雪と庭 

さ、さむーいですね。

日本各地大雪で、お困りの方、また予定通りにいかないこと多し。ここ近江八幡市もいつ降ってもおかしくないので、覚悟して準備していましたら、今朝いよいよ積もりはじめました。

 

朝起きたらもう積もってた!これは8時前位のテラスです。建物に遮られているのでまだ10cmも積もっていません。この程度が一番きれいに見えるんだけどなぁ。

 

昨年のドカ雪を経験したら(昨年の様子はコチラ)、もうね、ちょっとやそっと降ったからって動じませんよw これから2月いっぱいは、こんな日の繰り返し。雪ありきの暮らし、庭づくりです。

 

駐車場脇のフェンスを緑で彩ってくれるトクサ。雪が積もると倒れてしまうの。雪対策として前年末までに8~9割がた地際で刈るようにしています。

 

といっても、雪吊りや雪囲いをする程でもないし、除雪車が道路の雪をどけてくれることもない、なんとも中途半端な降り方なんですよ。

だからこそ、何もせずとも雪の重みに耐えられる樹木や耐寒性のある植物を選んで庭を作ります。日本原産の植物中心の庭づくりをすると、まぁ間違いない。雪が降る地域の雪対策は降る前に慌ててするものではありません。

針葉樹は自分で雪を落とすことができるので、夏のムレさえ対処できれば外来種も植えます。オーストラリアやアフリカ、地中海地方原産の植物は、移動可能な鉢植えが無難です。

そして、雪の止み間には庭に出て、植物の状態に合わせてひと手間かけてあげたいもの。苔は雪が乾燥除けのお布団になるのでそのままにしますが、他は軽く払ってあげるといいと思います。万が一折れて悔やむことにならないように。

ついでに小さな雪ウサギや雪だるまを作ったりね(^m^* 庭の景色をたった数時間で全く違うものに変えてくれる雪、その不思議さ、美しさも楽しまなければ。

 

南天で作った雪うさぎ。部屋から見えるところに置いておくのもご愛嬌。

 

枝の雪を払っているとき、こんなに寒いのに、来春にむけて芽をふくらませようとしているのがわかると思います。そんな姿を見ると、ちょっと救われる気がするの。冬来たりなば春遠からじ、です。

無事に冬を乗り越えましょうね。

 

 

仕事初めの抱負 

年末年始ゆっくりお休みをいただきリフレッシュ!本日より通常営業しております。あらためてよろしくお願い申し上げます。

ブログもぼちぼちと綴ってまいります。庭や植物の情報を中心に、日々の暮らしや関心事も交えて、画像満載でお届けしたいと思います。

写真を毎日たくさん撮っているので少しは上達したのかな?たまに褒めていただけるようになり(ノ∀\*)テヘ とっても励みになっています。本当にありがとうございます♡こちらも合わせてよろしくお願い申し上げます。

 

ディアガーデンの坪庭でいま咲いている椿。数寄屋侘助椿といいます。一重咲きのはんなりした品の良い花がお気に入り。光が挿した瞬間を撮りました。

 

さて、冬枯れで庭の寂しくなる時期ですが・・・。

暖かい部屋から景色として楽しむ庭があれば、気持ち的に随分と癒されるなぁというのが実感です。それが雪景色であっても、姿のよい木があったりグランドデザインに起伏(築山)がある等、ベースに工夫があると、雪が重なった時、それはそれは幻想的な景色となります。

 

すっかり葉っぱを落とした木だからこそ、雪が積もるとまた違った眺めに。剪定で姿を整えているので、伸びやかな枝のフォルムが楽しめます。

 

坪庭が見える窓。照明が灯るとがらりと表情を変えて。

 

リビングダイニングの延長として「使う庭」がもてはやされる一方で、やはり眺めることも前提に細かく作りこむべきと、冬になった時とても強く思います。日本は四季の変化が美しい国だから、その変化を身近に感じられる庭でなければ、勿体ないのです。そのために冬は冬なりに美しいと思うところをたくさん見つけたい。私が感動できなくて、一体どうやって伝え表現することが出来るのか?! 自分に喝です。

