ディスプレイガーデンのアジサイ2018-1

5月末に薔薇の生産者さんから20本買ったモダンローズ。今週いよいよ最後の時を迎えています。毎日水を変えたり切り戻したりしていましたが、少しずつ散っていき・・・でも20日間程も楽しませてくれました。

残った3本は、花びらの端が少し茶色くなって、揺すると今にも散ってしまいそう。そっと活け直しました。

 

最後の2輪(右)は、とっても危ういので器の縁にもたれるように。バルコニーで咲いたバラとフロックスを寄せて入れました。

 

そしてこれが最後の一輪。花だけ水を張った器に浮かべました。半端な花や葉たちはいつもこうして浮かべて楽しんでいます。

 

梅雨に入りバルコニーのバラも2番花が終わました。ディスプレイガーデン次の主役はアジサイへと交代します。私は4種のアジサイを育てていて、それぞれが今しっとりと咲き進んでいます。

 

ではでは。雨の休み間に撮ったものを順に紹介いたします。

まずは野趣あふれる山アジサイから。存在感のある西洋アジサイに比べると、このアジサイは圧倒的に周りに馴染む派。それがまたいいところなのです。

 

前庭の山アジサイ「クレナイ」です。さほど大きくならない品種なので3本も植えています。白から紅に変わって行きますが、今はその途中。透明感ある赤です。

 

これは2年前の画像ですが、今の眺めとほとんど変わらないので。ここは6月だけ赤のコーナーになります。自然な赤だから気に入ってます。

バルコニーで育てているアジサイ。こちらはアジサイ専門店で買ったものなのに品種がわかりません。昨年は赤紫でしたが、土が酸化してきたのか?肥料のせいかな?今年は青みがかった紫になりました。買った当初の薄紫にしたいのだけれど。花色の調整は難しい。

 

このアジサイの花。結構大きい。可愛らしい露草色です。蕚の中央部はまだ蕾なので咲くのが楽しみです。

 

今の時期、アジサイ園やアジサイ寺へ行ってみるものいいですね。

社寺にはその場所を象徴するような花があります。いつだったか朝刊(京都新聞)を読んでいると、勧修寺(京都山科区)筑波門跡のお言葉に目が留まりました。

「花を見て癇癪を起こす人はいない。花は和みや安らぎを与えてくれる。花は無言の説法をしているわけで、それぞれが仏である。」

本当にそうだな、って感動しちゃって。ディスプレイガーデンで直向きに咲いている花の姿を毎日みるにつけ、その都度どれだけ慰めをもらっていることか。

花を見る時間が長いと、穏やかな気持ちが長く続くことになりますから、いつの日か穏やかな人になれるのでしょうか。そんな風に思ったり。

・・・そんな私が、いま一番見ている花は、テラスのアジサイ「アナベル」です。

 

アジサイは日陰でも咲いてくれる貴重な植物。モミジの樹冠の下なので、アナベルにしてはこじんまりと咲いています。

 

 

アジサイ「アナベル」が盛りです。この株は日が当たる方。綿帽子のような大きな花、今年もたくさん咲かせてくれました。

 

テラスの花壇は白い植物を多く植えており、小さいながらホワイトガーデン風です。今年はここに縦のフォルムを追加したくて、スパイク状に咲く白いトラノオ(ベロニカロンギフォリア「アルバ」)を植えたのだけれど、日照不足でひょろんひょろん。全く咲かない。やっぱダメかぁ・・・残念。

こんな風にいまだ試行錯誤、実験中です。

このテラスに白い植物を集めたのは、リビングダイニングに接しており、夜も眺める場所だから。特に美しい時間帯は、夕日が落ちてポツポツと灯りがともる頃。ブルーアワーと呼んでいますが、その時間帯は白い植物が特に神秘的に見えます。闇に同化していく植物が多い中、白だけが徐々に浮かび上がってくるからです。

そして暗くなっても、白い花だけは見えるのね。だからお勤めや学校などで家には夜しかいないようなご家庭に、ホワイトガーデンをよく提案しています。私はこうして毎夜見ているので、提案におもわず実感がこもってしまいます。

 

初夏19:00pm。何もかも青く染まる中、白い花だけがぼうっと浮かび上がります。この眺めが好き。

 

ディスプレイガーデンには、まだ秋色アジサイもあるのですが、長くなりましたので次回に書きます。

アジサイの季節は始まったばかりですが、大好きな低木なのでいつもにも増して饒舌になってしまいます。マブチ的アジサイ論、しばらくお付き合いくださいますか?

