夏支度

始まったばかりと言うのにとんでもない猛暑つづき。誰もが暑さに慣れておらず、今週は熱中症患者激増とのことです。大げさでもなんでもなく、第一には命を守るべく、無理や過信のない行動をとらねばと思いました。

 

夏よりは冬の方が好きで、本当に暑さに弱い私ですが、夏生まれの夏オンナ。最近、またひとつ年とりました。今世まだまだ修行する必要があるようで生かされております。

重ねた年の多さに動揺は隠せません。もう女子ではない、超・熟女です。でも年の功かしら?いままで自分には無理!って思い込んでいたことが、やってみれば意外と出来たりして。まだまだいろんなことに挑戦できる年齢ではありますので、これからも精進したいと思います。

先週末、バースデーケーキにもなるし~とロールケーキに挑戦したら、案外上手く出来ました。以前、教えてもらいながら一回だけ作ったことはありましたが、一人でも出来たなんて信じられない。ホントに嘘みたい。自分が一番ビックリしています。

上手いこと出来た記念に載せます↓

 

夫のリクエストでもあった「キャラメルロールケーキ」自分が作ったと思えない美味しさでした。素晴らしいレシピに感謝。

 

若山曜子さんの「至福のキャラメルスイーツ」という本を見て作りました。

キャラメル風味のホイップクリームをたっぷり巻き込み、仕上げにビターなキャラメルクリームを塗るという、キャラメル好きの私にとっては悶絶級のレシピです。生地がコーヒー風味で、バターではなく太白ゴマ油を使っていますので、さほどクドくなく香ばしい。さすが計算されています。

こちらの本、どのページもキャラメルづくしで目に毒です。

 

夫からのバースデープレゼント。若さという輝きが失せたので、物質で補わなくてはなりません。モダンなピアスをもらいました。角度によってパールが見えたり黒のパヴェが見えたり。超気に入ってる。ありがと♡

 

実はここんとこ、ブログに何か書こうとしても、報道で被災地の方のご苦労を見るにつけ、どうも浮ついた風に感じられ、気持ちがザワザワとし落ち着きません。

書いては消し、書いては消し。でも同じように落ち込んでいても全く意味がないなぁと思い、結局また日常を書いています。

こうして生かされている限り無駄に年を取ってはいけない。自分に与えられたものを磨きつづけ、去年の自分より、昨日の自分より、少しでもマシな人間になりたいって思ってる。

 

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さて本日の本題。夏支度の話です。

私は一人でいることも多いし、仕事でも変わりがいないので、周りに迷惑をかけないためにも、自分の行動や体調管理には気を付けなければと肝に銘じます。それで、ディアガーデンの事務所でも、我慢ぜずエアコンを使用しますが、ただ涼しいだけではちょっと物足りない。夏には夏の風情ってもんがあって、どこか情緒的な面でも涼しさを感じられたらなと思います。

 

夏の間、ディスプレイガーデンで欠かさないのは、朝夕と来客時の打ち水。自分達だけでなく、ディアガーデンの前を通る見知らぬ方々へもちょっとした涼を提供できたらなと思って続けています。

 

朝夕の水遣りの時や来客の時には、前の歩道にも水を撒きます。見た目の涼やかさだけでなく体感温度もかなり下がります。それにしても植物たちはよく耐えてるなぁ。

 

次は事務所に夏の定番、風鈴をかけて・・・っと。

事務所は建物の北側にあるため、午前中は窓からの風だけでも過ごしやすいので、エアコンは使っていません。わずかな風でも風鈴は拾ってくれて、なんとも涼しげな音を奏でてくれます。

それにしても、風に音色を付けるなんて、昔の人はよく工夫したものですね。風鈴の音を涼しく感じるのは日本人だけみたいですけれど、とても風流な習慣だと思います。

 

事務所の風鈴は「明珍火箸風鈴」。風鈴の音って、近所迷惑になることもあるので、窓際ではなく建物の中ほどで、風のよく通る場所を選んで吊るしています。

 

この風鈴はもう何年も使っているけれど、デザインが洗練されていて、鉄の質感とか、黒一色なところとか、見る度いいなぁ♡って思います。でも一番気に入っているのはその音色。深く長く響き、4本の火箸で心地よい和音を奏でます。

ディアガーデンではこの音色が夏のBGMってところです。

 

普段の花飾り。打合せテーブルに庭の花をアッサリと。小壺にも花を挿してみたけれど、うるさかったのでやめました。狭い事務所では、特に夏場は、ちょっと物足りないくらいが涼しげかと。

