震災に対しエクステリアデザインに出来る事

昨夜のサッカーW杯初戦のコロンビア戦、日本が大金星をあげてくれました。これまでのモヤモヤを払拭してくれ快勝!ホント良かったですね。

サッカーに疎い私ですが日本代表戦だけは見ようかと思っています。実はMFの乾選手がここ近江八幡市出身なんです。そうなるとやっぱり応援にも熱が入りますでしょ?最後までどうか怪我のないよう、活躍していただきたいです。

 

近江八幡市役所の垂れ幕、ちょっと小さくない?地味なんですけど。乾選手応援してまーす!

 

さて、関西北部地震の被害状況が明らかになってきました。一刻も早く普段の生活に戻っていただけるようにとお祈りするばかりです。そして昨日は、倒壊したブロック塀による死亡事故のニュースが大々的に取り上げられました。

大きな地震が起きると必ずブロック塀の倒壊事故が起こってしまい、エクステリアに携わる者としては本当にやりきれない思いです。

法改正前に建てられたブロック塀は、控え壁がないことが多く、本当に危ないです。心当たりのある方はどうか見直されてください。そして、もし補修されたい方はご相談くださいませ。

私のブロック塀に関する考えは、2年前の熊本地震で同じような事故が起こったとき書いた回にまとめました。コチラ→「地震に強い生垣」

でも。いくら法基準通りのブロック塀でも、想定外の揺れが来るとやはり倒壊してしまうのではないかと思います。それではせめて道路に面する場所だけでも、生け垣に出来ないのかしら。生け垣だったら、大地震でも歩行者を死亡させるような事故にはならないし、どんなに街が美しくなるだろうかと思います。まずは公共施設から積極的に取り入れていただきたいものです。

 

そんな思いもあって、ディアガーデンでは、育った生け垣を実際に見ていただきたく、2か所で育てています。

道路境界に接する場所は、目隠しをする必要がないので、色々な木々や宿根草を植えたオープンな庭になっています。でも隣地境界2か所については、生け垣にして緑を楽しみつつプライバシーを保っているの。

 

ディアガーデンの東側境界にあるヒイラギモクセイの生け垣です。トゲトゲの葉で侵入を防ぎ、秋に咲く花はいい香りをふりまきます。こういう生け垣は魔除けにもなるそう。

 

テラスと隣地との境界はレイランディの生け垣です。狭いスペースでも圧倒的な緑を楽しめるのが生け垣のいいところ。お隣のご家族とはゆるい感じでつながっています。でも部屋の中は見えていません。晴れた日はテーブルにまで緑が写って。

 

「生け垣を推奨することはガーデンデザイナーの使命かもしれない・・・」そんなことまで考えてしまう今回の事故でした。断られるかもしれないけれど、これからも一度は必ず提案しようと思います。

そしてこのブログでも。「また生垣の話か」と思われても、書き続けるつもりです。

 

ディスプレイガーデンのアジサイ2018-1

5月末に薔薇の生産者さんから20本買ったモダンローズ。今週いよいよ最後の時を迎えています。毎日水を変えたり切り戻したりしていましたが、少しずつ散っていき・・・でも20日間程も楽しませてくれました。

残った3本は、花びらの端が少し茶色くなって、揺すると今にも散ってしまいそう。そっと活け直しました。

 

最後の2輪(右)は、とっても危ういので器の縁にもたれるように。バルコニーで咲いたバラとフロックスを寄せて入れました。

 

そしてこれが最後の一輪。花だけ水を張った器に浮かべました。半端な花や葉たちはいつもこうして浮かべて楽しんでいます。

 

梅雨に入りバルコニーのバラも2番花が終わました。ディスプレイガーデン次の主役はアジサイへと交代します。私は4種のアジサイを育てていて、それぞれが今しっとりと咲き進んでいます。

 

ではでは。雨の休み間に撮ったものを順に紹介いたします。

まずは野趣あふれる山アジサイから。存在感のある西洋アジサイに比べると、このアジサイは圧倒的に周りに馴染む派。それがまたいいところなのです。

 

