青葉狩りの名所とは 

緑の美しいこの頃は最も庭で過ごしやすい時期ではないでしょうか。年にもよりますが、暑くもなく寒くもなく湿気も少ない、そして蚊もいません。木漏れ日がキラキラとして、それはそれは心地いい眩しさ。

新緑は古来「青葉」と呼ばれました。桜びいきの西行が「時鳥 きく折にこそ夏山の 青葉は花におとらざりけれ」と歌ったほど新緑は美しいものです。江戸の俳人・山口素堂の有名な句「目に青葉、山ほととぎす、初鰹」にも新緑が取り上げられていますね。

では新緑を見に行くとしたら?紅葉狩りの名所が「青葉狩り」の名所、ではないでしょうか。紅葉のときほど人で溢れていないのでオススメです。ディスプレイガーデンで毎日青葉を堪能している私ですが「狩り」というからには、もっと多くの青葉を見たい。

そんな願望が叶ったのは、ちょうど香道体験に伺う予定の教林坊さんで。ディアガーデンと同じ近江八幡市にあるお寺で、車なら15~20分程度で着きます。前回訪ねた頃は、紅葉が本当に見事でしたから青葉も素晴らしいに違いない。(そのときの様子はインスタグラムにだけUPしたんだっけ→コチラ。フォローよろしくお願いいたします♡)

赤に彩られていたときも美しかったけれど、新緑の清々しさはまた一段と美しい。お寺や神社のモミジはゆうに御堂の高さを超える程大きく育っているので迫力があります。

 

茅葺の門。半年ぶりの教林坊は青々として。

 

本堂。画面手前には池の庭。その間に岩屋があり聖徳太子御作の石仏・赤川観音様がまつられています。

 

モミジは変にいじらない方がいい木。元々自然樹形が美しい木ですから、職人さんもあまり切りたくないと言います。枝先の柔らかさがモミジの美しさのツボかなぁと思いますし。

とはいえモミジは樹勢が強い。小さな庭ではある程度剪定が必要です。今頃ですと、切ったところからすぐ新芽や脇芽が噴き出て、それがどんどん伸びるので、枝先で切らないことです。私も以前自分で何気に切って「噴き出してビヨーン」を体験しました。

失敗がないのはやはり落葉期に根本から。それと成長力にあった剪定が大事なので切り過ぎないこと、でしょうか。

このお庭のような青天井を作るには、広い場所と年月が必要で・・・溜息がでますね。そして目を落とすと足元に広がる苔。石にもびっしり。あたり一面緑一色。そこにいる自分ですら緑に染まるのでは、と思う程です。

苔が美しいと秋の紅葉の折、色の対比が極まります。紅葉の美しさを密かに引き立てているのが実は苔なんですね。

 

木漏れ日が苔にはちょうどいい。近くに沢が流れており適度な湿気があるので、これまた青々とよく育って美しい。

 

教林坊さんは聖徳太子によって創建されたと伝わる由緒正しいお寺。お庭には巨石が多く、小堀遠州作の庭とも言われ水琴窟もあります。

そんなすごい歴史あるお寺ですが、昭和50年ごろ一時無人となったことがあります。庭園は村人達によって手入れされていたそうですが、かなり閑散としていたよう。でもそれが幸か不幸か?その間、木々は思い思いに育ち、苔も更に拡大して全てが覆われたのでは?とも想像します。

復興のご苦労はいかばかりかと思いますが、自然の手に委ねた経緯はそのまま、こちらの庭の個性となっていると感じます。

 

香道体験はこの書院で。

 

次回は香道体験について書きます。

 

母の日に母と過ごす有難み 

13日の母の日に合わせて兵庫県へ帰省しました。ここからは9割ハイウェイ走行で2時間ちょい、いつでも行けそうなのに、その前後のスケジュール調整やバタバタが面倒で、ふと気付くと数か月も足が遠のいています。親不孝な娘です。

帰省すると、母と食事したり、好きな花や器を見に出掛けたり。また家の中の諸々を手伝ったりしていると、ホントあっという間に数日経ってしまう。お蔭様で健やかにいてくれて逆に私を気遣ってくれる母、健康法とか食べ物とかいいものがあったらすぐ教えてくれます。でもあと何回こうして合って話が出来るのだろうかと。計算するとその少なさに愕然とします。

滋賀に戻るとき、私を見送る母がバックミラーにどんどん小さくなっていく。そのときが一番切なくて。またすぐに帰ってこよう、そうしっかりと思うのにすぐ時が流れます。あぁ。

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今回はまず神戸で働いている姪の顔を見てから実家へ。一緒に新神戸駅近くのホテルでランチして旧居留地でお買い物など楽しみました。

若いときはよく遊びに行っていた神戸の街、久しぶりにブラブラ出来て嬉しかったなぁ。変わらないところ変わったところなど見るにつけ感慨深くて。

またいつものごとく沢山撮りましたので、ほんの一部ですが、皆様も観光気分で画像をご覧ください♪

 

ランチまで少し時間があったので、新神戸駅から徒歩10分位のところにある布引の滝へ散歩。これは雌滝です。更に上流には夫婦滝、雄滝があります。新緑と水しぶきが清々しい。

 

神戸のお洒落スポットのひとつ、旧居留地。街並みがとても素敵なんです。建物はそう変わらないけれど、入る店舗や雰囲気が洗練されていました。

 

懐かしの神戸大丸。回廊も雰囲気あって。

 

