晩秋の眼福、教林坊の散りもみじ

師走に入るのに合わせたように気温が下がり、ついに大好きな秋が終わってしまうのだなぁと残念に思うこのごろ。

色鮮やかな紅葉もピークを過ぎて、いまは散りもみじの見頃です。

秋の名残りを探して、夕暮れ時に教林坊に出掛けました。

こちらはディアガーデンからは車で15分ほど。同じ市内にある天台宗の古寺で、小堀遠州作とされる名勝庭園は紅葉の名所です。

この前に来たのはコロナ前で香道体験の時だから・・・3年ぶりかな。近いのでたまに訪れていますが、夕暮れ時は初めて。わざわざこの時間に合わせたのは、ライトアップしたお庭を見たかったからです。

 

本堂へと進む小道で、苔むした石に舞い落ちたモミジの葉。見上げていた時とはまた違う風情ある景色。

 

山門をくぐり、山に向かって緩やかに上る園路を進むと、そこは朱に染まる別世界が広がっていました。まさにレッドカーペットです。

いつきてもこちらのモミジの美しさには圧倒されますが、秋から冬の狭間の散りもみじは、侘びた感じもして、俗世のしがらみを忘れさせてくれるような美しさです。

 

このお庭は回遊式。山の急こう配を利用して作られており、かなり上から眺められるのが魅力です。瓦屋根に積もる落ち葉も絵になりますね。

 

このお寺は長い間、見捨てられていた歴史があって、それが木にとっては都合が良かったのかもしれません。お陰で自然に伸び伸びと成長しています。

山裾にあるので、日が当たり過ぎず、土もいいし、山から流れてくる沢が庭を巡っていて、湿度も十分。散った葉は、湿り気を帯びるとしばらくは美しさを保ちますので、このような真っ赤な絨毯になるわけで。

開発された住宅地で、モミジを植え育てても、こうはなりません。

ここにくるといつも感動、自然への憧れ、嫉妬、・・・そんな気持ちが湧いて来て、何とも複雑です。

 

日暮れの書院。脇には小堀遠州作の庭だけに?水琴窟もあります。ここで香道体験した日が懐かしい。

 

この日は木曜日でしたが、撮影目的で来られている方、観光バスで来られたであろう方々が多数おられました。

来るたびに駐車場は大きくなっており、そこには他府県ナンバーがずらりと並んでいます。

近所過ぎてピンとこないのですが、SNS効果でしょうか?若い方も結構多くて、こんなに小さな集落の入り組んだところにまで紅葉狩りに来られるんだなぁと驚いてしまいます。

 

書院のインテリア。掛け軸のように見立てた窓です。季節によって景色が変わる掛け軸、ですね。

 

そうこうしているうちに夕闇が迫ってまいりました。

もしも一人でここにいたら、結構怖い時間帯ですが、この日はワクワクしかありません。

17時をまわるころ、照明が一斉に点灯。

残っている葉に照明が当たって、より一層赤く染まると、まるで木が迫ってくるような感じがします。

眼福です。

 

茅葺の書院とライトアップされたモミジ。きれいだ~。

 

 

ライトアップは自然にはない照らし方。太陽も月も上から降り注がれるもので、下からはありません。自然現象で敢えて探すなら、反射とか照り返しのような感じなので、非日常なのです。だから私たちはドラマチックに感じるのですね。

ひとつだけ気になるのは光源が丸見えなところ。

こういう自然な場所ですと、わざとらしいのは間違いなくて、しかも光量が大きいのでウッカリ見るとめちゃめちゃ眩しく感じてしまうのよね。そこ修正したら、もっと素敵になりそうです。

 

巨石を用いて鶴亀を表現する素朴かつ豪快な庭。照明が怪しいまでに紅葉を照らして。この日のベストショットかな。

 

ディスプレイガーデンのイロハモミジも半分ほど葉を落としました。

全部落ちるまで散りもみじを楽しんで、年末まとめて掃除しようと思います。

芽吹きからずっと私に喜びを与えてくれたモミジ。最後はコンポストの材料となります。

教林坊のお庭の散りもみじもきっと山や庭に返されるんだろうな。

 

