梅雨明け後のお庭点検訪問

関西は梅雨が明けたら、いきなり猛暑の日々です。暑さが苦手なので、始まったばかりですが「夏よ、早く過ぎてくれー!」ってなんて毎日思ってますが、先は長いです。

今日は、梅雨前に植栽工事を行ったお宅へ様子伺いにお邪魔しました。ディアガーデンでは、お引渡し後ひと月ほど経った頃、1年後、数年後と、何回かお庭の点検にお伺いしています。

もしも状態が良くない場合でも、ひと月後ぐらいなら、すぐに手当をすれば回復する可能性は大きいです。ご自分で実際に世話をしてみて疑問に思われることも、早い段階で解決しておけば安心されると思いますし、ね。

1年後の時は、大抵春先に伺いますが、ちゃんと芽吹いているかどうかの確認です。季節が一巡して思うように育ったところ、そうでないところなど見せていただきながら修正を提案します。植物は新芽が展開する春先に水を欲しがりますので、それを伝えて水遣りの念押しをしたり、気になるところ諸々お伝えします。

数年後の時は、もうお庭全体が大きく育っている頃ですので、メンテナンスのご相談が中心。病害虫が発生しやすい頃でもあり、個々をしっかり観察させてもらいます。ご自分でメンテナンスされる場合はその方法を細かにお教えしたり、私どもにご依頼いただける場合は見積り金額のご了承後入らせていただきます。

どの時も「どうなっているかなぁ」とワクワクドキドキなんですけれど、想像以上によくなっている場合なんか感動しちゃいます。それにお客様とは、お庭以外の話も結構してて。そっちの方が長いかも?という場合も多々ありますが・・・(^m^ とっても楽しい時間です。

++++++++++

さて、今回伺ったお庭の様子はというと・・・。

今年の梅雨は結構な雨量があり、またお客様がこまめに手入れをしてくださっているお陰で、木も草花もとっても順調に育っていて、まずは良いスタート切れた様子。植物それぞれがピン!と立っていて植え付け当初より一回り大きくなっていました。もうしっかり根が広がり始めているようで一安心。

あぁ、良かったです。嬉しいです。(^^*

夏場の水遣り方法を確認したり、いくつか質問にお答えしたり、数年先のこと等、色々お話出来ました。

 

花もよく咲いていました。特にこのマツムシソウがいい色で!

 

お庭でお話した後、涼しいお部屋でお茶をいただきました。お若いご夫妻ですが、ほのぼのとお幸せそうでね~。私はいつもお二人のやりとりをニマニマしつつ聞いているのです。何だかほわんとあったかい気分にさせてもらえて、ホントご馳走様です♡

それで、今回も特別なお菓子をご用意くださったのに、私ったら撮り忘れてしまいました (>_<)オーマーガー

代わりに、持参したお花を素敵に活けて下さった画像を。

 

ディスプレイガーデンの秋色アジサイがそろそろ秋色っぽくなってきたので、何本か切ってプレゼントしましたら、早速いい感じに飾って下さいました。嬉しかったです♡

 

こちらはお客様のお庭のアジサイ。シブい色になっています。インテリアが超素敵だから、何気なく飾ってもお洒落です!きっと数年後は、もっとたくさん飾れるようになります。楽しみですね。

 

この先何かお困りのときは「御庭番」のディアガーデンを思い出していただけたらと思います。

 

 

雨あがる

こんな大雨になるなんて!本当に想定を超えた雨の恐ろしさに言葉を失います。悲しいです。被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。

ここ滋賀県でも流されてお亡くなりになった方がいらっしゃって、広島や岡山のような大規模ではないけれども、7日までに16か所で土砂災害が発生。ずっと降っていましたので、これからも警戒が必要と肝に銘じます。

数か月毎に目を覆いたくなるような災害が発生して、その都度、自然の脅威に気持ちが押しつぶされそうになります。七夕の室礼も何もやる気なしでした。でもこの状況の中から、せめて自分が出来る事といえば、やはり経験から学ぶこと。とっさの時に行動できるかどうかも大事ですよね。