買い物の後、上の画像のカフェで一休み。夕方でテラス席が少し肌寒かったので中へ入りました。外の景色が神戸やわ~。街路樹が延び延びとして、これって管理方針がいいんです。こんな風になぜ近江八幡市では出来ないのか!いつも残念に思います。

 

実家へ着いてからは母やもう一人の姪っ子、それから(私の)弟たちともいっぱい話して飲んで、そしてお出掛け。

姪っ子ばかり出てきて彼女のお母さんが登場しないのはもう亡くなったからです。姪たちにとって母の日は辛い日でしょう。買ってあげたい品、してあげたいことは沢山あるでしょうにね。

そんなことで私としてはこの姪っ子ちゃん達がいつも気がかりなの。でも彼女たちはもう大人になったから、そんなおばちゃんのお節介は要らないのかもしれません。今はお化粧やお洒落の話が出来るようになって、ランチや遊び相手です。

 

2年前に出来たグランピング施設「ネスタリゾート神戸」へ。ここはホテルの前庭でお花いっぱいです。神戸とついているけれど三木市にあるのよね。神戸とつける方が聞こえがいいから?昔は「グリーンピア三木」でした。あれがこう変わったかぁ。

 

グランピング用の施設。

 

可愛らしくてお人形さんみたいな姪っ子ちゃん。自慢したいくらい美形なの。若い人と花は合いますね~。左の幹しかないのはユッカのような木。ここの気候に合わないのか芽だしが不安。リゾートの雰囲気を出したくて植えたのかな?勉強になります。

 

ネスタリゾート神戸はまだ工事中のところもあり、まだまだ拡大しそう。緑いっぱいで管理にもお金がかかってます。伺ったのは土曜日でしたのに、駐車場はガラガラ。ホテルのランチは盛況でしたが、老婆心ながら先行きがちょっと心配・・・なんて。ここは残ってほしいです。

次は、春にいつも見に行く播磨中央公園のバラ園、そして篠山市へ立杭焼き(器)を見に。母との定番デートコースです。

 

ピンクのフリルが美しい「マチルダ」。このバラ園は水辺もあり整形式庭園のお手本のよう。バラアイスが美味しいです。

 

篠山市の「archipelago」さん。最近どんどんお洒落なお店が出来ているみたい!こちらはクラフト&ライフツールのお店です。周囲はフツーの田舎なのにここだけイキナリお洒落なのにビックリ。

 

作家さんの企画展。

 

ディスプレイの参考になります。小さな緑は和の雰囲気。

 

実は陶芸家・和田麻美子さんの壺目当てで訪ねてきたの。モダンで静かな佇まいにキュン。彼女の作品、集め始めました。

 

連れて帰ってきた品をさっそく飾ってみました。和田麻美子さんの壺と神戸大丸「Sarah Grace」さん(関西初出店)で買った器、そしてディアガーデンのエゴノキの花です。

 

気候が良い時期ですからいつもよりお出掛けが増えました。今回ご紹介した兵庫県南東部は穏やかさとお洒落感が合わさったいいところ。お出掛けの参考になりましたでしょうか。同じ関西でも滋賀県とは言葉使いも気候も違うんですよ。

母いわく「欲しいものはもう何にもない。どこ行きたいって聞かれてもわからへん。でも連れってもらったところが時々テレビに流れたり、写真みたりしたら、あぁここ律子と行ったなぁ、あそこも行ったなぁ、って思い出すねん」

私もそうよ、お母さん。

これから先も楽しい時間を出来るだけ共有したい。そして母の小さな変化に気づける娘でありたい。仕事も大事ですが、母と過ごす時間は限られているので、やっぱりそれ以上に大事にしたいです。母の身体の調子に合わせて、これからも思い出づくり、たくさんしたいなと思います。

 

 

施工監理の現場から-後編

前回の続きで、ディアガーデンが設計監理をしているお庭の現場から。

こちらのお庭では色々な年齢層の方が思い思いに楽しめるような仕掛けを作りました。そして植物ばかりでなく、石のある庭の良さも肌で感じていただきたいという思いもあって、一部の築山に石をゴロゴロッと埋めてみました。

石のある景色はモダンな建物にもよく合います。

 

選ばせてもらった景石を据えたところ。無造作に転がして。

 

ここは県外。地元ではないので普段どんな石がよく使われているのか知りません。見学兼ねて据える石を選びに、小一時間ほど現場を離れて、施工を担当して下さっている造園屋さんの土場へ伺いました。

土場は現場から車で10分くらいのところ。大きなユニックのついたトラックに乗せてもらいました。目線が普通車に比べてかなり高いので気持ちいいんです。まだ咲き残る桜や綺麗な山並みを遠くに見ながら往復しました。

前日の2日間は雨や風が強かったのですが、この日は快晴。まだ雪の残る山、妙高山というそうですが雄大な姿に感動。その山肌に見える雪形「跳ね馬」が有名だと伺いました。この形の見え方が農耕作業の目安とされたそうです。

「どこらへんいるんですか?」「あの頂の左下の方」「わかりませーん(+_+)」絵で描いてもらってようやくわかりました。世話が焼けます。

でも一旦見えると、今度はもう跳ね馬にしか見えないのが不思議ね。ちょうどフェラーリ社のマークのような形でしたよ。↓↓↓

 

妙高山の山肌に現れる馬の模様は春の風物詩だそう。白い丸の中に注目。前足を跳ね上げている馬の横姿がお分かり頂けるでしょうか?