クリスマスドア飾りに 存在感抜群のガーランド

クリスマスアドベントが11月27日(日)にスタート。

以前お知らせしましたように、今年は業務上の都合で、クリスマスワークショップの開催を見送り、代わりに材料キットのみをご提供しました。

お陰様で、材料キットはアドベント前に完売し、ご購入いただいた方から「来年はワークショップしてくださいね!」とのお言葉を頂戴し、申し訳ないやら有難いやら、です。

期待されているなんて、自分では思いもよらず、来年は何とか開催できればと考えております。

そんなわけで、例年ならワークショップの準備として、11月初めにクリスマス飾りを始めるところ、今年は何にも飾れていない状態・・・。

アドベントに入るのを機に、ドア飾りだけでも作ることにしました。

ベースは庭で育てているレイランディの枝。材料キットの残材も勿体ないので使い、ドイツトウヒの松ぼっくりだけ買ってきて、あとは在り合わせ。そんな適当な材料なんですけれど、何か新しいものに挑戦できないかなと試行錯誤の結果、素朴だけど存在感抜群のドア飾りが出来上がりました。

 

 

スワッグにしてはながーい、でしょ?

これはガーランドというものです。

綱状になっていて、クリスマス飾りとして欧米ではもっと長くして、ドアや窓とか暖炉の周り、階段の手摺りなどを装飾することが多いのですが、こんな風に短めならスワッグみたいにドアにも飾れます。

壁にかけてもいいし、テーブルセンターにしても素敵です。

紙で作るガーランド(誕生日にHAPPYBIRTHDAYのロゴ、フラッグなど)の方がイメージしやすいかもしれませんね。用途は同じなんですが、針葉樹の葉で作ると、俄然、クリスマスっぽくなりませんか?

 

クリスマスガーランド。スワッグより存在感がありますね。実際見るとすごいボリュームです。

 

ガーランドの作り方はリースと同じ。土台がリング状か棒状かの違いだけです。

初めて作ってみて、束ね方にちょっとしたコツはいるなと感じましたが、特別なテクニックは必要ありません。

材料キットの残材は、ほとんど20cmもない切れ端ばかりで、スワッグとしては役に立たないし、売り物にもなりません。けれど、ワイヤリングすればガーランドのポイントとして何とか使えます。ゴミにせず上手く活用できてよかったと思います。

 

緑のレイランディの葉に、残り物のブルーアイスとユーカリがアクセント。オーナメントはガーランドの長さにあうよう長い松ぼっくりを合わせました。

 

迫力満点のガーランド、次のクリスマスワークショップに提案してみようかな。

スワッグよりは若干難易度は上がりますけれど、挑戦したい方はいらっしゃるでしょうか?

 

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さて。

ガーランドを作ったあと、コロナワクチン4回目を摂取しました。

副反応が心配だったので、それまでに仕事や諸々、できることは片付けて置こうと予定して、結果、正解!

やっぱり、しっかり熱も出て、解熱剤のお世話になりました。

でも3回目に比べると、まだマシだったかな。今日は回復したので、ブログを書いています。

引き続き体調管理に気を付けて、師走を乗り切りたいです。

 

 

県外のお仕事で

この頃は、来春以降の工事計画の件で、あちこち移動して打合せをしています。

これまで庭作りをしたことのない土地に伺うと、そこに育っている植物を観察するのが癖になってしまいました。ここ関西でよくみる植物も、例えば桜前線や紅葉前線という風に、その時期その土地ならではの育ちをすることもありますから面白いものです。

先日、愛知県に打合せで伺った折、ある場所で。

「今日はまさに小春日和。青い空にイチョウの黄葉が映えて綺麗だな~」と思いながら気持ち良く歩いていて、ふと傍の桜の木を見上げると、11月なのにナント花が咲いていました。

 