 

 

梅雨前に庭を点検

梅雨時期はどうしても庭に出る機会が少なくなります。雨が続く前にディスプレイガーデンの点検をしました。毎日見てはいるのですが、常に点検という目で見ているわけではありません。見えている=把握しているとは限らないのです。

概ね問題ありませんでしたが、アオダモにイラガの幼虫のコロニーを見つけました。遠目から見ても、そこだけ茶色く葉っぱが枯れて葉脈だけになって、クモの巣を掛けたようにモヤモヤとしています。だからよくわかるんです。でも見ようとしなければ見落としていたと思います。

 

茶色くなった葉っぱにはイラガがいっぱい。今はまだここに留まっているので、枝ごと切り取ると一気に退治できます。

 

イラガは卵の段階では見つけにくい。孵化しばかりの頃はコロニーを形成し移動しないため駆除しやすいのです。一説によるとイラガの幼虫は食べる能力に差があるため集団で助け合って食べ大きくなるのだとか。しかし、この葉っぱ数枚に何百匹いるのでしょうか。これが全部大人になった日にゃもう×××!きゃー、想像したくありませーん!怖くて庭にでることもはばかられます。

イラガといえば毒毛虫の代表格。今日の所はまだ2mm程のあかちゃんでしたが、それでも触れるとその毒にやられると思います。成虫に刺されると、患部が腫れ、何日もかゆみに悩まされ、あげく跡もしばらく消えません。あぁ、私も何度やられたことか。だから退治するときは、長そで&手袋はマストです。今回は注意深く枝ごと切り取り処分しました。

イラガはどこにでもいるので、どんな木にもつく可能性があります。モミジにはつく可能性大で、うちも最初はそうでした。それが広がっていったのかもしれないし、どこかからやってきたのかもしれません。今年何故かアオダモの樹勢が少し落ちていて、春からカイガラムシにやられるわ、イラガはつくわ、本当にかわいそう。でもその都度早めに対処し、活性剤もやっているので、今は青々と茂っています。

庭の植物は自然と似てて非なるもの。生態どうこう関係なく、持ち主の好みで集められた植物ですし、人工地盤ですから、そもそも生きる力が違います。だからこまめな点検は大事です。関心を持って見ること、それだけで植物が健やかに育つ基盤が出来ます。人間関係と似ているなぁといつも思います。

 

さてお手入れ後、すっきりとした気持ちで撮影しました。午後の傾きかけた日差しを受けてキラキラを輝くディスプレイガーデン。前庭に植えたグラス類が大きくなってきて、風に揺れてていい感じです。

 

この春、もっと自然風な植栽デザインにしたくて、だいぶ植え替えました。それが根付いてくれて、花も咲いてきました。

 

スティパ「エンジェルヘアー」が透き通るような穂先を揺らしています。日差しを受けるとキラキラと輝いて本当にきれい。

 

庭の手入れをしていると、近所の小さなBFがよく話しかけてきます。私のことを「おばちゃん」ではなく「マブチさん」と呼んでくれます。子供さんならではの自然の見方がユニークで、聞いていて楽しいの。真剣に話してくれているので、きっと本当にそう思っているんだなぁ、ピュアだわ。彼はツルツル石を集めているそうで、私の石のサンプルがコミュニケーションの役に立っています。

 

 

面白い花壇&ディスプレイガーデンの近況 

春本番。地面からいろいろな芽がにょきにょき伸びて可愛らしく花をさかせていますね。

先日歩いていてふと目にした風景。ゴミステーションとして利用されている場所にある花壇です。ひなげしのオレンジ色が緑に映えてきれいなこと!可愛らしいこと!

 

道端の風景。ひなげしが奔放に咲いていました。

 

人工的に刈り込まれたツツジとこぼれ種で勝手に育っているひなげしの対照的なフォルムの組み合わせ。面白い植栽だなぁと思って撮りました。こういうのって狙って作るのは難しいと思うな。提案しても受け入れてもらえるかしら???

水遣りなんて恐らくされていない場所。なんてことない素朴な花ですがたくさん咲くとインパクトあります。ディアガーデンでもひなげしは雑草化してあちこちにいますが可愛いから抜かずに残しています。スミレも雑草化しているけれど抜きません。

雑な草と目の敵にして農薬で根こそぎ退治するよりも、場所によって、ここは生やしてより自然な感じにしようとか、ここはか弱い園芸品種を優先させようとか、そういうやり方があってもいいのでは。だって肥料や水を遣らなくてもめっちゃ元気な彼等だから、うまく取り入れることもアリなんです。

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さて今朝のディアガーデン。

画像はテラスの花壇です。前庭の植栽をリニューアルしたので、もともと植えていたアマドコロやムラサキシキブをこちらに移植しました。うまく根付いたようで元気に芽を出しています。よかった。

