寒くない冬。庭のパトロールを。

今日は大寒ですが寒くないですねぇ。

今冬は雪も降りませんし。全く雪のない冬は、越してきてから初めてかもしれません。こんなに暖かいと、もう降らないんじゃないだろうか?降ると困るくせに、降らないと寂しいような、複雑な気持ちです。

私がそう感じる位だから、敏感な植物ならもっと変だと感じているはず。ある程度の寒さに当たってから春を感じて咲くという種もいますから、影響が心配です。害虫の活動や、スギとかヒノキの花粉の飛散も早そうで諸々心配です。

でも見方を変えると、外に出やすいということ。折角ですからお庭のパトロールをなさっては如何でしょう。

葉っぱがない冬は、害虫の卵や蛹などが見つけやすい時期です。カイガラムシも目視できますので、手で取るなりマシン油を散布することが出来ます。

触れると電気が走ったように痛くて延々痒いイラガ。庭でよく見る害虫です。〇で囲ったところに蛹がついてます。このようなものを見つけたら取りましょう。蛹は触っても大丈夫です。木だけでなく塀や家の壁などにもつく時があります。

 

次は地表面。鳥が落としていった木の種が芽吹いていないかチェックして下さい。そして見覚えのない芽があったら一刻も早く処分です。

些細なことですが、やるのとやらないのとでは大違い。これらは、春になって色々な葉が芽吹くとわからなくなり、後々厄介です。虫1匹が何百と増え、ひとり生え(実生)の木がアッという間に大きくなり抜けなくなるのです。

私も年末にパトロールをして、カイガラムシを見つけました。一昨年から発生していて、またしてもです。普段農薬は使わない主義ですが、手で取れる範囲を超えていたので致し方なくマシン油を散布しました。

カイガラムシは厄介な虫の代表。困り果ててます。何とか根絶を目指します。

 

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外仕事を終えて、柚子茶でほっと一息。

 

柚子茶は耐熱性のグラスでいただくと、綺麗な色も楽しめていいですね。まさにビタミンカラー。

 

年末に貰った柚子の残りで作った柚子ジャム、小さな瓶2つ分出来ました。

これをお湯で溶くと柚子茶になります。

 

 

柚子茶は、美味しい上に、風邪や喉の痛み、疲れなどに効き目があります。

爽やかな香りはリラックス効果もあって、PCでコチコチと事務作業をしている時なんかにいただくといい気分転換になります。

 

 

庭の大掃除と正月迎えの準備

前回のブログでも書きましたが、暖冬のせいかディスプレイガーデンの植物の状態が、例年に比べ2週間ほどズレています。

例えば前庭の孔雀シモツケ。

25日になってもまだ紅葉(というか、正しくは黄葉)したままで葉を落としませんでした。

 

黄色~ベージュ~苔色までのグラデーションがきれい。それはいいんだけど、この眺め半月ズレてる。

 

紅葉が半月遅くて、何が困るかって、大掃除の予定が狂うこと。

私のこだわりなんですが、年末の庭掃除では、全ての落ち葉を出来る限り取り去って、地面を一旦スッキリさせています。いつ朽ちるかわからない落ち葉をそのままにしておくと、どうも散らかって見えてしまいます。

それにこの辺りでは、年が明けると大抵雪が降って庭仕事どころではなくなるので、このタイミングでやっておかないといけないのです。

 

テラスのモミジの落ち葉をテラスの真ん中に集めていたら、アラ!絨毯みたーい♡これは捨てずに堆肥にします。

 

それで、暖かかった25日午前と28日の午後、それぞれ1時間ほど費やして徹底的に掃除。マルチングまで完了しました。

 

常緑の緑と落葉した枯れ枝の透け感、マルチングしてスッキリとした地面、これこそが冬の庭。潔くて好きです。

 

春まで使うことのない植物用の散水ホースはきれいに洗って屋内に片付けてしまい、庭の立水栓への元栓も凍害対策として締めちゃう。

 

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お正月迎えの準備も着々と。

来年の干支の置き物を買いました。玄関にお花と一緒に飾ろうと思います。

 

これは薫玉堂さんの干支の置き物。ちりめん細工の可愛らしい俵ねずみです。実は匂い袋になっていて、甘い白檀系のいい香りが広がります。

 

家の中の大掃除は、大まかですが、11月から取り掛かったのでほとんど済んでいます。最後の仕上げで、玄関付近や水回りは、もう一度念入りにお掃除して、美しいお花を飾り、良い香りで満たしておきます。

