夏越の祓え-2018

2018年、はや半分過ぎようとしています。

関東・甲信地方はもう梅雨が明けたとか?!ここ関西もまもなくという。ちょっと待ってーっ!早すぎます。夏が長いのは人にとっても酷ですし、植物にとっては更に過酷なこと。ディスプレイガーデンも心配ですが、それよりも今年作ったばかりお客様のお庭とか、今月設計して来月植えてもらう庭だとかの方が心配です。

++++++++++

昨日の夕方は、大気が不安定になって、近くの米原市で竜巻が発生。大変な被害が出ました。

米原市はディアガーデンから車で一時間程のところ。他人事ではありません。画像を見ると恐怖の一言です。被害に合われた皆様には本当にお気の毒で言葉もありません。

突発的な自然災害の恐ろしさ、竜巻の脅威を見せつけられました。人間の作るものって、いとも簡単に壊れてしまいます。本当にか弱いもんなんだと思い知らされます。

 

そんなことを考えながら、夏越の祓えの時を迎えました。

水無月の末に半年分のケガレを落とす行事で、神社に設けられた「茅の輪」をくぐりながら、この後の半年の健康と厄除けを祈願します。なかなか不思議な行事ですが、大抵の神社で行われている年行事です。短い時間で済みますので、私は毎年行くようにしています。皆様は行かれてますか?

今年は沙沙貴(ささき)神社に伺いました。

 

ディアガーデンからは車で10分以内のところ安土町にある沙沙貴神社。建物の多くは江戸中期に再建されたもので県の有形文化財指定されています。こちらは表参道から見た楼門。立派です。

 

こちらは近江源氏一族の氏神様。実は私の苗字、馬渕氏(うじ)も分系の一つとされ、一族の家紋が全く同じ。そんなことから、勝手に親しみを感じていて、時々お参りさせてもらっています。

趣ある建物ほか、境内には名物のナンジャモンジャの木や近江百花苑なる山野草の庭、近江の作庭家呑月さんの庭などがあり、決して派手ではありませんが味わい深い神社です。

引っ越しでたまたま住むことになった近江八幡という土地、しかもウチから車で10分とかからない所に、家の守護神様がおられた。何か不思議なつながりを感じずにはいられません。頼る人もいない土地で不安だらけでしたが、これまで平安に過ごせているのは、この神様のご守護の下に置かせてもらえたからかもしれない???、などと有難く思っております。

茅の輪。この神社の氏子さんが地元常の浜に自生する葦と真菰で作成されたのだとか。くぐり方が書いてありますので作法を知らなくても大丈夫 !たまたま誰もいなくて私だけの空間に。贅沢だ~。

 

雨に洗われた境内を歩くと、まずは木々や土の香り、そして荘厳な静けさを感じます。そして茅の輪をくぐると清々しい茅の香り(イネ科の葉っぱの香り)が。8の字に添って3回くぐりますが、くぐる度に香りがまとわり、身を清められる感があります。

時々こうして神聖な緑の空間に身を置くと、人間ごとき小さな者は、流れを受け入れ何事も謙虚に、目の前のことを一生懸命やって、細やかなことでも何か世の中の役にたつことをしていればいいんだ・・・。なんてね、何故かそんな風な気持ちになります。普段好き勝手生きてるくせにね、不思議です。

また次の半年、そんな謙虚な気持ちで仕事に向き合えたらと思います。

 

お参りの後は、6月限定の水無月というお菓子をいただくのが習わし。毎年それが楽しみです(^m^

三角の形は氷を表し、上に飾られた小豆は厄除けの意味があるとのことで、今日6月30日に食べるお菓子なのです。

 

たねやさんの水無月。店頭では29日と30日しか買えない季節の和菓子。もちもち食感&あっさりした小豆、少し冷やして食べると格別です。より涼しくみえるように青葉を添えて。

 

いわゆる期間限定スイーツ。夫にも喜んでもらいたくて、ちょっと盛り付けを工夫してみました。青紅葉は庭にあるものです。

モミジ以外にも、ハランやナンテン、ミントなどは、こうして添えると美味しそうに見える便利な葉っぱです。少しだけですが、ディスプレイガーデンにもさり気なーく植えています。丈夫で育てやすいのでオススメです。

++++++++++

梅仕事もいまのところ順調・・・かな?(←言い切る自信がない)