前庭の山アジサイ「クレナイ」です。さほど大きくならない品種なので3本も植えています。白から紅に変わって行きますが、今はその途中。透明感ある赤です。

 

これは2年前の画像ですが、今の眺めとほとんど変わらないので。ここは6月だけ赤のコーナーになります。自然な赤だから気に入ってます。

バルコニーで育てているアジサイ。こちらはアジサイ専門店で買ったものなのに品種がわかりません。昨年は赤紫でしたが、土が酸化してきたのか?肥料のせいかな?今年は青みがかった紫になりました。買った当初の薄紫にしたいのだけれど。花色の調整は難しい。

 

このアジサイの花。結構大きい。可愛らしい露草色です。蕚の中央部はまだ蕾なので咲くのが楽しみです。

 

今の時期、アジサイ園やアジサイ寺へ行ってみるものいいですね。

社寺にはその場所を象徴するような花があります。いつだったか朝刊(京都新聞)を読んでいると、勧修寺(京都山科区)筑波門跡のお言葉に目が留まりました。

「花を見て癇癪を起こす人はいない。花は和みや安らぎを与えてくれる。花は無言の説法をしているわけで、それぞれが仏である。」

本当にそうだな、って感動しちゃって。ディスプレイガーデンで直向きに咲いている花の姿を毎日みるにつけ、その都度どれだけ慰めをもらっていることか。

花を見る時間が長いと、穏やかな気持ちが長く続くことになりますから、いつの日か穏やかな人になれるのでしょうか。そんな風に思ったり。

・・・そんな私が、いま一番見ている花は、テラスのアジサイ「アナベル」です。

 

アジサイは日陰でも咲いてくれる貴重な植物。モミジの樹冠の下なので、アナベルにしてはこじんまりと咲いています。

 

 

アジサイ「アナベル」が盛りです。この株は日が当たる方。綿帽子のような大きな花、今年もたくさん咲かせてくれました。

 

テラスの花壇は白い植物を多く植えており、小さいながらホワイトガーデン風です。今年はここに縦のフォルムを追加したくて、スパイク状に咲く白いトラノオ(ベロニカロンギフォリア「アルバ」)を植えたのだけれど、日照不足でひょろんひょろん。全く咲かない。やっぱダメかぁ・・・残念。

こんな風にいまだ試行錯誤、実験中です。

このテラスに白い植物を集めたのは、リビングダイニングに接しており、夜も眺める場所だから。特に美しい時間帯は、夕日が落ちてポツポツと灯りがともる頃。ブルーアワーと呼んでいますが、その時間帯は白い植物が特に神秘的に見えます。闇に同化していく植物が多い中、白だけが徐々に浮かび上がってくるからです。

そして暗くなっても、白い花だけは見えるのね。だからお勤めや学校などで家には夜しかいないようなご家庭に、ホワイトガーデンをよく提案しています。私はこうして毎夜見ているので、提案におもわず実感がこもってしまいます。

 

初夏19:00pm。何もかも青く染まる中、白い花だけがぼうっと浮かび上がります。この眺めが好き。

 

ディスプレイガーデンには、まだ秋色アジサイもあるのですが、長くなりましたので次回に書きます。

アジサイの季節は始まったばかりですが、大好きな低木なのでいつもにも増して饒舌になってしまいます。マブチ的アジサイ論、しばらくお付き合いくださいますか?

 

 

商業施設がプライベートパークを作る意味

県外のとある住宅会社様との足かけ2年に及ぶプロジェクトが今月ひとつの区切りを迎えました。新社屋とショールームのお庭がいよいよ完成。ディアガーデンは設計・監理を担当いたしました。

先週お伺いし、完成した様子を見せていただきました。私の頭の中にあった景色が、現実として目の前にあることに、いつもながら感激してしまいます。産声を上げたばかりの庭、これからの成長がとても楽しみです。(SNS解禁されておらず、本日のところはご紹介は出来ません)

でも楽しみだと浮かれてばかりはいらせません。今度はどのような維持管理を行っていくか、です。日常のメンテナンスについてもしっかりお伝えします。これはとっても大事なこと。庭の良し悪しは維持管理の良し悪しで決まるからです。

 

