台風一過。お庭は大丈夫ですか?

昨日の台風は本当に恐ろしかったですね。皆様のところは大丈夫でしょうか。ニュースやSNSを見ていると、21号の爪痕は凄まじく、被害に合われた方々はどんなにか驚かれ、どんなにかお困りのことでしょう。心よりお見舞い申し上げます。

この辺り(滋賀県東部)でも、枝葉を大きく広げた木は、風圧をまともに受けてしまい、倒れたり折れてしまったり。自然の猛威をまざまざと見せつけられた感じです。

幸いディアガーデンは被害を免れることが出来ました。あの荒れようを思い出すに、ラッキーとしか言いようがありません。

そんな中、報道は本当に危機迫る感じで、詳細でいてかなり正確に伝えてくれました。そのお陰で、迎える覚悟や対応も出来たのかもしれません。「これまで経験したことがない位の○○」という表現が多すぎるこの頃、しかもそんな人の想定など軽く超えていきます。日本の気候は、地球は一体どうなってしまうのかと憂いでしまいますが、何とか凌いでいかなければなりません。

 

台風一過の後始末。道路に面してオープンな前庭には、街路樹の枝が吹き飛ばされてひっかかっていました。その他は飛んできてなくて、近所も無事のよう。良かったです。

 

昨日の暴風は予報どおり初めは東南から吹いてきました。ディスプレイガーデンでそれが当たりそうな木、針葉樹の生け垣の一部に植え直してまだ2、3年ほどの木があって、見るからにヤバそうだったから、急きょ支柱をしてしっかり結わえておきました。

案の定、可哀想な位ブンブン揺さぶられてはいましたが、何とか耐えてくれました。針葉樹は背丈のあるわりに根が小さいから、何もしないと絶対傾いていたと思います。

紐一本でも、要所に効いていると、効果は大きいなと実感しました。ちょっとしたことですが、支柱があることの安心感は大きかったです。

 

針葉樹の生け垣。元々あった丸杭に、新しく竹を渡して(矢印のところ)それに幹をしっかりと結わえました(丸の部分)。造園では普通にやる「男結び」という結び方で、一度結ぶと自然には解けません。

 

実は、暴風が当たった木には、このところ支柱はしていませんでした。植えている場所は、隣地境界付近。建物と建物の間の狭い空間で、普段は風が吹きつけるようなことはないからです。

10年以上前でしたか、最初に植えたときには支柱をしていて(生け垣用の支柱で「布掛け支柱」といいます)、今でもその丸杭は健在ですが、横桟の竹は腐ってしまって捨てちゃいました。それ以来ずっと支柱なしですが、全く問題ありませんでした。

でも、さすがに今回は危険だと判断しました。支柱をやり直して正解だったなぁと思います。

普段はパートナーである造園の職人さんがやってくれますが、緊急事態なので自分でやりました。方法は知っているし、いつも見ているし、材料もあるので、大丈夫なんですけどね。あんまりやらないから、久しぶりで新鮮でした。

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支柱は、その木の姿と根鉢のバランスを見て、また植える場所によって、するかどうかを決めます。そしてするとなると、なるべく悪目立ちしないように、その立て方を考えて、しっかりと打ち付けたり結わえたりします。

でも支柱はない方がいいんですよね。

大きな木は支柱も大きくなってしまいますし、落葉期なら木本体よりも目立ってしまう時もあり、何だかなぁと思います。地下支柱という目立たない支柱がありますが、これも大きな木ですとそれなりの金額になります。

支柱がないと、木は自らしっかり立たないといけませんので、踏ん張るように根を張るといいます。木を甘やかさないためにも支柱はない方がいい、という方もいらっしゃいます。私も出来るだけしたくないと思っています。

苗木のうちは支柱をしていても、何年も経って、それがボロボロに腐る頃には外して大丈夫です。大抵の木はもう根を張って十分自力で踏ん張れています。腐っているのに外さないと、そのうち幹に食い込んだりしてよくありません。あとは定期的に適度に枝を透かすように剪定して、風害や病害虫から守ってあげましょう。緊急事態には仮支柱をする、そんな臨機応変な対応も大事なことですね。

今回の災害を踏まえ、支柱のことをもっと深く考えたいし、剪定の重要性も改めて訴え、個々に対応していきたいと改めて思いました。

 

 

