バラとバルコニー 

バラが咲き始めました。

私は鉢植えにしてバルコニーで育ています。ディスプレイガーデンは半日陰もしくは日陰が多く、日当たりが良いのはバルコニーしかないのです。

 

これはシャンテ・ロゼ・ミサト。花も見事ですが何より香りが素晴らしい。

 

バルコニーは南西向きと東向きの2か所あり、今は東向きの方でバラを育てています。寝室と個室に面していて、狭いのですが、バラ以外の鉢をいくつかと小さなテーブルセットを置いて寛げる空間にしています。

そのテーブルセットは一部木で出来ているので、防水防腐対策に塗装は必須。これまでグレーやブラックなど無彩色に塗っていましたが、今年は冒険して淡いパープル(ペールラベンダー)にしてみました。

想像以上に馴染んで、全体が柔らかく明るい雰囲気になりました。毎朝、起きぬけにこのバルコニーを眺めるのが密かな楽しみです。

 

寝室と個室に面した小さなバルコニー。ガーデンファニチャーと鉢の一部を今年パールラベンダーに塗りました。

 

長年鉢でバラを育ててきて思うのは、水やりさえ気を付ければ、十分楽しめるということ。コンパクトに育つので管理しやすく、眺めたい場所に簡単に移動させることも出来ます。

以前はコガネムシの幼虫によく根を食害されていたので、毎年鉢から土を出して退治したり大変でした。でも水仙を一緒に植えることで、かなり抑えることができ、楽になりました。

アブラムシやハダニ、黒点病などの病害虫は、何かしら発生しますが、まずは出来るだけ早く症状の出た部分を取り除くことが大事と思います。そのうえでアブラムシはティッシュで軽く押さえながら潰す、ハダニは葉水を徹底、黒点病対策にはマルチング、など初期対応を頑張れば、農薬を使わずとも抑えられることも多いのでは。

今年は蕾が出来る前から、時々、自然農薬(ニンニク、トウガラシ、ドクダミを木酢液に漬けたもの)を水で希釈してスプレーしていたら、アブラムシがほとんど付きませんでした。はっきり断定は出来ませんので、しばらく続けてみて検証します。

 

多肉の寄せ植えもここで機嫌よく育っています。

 

小さな鉢は動かしやすいので、その時の気分や気候に合わせて置き場所を変えています。

 

バルコニーは、移動できるという鉢の利点を生かして、しょっちゅう、とっかえひっかえ並び変えて遊んでいます。地植えではこうはいきません。鉢の色によっても随分雰囲気が変わるし、草花以外にも植木や野菜など何でも育てられますから本当に面白い。

もっとバルコニーやベランダを楽しみましょう!

 

 

前庭はおもてなし感覚で

初夏はディスプレイガーデンで一番花が多い時期です。

春は割と肌寒い日が多かったせいか、例年に比べ7~10日程花が遅い気がしますが、花付きはまずまずです。

皆様のお庭ではいかがでしょうか?

 

前庭にあるエゴノキの花が咲き始めました。今年も蕾がいっぱい!

 

通りに面した前庭は、歩道までは庭という感覚。雑草を抜いて、掃き清め、気持ちよく通っていただけるよう私なりに気を付けています。夏になれば、打ち水をしたり、程よく木陰を提供するなど、ディアガーデンの前を通る方に対して、ちょっとしたおもてなしの感覚です。

自分の庭ですが、公共性のあるスペースなので、四季折々の草花を植えて、年中緑を絶やさないように、いつも気持ち良い眺めを作るよう心掛けています。

前庭とはそういう場所、なんですよね。

「他人目線で見てどうか?」完璧じゃなくてもいい、でも、それさえ気を付けていたら大きく乱れないし、街並みも整って防犯面でも効果を発揮します。

 

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さて、その前庭に植えているオキザリスが増えすぎるので、よく抜いているのですが、いつの間にか歩道を超えて、舗石の際で根付いたみたいです。ほとんど土がないのに咲いて、その繁殖力に感心します。

抜くべきか?迷いましたが、どのみちいろんな草が生える場所。スミレやヒナゲシ、オキザリスの3種類だけ残して、あとはコマメに取っています。

雑草だからなんでも抜いてしまうのではなく、管理できる範囲でそこもデザイン出来たら、お金をかけずに水も遣らず、きれいに保てます。

そういう訳で、処分はいつでもできそうだし、両脇に同じ花が咲いていると、園路みたく歩くのが楽しそうな雰囲気なので、しばらくこのままでいいかな?