梅酢は仕込んで2、3日程で半分浸かる程に上がり、6日後には無事全部ヒタヒタに浸かるまで上がりました。良かった~。水を入れたビニール袋が重石がわりで、実をまんべんなく圧していてカビる心配もなさそうです。軽すぎないかと心配でしたけど大丈夫でした。時々揺すってはいますが、塩はいつ溶けるんだろ?それが今のギモン。

 

梅仕事で漬けた梅干し、たぶんいい感じ~。

 

土用過ぎたら干します。とっても美味しそうな色なので毎日飽きずに眺めています。

これは今年後半から来年にかけての養生食ですから大事に育てなきゃ。

 

 

端午の室礼-2018

GW、今年は近場でゆっくり過ごしています。来週以降色々と予定があるので、今のうちに体を休めておこうかと。

 

みどりの日の朝、ディスプレイガーデンのもみじが冴え冴えと青く。

 

古美術・茶道具「上原永山堂」さんのショーウィンドウ。毎月変わるおしつらえを楽しみに拝見しています。端午の節句に因んだお軸の前にはシンプルに活けられたアマドコロ。

 

今日は部屋を片づけて、端午の節句の室礼をしました。うちには小さな男の子はいないので大人のための室礼です。大人のためにすることと言えば「邪気祓い」「厄祓い」ですね。祓ってくださいと祈ります。

医療がこれだけ発達した現代でも病は気からといいます。心の中までお薬やメスは入れられませんから。いくら名医の手に委ねるとしても、大切な誰かや自分のためなら祈らずにはいられません。私の出来ることって小さいな・・・そう思いつつも、最後、拠り所となるものは「祈り(禱り)」なんですよね。

年行事の室礼で、節目節目で邪気払いをする。これで大丈夫と気持ちのリセットをして前を向く。それが私の年中行事との向き合い方です。

 

薬玉を玄関に飾り住まいの厄祓い。ヨモギの一種であるアルテミシアと、花菖蒲の葉を五色の組紐に結わえて。

 

端午の節句の邪気払いには「薬玉」を掛けるのが習わしです。平安時代からある風習で、かの源氏物語や枕草子にも記述が残っています。

本式の薬玉は、麝香、沈香、丁子など種々の香料を玉にして錦の袋に入れ、菖蒲や蓬など添えて、五色の糸を長く垂らしたもの。私は沈香とディスプレイガーデンで育てている植物で作ってみました。

最初、ヨモギを摘みに行こうかと思っていたのですが、そういえば今年植えたアルテミシアって西洋ヨモギの一種だったと気が付いて、剪定も兼ねて切ってきました。菖蒲は蒲(ガマ)ですから、本当言うと花菖蒲とは全く違う植物。だからこれはモドキです。菖蒲に花菖蒲、アヤメに杜若・・・ややこしい植物ですな。

 

手前のシルバーリーフがアルテミシア「ルドビシアナ」。遠目からも目立つ葉色です。放置すると1m近くまで伸びるそうですが、周年剪定可能ですから、好きな大きさに出来るところがいい。線が細く圧迫感もないし気に入っています。

 

菖蒲の代用で、庭の花菖蒲の葉を活けました。ベニシダも庭から採ってきて、足元に短く添えたらまるで庭の風景を切り取ったみたいになりました。

 

室礼を整え終わると電話が。

「蓬餅作ったけど、食べる?」

「わー、嬉しい!いただきます♡」

10分後、粒あんがたっぷり入ったやわやわの蓬餅が届けられたのです(*^ ^*) ヨモギ、ヨモギ、とずっと思っていたから引き寄せたんでしょうか?なーんて、都合のいい解釈。そんなことより、思い出していただけたのが有難くて。H様、いつも気にかけていただいて本当に有難うございます。

 

ほろ苦い春の味。もっちりぎっしり、本当に美味しい♡こんなん作るの憧れます。

 

柏餅はもういいかなー。いや、やっぱり5月に食べるものだしなー、などと迷っています。

まだ食べるか?!ってツッコミ入りそう(汗

 

 

雛祭りのお茶会

桃の節句を迎え今年も小さな雛飾り。

ブログではお馴染みの「小石のお雛様」です。小物を手作りしたり、飾り方とかも毎年変えて、このひいな(小さく愛らしいもの)を愛でています。

 

小石のお雛様。愛らしいし、場所を取らず仕舞うのが簡単なところが気に入っています。後ろの方に写っているのは手作りの餅花。3ヵ月以上楽しませてくれましたがこれでお役御免。

 