参考になさってください。国交省リンク→家庭で役立つ防災(抜粋版)

このページの中で「下水の逆流を防ぐ方法」というのがあります。これ読んで、いざというときは絶対やろう!と思いました。

 

今朝は久しぶりの青空です。

 

朝のテラス。雨粒が輝いて。日差しを感じるのは久しぶりだな。

 

土砂降りの雨にあんなに晒されていた植物たち、どうしているだろう?!早朝に庭に出て見ると、何事もなかったかのように佇んでいました。雨に洗われてむしろスッキリと清らかな印象。特にテラスは雨の後、いつも、植物のアロマに満たされて・・・。それらがいつにも増して心地良く感じた朝でした。

平穏であることは当たり前ではない。感謝。

 

 

水仕舞について

昨日から尋常ではない降り方の雨。何事も過ぎるとよくありませんね。各地被害が大きく出ませんようにと祈るばかりです。

ここ滋賀ではJR線が朝から全て運休。こんなの越してきて初めてじゃないかな?って驚いています。毎日電車が動くのは当然のことと思い込んでいますが、実は当たり前でないのだなぁと痛感します。

そしてこういう状況では、離れている家族も心配で、安否確認しあいます。災害は起こって欲しくないけれど、大切なことを再確認するいい機会なのかもしれません。

 

テラスのテーブルの上で雨粒が盛大に跳ねてます。今日は止み間がありません。

 

庭やエクステリアにおいて、大切なことのひとつが「水仕舞」です。

外ですから大部分は当然雨がかかります。今回のように何年かに一度のような大雨も降るし、植物に水も遣る。そんな水をどう捌けさせるか?水仕舞いの良し悪しが仕事の良し悪しにもつながるのです。

アプローチや駐車場などの土間に水たまりを作らないよう、樋からの水の処理、配水管の角度や枡への結合がしっかりできているか、防水防腐機能のしっかりした製品の選択、芝生や土の場合は暗渠排水の検討、水はけのよい植栽地盤づくり、などなどやるべきことはたくさんあります。

不用な水は不衛生ですし、植物にとっては根腐れの原因になります。夏ならボウフラがわいて蚊が発生しやすく不快ですし、冬は凍結して危険です。水じまいは本当に大切です。

 

植栽の際は、客土にバーク堆肥やパーライトなどを適量投入し、水持ち水はけのいい土になるよう改良してから植えます。

 

配管や暗渠(透水パイプなどを地下に埋設し余分な水を排水するもの)など、後から施すことが難しい工事については、計画段階で結構慎重めに提案します。暗渠は予算の都合でカットされることもありますが、その結果水たまりが出来てしまうと、やっぱりもっと強く言うべきだったな・・・と後悔したり、樋からの排水でコンクリートに思わぬシミを作ってしまい反省。枡蓋を何気に開けて覗くと、配水管が枡に繋がっておらず、冷汗をかいたことも・・・。

そんな時思い出すのは、ガーデンデザイナーになってすぐの頃、ある造園職人さんがおっしゃった一言です。「僕らは、水たまりを作ってしまう=恥をかいている、と言います。不細工な仕事を晒している、ってことです。」と教えて下さいました。

自分が恥をかいていないか、いつも問いかけながら仕事をしています。

 

雨の中届けて下さったお土産。有難く、ありがたく。

 

はぁ。それにしても雨はしつこく降り続いています。明日は七夕ですのにね。

空の様子が心配です。

 

 

水遣りについて、プチ講座。

7月になり、庭の水遣りが本格的にスタート。

これから9月いっぱいまで、雨が降らなければ、出来れば朝と夕の2回遣っていただきたいです。それぞれの植物の様子を見ながら遣れればベストです。

作って10年以上経つディスプレイガーデンでは、苔や一年草、鉢植えには朝晩しっかりと遣りますが、その他は加減しています。出来るだけ資源と手間を節約すべく、今年は更に乾燥に強い植物を増やしました。そもそも水を遣らないでいいようなプランツデザイン、これから重要になってくるでしょう。