11月中旬。暖かくて勘違い?桜が咲いていました。

 

これが狂い咲きというものでしょうか。

桜は普通、夏に花芽が作られ、越冬芽という形で冬の低温を経て、春に咲くものです。

しかし花芽が分化した後、葉が異常落葉したりして、樹芽や種子の胚などの成長を抑制する植物ホルモン「アブシシン酸(ABA)」の供給がなくなり、その後高い気温が続いたりすると、休眠状態を経ないで成長し開花してしまう・・・と聞いたことあります。

それかなぁと思いながら、季節外れの桜を見せてもらいました。

そして少し歩くとまた「???」という木に出会います。

1本の幹から分かれている枝先に、明らかに違う色の実が生っているのです。それがモチノキだというのは分かりますが、黒い実と赤い実が生っています。どうしてこんな風になっちゃうのでしょう。

不思議に思い、幹から根元と目線を下げて観察するのですが、根は一つに見えるのです。

 

イチョウの黄葉がきれいと見上げていると、変な木を発見。クロガネモチの赤い実とネズミモチ(トウネズ?)の黒い実が1本の樹になっていました。

 

株立ちには、1本の木を根元から切り株にし、そこから幹を複数本立ち上がった「本株立ち」と、苗木の頃に何本か寄せて植え、株立ち形に仕立てた「寄せ株立ち」があります。2種を同じ種類と思って寄せ株にしたものが、成長して、くっついちゃったのかな?でもモチノキの寄せ株なんて見たことがありません。

それとも鳥の仕業かな?どちらかが一人生えで、成長してくっついちゃったのかな?・・・知らんけど(笑)

誰か教えてください。

 

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別の日、今度は北陸に移動。

5年ほど前に計画したお庭の改修についての打合せです。

久しぶりに訪れたお庭は、お客様のお手入れの甲斐もあって、いい感じに成長しています。一回りさせてもらい、懐かしい気持ちで見ていると、街中にある庭なのに、景石にはもう苔がのっています。

そう、こちらは降水量が多い土地柄、そして豪雪地域なのです。故に普段から湿度が高く苔も育ちやすいのかもしれません。

この日も滋賀を出るときは快晴だったのに、こちらに着いたときは雨でした。

 

据えてから5年程たった景石。苔むしてきています。

 

打合せで何度かその土地を訪れると、季節の訪れ方、風の吹き方、湿度、空気の香り、天気の移り方など、自分の住む地域とはだいぶ違うなぁ実感するので、それがおのずと庭作りに生かされます。

計画が始まったばかりのお庭。随分様変わりしそうで、来春が楽しみです。

さて、この日は打合せを終えると、もう18時。乗り換え駅である金沢駅で降りることにしました。

 

久しぶりの金沢。駅前のシンボル「鼓門」と冬の風物詩である雪吊り。相変わらず素敵。そしてとても清潔な街です。

 

駅の近くを少し散策。

コロナ前に訪れて以来で、そんなに変わっていないように感じましたが、金沢の訛りも久しぶりに聞けて、またもや懐かしく感じてしまいました。

 

 

 

 

【数量限定】クリスマスリース/スワッグ用キット販売のお知らせ

例年ご案内しておりますディアガーデンのクリスマスワークショプ。

今年はリースやスワッグどちらでもお作りいただけるキット販売のみのご案内です。

 

街はもうクリスマスムードが漂い始めています。輝きのシーズン、楽しみですね。

 

本年度のクリスマスワークショップは、造園業務多忙により、まとまった時間を取るのが難しく、皆様をお迎えするための準備も出来そうにないため、開催を断念しました。

楽しみにしてくださっている方がいたら、申し訳ありません。

その代わりと言っては何ですが、今年は、数量限定ではありますが、材料のみをご提供いたします。

フレッシュな材料で、あなた様オリジナルのリースやスワッグづくりをどうぞお楽しみください。

 

