パリの蚤の市へ

本日はディアガーデンから1kmほど離れた旧市街地へ。目的はco-minkaで開催中の「パリの蚤の市vol.4」です。

フランスの風を感じたくて、初日に合わせて訪ねました。

 

「co-minca」にてアンティークショップ、フラワーショップ、スイーツショップの3店舗で「小さなパリの蚤の市vol.4」が開催中。18日(月)迄です。

 

こちらのお店は駐車場がありません。でもすぐそこだし晴れていたので散歩がてらテクテク。開店時間を10分ほど過ぎたころに店内に入ると、なんと、もう沢山のお客で賑わっていました。

こういう催しって早いモノ勝ちだもんね。

 

antiquenaraさんのディスプレイ。フランスのもの、日本のもの、色々あるみたい。何に使おうが想像しながら見て回ります。

 

アンティークショップや骨董店には、具体的に何かを探して行くときと、ただ出会いを求めて行くときの2パターンがあります。

今回は特に探しているものはなかったので、どんなものが置いてあるのかなと軽い気持ちで見ていたのです。

店内を2周して殆どは食器関係と把握。でも、布やフレーム、鏡、花器など、インテリア関係も置いてあります。antiquenaraさん曰く、買い付けに半年近くかけられたとか。コロナ禍で海外とのやり取りは大変なご苦労もあったかと思います。

途中アンティークフレームに目が留まりましたが日本製でした。予算もあるし、折角の機会なのでフランス製のものをと思い直し眺めていると、好物のピューターの器を発見しました。

私、何故だかピューター(錫)製品に目がないの。経年変化で変わる色合い、加工がしやすいのでお洒落なフォルムのものが多いし、金属だけれど人の手のぬくもりを感じるというか、そういうところが好きなのです。

そういえば以前のブログで、錫の盃洗ちろりをご紹介しましたよね。

 

戦利品を持ち帰って。紙袋にもちょこっとParis。

 

1900年代初めのものらしい。歪みもないし状態はいい。シンプル過ぎず、されどゴテゴテもしてなくて、ちょっと和っぽい雰囲気もあって、うちに飾っても馴染むかなと思いました。

テーブルのセンターピースとして花を生けたりスイーツを盛ったりしても良さそう。(あまり持っていませんが)アクセサリーを入れても映えそうだし、何も入れずそのままチェストの上に飾ってもいいかも。色々と想像が膨らみます。

 

フランスのピューターの器をゲット。ひとまず庭の花を生けてみました。白山吹と菫です。

 

ようやく経済が動き出したこの頃、以前のように骨董市も開かれるかもしれません。

楽しみだな。

サンプル

ディアガーデンの庭づくりでは、ある程度プランが固まり、使う材料が絞れると、次はサンプルを取寄せカラーや質感を実際に見て頂いています。

植物は画像や実際の大きさなどを提示したり、私共の庭に植わっているものなら実際に見ていだくとか、石材はその欠片を持っていくとか、なるだけお客様に材料の情報を伝えようと心掛けています。木は最終的に畑で一緒に選んでいただくことも可能です。

とにかく、植物名やカタログの品番だけで漠然と進めないようにしようと思っています。

メーカーさんもどうやらサンプルを大切に思ってらして、ブック型になっていたり、それがまるで一つの商品のように丁寧に作られているものも。商社さんに頼めばすぐ送ってくれるのも有難いです。

それで商材のサンプルを取寄せてみて、私自身いつも思うのですが、庭に置いてみるとカタログの色と違って見えることが割と多い。質感は言わずもがなです。

小さいモノだけけれど、建物の外装や内装に当てて見比べることが出来ますし、雨を想定して濡らした時どう変わるかも見て頂けるので、お客様の安心感や納得感が上がるように思います。

 

5月に施工するお庭で使う材料サンプル。レンガやデッキの床板の見本、化粧砂利いろいろ。こうして見ると分かりやすいでしょ?

 

サンプルを見ても、すぐに決められないのは当然のことですから、しばらくお客様にお預けしています。

あれこれ悩むのも庭作りの醍醐味ですよね。

 

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実は、私もいま、サンプルを眺めながら悩んでいる最中なんです。

以前ブログでちょこっと書きましたが、事務所のインテリアを改造します。といっても大袈裟なものではなく、レイアウトや家具を変えるだけなのですが、印象や使い勝手がだいぶ変わりそうです。

 

家具をリフォームするのでサンプルを取寄せ、内装やオフィスチェア・インテリアグッズに合わせて検討中です。もともと内装はグレーだし好きな色なので、色々なグレーを集めてみたものの、どれも良くて迷う~。

 

