ブロンズ製道具の検証スタート

毎年、秋になるとディスプレイガーデンの宿根草再編を行います。

昨今の日本の気象を鑑みると、特に草花は、秋に植えるのが良いと思っています。

春に植えても、庭の鑑賞時期は梅雨までと、僅かな期間しかありません。この頃の夏の気候があまりに厳しいため、それ以降、植物は美しくならなくなりました。それに肝心の庭の主、人間が、長く庭で過ごせない状況になってしまっています。

ですから、新しく草花を植えるのなら秋がおすすめ。冬までに根をある程度育て、春の早い時期から芽吹かせるようにすると、少しでも長く鑑賞できます。

さて、ディスプレイガーデン。今年の生育状況を振り返り、良かったもの、例えばフウロ草「ブルーサンライズ」やレンゲショウマを増やしたい。上手く育っていないものは移植です。前庭は、苔の修繕を。それから2m程の低木を1本追加するにあたって、既存の植物の移植もあり。

実際、全てをやるか分かりませんが、思いついただけの作業でも、なかなか大変です。

 

事務所での私の定位置。この窓から見える景色が急変しています。住宅が建ち始め、歩道を歩く人が増えました。目の端にチラチラと動くものが入るので集中できないのです。低木で窓の下半分をカバーしようと思います。

 

草花の移植に当たり、今年は新しいツールを試します。

それはブロンズ製の移植ごて。本当はシャベル(関東でいうスコップ)も導入したかったのですが、残念ながら在庫切れで買えなくて、とりあえず小さな鍬を。これは雑草取りや狭い範囲の土を均すのに使います。

 

銅製の移植ごてと小さめの鍬を導入しました。機能性がありながら、飾っておきたいくらいエレガント。ハンドルはブナ材で出来ており手によく馴染みます。エイジングも素敵になりそう。

 

銅は土壌の水分バランスを整え、植物の光合成を促し、病気や寄生虫に対する抵抗力を高めます。銅の園芸道具を使用すると、道具から銅が微量に流出し、自然に土壌改良を行うというのです。

鋼鉄製の鋤が土壌の水分やエネルギーポテンシャルや栄養に満ちた微細エネルギーを損なう一方、銅製の鋤は土壌に多くの水分を保持する能力があり、成長が促進され土壌の肥沃さが高まります。

これは私の愛読書「自然は流動する」の中で、何度も読んでいた話。読んで知っているだけでは意味がないと思って、銅製の道具を探すのですが、ほとんど見かけません。そうこうしているうちに、探すことを忘れてしまいました。

 

オーストリアからの輸入品PKSのブロンズツール。残念ながら日本ではこのようなものは見かけません。

 

それが今回、あるきっかけがあり、PKSのツールを購入できました。これで実際に自分で検証してみよう。

検証といっても、データを取るわけではなくて、総合的な印象や植物や土の状態の良し悪しと言ったことになろうとは思いますが、入手ルート含め、また改めてブログでお伝えしたいと思います。

今日のところはチラリと前振り。

 

 

台風シーズン到来

目下、史上最強クラスの10号が九州・沖縄方面へ近づいております。

100年に一度とか、数十年に一度とか形容をされている台風。近年、異常気象が異常ではなく当たり前になり、そして何度となく聞く「今まで経験したことのない、記録的な~」という例えも間違いなく当てはまりそうで、恐怖しかありません。

このあたりは進路上ではないとはいえ、2年前の2018年9月に近畿を直撃した21号の体験がまだ記憶に新しく、故に近畿に住む方は皆様同じ気持ちだと思うのですが、全く他人事とは思えないのです。

10号はその21号をも凌ぐ勢いと聞きますから、沖縄や九州の方々の心配と不安はいか程かと。どうかご無事でと祈るばかりです。

 

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自然災害に対しては、生命を守るのが第一で、次に被災した場合の備え、そして住まいや車などの養生と続き、お庭の対策はきっと最後になるかもしれません。直前に出来ることと言えば、植木鉢や雑貨もの、自転車などの移動や、支柱を見直す程度です。

お庭の防災対策は、直前にちゃちゃっとするというより、最初のプランニングと日頃のメンテナンスが大事だと思います。

お庭の植物とっても台風は驚異。茂り過ぎた樹木は面で風を受けてしまい、大事な枝が折れる可能性があります。基本的に人工地盤に植えるので、地面にしっかりとつかまれない。最悪の場合根鉢ごと抜けたり傾くことも。

夏の成長期に強風で葉を多く失うと、再生するのに養分が使われしまい樹勢が弱ります。大雨が過ぎると、表土が流されて、有用な微生物が沢山いる粒子も流されてしまいます。

だから根鉢の大きさによっては安定するまで支柱が必要ですし、茂り過ぎた枝を剪定しておく、表土を地被植物で覆う、花壇を高くして水はけを良くするなどは、被害を減らす対策になり、植物を守ります。