いくつかある花壇には、植物がパンパンに植わっているから、雑草が蔓延る余地はあんまりないの。だからひなげしを大事にしてるwww

 

いろんな葉っぱがにょきにょき。元気に育っています。

 

イロハモミジから木漏れ日が差して。薄い葉が透けてね、ずっと見てられるわ。

 

庭をきれいに眺めたいから、せっせと窓を拭きました。

 

床もみじならぬテーブルもみじ(^m^ 庭と建築のいい関係

 

今はシロヤマブキが満開です。いくつか切って事務所に飾っています。

 

仕事の合間に庭仕事にも精を出しています。

部屋にも庭の植物をいっぱい飾って。あぁ・・・。こうして冬までずっと庭の緑と暮らすんだ。

 

 

花から花へ

日毎に春めいてなんだか嬉しい。何が嬉しいかってスギ花粉症の症状がこれっぽちも出ないこと!

春の訪れを心から喜べるようになったなんて!!!まだ半信半疑です。30年以上苦しんできたから、本当に?本当に?治ったの?とまだ信じられない気持ちです。でもここ数年でよくなる一方なんです。

私はヨーグルトで体質が変わったと思っています。悩んでおられる方には、同じように嬉しい日がきっと来ますように。(参考にまとめました→コチラ

まだヒノキもあるので気は抜けませんが・・・でもやっぱり嬉しい。

さて、最近は設計業務の合間に雑事に追われ。確定申告、健康診断や歯科へ受診など・・・、これはこれでやっとかないと!ねー。そんなことでブログの更新がすっかり滞っていて、気が付けばもう3月。

 

先日、お取引先様のおめでたい門出にとお贈りしたお花。気持ちをお花屋さんに伝えてアレンジしていただきました。センス抜群「Odetto」さんにて。

 

冬の間はお花に飢えていたのか、移動途中のこんな景色に目が釘付け↓

 

琵琶湖岸「なぎさ公園」にある菜の花畑。春の香りが立ち込めています。こちらは撮影目的の人でいっぱい!

 

先週は盆梅展で梅の香りに惹きつけられ、今週は菜の花の香りに引き寄せられ、家の中ではストックの花の香りを嗅いで、おまけに自分自身はバラの香りなので(そのわけはコチラ)、もうね、わたしゃ虫か?!と思うレベルで花の香りを求めているこの頃ですw

そういえばスギ花粉症だったときは、これらの香りもよくわからない程、鼻水まみれだったなぁ。花粉症とは別に溶連菌の影響で、一時的ですが、嗅覚が麻痺していた頃もあって、香りがわからないことがすごいストレスでした。それらがほぼ解消した今、様々な香りを堪能出来てつくづつ有難いなぁと幸せを噛みしめています。

 

 

現地調査、からの、盆梅展 

今度お仕事させていただくお宅へ現地調査に行ってきました。こちらのお宅は湖北にありますので、除けられた雪が塊になってまだ残っていました。

滋賀県でも北の方の地域を湖北というのですが、たくさん雪が降ります。2月でも日によって真っ白な時もあり、調査どころではありません。南の方(湖南)とは全然違うのね。ちなみにディアガーデンは湖東で中途半端に降ります。湖西という地域も当然あって、こちらは京都との県境にある高い山に近いので雪+風も強いところ。字を見ても分かる通り、琵琶湖のどの方角にあるのかで地域が大きく4つに分かれています。こういう呼び方は実際住んでみないとわかりませんよね。

 

さて、現場では一度見ただけではとても覚えきれないので、念のため写真を撮らせてもらいますが、最近は必ず動画でも残すようにしています。撮影は全てスマホ。完成写真は綺麗に残したいので一眼のデジカメも使ったりしますが、普段は専らスマホ頼りです。

プランニングの際、しょっちゅう再生して、高さとか位置関係の細かいところを確認しています。

 

現場撮影の動画画面。私も写ってるよw。(※スクショなので再生しません)

 

こちらはとてもやりがいがありそうなお宅。スッキリと暮らしやすく、植物もお手入れしやすくして差し上げたいです。気に入っていただけるよう頑張ります。

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久しぶりの湖北。現場近くで梅の盆栽展が見られるということで、ちょっと寄り道して春を感じてまいりました。

 

立派な建物と立派な梅の盆栽!額に「慶雲館」と書いてあります。この館は明治天皇行幸の際に建てられた迎賓館で130年の歴史があります。

 