梅雨明け後のお庭点検訪問

関西は梅雨が明けたら、いきなり猛暑の日々です。暑さが苦手なので、始まったばかりですが「夏よ、早く過ぎてくれー!」ってなんて毎日思ってますが、先は長いです。

今日は、梅雨前に植栽工事を行ったお宅へ様子伺いにお邪魔しました。ディアガーデンでは、お引渡し後ひと月ほど経った頃、1年後、数年後と、何回かお庭の点検にお伺いしています。

もしも状態が良くない場合でも、ひと月後ぐらいなら、すぐに手当をすれば回復する可能性は大きいです。ご自分で実際に世話をしてみて疑問に思われることも、早い段階で解決しておけば安心されると思いますし、ね。

1年後の時は、大抵春先に伺いますが、ちゃんと芽吹いているかどうかの確認です。季節が一巡して思うように育ったところ、そうでないところなど見せていただきながら修正を提案します。植物は新芽が展開する春先に水を欲しがりますので、それを伝えて水遣りの念押しをしたり、気になるところ諸々お伝えします。

数年後の時は、もうお庭全体が大きく育っている頃ですので、メンテナンスのご相談が中心。病害虫が発生しやすい頃でもあり、個々をしっかり観察させてもらいます。ご自分でメンテナンスされる場合はその方法を細かにお教えしたり、私どもにご依頼いただける場合は見積り金額のご了承後入らせていただきます。

どの時も「どうなっているかなぁ」とワクワクドキドキなんですけれど、想像以上によくなっている場合なんか感動しちゃいます。それにお客様とは、お庭以外の話も結構してて。そっちの方が長いかも?という場合も多々ありますが・・・(^m^ とっても楽しい時間です。

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さて、今回伺ったお庭の様子はというと・・・。

今年の梅雨は結構な雨量があり、またお客様がこまめに手入れをしてくださっているお陰で、木も草花もとっても順調に育っていて、まずは良いスタート切れた様子。植物それぞれがピン!と立っていて植え付け当初より一回り大きくなっていました。もうしっかり根が広がり始めているようで一安心。

あぁ、良かったです。嬉しいです。(^^*

夏場の水遣り方法を確認したり、いくつか質問にお答えしたり、数年先のこと等、色々お話出来ました。

 

花もよく咲いていました。特にこのマツムシソウがいい色で!

 

お庭でお話した後、涼しいお部屋でお茶をいただきました。お若いご夫妻ですが、ほのぼのとお幸せそうでね~。私はいつもお二人のやりとりをニマニマしつつ聞いているのです。何だかほわんとあったかい気分にさせてもらえて、ホントご馳走様です♡

それで、今回も特別なお菓子をご用意くださったのに、私ったら撮り忘れてしまいました (>_<)オーマーガー

代わりに、持参したお花を素敵に活けて下さった画像を。

 

ディスプレイガーデンの秋色アジサイがそろそろ秋色っぽくなってきたので、何本か切ってプレゼントしましたら、早速いい感じに飾って下さいました。嬉しかったです♡

 

こちらはお客様のお庭のアジサイ。シブい色になっています。インテリアが超素敵だから、何気なく飾ってもお洒落です!きっと数年後は、もっとたくさん飾れるようになります。楽しみですね。

 

この先何かお困りのときは「御庭番」のディアガーデンを思い出していただけたらと思います。

 

 

水遣りについて、プチ講座。

7月になり、庭の水遣りが本格的にスタート。

これから9月いっぱいまで、雨が降らなければ、出来れば朝と夕の2回遣っていただきたいです。それぞれの植物の様子を見ながら遣れればベストです。

作って10年以上経つディスプレイガーデンでは、苔や一年草、鉢植えには朝晩しっかりと遣りますが、その他は加減しています。出来るだけ資源と手間を節約すべく、今年は更に乾燥に強い植物を増やしました。そもそも水を遣らないでいいようなプランツデザイン、これから重要になってくるでしょう。

一般的な水遣りのタイミングについて、ですが。

草花は根が浅く、土は表面に近いほど乾きやすいので、朝夕やる方がいいというのは分かると思います。では根の大きな木の場合はどうでしょう。

水は葉の光合成に使われるので、昼間、特に暑い日にたくさん吸い上げられます。その分や蒸散で失われる水分を取り戻すためにも、夜の間にたくさん水を吸収します。水の吸収には時間がかかるので、水遣りはそれにあわせて、夕方行うとよいと思います。根の先めがけて、バケツ2,3杯はやるつもりでゆっくりたっぷりとあげて下さい。

朝は何かと忙しいですから、木は夕方。そう思えば少し気持ちがラクになりませんか?