そして大晦日に、お供えとして水回り各所に小さなお餅と、鏡餅やお節も用意します。これらはただの飾りやお正月料理ではありません。神様への新年のご挨拶やおもてなしに当たるものですから、そのように気持ちを込めて。

神様をお迎えするんだと思うと、自分の出来る限りのことをと思うのです。

 

 

庭探訪しつつ忘年会-南禅寺参道 菊水

少し前の食事会のことです。忘年会っていう名目で集まったわけではありませんが、師走ともなると、自然にそうなっちゃいますね~。

せっかく時間を設けて行くのだから、お庭をじっくり鑑賞しつつお勉強できるお店がいいなぁ・・・と伺ったのが、料理旅館「南禅寺参道 菊水」さん。

こちらは昨年6月にリニューアルオープン。数寄屋造りの建物がどんなふうにリノベーションされたのかしら?お庭は室内からどんな風に見えるのだろう?お料理よりも、そっちばっかりが気になってしまいます。

 

南禅寺の参道を少し入った小道をいくと現れる「南禅寺参道 菊水」さんの立派な門。アプローチの敷石が何気にモダンな敷き方で。

 

元は1895年頃に呉服商・寺村助右衛門の別荘として建てられたものだそうで、大きな木々がこの場の歴史を物語っています。門をくぐると、観光客で賑わう参道付近からは想像できない静けさが広がっていて、それになんだかとっても清々しい。

街中であっても、木をたくさん植えることで、喧騒と物理的に離れられるし、空気自体も変えられるんだなぁって実感しました。

少し早めに着いたこともあって、門からお玄関まで、いっぱい写真を撮ったりして、相当な時間を過ごしてしまいました。先が思いやられます(^^;

 

趣ある玄関。和そのものですが、ナント、靴を履いたままお部屋に向かいます。

 

通していただいたお部屋には、専用のクローゼット、専用の化粧室もついていて、ひと家族泊まれそうな程ゆったりとした空間。他にも庭園内に3つの離れがあって、そちらも凄く雰囲気良さそう。

そして、何より贅沢なのが、部屋に入ったとたん飛び込んでくる庭の景色。壁一面が窓になっていて、まさにピクチャーウィンドウです。ガラスは存在を感じられないくらいピッカピカ。

散り始めたモミジの葉も目に付くところや園路などはスッキリ、茂みとか樹幹の下にはふんわり積もっています。聞くと、毎日庭師さんがお掃除に来られているそうです。

もちろんこのあたりの別荘のお庭といったら植治の庭です。琵琶湖の疎水を引き込んだ池泉回遊式庭園が広がっています。

 

これこそまさにピクチャーウィンドウ。光の具合でどんどん見え方が変わる絵画です。ずっと見ていられます。

 

床の間の室礼。置いてあるものは、よく分かりませんが、香炉と干菓子作りの道具のような?お軸も新しいもののようですっきりモダンな印象です。

 

庭ばかり見ているので、お料理をいただくペースがすっごい遅い(笑)でもその遅さに合わせて出して下さいますし、急かされる感じは全くしませんでした。畳敷きのお部屋ですが、テーブルと椅子でいただく懐石、足が楽です。

 

古き良き時代の灯籠も、足当たりのいい石も、様々に変わる水の景色も素敵なんですが、この庭で一番目を惹きつけられたのはなんといっても庭の中央にある大赤松です。

幹肌が本当に美しい赤松、日が当たると一層映えて、艶っぽさも感じる程。周りのモミジがいくら赤く染まっても全く引けを取りません。堂々とした幹からは相当な年月を感じさせますが、姿はどうも新しく整えられたように見えます。

 

赤松の幹肌。磨きをかけるとこんなに赤くなります。常に磨いているからゴツゴツの樹皮じゃないです。

 

赤松が美しい庭は、細やかなお手入れがされている証です。というのも、剪定するときに、仕上げに幹肌まで磨いておられるからです。山にある赤松の幹はこんなに滑らかで赤くないでしょう?

