採と移植がスムーズに終わり、工事1日目は予定より随分はかどりました。職人さんの作業風景やクレーンで木を高く吊ったりする様子を、そばでご覧になっていた施主様も興奮気味で、楽しそうで、よかったです。

 

最後に話をまた少し戻しますが、

私はこの仕事に就くまで、就いてから最初の方しばらくも、木は生き物だとわかっていたけれど、どこか材料みたいに扱っていました。しかし、職人さんが木の根元にお酒とお塩を撒いてから、伐採されている姿を初めて見たとき、意識が変わったのです。この仕事は命を扱っているんだと。しっかりと自覚ました。

それ以来、低木や草花を抜いたり移植したりするときも、お塩は撒かないまでも、出来れば事前に、抜きながらでも祈っています。「ごめんね。またここで綺麗に咲いてね」とか何とか。ブツブツ言いながら作業しています。

変な人と思われても、そう語りかけずにはいられないのです。

 

十五夜の室礼2017

今夜は十五夜。関西は晴れそうでいいお月見が出来そうです。朝一番にススキを刈ってきて、秋の花たちや野菜を寄せて、お供えセットを作りました。

ススキは月の神の依り代。ススキがないときは秋の草花だけでも良いそうです。お月様への感謝の気持ちを表せばいいので。感謝の気持ち・・・私なら「いつも癒してくださってありがとうございます。庭を育ててくれてありがとうございます。」という感じかな。

年中行事の室礼も慣れると意外とチャッチャと出来るもんです。ワンパターンになるのは面白くないので、一応毎年工夫はしておりますが、お団子は食べきれないのでここ何年も作っておりません。

 

お月見のお供え。十五夜は芋名月ともいわれるため里芋の盛り物を添えて。夕方になったらテラスのテーブルに飾ります。

 

ススキと一緒に生けている秋の花は、藤袴や竜胆、吾亦紅。藤袴はディスプレイガーデンから手折ってきたものです。自生植物中心に自分の好きな花や、魅せる庭として使える植物を育てていますが、こういった年中行事に使えそうなものも何かしら育てています。

例えば、南天、椿、千両、葉蘭、木賊などは、育てやすく、和の暮らしに役に立ちますのでオススメです。少しでも庭にあると、室礼をする時の気軽さが違います。

 

玄関の室礼その1。ススキのまっすぐな茎を生かして、ストーンと立ててみました。お月見終わってもしばらくこのまま飾っていようと思います。

 

玄関の室礼その2。黒塗りの折敷きを夜空、ガラスの丸いお皿を月に見立てて、銀の兎を飾っています。

 

今月の室礼のお手本は、またまた細見美術館のお茶室「古香庵」さんです。伺ったとき、思い切ってお軸やお茶の道具についてお尋ねしてみました。お話していましたら、ナント、先月私が見学に来たことを覚えて下さっていてビックリ。その時は静かに見ていただけなんですけどね。めっちゃ見てたからかなー?

 

床の間には、まあるいお月様の絵と「月有り花有り清風有り」の書。静かで趣ある風景が浮かびますね~。絵や書から大らかな雰囲気が感じられます。さるお寺のご住職様の書らしいです(聞いたのに忘れました。横に書いてあるけど読めません 汗)

 

風路先屏風に、酒井抱一の「槇に秋草図屏風」のレプリカが貼られているのがツボ!(抱一贔屓なもんでw)こんなん作れるって、やっぱり所蔵されている強みでしょうねぇ。

 

床の間、飾り棚の等の上に、素敵に、でもさりげなーく飾られてるものは、どれもきっと一級品に違いありません!今回も目の肥やしにじっくり拝見しました。

本日のInstagramにはここに掲載していない画像をUPしています。もちろんお月見に因んだもの。よろしければご覧ください。→コチラ