花生けのお仕事より(5月のまとめ)

ディアガーデンではお庭づくりや外構工事といった建物の外回りのお仕事だけでなく、植物に関するご要望に広くお応えすべく、インテリアプランツの納品や装花室礼といったお仕事も受け賜わっております。

そんな流れで、本年度より株式会社仁々木さまの京都祇園本店に毎月数回お花を生けに通っています。今日はそんなお仕事より5月のまとめをご覧いただきます。

○過去の事例はコチラ→1月2月3月 / 4月

 

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初夏は春に芽吹いた芽が、しっかりとして更に成長する時期。

茎や蔓が旺盛に伸びる様を花生けでも感じて頂こうと、青々とした蔓ものを活けてみました。

 

5月初旬【盛り花】

蔓ものってお花屋さんでは、どんな風にも活けられるよう一本一本ほぐされて売られていますが、野にある時はたいてい絡まっています。

ですので、ありのままの姿というか、あえて絡めてガラスの丸い器の縁にぐるっと添わせ、蔓同士をひっかけて留めました。飾る場所が限られているので、こうした方がまとまりますし、扱いやすく簡単に活けられるように思います。茎の柔らかな質感もいい感じに出せます。

縁に這わせた蔓にもたれるように挿した花は、五月晴れの空の色を映したような矢車菊と白い花のオーニソガラム。

同じ季節に咲く花はどのように活けても相性が良いものですね。

 

 

5月初旬【掛け花】

草の他に、枝の状態の蔓ものもあります。

この日は山帰来(サンキライ)を仕入れました。

山帰来って冬によくリースで使う花材です。そう、あの赤い実の!でも今の時期はまだ未熟な実で、ツヤツヤの丸葉も愛嬌があります。

この青葉の山帰来もまた素敵じゃないですか?

 

 

いつも枝が何本かセットされているものを買いますが、その中で「さてどの枝を使おうか?」と選ぶ作業が楽しいです。

素材の良さが出そうな1本を手に取り、不要な枝をチョンチョンと切って・・・角度を定め息を止めて挿す。たまにですが、こんな最小限な始末で一発に整うときがあります。活けていてすごく気持ちいい瞬間です。

それが今回の掛け花で体験できました。

 

これ、たった1本の枝を挿しただけ。

 

自然がつくるカタチって本当に素晴らしいですね。

ちょっと手を入れただけで、突然動きが出て。

でも不思議と景色は静かなのです。

 

2,3か所鋏をいれて、すこーし枝をためただけ。この枝は先にもしっかり動きがあるところが良かったです。

 

お店の方がこの掛け花をご覧いただいた瞬間、ひとこと「いいっ!」って叫んでくれました。

めちゃめちゃ嬉しかったです。

 

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さて、京都府は先月25日から緊急事態宣言の対象となり、ついに仁々木さまの京都祇園本店も、5月19日から末日までの予定で臨時休業に踏み切られました。

ですので、今月の花活けはGW明けに伺ったこの一度きり。

残念ではありますが誰もが辛い状況。私は諸事情を慮り従うまでです。

今後、状況をお尋ねしつつ、また花生けが出来ることを楽しみに待っています。

 

 

雨上がりの庭で-蓑虫とバラと

今朝は久しぶりに晴れました。

気持ち良く起きて、早くから前庭の掃除をしたり、バルコニーで重たげに咲いているバラを摘んで部屋に飾ったり。

朝食と家事を済ませ、仕事に取り掛かる前にテラスでお茶でもしようと軽い気持ちで出てみたら、雨降りの日には見えないものがクッキリと見えました。

虫たちです。

テラスの生垣にスギドクガが付くのは毎年のことなので、彼らにはそんなに驚きません。アシナガバチが捕食してくれるし「そのうち捕ればいいや」位な気持ちです。問題は庭の一番奥の目立たない場所で揺れてる蓑虫でした。

それが・・・虫を怖くも何とも思わない私が思わず「ヒッ・・・(゚∀゚)」って、固まってしまうほどの量でした。

大量繁殖していたのは敷地の東の端。朝日がサンサン、日中は涼しくて、お隣さんの物置がさりげなく雨風をしのいでくれるような場所です。手前にモミジを植えているので、私の目が届きにくい場所でもありました。

