秋雨のころとはいえ、それにしてもよく降りますね。人によって、雨は鬱陶しいもの、気を塞ぐもの、物事を停滞させるもの、かもしれません。そんな風に捉えてる雨の感じ方を、きっと変えてくれるであろう1冊を紹介します。

ドミニック・ローホー著原秋子訳「人生で大切なことは雨が教えてくれた」 朝はやく目覚めたので、ダイニングテーブルで読んでいると、心に響く箇所がいくつも。いつの間にか新聞の切れ端がこんなに挟まってた(笑)
雨は、どうしてだか自分を内側へと誘う。
雨を受け入れることは、楽しむことは、いやつべこべ言わず、この事象を、ありのままに受け入れることは、人生のすべてを受け入れることにつながっていく・・・。谷なくしては山がないように、辛いことなくしての優しさもない。雨が降らないと虹も見えない、といったシンプルな構造を、私たちはどうしてそのまま受け入れられないのでしょうか。何故いちいちを重くしたがるのでしょうか・・・なんてね。
瞑想、禅の言葉、宗教家や作家の言葉が、雨粒のように散りばめられ、どこから読んでもよい内容です。雨に関する色々なエピソードや似合う事柄なども。シンプルライフで数々の著書があるドミニックさんの静かな言葉は、雨にも合います。
今朝の植物たちは、晴れの日とは全然違う美しさです。雨はいろいろなものを洗い流して清めてくれるから、それに潔く身を任せた結果、こうなってるのね。

葉に残る雨粒の美しさ。

生垣のレイランディは細かな葉。だから雨粒も細かで、クリスタルガラスを散りばめたかのよう。
例えば植物がなくても、窓の外に水が溜まるような、出来ればちょっと小ジャレた器を置いて、雨粒を捉えるのも一興かと♡