 

ディスプレイガーデンの針葉樹の生垣。針葉樹は根が浅いので支柱は外せません。数年に一度は見直して修復したり竹を新しくしたりしています。

 

カーポートもよく被害が出ます。カーポートの屋根パネルは、基準を超えた暴風で抜けるようになっています。抜けないと躯体ごと倒壊する恐れがあり、そちらの方が怖いからです。物置きも中に物が少ないと簡単に倒れてしまいます。

エクステリアメーカー各社は防災対策として、一定基準を設け製品を作っておられるのですが、想定外の台風や地震が来るものですから困るのです。一つ言えるのは、簡単に設置できるものは災害時脆い、それを覚悟をして設置しなければということ。私はそういう意味であまりカーポートをおすすめしないし、自宅でも設置していません。物置もです。

 

駐車場の理想はビルトインタイプ。ですが~、敷地に余裕のないディアガーデンでは青空駐車場。玄関の横にあって使い勝手はいいのですが、あまりカッコいいものではないので、床の意匠に凝りました。地元の八幡瓦を敷き詰めた「いぶし銀」な駐車場です。植物も添え小さな庭風。通常ここは空いていて、奥にもう一台停められるようになっており、自家用車はそこに置いています。家の外観上、ぱっと見、車が目立たないのはいいことかなと思います。

 

異常気象下での庭作りは、ますます難しくなってまいりました。

しかし、プランニングやメンテナンスで、災害を最小限に抑え、かつ素敵なお庭というのは、十分に出来ると思います。

 

 

植物でインテリアの夏支度

うんざりする程に降った今年の梅雨もようやく明けました。振り返れば、降雨量は被災地以外でも平年の2倍に達した地域が続出。本州の日照時間は平年の4割程しかなかったといいます。

ここ滋賀でも、これまで本当に毎日毎日雨が降っていたものですから、何だか涼しい日も多くて、風鈴を吊るのもすっかり忘れていました。

 

愛用の明珍火箸風鈴、本日出しました。掛ける場所は玄関から通づる事務所扉の近く。ディアガーデンは住宅街にあるので、外に掛けると近所迷惑になりかねませんから、ここが定位置です。この澄んだおりんのような音色にひと夏癒されます。

 

今日で7月も終わり。

梅雨明け後は一転、猛暑日が続くらしいので、庭で過ごすのは朝夕の涼しい時間帯に限られそうです。昼間は涼しい室内で、外の緑を眺めつつ、インテリアプランツも楽しみましょう。

これから数回に分けて、植物を使ったインテリアの夏仕度について書きます。ディアガーデンだけでなく、他所で見かけた素敵な事例も合わせてご覧いただこうと思います。

よろしければお付き合いくださいませ。

 

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まずは、グリーンを飾る前に。

とにもかくにも、お部屋の見た目をスッキリと。部屋の四隅を片付けて空間をつくり、抜け感を出します。コーナーが空いていると、なんだか広く見えますし、風通し良く感じられますでしょ?

私は、部屋のコーナーに置いていたちょっと大きめの鉢(ストレリチア「レギネ」)も、余白を作りたいし、庭に出してしまいます。風通しのいい半日陰に置いておくと、ひと夏でグンと大きくなります。水遣りも庭の植物に遣るついでに出来ます。

 

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視覚から入ってくる情報は、少なければ少ないほど清涼感を感じるので、デコレーションは厳選します。ディアガーデンの場合、飾っているのは、ほぼグリーンのみです。

器はグリーンとも相性のいいガラスや竹、籐などを選ぶと夏らしい。

 

ガラスと緑と籐の籠が素敵にディスプレイされた雑貨店のコーナー。こんな風にガラスの器に植物を少しづつ挿して飾るのもいいな。ガラスはたくさんあっても涼し気です。

 

下の画像は、インテリアではありませんが、竹を使った鉢カバー例です。シンプルで全体に統一感があり、植物のチョイスも流石、素敵です。

余白を生かしたディスプレイの見本。

 

とある旅館の門前に飾られたシマススキの鉢。竹で輪に編まれたカバーが掛けられていました。涼し気で粋だな。

 

 

インテリアプランツを剪定したり植替えしたりする適期は5月~9月。今はちょうどいいタイミングです。

 

ディアガーデンのアスパラガス「スプレンゲリー(スプレンゲリ)を剪定しました。この品種は茎が1m以上も伸びるので時々切り戻さないとだらしない感じに。もっと密に茂って欲しいから土を入れ替え「シンゴニュウム」も抜いて別鉢に植え替えもしました。

 