このお人形は亡くなった父が買ってきてくれた思い入れある品です。どこで作られたものなのかウッカリ聞きそびれて、ずっと気になっていました。ところが最近、インスタグラムでこれと同じものを持っている方を発見して!やり取りするうち、鳥取で作られたものだとわかりました。

もらったのは小学生の頃。かなり昔なので、さすがに持っている方も少ないのか、これまで同じものを見たことがありませんでした。ですので、今回教えていただいてすごくスッキリしました。有難かったです。

 

可愛らしいピンクの桃の花。春の色ですね~。

 

さて。春のような暖かさが何日か続いた穏やかなある日、桃の節句に因んだお茶会をしました。

キッカケは京都寺町にある菓子店「村上開新堂」さんの詰め合わせクッキー。これ、実はすぐ買えないくらい人気のクッキーなの。「お届け迄3ヵ月程かかりそうです」と聞いて驚いたのですが、楽しみに待つことにして注文しました。それが最近ようやく手に入ったのです。

たくさんあるのでウチだけで食べるのは勿体ない。「雛祭りのお茶会」と称して、いつも仲良くして下さってる素敵マダムさんをお誘いしました。

 

村上開新堂さんのクッキー詰め合わせ(大缶)。職人さんの手焼きクッキーが11種類、缶にぎっしり綺麗に詰められています。幸せな眺めです。

 

このクッキー、形といい味といい、どこか懐かしい。素朴で華奢な見かけに反して、ものすごく食べ応えがあるの。粉がしっかり焼き固められていて、数枚食べるともう満足してしまう。固いわけでもクドイわけでもないのに、たくさん食べられない・・・不思議で、とっても美味しいクッキーです。

 

スイーツやフルーツを重箱に盛ってみました。

 

小さなクッキーはハマグリに入れて。ひな祭りにハマグリはつきものでしょ。女性の貞操や純潔の象徴なんだって。

 

菱餅に見立てた三色のムースを作りました。お抹茶と苺で色付けしています。ちょっと量が多すぎました(^_^;)

 

雛祭りらしくピンクと赤のテーブルコーディネートになりました。テーマに合わせて、食器や敷物の組み合わせやお花の生け方を工夫したり。考えて試してバランスを見て・・・などと試行錯誤することが面白いです。あまりに日常的なダイニングが、テーブルコーディネートをすることで少し雰囲気が改まるので、自分でも珍しいものを見るような感覚があり、そんなところも面白くて。

興味が湧いて以来、どこか素敵なお店で食事するときには、どんな風に演出されているのかと興味深く見るようになりました。

 

マダムお手製のケーキをいただきました。ブルーベリーの実がぎっしりで美味しそう♡ありがとうございます。これは夫とのお茶会に♪

 

雛祭りは女の子の成長を祝う日。大人となった私達はここまで紆余曲折あるのは当たり前で、いろいろ経験しつつも何とか無事生き延びてきたわけで・・・。それはある意味めでたいことなのかなぁと思います。

もう女の子でなないけれど、でも心は乙女な二人で、オママゴトの延長のような、ほんわかしたティータイム。楽しかったです。こういう時間は後々、私の中で幸せな記憶とになるに違いありません。

 

 

節分の室礼2018

こう寒いと早く季節が進んで欲しい!と思ってしまいますが、いやいや、何も為していないのに時ばかり過ぎても、と思ったり・・・そんなジレンマの今日は節分(せちわけ)

いつものようにこじんまりと季節の室礼をしました。

その時々に合った物は、季のはじまりを告げたり、またその名残りを感じさせたりします。そして、それらをうまく納められたとき、不思議とその場が静謐な空気に包まれるのを感じます。ありふれた住まいの中で、そこだけは他と明らかに違う。

それはたぶん、生きるのに必要なものではない、直接生活に役に立つものではない、心や祈り、自然を表すものだから、でしょうか?どこか庭を持つことに似ています。庭も生活する上でなくてはならない・・・という程のものではありませんものね。でも小さな庭があれば、慌ただしい暮らしの中でも、自然や季節と繋がれる「静謐な」時間が持てそうな気がします。

そんな似たところを見つけてから、住まいの中に、その佇まいの中に季を表すことは、庭づくり景色づくりの延長、お勉強、と思うようになりました。

 

節分の室礼。ここだけ春のようなふんわりとした優しい空気が流れています。お多福さんと、未だに飾ってる餅花のお陰ですね。

 

 