ハート形の葉っぱが可愛らしいカツラ。秋にシナモンのような?いい香りを放ちます。若葉の姿も素敵です。今回のお庭にも7mを超す大きなカツラを植えました。

(画像提供:photolibrary

 

さて今日は、商業施設に付随するプライベートパークについて書いてみようと思います。

最近全国的に見ても、お庭に多くの面積と投資をされた店舗が増えています。例えば米沢市・山田鶏卵さんの「ウフウフファーム」浜松市・都田建設さんの「ドロフィーズ」、そしてディアガーデンのすぐ近くにある近江八幡市・たねやさんの「ラ コリーナ」などなど。庭と言うよりパークと呼んだ方がよさそうな規模の大きな空間で、店舗をまるごと包み外部と隔離することで、圧倒的な世界観を作っておられます。故に一人勝ち状態。

通常グリーンに対しては、緑化率さえ満たしていればいいと、経済的な観点からも優先的に削られることが多いのが現状です。結果外周を飾るだけになり、どちらかと言うと公益的なもの=収益性のないもの、と決めつけておられるような。

しかし、先の会社様を見せていただき思うのは、優れたプライベートガーデンは人を呼び寄せる装置そのもの。非日常的なその空間は、ものを消費することの価値を非常に高めてくれます。また店舗での待ち時間から生じるお客様のストレスを、ガーデンで解消することも出来ます。グリーンは間接的であれお金を生み、全体の満足度を底上げするものではないでしょうか。

今回、ディアガーデンを使ってくださった住宅会社様も、プライベートパークを作る意味を最初から説かれておられました。グリーンがないと駄目だと。そこまで言っていただける住宅会社様は実は本当に少なくてね、ありがたく存分に仕事をさせてもらえました。敷地面積の大部分がパブリックスペース(庭+駐車場)で、緑と花の豊かな空間で施設を取り巻いています。庭だけでもこのようなお考えなのですから、ショールームの建築やサービスも当然他にないものです。

 

店舗開発でプライベートパークを作る意味、役割について、お考えを改められるキッカケになれば幸いです。

差別化のチャンスですゾ。

 

 

庭に咲く花々や植物を飾ることの素晴らしさ 

それにしても素敵でしたねぇ、昨日の英国ロイヤルウェディング。ヘンリー王子とメーガンさんに心からお祝いを申し上げます。快晴の空の下何もかもが輝いて・・・本当に素晴らしいものを見せていただき感激しました。

ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂に飾られたフラワーアレンジの見事なこと!女性としましては、ジバンシーのウェディングドレスにも心奪われますが、ガーデンブログなのでお花を特筆したいのです。

 

このフラワーアーチ、信じられないほど美しいです。

 

装飾を担当されたのはフィリッパ・クラドック氏。

https://www.philippacraddock.com/

彼女は事前に「主に女王の所有地とウィンザーグレートパークの植物、ブナやカバの枝やシデ、白いガーデンローズやボタン、フォックスグローブをはじめとする5月に自然に咲く花々や植物を使う予定です」と話されていました。

温室で育てられた花より、自然の花々、土地に生息する植物を使ったことが、こんなにもダイナミックでナチュラルなアレンジになったのですね。ブーケも、ヘンリー王子自らケンジントン宮殿のプライベートガーデンで白い花を摘んでフィリッパさんに託されたのだそう。うわー♡

ちょうど今月末植栽予定のお宅のテーマが「白を基調としたカッティングガーデン」なんです。お客様が白い花がお好きなので白を中心に。それに合う植物もいろいろ育てて、花が咲いたら家に飾る、そんな目的で花壇を作ります。だから私にとってこの結婚式の画像はタイムリーで、目が釘付けだったというワケ。

 

白い花といえばアジサイ「アナベル」。庭にあって良し、切り花にしても良し、ディアガーデンでも育てやすさ折り紙つきなんで、ほとんどのお客様にお勧めしています。

 

今回は、切り花として使うことを目的に栽培するので、お客様が飾られたい植物を植えることが最優先です。

植えたい植物は色々あって迷うけれど(ガーデナーなら迷って当たり前ですよね)それが実際どのように育つのか?私はそのあたりの情報をサポートしつつ、土地に合う育てやすい植物もご紹介しながら、最終的に植える植物を決定しました。