植えつけて間もない木は、基本的にこんな風に。弱っている木、根の小さな木はその状態に合わせて。しっかり深く根を下ろした木なら、雨さえ当たればよくて、よっぽど日照りが続かない限り水遣りは必要ないです。

 

モリモリと育ってきたディアガーデンの前庭。

 

それからもひとつ。

上の画像のワタクシは突っ立って水を遣っていますが、コレ、撮影用のポーズです。実はほとんどの時間、中腰で水を遣っています。水は植物の根にかけねば意味がないため、前屈みになる方が自然なんですね。

そうやって顔を近づけ、植物を良く観て、コミュニケーションも取りましょう。植物のことを解りたいという気持ちがあれば、水遣りはきっと上達するに違いありません。

そうだ、あとホースについて。夕方にはホース内の水がお湯のようになっていますので、そのままかけないように注意してくださいね。

 

個々の状態を観察していると、こんな場面を見ることも。三尺バーベナ(バーベナ「ボナリエンシス」)の花には、蝶々がよく来ます。

 

そして、そんな風に一生懸命やった水をちゃんと枝先まで届けるには。

水は茎や幹の表面近くに通っている導管と呼ばれる細い管を通って運ばれますよね。ですから茎や幹を傷つけると、管を切ってしまったり、空気を入れることになり、水が途切れてしまいます。そうなれば、いくら根にたっぷりやっても、届かない部分が出てきます。花を活ける時、水切りをしますが、それも導管に空気を入れないためです。

なるべく茎や幹を傷つけないように育てることも大事なことです。

 

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さて、朝、家事をして水遣りを終えたら、もう汗だくです ^^;

お仕事の前に自分にも水遣り。本日は抹茶ソイラテ♡

 

小休止に。抹茶ソイラテ+お疲れさん手当のバニラアイス添え。汗が引く~。

 

水遣りの基本的なことアレコレ。参考になりましたでしょうか?

暑いので、どうせなら「水浴びだ~。」なーんて、童心に帰って楽しんでやってしまいましょう。

 

 

インテリア映えするドウダンツツジ

今週は梅雨らしくジメジメと蒸し暑い日が続いていますが、皆様どのようにお凌ぎでしょうか?

最近、というか数年前から?初夏に出回るドウダンツツジの枝をお部屋に飾って、涼を楽しんでおられる方が多いみたい。ピラッと開いた瑞々しい葉っぱ、自然な枝ぶりがとっても涼しげで大人気です。大振りな枝でも圧迫感がなく、インテリア小物ともよく合って、とっても素敵。

以前は生け花(盛り花や投げ入れ)や店舗のディスプレイ等でよく見かけましたが、パーソナルな場所でガラスの花瓶にシンプルに挿して飾ることがこんなに流行るとは。いつからかしら?

 

私もドウダンツツジの枝をダイニングに飾ってみました。部屋に自然を連れてきたような雰囲気になります。

 

葉っぱの形が可愛い♡

 

普段から部屋の中はグリーンがいっぱいなので、見栄えしそうなところは既にいろんな鉢が置いてあって、どこに飾ろうかと随分迷いましたが、思い切ってダイニングの真ん中にドーンと。

部屋の真ん中に置くと枝越しの眺めが「景色」になりますね。夏にかけてはお花を活けても長持ちしませんから、こんな緑を飾る方が向いていますよね。枝ものは特に長く楽しめてオススメです。

 

シンクからドウダン越しにリビングを見る。なんだか新鮮な眺め。

 

このドウダンツツジ、実はディスプレイガーデンから剪定してきた自前の枝です。

ドウダンツツジは紅葉する姿が大好きなので、庭を作った当初から入れていました。育て始めて12年目になります。これまでこのブログでも数えきれないほどご紹介してきました。

ディスプレイガーデンでは、北西向きの花壇に植えているため成長が遅く、ほとんど剪定はいらないのですが、蒸れを防止するのに時々透かし剪定をしています。今回は、混みあっている部分で、しかも飾れそうな枝を切ってきました。

 

事務所の入り口のところに植えたドウダンツツジ。大好きな木なのでよく見えるところに。鈴のような白い花や新緑もいいけれど、何より真っ赤に紅葉した姿が一番素敵です。

 