キット内容

スワッグ長さ30〜40cm または リース直径40cm  1個分

ブルーアイス、ユーカリ「ポポラス」、レイランディのミックス

※レイランディはディアガーデンで育てているので、お好きなだけご用意いたします。

※オーナメントは木の実(松ぼっくり・南京ハゼ・ミニツガ・スターアニス、ボラフラワー等)の在庫があります。ご希望があれば追加料金なしでお分けします。

 

 

代金:2,200円(税込)現金にてお支払いください。

お渡し場所:ディアガーデン

お申込み方法:お問合せフォームをご利用ください。コチラ→Contact

※LINEオフィシャルアカウントでお友達登録をされている方はLINEメッセージでのご予約も可能です。

※①氏名と②お引き取り日時(第1希望、第2希望) を必ずご記入ください。

申し込み締切:なくなり次第 締め切ります。

 

 

442年ぶりの天体ショー。皆既月食&天王星食

昨夜の皆既月食はamazing!でしたね。

皆様も楽しまれましたか?

私が住む滋賀県近江八幡市では、欠け始めた時間帯は雲の切れ間から眺めるといった生憎の空模様。それも結構な雲の量でやきもきしていたのですが、有難いことに、皆既月食以降は良く晴れて、赤銅色のお月様を眺めることが出来ました。

ちっちゃな望遠鏡が家にあったのが意外と役に立ちました。お月様はクレーターまで良く見えたのですが、残念ながら天王星の方は全く分かりませんでした。

それでも今回の天体ショーは442年ぶり、次は322年後と聞きますから、そこは雰囲気で。

そう。星のめぐり合わせの不思議を感じつつ眺めていました。

 

ちょうど皆既月食が終わるころ、すこーし光が戻り始めた瞬間をとらえたもの。なんて神秘的な月なのでしょう!

 

この↑画像は、書の先生からいただいた画像で私が撮ったものではありません。

先生の旦那様が天体望遠鏡を使って撮影されたそうです。しっかりと月の表面の様子まで撮れてて凄いなぁと感動しまくりでした。

折しも、いま書の課題が月の歌で。

「さ夜中と 夜は深けぬらし 雁が音の 聞こゆる空に 月渡る見ゆ」(柿本人麻呂歌集)

秋の夜長、月を眺めながら物思いにふけっている、という内容で色々なシチュエーションが想像できる歌です。

こんな風に、例えば昨夜のような特別な夜ならば、月を見ながら何か詠んでさらっと散らし書きにする・・・などという風流なことを古の人はするのでしょうね。

月だけでなく、月の歌も大好きなので、私もいつか詠んでみたいです。

 

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さて、年末に向かって一年を締めくくる大事な時期ではありますが・・・

11月はまだ気持ち的に切羽詰まっていない感じがして、出歩きやすい気候でもありますし、皆様はきっと楽しい計画を立てておられることと思います。

私は遊びではないものの、出張で県外へ、書のお教室で京都にと、滋賀を離れる予定は割とあるので、ついでにちょこっと楽しめたらなぁと期待しています。

 

 

細切れに秋を愉しむ

秋も深まってまいりました。

このごろは仕事に忙殺されて、せっかくの美しい秋を堪能出来ておりません。

事務所に籠る日が快晴だったりすると、恨めしく思ってしまいます。

そんなときは、シーツとか、カーテン、ソファーカバーなどの大物を洗濯してカラッと乾かす!という大仕事を自らに課し達成感を煽ってみたり、テラスに出て外気に触れ、深呼吸してストレス解消しています。

遊びに出掛けられないけれど、そこは自営業の特権で、隙間時間や移動時間などにちょっとした楽しみを見つけられなくもない。

 

移動中に少し立ち止まって一呼吸。秋の美しい光を受け輝く山、川の流れは夏と違い穏やかで見ていて癒されます。少し色付き始めていました。

 