 

土場ではこの近郊で採れる石をじっくり観察。見慣れない溶岩石もよく使うとお聞きしました。

社長さんに「どれでも好きなの持ってっていいよ。」っておっしゃっていただいて!まぁ、バカでかい石は据えるつもりがなかったし、搬入の手間とかも考えて、そこは一応気を使いつつ。でも本当に好きなの選ばせてもらって、職人さんたちと一緒に据えました。(一番大きい石を撮りそこなった泣)

石を据えるって正解がないから、何度やっても楽しいです。

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まだ造作工事が残っていますが、しっかり作っていただけそうです。現場の職人の皆様、どうかあと少し頑張ってください!

3日間だけ共に働かせてもらったのですが、楽しく作庭できたことに感謝です。女性の職人さんとも初めて一緒に作りました。きびきびと動かれて技を発揮、きれいでかっこよくてね!こんな方どんどん増えるといいなって思いました。

 

もうすぐ完成しますが、本当の完成はまだ数年先です。季節が何回か巡って、木が根付いて草花が広がって・・・都度足したり引いたりしながらバランスを整えていくことが大事になります。できるだけ省メンテナンスの庭をデザインしたつもりですが、これだけ広いと何もしないわけにはいきません。

お引き渡しが済んだから終わりではなく、関わらせてもらえる限り、よい庭になるように力を尽くしたいと思います。

 

 

庭探訪&お花見散歩2018-京都編

染井吉野がだいぶ散って、次の見頃は枝垂れ桜かなと平安神宮へ行ってきました。こちらは紅枝垂れ桜の名所なのです。今年のお花見散歩はこれが最後になりそう。庭探訪も兼ねてじっくり味わってまいりました。

画像多めです♡

 

平安神宮の桜は、これまで夜のイベント「紅枝垂れコンサート」でライトアップされたところを何度も見ています。でも明るいうちに見たことはなかったのよね。

私の場合、庭探訪は最初は先入観なしに見ます。気に入った庭なら、それからその背景を詳しく調べて改めて見ます。そして季節や時間を変えて見る、誰かと一緒に見る、また違う人と見る、等々シチュエーションを変えて何度も一つの庭に向き合います。その時々で見方感じ方が変わって面白いんです。庭はそうやって味わうものなんだって実感しています。

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この日天気は快晴。午前中寺町での用を済まし、そこからゆっくり散歩しながら岡崎界隈へ。薄いカーデを羽織っていたのですがもう暑くて暑くて!ワンピ一枚でもまだ暑い。植物たちもさぞ驚いていることでしょう。

 

途中、三条大橋からの眺め。桜とベニカナメモチ(デカイ!)や柳の若葉のコントラストを楽しめます。川面がキラキラ、暑いくらいの陽気です。

 

岡崎に着くとちょうどお昼どきだったので食事をとってからお庭を見ることに。平安神宮そばの京料理「六盛」さんに伺いました。

 

 

六盛さんは岡崎で気軽に京料理を楽しみたい方にオススメのお店です。ブラリと入ってもたぶんお席はありそうですが、週末と夜は予約必須です。

「手をけ弁当」が有名なので是非。人間国宝の中川清司氏作という美しい手桶に、四季折々の食材が様々な味付けで盛り込まれています。食材それぞれのお味は間違いなくどれも本当に美味しかったです。口に運ぶたびに「♪」でした。これに一、二品追加も可能で、お酒と共に楽しむことも出来ます。お弁当なのですぐ運ばれてくるところがいいです。

六盛さんはスフレも有名。以前は本店近くの別店舗で出されていましたが今は閉鎖され本店のみです。一度食べたことがあって、そのときは考えられない位待たされた苦い思い出が。この日も結構並ばれていました。

スフレは一度で十分ですが、手をけ弁当の方は別の季節にまた戴きたいなと思いました。

 

名物の手桶弁当。美しい盛り付けでテンション上がる~!ご飯ものは春なので筍の炊き込み。

 

さてお腹も満たされたところで平安神宮へ。こちらは明治28年創建なので比較的新しい神社といえます。そのお庭「神苑」は3つの池を中心とした池泉回遊式庭園です。

 

観光客で賑わう平安神宮。竜宮城を彷彿させる建物の奥に、お目当ての紅枝垂れの咲く神苑があります。

 

 

歴史的建造物に付随する庭は、池泉回遊式か枯山水式かのどちらかで大抵重厚な雰囲気ですよね。でも平安神宮は新しい神社なので、お庭も古めかしさはさほど感じません。

景色を積極的に楽しもうとしているような、今でいうアミューズメントパーク的なところが感じられます。

 

アミューズメントパーク的な部分その1.臥龍橋(がりゅうきょう)。この石は秀吉の時代三条・五条大橋の橋桁と橋脚に使われていた歴史ある石。池の中をポンポンと渡っていくのは楽しそう。でも通行禁止になってた(>_<)

 

アミューズメントパーク的な部分その2.泰平閣(画像奥の建物)。京都御所から移築されたもので、池の中を渡る橋に屋根が付いています。ここに座って池や桜をゆっくりと眺めていると本当に気持ちいい。池の中からの視点を作ったところが贅沢。

 