ドウダンツツジは造園材料としてはポピュラーな落葉低木。

日本庭園のみならず公園や洋風の庭でもマッチするので、あちらこちらで見かけます。病害虫も少なく本当に育てやすい木で四季折々の姿が楽しめます。

ですから庭をデザインするときは、大抵のお客様にオススメして、これまでもいっぱい植えてまいりました。そういえば3年前に「ドウダンツツジを部屋に飾りたいので植えて欲しい」というご依頼がありましたっけ。

そんなドウダンツツジ、植えるのにベストな場所は午前中よく日が当たるところ。私のように西日が当たる場所ですと、気を付けていないと葉が焼けてしまいます。

紅葉時期まで葉っぱをきれいに保ちたいので、水遣りに工夫をしています。ドウダンツツジに限らずですけれど、葉焼けする場合は、夕方葉水をあげてクールダウンさせてあげると被害が少なくて済みます。お試しを。

 

赤い花の咲くサラサドウダンも可愛い♡

 

庭に木があると、手入れついでに枝をパチパチ切って飾れて本当に便利です。

他に夏に飾る低木ですと、ブルーベリーなんか如何でしょう?今頃は熟す前の緑がナチュラルで可愛らしいと思います。スモークツリーはお花屋さんで見て憧れますけれど、大きくなる木なので要注意。広いお庭向きです。

インテリアで緑を楽しむ方が増えて、とってもいいことだなぁと思います。小さなスペースがあれば育てられるものも多いので、庭づくりにもぜひ挑戦していただきたいな。

 

 

秋色アジサイ-ディアガーデンの場合

梅雨になりアジサイが見頃を迎えています。今日はディアガーデンの前庭にある秋色アジサイ(マジカルシリーズ)について書きます。

これまではもっと空色っぽかったのですが、今年は紫が強く出ました。空色のままがよかったのにな…。バルコニーで鉢で育てているアジサイの色も同じような色合いになってきたので、共通してやっている肥料のせいかしら?なんて疑っています。

 

前庭の秋色アジサイ、いま(2018年6月17日)はこんな感じの色です。

 

このアジサイはライムグリーンから次第に青や紫に変化します。7月にはその色が抜けてアンティークっぽいニュアンスカラーになり、夏以降はだんだんそのニュアンス的な青が薄れていきほぼ緑に。そして晩秋の寒さにあたると赤く紅葉してきます。

秋色アジサイは蕚が肉厚で茎もしっかりしているので、このように秋まで花がしっかりしているのが特徴なんです。

「え?でも切り花の秋色アジサイは、秋口でもニュアンスカラーのままじゃなかった?」と言われる方もいらっしゃるでしょう。

そう、切り花は上手く色が維持出来ていてとってもきれいです。それはたぶんハウス栽培で、遮光調整や防風雨対策がしっかりなされているからだと思います。

普通に庭植えだとなかなかそこまで手を掛けられません。地植えのままニュアンスカラーを長く維持することは難しいと思うのですが、その代わり花数多く育てられるので、私は良しとしています。鉢植えの秋色アジサイなら、夏以降の置き場所を工夫するとニュアンスカラーを維持できるかもしれません。

 

では、花色がどんな風に変わるのか、過去の画像でご覧ください。↓↓↓

 

同じアジサイ。昨年の7月に切り戻した時の花です。青がだいぶ抜けてこんなニュアンスカラーに。この頃の色合いが一番好きです。うまくすると飾りながらドライフラワーになるかも?と毎年挑戦しています。

 

8月頃。シモツケのピンク花のむこうにチラリと見える秋色アジサイ。ほぼ緑ですが、まだ青が薄く残っていますね。

 

この株は確か2011年に植えたもの。滋賀でも秋色アジサイの苗が並び始めた頃で、ひょっとして将来需要があるかもしれない、試しに育ててみるかと植えてみました。

秋色と言うからには普通のアジサイのように7月に剪定しては意味がない、色の変化を観察をするために最初の頃は11月まで花を残しました。そしたらニュアンスカラーは秋まで残るとは限らないという事(その年の気候による)、そしてやっぱりというか、翌年の花芽がどんどん少なくなってく、という事も分かりました。なるほど、こういうもんか・・・と。

でもせめて翌年の花を増やせないかと、剪定のかわりに芽かきをしたり、肥料をたっぷりやったり、色々工夫もしましたが効果はありませんでした。アジサイは7月中にキッチリ剪定し、株のチカラを新しい花芽に集中させてこそ、翌年も立派な花が見られるのだ・・・ということを身を持って体験しました。