これは一週間前に設えました。

前を通るたびお多福さんがニコニコと笑いかけてくれるようで、ほっこりした気分になります。笑顔って大事ですね。

 

愛らしいお多福さんに水引でこしらえた梅をアクセ代わりに添えました。

 

いつも笑顔でいることは、難しいけれど、そうありたいと憧れています。

一人でいると表情筋を使うことがなくて、時々無表情な自分に驚くときがあります。小さな家なので、広く見せたいと思い、いろんなところに鏡をかけているのですが、何気なくそこに映るとき気付くの。「誰?このおばさん?」ってビックリ。で、慌ててスマイル、スマイル。一人で笑っているのも、ある意味怖いかもしれませんがw。

ニカーッと笑うのではなく、このお多福さんのように、ほころぶ花のような柔和な笑顔が素敵だなぁと思います。

どんな笑顔を作ったらいいのかわからないという方へ。私が思う一番簡単な方法をお伝えしますね。人間や動物の赤ちゃんを見たときの感じを想像してみてください。自然と優しい笑顔になっていると思います。是非お試しください♡

 

 

今晩は豆まきもするけれど、恵方巻きをいただくのがすっごく楽しみです(人*´∀`)

 

 

冬だからこそ緑のインテリア

今日は小正月ですね。

 

年末からずっと飾っているこの餅花は、本当は小正月用の飾りだそうな。私は雛祭りまで飾っておくつもり。だって可愛いんだもん。

 

お正月飾りはとんど焼き(どんど焼き、左義長とも)へ、鏡餅も開いて、生花はアレンジを小さくして飾り直してと、家の中からお正月色がほとんど消えた中、唯一、餅花だけがその余韻を漂わせています。

 

お節の残りもリメイクして完食。これは栗きんとんパイです。ミルクとバターを少し足しながら温めなおしたものを、冷凍パイシートに包んで焼きました。うまーい(^ー^○)v

 

先週は、お正月の室礼を片づけるついでに少し模様替えしました。他の部屋に置いていた大小のグリーンを、リビングダイニングのあちこちに配置。温室っぽい雰囲気を作りました。

庭の植物は根っこだけになっているか、色のトーンを落として凍えているけれど、部屋の植物は生き生きと生命力に溢れています。小さな蕾を付けたものもありポツポツと花が咲き始めました。

葉に厚みのある植物は冬越しが上手。うちではそういう子たちがどんどん増える傾向にあります。冬に空間の密度が低いと、殺風景で何やら寒そうだから、瑞々しいグリーンで密度をあげると、温かそうに感じると思います。

(逆に真夏は、あんまりあっても暑く苦しいので、幾つか外に出します)

 

部屋のあちこちに瑞々しい緑を置いて。

 

暖房で乾燥するので加湿器は必需品です。

最適な置き場所というのがあるそうで、電気機器から1m以上は離して、出入り口や窓辺ではなく出来るだけ部屋の中心で、高めの所・・・等と言われますが、それがなかなか難しい。

窓辺に近いけれど、いつもグリーンを置いている場所に置くことにしました。

 

見た目と実益兼ねて加湿器の周りにもグリーン。窓外の生け垣と繋がってみえるよう窓近くには必ずグリーンを置くようにしています。面積以上の広がりが感じられます。

 

今週は凌ぎやすい日もあるようですが、寒さはこれからが本番です。どうかあったかくしてお過ごしください。

 

 

お正月の室礼2018

今日明日にも初出勤という方も多いのでしょうか。まだまだ松の内ということで、今日は最後のお正月ネタです。

うちは洋風でこれといった特徴もない建物ですから、新春のはんなりとした華やかな雰囲気を少しでも感じられるように、何とか工夫して設えています。

お客様が来られることもありますが、どちらかというと私自身がお正月の雰囲気を味わいたくてやっているという感じ。自分を誤魔化すことは出来ないので、どれだけ慌ただしくとも、やらないと気が済みません。

まずは師走事始めの13日頃に松や柳を用意し、餅花作りから始めます。多少場所を取りますが、昨年も飾ってとても気に入ったので、もうこれは余程のことがない限り外せない室礼となりました。日に2時間くらいしか時間がとれず、準備やらなんやら3日かけてゆっくりと柳に花を咲かせました。

 

本来は豊作を願う農家の正月飾りだそうですが、ディアガーデンでは招福の祈りとして作ります。白と淡い紅の餅を小さくちぎり、柳の枝に附けていきます。とても可愛らしくて大好きな飾りものです。