庭や畑の梅はどちらかと言うと枝がツンと立っているような硬い印象がありますが、盆栽の梅の枝はどこまでも柔らかい。小さな根っこ、大きく割れて枯れたような幹から、このようなふっくらとした花が咲くなんて驚きです。その対比を敢えて表現しておられるのでしょうか。見応えあります。

世話をされている方の愛情と技術もさることながら、数百年を経てなお生きようとする梅たち、なかには樹齢400年という古木もあるらしく、その生命力の凄さに恐れ入るばかりです。

 

種類によって少しずつ香りが違う。どれも本当に風雅でいい香り。

 

室内で風が流れないため、香りがより一層立ち込めています。身体の中に美しい梅の香りを満たせば、なんとなく浄化されたようなすっきり感。私の場合、こういうことを、常々行わなければなりません。色々な植物を身体全部で感じたい。でないと伝えられないもの。何より精神衛生上、とても大切な時間でもあります。

今の時期、日本各地で盆梅展が催されていると思います。春を感じに是非お出かけください。おすすめです!

こちら、長浜盆梅展は3月11日までです。

 

 

ワンコと一緒に寛げる高機能ベンチのご紹介&うちのワンコ事情

ディアガーデンのある近江八幡市は初雪が降りました。今週はとっても寒いです。

うっすらと雪化粧のディスプレイガーデン

でも心はぽかぽかハッピーなの(^m^*

ただいま、可愛いコーギー犬が遊びに来ています♪ 親戚が家族旅行に出掛けている間だけ、10日間ほどですが、あずかっているのです。以前ウチでも飼っていた犬種と同じで、2歳になったばかりの男の子。そういえば、何度かブログで紹介したことがあります。→コチラ

久しぶりにワンコとの暮らしを楽しんでいるところです♡

人間の年齢に換算すると20代前半くらいでしょうか。元気な盛りで、散歩の時は振り回されちゃってます。朝晩はもちろん、内勤の日はずっと一緒にいて、一方的ですが超ラブラブ状態。

ではでは、彼を紹介します。

アッシュといいます。とってもハンサムでしょ?今朝の散歩は、雪の中を飛び回っていました。

PCでデスクワークをしていると、「なにしてるの~?」って覗いてきます♡

アッシュにとって、初めて琵琶湖。水際は初めてのようですが、全然怖がらずに自然を満喫していました。

琵琶湖をバックに記念撮影。なんてハンサムなんだ♡

我が家は建てる時に、既に飼っていたため、基本ワンコ仕様になっています。リビングにケージを収納する場所があったり、水栓の位置や床の素材なども色々と考えて作りました。玄関傍の物置も便利だし、そこから続く広い土間(事務所です)も使い勝手がいいです。

お庭にも同じように犬の為の設備があります。シャンプーができるように温水の出る水栓を設置したり、つないでおくための金具も設置しました。植栽は美観というだけでなく、夏に木陰で涼めるように配置も考えました。だから今は飼っていませんが、こうしていつでもワンコを迎えることは出来るのよね。

・・・前置きが長くなりました。家を建てる前ならこういう工夫も出来ますが、そうでない場合はあとから足すことになりますよね。

室内では放し飼い、というご家庭も多いと思います。でも外となると、意外とつないでおく場所に困ります。そんな時重宝するベンチをご紹介させてください。

天気もいいしワンコと外でちょっと座って寛ごうかなというような時、玄関先で少しの間だけつないでおきたい時、等々にこれがあると便利かなと思います。

モダンでコンパクトですが、しっかり重量感もあるベンチ。犬のリードをつなぐことのできる専用金具が取り付けてありますので、場を少し離れるときも安心なの。

どこにでもちょこっと置いておけるデザイン。

犬をつなぐとこんな感じになります。とってもお洒落ですよね。

※画像はメーカーさんの許可をいただいて掲載しております。

  • 本体:ガラス繊維強化セメント
  • 付属品:①座面(ハードウッド)②プランター(樹脂)※プランターとしてもお使いいただけます。
  • 外寸:w750×D330×H400(405※座板設置時)
  • 重量:42kg(本体のみ)
  • カラーバリエーション:ホワイト、ブラック、ベージュ、カーキ、サックスブルー
  • 本体価格:45,000円(消費税、送料別途)

ご注文、その他詳しくは、ディアガーデンまでお問い合わせくださいませ。 コチラ→Contact

さて、まだまだアッシュの画像があります(^^

夕方の散歩が終わって、私の仕事も終わったら、リビングでまったり一緒に過ごしています。

いま我が家のリビングやテラスはクリスマスモードなのですが、駆けまわってもツリーを倒したりしないし、とってもありがたい子です。コーギー特有の愛嬌と明るさは存分に持ちながら、穏やかな性格で、ほとんど吠えません。なんちゅーいい子なんだ!って感心しています。