これからは働き方も変わり在宅勤務がもっと増えるかもしれません。これまで以上に、住まいに関心が集まり、心地よくなる工夫が必要になることと思います。そんな中で、外部空間をどれだけ取り込むかも一つのポイント。ディアガーデンでもそういう流れを意識して、貢献できるようになればと思います。

 

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小筆のお稽古で、今年の干支「戌」がポイントの可愛らしい墨をいただきました。磨ることも出来るのですが、消臭剤として引出しの中に忍ばせたり、飾ったりする物のようです。

冬の間、玄関の坪庭が見える窓近くにディスプレイとして火鉢を置いていて、中にこれまたディスプレイで炭を入れています。「すみ」つながりでここに飾ることにしました。

生け花や餅花と共に、まだまだお正月っぽい。

 

炭の中にちょこんとあるのは、戌年に因んで作られた墨。実際に見ると、金が結構目立ちます。

 

インテリアと庭、共にあるからこその景色、楽しむ工夫もなども、どんどん追求していきたいです。

 

 

ガーデンテーブルをデコレーション 

昨日は小雪(しょうせつ)。積もるほど降るわけではないのでそう言うらしい。でもベランダから遠くに見える比良山はもう白くなっています。どうも今年は冬が早いような?

というのも、今秋のディスプレイガーデン「色づく秋」といった眺めがないまま、もう寂しくなり始めてて(T_T)

例年なら真っ赤になるドウダンツツジは枯葉のような色で、鮮やかな黄色になるエゴノキは、先の台風で葉っぱが飛ばされちゃってほとんどありません。12月初旬に真っ赤になるモミジも枯葉色。フィナーレとしてはとっても残念な感じですが、仕方がありませんよね・・・。

常緑樹だけとなったテラスを少し賑やかにしたくて、ガーデンテーブルの上を飾ってみました。部屋の中から見ると、自然とそこに目が行くので、これはなかなか効果があるかも。

夏の間も時々センターピースを飾っていましたが、ここまで盛ることはありません。

 

部屋の中からテラスを見る。クリスマスらしくモミの木の枝や松ぼっくり、ランタンを飾りました。

 

今年のクリスマス、テーマが「ワイルド・シック」なので、野趣ある素材&落ち着いた雰囲気でまとめています。

 

ディアガーデンでは、日が沈むと自動で照明が点灯します。

このテラスも照明は年中灯っているのですが、これからのクリスマスシーズンは、このランタンとイルミネーションが加わって、更に暖かな雰囲気を演出します(^m^*

 

ランタンを灯すと寒いはずのお庭も、あったかい雰囲気に。北欧のお庭みたいです♡

 

冬ってインテリアは盛り気味になりますが、庭は逆に寂しくなりますよね。ディアガーデンのように年中カーテンオープンで、外と中の境界が曖昧な場合、そのバランスを整えるようにするといいと思います。

冬ならではの庭の眺め、是非作ってみてください。

 

 

台風に翻弄されて 

超大型台風、本当にキツかったーっ(>_<) 
皆様のところはご無事でしょうか?お庭は大丈夫でしたか?

私は台風前に県外へ出てそこで台風を受け、そして一過で(地元の)滋賀県に戻ったら、またすぐ県外へ移動というややこしいスケジュール。通行止めやら運休やら遅延やらばっかりで、なかなか大変でした。

各地転々としていたので、車窓から被害の様子が目に飛び込んできて、心が痛みます。

道路には倒木や冠水、田や畑の水没、建物の一部が崩壊、関連被害としては高速大渋滞の中での接触事故を何件も見ましたし、お客様の庭木にも少し被害が出てしまい、いつもの台風とは随分と違ってたなぁという印象です。

  ディスプレイガーデンは、北向きの前庭に植えている、エゴの葉や満開だった白妙菊の花が吹き飛ばされたくらいで済みましたが、また次の台風が近づいているということで、まだまだ気が抜けませんね。

台風の強風で葉っぱが吹き飛ばされてしまったエゴノキ。今年は物足りない黄葉になりそうで残念。

 