平安神宮の庭を造ったのは作庭家7代目小川治兵衛。彼はもともと普通の庭師でしたが、山縣有朋のお抱え庭師になったことで運命が変わります。有朋の京都の別荘「無鄰庵」で二人のパートナーシップが確立され、名声が広がり、この界隈にある別荘地を買ったセレブリティの間で人気沸騰、そして平安神宮も手掛け、多くの公共造園に携わっていく。

斬新な庭のアイデアは施主の有朋だったのですが、それを具現化したのは小川治兵衛の手腕によるもの。「有朋はん、またえらい無茶ぶりしはって・・・w」なんて言いながら、さてどう作ろうか?!一生懸命な治兵衛さんを勝手に想像しています。普通の庭師が著名な作庭家になっていく、そんなドラマを想像するだけでワクワクしてきます。

お施主様に恵まれること、それは運命もあるけれど、やっぱり実力の内ですよね。ひとつひとつのお仕事に最善を尽くすこと、お施主様に喜んでいだだけるように。目の前の仕事を楽しみながら鍛錬を積み重ねた先に、色々なチャンスが巡ってくるのかもしれません。頑張ろう!

 

桜は約150本のベニシダレザクラをはじめ、ソメイヨシノ、ヒガンザクラなど約20 品種・約300本も植えられています。治兵衛の「春を京都らしく華やかに盛り上げるんや!」という思いが伝わってくるようです。

 

降るように咲く枝垂れ桜。別世界に来たみたいです。

 

 

 

毎年見頃の時期に夜桜コンサートが催されます。今年は5日~8日です。これは以前観たときのもの。昼と違って妖艶な雰囲気。夢か現か?!わからなくなります。

 

花散らしの雨が降りそうです。景色一転、これからは新緑を愛でることといたしましょう。

 

お花見散歩2018-大阪編

昨日は夫とフィギュアスケートのイベントへ。大阪RACTABドームで開催の「STARS ON ICE JAPAN TOUR 2018」を見に行ってきました。オリンピックや世界選手権などのメダリストを中心に今を時めくトップスケーターによるアイスショーで、本当に見応えありました。

 

宇宙船が降り立ったような形のRACTABドーム。ここにメダリスト達が勢ぞろい!

 

アイスショーを見るのは2度目。生で見ると選手の皆さんはますます細くて綺麗なんです♡4回転の迫力も画面で見るのとは違って興奮しました。

個人的には昌磨クンのキレッキレの演技が見られて嬉しかったです。彼の得意技「クリムキンイーグル」も生で見られました♪平昌オリンピック金銀銅の美女メダリストが一緒に踊った場面は、その美しさにウットリ。女神の化身のようでした。信成くんが登場したときは、大阪が彼の地元なこともあり?大歓声が起こりました。現役時代よりもいい演技だったようなw。プルシェンコさんはさすが大人の貫録で、会場の全ての女性を魅了していました。ペアやダンスのアクロバティックな演技は本当に見応えありましたし、あっという間の2時間。

大満足で会場を後にし、折角桜の時期に大阪まで来たのだからと、途中下車して大阪城公園でお花見散歩をしました。

 

大阪城ーーーっ!平成の大改修後10年経ちますが、金箔が遠目から見てもすごく光ってます。

 

桜はお堀の周りやお城の近くにたーくさん植えられていて、木の下は家族連れや若いグループでいっぱい。写していないけれど土曜日とあって、ものすごい人出でした。外国人観光客も増えましたね。桜は今や重要な観光資源となりました。普段、植物や樹木に関心のない方でも、桜が咲くと無関心ではいられない不思議。

その桜のウンチク。桜の品種は、実は国内だけでも600品種以上も確認されていますが、今見られる桜の8割方が染井吉野(ソメイヨシノ)だそうです。花はピンクや白だけと思いがちですが、薄黄色の「ウコン桜」、淡緑色の「御衣黄」などもあります。

公共的な場所では染井吉野に偏った植栽が多く、ピンク一色。統一感はあるけれど、何か面白みに欠けると思うのは私だけでしょうか。他の品種を混ぜるともっと長い期間お花見が楽しめるのですが。一気に咲いて潔く一気に散って終わる・・・という桜のイメージを演出したいからかな?それとも、桜といえば染井吉野、他所もそうだし、うちもそれでいい!ってな感じで深く考えていないのでしょうか?

私がいま関わっている会社様の広いお庭には、染井吉野の他に「江戸彼岸」という桜を植えさせてもらいました。これは原種のひとつで、お彼岸の頃に咲くのでそう呼ばれています。周りの桜よりひとあし早く先駆けて咲いて、しかも長寿です。そんな江戸彼岸桜の特質を会社様の発展に重ねてご提案しました。

 

それにしても、今年のお花見はお天気に恵まれますね。空がきれいだと花色が明るく見えるから更に感動します。以下、My best shotです。

お城と桜ってやっぱ合う!(^^*

 

 

 

大阪に行くといつも人の多さに疲れます。特に駅と電車の中。お花見帰りの人だけでもすごいのに、間が悪くというか、近くの城ホールでアイドルのコンサートがあったので、更に人が増えてエライことになっていました。改札をカードで通る人がほとんどだから、昔に比べるとスムーズにはなったのだろうけれども。駅の階段で事故がおこらなくてよかったです。

地元に帰ると、ブルームーンの満月の下、満開の桜が静かに佇んでいました。近江八幡は静かで人が少なくて落ち着く~。

今日から4月。桜の花のパワーをもらって、お仕事頑張ります。まだ桜の咲いているうちはお花見散歩したいなと思っています。

 

