面白い花壇&ディスプレイガーデンの近況 

春本番。地面からいろいろな芽がにょきにょき伸びて可愛らしく花をさかせていますね。

先日歩いていてふと目にした風景。ゴミステーションとして利用されている場所にある花壇です。ひなげしのオレンジ色が緑に映えてきれいなこと!可愛らしいこと!

 

道端の風景。ひなげしが奔放に咲いていました。

 

人工的に刈り込まれたツツジとこぼれ種で勝手に育っているひなげしの対照的なフォルムの組み合わせ。面白い植栽だなぁと思って撮りました。こういうのって狙って作るのは難しいと思うな。提案しても受け入れてもらえるかしら???

水遣りなんて恐らくされていない場所。なんてことない素朴な花ですがたくさん咲くとインパクトあります。ディアガーデンでもひなげしは雑草化してあちこちにいますが可愛いから抜かずに残しています。スミレも雑草化しているけれど抜きません。

雑な草と目の敵にして農薬で根こそぎ退治するよりも、場所によって、ここは生やしてより自然な感じにしようとか、ここはか弱い園芸品種を優先させようとか、そういうやり方があってもいいのでは。だって肥料や水を遣らなくてもめっちゃ元気な彼等だから、うまく取り入れることもアリなんです。

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さて今朝のディアガーデン。

画像はテラスの花壇です。前庭の植栽をリニューアルしたので、もともと植えていたアマドコロやムラサキシキブをこちらに移植しました。うまく根付いたようで元気に芽を出しています。よかった。

いくつかある花壇には、植物がパンパンに植わっているから、雑草が蔓延る余地はあんまりないの。だからひなげしを大事にしてるwww

 

いろんな葉っぱがにょきにょき。元気に育っています。

 

イロハモミジから木漏れ日が差して。薄い葉が透けてね、ずっと見てられるわ。

 

庭をきれいに眺めたいから、せっせと窓を拭きました。

 

床もみじならぬテーブルもみじ(^m^ 庭と建築のいい関係

 

今はシロヤマブキが満開です。いくつか切って事務所に飾っています。

 

仕事の合間に庭仕事にも精を出しています。

部屋にも庭の植物をいっぱい飾って。あぁ・・・。こうして冬までずっと庭の緑と暮らすんだ。

 

 

いつも真剣な材料選び 

先日は庭石を選びにある造園屋さんの土場(資材置き場のことです)へ伺いました。

造園材料、とりわけ石や木は、専門の材料屋さんにお願いすることが多いのですが、今回のように個人の会社で持っておられるものを譲っていただくこともあります。旧い庭から出た石や灯籠、今はもう採掘不可能な石、親方のお眼鏡にかなったお宝・・・等、面白いもの、珍しいものに出会うこともたびたびです。こういう材料を使って作ると、出来立てほやほやでも、味のある庭になります。

とにかくデザインの方向が決まったら、まずはイメージに合う材料が予算内で入手できるかどうか?です。ここを押さえねば何も始まりませんので、アレコレ探すわけです。

 

思いがけず牧歌的に撮れた一枚。いいお天気だったからね~。まるで石が放牧されてるみたいwwwここはどこ?! 造園屋さんの資材置き場(通称「土場」と呼ぶ)です。

 

今時は個人邸で石を据えたり組んだりする庭づくりが少なくなっているから、ずっと置かれたままの石も多いようです。使わないと宝の持ち腐れなだけでなく、職人さんの技の伝承機会も減るということです。

庭に石を置くとなると、本格的な日本庭園を作るんだ!って思われがち。石は景色を作るものでもありますが、そう重く考えずとも「オブジェ」としてモダンに使ってもいいじゃないですか。ロックガーデン風にナチュラルな使い方も出来ます。だから若い方にも機会があればどんどん提案したいと思っています。職人さんの技を発揮できる機会を作ることにもなりますし。

 

ひとつひとつ丁寧に見ていき、たくさんある中から場に合う石を選びます。

 