一般的な水遣りのタイミングについて、ですが。

草花は根が浅く、土は表面に近いほど乾きやすいので、朝夕やる方がいいというのは分かると思います。では根の大きな木の場合はどうでしょう。

水は葉の光合成に使われるので、昼間、特に暑い日にたくさん吸い上げられます。その分や蒸散で失われる水分を取り戻すためにも、夜の間にたくさん水を吸収します。水の吸収には時間がかかるので、水遣りはそれにあわせて、夕方行うとよいと思います。根の先めがけて、バケツ2,3杯はやるつもりでゆっくりたっぷりとあげて下さい。

朝は何かと忙しいですから、木は夕方。そう思えば少し気持ちがラクになりませんか?

植えつけて間もない木は、基本的にこんな風に。弱っている木、根の小さな木はその状態に合わせて。しっかり深く根を下ろした木なら、雨さえ当たればよくて、よっぽど日照りが続かない限り水遣りは必要ないです。

 

モリモリと育ってきたディアガーデンの前庭。

 

それからもひとつ。

上の画像のワタクシは突っ立って水を遣っていますが、コレ、撮影用のポーズです。実はほとんどの時間、中腰で水を遣っています。水は植物の根にかけねば意味がないため、前屈みになる方が自然なんですね。

そうやって顔を近づけ、植物を良く観て、コミュニケーションも取りましょう。植物のことを解りたいという気持ちがあれば、水遣りはきっと上達するに違いありません。

そうだ、あとホースについて。夕方にはホース内の水がお湯のようになっていますので、そのままかけないように注意してくださいね。

 

個々の状態を観察していると、こんな場面を見ることも。三尺バーベナ(バーベナ「ボナリエンシス」)の花には、蝶々がよく来ます。

 

そして、そんな風に一生懸命やった水をちゃんと枝先まで届けるには。

水は茎や幹の表面近くに通っている導管と呼ばれる細い管を通って運ばれますよね。ですから茎や幹を傷つけると、管を切ってしまったり、空気を入れることになり、水が途切れてしまいます。そうなれば、いくら根にたっぷりやっても、届かない部分が出てきます。花を活ける時、水切りをしますが、それも導管に空気を入れないためです。

なるべく茎や幹を傷つけないように育てることも大事なことです。

 

++++++++++

さて、朝、家事をして水遣りを終えたら、もう汗だくです ^^;

お仕事の前に自分にも水遣り。本日は抹茶ソイラテ♡

 

小休止に。抹茶ソイラテ+お疲れさん手当のバニラアイス添え。汗が引く~。

 

水遣りの基本的なことアレコレ。参考になりましたでしょうか?

暑いので、どうせなら「水浴びだ~。」なーんて、童心に帰って楽しんでやってしまいましょう。

 

 

夏越の祓え-2018

2018年、はや半分過ぎようとしています。

関東・甲信地方はもう梅雨が明けたとか?!ここ関西もまもなくという。ちょっと待ってーっ!早すぎます。夏が長いのは人にとっても酷ですし、植物にとっては更に過酷なこと。ディスプレイガーデンも心配ですが、それよりも今年作ったばかりお客様のお庭とか、今月設計して来月植えてもらう庭だとかの方が心配です。

++++++++++

昨日の夕方は、大気が不安定になって、近くの米原市で竜巻が発生。大変な被害が出ました。

米原市はディアガーデンから車で一時間程のところ。他人事ではありません。画像を見ると恐怖の一言です。被害に合われた皆様には本当にお気の毒で言葉もありません。

突発的な自然災害の恐ろしさ、竜巻の脅威を見せつけられました。人間の作るものって、いとも簡単に壊れてしまいます。本当にか弱いもんなんだと思い知らされます。

 

そんなことを考えながら、夏越の祓えの時を迎えました。

水無月の末に半年分のケガレを落とす行事で、神社に設けられた「茅の輪」をくぐりながら、この後の半年の健康と厄除けを祈願します。なかなか不思議な行事ですが、大抵の神社で行われている年行事です。短い時間で済みますので、私は毎年行くようにしています。皆様は行かれてますか?