そしてもうひとつ。造園業という職業の特権も。

現場はもちろん、材料屋さん、視察場所、お客様宅など、行く先々にはたいてい植物があり庭があり自然があります。仕事の緊張感は伴うけれど、それぞれに秋を感じられます。

先日は、とあるお客様宅で素敵な秋のおもてなしに感激しました。

栗の生菓子をいただき、更に、ご亭主がお抹茶を点ててくださったのです。

茶筅を振るときの所作や、久しぶりに見る抹茶色、お茶碗に浮かんだふんわりクリーミーな泡・・・美しいなぁとしみじみ思いました。

 

男性がお茶を点てる姿も素敵ですね。久しぶりにいただくお抹茶、とっても美味しかったです。栗のお菓子も秋を感じられて、すごく贅沢な時間でした。

 

お抹茶をいただきながら、話題は映画「日日是好日」の話になりました。ご亭主が茶道を学ぶキッカケのひとつとなった映画らしいです。

「日日是好日」は森下典子氏の同名エッセイを映画化したもので、茶道を通じて季節の素晴らしさと生きる喜びが静かに描かれた作品です。樹木希林さんの遺作としても知られています。

私はおそらく公開翌年の2019年に見て、その流れで原作も読みました。

それから昨年秋に発売された映画の制作秘話「青嵐の庭にすわる」を読んで、また映画を見返し原作も読み返して、またまた「青嵐の~」を読み返し、映画を見ては原作を読んでと、かなり沼っていたのは今年の初めくらいだったか。

美しい映像、素敵な所作や室礼が存分に味わえます。それに加え「そうそう、季節って、植物って、そうなのよ~」と共感する部分が多く、それを文章や映像で堪能できる3作なのです。皆様にも是非セットでお楽しみいただきたいです。

この作品のことを語れる相手が身近にいたなんて、と嬉しかったです。

 

これはいつぞや夫から。栗と餡の洋風どら焼き。栗のお菓子は年中あるけれど、秋に食べるのが一番美味しいですね。

 

そういえば、うちにもお茶碗と茶筅、茶匙だけはあります。

茶道の心得は全くないのですが、お抹茶飲みたさで、たまになんちゃって点前をしています。最近はそういえば使ってなかったなと思い出しました。

久しぶりに自分でも点ててみよう。

 

 

国葬の花

金木犀の花香るころになりました。

私が香りを特に強く感じるのは早朝。良い香りで一日を始められて幸せです。

何処かで植え育ててくれている方にありがとうを伝えたい。

 

常緑樹の金木犀は単木で植えてもいいし、生垣にしてもいい。素晴らしい木です。

 

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この秋は、イギリスと日本の国葬があって、色々と物議を呼びましたね。

安倍元首相の国葬について、個人的には「政府が勝手に決めて勝手にやってしまった」という印象です。少しは国民の意見を聞いて行われた国葬ならば、もっと違ったものになったでしょうに残念です。

そういえば、弔問外交をアピールしておられましたが、その成果はあったのでしょうか?全然聞こえてません。式が済んでしまえば、メディアで取り上げられることも議論されることも減って、政府はホッとしているのだろうと思うと、何だかなぁ。モヤモヤだけが残ります。

さて。

どの国でも葬儀には必ず花は飾られますが、今回の二つの国葬で花の使い方に、お国柄が出てるなぁと感じました。

安倍元首相の式壇のお花は、荘厳な中にもモダンな印象もあって、シンプルで、なかなか素敵なアレンジだったのでは。

富士山をイメージしたとありましたが、これは安倍さんが富士山を好きだったかららしい。外国の方にとっても、日本=富士山という印象はあるでしょうから、国葬のモチーフとしてもピッタリ、と思われたのでしょう。

ちなみにこのとき使われた花や献花は、堆肥の材料となって、都内の公園に施肥される予定だとか。国葬があったことで菊の値段が高騰したらしいので、せめてゴミにしないようにね。良い使い道だと思います。

一方イギリスの国葬では、女王陛下の棺を飾った弔花が大きな話題になりました。

棺に添えられた王室の庭の花たち。マートル、バラ、アジサイ、スカビオサ、ダリア、セダム、ローズマリーなど。他にキンギョソウやフロックス、南天っぽいのも見えました。品種は違えどほとんどが日本の花壇でも見られる植物で意外と馴染み深い。それほどイングリッシュガーデンが日本に根差したということかしら。