 

 

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ルームフレグランスも爽やか系に変えました。はなかなかこれって一つに決められないので、都度気分で焚くことが多いです。夏は和のお香や柑橘系の香りを選びます。お茶の香りもすっきりして好きです。

普段は来客の前や気まぐれに焚くことが多いのですが、最近は、朝の掃除を済ませた後にも焚くようになりました。掃除のあとに香らせると、空気も清められた感じがしてさっぱりと気持ちがいいし、さぁ今から仕事という、気持ちの切り替えにもなっています。

 

これはMujiのアロマポット。手持ちのが古くなったので最近買い替えました。そのついでエッセンシャルオイルも買ってみました。レモンとゆず、ユーカリなどがブレンドされた「おもてなし」の香り。スッキリサッパリ系です。

 

香りは本能をつかさどる「大脳辺縁系」にダイレクトに作用するため、強制的に気分を切り替えるのにぴったりなツール。特にレモンの香りは作業効率をUPするのに有効らしいので、何となくバテ気味でダラダラしちゃいそうな夏には合っているのかも~。

お茶の香りは、実際茶葉をいぶして香らせます。お茶専門店の前を通ると、ふんわりお茶の香りが漂ってくるでしょ?あんな感じ。以前静岡へ行ったときの宿で、茶香炉から漂う日本的な香りに何とも癒されたので、うちでも真似して時々焚いています。

ハーブティーでも同じように出来そうよね。

 

静岡への旅の記念に買った茶香炉。

 

五感というものは、大自然の中では思いっきり発揮されるものですが、普段の暮らしの中、何気ない局面では、余程耳目を研ぎ澄まさなければ、その自然の恵みとやらも、見逃してしまう。

蒸し暑く苦しい面ばかりに五感を使わないように。五感で心地よさを感じるのは意識の問題、とも思います。

 

 

雨あがる

こんな大雨になるなんて!本当に想定を超えた雨の恐ろしさに言葉を失います。悲しいです。被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。

ここ滋賀県でも流されてお亡くなりになった方がいらっしゃって、広島や岡山のような大規模ではないけれども、7日までに16か所で土砂災害が発生。ずっと降っていましたので、これからも警戒が必要と肝に銘じます。

数か月毎に目を覆いたくなるような災害が発生して、その都度、自然の脅威に気持ちが押しつぶされそうになります。七夕の室礼も何もやる気なしでした。でもこの状況の中から、せめて自分が出来る事といえば、やはり経験から学ぶこと。とっさの時に行動できるかどうかも大事ですよね。

参考になさってください。国交省リンク→家庭で役立つ防災(抜粋版)

このページの中で「下水の逆流を防ぐ方法」というのがあります。これ読んで、いざというときは絶対やろう!と思いました。

 

今朝は久しぶりの青空です。

 

朝のテラス。雨粒が輝いて。日差しを感じるのは久しぶりだな。

 

土砂降りの雨にあんなに晒されていた植物たち、どうしているだろう?!早朝に庭に出て見ると、何事もなかったかのように佇んでいました。雨に洗われてむしろスッキリと清らかな印象。特にテラスは雨の後、いつも、植物のアロマに満たされて・・・。それらがいつにも増して心地良く感じた朝でした。

平穏であることは当たり前ではない。感謝。

 

 

水仕舞について

昨日から尋常ではない降り方の雨。何事も過ぎるとよくありませんね。各地被害が大きく出ませんようにと祈るばかりです。

ここ滋賀ではJR線が朝から全て運休。こんなの越してきて初めてじゃないかな?って驚いています。毎日電車が動くのは当然のことと思い込んでいますが、実は当たり前でないのだなぁと痛感します。

そしてこういう状況では、離れている家族も心配で、安否確認しあいます。災害は起こって欲しくないけれど、大切なことを再確認するいい機会なのかもしれません。

 

テラスのテーブルの上で雨粒が盛大に跳ねてます。今日は止み間がありません。

 

庭やエクステリアにおいて、大切なことのひとつが「水仕舞」です。

外ですから大部分は当然雨がかかります。今回のように何年かに一度のような大雨も降るし、植物に水も遣る。そんな水をどう捌けさせるか?水仕舞いの良し悪しが仕事の良し悪しにもつながるのです。