エクステリア資材は寸法が決まっているので簡単です。簡単といえば、最近のブロック材は目地を入れなくてもOKな積み木のようなものもあってビックリします。門壁はユニット化されたもの多く出ています。技がなくてもマニュアル通り組み立てればいいようになっている。職人さん不足の影響でしょうかね。

一方自然材料は基本的には現場合わせです。素材をどう料理するか?設計者や職人さんの技量が試されます。一点ものだから定価はないけれど、場に合えばとてもいい庭になると思います。

お客様のご希望に合わせて一番合う材料をおすすめし、どんなパターンもご提案出来るように、頭の中で日々いろんな情報を最適化しています。

 

 

ローメンテナンスな新・宿根草主義の庭へ

毎日ポカポカ陽気。関西ではこれから週末にかけて一気に咲き揃いそうでお花見が楽しみですね。

お庭でも可愛らしい芽があちこち顔を出し始めている頃ではないでしょうか。遅霜の心配もいらなくなって、苗の植えつけにはちょうどいい頃です。ディアガーデンも先だってディスプレイガーデンの植栽を一部リニューアル!苗をたくさん植えました。

主に変えたのは事務所前の花壇。建物の北西に位置し道路からもよく見えるので、ディアガーデンの看板的役割を担う場所です。要は前庭ってことで、常にきれいに見せたい場所でもあります。

でも、日当たりが悪く、風当りが強い、西日もガンガンに当たるという悪条件が三つ揃った難しい場所なんです・・・((+_+))

こんな過酷な条件でも生き残った少数精鋭の植物たちは主に自生植物たちでした。楚々とした花、瑞々しい葉、そういう植物たちです。自生植物なので当然ローメンテナンス。

この植栽に定着して5,6年経ちますので、自生種の良さを十二分に味わい尽くしました。いろいろ試した経験から「日陰をローメンテナンスで明るく潤いある植栽に」というリクエストがあったら即座お応えできる自信もつきました。

 

事務所前花壇。昨年の春の様子。見えているのはアオキ、アジサイ、アマドコロ、ベニシダ、シラン、ハラン、スギゴケ。全部自生種!明るい葉が元気モリモリで場を明るくしてくれています。

 

結構気に入っていましたが、ここ数年変えたいってずっと思っていました。ディスプレイガーデンは私の実験の場所でもあるのです。常に新しい試みをせねば進化はありません。

そこで、いまやってみたい植栽デザインがあって、それがこの過酷な場所でも成り立つのか?実験にトライします!

 

新しく招いた植物たち。プリップリです。

 

それは今より更にローメンテナンスな植栽。それでいて、自然で、風に揺れるようなさり気なさ、かっこよさがあります。そういう植栽はどんな住宅にも合いますから、これからいろんな場所でおすすめしていきたいと考えています。一番過酷なこの場所でもうまく表現できるか?実験開始です。

 

イメージするのはこんな花壇。ローメンテナンスな新・宿根主義の植栽。

 

現状の自生種の低木を背景として生かし、宿根草のほとんどは入れ替えました。

強靭なグラス類を中心に、この場所で育つ実績があって乾燥に強いアルテミシア、花は日本にもあるトラノオ系や野放しOKなバーベナ系をピンポイントで植えます。日当たりが悪いので多くは求めませんが、儚げに咲いている感じもまた良いものです。

 

これまでここで育てていたアマドコロやヤブコウジは他の場所に移植。新しい苗を植えつけて1週間後の様子です。まだ頼りないけれど、もう活着して広がりはじめています。

 

グラス類は景石や砂利ともよく合います。ススキやカヤツリグサ系といったこれまで雑草とみなされていたような植物にもっと注目したい。彼等は雑な草はではないのだから。和風の庭でも植える量を調整すれば、この植栽デザインを応用できる、モダンで新たな眺めを作れるはず、と思っています。