赤松は女松(めまつ)対して黒松は男松(おまつ)と呼んだりします。職人さんはそれぞれの木の特徴を生かし手入れをされるので、女松は女松らしくというと、肌を磨いてその美しさを引き出してあげるんですね。

それにしても、最初は誰が始めたんでしょう?あのひび割れた幹肌を磨くなんて!その発想が、私には突拍子もなく感じられ素晴らしいなと思います。どうやって良く見せてやろうか?って、ずっと赤松のことを考えていないと出てこない発想かと。

松の幹でも磨けば美しくなるです。自分の肌も磨いてやらなきゃなぁと密かに思った次第です。

 

お庭が散策できます。点在する離れとのつながりが、どこも違和感なくそれでいて変化もあって。

 

新しく出来たデッキ。レストランスペースに繋がっています。このデザインが気持ち的に敷居の高さを緩和してくれてる。ここでいただくアフタヌーンティは格別だろうな。

 

繊細で美味しいお料理や、美しい器、つかず離れずのおもてなしを堪能しつつ感じたのは、やっぱり「お庭の美しいところにはハズレがない!」ということです。

庭の大きさとかじゃなく、庭に対するこだわりや状態を知れば、お店の心遣いが分かります。

 

 

お庭もお正月迎えの準備。冬季メンテナンスへ

今年作庭した(株)仁々木様 の前庭のメンテナンスに行って参りました。

社員様による日々のお手入れ(お水遣りやお掃除)は欠かさずされていますが、更に良くなるようにと、年2回、ディアガーデンがメンテナンスをさせてもらうことになりました。

この時期のメンテナンスは、

  • 落葉樹の剪定や宿根草の冬支度
  • 植物の養生と植物がなくなった余白を美しく見せるための処理
  • お正月を清々しくお迎えになられるようにすっきりとお掃除

・・・と、やることが色々あります。

メンテナンスするのは、京都市の祇園本店と滋賀の守山市にある近江工房店の2店舗。場所や大きさは違えども、どちらも和の風情と季節感を大切にした庭となっています。

作庭記はコチラ→新しく作った祇園本店、既存のものを使ってリフォームした近江工房店

 

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まずは守山工房店のメンテナンス。

11月末に行いました。ビフォーアフターをご覧ください。

 

山野草やグラス類を中心に植えた花壇。半年で随分と成長しました。春は花、夏は青葉、そして今、秋の紅葉と穂を楽しむグラス類が見頃です。

 

この時は紅葉の真っ盛り。暖冬の影響か?秋の草花が例年ならもう枯れかかっているところ、一部ススキはまだ穂を出したばかりで、野イチゴは花を咲かせており実も生っています。フジバカマがたくさん咲いているし、ギボウシの葉も何故かまだ青い!ディアガーデンの庭もそうだけど、いつもより季節の進みが遅いようです。

モミジは大きくする予定なので切れないけれど、それでも色々やることが。

暴れてる柳など低木を剪定し、大きくなりすぎる傾向のグラスは株を小さくし、枯れた宿根草の葉や雑草を取り、蔓延った伊吹ジャコウソウを切り詰め、砂利を洗い、マルチングを追加・・・と結構手をいれました。

最後に花壇の周りをきれいにお掃除して、お水をやって終了。12月中に様子を見てもう少しだけ手を入れるかな、って考えています。

 

さっぱりした、かな?

晩秋の風情漂う前庭。

 

 

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次は祇園本店。

こちらは小さな花壇ですが店舗ということもあって、出来上がり直ぐ見栄えするようにというご希望で、初めから敢えて多めに植えておりました。ですからメンテナンスは間引いていく作業になります。

普段お手入れをして下さっているお店の方は、折角大きく生き生きと茂った植物を切るなんて、可哀そうだし勿体ないって、なかなか手を出せないでおられます。が、このまま来年春を迎えるとボーボーに茂ってしまいます。

で、心を鬼にして?いや、結構あっさり切っちゃいます。

 

お手入れ前の画像。こちらは常緑の植物が中心です。溢れんばかりの緑、緑、緑。立派になったなぁ。

 

「えーそんなに切っちゃっていいんですかぁ?」

「いいんですよ~^^」チョッキン!チョッキン!まだ切れるけど、こんなモンにしとこうかな。

 

苔や石が見えるまでに切り詰めてスッキリ

 

お手入れ前。真ん中に水道のメーターボックスがあって竹の蓋で隠しています。その蓋が見ないくらいツワブキの葉っぱが茂りました。ヤブコウジの赤い実も埋もれてる。

 

近くで見ると、ヤブコウジの赤い実が良く見えるようになりました。来春成長するための余白も確保。また来年梅雨前あたりにメンテに入る予定。

 

小さな花壇ですが、庭のように見えるようにするには、余白も大事かなと思います。

ツワブキの花茎が上がって蕾がたくさんついてました。株元にもこれから立ち上がりそうな花芽がいっぱい。ツワブキは本来なら11月中頃から咲くものなのに、まだこれからです。今年植えつけたばかりということもあるかもしれませんが、やっぱり遅いです。コバノズイナも紅葉してないし、どうなってんだ?