現地調査、からの、盆梅展 

今度お仕事させていただくお宅へ現地調査に行ってきました。こちらのお宅は湖北にありますので、除けられた雪が塊になってまだ残っていました。

滋賀県でも北の方の地域を湖北というのですが、たくさん雪が降ります。2月でも日によって真っ白な時もあり、調査どころではありません。南の方(湖南)とは全然違うのね。ちなみにディアガーデンは湖東で中途半端に降ります。湖西という地域も当然あって、こちらは京都との県境にある高い山に近いので雪+風も強いところ。字を見ても分かる通り、琵琶湖のどの方角にあるのかで地域が大きく4つに分かれています。こういう呼び方は実際住んでみないとわかりませんよね。

 

さて、現場では一度見ただけではとても覚えきれないので、念のため写真を撮らせてもらいますが、最近は必ず動画でも残すようにしています。撮影は全てスマホ。完成写真は綺麗に残したいので一眼のデジカメも使ったりしますが、普段は専らスマホ頼りです。

プランニングの際、しょっちゅう再生して、高さとか位置関係の細かいところを確認しています。

 

現場撮影の動画画面。私も写ってるよw。(※スクショなので再生しません)

 

こちらはとてもやりがいがありそうなお宅。スッキリと暮らしやすく、植物もお手入れしやすくして差し上げたいです。気に入っていただけるよう頑張ります。

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久しぶりの湖北。現場近くで梅の盆栽展が見られるということで、ちょっと寄り道して春を感じてまいりました。

 

立派な建物と立派な梅の盆栽!額に「慶雲館」と書いてあります。この館は明治天皇行幸の際に建てられた迎賓館で130年の歴史があります。

 

庭や畑の梅はどちらかと言うと枝がツンと立っているような硬い印象がありますが、盆栽の梅の枝はどこまでも柔らかい。小さな根っこ、大きく割れて枯れたような幹から、このようなふっくらとした花が咲くなんて驚きです。その対比を敢えて表現しておられるのでしょうか。見応えあります。

世話をされている方の愛情と技術もさることながら、数百年を経てなお生きようとする梅たち、なかには樹齢400年という古木もあるらしく、その生命力の凄さに恐れ入るばかりです。

 

種類によって少しずつ香りが違う。どれも本当に風雅でいい香り。

 

室内で風が流れないため、香りがより一層立ち込めています。身体の中に美しい梅の香りを満たせば、なんとなく浄化されたようなすっきり感。私の場合、こういうことを、常々行わなければなりません。色々な植物を身体全部で感じたい。でないと伝えられないもの。何より精神衛生上、とても大切な時間でもあります。

今の時期、日本各地で盆梅展が催されていると思います。春を感じに是非お出かけください。おすすめです!

こちら、長浜盆梅展は3月11日までです。

 

 

景石選び。石の魅力とは  

来月造園工事予定の現場に入れる景石を選んできました。今ある木を整理して坪庭を作ります。

お客様のお好みを元に、その場に合う大きさや雰囲気の石を探します。まずは中心となる石を決めて、添えとなる石(バランスを取る石)、その周りの石など、次々と見ていきます。パートナーの造園会社様と一緒に、あーでもない、こーでもない、とか言いながら、石を見るのはとても楽しいです。

私はいつもパートナーの土場や、石材の問屋さんで見させてもらいます。大抵、産地ごとに分けてざっくりと積まれてあるので、石の上を登ったり下りたりしながら探していきますが、その山がね、結構高いの。

こういうときの為にも、日頃から、足腰や体幹を鍛えておかないと! です。男性は当たり前にひょいひょいと登って行ってしまうので、戸惑っていたら置いて行かれちゃう((+_+)) もともと高いとこは好きだけど、こんな場面で万が一にもオンナが出ようものなら「アホか」と思われます。心の中では「ひえーっ。怪我しないようにしなきゃ。」って思いつつも、何食わぬ顔してついていくマブチです。

 

ものすごい巨石から坪庭に合う小ぶりの石まで、色々あります。

 

色々な石を見ていると、これはこういう場面に合うんじゃないか?こうして使うとカッコいいだろうな、という話で盛り上がります。もしも使える機会に遭遇した場合、すぐ提案が出来ますから、見ておくだけでも勉強になります。

出来たてホヤホヤの庭でも、石があると、重みが出るというか、地に馴染んだ眺めになるように思います。植物を植える時は、石に添わせるように植えられるので、自然の景色に近くなり、更に馴染んで見えますね。それが庭に石を入れる魅力だと思います。生き物ではないけれど、何か特別な意志を持っているように感じることも。風雪にさらされながら、同じ場所でじっと佇んでいる様子に、色々な思いを重ねる方も多いのではないでしょうか。

石に魅力を感じ、遥々運び入れて自分のものにしたと思っても、石の命の方が上回るので、私達は石の前を通過しただけに過ぎません。時間の単位が違う。石と人との関係って不思議ですね。自然の中で、お庭探訪で、石の配置、使われ方など見るにつけ、そう思ってしまいます。

 

ライフワークの滝めぐりにて。滝のある庭を造らせてもらうことなどあるのかしら?わからないけれど、興味深く観察します。滝も見るけれど、転がっている石を見てる。動く水に対して動かない石。ここで人は部外者。ただ圧倒されるのみ。

 