事務所の本棚の上に剪定したアスパラガス「スプレンゲリー」を飾って。ふわふわとして涼しそうです。

 

アスパラガスといえば食用を思い出しますが、インテリア用の品種もたくさんあります。根に球状の水を貯めるものが付いていますので、乾燥にはめっぽう強く育てやすいです。

私は上の「スプレンゲリ」以外に「メイリー」も育てています。「メイリー」は室内ではなく前庭に植えちゃっています。冬に地上部は枯れますが、春になると芽が出てきて綺麗に育ち、意外と手間がかかりません。もっと増えたら株分けして、一鉢、部屋に入れてあげようかな。

 

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次回はグリーンの飾り方をもう少し。

夏は床置きだと狭く見えるので、ハンギングがオススメです。

今夏、新たに追加したハンギングプランツについて書こうと思います。

 

 

ディスプレイガーデンの夏季剪定

ディスプレイガーデンの夏季剪定を行いました。

先日のワークショップはこの夏季剪定の合間に行ったもの。いつもお世話になっている職人さんには、剪定作業に加え、講師までお願いし、ご負担を掛けました。だいぶ勝手が違ったかとは思いますが、丁寧に教えて下さって、とても感謝しています。

さて、今回のブログは、剪定でスッキリとしたディスプレイガーデンをご覧いただきます。毎朝、このサッパリした庭を眺めては「超気持ちいい~。気持ち良すぎる」そればっかり言っています。特にエッジの効いた生垣ね、めちゃくちゃ気持ちいい(笑)

 

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夏場に行う剪定は、茂り過ぎた部分や込み入った枝を透かすように整えます。日当たりや通気性を良くし、枝を短くすることで災害時などの強風で枝や木が折れるのを避けたり、病害虫の繁殖を予防することなどを目的として行います。

ディスプレイガーデンの高木は全て落葉樹。常緑樹は生垣と一部の低木のみです。生垣は大小合わせて3カ所あります。

 

テラスのレイランディの生垣とモミジ。生垣は面が出て天端が通り超スッキリ!モミジは伸びやかで涼し気になりました。

 

東の境界に植えたヒイラギモクセイの生垣。ここは昨年秋に咲いたあと自分で剪定したので、既に出来ている花芽を落とさないためにも、飛び出し枝だけを切ってもらいました。それでもこんなにシャキーン!気持ちいい。

 

坪庭。ツゲの生垣を整形。真ん中に立つツバキは、冬の間花を活けたくて、しょっちゅう切ってるのが、結局剪定になっていて、今回は切る枝はわずか。

 

ディスプレイガーデンを作って13年程経ちます。成長が落ち着いてきた木もありますし、もともと遅い木もあります。それに私自身、時々鋏をいれているので、年々剪定作業はラクになっていると思います。

高木は最終樹高を参考にしながら、この場所に合わせて出来るだけ(支障のない範囲内で)背を高く育てたいです。

主幹をガッツリ切り詰めてしまうと、剪定後に枝葉の成長が活発になりすぎる恐れもあります。成長を緩やかにするために、ある程度の樹高は必要と考えています。幸いこの場所には電線もなく、まだ上に伸ばしても良さそうです。

そのあたりも、自分ひとりで考えず、剪定に入ってもらっている方に相談しながら進めています。

ずっとこの方に切っていただく、そう決めて頼むと、長いスパンの相談が出来ます。

 

株立ちのエゴノキ。樹勢が強い木なので、冬季剪定か!って程、思いっきり透かしてもらう。でも高さは抑えない。

 

同じ方にずっと切ってもらっていると、当然、その方も切りやすくなります。テラスのモミジは、この頃は良い枝がたくさん出てきたそうで、切るときあまり悩まないとおっしゃいました。

実はこのモミジ、昔うっかり大事な枝を折ってしまって、植付け当初考えていた樹形を実現できなくなりました。でも、丁寧に整えるうち、新たな樹形が見えてきて、段々いい感じになっているなと実感しています。

 

テラスのモミジ。枝先を生かして切るので、パッと見、どこを切ったのかわかりません。とても柔らかいです。

 

前庭のアオダモ。これは成長が遅いため、あまり切る枝がなかったみたい。でもちょっと手を入れてもらうだけでスッキリ見えます。枝先が綺麗だ~。ここ2,3年悩んでいたカイガラムシも極寒の時期にマシン油を何度か散布して、今は何とか治まりました。ホラ、こんなに元気です。

 

病害虫もたまには発生するけれど見捨てない。そのときはショックだし、気持ち悪いし、一時姿も悪くなりますが、ちゃんと対処すれば、また翌年生き生きとします。

一緒に乗り越えた、と言う感じ。

手を掛けるごとに、好きになっていく、そんな木たちです。

 