でも、黄色い花が咲いたら、また違った眺めになるだろうなって楽しみです。

 

 

来春に向けてディスプレイガーデン更新

先週末はディスプレイガーデンの前庭部分のお手入れをちょこっと。

ここの花壇は昨年春に、ローメンテナンスでよりナチュラルな植栽に変更した花壇です。大きく育ち過ぎた古い株は分け、うまく育たなかったものは配置替えし、空いたスペースに新しい苗を植えました。

株が古くなると、最初に比べて花が減ったり姿が乱れてきますので、株分けは必須。するとまた若返って、新しい植物ともよく馴染みます。株が小さくなるので、余白が出来るのもメリットです。

ディスプレイガーデンは雑草の蔓延るスペースもない程にぎっちり植わっていて、新しく植えるには何かを抜かねばならないの((+_+))

 

新しく丁子草を植えました。これは日本原産種で初夏に青い花を咲かせます。その周りに見えているのはオキザリス。何も手入れせずとも増え続けてます。冬の間中、青々として、グランドカバーになってくれてるから、まぁいっか。

 

高木や低木は、ここで10年以上も育っており、もう植え替えられません。剪定や幹の更新で姿を整える程度です。でも宿根草は、最新のスタイルを実験する意味もあって、常に入れ替えしています。

ローメンテナンスの観点から、なるべく自生種から選ぶようにしていますが、外来種の魅力にも抗えなくてやっぱり植えちゃいます。でも、ここでは敢えて増やさない、あくまでゲスト的な扱いをしていて、自生種と場に馴染むような品種を厳選しているつもり。

こうした小まめなお手入れは、お客様に見ていただくための庭だから、ということもありますが、私の楽しみでもあるのです。

より美しく育てる楽しみ、今まで育てたことのない植物に挑戦する楽しみ、どんな景色になるだろうかと想像する楽しみ、色々な楽しみがあるものですから。

ガーデンデザイナーになる前の年月も足すとガーデニング歴は25年位になりますでしょうか。もう25年というよりまだ25年、です。その間、ずっと植物を育てることに魅せられ続けていますし、これから先も、更に経験を積んでいきたいです。

 

事務所の階段脇。ここは外来種のフウロ草を。青花と黄金葉のコントラストが素晴らしい「ブルーサンライズ」という品種で、初夏から秋までと花期の長いのが魅力。フウロ草は好きなのですがこれまで育った試しなし。これは黄金葉なのに丈夫なところに期待して。ちなみに日本原産のフウロ草は「ゲンノショウコ」です。

 

丁子草やフウロ草の他にも、10年前に育てていた植物の新品種をいくつかゲットできたので、追加しました。また新たな気持ちで育ててみようと思います。

育ったら嬉しい。成功です。お客様にもおススメできるかもしれません。育たなかったら、上手くいかなかったという事実が分かっただけ、データ収集出来たという点で、成功です。

そう。偉人トーマス・エジソンさんに倣って、そう思うことにしています。

 

 

作庭ひと月後の様子見とランチ

先月作庭しました、京都市山科区にあるパスタ&甘未のお店「ゆる音家」さんのお庭の様子を見に伺いました。

ひと月点検でお訪ねするときは「植物はどんな風だろう?」「何かご不便なことは発生していないだろうか?」と、いつもちょっとドキドキ。でも同時にワクワクもして。

 

JR山科駅から徒歩すぐのゆる音家さん。改装工事中に撮ったのでシャッターが少し下りています。

 

それで、久しぶりにお庭を拝見しましたら、すこぶる順調で!