 

お客様宅での打合せ風景。インテリアや食器、ちょっとした飾り方にも抜群のセンスをお持ちの素敵なご夫婦。ここに庭の花が加わると季節感がプラスされて、更に素敵になるんだろうな~。

 

カフェに来てるみたい!お洒落なおもてなし♪有難うございます♡美味しかったです。

 

庭で育てた花は、日当たり具合や隣の植物との兼ね合いで、お店に並んだ植物とは姿かたち色合いが随分違います。でもだからこそ、より自然なアレンジメントが作れ、そのお宅らしさが出ると思います。蕾から実まで、侘びた姿のものまで、好きなタイミングで好きなだけ切れます。それに買うことを思うとだんぜん安上がりで、わざわざお店に寄る時間も手間もいりません。

なんて自然で手軽なんだ!常々、ディスプレイガーデンの植物を切って飾っているので、実感としてそう思います。虫食いの葉っぱまでもが愛おしくて、そのまま飾ったりしています。

ロイヤルウェディングのフラワーアレンジメントも庭の花、自然の植物を多く使っておられたと先に書きました。今後こういう風に庭と関わることが流行るといいな。

 

 

ショップデザイン観察ーFRANZE&EVANS LONDON

庭をデザインするにあたり、自然から学ぶことが多いのですが、それとは別に街からヒントをもらうこともあります。和洋問わずお洒落なショップのデザインにも興味津々です。

見てきた中で、これからお庭や住宅を作る方の参考になりそうな事例を時々ブログに書いています。

今回は訪れたのは、先月末、京都・麹屋町三条にオープンしたばかりの「FRANZE&EVANS LONDON」さん。イーストロンドンにあるカフェレストランで、日本では表参道に次ぐ第2店舗目なんだそうです。

 

ロンドン店、表参道店と同じテイストのファサードデザイン。敢えて?京都感ゼロです。京都らしいといえば、パンのコーナーが目立つ所にあるところ。京都ってバン屋さん多いんです。

 

いかにもインスタ映えしそうなお店・・・というのが第一印象。イマドキのカフェデザインですが、ちょっと可愛いらしい要素も散りばめられていて、例えばシャンデリアとかケーキスタンドとかね、女子にウケそう。20代の頃の自分を連れて行ってあげたいな、なんて思いながら「映える仕掛け」を観察しておりました。

イギリスのお店なのに植物がどこにもない・・・と思ったら、わ、わ。ケーキが並ぶカウンターの所、ブーツみたいな花瓶にお花がギュウギュウに突っ込まれていました。食べ物の近くに本物ではないとしても靴?!・・・遊び心なんでしょうかねぇ。

 

見ただけでテンション上がる店内。スイーツ、パン、惣菜はどれも華やかな見た目。そしてものすごいボリュームです。スイーツのディスプレイの仕方が凝ってて素敵♡

 

イートインスペース。チャッカー柄の床が印象的。かっこかわいいインテリアでした。壁にいろんな鏡をまとめて飾るアイデアは面白い。

 

ちょうどお昼の12時に着きましたが、そんなに並んでなくてホッ。休日はすごい行列らしい。ランチは2種類デリor2種類のデリ+ホットディッシュ。それぞれバケットとドリングがついて、ワンプレートにまとめてくれます。あとサンドイッチや3種のサラダのセットもあったかな。私はすごくお腹が空いていたんので、デリ+ホットディッシュ(アランチーニ)のにしました。

味がシッカリしてて、とっても美味しかったです。お野菜の食感が生かされてる調理で、盛り付けもいい。ただ私には量が多すぎた・・・。食べられると思ったのに。今度は少な目の方にしよう。

 

ランチメニューにはバケットとドリンクが付いています。野菜がめっちゃ美味しい。ライスコロッケもアツアツ。おなか一杯になってバケット食べられず!(包んで持って帰ったw)

 