 

「植木の剪定ワークショップ」終了しました

先週末はディアガーデンの前庭で「植木の剪定ワークショップ」を開催しました。

今年はワークショップを頑張ろう!と年明けから色々と企画はしていたのですが、コロナでそれどころではなくなってしまいました。外出自粛解除から2ヶ月弱が経過し、まだまだ警戒せねばなりませんが、風通しのよい外で少人数でならばと思い切って開催しました。

そんな不安な中、来て下さった方々には本当に感謝申し上げます。ありがとうございます。

お申込みいただいたのは、偶然にもご夫婦で参加の方々でした。庭仕事を助け合ってやられているご様子、いいなぁと思いました。

木が大きくなりますと、なかなか一人で剪定するのは大変です。一人が木に登って切りつつ、もう一人が離れたところからバランスを見て指示を出す、という風にすると、作業がとてもスムーズに運びます。ご夫婦でそれが出来れば理想的です。

 

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未だ梅雨明けしていないので、小雨決行もやむを得ず、という風にお伝えしておりました。

ずーっと雨予報が出ていたし、実際に午前中も時折降っていましたが、開催時間の1時間程前にはどんどん雲が切れてきて、始めるころには晴れて暑いくらいになりました。

よかった!本当によかったです!(てるてる坊主さんありがとう♡)

 

ディアガーデンの前庭で実演しながらのワークショップ。開催時間には晴れ渡りました。参加者様の日頃の行いが良かったのでしょうね。

 

今回は透かし剪定(夏季剪定)について、重点的に学んでいただくワークショップです。

前置きとして、私が剪定の基本的な事柄や用語の説明をし、その後ほとんどの時間を、職人さんの実技やプロならではの切り方のコツ、使っている道具(あると便利な道具含め)更には道具のメンテナンス方法まで、色々と間近で見ていただきました。

 

コロナ禍では外部であっても念のためマスクをして(白い帽子が馬渕です)

 

では実演の様子をチラッと。(画像は参加者様が送ってくださったもの。撮らなくちゃと思っていたのに話すのに気を取られ、全く撮れてなかった私。本当にありがとうございます)

見本の木は、エゴノキという株立ちの落葉樹です。植えた当時、割と流行っていた木なんですよね。

樹形は割と整っていますが、樹勢が旺盛な木で、幹の太るのも早い。毎春モリモリ芽吹き、夏にはかなり茂ります。

場所が狭いので、数年に一度は幹の代替えをしてコンパクトに保っていますが、樹高は出来るだけ伸ばしていき、そのうち成長を落ち着かせたいと思っています。

職人さんと相談しながら、どのように育てたいか、木の目指す姿を決めておくのも大事なことです。

 

エゴノキを使って枝透かし剪定の実演しました。剪定前の状態です。丸の部分を剪定してみます。

 

職人さん(←のところ)が木の懐に手を入れ、不要な枝をどんどん剪定していきます。数本切っただけなのにスッキリしたのが分かると思います。風通し日当たり良くなりました。

 

職人さんが木に登っている間、参加者様には木が良く見える位置に移動していただきます。そして、職人さんの切る様子を見つつ、私が解説をさせていただきました。

透かし剪定は、懐深くに手を入れて、不要な枝を大きく抜いていくのが、柔らかく整える(ゴツゴツとして見えない)コツです。そのあたり、参加者様には、ご納得いただけたのではないかしら。

 

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なかなかマニアックなワークショップ。職人さん仲間に聞いても、あまり例のないワークショップだそうです。

でも、私は絶対やりたかった、伝えたかったのです。

木の生長のことなどお構いなしに、ただ邪魔だからと、変なところで適当に剪定して、ズバッと切り詰められたりして・・・本来その木が持つ良さが出ていない庭木のいかに多いことでしょう。

そのお庭の持ち主さんが、それでよければいいのです。大きなお世話だとは思いますが。

ちょっとしたコツや、木の生理について、本当に少しだけでもいいので知っていると、木の美しさが引き出され、庭が、ひいては暮らしのクオリティがグンと上がると思います。職人さんに剪定してもらうにしても、どういう風にしたいか、伝えやすくもなるのです。

次いつ出来るか分かりませんが、機会があればまたワークショップを。そのために私自身もっともっと色々な木を見て学ばなければ。

さて、次回のブログは、この日仕上げてもらったディスプレイガーデンの剪定Before&Afterを見て頂きます。

 

 