お庭の植物とっても台風は驚異。基本的に人工地盤に植えるので、地面にしっかりとつかまれないし、夏の成長期に強風で葉を失うと再生するのに養分が使われしまう。大雨が過ぎると表土が流されて有用な微生物が沢山いる粒子も流されてしまうのです。

だから根鉢の大きさによっては安定するまで支柱が必要ですし、表土を地被植物で覆う、花壇を高くして水はけを良くする、台風前に養生するなどは、被害を減らす対策になります。

いつも万が一に備えて設計している訳でもないのですが、被害に遭いやすい地域では、気をつけたいと思っています。

「抜け」があるから心地いい 

近頃急に寒くなって窓を閉めていることが増えました。そうすると音も入ってこないので結構シーンとしています。雨続きで庭へも出られないし、暗いので朝からキャンドルを灯したり、窓外を眺めたりして、大人しく仕事しています。

 

この前の日曜日のダイニングです。やっぱり雨でした。

 

窓は閉めるけど、カーテンはほとんど閉めません。小さな家なので、日中過ごす1階については、少しでも開放的に過ごせるように、見える景色や窓の位置を工夫しました。視線が抜けるので閉鎖的にならず良かった思います。

抜け感って、こなれ感という言葉と共に、ファッションでよく聞く言葉ですけれど、住環境分野の方ではもっと前から使われていたように思います。流行らせていなかっただけで。今やあらゆる分野において、共通の心地よさにつながっているようですね。

ちなみに住宅の場合には3つの「抜け」があると人は心地よいと感じるそうです。建築雑誌「ModernLiving」の発行人であられる下田氏曰く、それは「視線の抜け」「光の抜け」「風の抜け」。

抜けを感じるには、窓や高い天井、吹き抜け、壁が少ないなどの造作が必要で、抜けた先に見える景色にも一工夫あると尚いいと思います。理想的な景色があるならともかく、無い場合は、庭という景色を作ってしまいましょう。

植物を含めた空間の雰囲気そのものを取り込むので、四季折々の変化を見る、植物を通した光を取り込む、木立を渡る風を音や揺れる様子と一緒に感じるという具合に、単なる抜け感よりも、もっと趣深いものになります。

 

カーテンはウィンドウトリートメント(窓まわりのデコレーション)と考えると一気にお洒落に。窓に柔らかな表情が加わり抜けも感じられてまさにパーフェクト!ここは昨年泊まった熱海の洋館です。素敵だったなぁ。

 

北欧の住宅にはカーテンをかけるという概念があまりないそうです。その代わり窓辺には、季節の植物を飾ったり、お気に入りのインテリア雑貨を並べたりして、家の中の心地良さ、デンマークでは「ヒュッゲ」と表現しますが、そんなほっこりとした空気感を街にこぼしてあげるのだそう。

それは冬が長いことと関係していて、少しでも日差しを取り込むように、陰気な暮らしにならないように、という目的もあるそうですが、お店でもないのに「外からどうぞ見て下さい」と言わんばかりの演出までされるとは!

これって国民性もあるのかな?自分が心地よく感じれば、そんな風に心に余裕が出来るのかな?日本のように住宅が密集していないのかもしれないし。でもこんな街並みなら散歩するのも楽しそうだなと思います。見せると思うと、自然と片づけたり身綺麗になったりしてねw。

ディアガーデンも見習って窓辺を飾るようにしています。見せながらさりげなく外からの視線も遮っている、そんな飾り方が出来ればいいですよね。

 

事務所の小窓。今日は可愛らしい小枝を飾ってみました。ディスプレイガーデンの剪定枝です。

 

でも実は。

事務所だけでなく建物全部の窓が防犯ガラス(ガラスとガラスの間に特殊なフィルムが挟まっているタイプ)なので、反射の加減か?昼間は外から中の様子がほとんど見えません。大抵は鏡のように外の景色が写ってるので、窓に近づいたらようやく見えるという感じです。