 

餅花は、玄関の坪庭が見える窓に飾りました。

 

庭に竹垣や蹲踞の筧などの竹細工があるお宅なら、時々は新春に間に合うように青竹に替えられると、清新な雰囲気が漂い、それはそれは気持ちの良いものです。イマドキは長持ちする樹脂性の製品が多く、そちらを選ばれる方もいらっしゃいます。でも、朽ちていく本物の竹は、新しく出来るキッカケがあるところがいいと思います。わずかな金額で、庭がまた素晴らしく新しく見えるものです。これは樹脂性の竹では味わえません。

こういった真冬に青いもの、生き生きしているお花などを取り込むことは、新春の喜びを表すものとしてなくてはならないものです。庭を一回りして集めてきた侘助椿や千両、ヤブコウジ、南天などは、虫食いの葉っぱもろとも綺麗に洗って使います。整えてみれば、ほんのり野趣は残しつつも清ました顔つきになります。

私はメインの目立つお花だけ、年越しの買い物ついでにお花屋さんで買い求めます。今年は最近お気に入りの「Odetto」さんで仕入れてまいりました。大輪の菊と珍しい色のランは、本当に艶やかでお正月向きだと思いました。どこか人工的な雰囲気も感じられますが、いつものように庭の花を寄せれば、ディアガーデン風アレンジの出来上がり。ボリュームが出ますしね。

 

玄関のお花は餅花に合わせて淡いピンクの菊と椿をメインに生けました。

 

ダイニングのお花は、朱塗りのお重に合うオレンジ系でまとめてみました。とっても華やぎます。

 

門先について。

大きめの門構えのお宅や会社の玄関先なら、門松を飾ると映えます。これは造園の仕事でもあるので、頼んでいただければお届けします。関西でも根引きの松を飾ったりもします。ディアガーデンのこじんまりとした事務所には、門松は立派過ぎて残念ながら不釣り合い。依り代として松を使うことは外せませんが、花あしらいの方が私らしいかと思い、最近は大振りな壺に生け込んでいます。

松が入ると途端にお正月らしく見えるから不思議よね。

 

事務所の前に置いた花飾り。口が大きくて、挿しても挿しても安定しない信楽焼きの壺。今年は雑誌ミセスに掲載されていた流木を花留めに使うアイデアを拝借して生けてみました。ちょっと流木が目立ちすぎたかしら。

 

 

事務所の本棚の飾りスペースには、縁起のいい小槌を飾ってみました。仕事たくさん出してください(^人^)

 

餅花以外は、どれも部屋の片隅にちんまりと居る感じで、少し物足りないような気もしますが、まぁこの辺りがほどほどかなぁと。ゆったりと空白がある方が心地よいのかもしれません。

今年も色々なお室礼を見せていただき、勉強を重ね、庭を生かすディアガーデンらしいお室礼を作っていけたら。またそれをお伝え出来ればと思います。

 

 

我が家のお正月2018

皆様、お正月どのように過ごされていますか?私は三が日の間、どっぷりと「日本のお正月」の雰囲気に浸っています。

元日はお庭で初日の出を拝めました。住宅街なので、日の出の時間を少し回ってからやっと見えた太陽でしたが、今年初めて目にした太陽ですから、やはり神聖な気持ちになります。柏手を打って今年の無事と願掛けをし、いよいよ新たな年が始まりです。

お正月飾りは毎年手作りしています。2018年版は、松と水引と南天の実でシンプルモダンにまとめてみました。赤が入るとおめでたい雰囲気になりますね。

元日の朝に自宅でお屠蘇とおせち、お雑煮をいただき、そのあと大好きな氏神様へ初詣。夜は夫の実家へ年始の挨拶がてら?おしかけて、大宴会・・・というのがパターン。お正月といえば、もうずっとこんな感じで、家族の笑顔で始まる一年。義兄義姉には甘えさせてもらって本当に感謝です。

元日のテーブルコーデ。塗りの器に折敷、祝箸など、3が日はこれで通します。

今年も自分の出来る限りのことをして作ったおせち。毎年のことなので、だいぶ作り慣れてきて、飾り切りとか水引とか、ちょっとした小細工を楽しんでやれる余裕も出てきました。普段は適当な料理ですが、こういうハレの料理だけは力が入ります。

今年のおせち。食材をふわっと盛ったので3段重になりました。一段目は祝肴、二段目は海老や焼魚、牛肉の八幡巻など、三段目は御煮しめです。毎年作るものはそう変わりませんが、盛り付けを自分なりに改良しています。