最近はセオリー通り剪定してしまいますので、今年もこんなに咲いています。(大きく咲かせたいのでこれでも花数を減らした方です)この前庭では、ニュアンスカラーは8月以降減っていくので、7月のアジサイを切り花として飾り、部屋で楽しむこと満足しています。これが結構長持ちするんですよ。

 

同じアジサイ。2014年10月30日に撮影したもの。このころまで株に残しておくと、寒さにあたって紅葉します。普通の庭植えだと大抵こんな風になると思う。

 

紅葉したアジサイをドライにして、アナベルと共にリースを作りました(2014年作)

 

秋色アジサイに限りませんけれど、アジサイって年によって微妙に色が違うので、それが栽培する楽しみでもあります。その場に合う高さや花のバランスも、経験を重ねるにつれ分かってきて、上手くいったときは、カナリ自己満足!

でもね、大抵の植物は花が咲くにしても年1回のことですから、庭仕事を10年やったって、その植物に関してはたった10回しか経験できないの。

だから普通は10年も同じ仕事やると、ベテランって言ってもいいと思いますが、庭づくりに関してはそうとも限らないんですよ、ね。

 

 

ツゲのリース

ここんとこ梅雨前の庭メンテをしています。と言っても、暑いし疲れるので、せいぜい小一時間くらい。

今回は坪庭にあるツゲの生け垣を整えました。

植えてすぐの数年は、せっかく芽吹いた新芽が害虫(クロネハイイロハマキだと思う)にやられ、残念な姿のときもありましたが、剪定をしっかりやり続けているお陰かな?最近は割といい感じです。

そんな訳で、切り取った枝もすごくきれいですから、捨てる前にアフターガーデニング。久しぶりにリースを作りました。

 

テラスのテーブルが作業台です。ちょっと切っただけで結構な量の枝。

 

新鮮な葉っぱの香り…今まで意識しなかったけれど、ツゲの葉っぱって割といい香りがします。1,2週間前は小さな白い花がたくさん咲いていて、その時も上品な香りを振りまいていましたっけ。

そういえば、12、3年前だったか?ツゲでトピアリーガーデン作ったことがあったな~。メンテナンスも請け負っていたので一生懸命刈り込みしてました。その時、屈んだ姿勢で黙々と刈っていたせいか、ぎっくり腰になっちゃって!それ以来、腰に爆弾かかえてます。

・・・そんなことを思い出しながらやってると、1つ作るつもりが2つも出来てしまいました。シンプルなリースもいいけれど、何もないのも愛想がないかなと、細いサテンのリボンだけつけました。

 

直径25cmくらいのミニリースは事務所のガラス扉に。吸盤で貼り付けています。

 

作り方はカンタン。

切り枝を何本か束にして、リースリングに置き、ワイヤーで巻きつけて固定。次の束は前の束を留めたワイヤー部分を隠すように重ねておき固定。それを何回か繰り返すだけです。

ワイヤーは予め糸巻き状にしておくこと。サイズは掌に収まる位が巻きやすくてオススメです。枝が外れないように、都度しっかりとワイヤーを引き締めるのがコツかな。

 

直径60cm程の大きい方は玄関ドアにかけました。緑だけの方が涼しげです。

 

そういえばツゲのリースを作るのは初めて。クリスマスにボール型のオーナメントを作った記憶はありますが、さて、夏はどのくらいの間きれいに飾っておけるものなのかしらね?

ツゲはこれからどんどん成長するので、虫がつかなければ、夏にもう1回は作れそうです。

常緑樹は落葉樹と違って、剪定後もしばらくシャンとしてきれいです。常緑樹には水分を奪われないよう葉っぱにワックス層があるからです。切り枝を利用して、皆様もシンプルなグリーンのリースを作ってみては如何でしょうか?

 

 

梅雨前に庭を点検

梅雨時期はどうしても庭に出る機会が少なくなります。雨が続く前にディスプレイガーデンの点検をしました。毎日見てはいるのですが、常に点検という目で見ているわけではありません。見えている=把握しているとは限らないのです。

概ね問題ありませんでしたが、アオダモに何かよからぬ幼虫のコロニーを見つけました。遠目から見ても、そこだけ茶色く葉っぱが枯れて葉脈だけになって、クモの巣を掛けたようにモヤモヤとしています。だからよくわかるんです。でも見ようとしなければ見落としていたと思います。

 

アメリカシロヒトリかな?茶色くなった葉っぱには幼虫がいっぱい。今はまだここに留まっているので、枝ごと切り取ると一気に退治できます。

 

卵の段階で見つけられたら一番駆除しやすい。あちこち動かれたら農薬に頼らざるをえません。

例えば嫌われものの毒虫、イラガも卵の段階で見つけられたらラッキー。でも孵化しばかりの頃はコロニーを形成し移動しないため駆除しやすいです。一説によるとイラガの幼虫は食べる能力に差があるため集団で助け合って食べ大きくなるのだとか。固い殻に覆われた蛹になると絶対に動かないから一番やり易いです。しかし、この葉っぱ数枚に何百匹いるのでしょうか。これが全部大人になった日にゃもう×××!きゃー、想像したくありませーん!怖くて庭にでることもはばかられます。

イラガに触れると、患部が腫れ、何日もかゆみに悩まされ、あげく跡もしばらく消えません。あぁ、私も何度やられたことか。だから退治するときは、長そで&長ズボン&手袋はマストです。

イラガはどこにでもいるので、どんな木にもつく可能性があります。モミジにはつく可能性大で、うちも最初はそうでした。それが広がっていったのかもしれないし、どこかからやってきたのかもしれません。今年何故かアオダモの樹勢が少し落ちていて、春からカイガラムシにやられるし、本当にかわいそう。でもその都度早めに対処し、活性剤もやっているので、今は青々と茂っています。

庭の植物は自然と似てて非なるもの。生態どうこう関係なく、持ち主の好みで集められた植物ですし、人工地盤ですから、そもそも生きる力が違います。だからこまめな点検は大事です。関心を持って見ること、それだけで植物が健やかに育つ基盤が出来ます。人間関係と似ているなぁといつも思います。

 

さてお手入れ後、すっきりとした気持ちで撮影しました。午後の傾きかけた日差しを受けてキラキラを輝くディスプレイガーデン。前庭に植えたグラス類が大きくなってきて、風に揺れてていい感じです。

 

この春、もっと自然風な植栽デザインにしたくて、だいぶ植え替えました。それが根付いてくれて、花も咲いてきました。

 

スティパ「エンジェルヘアー」が透き通るような穂先を揺らしています。日差しを受けるとキラキラと輝いて本当にきれい。

 

庭の手入れをしていると、近所の小さなBFがよく話しかけてきます。私のことを「おばちゃん」ではなく「マブチさん」と呼んでくれます。子供さんならではの自然の見方がユニークで、聞いていて楽しいの。真剣に話してくれているので、きっと本当にそう思っているんだなぁ、ピュアだわ。彼はツルツル石を集めているそうで、私の石のサンプルがコミュニケーションの役に立っています。

 

 

青葉狩りの名所とは 

緑の美しいこの頃は最も庭で過ごしやすい時期ではないでしょうか。年にもよりますが、暑くもなく寒くもなく湿気も少ない、そして蚊もいません。木漏れ日がキラキラとして、それはそれは心地いい眩しさ。

新緑は古来「青葉」と呼ばれました。桜びいきの西行が「時鳥 きく折にこそ夏山の 青葉は花におとらざりけれ」と歌ったほど新緑は美しいものです。江戸の俳人・山口素堂の有名な句「目に青葉、山ほととぎす、初鰹」にも新緑が取り上げられていますね。

では新緑を見に行くとしたら?紅葉狩りの名所が「青葉狩り」の名所、ではないでしょうか。紅葉のときほど人で溢れていないのでオススメです。ディスプレイガーデンで毎日青葉を堪能している私ですが「狩り」というからには、もっと多くの青葉を見たい。

そんな願望が叶ったのは、ちょうど香道体験に伺う予定の教林坊さんで。ディアガーデンと同じ近江八幡市にあるお寺で、車なら15~20分程度で着きます。前回訪ねた頃は、紅葉が本当に見事でしたから青葉も素晴らしいに違いない。(そのときの様子はインスタグラムにだけUPしたんだっけ→コチラ。フォローよろしくお願いいたします♡)

赤に彩られていたときも美しかったけれど、新緑の清々しさはまた一段と美しい。お寺や神社のモミジはゆうに御堂の高さを超える程大きく育っているので迫力があります。

 

茅葺の門。半年ぶりの教林坊は青々として。

 

本堂。画面手前には池の庭。その間に岩屋があり聖徳太子御作の石仏・赤川観音様がまつられています。

 