また、住宅会社さんの作るエクステリア商材とコンクリートだけの「カチンコチンな外構」。それを和らげる緑を取り入れてもらえるように。ローメンテナンスな植栽デザインなら、もっと取り入れて下さらないでしょうか。ディアガーデンならエクステリア商材にもローメンテナンスな緑を添え、見栄える外構にします。

というのも、もともと何も植えずにお引き渡しすると土壌が造成土のまま。お引っ越し後気持ちの余裕が出来て、花でも植えようという気になった奥様は、これまたカチンコチンな造成土では植えられず、結局鉢に植えるしか出来ない。土の量の少ない鉢では水を遣らねばすぐ枯れるという顛末です。土がありながらプラ鉢が無造作に並べられていく不思議な光景は、こういう仕組が原因の一つだと思うの。

ローメンテナンスでカッコいい植栽を広めたい。この実験はさてどうなるか?!うまくいきますように・・・。この夏が楽しみです。また成長の過程を追々UPしますね。

 

 

ジョン・ブルックス氏のこと

イギリスの偉大なガーデンデザイナー、ジョン・ブルックス氏が3月16日に亡くなられたそうです。ご冥福をお祈りすると共に心より感謝申し上げます。本当に有難うございました。

この業界で、とりわけイングリッシュガーデンに一度でも触れた人なら、彼を知らないはずはない。そんな有名な方です。

私がジョン・ブルックス氏の存在を知ったのは、ガーデンデザインの仕事に就くずっとずっと前、多分今から20年以上前のこと。まだ兵庫県に住んでいた頃で、確か姫路市のとある書店の洋書コーナーで、氏の著書「THE NEW SMALL GARDEN BOOK」を手に取ったのが最初です。

ちょうど家を新築したばかりで、小さいながらも初めて自分の庭を持った私。本にある庭に触発されまくっていました。彼がどんな方かも知らなくて、書かれている内容もほとんどわからなかったのに、ただ見ているだけでワクワクしたのを覚えています。

ガーデンデザイナーという職業があることも、その頃初めて知ったように思います。

 

初めて買った洋書がジョン・ブルックス氏の本でした(左)。次に和訳されたガイド本も買って(右)この2冊は穴が開くほど見ました。今も大切に持っています。

 

それとほぼ同時期だったと思うのですが、NHKBSでイングリッシュガーデンの番組が11回シリーズで放送され、その中でもジョン・ブルックス氏の庭を見ています。

その番組は個人の庭をリフォームするという内容で、毎回ガーデンデザイナーは変わります。クライアントの希望を聞くことから始まり、デザインするところ、工事の様子、完成から数か月経った様子まで、本当にわかりやすく伝えてくれていました。ブルックス氏の他にも有名デザイナーの作品が次々放送され、これまた全く知らずに、ただただワクワクして見ていました。毎回番組を録画して、今思うと笑っちゃうくらい一生懸命勉強していました。実はそのノートが残っているんです。懐かしい・・・(下↓の画像)

何にもないところに植物を使ってこんなに素晴らしい空間が作れるのか!クライアントの暮らしを快適にするだけでなく、喜びも感じてもらえて、ガーデンデザイナーってなんかすごい職業だって思いました。

これらのことが本格的にガーデンデザインを学ぶキッカケの一つとなり、今の私に繋がります。

 

ジョン・ブルックスさんがデザインされたお庭のレポート。植栽リストまで細かく一生懸命書いてたw 植栽を3つのグループに分けて考える手法は参考になりました。

 

私にとってジョン・ブルックス氏は、ガーデンデザインの世界への扉を開けてくださった方。お会いすることはありませんでしたが、それから何度もTVや紙面などで拝見しました。20世紀のモダンガーデンを牽引してきた氏から学んだことはとても大きいです。

選ぶ植物は、21世紀の環境に合わせて変わっていきますが、デザインに対する考え方や姿勢は同じ。リスペクトは続きます。

 

 

