花生けのお仕事より(4月のまとめ)

ディアガーデンではお庭づくりや外構工事といった建物の外回りのお仕事だけでなく、植物に関するご要望に広くお応えすべく、インテリアプランツの納品や装花室礼といったお仕事も受け賜わっております。

そんな流れで、本年度より株式会社仁々木さまの京都祇園本店に毎月数回お花を生けに通っています。今日はそんなお仕事より4月のまとめをご覧いただきます。

(過去の事例はコチラ→1月2月3月

 

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桜の花が散って、草木の青葉がいよいよ目立つ4月初め。華やかな花というより、柔らかな新芽やキラキラ光る青葉を愛でたい気分です。

お花屋さんに行くと、そんな私の気落ちを知っていたかのように素朴な感じの花材が売られていて嬉しくなりました。特に畦でよく見るナズナ、通称ペンペン草に似ているけれど、もう少し丈のある「タラスピ」というお花が可愛らしくて。西洋ナズナなんだって。

アレンジにタラスピを入れると、一気に野の花っぽい雰囲気になりますね~。

 

4月の初め、仕入れたのは左からマトリカリア、柔らかそうな蔓性の葉っぱ(名前忘れました)、クレマチス、西洋ナズナのタラスピ。

4月初旬【盛り花】

そのタラスピとマトリカリア、蔓性の葉っぱを手の中でランダムに束ね、ゴムバンドでくるくる巻いてまとめたら、最後に茎をちょんちょんと切り揃えます。あっという間に小さなブーケが出来上がります。

ウェディングでよく見るチャイルドブーケにピッタリなんじゃないかしら?

素朴だけど可憐なとっても可愛らしいブーケは、小さな片口の器に。

たまにはこんなのもいいかなぁと提案してみましたら、お店の方に大好評でした。

 

ふんわり可憐なブーケ。

誰もが笑顔になってくれそう?ハッピーオーラが出てます。

 

4月初旬【掛け花】

花活けも、和の食材と同じように「はしり」「旬」「名残り」「出会いもの」などを感じながら色々と織り交ぜています。4月の初めだけれども、お花屋さんにはもう早、5月に咲くクレマチスが並んでいました。

仕入れたのはベルの形をした花のクレマチス。濃い紫がシックで和菓子屋さんにも合うかなと。暴れた茎姿は掛け花にすると面白いです。

 

一重なので和の雰囲気でも浮かないかな。自由に伸びる茎をそのまま生かして。

 

4月中旬【盛り花】

初旬に引き続き青葉を愛でたい気分。ディスプレイガーデン(ディアガーデンの展示庭)でも草たちがすくすくと成長していました。その中から増えに増えたアマドコロを何本か手折って持参、生けてみました。

 

柔らかそうな葉は、なんだか美味しそう。サラダに出来そうな感じです。目立ちませんが白い花が咲いています。仕上げに霧を吹いて。

 

4月中旬【掛け花】

掛け花用の花材白ヤマブキも、ディスプレイガーデンで育てているもの。頃合いな枝を選んでカットしきれいに洗って持っていきました。お花屋さんでも白ヤマブキは買えますが、庭で育ったような奔放さはありません。

 

白ヤマブキの花の白は、なんていうか私の中では特別。とても清潔感溢れる白で、毎年春に咲くのが楽しみなのです。

 

庭と言えば、ここ仁々木さんの店先に小さな花壇があります。

今頃はハイノキの白い花がお客様をお迎えしています。

 

2.5mほどのハイノキ。土が少ない花壇で健気に咲いています。

 

4月下旬【掛け花】

この花壇をお作りして2年半ほど経ちますか。

最初に植えたコバノズイナも蕾をたくさん付けています。整枝剪定を兼ねて花材に利用する・・・ということもそろそろ出来るようになりました。

 

庭植えのコバノズイナは花屋さんのより葉っぱが大きめ。ふわりと浮かせて生けています。

 

4月下旬【投げ入れ】

1月~3月はあっという間に過ぎ去りますが、4月は「死ぬほど長い」と揶揄されるように、毎年4月は異常に長く感じます。今年は工事で現場通いしながら新規の打ち合わせもし、花生けは3回通いました。結構慌ただしかったのに、長かった~。

そんな4月もようやく終わり。

GW中に端午の節句があるので、花菖蒲を生けて参りました。この名前の元になった「菖蒲」は、サトイモ科のショウブのことで、アヤメ科であるハナショウブとは全く別モノ。生けるにはちょっとゴツイ感じですので今回は花菖蒲を。

 

スッキリとした草姿をそのまま写して生けたつもりです。花が咲くと違った風になりそうですが。

 

明日からは皐月、爽やかで大好きな月です。

どんな花に出会い、どんな花生けをするのでしょう?実は自分でも分かりません(笑)

年中行事の室礼として生けるのならば、予め思い描いて行くのですが、そうでなければ真っ白な気持ちで仕入れにいって出会いを楽しみ、即興的に生けています。

なので自分でも楽しみ。

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