モミジは変にいじらない方がいい木。元々自然樹形が美しい木ですから、職人さんもあまり切りたくないと言います。枝先の柔らかさがモミジの美しさのツボかなぁと思いますし。

とはいえモミジは樹勢が強い。小さな庭ではある程度剪定が必要です。今頃ですと、切ったところからすぐ新芽や脇芽が噴き出て、それがどんどん伸びるので、枝先で切らないことです。私も以前自分で何気に切って「噴き出してビヨーン」を体験しました。

失敗がないのはやはり落葉期に根本から。それと成長力にあった剪定が大事なので切り過ぎないこと、でしょうか。

このお庭のような青天井を作るには、広い場所と年月が必要で・・・溜息がでますね。そして目を落とすと足元に広がる苔。石にもびっしり。あたり一面緑一色。そこにいる自分ですら緑に染まるのでは、と思う程です。

苔が美しいと秋の紅葉の折、色の対比が極まります。紅葉の美しさを密かに引き立てているのが実は苔なんですね。

 

木漏れ日が苔にはちょうどいい。近くに沢が流れており適度な湿気があるので、これまた青々とよく育って美しい。

 

教林坊さんは聖徳太子によって創建されたと伝わる由緒正しいお寺。お庭には巨石が多く、小堀遠州作の庭とも言われ水琴窟もあります。

そんなすごい歴史あるお寺ですが、昭和50年ごろ一時無人となったことがあります。庭園は村人達によって手入れされていたそうですが、かなり閑散としていたよう。でもそれが幸か不幸か?その間、木々は思い思いに育ち、苔も更に拡大して全てが覆われたのでは?とも想像します。

復興のご苦労はいかばかりかと思いますが、自然の手に委ねた経緯はそのまま、こちらの庭の個性となっていると感じます。

 

香道体験はこの書院で。

 

次回は香道体験について書きます。

 

5月の庭仕事と日除け虫除け対策 

GWおうちで庭や畑のお手入れをされた方もいらっしゃるでしょうか。新芽が固まり蕾が出来つつある5月、美しい眺めや花を大きく咲かせるために、風通しを良くして病害虫を防止するために、間引きや透かし剪定をしましょう。

私もGW中に庭の手入れを「ちょちょっと」やりました。ディスプレイガーデンは元々日当たりの悪い場所が多いのに加え、既に飽和状態なので、個々のボリューム調整は必須なんです。

作業内容をざっと書きますと、

  1. 今年植えた植物のレイアウト修正とボリューム調整
  2. 茂りすぎて他の植物に影を作ってしまっている部分を剪定
  3. アジサイは今年花芽が多すぎるので間引き
  4. すごい勢いで芽吹いてボリューム過多のアオキの葉をひたすらむしる。古葉が落ちているので掃除。
  5. 雑草の整理(好きなのは少し残し蔓延ると厄介なのは抜く)
  6. テラスの掃除、玄関先の掃き掃除
  7. ベランダの鉢の移動
  8. 光合成が足りてない植物に活力剤をやる
  9. スギゴケの伸びすぎた部分を剪定。
  10. 今年は青虫が少なくて嬉しいんだけど、少しはいるので手でトール。
  11. バラの一鉢にアブラムシが付いていたので手でつぶす(テッシュ越しに。これが一番早いので)
  12. もちろん乾いていたら水遣りも

あと何をしたっけ?こうして書くと色々やってるみたいですけれど、大したことはしてません。その時々で気になったところを手入れします。

気持ちのいい陽気に誘われて庭に出ると、何気に目につく粗(あら)。無意識に手を出してます。本格的に変えたいときは時間を区切って、職人さんに手伝ってもらったりもして、しっかりやりますが、日々の手入れは10分~30分くらい。

手入れ後、部屋に戻ったときは大抵剪定した枝や花を持っていて。それを洗って部屋に飾ります。切りたては瑞々しく綺麗だから、すぐに捨ててしまうには惜しいの。部屋に植物があふれているのは、ほぼこうした日々のルーティーンから。

小さな積み重ねが、今の暮らしの眺めを作っていると思います。

 

トクサをバッサリ剪定したとき、一部捨てずに玄関に飾りました。花器として使うアレンジは以前和のカフェで見かけて。このままひと月間飾れましたよ。

 

それともうひとつ。いま気をつけないといけないのは、自分の日焼け対策です。自分のことをいつも忘れそうになります。日除け、虫除け対策も小さな積み重ねが大事なんですよね。ベテランガーデナーにとっては、日に焼けた肌やシミも勲章になるかな?! 健康的でカッコいいです。うーん、でもやっぱりシミは気になります。