これも、ディアガーデン前の歩道らしいかな、なんて思っているのですが。

 

奥の花壇にピンクのオキザリスが咲いています。その向かいの鋪石のキワにも所々繁殖して、それが花を咲かせています。

 

もっと増えたらオキザリスの小道、ってな感じになりそ(^m^

 

実は個人的には濃いピンクって、薔薇以外はあんまり好きじゃありません。

このオキザリスも自分で買ったものではなくて、何かの苗の土に紛れ込んでいたものでした。それを育てようかどうしようか迷っていた時、他人目線で見て、この色は遠目からも良く目立つし、道路植栽のサツキツツジと同じ花色で合っているなと思って残しました。

なので、今の時期だけはこのピンクで統一しています。因みに夏は変わって、涼しげなシルバー&紫(青)の配色になります。

 

同じくピンクのシラン。これも増えすぎたので半分程度減らしました。元々は約20年前住んでいた家の近所の方からいただいたもの。引っ越しの度に植え替えして今に至ります。

 

 

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前庭は、こんな風に他人目線で植栽デザインをしていますが、プライベートスペースにあるテラスの花壇は自分好みの植物でいっぱいです。

静かで穏やかで爽やかで・・・いつ見てもほっと落ち着くように、白い植物を多く植えています。夜も眺めるので、白ならば闇に紛れず見えるという利点もあります。

主役はアジサイ「アナベル」ですが、今はようやく小さな蕾が付き始めたばかり。

 

白い葉、白斑、白花、などなど白系の植物と少しの青花を。

 

手前から。シマススキ、ヤブコウジ、ティアレア、ムラサキシキブ、アマドコロ。

 

白系で、いま一番冴えているのは、斑入りのムラサキシキブです。

 

狭い土地でも、こんな風にいろんな目線で見て植える植物を変えると、個性あるコーナーを作ることが出来ます。

 

 

ディアガーデンの白い花たち

いよいよGWが始まりました。

ディアガーデンは本日から6日までお休みを頂戴します。でもブログは時々更新しようと思いますので、またのぞいてくださいね。

 

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さて、この10連休をどう過ごしたいか?あるリサーチによると「自宅でゆっくり過ごす」という回答が一番多かったとか。案外そんなもんなんだなぁって、ちょっと安心。お仕事だという方もいらっしゃるでしょうしね。

私も例外ではなく、出掛ける日は数える程。それ以外に、もしも晴れたらテラスで食事を楽しんだり、ハイキングに行けたらいいなぁ、なんて計画はしているのですが。季節物の入れ替えもやらないと。主婦業もなんやかんやあります。

 

しかし、寒いです!GWでこんなに冷えるのは今までにないような。

昨日は、遠いところからお客様がいらして下さったのに、台風のような風で、晴れていると思いきや急に雨が降ってきたりと、かなり荒れた天候でした。打合せの時は暖房のある事務所にいるので、まだ平気なんですが、庭を案内しようと一歩外に出ると、凍えるような寒さ。なので、せっかく咲いていた花々も、お目に留まったかどうか?