ロンドンのお店を出て徒歩2分、今度はパリのお店「JEAN-PAUL HÉVIN」さんへ。

F&Eさんのスイーツはすごいボリュームなのできっと持て余しそう。こちらのを手土産に買って帰りました。上質なのは折り紙つきで、しかも程良いサイズ感。大人にはちょうどいいんですよね。ショーケースの所は照明も落とされて落ち着いた雰囲気です。2個包んでもらって出ました。

それから駅までテクテク歩く道すがら、和のお店の露地を見学。

 

いつもながら整然と並んだショーケース。F&E出店の影響か?すごく空いてました。

 

俵屋の天ぷらのお店「点邑」さん。私が行くときは定休日に重なる多く、改装後まだ訪れる機会に恵まれない。こちらの緑豊かな露地は狭小地のアプローチのお手本になります。

 

場所がら関西が多くなりますが、今後とも気になるショップへは出来る限り足を運んで、トレンドやスケール感、全体の雰囲気など、観察したいと思います。

 

 

庭での一日-ディアガーデンのテラスから

桜が終わると緑が駆け出すように広がって、景色がドラマチックに変わります。新鮮な若葉の色、柔らかな手触り・・・。いつも美味しそうって思ってしまう。ごくたまーにですが、落ち込むことや切ない時もありますけれど、可愛がっている庭や自然から毎日贈り物が届いていることに慰められています。

今日は、そんな初夏のディアガーデンの様子、主にテラスでの一日を綴ってみようと思います。

 

4月のディスプレイガーデンは葉のレイヤードが美しい。緑だけでも飽きない眺め。

 

10:00a.m.

朝、テラスに出てみると葉っぱが風にそよいでいい感じ。雀かな?鳥の声が結構聞こえます。水を遣った後は特に緑が生き生きとして、濡れると葉っぱから香りも出ます。木漏れ日がきれいで、ホント気持ちいい!

その様子を動画でお伝えします。是非ご覧ください↓

 

 

小さな空間ですが、ここに座っていると五感が喜ぶというか、気持ちが高揚します。

そういうのを、新しく庭づくりされる方やおうちを建てる方に知っていただきたいなぁと思います。言葉や映像で伝えたいと思って頑張っていますが、やっぱりご自分で感じていただくのが一番です。

ディスプレイガーデンは見学していただけます。是非いらしてくださいませ。私はいない時も多いので予約していただくと確実です。隣家に囲まれてても、小住宅でも、庭のある暮らしが楽しめることを実感していただけると思います。

 

今春、前庭に新しく植えたサルビア・ネモローサ「カラドンナ」の一番花。青い花を植えるのは久しぶりです。シランもすぐ咲きます。少しは華やかな眺めになりそう。

 

noon

気候のよい時期は晴れたら「テラスdeランチ」です。一人の時もよく外で食べています。このテラスはダイニングと繋がった場所で、テーブルやチェアも年中出しっぱなしですので、思い立ったらすぐ外で食べることが出来ます。

テーブルとチェアは、年に2,3回程ブラシを使って丁寧に洗っています。普段はサッと拭く程度です。出しっぱなしでいいところは、それも癒しの眺めになるという点。耐久性の高さに加え、デザイン性のある本当に気に入ったファニチャーにこだわることをお勧めします。外で使うものは、そのあたり値段に比例している商品が多いですね。

 

簡単なものでも外で食べると美味しく感じます。これはハムを足してKraftのチーズパスタソースで合えただけのもの。このソース、濃厚で美味しいです♡

 

10:00p.m.

日が暮れて、自然の野山なら緑は闇に溶けていくものですが、庭ならば!見たい場所に灯りをつけることも出来ます。しばし夜ならではの眺めも楽しめます。

昼間は光は上から下。影が下に出来るけれど、照明は下から照らすことが多いので、影は上の方に出来ます。それがまた面白くて。部屋を間接照明だけにするとかキャンドルだけにする等して暗めすると、窓ガラスに自身が写りこまず、ライトアップした庭がきれいに見えます。暗めの照明で過ごすと、寝つきも良くなるそうで、いいことですね。

 

夜のテラス

 