アプローチや駐車場などの土間に水たまりを作らないよう、樋からの水の処理、配水管の角度や枡への結合がしっかりできているか、防水防腐機能のしっかりした製品の選択、芝生や土の場合は暗渠排水の検討、水はけのよい植栽地盤づくり、などなどやるべきことはたくさんあります。

不用な水は不衛生ですし、植物にとっては根腐れの原因になります。夏ならボウフラがわいて蚊が発生しやすく不快ですし、冬は凍結して危険です。水じまいは本当に大切です。

 

植栽の際は、客土にバーク堆肥やパーライトなどを適量投入し、水持ち水はけのいい土になるよう改良してから植えます。

 

配管や暗渠(透水パイプなどを地下に埋設し余分な水を排水するもの)など、後から施すことが難しい工事については、計画段階で結構慎重めに提案します。暗渠は予算の都合でカットされることもありますが、その結果水たまりが出来てしまうと、やっぱりもっと強く言うべきだったな・・・と後悔したり、樋からの排水でコンクリートに思わぬシミを作ってしまい反省。枡蓋を何気に開けて覗くと、配水管が枡に繋がっておらず、冷汗をかいたことも・・・。

そんな時思い出すのは、ガーデンデザイナーになってすぐの頃、ある造園職人さんがおっしゃった一言です。「僕らは、水たまりを作ってしまう=恥をかいている、と言います。不細工な仕事を晒している、ってことです。」と教えて下さいました。

自分が恥をかいていないか、いつも問いかけながら仕事をしています。

 

雨の中届けて下さったお土産。有難く、ありがたく。

 

はぁ。それにしても雨はしつこく降り続いています。明日は七夕ですのにね。

空の様子が心配です。

 

 

夏越の祓え-2018

2018年、はや半分過ぎようとしています。

関東・甲信地方はもう梅雨が明けたとか?!ここ関西もまもなくという。ちょっと待ってーっ!早すぎます。夏が長いのは人にとっても酷ですし、植物にとっては更に過酷なこと。ディスプレイガーデンも心配ですが、それよりも今年作ったばかりお客様のお庭とか、今月設計して来月植えてもらう庭だとかの方が心配です。

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昨日の夕方は、大気が不安定になって、近くの米原市で竜巻が発生。大変な被害が出ました。

米原市はディアガーデンから車で一時間程のところ。他人事ではありません。画像を見ると恐怖の一言です。被害に合われた皆様には本当にお気の毒で言葉もありません。

突発的な自然災害の恐ろしさ、竜巻の脅威を見せつけられました。人間の作るものって、いとも簡単に壊れてしまいます。本当にか弱いもんなんだと思い知らされます。

 

そんなことを考えながら、夏越の祓えの時を迎えました。

水無月の末に半年分のケガレを落とす行事で、神社に設けられた「茅の輪」をくぐりながら、この後の半年の健康と厄除けを祈願します。なかなか不思議な行事ですが、大抵の神社で行われている年行事です。短い時間で済みますので、私は毎年行くようにしています。皆様は行かれてますか?

今年は沙沙貴(ささき)神社に伺いました。

 

ディアガーデンからは車で10分以内のところ安土町にある沙沙貴神社。建物の多くは江戸中期に再建されたもので県の有形文化財指定されています。こちらは表参道から見た楼門。立派です。

 

こちらは近江源氏一族の氏神様。実は私の苗字、馬渕氏(うじ)も分系の一つとされ、一族の家紋が全く同じ。そんなことから、勝手に親しみを感じていて、時々お参りさせてもらっています。

趣ある建物ほか、境内には名物のナンジャモンジャの木や近江百花苑なる山野草の庭、近江の作庭家呑月さんの庭などがあり、決して派手ではありませんが味わい深い神社です。

引っ越しでたまたま住むことになった近江八幡という土地、しかもウチから車で10分とかからない所に、家の守護神様がおられた。何か不思議なつながりを感じずにはいられません。頼る人もいない土地で不安だらけでしたが、これまで平安に過ごせているのは、この神様のご守護の下に置かせてもらえたからかもしれない???、などと有難く思っております。

茅の輪。この神社の氏子さんが地元常の浜に自生する葦と真菰で作成されたのだとか。くぐり方が書いてありますので作法を知らなくても大丈夫 !たまたま誰もいなくて私だけの空間に。贅沢だ~。

 

雨に洗われた境内を歩くと、まずは木々や土の香り、そして荘厳な静けさを感じます。そして茅の輪をくぐると清々しい茅の香り(イネ科の葉っぱの香り)が。8の字に添って3回くぐりますが、くぐる度に香りがまとわり、身を清められる感があります。