ディスプレイガーデンでは、ただいま白い花がたくさん咲いていて、新緑と相まってとても爽やかな雰囲気です。

例えば、高木ではアオダモ、もう少ししたらエゴノキも咲き始めます。低木ではドウダンツツジと白山吹が満開です。宿根草だとアマドコロ、ティアレアの可憐な花が見られます。

たくさんといっても、ひとつひとつが小さくて楚々とした雰囲気なので、気づきにくいのよね(^^;

 

白くてフワフワとしたアオダモの花。若葉も清々しいです。

 

ドウダンツツジの花。鈴なりに咲いて、とても可愛らしいです。

 

大好きなアマドコロはディスプレイガーデンのあちこちで増殖中。山野草の斑入り種で、夏の間はもちろん、晩秋に黄葉するまでずっと乱れず立っていてくれるところが好きなんです。

そういえば、例年、いまごろになるとジギタリスの茎が上がってくるのだけれど、今年は行方不明。もしかしてアマドコロを植えているときに抜いちゃったかも?!いくら好きとは言え、増やし過ぎたかもしれません。

 

斑入りのアマドコロ。鳴子のような花。

 

先がほんのり黄緑。葉ともよくあっていて爽やかです。

 

今年はテラスの花壇にニューフェイス「ティアレア」が加わりました。

この植物は、半日陰の方がむしろ花付きがいいと聞いたので、日当たりの悪いディスプレイガーデンに合う花かもしれないと思い実験的に取り入れてみました。

ティアレアといえば「スプリングシンフォニー」がポピュラーですが、これは比較的新しい品種で「シュガーアンドスパイス」といいます。自生植物ではありませんので、ディスプレイガーデンではあくまでゲスト扱い。勝手に増えないよう目の届く場所に部分的に植えています。

植えてからひと月ほどですが、早々と花を咲かせてくれて、葉っぱも落ち着いた美しさがありますし、これはかなり期待できそう。四季を通じてどのように変化するか、経年変化等、じっくり観察して、よければお客様の庭にもお勧めしたいと思います。

 

今年テラスの花壇に試しに植えてみたティアレア。小型のヒューケラのような葉で、花は蕾がピンクで咲き進むと白になります。

 

もう定着して広がり始めました。後ろに見えているのはアマドコロ。

 

ティアレアの花は線香花火のような。あくまで私的な印象ですが。

 

白山吹がたくさん咲いたので、事務所に飾って、お客様をお迎えしました。

 

これら白い花のピークが過ぎたら、次はバラやハラン、オキザリスなどのピンクの花、そして初夏にはアジサイやサルビア系のブルーの花へと主役の座が移っていきます。花以外にも、グラス類が多数育ってくる予定ですので、おいおい画像をUPしようと思います。

画像ではなくて、本当は実際に見ていただくのが一番なんですけれどね。どのように育つのか?香りとか、手触りとか、光によって変わる見え方とか、その植物の良さがダイレクトに感じていただけますから。

ご興味のある方は是非、見学にいらしてください♡(ご予約はコチラ→Contact

 

 

GWに多肉植物の寄せ植えはいかが?

植物のある美しい暮らしをしたい、そう思われている方は、初夏に向かう今が良いタイミングかもしれません。

暑くもなく寒くもない、晴れの日が多い、湿度が低い、色々な苗が多く流通し始める・・・等々、植物にとっても作業する側にとっても、今はまさに適期と言えるのです。

そこで、初心者の方におすすめなのが多肉植物です。コンパクトで、外でも室内でも育てられます。

手始めにGWの休みを利用して、寄せ植えを作ってみてはいかがでしょう?

 

プクプクと可愛らしい多肉植物。小さな鉢にギュギュっと寄せるとキュートです。

 

多肉植物といっても種類は様々。中でもイチオシは「エケベリア」という種類。

ロゼット型と呼ばれる花を思わせるような葉の形が特徴的な美しい多肉植物で、寄せ植えにすると見栄えがします。春と秋に生育旺盛なので、これからの時期は屋外に置く方が引き締まった良い形になります。夏は半日陰、冬は室内が基本です。秋に紅葉して色が変わるのも楽しみです。

 

エケベリアは色のバリエーションが豊富で、選ぶ楽しみがあります。

 

「すぐ枯らすから」と植物を避ける方がおられますが、それはその場所が、その植物と自分に合っていなかっただけなんです。光や風が足りないとか、もしくは物理的にお世話しずらい場所で、ついウッカリということもあります。あるいはその場の気が澱んでいて、植物が身をもって浄化してくれたのかも。とにかくあきらめずに色々と試して欲しいです。