私の場合、先に書きましたように、ふらっと庭に出てふと気づくと手入れを始めていたりするので、これからの時期、出入り口付近の目につくところに日除け虫除けをセットしておくようになりました。詳しくは以前まとめたブログを参考に。ハッカ油で作る虫除けスプレーのレシピも有ります→「庭仕事地の蚊&日焼け予防セット」

 

これからのシーズン、庭仕事の前後に便利なセット(手前から虫除けスプレー、虫刺されの塗り薬、日焼け止めローション)。庭への出入り口に置いておくと便利です。

 

庭仕事用の帽子を事務所にも常備。位置はドアに近いここ、鏡に吸盤でフックを取り付けました。

 

この帽子、植物と鳥が遊ぶ模様がガーデニングにピッタリでしょ?2年前に北欧系のリサイクルバザーで見つけたファブリックで作りました。仕事の現場には被っていきませんが、自宅で庭仕事をする時にはこんなくだけた可愛い帽子(^m^*

 

 

端午の室礼-2018

GW、今年は近場でゆっくり過ごしています。来週以降色々と予定があるので、今のうちに体を休めておこうかと。

 

みどりの日の朝、ディスプレイガーデンのもみじが冴え冴えと青く。

 

古美術・茶道具「上原永山堂」さんのショーウィンドウ。毎月変わるおしつらえを楽しみに拝見しています。端午の節句に因んだお軸の前にはシンプルに活けられたアマドコロ。

 

今日は部屋を片づけて、端午の節句の室礼をしました。うちには小さな男の子はいないので大人のための室礼です。大人のためにすることと言えば「邪気祓い」「厄祓い」ですね。祓ってくださいと祈ります。

医療がこれだけ発達した現代でも病は気からといいます。心の中までお薬やメスは入れられませんから。いくら名医の手に委ねるとしても、大切な誰かや自分のためなら祈らずにはいられません。私の出来ることって小さいな・・・そう思いつつも、最後、拠り所となるものは「祈り(禱り)」なんですよね。

年行事の室礼で、節目節目で邪気払いをする。これで大丈夫と気持ちのリセットをして前を向く。それが私の年中行事との向き合い方です。

 

薬玉を玄関に飾り住まいの厄祓い。ヨモギの一種であるアルテミシアと、花菖蒲の葉を五色の組紐に結わえて。

 

端午の節句の邪気払いには「薬玉」を掛けるのが習わしです。平安時代からある風習で、かの源氏物語や枕草子にも記述が残っています。

本式の薬玉は、麝香、沈香、丁子など種々の香料を玉にして錦の袋に入れ、菖蒲や蓬など添えて、五色の糸を長く垂らしたもの。私は沈香とディスプレイガーデンで育てている植物で作ってみました。

最初、ヨモギを摘みに行こうかと思っていたのですが、そういえば今年植えたアルテミシアって西洋ヨモギの一種だったと気が付いて、剪定も兼ねて切ってきました。菖蒲は蒲(ガマ)ですから、本当言うと花菖蒲とは全く違う植物。だからこれはモドキです。菖蒲に花菖蒲、アヤメに杜若・・・ややこしい植物ですな。

 

手前のシルバーリーフがアルテミシア「ルドビシアナ」。遠目からも目立つ葉色です。放置すると1m近くまで伸びるそうですが、周年剪定可能ですから、好きな大きさに出来るところがいい。線が細く圧迫感もないし気に入っています。

 

菖蒲の代用で、庭の花菖蒲の葉を活けました。ベニシダも庭から採ってきて、足元に短く添えたらまるで庭の風景を切り取ったみたいになりました。

 

室礼を整え終わると電話が。

「蓬餅作ったけど、食べる?」

「わー、嬉しい!いただきます♡」

10分後、粒あんがたっぷり入ったやわやわの蓬餅が届けられたのです(*^ ^*) ヨモギ、ヨモギ、とずっと思っていたから引き寄せたんでしょうか?なーんて、都合のいい解釈。そんなことより、思い出していただけたのが有難くて。H様、いつも気にかけていただいて本当に有難うございます。

 

ほろ苦い春の味。もっちりぎっしり、本当に美味しい♡こんなん作るの憧れます。

 

柏餅はもういいかなー。いや、やっぱり5月に食べるものだしなー、などと迷っています。

まだ食べるか?!ってツッコミ入りそう(汗