二条城の庭、伝説の木とは?

二条城庭園を見てきました。ここに来るのは、2年前の「アートアクアリウム展」以来です。

こういう歴史的建造物や有名なアート作品を見ていると、世が世なら私のような小市民は絶対に拝めなかったものだよね、なんて思ってしまう。それが千円とか数百円の拝観料で見れるなんて。よくぞ、この時代を選んで生まれたものよ!と、つくづく感慨深いし、ラッキーだなと思います。

城内に入った時は、雨が降っていましたが、御殿を一巡りして庭に出たら雨が上がっていて、これまたラッキー。

 

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国宝、世界遺産の二条城。金の装飾が眩しい唐門の奥に二の丸御殿が見えます。日本人より外国人の方が多い場所。

 

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雨上がり。きちんと手入れされた松葉に残る雨粒がとても綺麗でした。

 

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将軍や諸大名たちが眺めていたであろう、二の丸御殿大広間から見た庭の景色。同じ目線で撮ってみました。何度も改修工事が行われ、植栽などは徳川の時代とはだいぶ違うようです。

 

ご存知の方も多いと思いますが、日本庭園は座敷から眺めるように作られています。座って見える景色が、その庭の正面になる場合が多いです。こういう場所にくると、座敷はどこかな?上座はこのあたりかな?と想像して、まずはその庭の一番の眺めを探してみてください。それから移動してディティールを楽しみます。

二条城には立派な松がたくさん植えられていますが、伝説の木は上の画像右端に見える「蘇鉄」なんだとか。少なくとも樹齢150年以上らしく、毎冬には藁を巻き防寒養生され、大切に育てられています。確かに立派な蘇鉄でした。二の丸御殿内には蘇鉄の襖絵もありますので、当時の京都では、よほどこの南国ちっくな植物が珍重されたのですね。そう言えば桂離宮でも見ました。絵の蘇鉄は、想像で描いたのかな?幹が松みたいでちょっと変ってましたよ。

和の庭に蘇鉄は、今では田舎の庭でもよく見られて、なんとも思わないのですが、最初はきっと目新しくて奇妙に見えたことでしょう。私は庭の勉強を始めるまでは、なんで蘇鉄?と疑問に思っていたのですが、きっとこういう高貴な庭を真似たのが始まりだったのですね。

庭づくりにおいて、珍しい植物を求める気持ちは、今も昔も変わらず、なんだなぁ。

 

 

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