そしてそんな方に。枯らしにくい&ペットみたいな風貌でついつい見てしまうという点で、おすすめなのがこの多肉植物って訳です。

 

鉢やマルチングをブラックにするとカッコよくなります。ちなみにこれは可愛いが苦手な私の多肉ちゃんたち。ここで大きくしたいので間隔をあけて植えています。

 

プクプクしているのは、内側に水分を貯めているからなんです。だから他の植物と違って水やりの頻度は少なくて済みます。土は水はけの良いものを選んで。分からなければ多肉専用の土を使うと安心です。少し皺が寄ってきたら水が不足している印なので、たっぷりとあげてください。

皺が寄るというのは見た目に分かりやすいし、多少水遣りが遅れたとしてもすぐ枯れないところが、初心者の方向けなのかなと思います。

私が思うガーデニングのコツというか、大事なことは、とにかく関心をもって状態をよく見、成長をサポートすること。多肉植物で皺が寄ってきたのに全く気付いていないと、水やりのタイミングを逃して、さすがに枯れてしまいますよね。忘れているということは関心がないということで、それはテクニック云々以前の問題。

植物でも動物でも人でも、生き物同士上手く付き合うには、相手に関心を持ち続けること。それに尽きると思うの。いつも見ていれば、相手の気持ちに寄り添えるし、尊重するべきところも分かってきそうです。無関心でいられるのが一番辛いよね。

 

雑貨のような見た目でインテリアに馴染みやすいところもいいですね。目立つところに飾りたくなります!

 

自分のお気に入りのエケベリアを、好きな鉢に、好きな組み合わせで植えたら、毎日でも見たくなること間違いなし!

多肉植物でガーデニングのコツをつかんで、他の植物へと、また庭づくりへと挑戦の幅を広げていってください♡

 

 

続・庭仕事の前に-GWにおすすめの作業

清々しい風が吹いています。

ぬめぬめとした赤子のような芽が日を追うごとに黄色みを帯びて、今日はもう葉脈がくっきりと見えるまでに形が出来上がって梢の先で笑っています。その姿のなんと希望にあふれていること。クスノキ並木は、毎分50枚くらい古葉を捨てて、もう振り返りません。

そして私は日曜の朝、白山吹がこの春一番の清らかさで咲いているのを発見したのでした!

 

ディアガーデンの前庭で咲く白山吹の花。

 

花のない、みどり葉のない季節はもう去りました。

こうなれば、どのようにしてあの暗い冬を過ごしていたのか?耐えられたのか?もう思い出せないほどです。

確かに私の庭はまだ土の部分は多いけれど、日を追うごとに少なくなっていて。その隙間に見えるのは、これからの数か月、この短い間に起こるであろう様々な繁栄そして衰退…そんなドラマとそれに翻弄される自分。

でも今はまだ若葉を眺めているだけ。庭に空スペースや、野菜畑でもあれば、嬉々として苗を植えるところですが。

それで、庭仕事の準備体操として、私がしたこと。

  • 庭が見える窓を磨いて、テラスのタイルやガーデンファニチャーを洗う。(前回のブログで書きました)
  • 観葉植物の株分けをして、増えた鉢の飾り場所を用意する。 ―― 因みに私は浴室にしました。
  • 蘭の水苔を新しくして外に出す。
  • 木製の家具は古いペンキを剥がして、これまでにない斬新な色に塗り変える。 ―― 因みに私は紫(!!)に塗りました。
  • 昨年末に配置替えをした宿根草を部分的に再修正する。
  • 部屋に春らしい若葉色のフラワーアレンジメントを飾る。今は庭の植物は切りたくないので、お花屋さんでグラス類とカラー、クラスペディアを買ってきました。

 

私としては斬新な色!ペールラベンダーです。薔薇やピンク系の花に合わせて選んだ色。

 

若葉色と黄色のアレンジメント。キッチンカウンターに飾りました。何とも爽やかで、家事中もずっと見てます^^

 