植栽をより楽しむためのデッキ基礎 

先週末は近江八幡市文化会館で行われた「吉本新喜劇お笑いライブ」に行ってきました。

物心ついた時から休日のお昼はTVで新喜劇。今も夫婦そろってよく見ています。ライブはもう何回目かな?今回は歩いて10分とかからない文化会館なので「やっぱ行っとく?」的なノリで出掛けました。

ライブは漫才と新喜劇の二部構成。面白かったのが中川家の漫才です。たぶん半分はアドリブじゃないかな?独特の世界観に爆笑。新喜劇は地元ネタ満載でいつもながらサービス精神旺盛です。話の展開やギャグは、見ている方も大体わかっていて「ここ笑うとこ」でみんな笑うという、安定感ある盛り上がりでした。

 

文化会館の大ホールにて。「辛子蓮根」という新人コンビが前説中。「ライブ中は撮影禁止ですが、今なら撮ってもらって結構です!」と言っても誰も撮ろうとしないので「誰も撮ってくれへん」と嘆いている場面ですw

 

楽しかった〜(^ ^) 2時間程おもいっきり腹筋揺らして帰ってきました。

 

・・・さて、ここから本題。舞台↑の形状とちょっと似ているデッキのお話です。

デッキやテラスは、リビングダイニングの前に2m程の空間があれば設けられ、外部空間を楽しむことが出来ます。土のまま残しておくと雑草に覆われるため、何も植えないならいっそ床をしっかりと作ってしまうのも手だと思います。

私のオススメはノーメンテナンスのタイルテラスなんですが、ナチュラルな雰囲気とか足触りの良さとかでデッキも根強い人気です。それで今回は「植栽をより楽しむためのデッキ基礎」について書きます。

 

デッキは束柱で支持するのが一般的ですが、RCかコンクリートブロックで基礎を作ることをお勧めしたいです。新築時にデッキを設けるならば、住宅の基礎と一体化させてしまうのもいいと思います。

こうするとですね、コンクリートの基礎に土を寄せることが出来るの。床面近くに草花を植えられるようになり、より身近に植物を楽しめるのです。この効果は大きいですよ。

 

中庭にデッキを設けるプラン。2か所の花壇には、床近くまで土を入れられるようにブロックで基礎を作る提案をしました。植え替えもしやすいので四季折々美しく保っていただけそう。

 

デッキの庭を作る時、あの床下の暗がりが穴のようでとても気になるのです。それで、その穴を隠すように高さ50cm以上の低木を植えるとか、手前に煉瓦を積んで花壇をこしらえたりとか、そんな提案をよくしています。

でも基礎があれば!土を簡単に盛り、植物をぐっと寄せて植えられるようになります。束柱の基礎のように、床下に雑草が蔓延る心配もなく、ゴミや小動物が入ったりすることもないと思います。

 

ディアガーデンはデッキじゃなくてタイルテラスですが、床面近くまで土を盛っています。フラットにすることでテラスが広く感じるし、部屋から草花が咲く様子もよく見えます。

 

恐らく高さにして30~40cm位の違い。ちょっとしたことなんですけど、見え方感じ方がすごーく変わります。

何気なく作っているデッキが多すぎるように思います。プライバシーを保つ囲いはもちろん必要ですし、こうして基礎を変えることで、居心地と雰囲気が随分良くなることを、もっと知っていただきたいなと思います。

 

 

雪と庭 

さ、さむーいですね。

日本各地大雪で、お困りの方、また予定通りにいかないこと多し。ここ近江八幡市もいつ降ってもおかしくないので、覚悟して準備していましたら、今朝いよいよ積もりはじめました。

 

朝起きたらもう積もってた!これは8時前位のテラスです。建物に遮られているのでまだ10cmも積もっていません。この程度が一番きれいに見えるんだけどなぁ。

 

