冬至のいとこ煮

昨日は冬至、陰が極まり陽に転ずる日です。

これからゆっくりと復活していく太陽を感じさせるかのような暖かな一日でした。

日差しに明るさを感じるようになるものの、冬はこれからが本番です。柚子風呂にゆっくり浸かったり、栄養価の高いカボチャをいただいたりして極寒期を乗り切ろうとする冬至の風習はとても理に適っているなと感じます。

年中行事の素晴らしいところのひとつは、何気なく過ぎていく日々の中こうして「気をつけよう」と改めて意識させてくれるところでしょう。

これからも健康管理に努めようと思います。

 

++++++++++++

 

我が家では昨晩かぼちゃと小豆のいとこ煮をいただきました。

その名前は、煮えにくいものからおいおい(甥)いれるから、別々にめいめい(姪)煮るから、といった調理の手順に由来する説があるように、一見素朴な煮物ですが、少々手間がかかります。

簡単に作るなら小豆は水煮缶を使うとよいそうですが、小豆好きな我が家、ついでに粒あんも作ろうと乾物の小豆を大量に煮ました。

 

我が家のいとこ煮。砂糖控えめ、最後の工程で二つの材料を合わせ、薄口しょうゆと味醂でさっと味を調えますと素材の味がよく感じられます。器は地元信楽焼。

 

小豆はその赤い色に古来魔除けの力が宿っていると信じられていたため、季節の変わり目や行事食には欠かせない食材です。それをかぼちゃと合わせるなんて!私には思いもつきません。

でもとっても美味しい。「このレシピを思いついた昔の人って凄いよね~」と話しながらいただきました。

 

++++++++++++

 

ところで、ある種の煮物のことを関西では「炊いたん」と言います。炊いたものが訛ってる。私のニュアンスではお出汁がしゅんでる(染みている)煮物という感じです。

京言葉のように思われていそうですが兵庫県出身の私も「炊いたん」で育ちました。「○○煮」も使うけれど「○○の炊いたん」の方が耳慣れしています。○○の部分は材料名が来るので、何を煮たかが分かりやすいです。「いとこ煮」とだけ聞いてもどんな煮物か分からないものね。

でもレシピ名に「炊いたん」をつけ始めたのはここ最近かなぁと。ちょっと前までは「炊いたん」って書かなかったのに。

急にそこ訛り始めるの何で?

関西圏を出ると、標準語を話しているつもりでも瞬時に関西人と見破られる私が言うのもなんですが。

 

++++++++++++

 

さて、新年は初詣もいつになるやらで何となくお正月感が薄れそうな予感。

せめて雰囲気だけでもと、お正月飾りや室礼だけはいつも通りに準備を始めています。

 

 

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください