秋の愉しみ ー 木の実拾い

湖国の街でも紅葉が始まりました。日当たりのいい場所にいる木から徐々に色づいていて、その過程にいる木との対比、グラデーションがとてもきれいです。

先日、クリスマスリース用にと木の実を集めに訪れた公園で見かけた景色をご覧いただきましょう。

 

モミジバフウのある公園。紅葉が始まったばかりでグラデーションが美しい。ちょっと外国っぽい雰囲気がするのはこの木のせい。北米中南部から中米原産です。

 

秋も深まるころ、子供時分にどんぐりを拾った経験がある方は多いでしょう。落ち葉に紛れてキラリと光る形の良い実、わくわくしながらポケットをいっぱいにしたものです。その愉しさは大人になっても忘れられません。

子供の私は単純で、カシの木しか目に付きませんでしたが、植物を扱う仕事に就いてからは、色々な木に目が行くようになりました。そして実の不思議で完全な形に美を見出し、益々魅入られています。

画像にあるモミジバフウとは、モミジのような葉から付けられた和名で、正式にはアメリカフウといいます。とても大きくなりますので、庭木には不向きで、街路樹や公園樹として植えられることが多いです。それだけに列植されると壮観。

そしてその実はウニのよう。丸くてトゲトゲがいっぱいですごくキュートです。「アンバーバーム」と呼ばれて、クリスマスリースやスワッグの材料としてよく使います。

 

木に生っている若い実。

 

木の足元に茶色くなった実がたくさん落ちています。不思議でとても可愛らしい形。きれいに洗って乾かして使います。

 

アンバーバームや松ぼっくり、ハス、バクリ、ツガ、アニス、ワタカラ等々いろいろ実や種、その殻たち。どれも人には思いつかないユニークな形です。クリスマスリース用にたくさん集めました。

 

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歩いていると、足で感じる落ち葉のカサコソ感、苔のモフモフ感がとても心地良い。

 

公園にいたのはほんの30分程かしら。

耳を澄ますと、湖の音そして鳥の声。空はどこまでも高くて、深まりいく秋に五感を解放したひとときでした。

私は大人にも、こういう時間があってもよいのではと常々思っています。普段仕事や自宅でせっせと植物と触れあっている私でも、また違うものを感じます。

 

 

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