照明はテラス以外にも数か所設置しています。器具や照らし方もそれぞれ。照明計画の参考例として見ていただけるかと思います。

私は防犯上気になる部分を除いて、就寝時は消すようにしています。植物も休みたいだろうと思うから。もし消し忘れても、タイマーやセンサーでコントロールできていますので安心です。

 

花壇をライトアップすると葉っぱの陰翳がきれい。

 

いかがですか?ひとつの庭が、植物が、時間によっていろんな風に見えると思います。植物の組み合わせ、楽しむための工夫、美しく見る仕掛け、そういうこと全てがデザインする要素でして、ガーデンデザイナーの腕の見せ所なんです(^^*

こんな風に毎日庭と向き合って、自分でメンテナンスもしているので、暮らしに添う庭とは?って常に考えています。

 

 

面白い花壇&ディスプレイガーデンの近況 

春本番。地面からいろいろな芽がにょきにょき伸びて可愛らしく花をさかせていますね。

先日歩いていてふと目にした風景。ゴミステーションとして利用されている場所にある花壇です。ひなげしのオレンジ色が緑に映えてきれいなこと!可愛らしいこと!

 

道端の風景。ひなげしが奔放に咲いていました。

 

人工的に刈り込まれたツツジとこぼれ種で勝手に育っているひなげしの対照的なフォルムの組み合わせ。面白い植栽だなぁと思って撮りました。こういうのって狙って作るのは難しいと思うな。提案しても受け入れてもらえるかしら???

水遣りなんて恐らくされていない場所。なんてことない素朴な花ですがたくさん咲くとインパクトあります。ディアガーデンでもひなげしは雑草化してあちこちにいますが可愛いから抜かずに残しています。スミレも雑草化しているけれど抜きません。

雑な草と目の敵にして農薬で根こそぎ退治するよりも、場所によって、ここは生やしてより自然な感じにしようとか、ここはか弱い園芸品種を優先させようとか、そういうやり方があってもいいのでは。だって肥料や水を遣らなくてもめっちゃ元気な彼等だから、うまく取り入れることもアリなんです。

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さて今朝のディアガーデン。

画像はテラスの花壇です。前庭の植栽をリニューアルしたので、もともと植えていたアマドコロやムラサキシキブをこちらに移植しました。うまく根付いたようで元気に芽を出しています。よかった。

いくつかある花壇には、植物がパンパンに植わっているから、雑草が蔓延る余地はあんまりないの。だからひなげしを大事にしてるwww

 

いろんな葉っぱがにょきにょき。元気に育っています。

 

イロハモミジから木漏れ日が差して。薄い葉が透けてね、ずっと見てられるわ。

 

庭をきれいに眺めたいから、せっせと窓を拭きました。

 

床もみじならぬテーブルもみじ(^m^ 庭と建築のいい関係

 

今はシロヤマブキが満開です。いくつか切って事務所に飾っています。

 

仕事の合間に庭仕事にも精を出しています。

部屋にも庭の植物をいっぱい飾って。あぁ・・・。こうして冬までずっと庭の緑と暮らすんだ。

 

 

いつも真剣な材料選び 

先日は庭石を選びにある造園屋さんの土場(資材置き場のことです)へ伺いました。

造園材料、とりわけ石や木は、専門の材料屋さんにお願いすることが多いのですが、今回のように個人の会社で持っておられるものを譲っていただくこともあります。旧い庭から出た石や灯籠、今はもう採掘不可能な石、親方のお眼鏡にかなったお宝・・・等、面白いもの、珍しいものに出会うこともたびたびです。こういう材料を使って作ると、出来立てほやほやでも、味のある庭になります。

とにかくデザインの方向が決まったら、まずはイメージに合う材料が予算内で入手できるかどうか?です。ここを押さえねば何も始まりませんので、アレコレ探すわけです。

 

思いがけず牧歌的に撮れた一枚。いいお天気だったからね~。まるで石が放牧されてるみたいwwwここはどこ?! 造園屋さんの資材置き場(通称「土場」と呼ぶ)です。

 

今時は個人邸で石を据えたり組んだりする庭づくりが少なくなっているから、ずっと置かれたままの石も多いようです。使わないと宝の持ち腐れなだけでなく、職人さんの技の伝承機会も減るということです。