だから窓辺に飾っても気付かれない可能性大なのですが・・・。でもね、夜灯りをつけると結構見えるので、少しはヒュッゲをこぼせるかと思います。

 

景石選び。石の魅力とは  

来月造園工事予定の現場に入れる景石を選んできました。今ある木を整理して坪庭を作ります。

お客様のお好みを元に、その場に合う大きさや雰囲気の石を探します。まずは中心となる石を決めて、添えとなる石(バランスを取る石)、その周りの石など、次々と見ていきます。パートナーの造園会社様と一緒に、あーでもない、こーでもない、とか言いながら、石を見るのはとても楽しいです。

私はいつもパートナーの土場や、石材の問屋さんで見させてもらいます。大抵、産地ごとに分けてざっくりと積まれてあるので、石の上を登ったり下りたりしながら探していきますが、その山がね、結構高いの。

こういうときの為にも、日頃から、足腰や体幹を鍛えておかないと! です。男性は当たり前にひょいひょいと登って行ってしまうので、戸惑っていたら置いて行かれちゃう((+_+)) もともと高いとこは好きだけど、こんな場面で万が一にもオンナが出ようものなら「アホか」と思われます。心の中では「ひえーっ。怪我しないようにしなきゃ。」って思いつつも、何食わぬ顔してついていくマブチです。

 

ものすごい巨石から坪庭に合う小ぶりの石まで、色々あります。

 

色々な石を見ていると、これはこういう場面に合うんじゃないか?こうして使うとカッコいいだろうな、という話で盛り上がります。もしも使える機会に遭遇した場合、すぐ提案が出来ますから、見ておくだけでも勉強になります。

出来たてホヤホヤの庭でも、石があると、重みが出るというか、地に馴染んだ眺めになるように思います。植物を植える時は、石に添わせるように植えられるので、自然の景色に近くなり、更に馴染んで見えますね。それが庭に石を入れる魅力だと思います。生き物ではないけれど、何か特別な意志を持っているように感じることも。風雪にさらされながら、同じ場所でじっと佇んでいる様子に、色々な思いを重ねる方も多いのではないでしょうか。

石に魅力を感じ、遥々運び入れて自分のものにしたと思っても、石の命の方が上回るので、私達は石の前を通過しただけに過ぎません。時間の単位が違う。石と人との関係って不思議ですね。自然の中で、お庭探訪で、石の配置、使われ方など見るにつけ、そう思ってしまいます。

 

ライフワークの滝めぐりにて。滝のある庭を造らせてもらうことなどあるのかしら?わからないけれど、興味深く観察します。滝も見るけれど、転がっている石を見てる。動く水に対して動かない石。ここで人は部外者。ただ圧倒されるのみ。

 

「ウェスティン都ホテル京都」の裏には植冶さんの回遊式庭園が広がっています。置かれたものなのか、そこにもとからあったものなのか、わからないほど馴染んでいる石。人が作った庭ですが、自然にかえりつつあるようで。

 

島根県の足立美術館の庭園。借景の山とのつながりが見事です。きれい過ぎて(人工的過ぎて)若干すましている感じはしますけれど。この威厳ある石がなければ、これほどの眺めはない。

 

智積院の坪庭。ほんのわずかな空間ですが、石組みがあることで、庭として成立しています。

 

重森三玲庭園美術館にて。石がにょきにょき立っているのが特徴です。(←この言い方!怒られるわ^^;)とにかくいっぱいいるから、石同士お話しているみたいやわぁと思いながら座敷から眺めていました。人が違えば全然違って見える。それが面白い。

 

小さいけれど飛び石に使う石にもこだわりたいところです。石の上に置いてある可愛いものは「関守石」といいます。「ここから先の立ち入りはご遠慮ください」とさり気なく伝えるもの。立ち入り禁止の看板を立てては雰囲気丸潰れ。こっちの方がよろしおすなぁ。

 

石って面白いですね~。いいですね~。

坪庭が完成して、お客様の許可が出たら、ブログでご紹介出来ると思います。素敵な眺めが出来るよう、パートナーの造園会社さんと共に、一生懸命頑張ります。

 