歩道のツツジと前庭

Stay Homeが続く今の状況下で、自暴自棄になったり周りに攻撃的にならず、心身共に健康であり続けるには、日々の暮らしのリズムを崩さないことが大事だそうです。

私自身も色々と不安ではあるけれども、リズムを保ちつつ、やるべきことを坦々とやっていこうと思います。

といっても、私は以前から在宅で、大雑把な時間帯で仕事していましたでしょ。それに加え、最近の家族は、ほぼほぼテレワーク化した者、勤務時間短縮&土日出勤の者といった風に、みんなてんでバラバラ。誰一人として決まったリズムで働いていませんので、このごろは本当に曜日が全く分からなくなってきました(^^;

結局、曜日関係なく毎朝早く起きて、家事ルーティンをこなし、9時過ぎには事務所入りする。これでリズムをキープしています。

 

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最近は気温が高い日が増えましたので、晴れていたら起き抜けに庭に出て、朝日を浴びながら深呼吸するのが小さな日課になりました。

その日その日で漂う香りが違っていて興味深いです。

ある朝は、何かの花の香りが立ち込めていました。甘さの中にツンとした感じがあって、これは草花ではなく木の花だ、と思いました。自分が植えたものの香りならすぐ分かりますが、これは自分の庭からではない、ご近所の木かな?歩道のツツジかな?たぶんそのあたりです。たまたま風に運ばれて、うちまで流れてきたのだなぁと。

静かな朝。植物の香りで、感覚が少しづつ目覚めていく感触は、なかなか乙なものです。

 

ディアガーデンのすぐ真ん前にある歩道のツツジは、平戸ツツジという品種。日本中どこにでも植わっていて、5月に濃いピンクや薄いピンクの花を咲かせます。

 

歩道のツツジ越しのディアガーデン。

 

春の前庭は、そんなツツジの花色に合わせて、紫蘭やオキザリスを咲かせています。今年も可憐に咲き揃いました。

前庭はあまりにも狭いスぺ―スなので、閉ざさずに、思い切って通りに開くデザインにしています。道路植栽であるツツジの咲く春は、この通りでは唯一華やかさを感じる季節。そこで前庭と道路植栽をひとつの景観として捉えコーディネートしたもの。

開かれた前庭は街の景観となりますから、自分なりに美しくし貢献したいものです。

 

角度を変えて撮ってみました。

 

花壇のピンクの花たちは、肉眼で見る方が分かりやすいみたい。離れて撮ると、どうも緑に沈んでしまいますね(^^;

もう少し寄って撮ると、こんな感じです。↓

 

ピンクの花が紫蘭。アマドコロやグラス類など混植しています。

 

看板の下はオキザリスが満開です。ブラジリエンシスという品種で和名をベニカタバミといいます。大正時代に帰化したこれまたありきたりの花です。

 

毎年増殖していくオキザリス。縁石のところまで増えて増えて!ここはオキザリスの小道になりそうです。

 

このオキザリスは元々何かの苗にくっついてきたもので、自ら選んで植えたものではありません。

冬の寒い時期に青々と茂ってくれ、夏に他が茂る頃は姿を消します。花も可愛い、雑草除けになるし、世話は要らないのに元気、と一見いいところづくめの植物です。特に気に入っていたわけではないけれど、ツツジとも合うし、そのまま育ててきました。

が、いかんせん繁殖力が半端ない。ウッカリすると他の植物をも埋もれさせてしまう程で、しかも、この頃はテラスの花壇にまで紛れ込んでくるようになりました。

これではいかん!ディスプレイガーデンがオキザリスに支配されてしまう!!!

今年は花後に調整することに決めました。豆粒ほどの球根なので、難しいけれど、思い切って8割処分するくらいの勢いで取り組みます。

ということで、来年はもう少しピンクが減りそうです。

 

 

良い庭の日に-5月の庭仕事

本日4月28日は、4(よ)い2(に)8(わ)で「良い庭」の日だそうです。

庭や造園への関心をもっと高めようと日本造園組合連合会が制定しました。植付けや耕作、庭めぐりにも適した頃、まさにピッタリです。

個人的に428で思い出すのは、滋賀県に引っ越して最初にもらった電話番号。いくつかの候補の中に37-4128がありました。語呂合わせすると「みな-よいにわ」。覚えやすいし、気に入ってその番号に決めました。ディアガーデンを起業する半年位前のことです。

こんな不思議なお膳立てというか、巡り合わせがあるんだなぁ。自分の勝手な思い込みなんですけど「みんないい庭になるからやりなさい」と背中を押されたような気がして、思い切って起業しました。

それからまた引っ越すことになり、同じ市内だけど、番号は引き継げないということで、残念ながら変わってしまったけれど「良い庭」を探求する気持ちは変わりません。

 

世界的に有名なガーデンデザイナーさんの映画「FIVE SEASONS」の無料デジタルプレミア。事務所でじっくり見ました。壮大なスケールの庭や氏の仕事に対する姿勢に感動。字幕はないので感覚で見ていました。

 