「ウェスティン都ホテル京都」の裏には植冶さんの回遊式庭園が広がっています。置かれたものなのか、そこにもとからあったものなのか、わからないほど馴染んでいる石。人が作った庭ですが、自然にかえりつつあるようで。

 

島根県の足立美術館の庭園。借景の山とのつながりが見事です。きれい過ぎて(人工的過ぎて)若干すましている感じはしますけれど。この威厳ある石がなければ、これほどの眺めはない。

 

智積院の坪庭。ほんのわずかな空間ですが、石組みがあることで、庭として成立しています。

 

重森三玲庭園美術館にて。石がにょきにょき立っているのが特徴です。(←この言い方!怒られるわ^^;)とにかくいっぱいいるから、石同士お話しているみたいやわぁと思いながら座敷から眺めていました。人が違えば全然違って見える。それが面白い。

 

小さいけれど飛び石に使う石にもこだわりたいところです。石の上に置いてある可愛いものは「関守石」といいます。「ここから先の立ち入りはご遠慮ください」とさり気なく伝えるもの。立ち入り禁止の看板を立てては雰囲気丸潰れ。こっちの方がよろしおすなぁ。

 

石って面白いですね~。いいですね~。

坪庭が完成して、お客様の許可が出たら、ブログでご紹介出来ると思います。素敵な眺めが出来るよう、パートナーの造園会社さんと共に、一生懸命頑張ります。

 

 

GW庭めぐりレポート-3 

浜松へのショートトリップ。庭めぐりレポート第3回目です。うなぎパイで有名な春華堂さんのスイーツ・コミュニティ「nicoe」さんのお庭を訪ねました。こちらはSOLSOさんプロデュースということで、お洒落男子系の庭というか?その独特の世界観に期待して参りました♪

 

駐車場からエントランスへ向かう花壇。常緑低木がワイルドに茂ってます。紫の花はフレンチラベンダー。

 

店舗スペースのインテリア。お洒落~。本棚みたいな壁(左)は、商品や小物をディスプレイできたり、レジカウンターや窓になってたり、座るスペースになっていたりして、機能的にもデザイン的にもかなり素敵でした。こちらでお土産ゲット♡

 

最近なんでしょ?ひとつの会社なりプランドのこういうテーマパーク的な施設が本当に増えましたね。いまどきはお菓子屋さんでも、ただ物を売るだけでなく「驚きと感動」をも売らなきゃならん時代。自社製品を扱う店舗+(カフェ+レストラン+ガーデン)が一応のパターンのようです。敷地が広いので、ガーデンはとにかく緑量の多いことが要。

nicoeさんは温暖な場所にあることからか、オーストラリアや地中海沿岸など外国原産の植物が目立ちます。これらは大きく育ち乾燥に強い反面、雪がたくさん積もるとあっさり折れてしまうため、植える場所はある程度限定されます。気候があえば、水遣りの手間が少なくてすみそうですが、全くいらないわけではもちろんありません。この種の高木は剪定しない方がカッコ良く、低木は剪定しないとだらしなくなります。そのあたり管理される方の感性も随分必要だろうなと想像します。

 

店舗のバックヤードは芝生の広場になっていて、オーストラリア原産乾き系の緑が目立ちます。置かれている家具がいい感じ。工業団地の中のような場所にあるので、電線やよその建屋が見えています。でも木が大きくなったら隠れそうですね。

 

中庭。カッコイイ建物と園路です。植栽たちがワッサワサ茂ってスペースを埋め尽くす勢いです。夏前に一回透かしときたいような(←大きなお世話か(^_^; ) このスペースは内側から見てもとてもきれいでした。

 

ガーデンの雰囲気はナチュラル&カジュアルで統一感がありとても素晴らしい。でも日本原産の植物ではないので、茂っているようで中が蒸れて葉が落ちている部分も多々ありましたし、このまま茂らすとどうなっちゃうんだろうと老婆心ながら心配な部分もあります。もう少し手をかけて欲しい・・・って、またまた大きなお世話ですね。清掃はとても行き届いていましたが、そういうところはきっと従業員の方には見えていないんだろうなぁと思います。はままつフラワーパークのように、プロが毎日せっせと手を入れているような感じではありません。

こういう施設はガーデンでも魅せると言っている割には、日頃のメンテナンスはおろそかになりがちです。ガーデンの将来像を分かっている人が手入れしないとよくなりません。従業員の方ががそこまでやれないのなら、せめてプロのメンテナンスに身銭を切って欲しいところ。「緑いっぱいでお洒落に」とおっしゃるけれど、メンテナンスはやりたくない、お金をかけたくないというのはおかしいのです。

 

ここの植栽だけ違う雰囲気。たぶん他の場所とは違う人が考えているような。

 

前回前々回のブログでご紹介した庭は、入場料なり拝観料なり払って見せていただく場所。掃除は完璧、植物の手入れも完璧、は当たり前なのかもしれません。それに対して商業施設やモデルハウスの庭などは、無料で見せてもらえます。そもそも庭はメインではないため、手入れは植物園や寺院には及ばないのは仕方がないのでしょう。わかります。しかし庭も含めてお商売されているわけです。例えば一生に一度の結婚式の会場のお庭に枯れた植物があったり、木々がボサボサだったりしたら、やっぱり興ざめです。日々の手入れでせめて枯れた植物くらいは取り除いて欲しいし、年間管理はプロに入ってもらう方がいいと思います。育ち具合と見栄えが全然変わります。