今年は沙沙貴(ささき)神社に伺いました。

 

ディアガーデンからは車で10分以内のところ安土町にある沙沙貴神社。建物の多くは江戸中期に再建されたもので県の有形文化財指定されています。こちらは表参道から見た楼門。立派です。

 

こちらは近江源氏一族の氏神様。実は私の苗字、馬渕氏(うじ)も分系の一つとされ、一族の家紋が全く同じ。そんなことから、勝手に親しみを感じていて、時々お参りさせてもらっています。

趣ある建物ほか、境内には名物のナンジャモンジャの木や近江百花苑なる山野草の庭、近江の作庭家呑月さんの庭などがあり、決して派手ではありませんが味わい深い神社です。

引っ越しでたまたま住むことになった近江八幡という土地、しかもウチから車で10分とかからない所に、家の守護神様がおられた。何か不思議なつながりを感じずにはいられません。頼る人もいない土地で不安だらけでしたが、これまで平安に過ごせているのは、この神様のご守護の下に置かせてもらえたからかもしれない???、などと有難く思っております。

茅の輪。この神社の氏子さんが地元常の浜に自生する葦と真菰で作成されたのだとか。くぐり方が書いてありますので作法を知らなくても大丈夫 !たまたま誰もいなくて私だけの空間に。贅沢だ~。

 

雨に洗われた境内を歩くと、まずは木々や土の香り、そして荘厳な静けさを感じます。そして茅の輪をくぐると清々しい茅の香り(イネ科の葉っぱの香り)が。8の字に添って3回くぐりますが、くぐる度に香りがまとわり、身を清められる感があります。

時々こうして神聖な緑の空間に身を置くと、人間ごとき小さな者は、流れを受け入れ何事も謙虚に、目の前のことを一生懸命やって、細やかなことでも何か世の中の役にたつことをしていればいいんだ・・・。なんてね、何故かそんな風な気持ちになります。普段好き勝手生きてるくせにね、不思議です。

また次の半年、そんな謙虚な気持ちで仕事に向き合えたらと思います。

 

お参りの後は、6月限定の水無月というお菓子をいただくのが習わし。毎年それが楽しみです(^m^

三角の形は氷を表し、上に飾られた小豆は厄除けの意味があるとのことで、今日6月30日に食べるお菓子なのです。

 

たねやさんの水無月。店頭では29日と30日しか買えない季節の和菓子。もちもち食感&あっさりした小豆、少し冷やして食べると格別です。より涼しくみえるように青葉を添えて。

 

いわゆる期間限定スイーツ。夫にも喜んでもらいたくて、ちょっと盛り付けを工夫してみました。青紅葉は庭にあるものです。

モミジ以外にも、ハランやナンテン、ミントなどは、こうして添えると美味しそうに見える便利な葉っぱです。少しだけですが、ディスプレイガーデンにもさり気なーく植えています。丈夫で育てやすいのでオススメです。

++++++++++

梅仕事もいまのところ順調・・・かな?(←言い切る自信がない)

梅酢は仕込んで2、3日程で半分浸かる程に上がり、6日後には無事全部ヒタヒタに浸かるまで上がりました。良かった~。水を入れたビニール袋が重石がわりで、実をまんべんなく圧していてカビる心配もなさそうです。軽すぎないかと心配でしたけど大丈夫でした。時々揺すってはいますが、塩はいつ溶けるんだろ?それが今のギモン。

 

梅仕事で漬けた梅干し、たぶんいい感じ~。

 

土用過ぎたら干します。とっても美味しそうな色なので毎日飽きずに眺めています。

これは今年後半から来年にかけての養生食ですから大事に育てなきゃ。

 

 

インテリア映えするドウダンツツジ

今週は梅雨らしくジメジメと蒸し暑い日が続いていますが、皆様どのようにお凌ぎでしょうか?