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さて、良い庭の日は、私も庭で手入れに勤しみました。

  • 朝から庭に水遣り。しばらく晴天が続いてるし更に続きそうなので。GW中にも何度か水遣りをするつもりです。
  • 椿やドウダンツツジにお礼肥えをあげる。ドウダンは今年何故かほとんど咲かなかったので、肥料をやるには早いけど、来年に期待して。
  • トマトの苗を2種植付け。久しぶりにミニトマトを作ります。植える場所がないので鉢で。日当たりのよいベランダで育てます。ハーブはアサツキや三つ葉、木の芽、ミントなどを同じく鉢で育てています。バジルはトマトのコンパニオンプランツだから、そのうち一緒に植えようと思ってる。

 

もうすぐ5月。庭仕事でやるべきことは・・・

  • アサガオ、ナスタチウム、コリウスなど高温を好む一年草の種まき
  • トマト、ナス、キュウリなど、いろいろな野菜苗は定植の適期
  • パンジーやビオラを始末してセージやジニアなど植えて夏花壇へチェンジ
  • 観葉植物、洋ランの植え替えや株分け
  • バラは新苗の植付け。蕾にアブラムシが付きやすいので見つけしだい手で潰す。
  • ツバキ、サザンカは剪定するなら早めに。ツツジやサツキは花後すぐに剪定です。
  • 生垣は新芽が固まっていたら剪定。エッジを利かせて。
  • 害虫が発生してきます。日々の点検を怠らないようにし見つけ次第捕殺します。毒虫もいるからくれぐれも素手で触らないように。

 

柊モクセイについた虫。これテントウムシっぽいけれど違う。葉を食い荒らす憎いヤツ「ヘリグロテントウノミハムシ」成虫もいるけれどこの幼虫が新芽に潜んでる。農薬を撒くのが嫌なら春に刈り込む。でも花芽も刈ってしまうけど。ウチは昨秋強剪定したからか?今年は少ない。少々の食害の後は残りそうですが、枯れるまではいきません。そこらへんはガーデナーの性格によるかも。私は呑気だから。

 

  • 雑草取り。とにかく花を咲かせない。咲く前に抜く。これを今のうちに、少しづつ、でも小まめにやると夏にラク!
  • 芝を張る、西洋芝の種まきの適期。Xeriscapeの視点から見て、芝庭は全くお勧めしませんが。
  • 蚊もいないし、とにかく庭で過ごすのが気持ちいい月なので、アウトドアを思いっきり楽しむ。日焼け対策はしっかりね。

 

ふぅ。結構やることあるねー。でも、今年のGWは、おうち時間はいっぱいあるし、順番にやってみよう!

こんなに生産的で健康的で有意義ことが他にある?

 

雑草対策はいまが肝心

春に向かうちょうど今頃に降る雨を、一般的に菜種梅雨といいますが「催花雨(さいかう)」という呼び方もあることをご存知でしょうか。書いて字の如く「花」を「催す(咲かせる)」「雨」という意味です。

植物は、開花や芽吹きに向けて、とても水を欲しがっている時期なので、一日中シトシトと降る催花雨はまさに恵の雨。私は部屋の中の鉢植えにも、催花雨を当ててあげます。朝からずっと夜通し降る、なんて日が理想的で、冷え込まないし、24時間、催花雨の下に放置します。葉っぱがピンピンになりますよ。

それって如雨露でやっても同じじゃないって思うでしょう?雨はただの水ではありません。地上の生きとし生けるもの全ての活動と成長を促す作用があると言われています(詳しくはコチラの回を参照されたし→「雨のポテンシャル」)。

雨上がりに庭に出ると、庭全体が生き生きして見えるのは、こういう訳なのです。

 

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さて催花雨上がりにやっておくべき庭仕事は雑草取りです。土が柔らかくなっているので簡単に抜けますし、春にやっておくのが肝心なのです!必ず夏に差が出ますゾ。

雑草取りにはこんなコツがあります。

  1. 鎌で刈るときは、地上部だけを刈るのでなく、土より3㎝下を意識して掻き取るように刈る。発芽するまでの期間が長くなり、雑草の量がグッと減ります。
  2. 根の浅い草は抜かずに土ごと掻きとる方が簡単です。数分で枯れます。
  3. 一・二年草(ナズナ、ハコベ、ヒメジョオンなど)は種ができる前に取り除く。
  4. 宿根草(タンポポ、ヨモギオオバコなど)は出来る限り根を残さず抜く。日が経つにつれ根が張り抜けなくなります。

しゃがんだ姿勢での作業は腰にきます。一気にやろうと思わないことです。そもそも人は植物の繁殖に勝てるわけがないのですから、完璧を目指さず程々に整えば良し!と思ってください。植えた植物の成長の妨げにならなければ、それで良いのです。根を詰めないで気楽にやりましょう。