昨年のドカ雪を経験したら(昨年の様子はコチラ)、もうね、ちょっとやそっと降ったからって動じませんよw これから2月いっぱいは、こんな日の繰り返し。雪ありきの暮らし、庭づくりです。

 

駐車場脇のフェンスを緑で彩ってくれるトクサ。雪が積もると倒れてしまうの。雪対策として前年末までに8~9割がた地際で刈るようにしています。

 

といっても、雪吊りや雪囲いをする程でもないし、除雪車が道路の雪をどけてくれることもない、なんとも中途半端な降り方なんですよ。

だからこそ、何もせずとも雪の重みに耐えられる樹木や耐寒性のある植物を選んで庭を作ります。日本原産の植物中心の庭づくりをすると、まぁ間違いない。雪が降る地域の雪対策は降る前に慌ててするものではありません。

針葉樹は自分で雪を落とすことができるので、夏のムレさえ対処できれば外来種も植えます。オーストラリアやアフリカ、地中海地方原産の植物は、移動可能な鉢植えが無難です。

そして、雪の止み間には庭に出て、植物の状態に合わせてひと手間かけてあげたいもの。苔は雪が乾燥除けのお布団になるのでそのままにしますが、他は軽く払ってあげるといいと思います。万が一折れて悔やむことにならないように。

ついでに小さな雪ウサギや雪だるまを作ったりね(^m^* 庭の景色をたった数時間で全く違うものに変えてくれる雪、その不思議さ、美しさも楽しまなければ。

 

南天で作った雪うさぎ。部屋から見えるところに置いておくのもご愛嬌。

 

枝の雪を払っているとき、こんなに寒いのに、来春にむけて芽をふくらませようとしているのがわかると思います。そんな姿を見ると、ちょっと救われる気がするの。冬来たりなば春遠からじ、です。

無事に冬を乗り越えましょうね。

 

 

仕事初めの抱負 

年末年始ゆっくりお休みをいただきリフレッシュ!本日より通常営業しております。あらためてよろしくお願い申し上げます。

ブログもぼちぼちと綴ってまいります。庭や植物の情報を中心に、日々の暮らしや関心事も交えて、画像満載でお届けしたいと思います。

写真を毎日たくさん撮っているので少しは上達したのかな?たまに褒めていただけるようになり(ノ∀\*)テヘ とっても励みになっています。本当にありがとうございます♡こちらも合わせてよろしくお願い申し上げます。

 

ディアガーデンの坪庭でいま咲いている椿。数寄屋侘助椿といいます。一重咲きのはんなりした品の良い花がお気に入り。光が挿した瞬間を撮りました。

 

さて、冬枯れで庭の寂しくなる時期ですが・・・。

暖かい部屋から景色として楽しむ庭があれば、気持ち的に随分と癒されるなぁというのが実感です。それが雪景色であっても、姿のよい木があったりグランドデザインに起伏(築山)がある等、ベースに工夫があると、雪が重なった時、それはそれは幻想的な景色となります。

 

すっかり葉っぱを落とした木だからこそ、雪が積もるとまた違った眺めに。剪定で姿を整えているので、伸びやかな枝のフォルムが楽しめます。

 

坪庭が見える窓。照明が灯るとがらりと表情を変えて。

 

リビングダイニングの延長として「使う庭」がもてはやされる一方で、やはり眺めることも前提に細かく作りこむべきと、冬になった時とても強く思います。日本は四季の変化が美しい国だから、その変化を身近に感じられる庭でなければ、勿体ないのです。そのために冬は冬なりに美しいと思うところをたくさん見つけたい。私が感動できなくて、一体どうやって伝え表現することが出来るのか?! 自分に喝です。

これからは働き方も変わり在宅勤務がもっと増えるかもしれません。これまで以上に、住まいに関心が集まり、心地よくなる工夫が必要になることと思います。そんな中で、外部空間をどれだけ取り込むかも一つのポイント。ディアガーデンでもそういう流れを意識して、貢献できるようになればと思います。

 