これらの作業は、GWに楽しみながらやるのにもピッタリ。

観葉植物や蘭は植え替え適期ですし、ペンキ塗りはお子様と一緒にすると盛り上がりそう。浴室やバルコニーは、他の部屋のインテリアにそう影響がないので、思い切ってイメージチェンジするのもアリですよね~。

私の浴室グリーン化とバルコニーの模様替えについては、また改めてブログに書きたいと思います。

 

 

庭仕事の前に 

日本は季節の変わり目に雨がよく降ります。それぞれに名前が付く程で、春に降る雨は「春雨」「春霖」「菜種梅雨」「催花雨」「桜雨」「穀雨」などと呼んだりします。大地を潤し、芽吹き始めた草木を育てる雨です。

そんなことを意識して庭に出て見ると、確かに雨の後は、一段と植物の勢いが増しているように思います。

長らく沈黙を保っていたディスプレイガーデンがいよいよ動き出しました。

 

ギボウシの芽、アジサイの芽が勢いよくふきだして。

 

ドウダンツツジの花が鈴なりに咲いています。背後に見える若葉はアオキ。

 

昨年のうちに植栽の配置替えをして、枯れ枝や落ち葉も取り除き、寒肥も施していたワタクシ。春を迎える準備はほぼ整っており、今のところまだ庭仕事という程の作業はありません。

同じように芽吹き始めた雑草たちを取り除く位かなぁ。今なら表土を掻くだけで抜けるので楽チンです。とは言え、全部抜くのではなく、個人的に好きな雑草は残しています。例えばスミレとかヒナゲシは、庭の前を通る歩道にポツポツ咲くように、敢えて抜かずにそのままにしています。

この歩道には、庭で育っているオキザリスがいつのまにか繁殖して、残した雑草と混じって、庭の景色の延長のようになってきました。

5月にオキザリスの花が咲いたらUPしますね。

 

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庭仕事ですることがない今のうちに、窓ガラスを拭いたり、テラスのガーデンファニチャーやタイルを洗ったり、しようと思います。

新緑を部屋から眺めたときに、きれいに見えるように。

テラスONシーズンに向けて、いつでも気持ちよく使えるように。

 

拭きたての窓ガラス越しにテラスを見る。冬の間物置に仕舞っておいた散水ホースもスタンバイ。

 

窓ガラスは雑巾で二度拭きするだけです。ついでに窓枠と網戸も拭きます。しょっちゅう拭くのでそんなに汚れがたまっていないし、無駄に精魂こめてピカピカにはしません。疲れちゃうもんね。

窓ガラスはテキトーにいつもきれい。それがディアガーデン流。

 

 

小さな気づき 

昨日は4月下旬かという程の陽気でした。こういう日、ふと畦を見ると必ず咲いているのはイヌフグリの青い花。いつから咲いていたのかわかりませんが、見ると満開でちょっとした花畑を作っています。澄んだ空を映したような花びら4枚、そして真ん中の雄蕊が子供のような元気さで2本チョンと立っています。

昼頃には落ちる一日花ですが、花が閉じる前に、この2本の雄蕊が湾曲して花粉を雌蕊の頭につけるのだそうです。花粉を運んでくれる虫はまだ少ない時期ですが、こうして自家受粉の仕組みを持っているので種を作ることができます。

イヌフグリにしたら何でもない営みが、毎年粛々と続けられ、こうして花を咲かせています。それを誰が見るとも思わず、見られたいとも思わずに、自分のやるべきことをただやるということは・・・なかなか私には出来ません。

植物の美しさは、何も疑わず生きることにまっずぐ。そういうことで生まれるのでしょう。

 

イヌフグリの群生。珍しくもなんともないけれど、本当に可愛らしくて春を感じる花。

 

畦草はちょっと前まで枯れ色だったのに、もうツヤツヤの緑の絨毯が出来上がっています。それが今まで自分は何を見ていたのだろう?と思うくらい唐突に感じる程で!思うに光の色の違いでしょうか。

この陽気では何もかもこれまでと違って見えて、目をくるくると動かしてしまいます。そうして周りを見ていると、面白い木を発見しました。

 

とある駐車場で。最近乗り換えたばかりのマイカーを撮っていると、向こうに見える木がナント!

