フライング十三夜

今夜は十三夜です。

関西は台風19号の進路からはそれましたが、恐らく観月は望めない・・・(ノД`)

先月の十五夜は晴れていて、でもちょうど工事の真っ最中で、帰宅途中に眺めただけという味気ないものでした。十三夜こそはまったりと!と思っていたのにな。

それで昨夜フライング。

 

十三夜直前の月。昨夜は時折雲がかかりながらも綺麗に見えました。

 

昨夜、月を撮っていて感じたのですが、雲一つない空に月がポツンというのは、確かにスッキリとしていますが、面白みに欠けるなぁと。

「月に叢雲(むらぐも)花に風」という諺をご存知でしょうか?良いことには邪魔がはいりやすく、長続きしないものだという意味で、普段あまり使わないけれども。

でも、月に雲、花に風は、自然の中ではそう悪いものではありません。それが自然の摂理ってもんでしょうし、だからこそ人は一層儚く美しいと感じるのかもしれません。そもそも自然界には「邪魔もの」という考えはないでしょう。

何か起こっても自分を見失わないこと、無理に流れに逆らわないこと、自然界ではそんな風に乗り切っているように見えます。少しでも真似出来たらと思いますが、なかなかねぇ。

 

十三夜の室礼。薄と庭のフジバカマ・紫蘭の実を活けています。イガ栗は栗名月に因んで。

 

そういえば、先日ノーベル化学賞を受賞された吉野彰氏の会見の中で、とても印象的だったお話。

「われわれ人類は、自然現象の中で、本当に理解しているのは、たぶん1%か2%ぐらいだと思う。98%、99%は未知の哲学の状態で、いろんなことが横たわっている。そういうのをチャレンジすれば、必ず誰か、とんでもないものを見つけ出す。とんでもないものを発明すると。そういうことをぜひ、伝えたいと思っている」

吉野氏のような化学者が、自然を見よといわれていることに、大変感銘を受けました。

 

 

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