リビングとテラスに、クリスマスのイルミネーションが輝く頃・・・

真っ赤なマフラーでクリスマスモードのアッシュ。ホントは同じく赤いトナカイの角が付いたカチューシャもあるのですが、すぐはずしてしまうの。可愛いのに。

アッシュくんは今週末で帰ってしまいます。なんだかペットロスになりそ・・・(T_T)

でも親戚のワンコだから、またすぐ会えるしね。犬を亡くして早3年たちますが、いまのところ飼いたいという気持ちにはなりません。時々アッシュに会えれば満足かな。

植物の造形美を楽しむ 

庭を持つ楽しみには、育てて愛でることの先に、植物を活用する楽しみ(アフタガーデニングと言います)もあって、暮らしはより豊かになると思っています。庭で眺めているときよりも、もっと身近に引き寄せるので、植物の造形美、不思議さなどがじっくりと味わえて、どんどん愛着が湧いてきます。

ディアガーデンは、エクステリアやお庭の設計・施工や維持管理をするお仕事以外にも、庭を楽しむ暮らしのご提案やイベント企画なども行っております。そういうわけで、今月末に開催するワークショップも恒例行事となりつつあります。アフターガーデニングだから主材料はディスプレイガーデンで育てた植物というところが特徴なんですよ。あと副材料的なものも自然の材料にこだわって揃えています。

琵琶湖の浜辺に出掛けて、暴風林として植えられてる松の下にある松ぼっくりを拾って、使わせてもらうこともあり。犬がいたときは、こうした自然の中にしょっちゅう出掛けて、一緒に散策を楽しんでいたのですが、最近はめっきり少なくなってしまいました。

年1回こういう機会でもなければ、ということで、久しぶりに野歩きしてきました。この日は秋晴れのポカポカ陽気でとっても気持ちがいい。この気持ち良さを共有しましょ!と思ってたくさん写真を撮りました。

秋晴れの空と琵琶湖。穏やかなこの眺め、きっと古(いにしえ)の人々とほとんど同じものを見ているんだろうな、と思うとなんか不思議な気持ちになります。

ゆったりと打ち寄せる波際、きれい・・・。

琵琶湖は大きいので一見すると海のように見えますが、波が立たないのでね、やっぱりすごーく穏やかです。もう見慣れてしまったけれど、こんなにも青い空を映す日の眺めは、改めて素晴らしいなぁと思います。

そんな風に思いながらゆっくり浜辺を歩いていると、ぎょっとすることが!

なんと倒木が打ち寄せられています。先の台風21号の爪痕じゃないでしょうか。強風で根こそぎ持ってかれて、どこからか流されてきた様子。真っ二つに折れており何とも悲惨な姿でした。浜辺の際に暴風林として植えられた松やなんかも、倒れたりかなり傾いていましたから、どれだけの風が吹いたのかと恐ろしくなりました。ここまでの被害は滅多にありません。

生活に支障のない場所ですから、このまま捨て置かれるのかしら?

こんなところに木なんて生えてなかったからね。恐ろしや台風21号。

気を取り直して・・・(^_^; 散策の続き。今度は紅葉が始まった林の中です。

南京ハゼの落ち葉が園路を彩って

こういうところを歩いていると、ひときわ感じるのが、普段と違う足裏の感触。柔らかな砂浜、土の上はフカフカで落ち葉がカサコソいったり。苔の絨毯がひかれた園路は、普段歩いているアスファルトの歩道とは全く違って、何とも贅沢な感じです。

たまにはこういう感覚を味わうのもいいものですね。

目が覚めるような紅葉。青空に映えますね。綺麗だぁ。

自然にあるものは人に作れない造形美があるので、それを材料に使って作る作品は、おのずと美しいものになります。命あるものの迫力も感じられるんですよね。

今度のワークショップで作るものは、小さなスワッグですが、そんなところに気づいていただけたら嬉しいし、ディアガーデンで庭を作ったからこそ体験出来る時間を楽しんでいただけたらありがたいです。そしてアフターガーデニングのキッカケになればいいなぁと思います。

植物の冬支度 

今日はハロウィン・・・と言っても、特別なことはしません。

クリスマスのような美しさがあるのならまだしも。小さな子供さんのいるご家庭ならともかく。仮装パーティーも内輪でやるなら全く問題なくて・・・。ただ、盛り上がるのなら何でもやっちゃえ的なノリを見ると引いてしまう。日本ってなんでこうなっちゃうんだろ?