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小筆のお稽古で、今年の干支「戌」がポイントの可愛らしい墨をいただきました。磨ることも出来るのですが、消臭剤として引出しの中に忍ばせたり、飾ったりする物のようです。

冬の間、玄関の坪庭が見える窓近くにディスプレイとして火鉢を置いていて、中にこれまたディスプレイで炭を入れています。「すみ」つながりでここに飾ることにしました。

生け花や餅花と共に、まだまだお正月っぽい。

 

炭の中にちょこんとあるのは、戌年に因んで作られた墨。実際に見ると、金が結構目立ちます。

 

インテリアと庭、共にあるからこその景色、楽しむ工夫もなども、どんどん追求していきたいです。

 

 

ガーデンテーブルをデコレーション 

昨日は小雪(しょうせつ)。積もるほど降るわけではないのでそう言うらしい。でもベランダから遠くに見える比良山はもう白くなっています。どうも今年は冬が早いような?

というのも、今秋のディスプレイガーデン「色づく秋」といった眺めがないまま、もう寂しくなり始めてて(T_T)

例年なら真っ赤になるドウダンツツジは枯葉のような色で、鮮やかな黄色になるエゴノキは、先の台風で葉っぱが飛ばされちゃってほとんどありません。12月初旬に真っ赤になるモミジも枯葉色。フィナーレとしてはとっても残念な感じですが、仕方がありませんよね・・・。

常緑樹だけとなったテラスを少し賑やかにしたくて、ガーデンテーブルの上を飾ってみました。部屋の中から見ると、自然とそこに目が行くので、これはなかなか効果があるかも。

夏の間も時々センターピースを飾っていましたが、ここまで盛ることはありません。

 

部屋の中からテラスを見る。クリスマスらしくモミの木の枝や松ぼっくり、ランタンを飾りました。

 

今年のクリスマス、テーマが「ワイルド・シック」なので、野趣ある素材&落ち着いた雰囲気でまとめています。

 

ディアガーデンでは、日が沈むと自動で照明が点灯します。

このテラスも照明は年中灯っているのですが、これからのクリスマスシーズンは、このランタンとイルミネーションが加わって、更に暖かな雰囲気を演出します(^m^*

 

ランタンを灯すと寒いはずのお庭も、あったかい雰囲気に。北欧のお庭みたいです♡

 

冬ってインテリアは盛り気味になりますが、庭は逆に寂しくなりますよね。ディアガーデンのように年中カーテンオープンで、外と中の境界が曖昧な場合、そのバランスを整えるようにするといいと思います。

冬ならではの庭の眺め、是非作ってみてください。

 

 

台風に翻弄されて 

超大型台風、本当にキツかったーっ(>_<) 
皆様のところはご無事でしょうか?お庭は大丈夫でしたか?

私は台風前に県外へ出てそこで台風を受け、そして一過で(地元の)滋賀県に戻ったら、またすぐ県外へ移動というややこしいスケジュール。通行止めやら運休やら遅延やらばっかりで、なかなか大変でした。

各地転々としていたので、車窓から被害の様子が目に飛び込んできて、心が痛みます。

道路には倒木や冠水、田や畑の水没、建物の一部が崩壊、関連被害としては高速大渋滞の中での接触事故を何件も見ましたし、お客様の庭木にも少し被害が出てしまい、いつもの台風とは随分と違ってたなぁという印象です。

  ディスプレイガーデンは、北向きの前庭に植えている、エゴの葉や満開だった白妙菊の花が吹き飛ばされたくらいで済みましたが、また次の台風が近づいているということで、まだまだ気が抜けませんね。

台風の強風で葉っぱが吹き飛ばされてしまったエゴノキ。今年は物足りない黄葉になりそうで残念。

 

お庭の植物とっても台風は驚異。基本的に人工地盤に植えるので、地面にしっかりとつかまれないし、夏の成長期に強風で葉を失うと再生するのに養分が使われしまう。大雨が過ぎると表土が流されて有用な微生物が沢山いる粒子も流されてしまうのです。