 

レイランドヒノキの生垣。クリスマスのオーナメントか?!ってツッコミ入れる程、蓑虫がビッシリ。ちょっとしたコロニー状態です。この面は、いつも見ているテラス側ではなくお隣さん側から見える面なので、ここまで育つまで全く気づきませんでした。

 

手遅れ感は否めませんが、いま取らないとまた産卵され更に増えてしまいます。というわけで、仕事前の優雅なティータイムのはずが、急遽、虫捕りをすることに。

庭を持つって、こういうことよね(苦笑)

蓑虫は動きが鈍く毒虫でもありません。蓑があるので農薬が効きにくい代わりに、手で楽々捕れます。小一時間で見えているものは全て捕りました。2、3百匹はあったかしら。エグいので撮影はなしね。

ディスプレイガーデンで時々大発生する蓑虫。またしばらく攻防が続きそうです。向こうは繁殖するのに命を燃やしているので、勝てるはずもないのだけれど、庭の植物に悪影響が出ないよう折り合いをつけていくしかないですね。

皆様も雨上がりの庭で害虫がいないか点検してみてください。

そして貴重な梅雨の晴れ間にしっかり対処しておきましょうね。

 

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最後に。

私が手塩にかけた和バラ「葵」の一番花をご覧ください。

房咲きなので、茎を数本まとめるだけで、華やかなブーケになります。

 

和バラ「葵」。地元滋賀県の育種家国枝啓司氏作のバラです。

 

「あおい」は香りが少ない分、花持ちが非常に良い品種です。咲き始めは小豆色を帯びていて、しだいにピンクになり、咲き終わりは紫色っぽく変化します。どの時期もとてもとても美しいバラです。

 

香りがよい「シャンテ・ロゼ・ミサト」も育ててるのですが、こちらは飾っても数日で散ってしまいます。

散ってなお美しい花びらは十分芳しく捨てるに忍びません。そっと集めて小さな器に盛り置いておくと、ルームフレグランスばりに香ってくれます。

 

バラは花びらが香るので、散ってしまってもこうして花びらを集めて香りを楽しんでいます。

 

このように美しく咲かせるまでに、そういえば、虫との攻防も少々ありましたっけ。

4月頃だったか、アブラムシがついていましたので、手で潰しました(^m^ オホホ

もちろん素手ではありませんよ。

素手ではないけれど、虫を握りつぶしたり踏みつぶしたり、そんなエグイことを表情ひとつ変えずに出来るようになりました。

庭を持つって、こういうことよね(←何回ゆーねん)

 

 

車での移動日は

昨日は打合せ2件と現場確認のために、琵琶湖の対岸にあたる湖西に車で出掛けておりました。

目的地は対岸にうっすら見えてはいるけれど、ディアガーデンとその場所を繋ぐ橋がないので、橋のある場所まで行って、ぐるーーーーっと回らなければなりません。見えているのになかなか辿り着かないもどかしさと言いましょうか。往復2時間程度は運転することになり、これがまぁまぁ大変なんです。

でも運転中って、目の前の事柄から一旦離れて気持ちの切り替えが出来る時間でもありますよね。

考え事をしては危険なので、大抵は好きな音楽をかけて、頭空っぽにしてドライブを楽しんでいます。

 

いつもインテリアだけは私好みにさせてもらっている自家用車。音楽を流すと究極のリラックス空間に。運転は得意な方かな。

 

それで昨日21日は、ご存知の方も多いと思いますが、B’zのサブスクリプション解禁日!でした。

朝、iPhoneにそのお知らせが届いていたので、今日はB’zを聞きまくるゾと勇んで出発。

最初の曲は「LOVE PHANTOM」で、いきなりテンション上げてもらって、途中同乗者がいた時は一緒に楽しんで、帰宅するまであちこち移動したからトータル3時間近くのロングドライブになったけれど、B’zのお陰で飽きずに乗り切りました。

 

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さて、今週はずっと雨ばかりで憂鬱でした。今年の梅雨はどうやら長丁場になりそう?