 

王室の庭の花々を束ねたもので、花の選定には、園芸家として有名なチャールズ国王も関わられました。

庭の花だから、あんなに可憐で自然な雰囲気のブーケになったのですね。

花々の中には女王陛下の婚姻時のブーケを挿し木で育てたマートルの枝も含まれており、束ねる際にはフォームを使わずオークの枝と苔をベースにして、余計なゴミを出さないような方法で作られたとか、様々な情報があります。

それにしても、人生の最後を飾る花が庭の花とは、さすが園芸大国イギリスの王室、です。

このような使い方が自然に出てくるということは、もちろんエリザベス女王が、生前庭を深く愛していらしたからだと思いますが、そもそもイギリスの暮らしに、庭の植物が深く関わっているからでしょう。

庭を造る者として、また、ガーデナーの一人として、庭との関係性の理想を見せていただいた思いです。

 

 

秋の夜長 灯火親しむべし

台風14号のあと、一気に秋めいた感じ。

猛暑日でないのは3ヶ月ぶりくらいでしょうか?「暑さ寒さも彼岸まで」などと申しますが、本当にそのように。

どうにか体調を崩さず夏を越せたという安堵感と、まだまだ台風シーズンなので(15号が接近中ですね)警戒心もあるし、でも大好きな秋を迎える高揚感もあって、色々な感情が湧いているこのごろです。

冷房なく過ごせるようになって、夜も寝苦しくなくグッスリ・・・あぁ、なんて快適なんだ!!!こういうのをずっとずっと待って耐えていたのです。

「暑さ寒さも彼岸まで」には、困難なことであってもやがては終わりは来る、辛抱していれば事態は好転する、といった意味合いもありますものね。

 

台風14号で所々茎が折れてしまったバーベナ・ボナリエンシス。同系の葉色のミツバハモゴウ「プルプレア」を添えて秋のテーブルフラワーにしました。今の庭の風景そのものです。

 

さて、これからはどんどん日暮れも早くなり、夜の時間が長くなります。

夜の時間をどう使おうかな?自分をどう癒してやろうかな?などと考えるのがこの時期の愉しみです。

まずは夜の自分時間を少しでも長く作るために、最近やっていること。それは夕食をごくごく軽めに済ますこと。

あとは寝るだけだから、腹五分くらいに抑えたとしても、成長期でもない中年夫婦には何の支障もありません。

元々は体重を減らしたい、それに、食品の値上げ分くらいは節約できるかもと、夫にも相談して始めたことでした。でもこれが意外と、家事の手間が減るというか、料理も後片付けもパパッと済んじゃうので、自分の時間が増えるし、精神的な余裕も生まれる様に感じています。

消化の負担が減るので内臓を休ませることが出来、睡眠の質が上がったようにも思います。

夕食の量を減らすことは、私にとって、今のところメリットしかありません。もっと早くからこうするんだったと思うくらいです。

 

食の質や愉しみは落としたくない。休日にはアペリティも少しだけ愉しんでます。秋冬は灯りを付ける瞬間が好き。ぬくもりを感じます。

 

そうして出来た時間、時には早々と寝室に入る夜もあります。

 

コロナ禍でおうち時間を充実させようと、自分好みの寝心地を追及して設えたベッドや寝具。ここに寝っ転がると昼間のストレスも忘れてしまう程の心地良さ。それ程、私の身体と感覚にフィットしているのです。

住環境というものが、心身に及ぼす影響って本当に大きいと実感しました。揃うまで自分の好みをあれこれ選別したりと、結構時間がかかりましたが、こだわって良かったと思います。

そんな大好きなベッドに寝ころび、小さな灯りの下で好奇心の赴くままにページをめくる時間の何と楽しいこと。気が付いたら夜中だったり、そのまま寝落ちしてたり。もしも翌朝早く目が覚めたら、また続きを読んでいることもあります。