庭に石を置くとなると、本格的な日本庭園を作るんだ!って思われがち。石は景色を作るものでもありますが、そう重く考えずとも「オブジェ」としてモダンに使ってもいいじゃないですか。ロックガーデン風にナチュラルな使い方も出来ます。だから若い方にも機会があればどんどん提案したいと思っています。職人さんの技を発揮できる機会を作ることにもなりますし。

 

ひとつひとつ丁寧に見ていき、たくさんある中から場に合う石を選びます。

 

エクステリア資材は寸法が決まっているので簡単です。簡単といえば、最近のブロック材は目地を入れなくてもOKな積み木のようなものもあってビックリします。門壁はユニット化されたもの多く出ています。技がなくてもマニュアル通り組み立てればいいようになっている。職人さん不足の影響でしょうかね。

一方自然材料は基本的には現場合わせです。素材をどう料理するか?設計者や職人さんの技量が試されます。一点ものだから定価はないけれど、場に合えばとてもいい庭になると思います。

お客様のご希望に合わせて一番合う材料をおすすめし、どんなパターンもご提案出来るように、頭の中で日々いろんな情報を最適化しています。

 

 

ローメンテナンスな新・宿根草主義の庭へ

毎日ポカポカ陽気。関西ではこれから週末にかけて一気に咲き揃いそうでお花見が楽しみですね。

お庭でも可愛らしい芽があちこち顔を出し始めている頃ではないでしょうか。遅霜の心配もいらなくなって、苗の植えつけにはちょうどいい頃です。ディアガーデンも先だってディスプレイガーデンの植栽を一部リニューアル!苗をたくさん植えました。

主に変えたのは事務所前の花壇。建物の北西に位置し道路からもよく見えるので、ディアガーデンの看板的役割を担う場所です。要は前庭ってことで、常にきれいに見せたい場所でもあります。

でも、日当たりが悪く、風当りが強い、西日もガンガンに当たるという悪条件が三つ揃った難しい場所なんです・・・((+_+))

こんな過酷な条件でも生き残った少数精鋭の植物たちは主に自生植物たちでした。楚々とした花、瑞々しい葉、そういう植物たちです。自生植物なので当然ローメンテナンス。

この植栽に定着して5,6年経ちますので、自生種の良さを十二分に味わい尽くしました。いろいろ試した経験から「日陰をローメンテナンスで明るく潤いある植栽に」というリクエストがあったら即座お応えできる自信もつきました。

 

事務所前花壇。昨年の春の様子。見えているのはアオキ、アジサイ、アマドコロ、ベニシダ、シラン、ハラン、スギゴケ。全部自生種!明るい葉が元気モリモリで場を明るくしてくれています。

 

結構気に入っていましたが、ここ数年変えたいってずっと思っていました。ディスプレイガーデンは私の実験の場所でもあるのです。常に新しい試みをせねば進化はありません。

そこで、いまやってみたい植栽デザインがあって、それがこの過酷な場所でも成り立つのか?実験にトライします!

 

新しく招いた植物たち。プリップリです。

 

それは今より更にローメンテナンスな植栽。それでいて、自然で、風に揺れるようなさり気なさ、かっこよさがあります。そういう植栽はどんな住宅にも合いますから、これからいろんな場所でおすすめしていきたいと考えています。一番過酷なこの場所でもうまく表現できるか?実験開始です。

 

イメージするのはこんな花壇。ローメンテナンスな新・宿根主義の植栽。

 

現状の自生種の低木を背景として生かし、宿根草のほとんどは入れ替えました。

強靭なグラス類を中心に、この場所で育つ実績があって乾燥に強いアルテミシア、花は日本にもあるトラノオ系や野放しOKなバーベナ系をピンポイントで植えます。日当たりが悪いので多くは求めませんが、儚げに咲いている感じもまた良いものです。

 

これまでここで育てていたアマドコロやヤブコウジは他の場所に移植。新しい苗を植えつけて1週間後の様子です。まだ頼りないけれど、もう活着して広がりはじめています。

 