※nicoeさんを差して言っているのではありません。一般的な商業施設の傾向として、ありがちなので。

 

個人的に好きな写真。いい感じの外壁です。これを隠すのは野暮というもの。芝生が合ってますね。

 

新製品はスティックタイプのパイで、色々な味のディップと合わせていただくようです。これはキャラメル&ソフトクリーム。暑かったので買いました。想像通りの味で特に驚きはありません。パッケージがGOOD!雰囲気で買っちゃうような気がする。

 

庭めぐり、最後はちょっと辛口になってしまいました。きっと一般の方は私のように細かくは見ないでしょうし、この場にいることをとても楽しんでおられました。特に子供さんが芝生を駆け回ってとっても生き生きされていましたよ。身近に緑の公園が少なくなったので、こういう場所は貴重だと思います。ガーデンに人を上手く誘う演出が、とにかく素晴らしいので、大変勉強になりました。<(_ _)>

さて次回はこの旅の宿とそこで出会ったある物について。

 

 

GW庭めぐりレポート-2 

前回につづきGWの庭めぐりレポートです。今回は浜松市をめぐっています。

浜松市、とりわけ奥浜名湖「井伊谷」といえば、2017年NHK大河ドラマ「井伊直虎」でおなじみです。この旅行を予約してくれたのは大河ドラマを全く見ていない夫なので、それを目当てに来た訳では決してないのですが・・・。

よく見ると、宿から車で20分とかからない場所に直虎ゆかりの龍潭寺(りょうたんじ)があるではありませんか!珍しく今季はドラマについていけている私。このお寺には小堀遠州作の池泉鑑賞式庭園もあるとのことで、庭めぐりも兼ねて連れて行ってもらいました。

 

龍潭寺の山門。1656年(明暦2年)建立。巴瓦に室町期の古瓦が見られるという。大層古い山門です。

 

 

龍潭寺は井伊家の菩提寺で、直虎はこのお寺で出家し次郎法師を名乗ったとされています。元祖 井伊共保公より24代 井伊直政公までの墓地も境内に在ります。そういう場所ですから、やっぱりね。直虎一色で人がいっぱいでした(^_^;)

境内はまさに新緑の爽やかな雰囲気。こじんまりとまとまったお寺で、庭もしっかりお手入れされて目に気持ちよかったです。前日はフラワーパークで花をいっぱい見て興奮気味だったのが、こちらでは緑一色で目が休まるというか、まったり見られるという感じ。

 

本堂。屋根に井伊家の文様があります。橘の方が家紋、 井桁の方は、旗印(はたじるし)。旗印は地元滋賀でもしょっちゅう目にしているので、よくわかります。

 

本堂南側から見える庭園。築山のデザインの妙でとても奥行を感じます。

 

小堀遠州作・龍潭寺庭園。セオリーを全て抑えた見本のような庭ということで、昭和11年国指定名勝となりました。本堂北側に位置し座敷から見るとこのような素晴らしい眺め。

 

 

龍潭寺庭園とは

小堀遠州作。江戸時代初期に本堂北庭として築かれた池泉鑑賞式庭園である。
中央に守護石、左右に仁王石、正面に礼拝石(坐禅石)が配され、更に池の型が心字池となっていて寺院庭園として代表的な庭である。
数多くの石組みと築山全体で鶴亀が表現されている。 (龍潭寺ウェブサイトより)

 

横から見たところ。こういうデザインは私の地元のお寺にもあるし、京都でも見かけます。見慣れたデザインなだけに、落ち着いて眺められるという気もします。背景と一体となって立体的な構造なのがお分かりいただけるかと。

 

因みに、龍潭寺は滋賀県彦根市にもあります。井伊直政が佐和山城を与えられたのを機に、井伊谷龍潭寺第5代の昊天(こうてん)禅師によって佐和山の西の麓に移建開山されたものです。私はまだ行けてませんが、池泉鑑賞式庭園と枯山水庭園があり、やはり小堀遠州が関わったと言われます。

しかし、小堀遠州さんて一体いくつ庭を監修されたのか?この時代の庭といえば、必ずといっていい程彼の名前が挙げられていますよね。実際はお弟子さんが作ったものも多くあるだろうと思いますけど。

材料となる良い石さえあれば、セオリー通り場に合わせればいいので、腕のある庭師さんなら可能でしょう。逆に言うと、セオリーというか、デザインのストーリーがしっかり確率されているからこそ出来ることですよね。それを作った方がすごいと思います。

調べてみると、彦根市の龍潭寺には造園を行う僧侶を養成する「園頭科(おんずか)」が置かれ、これが日本の造園学の発祥とされているそうです。龍潭寺は「庭」を学ぶための場所、まさに「庭の寺」でした。ここで造園学を学んだ僧は、日本各地の禅寺庭園の施工を行ったと言われます。むむっ!俄然興味が湧いてきました。これはいってみてこなければw

 

サラサドウダンのとても可愛らしい花。

 

庭園めぐりのあとのランチはコレ↓↓↓ 浜名湖に来たら、やっぱり「うなぎ」ですよね。あちこちにうなぎ屋さんがあって目移りしましたが、今回は「うな吉」さんでいただきました。

 

特上うな重!Σ(゚∀゚ノ)ノキャー めっちゃ香ばしくて、食感はフワフワもちもち。醤油の味が生きたあっさり目のタレで上品なお味です。食べ終わった時はまだ営業時間内でしたが、完売とのことで営業終了されました。間に合ってよかった~。