少しでも気分を軽やかにとテラスの鉢植えを涼やかなミスカンサス「モーニングライト」に変えました。

モーニングライトは、葉が細い糸ススキの斑入りタイプで、白い覆輪の入る葉が春〜秋まで楽しめます。

自生するススキに比べると草丈も比較的コンパクトにおさまり、秋に出る赤みを帯びた穂は葉とのコントラストが美しいです。

 育てるのは簡単でオススメです。地植えした場合は、毎年株分けした方が良いかもしれません。

軽やかな葉が目に涼やかです。

 

気持ちを切り替えるには好きな音楽を聴くことも効果的だけれど、いつも見ている景色を少し変えることでも、いい気分転換になります。

明日の日曜は久しぶりに晴れそうで、剪定の仕事に行って来ます。

 

 

統計史上最も早い梅雨入り

数日前のブログで「今年は梅雨入りが早そう」って書いた直後に梅雨入りしてしまいました。

九州北部、四国、中国地方は15日(土)。近畿、東海各地は16日(日)と、平年より3週間も早い梅雨入りとなりました。四国と近畿は統計史上最も早いそうです。

そう、今はまだ5月ですよ、5月!!!

日差しがキラキラと眩しく、花が咲き乱れ、風薫る5月なのに…外はなんて暗いんだ(◞‸◟)

 

今朝の事務所。外は雨、薄暗いので灯りをつけています。摘みたてのバラの香りとバルミューダスピーカーから流れるBGMに何とか気持ちを救われて。

 

 

「梅雨前に終えて欲しい」と希望されていた剪定のお仕事がいくつかあって、「今年の梅雨入りが早いそうだから早めにしよう。5月中に回れば何とか大丈夫だろう」と今週から来週にかけて準備をしていました。でもまさか3週間も早く梅雨入りするなんて。先月の段階でこれほど早いなんて予想、出てませんでしたよね?今となってはもうどうしようもないのですが、申し訳ないです。

今後、庭の植物や農作物に悪影響を及ぼすのは間違いありません。日照不足による成長阻害、病気の発生や根腐れが増え、野菜の価格も高騰するでしょう。長雨による災害も起こる可能性大です。

そういえば昨年の梅雨は記録的に遅い梅雨明け&記録的な雨量となり、かなり戸惑った記憶があります。今後、梅雨明けが平年通りでも異常に長い梅雨になり、入りに比例して早く明ければ異常に長い夏が待っています。どっちに転んでも良いことはなさそう。

 

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とはいえ、天に向かっていくら文句を言っても仕方がないので、何とか気持ちを切り替えて明るく参りましょう。

庭の長雨対策として出来ることは、

  • 湿気や蒸れ対策として、茂っている部分を透かし剪定してみる。
  • 鉢植えは時々軒下に移動してみる。
  • これから植えるのなら水はけのよい土の状態をつくり浅めに植える。
  • 雨の止み間に庭の点検をして早めに対処する。

「こんな年もあるさ」と何事も完璧を目指さず、花は少なくとも、株がそこそこ健康であればよしとしましょう。

そうそう、雨の日ならではのいいこともありますよ。

土砂降りの日は水が地面や物に触れてはじけた時にマイナスイオンが発生するそうですから、素敵な雨具を身に着けて散歩に出るのも良いかもしれません。

水には浄化パワーがありますので、イやな事があったとき水に打たれるとスッキリします。(冷えないように注意。ずぶ濡れにはなってという意味ではありません)

雨でなくとも勢いよくシャワーを浴びたり、外出先ではシャワーの代わりに手洗いを。

コロナ対策で手はしょちゅう洗っているけれど、この場合はイヤな気持ちを洗い流すイメージをもって洗いましょう。肘まで洗うと効果がアップするそうです。

お試しあれ♡

 

 

今年は短い?初夏のキラキラ時間

公私とも怒涛の忙しさで必要に迫られ出ずっぱりの5月初旬。

体重が3kg近く落ちて疲れがピークに達した昨日、強制的にゆっくり出来るように・・・と、美容院に駆け込みました。髪をバッサリ切って、馴染みのヘアスタイリストさんに愚痴を聞いてもらい、お陰で頭も気持ちも軽くなりました。Nさん、いつもありがとうございます。

というわけで、また今日から頑張ります(^-^)

 