時々こうして神聖な緑の空間に身を置くと、人間ごとき小さな者は、流れを受け入れ何事も謙虚に、目の前のことを一生懸命やって、細やかなことでも何か世の中の役にたつことをしていればいいんだ・・・。なんてね、何故かそんな風な気持ちになります。普段好き勝手生きてるくせにね、不思議です。

また次の半年、そんな謙虚な気持ちで仕事に向き合えたらと思います。

 

お参りの後は、6月限定の水無月というお菓子をいただくのが習わし。毎年それが楽しみです(^m^

三角の形は氷を表し、上に飾られた小豆は厄除けの意味があるとのことで、今日6月30日に食べるお菓子なのです。

 

たねやさんの水無月。店頭では29日と30日しか買えない季節の和菓子。もちもち食感&あっさりした小豆、少し冷やして食べると格別です。より涼しくみえるように青葉を添えて。

 

いわゆる期間限定スイーツ。夫にも喜んでもらいたくて、ちょっと盛り付けを工夫してみました。青紅葉は庭にあるものです。

モミジ以外にも、ハランやナンテン、ミントなどは、こうして添えると美味しそうに見える便利な葉っぱです。少しだけですが、ディスプレイガーデンにもさり気なーく植えています。丈夫で育てやすいのでオススメです。

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梅仕事もいまのところ順調・・・かな?(←言い切る自信がない)

梅酢は仕込んで2、3日程で半分浸かる程に上がり、6日後には無事全部ヒタヒタに浸かるまで上がりました。良かった~。水を入れたビニール袋が重石がわりで、実をまんべんなく圧していてカビる心配もなさそうです。軽すぎないかと心配でしたけど大丈夫でした。時々揺すってはいますが、塩はいつ溶けるんだろ?それが今のギモン。

 

梅仕事で漬けた梅干し、たぶんいい感じ~。

 

土用過ぎたら干します。とっても美味しそうな色なので毎日飽きずに眺めています。

これは今年後半から来年にかけての養生食ですから大事に育てなきゃ。

 

 

青に夢中

6月の色といえば、梅雨や紫陽花から青が浮かびます。青という色は、空にもあるし海にもあって、色彩の中でも最も鎮静効果のある色。青い花を見ると穏やかな気持ちになります。

年を重ねると、何故だかこのレイニーシーズンが嫌いではなくなってきました。ほの暗くてちょっと肌寒い雨の日、雨粒の音もいいし、庭も生き生きとして・・・。ただその様子を部屋で眺めている時間が静かでとても落ち着きます。

雨の日は青の見え方も違うよう。晴れた日の紫陽花の青は可愛らしいのですが、薄暗い雨の日の青は濃く冴えて美しい。

 

秋色アジサイ「マジカルシリーズ(青系)」とトラノオ

 

紫っぽいのも。

 

青い花は大好き。たぶん嫌いな人は少ないと思います。でも庭で青い花を素敵に使いこなすのはなかなか難しいのです。

青は緑と似ているので目立ちにくく、影や闇にもすぐ同化してしまいます。おまけに縮小色で後退色。それに厳密に探すと紫の花の方が多くて、青い花は意外と少ないもの。

ディスプレイガーデンは日陰が多いので、好きだけど、ディスプレイとしてはパッとしないため、ずっと避けていた色でした。特に人目につく前庭に関してこれまでは、春はピンクの花が咲き、夏~秋はオレンジの花、という風に遠目からも目立つ配色にするよう心掛けていました。

でも今年、前庭の植栽を一部リニューアルするにあたり、夏を涼しげにする青、難しけれど・・・その青に挑戦することにしました。

青を引き立てる色と言えば黄色。メリハリがついていいのですが、自分の中ではやりつくした感のある配色。そこでややボンヤリしがちですが優しげな白を試してみることにしました。とにかくいろいろ実験したいのです。背景の白い壁と同じような銀白葉や白い穂の植物をたくさん植えてみました。

植えて2か月が経ち、それぞれだいぶ成長してきたので、今後は予想と違ったところや全体のバランスを修正していきます。少しだけ仕込んだレモンイエローの葉っぱが大きくなるのに期待。あと水色の花が見つかれば足して、明るさを補おうかなぁなどと考えています。

 

サルビアネモローサ「カラドンナ」の青が沈まないように白い植物を後ろに植えています。白でもフワフワした白なので、一層優しげでナチュラルな雰囲気。

 