まず予想以上に苔が青々と成長していました。

お店のスタッフの方のお話しをお聞きすると「どんどん庭が良くなるのでお手入れが楽しくなってきました」という風なことを言ってくださいました。作り手としてこんなに嬉しいことはありません。

 

ひと月ちょっと経ったお庭。苔が育ってきて青々としています。

 

お引渡しの時の苔はこんな風でした↓↓↓

 

施工中の様子です。ハイゴケを敷いているところ。とっても薄いものなので養生のために上に目砂を載せますから、お引渡しのときはお庭が砂色がかっていました。

 

しかも、お掃除が素晴らしく完璧になされていて、お庭を望む窓ガラスもピッカピカ!それはそれは生き生きとしているのでした。

実は、ワタクシ、連絡なしで突然伺ったので、これが日常なのだと思います。

この様子に気が付かれたお客様はきっとこう思われるに違いありません。

「庭ですらこの状態なんだから、一体、お料理や接客にはどれだけの神経が使われてるのかしら?」と。

店舗のお庭はこうあって欲しいというお手本のようなお庭でした。設備等も不具合はないとのことで良かったです。

 

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折角ですからランチをいただこうと、数あるセットの中から、「甘味セット」を注文しました。ランチパスタに好きな甘味とドリンクをセットできて、前菜に豆乳スープとサラダもついてくるというお得なメニューです。

 

パスタはエビと茄子のトマトソースにしました。スパイシーでパクチーがいいアクセントになっておりめっちゃ美味しい。パクチー大好きです。

 

選べるドリンク&デザートは、サツマイモのケーキとホットミルクティをお願いしました。ポットで出され、2杯以上いただけました♪

 

美しいお庭を愛でながらいただくお料理はますます美味しいなぁ。

スタッフの方がお庭に愛情をかけて下さっていることが凄く伝わってきて、作っているときの苦労なんか吹っ飛んでしまいました。体の深いところから幸せな気持ちが湧いてきてウルウル。やばかったです。

嬉しくて、この庭に携わっていただいた職人さんにも早速報告しました。

そういえば以前、作庭前に、職人さん達と打合せ兼ねて伺ったときは、スイーツをいただいたっけ。

結構なおばちゃんとおっちゃんが、お洒落な店内で若い人に混じってスイーツを食べている様子はね、まぁまぁ浮いてたね~(笑)

 

そのときはわらび餅セットに。フワモチの感触がたまりません。

 

お近くにお越しの際は是非お寄りになって。そしてお庭も見てください♡

 

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庭作りは、そりゃ山あり谷ありですが、愛情込めて向き合う、これに尽きますね~。

これまでに作ったお庭も、このお庭も、この先同じように見守りたいので、出来る限りディアガーデンを続けていこうと、また改めて心に誓ったのでした。

 

 

 

グラス類の春から秋

ディアガーデンの前庭でミューレンベルギアが立派に育ちました~(ノ´∀`)ノ

秋に出す穂が赤みを帯びてスモーク状になる植物で、グラス類の仲間です。

この場所は西日がガンガンに当たるので、植物を育てるにはあまりよろしくない環境。それを逆手にとって、西日(午後の日差しや夕日)が当たったら綺麗だろうな~と思う植物を植えることにしました。それが穂が出て乾燥にも強いグラス類ってわけ。

 

事務所の階段脇で育つミューレンベルギア「カピラリス」

 

赤い穂が夕日に照らされてフワフワ&スモーキー

 

ミューレンベルギア以外に、ウチで秋に穂が出ているのはペニセタムJSジョメニクという品種。こちらはチカラシバの黄金葉品種。小型でとても扱いやすいです。

 

ペニセタムJSジョメニクは秋にフワフワの穂を出します。夕日が当たると黄金に輝いて。

 

何種類か育ててみて分かりましたが、穂を出すタイミングが季節によって違うようです。春から夏にかけて穂を出していたメリカ・キリアタやスティパ「エンジェルヘアー」、ホルデュウム・ジュバダムなどは、今の時期は葉っぱだけになっています。

穂がなくなった後、しっかり立って茂る「エンジェルヘアー」は花壇の中で役割を果たしますが、あとは茂っているけれど寝てしまうので、ちょっとだらしない感じに。そうなったら早めに地際まで切り戻すようにしています。

ちなみに、初夏の前庭はこんな感じでした↓↓↓

 

5月~6月の同じ場所。グラス類の青々としたシルキーな穂が風になびいて爽やか~。

 

グラス類のいいところは放任で育つところ。雨がかかる場所なら水やりはおろか、肥料もほとんど必要ありません。冬になったら、稲を刈るように地際まで切りもどすと、株はそのまま冬越し、春になったらまたグングン芽吹いてきます。