最近、というか数年前から?初夏に出回るドウダンツツジの枝をお部屋に飾って、涼を楽しんでおられる方が多いみたい。ピラッと開いた瑞々しい葉っぱ、自然な枝ぶりがとっても涼しげで大人気です。大振りな枝でも圧迫感がなく、インテリア小物ともよく合って、とっても素敵。

以前は生け花(盛り花や投げ入れ)や店舗のディスプレイ等でよく見かけましたが、パーソナルな場所でガラスの花瓶にシンプルに挿して飾ることがこんなに流行るとは。いつからかしら?

 

私もドウダンツツジの枝をダイニングに飾ってみました。部屋に自然を連れてきたような雰囲気になります。

 

葉っぱの形が可愛い♡

 

普段から部屋の中はグリーンがいっぱいなので、見栄えしそうなところは既にいろんな鉢が置いてあって、どこに飾ろうかと随分迷いましたが、思い切ってダイニングの真ん中にドーンと。

部屋の真ん中に置くと枝越しの眺めが「景色」になりますね。夏にかけてはお花を活けても長持ちしませんから、こんな緑を飾る方が向いていますよね。枝ものは特に長く楽しめてオススメです。

 

シンクからドウダン越しにリビングを見る。なんだか新鮮な眺め。

 

このドウダンツツジ、実はディスプレイガーデンから剪定してきた自前の枝です。

ドウダンツツジは紅葉する姿が大好きなので、庭を作った当初から入れていました。育て始めて12年目になります。これまでこのブログでも数えきれないほどご紹介してきました。

ディスプレイガーデンでは、北西向きの花壇に植えているため成長が遅く、ほとんど剪定はいらないのですが、蒸れを防止するのに時々透かし剪定をしています。今回は、混みあっている部分で、しかも飾れそうな枝を切ってきました。

 

事務所の入り口のところに植えたドウダンツツジ。大好きな木なのでよく見えるところに。鈴のような白い花や新緑もいいけれど、何より真っ赤に紅葉した姿が一番素敵です。

 

ドウダンツツジは造園材料としてはポピュラーな落葉低木。

日本庭園のみならず公園や洋風の庭でもマッチするので、あちらこちらで見かけます。病害虫も少なく本当に育てやすい木で四季折々の姿が楽しめます。

ですから庭をデザインするときは、大抵のお客様にオススメして、これまでもいっぱい植えてまいりました。そういえば3年前に「ドウダンツツジを部屋に飾りたいので植えて欲しい」というご依頼がありましたっけ。

そんなドウダンツツジ、植えるのにベストな場所は午前中よく日が当たるところ。私のように西日が当たる場所ですと、気を付けていないと葉が焼けてしまいます。

紅葉時期まで葉っぱをきれいに保ちたいので、水遣りに工夫をしています。ドウダンツツジに限らずですけれど、葉焼けする場合は、夕方葉水をあげてクールダウンさせてあげると被害が少なくて済みます。お試しを。

 

赤い花の咲くサラサドウダンも可愛い♡

 

庭に木があると、手入れついでに枝をパチパチ切って飾れて本当に便利です。

他に夏に飾る低木ですと、ブルーベリーなんか如何でしょう?今頃は熟す前の緑がナチュラルで可愛らしいと思います。スモークツリーはお花屋さんで見て憧れますけれど、大きくなる木なので要注意。広いお庭向きです。

インテリアで緑を楽しむ方が増えて、とってもいいことだなぁと思います。小さなスペースがあれば育てられるものも多いので、庭づくりにもぜひ挑戦していただきたいな。

 

 

青に夢中

6月の色といえば、梅雨や紫陽花から青が浮かびます。青という色は、空にもあるし海にもあって、色彩の中でも最も鎮静効果のある色。青い花を見ると穏やかな気持ちになります。

年を重ねると、何故だかこのレイニーシーズンが嫌いではなくなってきました。ほの暗くてちょっと肌寒い雨の日、雨粒の音もいいし、庭も生き生きとして・・・。ただその様子を部屋で眺めている時間が静かでとても落ち着きます。