室温もちょうどいい具合なので本に集中できます。秋って最高。

 

いま手許にある本。ヘンリー・D・ソロー関連本、先日亡くなった稲盛氏を偲んで一冊、最近注目している産婦人科医高尾美穂氏の本、それに生物系の本は何かしら必ず一冊。読みやすい本ばかり選んでるかも。毎月5冊以上は読みます。

 

今日は秋分の日、お彼岸の中日でもあります。

私は9月初旬に父の十三回忌法要で帰省した折、お墓参りもして戻ってきたので、この連休はのんびりしつつ少しだけ仕事をしようと思います。

シルバーウィーク後半、皆様もよい時間をお過ごしください。

 

 

十五夜に月光浴

昨夜の十五夜の月はちょうど満月でしたね。

皆様はお月見なさいましたか?

ここ近江八幡市の夜は、時折、叢雲がかかることもありましたが概ね晴れてくれ、美しい月を堪能できました。

 

昨夜の空はちょうどこのような。

 

観月の際は、テラスに出るのが常ですが、昨夜は寝室の窓辺で長く過ごしました。

そこからも月は良く見えて、置いてあるパーソナルチェアにゆったりと身を預けながら、飽きるまで眺めていました。月の光は、照明を消しても字が読めるほど明るくて、じっと見ていると眩しいくらいでした。

はじめの方は空け放した窓から虫の声が聞こえて、それがいいBGMになっていました。これぞお月見という感じです。

でもそのうち虫の声にも飽きて、何か他にないかなとサブスクで探して波の音を流してみたら、それがとっても月に合っていい雰囲気に。家の中にいるはずなのに、海辺に座っているような心地がするから不思議です。

白い光に包まれ、心が落ち着いて、いつの間にかウトウト。気付けば夜も更けて、月は屋根の向こう側に行ってしまい見えなくなっていたので、ベッドに入ったのでした。

 

月と波音、とても合います。

 

こんな風に月の光を浴びて過ごすことを「月光浴」というそうです。

日光浴、森林浴はよく聞きますが、月光浴ってのもあるんですねぇ。

一般的に月が地球に与える影響は、光というより引力や運行によるもの。潮の満ち干、天気の動向、妊娠・産卵をはじめとする動物の行動、植物の生育などが、月の動きに大きく関わっていることはご存知でしょう。

月光浴とは、たぶん光だけでなく、そういった月の作用を感じようとする行為なのかなぁと思います。一説によると、幸せホルモンと言われる「セロトニン」や睡眠ホルモン「メラトニン」といったものが分泌され、心身を良い方向に導いてくれるとも聞きます。

私は元々月が好きなので、影響があるなら精神面かなと思います。

美しいものを見ると、気持ちが高揚したり、心が洗われるような感じがしますが、月に対してもそういう感情が湧いてきます。加えて、大きな存在に見守られているようにも感じ、気持ちが落ち着くというか、安らいできます。

 

以前手持ちのカメラで月の撮影にチャレンジした時の画像。表面の様子も何とか捉えることが出来ました。

 

月光浴をするには、満月の前後2~3日が最も効果を得やすいといわれています。

今晩、晴れたら月光浴してみませんか?

 

 

サイトアクセス障害のお詫びと復旧のお知らせ

平素よりディアガーデンのWebサイトをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

2022年9月3日(土)~9月7日(水)17時41分までの間、利用しているサーバーのデータ移行作業中にエラーが発生したため、私共サイト(ホームページ、問い合わせフォーム、メール受信)が閲覧できませんでした。

現在は復旧し、通常どおりご利用いただける状態です。

お客様ならびに、お取引先の皆様、関係者の皆様には、ご不便、ご心配をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます。

尚、只今サイトの改修作業中です。

今後も一時的なアクセス障害が発生するかもしれません。その場合は、しばらく時間を置いて、再アクセスをお試しくださいませ。

改修出来ました折には、改めてお知らせいたします。