 

愛情過多でプランしてます 

このごろは、晩秋~来年に行う造園工事についての打合せが続いています。

 

お打合せはお茶やお菓子をいただきながら和やか~な感じもあれば、施工業者さんと数字を見ながら超真面目にするときもあり。どっちも同じくらい真剣ですゾ。

 

個人邸いくつかと商業施設で、規模や用途・雰囲気はそれぞれ違うので、色々なタイプの庭づくりに挑戦させてもらえて刺激的です。ディアガーデンにご依頼いただくお客様は、いわゆる外構工事だけという方は少なく、初めから「庭ありき」で建物を考えて下さっている方や、暮らしの中でもっと庭を楽しみたいと思われている方々が多く、やり甲斐もひとしおです。

 

庭と建物の関係が素敵な例。建物を設計するとき、庭ありきで考えておられるのがよくわかります。だからこの窓、だからこの高いフェンス、なのですね。

 

色々なプランを考えるとき、基本はご希望や現場の状況に沿って進めるのですが、その方が庭と関わることでより幸せになっていただけますように、お店なら商売繁盛しますように、そうなるにはどうしたらよいのか考えます。さらに庭で機嫌良く過ごされている様子を想像しながら書いています。

たとえば・・・

目覚めて外を見たとき、森の中のように庭の緑がキラキラと輝いていて、「今日も気持ちのいい朝だぁ。」と言っているお客様だったり、

季節ごとにかわるがわる咲くお花をリビングのソファで寛ぎながらゆったりと眺めているお客様だったり

庭で子供が遊ぶ様子をデッキでお茶をいただきながら見守っているお母様だったり

非日常的な景色を、お店に来て下さった方々と共有しながらお仕事されるお客様。休み時間に緑を見てほっとひといき・・・

今はまだ仮想空間ですが、これが現実になったら、どんなに素敵だろう!!なんて。

 

庭のプランを考えるのに「何とか契約を取りたい」「人と違ったことをしなければ」って思ったら苦しいし、悩んでしんどくて堪りません。そんなプランは後々苦しみを生むだけです。幸せを願いながら、楽しんでおられる様子だけを頭に置いて、私もウキウキしながら、そういう気持ちを持つようにすると、自然に豊かな知恵が出て、豊かな庭が生まれてくるのではないか?甘い考えかもしれませんが、そう思っています。

今も幸せな思い入れたっぷりで考えているので、お客様の庭なのに時々愛情過多が過ぎて、お打合せのとき自分でブレーキをかけることもあるくらいです。だから本当に庭が出来た時には…どの庭も愛おしくてたまらないの。

 

さて、話はゴロっと変わりますが、

打合せに際し、普段ドすっぴんな私も一応身だしなみとしてお化粧します。涼しくなってようやくメイク魂に火がついた感じ。久しぶりにアイシャドウを新調してテンション上がってます。てっとり早く今風の顔をつくるためは色や質感が大事でしょ?最新のにすれば間違いないかと安易なマブチです。

 

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新色アイシャドウ。ルナソルは色がめっちゃきれい。いつもながら品の良い仕上がりも気に入ってます。

 

お打合せ中、女性のお客様やデザイナーさんの、お洋服とかお化粧とかネイルとか長ーい睫毛とか、いいなぁって見とれています。年齢差もあるし、同じようには全然いかないけれど、ネイルも出来ないし。でも密かに刺激をいただいています。

なので、お打合せは本当に楽しいです♪

 

 

これからのプランツデザイン  

昨日は観葉植物を納品した帰りに、植木を見に行ってきました。

用事を済ませてまだ時間があったので畑をひとまわり。夏は植栽に向かない時期ですから、他の季節に比べると木の量が少なめです。でも葉っぱのついた姿が見られます。

レアものと言えば、巷で流行りの山取り風の木でしょうか。畑で育ったような四方見のよい(形の整った)木ではなく、山の中でたくさんの木に囲まれて上へ上へと伸びたような木のことです。下枝がなくヒョロヒョロとした面白い姿をしています。

 