雨の日は青の見え方も違うよう。晴れた日の紫陽花の青は可愛らしいのですが、薄暗い雨の日の青は濃く冴えて美しい。

 

秋色アジサイ「マジカルシリーズ(青系)」とトラノオ

 

紫っぽいのも。

 

青い花は大好き。たぶん嫌いな人は少ないと思います。でも庭で青い花を素敵に使いこなすのはなかなか難しいのです。

青は緑と似ているので目立ちにくく、影や闇にもすぐ同化してしまいます。おまけに縮小色で後退色。それに厳密に探すと紫の花の方が多くて、青い花は意外と少ないもの。

ディスプレイガーデンは日陰が多いので、好きだけど、ディスプレイとしてはパッとしないため、ずっと避けていた色でした。特に人目につく前庭に関してこれまでは、春はピンクの花が咲き、夏~秋はオレンジの花、という風に遠目からも目立つ配色にするよう心掛けていました。

でも今年、前庭の植栽を一部リニューアルするにあたり、夏を涼しげにする青、難しけれど・・・その青に挑戦することにしました。

青を引き立てる色と言えば黄色。メリハリがついていいのですが、自分の中ではやりつくした感のある配色。そこでややボンヤリしがちですが優しげな白を試してみることにしました。とにかくいろいろ実験したいのです。背景の白い壁と同じような銀白葉や白い穂の植物をたくさん植えてみました。

植えて2か月が経ち、それぞれだいぶ成長してきたので、今後は予想と違ったところや全体のバランスを修正していきます。少しだけ仕込んだレモンイエローの葉っぱが大きくなるのに期待。あと水色の花が見つかれば足して、明るさを補おうかなぁなどと考えています。

 

サルビアネモローサ「カラドンナ」の青が沈まないように白い植物を後ろに植えています。白でもフワフワした白なので、一層優しげでナチュラルな雰囲気。

 

私自身は、好きな青を見ていられて、毎日幸せなのですが、ここはディスプレイガーデン。常に他人目線も持ち合わせなければ自己満足で終わってしまう。

なかなかコレって決まりませんが、遠目で見ても近くで見ても「なんかいい雰囲気だな」という印象を持っていただけるような前庭を目指しています。

 

 

 

 

梅仕事-2018

梅雨の中頃になると店頭に並ぶ梅の実。あぁいつ仕入れよう?今年は何を仕込もうかしら?とソワソワします。最適な状態で仕込みたいので、材料を買ったら、お仕事の締切りは気にしつつも、やっぱり何より梅の状態が最優先です。

仕込む前に香りも存分に味わいたい。梅仕事を始めてもう何年経つけれど、完熟梅の豊潤な香りを知ってしまったら、青梅だけの梅仕事では全然もの足りない。近年はむしろこの香りを楽しみたいがための梅仕事。

なんか変な方向に走ってます。

 

完熟梅はこうして盛っているだけで部屋中甘い香りで一杯になります。

 

熟すにつれどんどん香りが増してきます。小さな家なので、ワンプロアいっぱいに梅の香りが広がって幸せな気分。仕込むのが惜しくなってくるくらいです。傍を通るたび近づいてクンクンかいでは「ぁあぁぁーーー、いい香り~たまらん。」って感じで、ホント変です。

でもいつまでもそうしている訳にもいかず。

美味しく戴かなくては意味ないやんと、昨日の午前中に仕込みました。

今年は南高梅2kgを全部梅干しに。昨年慣らしで1Kgだけ作って、まぁまぁの出来だったので、今年は倍に増やしてみました。

 

美しい実、こんなので梅干し作ったら美味しいに違いないでしょ。(※失敗しなければの話^^;)

 

水に浸すと産毛が水をはじいてメタリックっぽい膜が出来ます。あまりにきれいなので、これを見るといつも感動します。

 