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そして、ふと気が付けばディスプレイガーデンの植物たちはモリモリに。

 

ディアガーデンの前庭の様子。北向きなので日陰の時間帯が多いのですが諸々健気に咲いてくれます。手前、サルビア・ネモローサとオレンジのヒューケラが特にきれいです。

 

ディスプレイガーデンは毎年同じなようで、実は少しづつ変化しています。その年の状態を見て、より育ちそうな場所に配置替えしたり、新しい植物を植えたりしていて、その成果をいま確認しています。

例えばあちこちに植えていたアスチルベ、想像以上にナチュラルでグラス類とかの草に馴染み過ぎていたので、一か所に固めて存在感を強調してみました。

 

アスチルベ「ビジョン・インフェルノ」。2年目の株、固めて植えたので花茎も増えて見えます。もう少ししたら咲きそう。足元の黄金葉のフウロソウとのコントラストも計算して。

 

看板下の花壇では、オキザリスが他の植物を追い込むまでに増えてしまったので、かなり処分しました。でも細かな球根は全て取り除けるものではありません。残っている部分がピンクの花を咲かせています。

ゼロイチで考えると何事も疲れますし、除草剤は撒きたくないので、これからもゆるく付き合ってくことになりそう。

 

手前はコバノズイナ、奥の空色の花は丁子草。低く咲いたピンクの花はオキザリス。花壇の外にまで蔓延って取り切れません(泣)

 

こちらは新顔。テラスで初めて育てるアストランティアです。スノースターという品種。こういう楚々とした花が好きで^^

 

いまディスプレイガーデンでは、他にエゴノキが咲いて、バラも咲いて、アジサイの蕾もたくさん上がっています。

今年は梅雨入りが早そうなので、初夏の晴れ間のキラキラした時間を見逃さないようにしたいですね。

 

端午の室礼2021

GWが静かに終わろうとしています。はじまりも確か雨だったような?そして最終日の今日5日も雨。雨しか印象にないGWだから、より静かに感じたのかもしれません。

それにしてもコロナの感染拡大が止まらないのが心配です。GW中はどこへも遊びに行ってはいませんが、仕事や必要な買い物などで出掛けることはあって、もちろん対策はしっかりしているつもりだけど、不安というか…この頃は自分の傍にヒタヒタと迫ってくるような恐怖心を感じるようになってきました。

もっと慎重にならなければと思いつつも、神頼み的なことも一応やっとくか的な端午の室礼です。

 

玄関に花菖蒲をすこし。4月末に活けたときは蕾でしたがすぐ咲いて。花の見頃は短いけれど庭植えでは次々咲くのが魅力です。

 

現在、端午の節句は、男の子が健やかに成長することを願う1日ですが、もとは老若男女問わず邪気を払い、長寿を祈る日でした。

厄除けの飾りには、種々の香料を詰めた薬玉に春の魁として生命力が強いとされる蓬や菖蒲の葉を添えるのが習わしです。この飾りは室内の柱などに掛けます。

菖蒲や蓬を使った飾りは他にも、玄関の庇にたっぷりと飾りつけ厄の侵入を阻もうとする「軒菖蒲」、お風呂にそれらを浮かべて身を清める「菖蒲湯」というのもあって、この日だけで一体どれだけ厄払いするの?と思う程、先人達の徹底ぶりには驚かされます。

我が家には、薬玉もどきを作ろうかなと蓬を摘んできました。

 

蓬は割とどこにでも生えているので手に入りやすい野草。摘んでいる傍からいい香り。菖蒲は端午の節句の前だけスーパーで売られていたりします。

 

厄払いではないけれど、端午の節句のお楽しみ、柏餅は毎年必ずいただいています。

今年の柏餅は、歩いても行ける近場で調達しました。

「和菓子司 近江三方庵」さんです。

 

今年の柏餅は「和菓子司近江三方庵」さん製。以前は工場だけで、販売はしていなかったように記憶していますが(買おうとして入ったら買えませんと言われたので覚えてる)いつの間にか改装されていて工場直営店が出来ていました。

 

こし餡、粒餡、その他に珍しい味噌餡が売られていました。出来立てモチモチ、柏の葉の香りが格別です。何度も嗅ぎたくなる爽やかな香り。