 

次回はこの旅ラスト。また違ったタイプのお庭めぐりの様子をレポートしまーすヽ(・∀・)ノ

 

 

GW庭めぐりレポート-1 

GW前半はお仕事で、中半からはお休みをいただいて庭めぐりをしてきました。休んでいてもやっぱり庭のことから離れられない、一体どこまで好きやねんって自分にツッコミ入れたくなります。

今年は浜松市へ行ってまいりました。ここ近江八幡市からは車で3時間程。交通集中による渋滞も懸念され、実際事故もあったようですが、幸いさほど混むこともなく往復できました。途中のパーキングで名物をいただきながら、のーんびりドライブもまた楽し(^m^*

静岡はこれまで熱海や伊東へ滞在することはありましたが、浜松は通過するばかり。何度も通っている割に滞在するのは初めてでした。温暖で浜名湖は美しいし、美味しいものもたくさんあって、本当にいいところですね。

さて、庭めぐり最初の場所は「はままつフラワーパーク」。こちらへは、ガーデンデザイナーの吉谷桂子先生や、フジの栽培で有名な塚本こなみ先生らの手がけられた植栽を拝見したく参りました。

 

はままつフラワーパーク。10年以上前の花博でガーデンパークの方に行きましたがこちらは初めてです。お天気に恵まれた~(´∀`)

 

30万平方メートルの中に3,000種の植物が植えられているそうです。春は2週間ごとに花の主役が入れ替わりますが、いまはフジや大手毬、サツキツツジが見頃です。どこもかしこも丁寧に手入れされており本当に素晴らしいのは言うまでもありませんが、見渡す限り、ビルや電線といった嫌な人工物が見えないので、眺めが抜群です。写真の写りもよく、もう何枚撮ったかしれません。

フラワーパークって、どの県にもひとつはある思います。大抵は、キャラクター系のトピアリーがあったり、温室、散策路脇の花壇、芝生や様々な樹々といったところがパターンじゃないでしょうか?それに加えて、四季折々の目玉的に、一種植えのコーナーがあったりして。梅林や桜並木、バラ園、菖蒲園、芝桜の絨毯、アジサイ園といった風に、同じものばかりがズラーッと揃っているようなところね。

ワンパターンだけど、やはり植物の力はすごくて、咲きそろうと感動するのは間違いないの。とはいえ、デザイン性はあまり感じられず、フラワーパークはどこ行ってもよく似てるなぁと思ってしまいます。売店の商品やフードコーナーの雰囲気は、なんだか古い感じで、このあたり洗練されるともっと素敵になるのに。

 

フジ棚が見頃。咲き進むにつれ長く垂れ、えも言われぬ香りで魅了します。バラとは違う何とも幻想的で優美な姿。あしかがフラワーパークの大藤で有名な樹木医塚本こなみ氏の手がけられたもの。ここも将来あんな大藤になっていくのでしょうね。楽しみです。

 

これは八重咲きのフジです。こんなの見たの初めて。香りは普通のフジとちょっと違ってスパイシーな感じ。ウットリです。

 

はままつフラワーパークさんは少しずつイメージチェンジされているようで、数年前から有名ガーデンデザイナーとコラボされています。確かにそのコーナーは他のフラワーパークさんとは全然違って見えました。一種植えで迫力を出すのではなく、多種多様な組み合わせで魅せる150mのWボーダー花壇。これは相当大変なお仕事です。

150m×2筋の花壇はまるで生け花のような植栽密度で、舞台のセットのように美しい。カラーコーディネートも完璧で、流れるように色彩が変わっていきます。独特な植栽デザインとそれを支えるメンテナンス・・・これらはお客様に確実に喜んでいただくために磨かれた「特殊技術」だと感じました。さすが何年もフラワーショウの成功を担ってきた方です。

 

150mのダブルボーダーガーデン。背景にある線としてのフジを考慮して、同じようなフォルムの植物は避けて植えられたそうです。歩き進むにつれ色彩が変化していきます。

 

後ろ姿でもウキウキ度がわかる?マブチです。前回のブログで予告していたように明るい色彩の服を着ていきました。風景を汚してませんよね?

 

赤のコーナー。チューリップもまだ少し見られました。

 

黄金葉のコデマリ「ゴールドファウンテン」が光の塊のように輝いていました。これは才色兼備のような植物ですね。素晴らしい!

 

こちらは温室の中の吉谷ワールド。淡い色の花が映えるように敢えて背景を作っておられます。ふちどりのカットとキノコの絵がお洒落!

 

温室の中のバラは咲きはじめていました。

 

妖精が飛んでいます。わかるかな?

 

園の外周に当たる部分は野趣あふれる自然を生かした風。原種ツツジに彩られた吊り橋があって、子供さんが楽しそうに遊んでいました。橋がめっちゃ揺れています(><)

 

美しい一日を過ごさせてもらって本当に幸せ。

 

相当量の花に圧倒され、とても興奮したはままつフラワーパーク。150mのダブルボーダーガーデンでは、老若男女だれもが高揚を抑えきれない様子でした。庭を見て心穏やかになることもあれば、こちらのようにテンションが高くなることもあります。そのデザインの違いは何なのか。自分の感覚でしっかりとつかめたように思います。

庭めぐりはあと2ヶ所。宿のこと、食レポも少し交えながら続きます。よろしければお付き合いください♡