ビヨーンと斜めに伸びた雑木です。見ると根鉢は水平だったので、決して傾けて植えているわけではないの。景色づくりは使い方次第です。感性が問われますね。

 

10年程前は四方見のよい木ばかりがもてはやされていた様に思います。雑木の庭が流行りだし、今はより自然風がカッコイイ。山取りの木は一本生かしでも寄せて使ってもOKで、狭い庭に可能性を見出します。1階は伸びやかな幹を眺め、2階の窓からはそよぐ葉を楽しむ、なんてのは山取りの木ならでは。私も場が合えばオススメしようと思います。

一般の方には分かりづらいかもしれませんが、庭づくりにも流行り廃りがあるのよね。

草花についてもそうで、異常気象と言われる環境に適応すること、水不足や管理不足でも綺麗に見えるようなプランツデザインが台頭してきています。木のフォルムをどうこう言うのはともかく、環境に合わせた庭づくりは必然です。

先日のこと。

里帰りしたときお墓参りをしました。まだ開いている区画は更地のままなので、色々な種類の雑草が思い思いに生えていました。もちろん誰かが植えたわけでもなく、水といえば雨が降る時だけ。それなのに何とも素朴で自然風なお花畑になっていたのです。墓場なので、さすがに写真を撮るのは控えまして、画像をお見せできないのが残念なのですが、見た瞬間「うわー、きれい」と思わず言ってしまった程です。

どんな花畑だったかというと、

ベースはイネ科やカヤツリグサ系のグラス類。細い葉や穂がふわふわとして花畑全体にソフトフォーカスをかけたような感じ。その間に白いヒメジオンやノゲシのような黄色い花が均等に咲いており、アクセントにネジバナ他ピンクの花が混じっています。どの花も小さいけれど一杯咲いています。端っこの方には、供花から種が飛んで増えたのか?紫の三尺バーベナがあって、これが増えたらもっといい感じになりそうでした。面白いのは、これらがデザインしたかのように均等に生えていたことと、一見か細く見える草丈50cm~70cm程の草花がシャンと立って咲いていたことです。

こんな説明でうまく伝わってるかな?あーやっぱり撮るんだった~。でも何か映っちゃったら怖いし~ (>_<)

 

傍にいた母はしょっちゅう参っており、その景色は当たり前になっているのか、こんなに見事な花畑に気づきもしません。

「お母さん、ちょっと見て!手入れも水も貰えへんのにめっちゃきれいに咲いてるで!」と言うと、

「ほんまに雑草は強いなー。」(←私ほどは感動していない母。)

「次の日曜は墓掃除やからここもきれいに刈ってもらえるやろ。」って、そんなー(゚∀゚)ガーン

何を美しいと捉えるかは人それぞれ感性が違うので差がありますね・・・。でも間違いなくこれからのプランツデザインには、こういう野草たち(自生植物)を美しく活かすことが大事になってくると思っています。一見雑草だらけに見えるこの場所も、魅せ方次第ではウチの母も見違えるでしょう。

手入れいらずでも美しく育つように、もちろん雑草畑に見えないように植えることが、ガーデンデザイナーの課題となってくるでしょう。ガンバローo(^▽^)o

 

 

水遣りのあと 

庭をお持ちの皆様、毎日の水遣りお疲れ様です。

私は部屋の植物も定期的に持ち出して、ついでに遣っています。葉を洗い、鉢底から水がたくさん流れるくらい大胆にやると、植物がとても気持ち良さそうです。大量の水により、土の中に新しい空洞ができて、そこに新鮮な空気が通ります。根も呼吸しているからね。大事なことです。

水遣り直後は(雨の後もそうですが)、植物からふんわり爽やかな香りが立ち上ります。特に囲まれた場所ですと強く感じます。

(雨上がりによく感じるもうひとつの香りについてはコチラ

 

ディアガーデンのテラスに激しく降る雨。囲まれた空間&レイランディ(針葉樹)の生垣、ローズマリーやミントがあるせいか?雨が上がると爽やかないい香りがします。いつもじゃないので、香りがする時はここで深呼吸してる。