 

クスノキの樹冠にハートマークが見えたんです(^^♡

一定の角度でしかハート型に見えないので、剪定して作ったものではないことは明らかです。

 

近寄りすぎると分かりにくい。これくらいで分かるかな?一度見えるともうハートにしか見えないよね。

 

枝が自然にこんな風になるなんて、凄くないですか?虹を見つけた時のような嬉しさで、いいおばちゃんがはしゃいでいます(^^*

そしてこの時期はどこからか漂ってくる花らしき香りにも注目。それは、たぶん沈丁花やミツマタ、梅、馬酔木など地味な低木の花の香りです。夜になると一層香りが強くなるので、帰宅時に気づく方も多いでしょう。

 

これは植木屋さんの畑にて咲く梅。ほかの木を探しに歩き回っている途中、いい香りに誘われて。

 

ミツマタは直径3cm程のまあるい花で可愛らしい。梅よりも甘い香り。

 

同じく植木屋さんの畑で。まだ芽吹く前の木の足元で、ポツポツと咲いてるのがミツマタ。あかりを灯したようにここだけ光ってました。あたり一面ミツマタの花の香りがふわっと。

 

トサミズキの花も黄色。これはミツマタほど香りませんが、ぱぁっと明るい。

 

春に咲く木、といえば桜ばかりが注目されますが、それに先駆けて様々な花が楽しめます。このような木が庭にあると、贅沢な香りで春を感じることが出来ます。

実はまもなくオープンするモデルハウスにも、先ほど紹介しましたミツマタを取り入れています。来場者の方に香りのおもてなし、いい仕事をしてくれるといいな~って期待しています。

 

手前に見える大きな木はケヤキ。あとひと月もすると若葉が見られることでしょう。ミツマタ以外にもたくさんの木を植えてきました。

 

 

 

春に向けて植栽リサーチ 

春に向けて、いくつかの現場用に植える花苗をピックアップしています。これまでの経験から頭に浮かぶ植物に加え、ナーセリーのカタログを見たり、種苗店に足を運んだりして詰めています。

選んだ植物が実際手に入らないと意味がないので、流通しているかどうかは大事なポイントです。

 

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先日、種苗店に伺うと、温室の中は春の花の香りでいっぱいでした。甘いと言うよりはスッキリとした香りで、何とも幸せな気分になります。この香りはどの植物から漂ってくるのだろう?と鼻を頼りに探りながら花から花へ。この日はエニシダとアリッサムの香りが特に印象的でした。

 

春に咲く常緑低木のエニシダが周りに素晴らしい香りを振りまいていました。こんなパフュームがあればいいのに!

 

球根植物のアネモネ。色々な品種が出回ってます。庭植えにオススメは断然一重咲きのもの。

 

一重咲の白いアネモネ「ドリーミングスワン」とリクニス「ホワイトロビン」の素敵な寄せ植え@浜松フラワーパーク

 

華やかな外来種に目を奪われつつも、この日の目的は山野草の品種確認。そのコーナーに行くと、なんというかめっちゃ地味。他の外来種とは明らかに違う。まだ芽吹いておらず冬って感じのポットばかりです。

誰も見てないし(^^;

元日の抱負で述べたように、日本のモダンメドウを追求したい私としては、やはり自生種にこだわりたい。このような山野草の組み合わせも積極的に考えていくつもりです。その上で、侵略的でない外来種も、日本の自然と雰囲気に合うものならば、ゲスト扱いで合わせてもいきたい。

 

山野草は今は土しか見えてないものばっかり。地味だ~(T_T) でもあとひと月もすれば芽吹くでしょう。

 

クリスマスローズも新品種ゾクゾク。これは和洋どちらの庭でも合いますね。お値段は結構しますが、毎春こんな素敵な花が見られるなら、ねー。

 