私自身は、好きな青を見ていられて、毎日幸せなのですが、ここはディスプレイガーデン。常に他人目線も持ち合わせなければ自己満足で終わってしまう。

なかなかコレって決まりませんが、遠目で見ても近くで見ても「なんかいい雰囲気だな」という印象を持っていただけるような前庭を目指しています。

 

 

 

 

梅仕事-2018

梅雨の中頃になると店頭に並ぶ梅の実。あぁいつ仕入れよう?今年は何を仕込もうかしら?とソワソワします。最適な状態で仕込みたいので、材料を買ったら、お仕事の締切りは気にしつつも、やっぱり何より梅の状態が最優先です。

仕込む前に香りも存分に味わいたい。梅仕事を始めてもう何年経つけれど、完熟梅の豊潤な香りを知ってしまったら、青梅だけの梅仕事では全然もの足りない。近年はむしろこの香りを楽しみたいがための梅仕事。

なんか変な方向に走ってます。

 

完熟梅はこうして盛っているだけで部屋中甘い香りで一杯になります。

 

熟すにつれどんどん香りが増してきます。小さな家なので、ワンプロアいっぱいに梅の香りが広がって幸せな気分。仕込むのが惜しくなってくるくらいです。傍を通るたび近づいてクンクンかいでは「ぁあぁぁーーー、いい香り~たまらん。」って感じで、ホント変です。

でもいつまでもそうしている訳にもいかず。

美味しく戴かなくては意味ないやんと、昨日の午前中に仕込みました。

今年は南高梅2kgを全部梅干しに。昨年慣らしで1Kgだけ作って、まぁまぁの出来だったので、今年は倍に増やしてみました。

 

美しい実、こんなので梅干し作ったら美味しいに違いないでしょ。(※失敗しなければの話^^;)

 

水に浸すと産毛が水をはじいてメタリックっぽい膜が出来ます。あまりにきれいなので、これを見るといつも感動します。

 

最初は昔ながらの梅干し風に塩分18%で漬けて仕上げ、そのあと一部塩抜きして蜂蜜や昆布風味に加工するつもりです。なので紫蘇も使わない白干しです。昨年の酢を使った漬け方はカビの心配はなかったけれど、あとで加工するには酢の味が邪魔になるかなぁと思い、今年はベーシックな方法で漬けました。

参考にしたのはこのレシピ→紀州梅苑「おうちで作る白干梅干レシピ」

中身の見える瓶が1kg用しかなくて、重しが頼りない気がするのですが、さて如何に。上手く梅酢が上がってくれるといいなぁ。これで上手に出来たら来年はいよいよ義母譲りの甕で仕込んでみたい!

 

直射日光の当たらない涼しいところで梅雨が明けるまでじっくりと漬けます。

 

梅仕事の前半はこんな感じで、続きはまた梅雨明け後です。どんなふうになるかこれまた楽しみだなぁ。

 

仕込みついでに。

梅の実を買う時に見つけたプラムで久しぶりにジャムも作りました。やっぱりいい香りで、こちらもしばらく飾って楽しみました。

 

完熟のプラム。梅に劣らず可愛くていい香り。

 

実をざく切りにして、グラニュー糖を振りかけたところ。美味しそうで思わず一切れつまんでしまいます。

 

プラムジャム出来ました。透明感ある赤、キリッとした酸味で本当に美味しい。

 

朝食のヨーグルトやバニラアイスにかけていただきます。

あーそれにしても。仕込み終えたら、プラム系の香りが消えてしまったので寂しいです。また買おっかな・・・^^;

 

 

震災に対しエクステリアデザインに出来る事

昨夜のサッカーW杯初戦のコロンビア戦、日本が大金星をあげてくれました。これまでのモヤモヤを払拭してくれ快勝!ホント良かったですね。

サッカーに疎い私ですが日本代表戦だけは見ようかと思っています。実はMFの乾選手がここ近江八幡市出身なんです。そうなるとやっぱり応援にも熱が入りますでしょ?最後までどうか怪我のないよう、活躍していただきたいです。

 

近江八幡市役所の垂れ幕、ちょっと小さくない?地味なんですけど。乾選手応援してまーす!