昨年11月頃にたまたま手にした、料理研究家土井善晴氏著「一汁一菜でよいという提案」というご本の中に、お節についての一文がありました。

日本にはハレとケという概念があります。ハレは特別な状態。祭り事。ケは日常です。手間を掛けないでよいケの料理に対して、ハレにはハレの料理があります。そもそも両者の違いは「人間のために作る料理」と「神様のために作る料理」という区別です(中略)手間を惜しまず、手を掛けて願いを込めることが尊いのです。ハレの料理に手抜きや時短はありません。だから「時短おせち」などは絶対にないのです。

時短おせちなどは絶対にないのです・・・という言葉にドキッとしました。おせち料理は、まず神様にお供えして、人はそのお下がりをいただくもの。そう知っていると心の込め方も違ってくるようです。何事も意味を知ることは大事だなと思いました。

お雑煮は夫の実家スタイル。お澄まし仕立てで、角餅に青菜、仕上げに鰹節を盛ったシンプルなものです。

元旦の夜は夫の実家で過ごすのが恒例。ワイワイとカニすきや、すき焼きで贅沢なディナー。これが毎年楽しみで楽しみで♪

今年は地元の氏神様をはじめとして3社もお参りしました。こちらは岐阜市の伊奈波神社。とても大きな神社で大勢の参拝客で大賑わい。お正月って感じ♪

久しぶりに着物を着ました。家族で初詣というカジュアルなお出掛けなので雀茶色地の小紋をチョイス。自分で着て、歩いた後なので着崩れていますが、記録として撮りました。

お正月って、年行事の中では最も華やかなもので、日本のよさが感じられる希少な機会。伝統の素晴らしさも再確認させてくれます。

親が何気なくやっていたことの意味を知り、自分もその年になって、実際ひとつひとつやってみて、改めて感じるものがあります。それは毎年同じようで、どんどん深くなっていきます。

ハレのお正月をしっかり楽しんで英気を養い、さぁ、また明日からは、慎ましい生活へ戻ります。

正月迎えのルーティーン 

ゆく年くる年に思いを馳せながら、慌ただしい日々をお過ごしのことと思います。

普段はファッション雑誌しか買わないのですが、お正月特集号の出る今月だけは婦人雑誌を買って、どんなお正月にしようかな?ってワクワクしながらページを繰っていましたら・・・。あっという間に大晦日です。アワワ。

今年はお正月情報が一番豊富だったミセス紙にしました。晴れ着姿が素敵な波瑠さんが表紙。雑誌名がほぼ隠れてるケド。

俵屋旅館さんの歳事や月ごとの設えをまとめた「俵屋相伝」。私の室礼の教科書です。2018年のお節の見本はコレ!

年末は主婦業に専念しているマブチです。「THE・日本のお正月」って感じの我が家。掃除の仕上げや、お正月飾りの準備、着物の準備、お重などの漆器を出したりと、この時期ならではの仕事が色々とありますよね。久しぶりに手にする品々に、いちいち見入っているため、余計時間がかかったりして・・・((+_+))

今日は買い出しデーでした。毎年遊びも兼ねて、京都にある錦市場まで足を延ばします。こちらには普段からちょくちょく通っているので、いつもと違う今日の威容な賑わいは、いかにも年の瀬という雰囲気がして興奮します。近くに百貨店やお気に入りのお花屋さんもあり、色々一気に済むので、混雑は承知の上で、やっぱり行ってしまいます。

お目当ての食材をゲットして、明日はいよいよ仕込みです。

我が家の年の瀬恒例行事。お正月の食材を求めて錦市場へ。

お取引先様や実家から頂戴した有難い品。お蔭様で良いお正月が迎えられそうです。(左)お餅はワサビと一緒に密封袋に入れて、冷蔵庫で保管するとカビにくいです。

鏡餅を初めとする細々とした飾り付けをし、花を生けて、正月迎えの準備があらかた整いました。この毎年繰り返される一連のルーティーンを、ひとつひとつこなしていくうちに、家の中に新しい年を迎える気配がどんどんと色濃くなっていきます。