種が飛んで増えるので、飛ぶ前に穂を切り取るか、芽吹いたところをコマメに抜いてください。外来種を野放しにしないように気を付けている私は、増えないように目を光らせ、近所もさりげなく見回っています。といっても、今のところ増えてどうしようもないと思ったことは一度もありませんが。

 

 

春から晩秋まで、グラス類でも花を咲かせる植物と同様に長く楽しめます。

ナチュラル感たっぷりで植栽にリズムを生みだすグラス類、ちょうど来シーズンに向けて今が植え時です。

 

 

お庭改修工事の現場より

今週はあるお宅のお庭の改修工事をしています。

こちらは以前、庭木の剪定と伐採をご依頼いただいたお客様。植物が大変お好きな方で、雑草除けを兼ねて色々とご自分で植えられていましたが、敷地が広く、手入れが追い付かない程蔓延ってしまいました。ご自分の体力気力も年々落ちてくることも心配で、将来はもっと出来なくなりそう、とのことでご相談いただいたのです。

それで、庭を縮小し、一部地面を舗装することになりました。

 

前庭の一部。お客様が植えられた植物と雑草が交じり合い、蔓延っている状態。

 

庭仕事には、好きな植物を育てるための作業と、そうではない植物(雑草)を取り除く2パターンの作業があります。皮肉なもので、水も肥料もやらない雑草の方がよく育ったりしますよね。それで、不本意ながらそちらの手入れに時間を取られ疲れてしまうのです。

庭仕事を純粋に楽しむためには、しなくてもいい作業を減らすことが重要。年を重ねると尚更です。

初期投資はかかりますが、土の面積を枠を作って限定して、それ以外は「植物に馴染む」舗装をすると後々ラクです。例えば石やレンガを敷き詰めたり、透水性のある三和土風の舗装などがおすすめです。

砂利を敷き詰める場合は、その下に厚い防草シートを仕込むとよいのですが、それでも砂利の間に飛んできた種が落ちて発芽してしまうので、除草する手間は免れません。

今回のお客様は三和土風の舗装をご希望されました。来週施工します。

 

同じ場所。飛石と化粧砂利を一旦除けて除草。花壇スペースは枠を作って限定します。

 

私も毎日現場に通って現場監督を務めています。

一日中いる訳ではありませんが、ただ図面を持って職人さんに指示をするだけ、というのはどうも性に合わなくて、空いた時間は職人さんの手元をしたり掃除をしたりして、一緒に作っています。泥だらけになりますがそれも悪くない。だって庭では身体を動かす方が自然だもの。

現場にいると、設計しているときは2次元の架空の世界だったのが、どんどん3次元化していく様がリアルタイムで感じられてワクワクします。完成してしまったら見えなくなる部分もこの目で見て写真に納め、お客様に安心材料として報告もします。

上の画像の足は私の足。地下足袋って履いてみると本当に庭作りにはピッタリ。軽くて歩きやすいの。湿った泥だとラバーブーツなんですけど。

 

ILSE JACOBSENのレースアップラバーブーツを愛用しています。

 

職人さんいわく「設計屋さんで地下足袋を履いて現場に来る人は珍しい」らしいです。

へぇーそうなんだ。地下足袋、カッコいいと思うんだけどなぁ。

 

 

お庭でニクイ演出

昨日は、書道のお友達からお誘いいただき、法然院さんの講堂で開かれた個展を見に行って来ました。

法然院さんは法然上人ゆかりのお寺で、椿や紅葉の名所です。近くにある銀閣寺に比べ、こちらは観光客も少なく静かでした。

境内にある白砂壇も有名で「一度は何かで見たことがある!」という方が多いのでは?

 

山門をくぐると園路の両側に白い盛り砂があります。これは水を表していて、その間を通ることで心身を清めることを意味するそうです。

 

山門をくぐるとまず目に入るのがこの白砂壇。季節によって様々な文様が描かれます。昨日は、もうすぐ紅葉の時期だからか流れの中にモミジ葉が描かれていました。

それにしても素晴らしい手技。砂の輪郭が際立っているために、文様が鮮やかに浮かんでいます。デザインもシンプルでなければこのようには描けないでしょう。一体どのように描いておられるのか?見てみたいです。

白砂壇はまず第一にお清めの役目があるそうですが、参拝者の目を楽しませようというお心遣いも感じられます。迎客の装置でもあるとお見受けしました。

そして、深い木々の緑と古美た石たちの中で、目を引いたのが水鉢に飾られた植物。

 