ほとんどの宿根草は3年程で成熟します。風通しをキープしつつ、ある程度密生させると、その期間に根っこ同士のコミュニティができて、ほかの雑草が生えないと言います。

以前読んだ「樹木たちの知られざる生活」の中にも書いてありましたが、山や森の木たちも根っこ同士のコミュニティがあるそう。地上部だけでなく、地下でもそれぞれが根で情報を伝えたり、時には養分を分け合ったりもしているのです。それが全く見えないし聞こえない鈍感な人間は、まさか~と思ってしまいますが、菌類やホルモン・香り成分などを使ってやり取りしてるそうです。微量でも感知できるのですから、すごい感覚ですよね。

森や山の木が手を貸さずともスクスク成長していくのは、住宅や道路に植えた木がそんな風に育たないのは、コミュニティがあるかないかの違いもあるのかも。私はそう思っています。

だから「出来るだけ植えないで」という要望がなければ、普通にたくさんの種類と株数を植えます。もちろんデザインということもありますが、コミュニティを作れるといいなとも思うから、色々な植物を混ぜてたくさん植えているのです。

人間でも一人ぼっちは生きにくい。動物も昆虫もそう。植物もきっと同じなんだね。

 

 

紅葉の見頃とクリスマス飾り

11月の最終週、ディスプレイガーデンのモミジが真っ赤に色づきました。

 

テラスのシンボルツリーとして植えたイロハモミジが紅葉の見頃です。

 

猛暑だった今夏、水遣りやミノムシ・イラガ退治に精を出したので、これだけ元気な葉っぱが残せました。葉っぱがなかったら紅葉も見られませんからね~。まさに実りの秋。うん、よく頑張ったワタシ!なんてひとり悦に入っております。

このテラスはLDKの窓と接しており部屋にいながらにして紅葉狩り気分を堪能できます。特に日差しを受けると赤がより一層鮮やかに見えて美しい。

手前味噌ですが、こんなに純粋で美しいものがすぐ傍にあるって、やっぱりいいなと思います。せわしない暮らしの中で、四季折々、庭にどれだけ心を清められたかわかりません。

 

リビングから

 

ダイニングから。紅葉を愛でながら頂き物のお菓子でお茶の時間。地元の有名菓子店たねやさんのオリーブ餅とこれまた全国的に有名なチョコたまごです。たねやさんのお菓子はほとんど食べましたがオリーブ餅は初めてです。オリーブオイルって何にでも合うんですね。意外といけます。チョコたまごは種類豊富で飽きない美味しさ。

 

さて、ディアガーデンでは、ただいまクリスマスワークショップ開催中。

庭で育てた植物など自然素材でドア飾りを作っていただく催しで、今年でもう7回目になります。

 

今年のスワッグは全体をミスティグリーンでまとめたナチュラルなデザインをご提案。昨日のお客様の反応では「これまでで一番自然なデザイン」とのことです。

 

このイベントに合わせて11月の初め頃から準備を進めてまいりました。今のディアガーデンは、ドアはもちろん事務所にもクリスマス飾りをして、一足早いクリスマスムードに包まれてます。

毎年来てくださる方もいるので、飽きないよう楽しんでいただくために、少しづつ変えてしつらえているつもり。

そんなディアガーデンの様子を今日はチラ見せ。まだ来られていないお客様もいらっしゃるからね。

 

ミニツリー。ここ数年はシルバーに白のオーナメント。今年工夫したのは置き場所。鏡の前に置いてダブルキラキラ☆させてみました。

 

本棚にもデコレーション。オーナメントの中では一番好きなベツレヘムの星と松ぼっくり。それに庭で育てている柊木犀の枝をシルバーのスプレーで着色したものを合わせました。これに気づくお客様いるかな?

 

昨日はたくさんのお客様が見えて本当に賑やかになりました。皆様それぞれちょっとづつ個性的で素敵なスワッグを仕上げられましたよ。

ワークショップは12月2日(日)まで続きます。お客様に楽しんでいただけるよう頑張ります!