 

面白いかぼちゃをいただいたので、フェイクのクモを添えてみた。ウチの中でここだけ唯一収穫祭的な方のハロウィンです。自分で置いたくせに、この良く出来たクモにいちいちビックリしてるw

クモは何かでもらったものだったか?よく出来ているのでとっておいたのですが、ハロウィンくらいしか使い道が思い浮かばず。このかぼちゃは「ひょうたんかぼちゃ」と言うらしい。あっさりしたお味です。冬至じゃないですが、我が家でハロウィンはかぼちゃを食べる日かな(^^;

栄養たっぷりのかぼちゃをいただいて身体を養おう。

 

ひょうたんのカタチを見せたいので半分に割ってグラタンにしてみました。でもさすがに多すぎて全部は食べられませんでした。残りは今晩ポタージュスープにでもするか。

さて、ハロウィンが終わると11月。本当ならカラッとした穏やかな陽気を楽しめるはずの10月が、ただただ雨で終わってしまいました。雨の日を静かに過ごすのも好きですが、お出掛けには晴れを期待しますよね。さすがにもう台風は来ないと思うので、今から目いっぱい楽しみたいです。

今朝、久しぶりに庭へ出ました。これまで、たまに晴れた日も出掛けていたので、ゆっくり眺めるのは2週間ぶりくらいじゃないかな。少しづつ紅葉黄葉し始めています。落葉する植物たちにとって今は、冬眠に向けての総仕上げというところでしょうか。

 

今朝のディスプレイガーデン。テラスに植えたアジサイ「アナベル」の様子。葉が黄色くなり始めていて、花はドライフラワーになってます。

木は何故冬支度をするんだろう?なぜ紅葉して落葉させる必要があるがあるんだろう?当たり前のようですが、考えてみたことがありますか?

掻い摘んで書きますと、

理由の一つには水分にあります。冬に水が凍ってしまうと、体内にある通り道が凍った水道管のように破裂してしまうため、光合成を一時ストップする必要があるのです。多くの木は夏頃から活動を弱めて、体内の水分を減らそうとするそうです。そして、葉っぱに蓄えられた養分を分解して、幹や根に移動させ、ここで来春に向けて貯蔵して、休眠に入ります。必要なくなった葉っぱは、分離層を作ってあとは風に吹き飛ばしてもらうだけです。身体に残しておいても積雪や強風をまともに受けると、折れたり倒れてしまう可能性があるので、捨てちゃうってわけ。

針葉樹や常緑樹はまた身体の仕組みがぜんぜん違って、不凍液の役目を果たす物質を持っていたり、水分を奪われないよう葉っぱにワックス層もあります。それに安定感があり雪を落としやすい真っ直ぐな幹です。カラマツは針葉樹でも落葉する珍しい木で、それが何故なのかはわかりません。

それぞれの冬越しパターンがあるんですね。因みにどちらが進化系かというと落葉樹の方なんですって。これから紅葉を見に行かれたら、こんな話を思い出してみるのも一興かと(^m^*

 

ディスプレイガーデンの紅葉は恐らく今月末くらいかな。今はアジサイ「アナベル」がいい感じに枯れかかっています。アナベルは冬に剪定しても次の年の花が沢山咲く種ですので、こうして最後の最後まで楽しめるのが魅力なのです。

 

レースのような繊細な細工に見とれます。これも侘び寂びの美に通じると思う。

レースの部分にスポットライトのようにちょうど朝日が当たっていて、それはそれは美しい。こんな瞬間に立ち会えるのも自分の庭だから。

これを美しいと思わない人もいらっしゃるでしょう。自分で育てたからこそ、枯れていく姿も愛おしいのかもしれません。確かにずぶ濡れの時はそう美しくもありませんが、いいお天気の日にタイミングよく見ると、感動するほどの繊細さがあると思っています。この奇跡のような瞬間を逃さないのは、庭を持つ醍醐味でもありますね。

つたない画像ですが、少しでも伝わればなぁ。

お金では買えない・・・というか、ただで手に入る四季折々の変化を、間近で愛でるという心の贅沢を!多くの方にそれを、庭のある暮らしで体験していただきたいと願っています。

 

 

落ち葉の活用法-コンポストのある暮らし 

今日から冷えてくるということで、まもなく紅葉がはじまる地域もあるでしょうね。ディアガーデンにも落葉樹を何本か植えているので楽しみです。

中でも毎年一番に紅葉するのはアオダモの木。9月下旬にはオレンジっぽく色づきはじめるという早さです。モミジのように真っ赤にはなりませんが渋い感じに色づくの。なかなか素敵です。

事務所の窓を開けていると、アオダモから「カサコソ」「カサコソ」という乾燥した感じの葉擦れの音が聞こえてきて、あぁ秋だなぁと思います。

 