大晦日は事もなく、どうか来る年も平安であって欲しいと祈ります。

今年最後のクラフトワーク-お正月飾り

今年の年末は仕事が早めに片付いて、年賀状はとっくに出したし、掃除もほぼ終わって、珍しくちょっとばかし余裕です(*^^)v

余談ですが、一昨日の25日。クリスマス当日の昼頃、切らしたものを買い出しに、近所のスーパーに行ったら「もーいくつ寝ると―、お正月ぅー♪」の音楽と共に、お節材料がダダーッと並べられていました。月曜日だったからでしょうか?クリスマス本番の日なのに、なんちゅう切り替えの早さやねん!ほんとに入口でズコーッ!とコケそうになりましたwww

日本って面白いですね。

昨日26日は、私もクリスマスデコレーションを片づけて、一旦リセット。お正月の室礼に取り掛かりました。まずはお正月飾りや餅花づくり。自分好みのデザインとか大きさにこだわっているので、いつも手作りしています。

+++++++++++++++++++

餅花は、豊作を祈るための飾りもので、小正月に玄関や神棚に飾られるものらしいのですが、華やかで新春らしい風情があります。ふんわり、ゆったりと垂れ下がる枝の様子が優雅で、こういう和の雰囲気も大好きです。

ディアガーデンでは、昨年からお正月飾りのひとつに加えました。庭が見える窓にふんわりかけると、小さな空間ですが、豊かな景色が生まれます。昔ながらの餅花が、現代の住宅にもマッチして、不思議に思う程ですが、やはり日本という風土に建つ家、そして日本人の目で愛でている、という点で、何とかなっているのかもしれません。

この飾りは小正月過ぎて、ひな祭りまで、飾っておくつもりです。陰気な冬を明るくしてくれますからね。早春までの3か月間、玄関先にあると思うと、しっかり作らなければ!と、気合いたっぷりで取り組みました。

白だけの餅花は、淡雪の様で、静謐な美を感じます。

餅花づくりは、柳の枝にお餅を丸くつけていくだけの単純作業です。

こういう手仕事をやっているとき、初めは「今年もお蔭様で無事終えられそう、有難いな」とか「来年も(仕事とか諸々)豊潤な年になりますように」などと色々思いを込めていますが、そのうち「無」になってきます。何も考えずに、ただ作ることに没頭するのね。

雑念を排除するなんてこと、普通なかなか出来ません。ましてや年末のこの時期なんてね、雑念だらけですけれど、手仕事に集中する間だけは、それがないですね。手仕事に没頭することは、瞑想と少し似ています。

全体のバランスを見ながら、ひとつひとつ丁寧に付けていきます。

本来は紅白にしますが、白だけでも上品で、とってもいい感じ。私はこちらの方が好きだなぁ。でも白の餅花は背景を選びます。濃色だと映えますが(この画像はグレーの壁紙が背景です)実際飾る場所は白背景なの。試しに飾ってみましたが、想像通り全然映えませんでした。白に白なので、お正月らしさもあまりなくて、供物そのものに見える・・・(汗)

迷った末、やっぱり紅白にしました。可愛らしくて、場が明るくなります。

紅白の餅花を飾った様子は、後日UPしますね(^^*

お正月飾りも手づくりで。2018年のお飾りは、すっごいシンプルでモダンなデザインにしました。飾った様子は後日UPします。

今年も色々な手仕事をして、世の中にひとつしかない自分好みのモノたちと暮らしてきました。私は、何かレシピのようなものを、その通りなぞって作ることはありません。大抵は自分流にアレンジしてしまいます。そのアレンジに必要な材料を集め、デザインを考え、作り方を工夫して、と色々な工程を経て、根気強くカタチにしていきます。

小さな頃からものづくりが好きで、自分でいうのもなんですが、手先の器用さが唯一の才能。これは親に感謝です。工作や絵を描くのが得意だったことが、今思えば、この仕事へと繋がっているように思います。

そして、手仕事や年行事の室礼は、庭づくりのインスピレーションとしても、とっても役立っていて、もうどこからが趣味でどこからが仕事なのか、区別がつかないように。この傾向は、これからもっと続きそうな予感がしていて、考えるとワクワクします。ひょっとすると、それが私の可能性なのかもしれないなぁ、なんて。

+++++++++++++++++++

さて、ディアガーデンは今日27日で2017年の営業を終えました。来年度は10日(水)から再開いたします。長めのお休みをいただきますが、新たな気持ちで2018年を迎えられるよう、心も体もたっぷりと休息をとって、充電したいと思っております。

休暇中もブログは更新いたしますので、時々覗いてくださいね。締めのご挨拶も、改めてさせていただくつもりです。

メリークリスマス-2017

メリークリスマス!