椿の花の形にも見えるとても大きな水鉢。ここに芙蓉の花が浮かべられていました。ピンクの色が際立って見えます。

 

近づいても見ると、鮮やかな芙蓉の花もいいけれど、椿の葉っぱの細工が!素敵です♡

 

新鮮なお花を浮かべたり、葉っぱで流れを強調して見せたり、おそらくお寺の方が、お庭の掃除ついでに遊ばれているのだと思います。

心の余裕がなければ、こんなに素敵なことは出来ませんね。

お庭の水鉢、ただ日々お水を綺麗に張るだけでは、何となく飽きるというか、張り合いもないというか。このように庭の花々を使ってアレンジを考えるのも楽しいかと思います。

誰も見ないのに、そんな凝ったことをしてもね・・・そう思ったあなた、一番大事なあなたの目を、是非是非、楽しませてあげて下さい。

まずは自分を機嫌よくすることが大事。そうすると周りにも優しく出来るのでは、と思います。

 

 

庭作りの始動は秋!

10月になったというのに結構暑い。衣替えの時期ではありますが、まだ半袖1枚で過ごしてちょうどいいくらい。

それでも植物たちは、日が短くなったのを感じて、ちゃんと秋の装いへと変わり始めています。今朝撮ったばかりのディスプレイガーデンの様子をご覧ください。

 

秋の花が咲き始めたディアガーデンの前庭

 

この場所は建物の北西ですから、午前中はほとんど日が当たりません。朝でもちょっと暗めの映りになってしまいます。

花を咲かせるが難しいので、美しい葉を持つ植物をメインに構成しています。花はおまけ、位にしか考えていないのですが、やっぱり咲くと嬉しいものです。日当たりが良ければモリモリと咲くところ、ここでは楚々としか咲きません。だからこそ余計に愛おしい。

日陰でもアジサイやユーパトリウム(洋種フジバカマ)、ヤブランはまだよく咲く方で、夏の花の代名詞的なセージやジニアなどは咲かないどころか自立も難しい。好きだけど、もう植えないようにしようと思います。

 

白い花を咲かせているのはユーパトリウム「チョコラータ」茎と葉裏が濃赤茶色。ナチュラルシックな雰囲気が気に入ってます。

 

秋明菊もポツポツと咲き始めました。この部分だけちょうど朝日が当たって輝いています。

 

雄蕊の黄色がいい色合いです。こんなに清楚な花を咲かせる割には、野性味ある育ち方をするというか。どん欲に増えていく。

 

この前庭は自生植物が多い。杉苔も育てています。和の庭の要素がありながら、それでも緑一色で時々木に花が咲く…という程度では物足りなくて、四季折々に咲く草花も多く取り入れたデザインとなっています。

自生植物はあまりメンテナンスを必要としませんが、昨年からは更にローメンテナンスにと、部分的に植栽を変えました。乾燥に強く肥料もあまり必要としない草花たちを多く取り入れてみたのです。

でもいくらローメンテナンスとはいえ、もちろんほったらかしではダメで、姿が乱れるような時には手を入れています。自然を、人の都合で作った庭という枠にはめるのですから、そこはデザイン力が必要なのです。

姿が乱れるパターンは2つあって、茂り過ぎる、倒れる、です。茂り過ぎるのは場所に適合しているということ、切り戻せばいい。一方、倒れるというのは適合していないということです。適合していないものを植えても、人と植物両方のためになりません。

そんな風に色々と見直しつつ、ナーセリーのカタログを眺めています。

 

ローメンテ植物といえばグラス類。これもディスプレイガーデンに合う品種合わない品種というものがあるのよね。このペニセタム「JSジョメニク」は良さそう。

 

来年の庭づくりに向けてのスタートはいま、秋です。

春に植えても、庭の鑑賞時期は梅雨までとわずかな期間しかありません。この頃の夏はあまりに厳しいため、それ以降植物は美しくならなくなりました。それに肝心の庭の主、人間が長く庭で過ごせない状況になってしまっています。

ですから、新しく何かを植えるのなら今です。冬までに根をある程度育て、春の早い時期から芽吹かせるようにすると、少しでも長く鑑賞できます。

ガーデンデザイナーの吉谷桂子氏いわく「日本の温暖地のガーデニングのパターンとは、秋にはじまり初夏に終わらせる。梅雨が来たら景色は熱帯になる、そんなとき一旦、庭は休業でもよいのじゃないかと。」

全く同感です。