今朝の前庭。アオダモの葉っぱはもう半分くらい落葉しました。

 

落ち葉も秋の風物詩。子供の頃歌った童謡「たき火」にあるような落ち葉焚きは、現代では禁止されている場所が多く、長閑な風景は見られなくなりました。

たくさん集まる落ち葉、今は厄介者のように扱われていますけれど、個人邸の小さな庭くらいなら、資源として活用できると思います。捨てるなんてもったいないです。私はコンポスト(堆肥づくり)に活用していますよ。

庭作りを生業としている以上、こういうことも身を持って体験した方がいいかな?と、軽い気持ちで始めたのですが、意外と便利だし、面白くもあり結構続いています。1本の木を味わい尽くしてます。

 

アオダモの葉っぱがたくさん落ちています。でも、こんな感じに、風がある程度まとめてくれますから。掃除もしやすいです。

 

久しぶりに掃いて、40Lのごみ袋半分程度集まりました。ひとまず入れてるだけで捨てません。ある程度たまったらコンポストの材料にします。

 

ディアガーデンのコンポストについては、以前ブログで書いたこともあったと思いますが、大きさは30cm×65cm×深さ30cmほどの小さな木箱でつくっています(下の画像参照ください)

 

ディアガーンのコンポスト。落ち葉を入れたばかり初期の状態です。普段は上にカバーをかけていて、底の部分は空気が通るようにしてあります。変な匂いは全くしません。敢えていうなら土のような?匂いです。

 

これは昨年のものですが、杉苔が入っていた木箱を再利用したもの。この中で、庭で採れた落ち葉と土・米ぬかをブレンドして使っています。常緑樹の落ち葉は分解に時間がかかりすぎるので入っていません。

ここに日々キッチンから出る果物や野菜のくず、茶殻、コーヒーかす、剪定ゴミなどをポイポイ放り込んでいきます。入れたらかき混ぜる。それを夏が終わる位までやると、フカフカの堆肥になります。これが花壇のマルチングにちょうどいいんですよ。

一年間、入れても入れても量が増えないのがね、頭ではわかっていますが、不思議だなーと思います。スイカの皮、細かくしたとはいえ結構なボリュームでしたが、いつの間にかどこかへ行っちまった。主に微生物のお陰ですが、彼らの姿は見えないだけに、まさにブラックホールだなぁ、なんて思います。

もう何年もこうしてコンポストを作っているので、だいぶ暮らしに馴染んできました。材料の分別を考えるようになり、無駄なく利用するようになりました。コンポストによって生ゴミが減ったことも嬉しいことです。

例えば柑橘系の分別↓

1.いただきものの文旦。2.ワタと袋(薄皮)は、コンポストに。種だけは捨てます。3.表面の皮は、お風呂に入れたり、このまま香りを楽しんだり。4.実。酸っぱくなくてジューシーで本当に美味しい♡朝食に添えていただきます。

 

コンポストの中にときどき大きなミミズを見ます。この子達は特に可愛がっていてね(^^*

このごろは、ペットを育てているような感覚でコンポストを育てています。でもペットほど手間がかかることはありません。乾燥していたら水をあげるとか、土をかけてやるとか。万が一匂ったら米ぬかを入れてやるとか。そんなところです。(因みに、米ぬかですが、精米機を管理している会社でいただいております。無料で取り放題なの)

これから落葉する葉で、来年に向けて、また新しいコンポストを作ります。あなた様のお庭にもおひとついかが?

 

 

大きな木を切るとき、抜くときの儀式 

先週庭のリフォーム工事をさせていただいたお宅、カシを数本抜いた後、空いたスペースに坪庭を作ってまいりました。施主様は大変植物が好きなお方で、これからじっくり数年かけて、理想の庭に仕上げられる予定です。

さて、今日はそのカシの木を抜く話です。

苗木を植えて13年程経ち、樹高は5m位。これまでは施主様が剪定に励んでおられ、この大きさにキープされていました。しかし年齢的に考えると、この先同じように手入れが出来きそうにない・・・。それで仕方がなく木を減らすご決断をされました。合わせてちょっと違う眺めの庭を造れないだろうかとご相談いただいたのです。

 

ご神木や大樹を切る場合は、事前に神主さんに祈っていただくと思います。でもそこまででもないなと思う木を切る時はどうでしょう。生きている木で、そこそこ大きい、それに思い入れもある木です。私は、いくらご依頼とはいえ、いきなり切ってしまうなどと言う手荒なことは出来ないなぁと思っています。