 

さて、関西北部地震の被害状況が明らかになってきました。一刻も早く普段の生活に戻っていただけるようにとお祈りするばかりです。そして昨日は、倒壊したブロック塀による死亡事故のニュースが大々的に取り上げられました。

大きな地震が起きると必ずブロック塀の倒壊事故が起こってしまい、エクステリアに携わる者としては本当にやりきれない思いです。

法改正前に建てられたブロック塀は、控え壁がないことが多く、本当に危ないです。心当たりのある方はどうか見直されてください。そして、もし補修されたい方はご相談くださいませ。

私のブロック塀に関する考えは、2年前の熊本地震で同じような事故が起こったとき書いた回にまとめました。コチラ→「地震に強い生垣」

でも。いくら法基準通りのブロック塀でも、想定外の揺れが来るとやはり倒壊してしまうのではないかと思います。それではせめて道路に面する場所だけでも、生け垣に出来ないのかしら。生け垣だったら、大地震でも歩行者を死亡させるような事故にはならないし、どんなに街が美しくなるだろうかと思います。まずは公共施設から積極的に取り入れていただきたいものです。

 

そんな思いもあって、ディアガーデンでは、育った生け垣を実際に見ていただきたく、2か所で育てています。

道路境界に接する場所は、目隠しをする必要がないので、色々な木々や宿根草を植えたオープンな庭になっています。でも隣地境界2か所については、生け垣にして緑を楽しみつつプライバシーを保っているの。

 

ディアガーデンの東側境界にあるヒイラギモクセイの生け垣です。トゲトゲの葉で侵入を防ぎ、秋に咲く花はいい香りをふりまきます。こういう生け垣は魔除けにもなるそう。

 

テラスと隣地との境界はレイランディの生け垣です。狭いスペースでも圧倒的な緑を楽しめるのが生け垣のいいところ。お隣のご家族とはゆるい感じでつながっています。でも部屋の中は見えていません。晴れた日はテーブルにまで緑が写って。

 

「生け垣を推奨することはガーデンデザイナーの使命かもしれない・・・」そんなことまで考えてしまう今回の事故でした。断られるかもしれないけれど、これからも一度は必ず提案しようと思います。

そしてこのブログでも。「また生垣の話か」と思われても、書き続けるつもりです。

 

映画「ロンドン、人生はじめます」

今朝の地震はヒヤリとしました。通勤時間帯ということでかなり混乱して今も大変な状況です。

私は自宅で家事をしていたところスマホのアラームを聞き、慌ててダイニングテーブルの下に避難しました。ここ近江八幡市は震度4でしたが、何も壊れるものはなく街も普段通り。でも結構揺れてドキドキしました。

震源地の大阪では被害の様子が次第に伝えられ、心配なところです。余震もどうなるか・・・。このまま治まることを祈っています。

 

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さて先週末のこと。

4月のブログ「今春おすすめのガーデンシネマ-2018」にてご紹介した映画「ロンドン、人生はじめます(原題「HAMPSTEAD」)」を観てまいりました。

 

大好きな女優さんダイアン・キートンとハリーポッターでお馴染みのブレンダン・グリーソン。並んでいる姿が意外に自然でした。

 

未亡人エミリーと大自然の中で自由気ままに暮らすドナルド、円熟期に入った大人のラブ・コメディです。

舞台はロンドン最大の美しい公園ハムステッドヒース。近くには国内屈指の高級住宅街もあるという。そこに1986年から勝手に小屋を建てて暮らしていた年金生活のホームレス男性が、その場所の所有権を手にすることが決まり、一夜にして資産家になるという出来事がありました。(詳しくは→コチラ)この実話に基づいて作られたそうです。

でも当時の報道やその男性の写真を見ると、ここにラブストーリーの要素が入るなんて!?失礼ながら、高級住宅街に住む未亡人が恋に落ちるかな?と思っちゃう。かなり飛躍しています。でもそれがダイアン・キートンだから!ワクワクして見られるの。

 

映画館にあったパンフレットにこんな素敵なイラストが!ここに描かれている通り予定調和じゃない話です。

 

更にこの年代の方々の恋バナが、若い人と同じようなステップで展開するところに、若干引いてしまうのですが。でもそれもダイアン・キートンだから?!お茶目なのよね。

初デートに服ではなくベレー帽を買うエミリー。普段からシャツをキリッと着こなして、お出掛けには背筋の伸びるようなジャケット&パンツスタイル。普段のダイアン・キートンを彷彿させてとっても素敵なんです。サラサラのグレーヘアーにマッチしたこのシニア・ファッション、これから先のお手本になりそうです。

