商業施設がプライベートパークを作る意味

県外のとある住宅会社様との足かけ2年に及ぶプロジェクトが今月ひとつの区切りを迎えました。新社屋とショールームのお庭がいよいよ完成。ディアガーデンは設計・監理を担当いたしました。

先週お伺いし、完成した様子を見せていただきました。私の頭の中にあった景色が、現実として目の前にあることに、いつもながら感激してしまいます。産声を上げたばかりの庭、これからの成長がとても楽しみです。(SNS解禁されておらず、本日のところはご紹介は出来ません)

でも楽しみだと浮かれてばかりはいらせません。今度はどのような維持管理を行っていくか、です。日常のメンテナンスについてもしっかりお伝えします。これはとっても大事なこと。庭の良し悪しは維持管理の良し悪しで決まるからです。

 

ハート形の葉っぱが可愛らしいカツラ。秋にシナモンのような?いい香りを放ちます。若葉の姿も素敵です。今回のお庭にも7mを超す大きなカツラを植えました。

(画像提供:photolibrary

 

さて今日は、商業施設に付随するプライベートパークについて書いてみようと思います。

最近全国的に見ても、お庭に多くの面積と投資をされた店舗が増えています。例えば米沢市・山田鶏卵さんの「ウフウフファーム」浜松市・都田建設さんの「ドロフィーズ」、そしてディアガーデンのすぐ近くにある近江八幡市・たねやさんの「ラ コリーナ」などなど。庭と言うよりパークと呼んだ方がよさそうな規模の大きな空間で、店舗をまるごと包み外部と隔離することで、圧倒的な世界観を作っておられます。故に一人勝ち状態。

通常グリーンに対しては、緑化率さえ満たしていればいいと、経済的な観点からも優先的に削られることが多いのが現状です。結果外周を飾るだけになり、どちらかと言うと公益的なもの=収益性のないもの、と決めつけておられるような。

しかし、先の会社様を見せていただき思うのは、優れたプライベートガーデンは人を呼び寄せる装置そのもの。非日常的なその空間は、ものを消費することの価値を非常に高めてくれます。また店舗での待ち時間から生じるお客様のストレスを、ガーデンで解消することも出来ます。グリーンは間接的であれお金を生み、全体の満足度を底上げするものではないでしょうか。

今回、ディアガーデンを使ってくださった住宅会社様も、プライベートパークを作る意味を最初から説かれておられました。グリーンがないと駄目だと。そこまで言っていただける住宅会社様は実は本当に少なくてね、ありがたく存分に仕事をさせてもらえました。敷地面積の大部分がパブリックスペース(庭+駐車場)で、緑と花の豊かな空間で施設を取り巻いています。庭だけでもこのようなお考えなのですから、ショールームの建築やサービスも当然他にないものです。

 

店舗開発でプライベートパークを作る意味、役割について、お考えを改められるキッカケになれば幸いです。

差別化のチャンスですゾ。