一般的にはお祓いとかお浄めと言いますが、私の考えとしては、そんな恐れおののく感じじゃなくて。木に対して、切るに至った経緯を伝え、謝罪と感謝の気持ちを表すのが筋だと思うのです。生き物である木の命を、人間の理由で奪ってしまうわけですから、それくらいはしなければと。

昔からある木を切って障りが出たとか、良くない出来事が続いたとか言う話をときどき聞きます。でもそれって濡れ衣ではないでしょうか。植物はとても純粋な生き物、恨むなんて恐ろしいことをするでしょうか。それでもそう捉えてしまうのは、人間のどこか後ろめたい気持ちからきているのではないかと思います。

大きな木なら雨風からそのお宅を守ってくれていたはずですし、夏には影を作り涼しさをもたらしていたことでしょう。その影により、庭の雑草も押さえていたのかもしれません。もしもそれが落葉樹なら新緑や花、果実で楽しませてくれたのかもしれません。可愛がってきた木なのに、自分の都合で切らざるを得ない・・・。辛いですよね。

それで、様々なご事情やお気持ちを汲んで、私達造園業のものは、お酒やお塩のチカラを借りて、木にことわりを入れてから、伐採や抜根作業を行うわけです。木と施主様、両方が少しでも納得がいくように、お慰めになれば・・・。そんな「気持ち」でやることですので、値段どうこうって当然ながら関係ありません。

これから木を切ったり抜いたりするという方で、気になるなぁという場合、造園業者の方に頼めば、このような儀式をきっと快くやってくださると思います。私も出来るだけ施主様のお気持ちに添いたいと思っていますよ。

 

カシのために用意したもの。お神酒用のお酒は特に決まりはないそうですが、私の気持ちとして、地元滋賀のお酒にしています。お清めのお塩は氏神様のところでいただいてまいりました。袋にある「撤饌(おさがり)」とは、神前に御供えし神様の力が宿った食物(今回は塩)のことです。

 

お清めの方法は色々あると思いますが、ディアガーデンの場合は次の通りです。

施主様が立ち会えない場合は、事前にお別れを言っておいてもらいます。立ち会い可能な場合は一緒に行います。まず、木の四隅に撤饌の塩を置き、次いでお酒を撒きます。そして、切る理由と、これまでのねぎらいや感謝の気持ちを私から伝え、心から祈ります。施主様にも同様にしていただくと、心の整理がつくように思います。

これまで、私じゃなくても、パートナーの職人さんがやってくれる場合もあり、その方達の見よう見まね+私の思い で、こういうカタチにしました。ただお酒を撒くだけ、という方もいらっしゃいますし、色々です。

今回は、お施主様の立ち会いが可能でしたので、一緒に行いました。とてもご納得された様子でよかったなぁと思います。作業前の静かな祈りのこの時間はとても大事で、これから始まる新たな庭づくりへの良いスタートとなります。時々今はないその木を思い出したり、とっても大きな木なら伐採後一部を生かして何かを作ってみるのもいいことです。

 

さて、様々な過程を踏まえて、いよいよ、カシの伐採作業スタートです!

 

カシの抜根作業がはじまりました。痛々しい根の画像です。当初はどこまで根が深く張っているのかと危惧していましたが、案外浅く、しかもすんなり抜けてくれて、作業はすごくはかどりました。カシも納得してくれて根をほどいてくれたのかなぁ、なんて。

これは移植するカシです。根を崩さないように「根巻き」という処理をしてから移動させます。大きな根鉢なら、この規則正しいロープワークが芸術になります。(勝手にそう思ってる)

同時に移植場所に穴を掘り、土壌改良剤で土づくりをしておきます。

クレーンで吊って移植場所まで移動中。植えながらたっぷりと水をやります。

カシの伐採と移植がスムーズに終わり、工事1日目は予定より随分はかどりました。職人さんの作業風景やクレーンで木を高く吊ったりする様子を、そばでご覧になっていた施主様も興奮気味で、楽しそうで、よかったです。

 

最後に話をまた少し戻しますが、

私はこの仕事に就くまで、就いてから最初の方しばらくも、木は生き物だとわかっていたけれど、どこか材料みたいに扱っていました。しかし、職人さんが木の根元にお酒とお塩を撒いてから、伐採されている姿を初めて見たとき、意識が変わったのです。この仕事は命を扱っているんだと。しっかりと自覚ました。

それ以来、低木や草花を抜いたり移植したりするときも、お塩は撒かないまでも、出来れば事前に、抜きながらでも祈っています。「ごめんね。またここで綺麗に咲いてね」とか何とか。ブツブツ言いながら作業しています。

変な人と思われても、そう語りかけずにはいられないのです。