北日本、特に北海道は大雪とのことで心配な朝。皆様、週末はどのように過ごされましたか?

昨夜、私はいつもと同じように、家でまったり過ごすイブでした。クリスマスらしい雰囲気の中で、普段よりちょっと手をかけた食事と普段はやらないテーブルセッティングで、夫をもてなしました。私は目の前に彼がいてくれて、デザートにクリスマスケーキがあれば幸せです♡

 

 

クリスマスにあわせてワークショップを開催している関係で、事務所はもちろん、室内のあちこちにデコレーションをしています。お越しいただいたお客様に、クリスマスらしいキラキラした雰囲気を楽しんでいただきたくて、試行錯誤を重ね、自分なりに工夫して飾ってきました。

お客様がいらっしゃらなければ、たぶん、毎年こんなに飾ってないかも。なので、ワークショップのお蔭で?おこぼれ的に、クリスマスが楽しめていますwww

12月のブログは、クリスマスデコレーションネタが多くなってしまいましたが、それも今日で最後です。

 

キッチンカウンターの上のデコレーション。スワッグを掛けずに置いています。3週間以上も前に作ったものなので、随分乾いていますがまだきれいです。テーブルをセットするときは、このスワッグがセンターピースの役目を果たします。真ん中に置くだけで華やかになるので楽ちんです。

 

このスワッグに使った花材の一部は「Odetto」というお花屋さんで見つけました。特に気に入っているのは、ふわふわベージュのお花で「リューカデンドロン ケープスパイス」といいます。初めは蕾っぽかったのが、乾燥すると開いて、中の種があらわになります。一見お花っぽく見えるけれど種なんです。だからたぶんしばらくはずっとふわふわのまま。

その他、バーゼリア(シルバーブルニア)、シャリンバイ、ピンクペッパー、南京ハゼ、松、早乙女花などの実は、どれもドライの状態できれいなものばかりなので、また違うアレンジでブログに登場する可能性アリです。(^m^;

 

オーナメントがきれいに見えるようにこの時期だけ網戸は外しています。これは早朝の空。

 

最近は日暮れが早いので、4時くらいにはもう灯りをつけています。こんな風に小さな灯りをあちこちに飾って。でも木に巻きつけることは絶対しません。

 

小さな窓辺からもクリスマスの暖かな雰囲気を街にこぼします。

 

マブチ作のワイルドシックなスワッグ。玄関ドアと事務所のドアの2か所に飾りました。

 

イブのディナーテーブルは、ワークショップのテーブルを再現。イルミネーションライトやキャンドルを沢山つけるとクリスマスっぽいし、テラスとダイニングが一体化して、広く感じます。

 

イブのディナーは、我が家の定番メニューの「りんご煮豚」。お出汁で有名な茅乃舎さんのレシピです(→コチラ

鍋に材料を放り込んで煮るだけなのに、とっても美味しくて見栄えする仕上がり。りんごがお肉を柔らかくしてくれるみたいで、茅乃舎だしとも不思議とマッチしています。

おもてなし料理やお正月料理としても出せそうなので、超オススメです。良かったら作ってみてください♡

 

りんごは皮つきのまま煮るので、しっかり洗うようにしています。最初だけ、浮いてきた灰汁を取って、あとは落し蓋をして煮込めばOK。

 

煮あがったりんごはジャムのよう。お肉に乗っけて食べるとめっちゃ美味しいです。

 

ケーキは夫の担当。毎年こだわって選んでくれているようです。今年はCRIOLLOというお店の濃厚ケーキ。たくさん食べられないので直径12cmのを1/4にカットして。ご馳走様でした。

 

今日でクリスマスデコレーションを片づけます。ひと月間楽しませてもらったので、もう十分なようにも思えて、でもやっぱりどこか惜しいような。

庭仕事の喜びも少ない暗い冬に、デコレーションのきらめきや、手仕事の楽しさ、外の緑を部屋の中にふんだんに取り入れること等は、本当に気持ちを明るくしてくれるものでした。日本でクリスマスがこんなにも楽しまれるのは、やぱりそういう要素が大きいのだろうなと思います。

これからはお正月の準備に追われることになりますが、これはこれで、また趣があって、もちろん手仕事も楽しみもふんだんにあって、カタチは違えども同じように植物を飾って・・・。

洋から和へ室礼が変わると、気持ちもパッと変わるのが、自分でも面白いなぁと思います。