 

職人さんの草取り用の道具を参考に見せてもらいました。オススメは右から2つ目と3つ目の道具。土ごと雑草を掻き均すので仕事が早い。右から4番目の小さな鎌は扱いやすく地面下3cmを狙いやすい。左から1番目2番目は根を引き抜く道具。

 

雑草は、手入れや水要らずで蔓延ってくれるので、鑑賞するほどでもないけれど緑が欲しい、なんて場所のグランドカバーとして利用しても良いと思います。闇雲に取ってしまうのは惜しいです。イヌフグリやシロツメグサ、ヨモギ、カタバミなどはそれに値するかと。

雑草という言い方が価値がないように感じてしまう一番の要因なんですよね。そんな偏見なしに、じっくり見ると素朴で実に愛らしい。

例えばナズナとか。私はアジサイの鉢でいつの間にか育っていた芽を抜かずにしばらく育てていました。そのうち種が出来そうになり、仕方なく抜いて、でも生き生きと可愛らしい花をたくさんつけているので捨てられず。花瓶に活けて事務所に飾ることにしました。

 

花も可愛いし、明るい黄緑の草も綺麗なら、真っ白な根も綺麗。しかもナズナは食べられます。七草粥にも入れる春の七草のひとつ。

 

通称ぺんぺん草。PCのそばに置いているので、目をあげるとこの子が。それで「可愛いね、可愛いねぇ」ってずっと言ってるの。

 

手入れする場所が広すぎる、または時間的身体的にどうにも無理という場合は、何かで覆ってしまうのがおすすめ。ディアガーデンにご相談ください。面積によって、また現行の下地の状態によって、㎡単価が変わりますのでお見積り致します。

安価な順で

  1. 防草シート+砂利
  2. 土舗装(ディアガーデンの施工例があります→コチラ
  3. レンガや石を敷き詰める

コンクリート舗装という選択もありますが、これは味気ないものですから、お庭にはあまりお勧めできません。透水性もなく環境面から考えても増やしたくない舗装です。駐車場なら・・・やむを得ずってところ。

 

とってもナチュラルな土舗装。コンクリートのように固まっているので雑草が生えません。

 

ガーデナー的な対策は・・・雑草が蔓延る隙間もない程、好きな植物を植えてしまうという!この方法がベストかもしれませんね。

うちのディスプレイガーデンがほぼそんな感じです。

 

ディスプレイガーデン前庭部分の昨年6月の様子。ギッチギチに茂ります。野草っぽいのもデザインの一部。好きで植えたものです。

 

3月末現在の上↑の画像の場所は、芽吹きが始まったばかり。スッカスカですから、今の内にちょこっとだけ生えている雑草の芽を処分しておきます。3ヶ月もするとここまで茂り、もしも雑草の残りがあったとしても、伸びていく空間がほとんどないので、全く目立たなくなります。

今年は若干植栽を変えていますので、また違った眺めになるはずです。楽しみだなぁ。

 

 

寒くない冬。庭のパトロールを。

今日は大寒ですが寒くないですねぇ。

今冬は雪も降りませんし。全く雪のない冬は、越してきてから初めてかもしれません。こんなに暖かいと、もう降らないんじゃないだろうか?降ると困るくせに、降らないと寂しいような、複雑な気持ちです。

私がそう感じる位だから、敏感な植物ならもっと変だと感じているはず。ある程度の寒さに当たってから春を感じて咲くという種もいますから、影響が心配です。害虫の活動や、スギとかヒノキの花粉の飛散も早そうで諸々心配です。

でも見方を変えると、外に出やすいということ。折角ですからお庭のパトロールをなさっては如何でしょう。

葉っぱがない冬は、害虫の卵や蛹などが見つけやすい時期です。カイガラムシも目視できますので、手で取るなりマシン油を散布することが出来ます。

触れると電気が走ったように痛くて延々痒いイラガ。庭でよく見る害虫です。〇で囲ったところに蛹がついてます。このようなものを見つけたら取りましょう。蛹は触っても大丈夫です。木だけでなく塀や家の壁などにもつく時があります。

 

次は地表面。鳥が落としていった木の種が芽吹いていないかチェックして下さい。そして見覚えのない芽があったら一刻も早く処分です。

些細なことですが、やるのとやらないのとでは大違い。これらは、春になって色々な葉が芽吹くとわからなくなり、後々厄介です。虫1匹が何百と増え、ひとり生え(実生)の木がアッという間に大きくなり抜けなくなるのです。

私も年末にパトロールをして、カイガラムシを見つけました。一昨年から発生していて、またしてもです。普段農薬は使わない主義ですが、手で取れる範囲を超えていたので致し方なくマシン油を散布しました。