公園に立つ小屋は可愛らしく作られていて、もっとじっくり観たかったです。部屋には粗大ごみに出されていたオーブンを再利用した暖炉もあり(これが実は物語の重要なアイテム)なかなか快適そう。エミリー曰く「意外と清潔」なインテリアです。ドナルドは池で日々沐浴しているので匂わなくて、池とパチュリの香りが混ざった「悪くない香り」がするそうな。

小屋の軒先にハンギングバスケットが吊られるシーンや、野菜畑を中心とするお庭が可愛らしく、ガーデニング大国イギリスらしいなぁって思いました。それにハムステッドヒースの自然やお洒落な街並みは、もう期待通りで!ディナーの食材を二人で釣るシーンやその後のディナーも、自然の中でいい感じでした。何度も繰り返し見たいと思うシーンが沢山あります。

コメディとしても秀逸。携帯電話を持たないドナルドの連絡手段がユニーク。二人の周りの人々も超個性的で笑ってばかりです。そして人生を自分の手に取り戻した二人の最後がまたいい。いつでもキュートなダイアンに、ラストシーンまでニコニコです。

また私のBGM的映画がひとつ増えそうな予感♡

 

 

ディスプレイガーデンのアジサイ2018-1

5月末に薔薇の生産者さんから20本買ったモダンローズ。今週いよいよ最後の時を迎えています。毎日水を変えたり切り戻したりしていましたが、少しずつ散っていき・・・でも20日間程も楽しませてくれました。

残った3本は、花びらの端が少し茶色くなって、揺すると今にも散ってしまいそう。そっと活け直しました。

 

最後の2輪(右)は、とっても危ういので器の縁にもたれるように。バルコニーで咲いたバラとフロックスを寄せて入れました。

 

そしてこれが最後の一輪。花だけ水を張った器に浮かべました。半端な花や葉たちはいつもこうして浮かべて楽しんでいます。

 

梅雨に入りバルコニーのバラも2番花が終わました。ディスプレイガーデン次の主役はアジサイへと交代します。私は4種のアジサイを育てていて、それぞれが今しっとりと咲き進んでいます。

 

ではでは。雨の休み間に撮ったものを順に紹介いたします。

まずは野趣あふれる山アジサイから。存在感のある西洋アジサイに比べると、このアジサイは圧倒的に周りに馴染む派。それがまたいいところなのです。

 

前庭の山アジサイ「クレナイ」です。さほど大きくならない品種なので3本も植えています。白から紅に変わって行きますが、今はその途中。透明感ある赤です。

 

これは2年前の画像ですが、今の眺めとほとんど変わらないので。ここは6月だけ赤のコーナーになります。自然な赤だから気に入ってます。

バルコニーで育てているアジサイ。こちらはアジサイ専門店で買ったものなのに品種がわかりません。昨年は赤紫でしたが、土が酸化してきたのか?肥料のせいかな?今年は青みがかった紫になりました。買った当初の薄紫にしたいのだけれど。花色の調整は難しい。

 

このアジサイの花。結構大きい。可愛らしい露草色です。蕚の中央部はまだ蕾なので咲くのが楽しみです。

 

今の時期、アジサイ園やアジサイ寺へ行ってみるものいいですね。

社寺にはその場所を象徴するような花があります。いつだったか朝刊(京都新聞)を読んでいると、勧修寺(京都山科区)筑波門跡のお言葉に目が留まりました。

「花を見て癇癪を起こす人はいない。花は和みや安らぎを与えてくれる。花は無言の説法をしているわけで、それぞれが仏である。」

本当にそうだな、って感動しちゃって。ディスプレイガーデンで直向きに咲いている花の姿を毎日みるにつけ、その都度どれだけ慰めをもらっていることか。

花を見る時間が長いと、穏やかな気持ちが長く続くことになりますから、いつの日か穏やかな人になれるのでしょうか。そんな風に思ったり。

・・・そんな私が、いま一番見ている花は、テラスのアジサイ「アナベル」です。

 

アジサイは日陰でも咲いてくれる貴重な植物。モミジの樹冠の下なので、アナベルにしてはこじんまりと咲いています。

 

 

アジサイ「アナベル」が盛りです。この株は日が当たる方。綿帽子のような大きな花、今年もたくさん咲かせてくれました。

 

テラスの花壇は白い植物を多く植えており、小さいながらホワイトガーデン風です。今年はここに縦のフォルムを追加したくて、スパイク状に咲く白いトラノオ(ベロニカロンギフォリア「アルバ」)を植えたのだけれど、日照不足でひょろんひょろん。全く咲かない。やっぱダメかぁ・・・残念。