グラス類は景石や砂利ともよく合います。ススキやカヤツリグサ系といったこれまで雑草とみなされていたような植物にもっと注目したい。彼等は雑な草はではないのだから。和風の庭でも植える量を調整すれば、この植栽デザインを応用できる、モダンで新たな眺めを作れるはず、と思っています。

また、住宅会社さんの作るエクステリア商材とコンクリートだけの「カチンコチンな外構」。それを和らげる緑を取り入れてもらえるように。ローメンテナンスな植栽デザインなら、もっと取り入れて下さらないでしょうか。ディアガーデンならエクステリア商材にもローメンテナンスな緑を添え、見栄える外構にします。

というのも、もともと何も植えずにお引き渡しすると土壌が造成土のまま。お引っ越し後気持ちの余裕が出来て、花でも植えようという気になった奥様は、これまたカチンコチンな造成土では植えられず、結局鉢に植えるしか出来ない。土の量の少ない鉢では水を遣らねばすぐ枯れるという顛末です。土がありながらプラ鉢が無造作に並べられていく不思議な光景は、こういう仕組が原因の一つだと思うの。

ローメンテナンスでカッコいい植栽を広めたい。この実験はさてどうなるか?!うまくいきますように・・・。この夏が楽しみです。また成長の過程を追々UPしますね。

 

 

ジョン・ブルックス氏のこと

イギリスの偉大なガーデンデザイナー、ジョン・ブルックス氏が3月16日に亡くなられたそうです。ご冥福をお祈りすると共に心より感謝申し上げます。本当に有難うございました。

この業界で、とりわけイングリッシュガーデンに一度でも触れた人なら、彼を知らないはずはない。そんな有名な方です。

私がジョン・ブルックス氏の存在を知ったのは、ガーデンデザインの仕事に就くずっとずっと前、多分今から20年以上前のこと。まだ兵庫県に住んでいた頃で、確か姫路市のとある書店の洋書コーナーで、氏の著書「THE NEW SMALL GARDEN BOOK」を手に取ったのが最初です。

ちょうど家を新築したばかりで、小さいながらも初めて自分の庭を持った私。本にある庭に触発されまくっていました。彼がどんな方かも知らなくて、書かれている内容もほとんどわからなかったのに、ただ見ているだけでワクワクしたのを覚えています。

ガーデンデザイナーという職業があることも、その頃初めて知ったように思います。

 

初めて買った洋書がジョン・ブルックス氏の本でした(左)。次に和訳されたガイド本も買って(右)この2冊は穴が開くほど見ました。今も大切に持っています。

 

それとほぼ同時期だったと思うのですが、NHKBSでイングリッシュガーデンの番組が11回シリーズで放送され、その中でもジョン・ブルックス氏の庭を見ています。

その番組は個人の庭をリフォームするという内容で、毎回ガーデンデザイナーは変わります。クライアントの希望を聞くことから始まり、デザインするところ、工事の様子、完成から数か月経った様子まで、本当にわかりやすく伝えてくれていました。ブルックス氏の他にも有名デザイナーの作品が次々放送され、これまた全く知らずに、ただただワクワクして見ていました。毎回番組を録画して、今思うと笑っちゃうくらい一生懸命勉強していました。実はそのノートが残っているんです。懐かしい・・・(下↓の画像)

何にもないところに植物を使ってこんなに素晴らしい空間が作れるのか!クライアントの暮らしを快適にするだけでなく、喜びも感じてもらえて、ガーデンデザイナーってなんかすごい職業だって思いました。

これらのことが本格的にガーデンデザインを学ぶキッカケの一つとなり、今の私に繋がります。

 

ジョン・ブルックスさんがデザインされたお庭のレポート。植栽リストまで細かく一生懸命書いてたw 植栽を3つのグループに分けて考える手法は参考になりました。

 

私にとってジョン・ブルックス氏は、ガーデンデザインの世界への扉を開けてくださった方。お会いすることはありませんでしたが、それから何度もTVや紙面などで拝見しました。20世紀のモダンガーデンを牽引してきた氏から学んだことはとても大きいです。

選ぶ植物は、21世紀の環境に合わせて変わっていきますが、デザインに対する考え方や姿勢は同じ。リスペクトは続きます。