森林浴でいう森林揮発性物質(フィトンチッド)は、春から夏にかけての雨上がりが最も多いとされています。春から夏は蒸散が多い時期ですから、芳香物質を含む水分量も増えるためと、雨がもたらす刺激と湿度によるものだと思います。

ちょうど今頃、庭に水を遣ることで、それと似た状況を作っているわけですね。環境や樹種、量にもよりますが、おうちで森林浴気分に浸るのも可能かと。

 

庭と部屋の植物の水遣りを終えて。事務所のポーチにいい風が吹いていたので植物を見ながらちょっとここで一休み。

ところで、ディアガーデンの前庭(↑画像の場所ね)は北向きなので、午前中は建物の影にすっぽり入っています。

いい香りのテラスもいいけれど、朝はサンサンと日が当たるため、こちらの方が過ごしやすいの。特に風があるときは、事務所の中にいるよりも心地いいです。ポーチはとても狭いのですが、椅子位は置けるので、たまに持ち出して涼んでいます。

 

事務所の椅子。買ったのは20年以上前ですから、ちょっとしたアンティークもの?座面を何度張り替えたやら。軽いのでヒョイとどこへでも。

 

目の前は車が行き来する道路ですが、朝は歩行者含め通行量が少ないので、慣れると案外リラックスできたりして。カフェのオープンテラスに座っている時の気分です。

事務所へは住居スペースの玄関からも入れるし、いっそこの場所もテラスにしてもいいかも?階段スペースも含めると2.1m四方と、こじんまりしちゃあいるけれど一人二人寛ぐには十分な空間が取れそう・・・などと妄想が広がりますw

テラスがひとつあってベランダがふたつあるのに、まだ作る?どんだけ外に出たいねん?!ってね。(ノ≧ڡ≦)

 

 

緑と健康の関係 

暑中お見舞い申し上げます

厳しい暑さが続いております。くれぐれもご自愛くださいますようにとお祈り申し上げます。

無鄰菴にて緑陰と小川の景。涼しげでしょ?実際、街中と体感温度が全然違います。

 

ここ近江八幡市での移動は車がほとんどですが、都会は徒歩移動が多いから気を付けないと。昨年夏、京都の街中を歩いていてうっかり熱中症になりかけたっけ・・・。

街を歩いていて気軽に涼める場所といえば、コンビニと街路樹の下かな。街路樹には緑化だけでなく、歩行者を守る役目があります。今なら緑陰を提供するとかね。だからそのように考えて剪定してくれなくては困るのです。公園の木もしかり。

 

これだけ立派な街路樹ですと緑陰に守られて歩けます。横浜で撮ったもの。

 

日常生活の中で、例えば建物ばかりの街中を歩いた場合と、緑の中を歩いた場合とでは、緑の方が脳の疲労が減るということが、科学的に証明されています。

そういえば、大きな大学のキャンパスは、学生が緑の中を通るように設計されています。学業に励まれている若者達は、きっと植栽の役割までは気にしていないでしょうが、そこを通ることで多少でも脳の疲労を減らしていたのですね。

また、街路樹が歩行者に緑陰を与えてくれるように、庭木もうまく植えれば緑陰によって(蒸散によっても)建物を涼しくしてくれます。緑豊かな環境で暮らした女性は、そうでない女性と比べて、慢性疾患のリスクが低下するという調査結果もあるそうですよ。

こんなふうに緑が人間に及ぼす効果が大きいのは、そういう環境で暮らした時代の方が圧倒的に長いからだと思います。緑ばかりの中で人は何万年も生きていたのです。だから身体がその様に出来ているのでしょう。

 

ディアガーデンのテラスの緑。配置を考慮すればわずかなスペースでも緑豊かな住環境は実現可能です。

 

現代ありがたいことに、住環境は選ぶことが出来ます。もしも家を建てるとして、慢性疾患のリスクを減らすために緑を設計する、とは考えないような気がします。普通ね。でも緑の効果をわかっていたら(このブログを読んだ方とか?)家のプランが変わってくるのかもしれません。