最初は昔ながらの梅干し風に塩分18%で漬けて仕上げ、そのあと一部塩抜きして蜂蜜や昆布風味に加工するつもりです。なので紫蘇も使わない白干しです。昨年の酢を使った漬け方はカビの心配はなかったけれど、あとで加工するには酢の味が邪魔になるかなぁと思い、今年はベーシックな方法で漬けました。

参考にしたのはこのレシピ→紀州梅苑「おうちで作る白干梅干レシピ」

中身の見える瓶が1kg用しかなくて、重しが頼りない気がするのですが、さて如何に。上手く梅酢が上がってくれるといいなぁ。これで上手に出来たら来年はいよいよ義母譲りの甕で仕込んでみたい!

 

直射日光の当たらない涼しいところで梅雨が明けるまでじっくりと漬けます。

 

梅仕事の前半はこんな感じで、続きはまた梅雨明け後です。どんなふうになるかこれまた楽しみだなぁ。

 

仕込みついでに。

梅の実を買う時に見つけたプラムで久しぶりにジャムも作りました。やっぱりいい香りで、こちらもしばらく飾って楽しみました。

 

完熟のプラム。梅に劣らず可愛くていい香り。

 

実をざく切りにして、グラニュー糖を振りかけたところ。美味しそうで思わず一切れつまんでしまいます。

 

プラムジャム出来ました。透明感ある赤、キリッとした酸味で本当に美味しい。

 

朝食のヨーグルトやバニラアイスにかけていただきます。

あーそれにしても。仕込み終えたら、プラム系の香りが消えてしまったので寂しいです。また買おっかな・・・^^;

 

 

震災に対しエクステリアデザインに出来る事

昨夜のサッカーW杯初戦のコロンビア戦、日本が大金星をあげてくれました。これまでのモヤモヤを払拭してくれ快勝!ホント良かったですね。

サッカーに疎い私ですが日本代表戦だけは見ようかと思っています。実はMFの乾選手がここ近江八幡市出身なんです。そうなるとやっぱり応援にも熱が入りますでしょ?最後までどうか怪我のないよう、活躍していただきたいです。

 

近江八幡市役所の垂れ幕、ちょっと小さくない?地味なんですけど。乾選手応援してまーす!

 

さて、関西北部地震の被害状況が明らかになってきました。一刻も早く普段の生活に戻っていただけるようにとお祈りするばかりです。そして昨日は、倒壊したブロック塀による死亡事故のニュースが大々的に取り上げられました。

大きな地震が起きると必ずブロック塀の倒壊事故が起こってしまい、エクステリアに携わる者としては本当にやりきれない思いです。

法改正前に建てられたブロック塀は、控え壁がないことが多く、本当に危ないです。心当たりのある方はどうか見直されてください。そして、もし補修されたい方はご相談くださいませ。

私のブロック塀に関する考えは、2年前の熊本地震で同じような事故が起こったとき書いた回にまとめました。コチラ→「地震に強い生垣」

でも。いくら法基準通りのブロック塀でも、想定外の揺れが来るとやはり倒壊してしまうのではないかと思います。それではせめて道路に面する場所だけでも、生け垣に出来ないのかしら。生け垣だったら、大地震でも歩行者を死亡させるような事故にはならないし、どんなに街が美しくなるだろうかと思います。まずは公共施設から積極的に取り入れていただきたいものです。

 

そんな思いもあって、ディアガーデンでは、育った生け垣を実際に見ていただきたく、2か所で育てています。

道路境界に接する場所は、目隠しをする必要がないので、色々な木々や宿根草を植えたオープンな庭になっています。でも隣地境界2か所については、生け垣にして緑を楽しみつつプライバシーを保っているの。

 

ディアガーデンの東側境界にあるヒイラギモクセイの生け垣です。トゲトゲの葉で侵入を防ぎ、秋に咲く花はいい香りをふりまきます。こういう生け垣は魔除けにもなるそう。

 