また終了後にレポート書きますね。

 

 

庭を撮影する意味 

秋ばらが見頃です。春と秋に花盛りを迎える四季咲きのばら。秋の花は小ぶりながらもこっくりとした色合いが何とも素晴らしい。手を掛けたらかけた分だけ咲いてくれる、それがばらじゃないかな。

特に今年はすっごい酷暑だったから、それを乗り越えて咲いてくれたことが本当に嬉しいの。ということで、昨日は綺麗に咲いてくれたうちの「あおい」ちゃんを撮影しました。

私の場合、ディスプレイガーデンの記録として、またブログやインスタグラムに載せることもあって、ほぼ毎日、たくさん写真を撮ります。そうしているうちに撮るのがだんだん好きになってきました。プロが撮った写真と決定的に違うのは、育てた者目線、庭を作った者目線、そういう目線の違いかなぁと思います。テクニック的には劣るけれども、愛では負けないゾ。別に張り合うつもりはないのですが、まぁそんな感じです。

この子はこの光が一番きれいに見えるんだよなーとか、苦労して伸ばしたこの枝を生かしたいんだよねー、カタチは変だけど可愛いんだよねーとか、そんなことを思いつつ撮っていて、思い通りに撮れたら、その瞬間は自分の中に残ります。

 

あぁ、綺麗♡それしかない!咲きはじめは小豆色で咲き進むと紫がかったピンクへとうつろいます。この色をうまく撮るには曇りの日が最適っ!ということで昨日でした。

 

ちょっと逸れるようですが、こんな話を。

最近、京都新聞の「象徴のうた―平成という時代」という連載を楽しみに読んでいます。天皇、皇后両陛下が過去に詠まれた歌をテーマに、歌人永田和弘氏のエッセイがお二人のお写真と共に紹介されています。

両陛下の歌は、切り取られた情景にあたたかな眼差しが感じられてじーんときます。こんな風に詠めたら素敵だろうな。でもそもそも歌を詠む行為とは何なんだろう?ってわからないことが多いのです。そこで今日の記事です。なんとなくストンと腑に落ちました。

結婚してよかったと思った瞬間は?と尋ねられた美智子さまは、次のように答えられた。

「春、辛夷(こぶし)の花がとりたくて、木の下でどの枝にしようかと迷っておりましたときに、陛下が一枝を目の高さまで降ろして下さって、そこに欲しいと思っていたとおりの美しい花がついておりました。」

そんな「本当に小さな思い出」は

「仰ぎつつ 花えらみゐし 辛夷の木の 枝さがりきぬ 君に持たれて」(昭和48年)

という美智子さま自身の歌としても残っている。

本当はそれは逆なのかもしれない。歌に詠まれたからこそ、そんな小さな記憶が色褪せることなく三十数年間を美智子さまの心に生き続けたのだろう。歌に詠まれた時間は、他の時間とは違う、かけがえのない記憶として定着されるものである。歌を作る意味のひとつはそこにある。

何気ないことですが、陛下の美智子さまに対する優しさが伝わってくる素敵なエピソードです。

美智子さまのお気持ち、うんうん、わかります!男性のそういう優しさってキュンとしますよね。自分の意図したことが自然に相手に伝わっていた・・・この人と深いところで繋がっているんだなぁなんて、思われたのでしょうか。

そんな瞬間を繰り返し繰り返し思い浮かべながら、言葉を丁寧に選ぶ作業が、記憶の定着となる、そういうことですね、歌を詠むって。

 

今度はテーブルの硝子部分に置いてみる。そこに映る姿がええ感じやん!って気づいて、背景を暗くぼかして・・・なんて、私なりに工夫して撮ってます。

 

それで思ったこと。歌を詠むことと写真を撮ることは似ています。私も先に書いたように素人ながら一応、一生懸命考えて撮っているつもり。そんなことの繰り返しで、庭や植物の記憶がどんどん定着していきます。

そしてその積み重ねが、次の庭づくりに生かされているのかもしれないなって思います。

歌も詠めたら更にいいけれども(^^;

 

ベストショットはこれかな!インスタグラムにUPしました。

 

皆様も庭や植物の写真を撮られると思います。撮れた場面を見ると意外と他人目線で見られる、客観視できるところもメリットです。

庭づくりに大いに役立つ撮影という行為、これもガーデニングの一部にしましょう。