カイガラムシは厄介な虫の代表。困り果ててます。何とか根絶を目指します。

 

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外仕事を終えて、柚子茶でほっと一息。

 

柚子茶は耐熱性のグラスでいただくと、綺麗な色も楽しめていいですね。まさにビタミンカラー。

 

年末に貰った柚子の残りで作った柚子ジャム、小さな瓶2つ分出来ました。

これをお湯で溶くと柚子茶になります。

 

 

柚子茶は、美味しい上に、風邪や喉の痛み、疲れなどに効き目があります。

爽やかな香りはリラックス効果もあって、PCでコチコチと事務作業をしている時なんかにいただくといい気分転換になります。

 

 

お庭もお正月迎えの準備。冬季メンテナンスへ

今年作庭した(株)仁々木様 の前庭のメンテナンスに行って参りました。

社員様による日々のお手入れ(お水遣りやお掃除)は欠かさずされていますが、更に良くなるようにと、年2回、ディアガーデンがメンテナンスをさせてもらうことになりました。

この時期のメンテナンスは、

  • 落葉樹の剪定や宿根草の冬支度
  • 植物の養生と植物がなくなった余白を美しく見せるための処理
  • お正月を清々しくお迎えになられるようにすっきりとお掃除

・・・と、やることが色々あります。

メンテナンスするのは、京都市の祇園本店と滋賀の守山市にある近江工房店の2店舗。場所や大きさは違えども、どちらも和の風情と季節感を大切にした庭となっています。

作庭記はコチラ→新しく作った祇園本店、既存のものを使ってリフォームした近江工房店

 

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まずは守山工房店のメンテナンス。

11月末に行いました。ビフォーアフターをご覧ください。

 

山野草やグラス類を中心に植えた花壇。半年で随分と成長しました。春は花、夏は青葉、そして今、秋の紅葉と穂を楽しむグラス類が見頃です。

 

この時は紅葉の真っ盛り。暖冬の影響か?秋の草花が例年ならもう枯れかかっているところ、一部ススキはまだ穂を出したばかりで、野イチゴは花を咲かせており実も生っています。フジバカマがたくさん咲いているし、ギボウシの葉も何故かまだ青い!ディアガーデンの庭もそうだけど、いつもより季節の進みが遅いようです。

モミジは大きくする予定なので切れないけれど、それでも色々やることが。

暴れてる柳など低木を剪定し、大きくなりすぎる傾向のグラスは株を小さくし、枯れた宿根草の葉や雑草を取り、蔓延った伊吹ジャコウソウを切り詰め、砂利を洗い、マルチングを追加・・・と結構手をいれました。

最後に花壇の周りをきれいにお掃除して、お水をやって終了。12月中に様子を見てもう少しだけ手を入れるかな、って考えています。

 

さっぱりした、かな?

晩秋の風情漂う前庭。

 

 

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次は祇園本店。

こちらは小さな花壇ですが店舗ということもあって、出来上がり直ぐ見栄えするようにというご希望で、初めから敢えて多めに植えておりました。ですからメンテナンスは間引いていく作業になります。

普段お手入れをして下さっているお店の方は、折角大きく生き生きと茂った植物を切るなんて、可哀そうだし勿体ないって、なかなか手を出せないでおられます。が、このまま来年春を迎えるとボーボーに茂ってしまいます。

で、心を鬼にして?いや、結構あっさり切っちゃいます。

 

お手入れ前の画像。こちらは常緑の植物が中心です。溢れんばかりの緑、緑、緑。立派になったなぁ。

 

「えーそんなに切っちゃっていいんですかぁ?」

「いいんですよ~^^」チョッキン!チョッキン!まだ切れるけど、こんなモンにしとこうかな。

 

苔や石が見えるまでに切り詰めてスッキリ

 

お手入れ前。真ん中に水道のメーターボックスがあって竹の蓋で隠しています。その蓋が見ないくらいツワブキの葉っぱが茂りました。ヤブコウジの赤い実も埋もれてる。

 

近くで見ると、ヤブコウジの赤い実が良く見えるようになりました。来春成長するための余白も確保。また来年梅雨前あたりにメンテに入る予定。

 

小さな花壇ですが、庭のように見えるようにするには、余白も大事かなと思います。

ツワブキの花茎が上がって蕾がたくさんついてました。株元にもこれから立ち上がりそうな花芽がいっぱい。ツワブキは本来なら11月中頃から咲くものなのに、まだこれからです。今年植えつけたばかりということもあるかもしれませんが、やっぱり遅いです。コバノズイナも紅葉してないし、どうなってんだ?

でも、黄色い花が咲いたら、また違った眺めになるだろうなって楽しみです。