テラスと隣地との境界はレイランディの生け垣です。狭いスペースでも圧倒的な緑を楽しめるのが生け垣のいいところ。お隣のご家族とはゆるい感じでつながっています。でも部屋の中は見えていません。晴れた日はテーブルにまで緑が写って。

 

「生け垣を推奨することはガーデンデザイナーの使命かもしれない・・・」そんなことまで考えてしまう今回の事故でした。断られるかもしれないけれど、これからも一度は必ず提案しようと思います。

そしてこのブログでも。「また生垣の話か」と思われても、書き続けるつもりです。

 

映画「ロンドン、人生はじめます」

今朝の地震はヒヤリとしました。通勤時間帯ということでかなり混乱して今も大変な状況です。

私は自宅で家事をしていたところスマホのアラームを聞き、慌ててダイニングテーブルの下に避難しました。ここ近江八幡市は震度4でしたが、何も壊れるものはなく街も普段通り。でも結構揺れてドキドキしました。

震源地の大阪では被害の様子が次第に伝えられ、心配なところです。余震もどうなるか・・・。このまま治まることを祈っています。

 

++++++++++

さて先週末のこと。

4月のブログ「今春おすすめのガーデンシネマ-2018」にてご紹介した映画「ロンドン、人生はじめます(原題「HAMPSTEAD」)」を観てまいりました。

 

大好きな女優さんダイアン・キートンとハリーポッターでお馴染みのブレンダン・グリーソン。並んでいる姿が意外に自然でした。

 

未亡人エミリーと大自然の中で自由気ままに暮らすドナルド、円熟期に入った大人のラブ・コメディです。

舞台はロンドン最大の美しい公園ハムステッドヒース。近くには国内屈指の高級住宅街もあるという。そこに1986年から勝手に小屋を建てて暮らしていた年金生活のホームレス男性が、その場所の所有権を手にすることが決まり、一夜にして資産家になるという出来事がありました。(詳しくは→コチラ)この実話に基づいて作られたそうです。

でも当時の報道やその男性の写真を見ると、ここにラブストーリーの要素が入るなんて!?失礼ながら、高級住宅街に住む未亡人が恋に落ちるかな?と思っちゃう。かなり飛躍しています。でもそれがダイアン・キートンだから!ワクワクして見られるの。

 

映画館にあったパンフレットにこんな素敵なイラストが!ここに描かれている通り予定調和じゃない話です。

 

更にこの年代の方々の恋バナが、若い人と同じようなステップで展開するところに、若干引いてしまうのですが。でもそれもダイアン・キートンだから?!お茶目なのよね。

初デートに服ではなくベレー帽を買うエミリー。普段からシャツをキリッと着こなして、お出掛けには背筋の伸びるようなジャケット&パンツスタイル。普段のダイアン・キートンを彷彿させてとっても素敵なんです。サラサラのグレーヘアーにマッチしたこのシニア・ファッション、これから先のお手本になりそうです。

公園に立つ小屋は可愛らしく作られていて、もっとじっくり観たかったです。部屋には粗大ごみに出されていたオーブンを再利用した暖炉もあり(これが実は物語の重要なアイテム)なかなか快適そう。エミリー曰く「意外と清潔」なインテリアです。ドナルドは池で日々沐浴しているので匂わなくて、池とパチュリの香りが混ざった「悪くない香り」がするそうな。

小屋の軒先にハンギングバスケットが吊られるシーンや、野菜畑を中心とするお庭が可愛らしく、ガーデニング大国イギリスらしいなぁって思いました。それにハムステッドヒースの自然やお洒落な街並みは、もう期待通りで!ディナーの食材を二人で釣るシーンやその後のディナーも、自然の中でいい感じでした。何度も繰り返し見たいと思うシーンが沢山あります。

コメディとしても秀逸。携帯電話を持たないドナルドの連絡手段がユニーク。二人の周りの人々も超個性的で笑ってばかりです。そして人生を自分の手に取り戻した二人の最後がまたいい。いつでもキュートなダイアンに、ラストシーンまでニコニコです。

また私のBGM的映画がひとつ増えそうな予感♡