だから根鉢の大きさによっては安定するまで支柱が必要ですし、表土を地被植物で覆う、花壇を高くして水はけを良くする、台風前に養生するなどは、被害を減らす対策になります。

いつも万が一に備えて設計している訳でもないのですが、被害に遭いやすい地域では、気をつけたいと思っています。

「抜け」があるから心地いい 

近頃急に寒くなって窓を閉めていることが増えました。そうすると音も入ってこないので結構シーンとしています。雨続きで庭へも出られないし、暗いので朝からキャンドルを灯したり、窓外を眺めたりして、大人しく仕事しています。

 

この前の日曜日のダイニングです。やっぱり雨でした。

 

窓は閉めるけど、カーテンはほとんど閉めません。小さな家なので、日中過ごす1階については、少しでも開放的に過ごせるように、見える景色や窓の位置を工夫しました。視線が抜けるので閉鎖的にならず良かった思います。

抜け感って、こなれ感という言葉と共に、ファッションでよく聞く言葉ですけれど、住環境分野の方ではもっと前から使われていたように思います。流行らせていなかっただけで。今やあらゆる分野において、共通の心地よさにつながっているようですね。

ちなみに住宅の場合には3つの「抜け」があると人は心地よいと感じるそうです。建築雑誌「ModernLiving」の発行人であられる下田氏曰く、それは「視線の抜け」「光の抜け」「風の抜け」。

抜けを感じるには、窓や高い天井、吹き抜け、壁が少ないなどの造作が必要で、抜けた先に見える景色にも一工夫あると尚いいと思います。理想的な景色があるならともかく、無い場合は、庭という景色を作ってしまいましょう。

植物を含めた空間の雰囲気そのものを取り込むので、四季折々の変化を見る、植物を通した光を取り込む、木立を渡る風を音や揺れる様子と一緒に感じるという具合に、単なる抜け感よりも、もっと趣深いものになります。

 

カーテンはウィンドウトリートメント(窓まわりのデコレーション)と考えると一気にお洒落に。窓に柔らかな表情が加わり抜けも感じられてまさにパーフェクト!ここは昨年泊まった熱海の洋館です。素敵だったなぁ。

 

北欧の住宅にはカーテンをかけるという概念があまりないそうです。その代わり窓辺には、季節の植物を飾ったり、お気に入りのインテリア雑貨を並べたりして、家の中の心地良さ、デンマークでは「ヒュッゲ」と表現しますが、そんなほっこりとした空気感を街にこぼしてあげるのだそう。

それは冬が長いことと関係していて、少しでも日差しを取り込むように、陰気な暮らしにならないように、という目的もあるそうですが、お店でもないのに「外からどうぞ見て下さい」と言わんばかりの演出までされるとは!

これって国民性もあるのかな?自分が心地よく感じれば、そんな風に心に余裕が出来るのかな?日本のように住宅が密集していないのかもしれないし。でもこんな街並みなら散歩するのも楽しそうだなと思います。見せると思うと、自然と片づけたり身綺麗になったりしてねw。

ディアガーデンも見習って窓辺を飾るようにしています。見せながらさりげなく外からの視線も遮っている、そんな飾り方が出来ればいいですよね。

 

事務所の小窓。今日は可愛らしい小枝を飾ってみました。ディスプレイガーデンの剪定枝です。

 

でも実は。

事務所だけでなく建物全部の窓が防犯ガラス(ガラスとガラスの間に特殊なフィルムが挟まっているタイプ)なので、反射の加減か?昼間は外から中の様子がほとんど見えません。大抵は鏡のように外の景色が写ってるので、窓に近づいたらようやく見えるという感じです。

だから窓辺に飾っても気付かれない可能性大なのですが・・・。でもね、夜灯りをつけると結構見えるので、少しはヒュッゲをこぼせるかと思います。