こんな風にいまだ試行錯誤、実験中です。

このテラスに白い植物を集めたのは、リビングダイニングに接しており、夜も眺める場所だから。特に美しい時間帯は、夕日が落ちてポツポツと灯りがともる頃。ブルーアワーと呼んでいますが、その時間帯は白い植物が特に神秘的に見えます。闇に同化していく植物が多い中、白だけが徐々に浮かび上がってくるからです。

そして暗くなっても、白い花だけは見えるのね。だからお勤めや学校などで家には夜しかいないようなご家庭に、ホワイトガーデンをよく提案しています。私はこうして毎夜見ているので、提案におもわず実感がこもってしまいます。

 

初夏19:00pm。何もかも青く染まる中、白い花だけがぼうっと浮かび上がります。この眺めが好き。

 

ディスプレイガーデンには、まだ秋色アジサイもあるのですが、長くなりましたので次回に書きます。

アジサイの季節は始まったばかりですが、大好きな低木なのでいつもにも増して饒舌になってしまいます。マブチ的アジサイ論、しばらくお付き合いくださいますか?

 

 

庭に咲く花々や植物を飾ることの素晴らしさ 

それにしても素敵でしたねぇ、昨日の英国ロイヤルウェディング。ヘンリー王子とメーガンさんに心からお祝いを申し上げます。快晴の空の下何もかもが輝いて・・・本当に素晴らしいものを見せていただき感激しました。

ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂に飾られたフラワーアレンジの見事なこと!女性としましては、ジバンシーのウェディングドレスにも心奪われますが、ガーデンブログなのでお花を特筆したいのです。

 

このフラワーアーチ、信じられないほど美しいです。

 

装飾を担当されたのはフィリッパ・クラドック氏。

https://www.philippacraddock.com/

彼女は事前に「主に女王の所有地とウィンザーグレートパークの植物、ブナやカバの枝やシデ、白いガーデンローズやボタン、フォックスグローブをはじめとする5月に自然に咲く花々や植物を使う予定です」と話されていました。

温室で育てられた花より、自然の花々、土地に生息する植物を使ったことが、こんなにもダイナミックでナチュラルなアレンジになったのですね。ブーケも、ヘンリー王子自らケンジントン宮殿のプライベートガーデンで白い花を摘んでフィリッパさんに託されたのだそう。うわー♡

ちょうど今月末植栽予定のお宅のテーマが「白を基調としたカッティングガーデン」なんです。お客様が白い花がお好きなので白を中心に。それに合う植物もいろいろ育てて、花が咲いたら家に飾る、そんな目的で花壇を作ります。だから私にとってこの結婚式の画像はタイムリーで、目が釘付けだったというワケ。

 

白い花といえばアジサイ「アナベル」。庭にあって良し、切り花にしても良し、ディアガーデンでも育てやすさ折り紙つきなんで、ほとんどのお客様にお勧めしています。

 

今回は、切り花として使うことを目的に栽培するので、お客様が飾られたい植物を植えることが最優先です。

植えたい植物は色々あって迷うけれど(ガーデナーなら迷って当たり前ですよね)それが実際どのように育つのか?私はそのあたりの情報をサポートしつつ、土地に合う育てやすい植物もご紹介しながら、最終的に植える植物を決定しました。

 

お客様宅での打合せ風景。インテリアや食器、ちょっとした飾り方にも抜群のセンスをお持ちの素敵なご夫婦。ここに庭の花が加わると季節感がプラスされて、更に素敵になるんだろうな~。

 

カフェに来てるみたい!お洒落なおもてなし♪有難うございます♡美味しかったです。

 

庭で育てた花は、日当たり具合や隣の植物との兼ね合いで、お店に並んだ植物とは姿かたち色合いが随分違います。でもだからこそ、より自然なアレンジメントが作れ、そのお宅らしさが出ると思います。蕾から実まで、侘びた姿のものまで、好きなタイミングで好きなだけ切れます。それに買うことを思うとだんぜん安上がりで、わざわざお店に寄る時間も手間もいりません。

なんて自然で手軽なんだ!常々、ディスプレイガーデンの植物を切って飾っているので、実感としてそう思います。虫食いの葉っぱまでもが愛おしくて、そのまま飾ったりしています。

ロイヤルウェディングのフラワーアレンジメントも庭の花、自然の植物を多く使っておられたと先に書きました。今後こういう風に庭と関わることが流行るといいな。