PC作業中の姿勢が悪いために、持病の腰痛が悪化し始めたので、この際、デスクやチェアも適切なものに変えます。

というのも最近になって気づいたのですが、私、座っているとき、ずーっと反り腰になっていたのです。

立っているときに反り腰気味なのは薄々気づいていたのだけれど、まさか座っているときもそうだったとは!いや、むしろ反り腰で座っていたから定着してしまったのではなかろうか?!これって盲点でした。意外と多くの方が当てはまるのかもしれません。

年を重ねると、普段の姿勢や動きが大事だなって、つくづく思います。

若いときは筋力で対処できていたからか、多少変な姿勢でも痛みは出ませんし、見た目もそうおかしくないもの。それで気づかぬうち嫌な癖がついてしまい、身体が歪んでしまうのですね。歪むと当然どこかに負担がかかって痛みが出ます。

痛みが出てやっと気づいた私。今更だけど直したくて、出来ることから変えていきます。

 

 

春メク

すっかり春めいてきました。

本日は春分の日。祝日法によると「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日らしいです。

へぇーと思いつつ庭に出ると、あちらこちらにウブな緑が目に入ります。

枝先に止まった小鳥たちは盛んに囀っていたかと思うと、ある二羽はまるで追いかけっこをするかのように生垣の中を駆け回っています。茂みの中をよくもあんなスピードで飛び回れるものだと感心して見ていました。

厳しい冬を乗り越え、生きてまた春を迎えられたことが嬉しい・・・生き物たちはそんな喜びを全身で表しているかのよう。

本当に愛おしいです。

 

テラスにて。良い香りがするなと思ったら、ずーーーっと蕾だった沈丁花がついに咲いていました。春の初め、象徴的な香りです。

 

さて春と言えば、就職や進学で新生活をスタートされる方も多いのでは?

新しい環境に新しいモノ、いいなぁ。

実際そうなると大変なことは想像出来ますが、私には新生活という響きが羨ましくて仕方がありません。

長年そういう状況にいないため、暮らしがすっかりマンネリ化しているのです。身体に合わない不便ささえも変に慣れてしまっていて、だからいつまでたっても治らないのですね。

そこでリニューアルを企画。手直なところで事務所のインテリアを変えてみようと思い立ちました。家具から配置からガラリと変える大がかりなものを考えています。

思いつきのようですが、これはafterコロナを見据えての投資にもなりそう。時間がかかる環境整備を少しづつやっていきたい。

 

バラの鉢でコガネムシ除けに植えている黄水仙が咲いて。事務所の窓辺に飾るとそこだけ陽だまりのような明るさです。

 

事務所は本当に小さな空間なので、いまのレイアウトしかないと思い込んでいるフシがありましたが、変えようと思った途端、色々なアイデアが浮かんできます。

いらしたお客様にも特別な時間を過ごしていただけるよう工夫をしようと思います。

(考えるだけで終わらないようにブログに書いてみました)

 

 

パンデミックで変わった住まい方

パンデミックが人々の暮らしを変化させて3年目に突入。

この間、我が家では夫のリモートワークがすっかり定着しました。初めは何の心の準備もないまま進むので戸惑うことも多かったです。だってこんな暮らしは彼が定年退職した後に訪れるものと思っていましたから。

それでも幸いだったのは、夫婦それぞれに完全個室のワークスペースがあったことでした。お互いのプライバシーが守られたことで波風立てず過ごせていると思っています。

 

私のワークスペース(=ディアガーデンの事務所)です。少し前は正月花を飾っていましたが、今はユーカリのドライスワッグやリースが飾ってあります。しょっちゅうお花やディスプレイを変えることで在宅ワークのマンネリを解消。

 

振り返れば15年前に家を建てたとき、夫の書斎と言う名目で作ったお籠り部屋が、まさか本当に書斎になるとは!思いもよりません(笑)

そういえばもう一つ。以前は犬を飼っていたので、玄関は収納を多めにして手洗い場を設けていたのですが、それが今、室内にコロナ菌を持ち込まないために大いに役立っています。

本当に何が功を奏すか分かりません。パンデミック後、住まい方が変わったとつくづく実感します。

 

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一方変わらないのは庭との距離感。庭はパンデミック前からずっと私を慰め楽しませてくれる存在です。

この家の設計は庭と建物が同時進行でした。窓は庭と繋がるように、そして出来るだけ嫌なものをみないように配置したつもりです。

家の設計って外部をどう取り入れるかで暮らしが全然違ってきます。一体どのくらいの方が気づいているでしょう。家の中だけで完結するのってちょっともったいない。豊かなものは外にあります。

遠くに見える山、季節ごとに変わる光の色や風の香り、雨音、鳥の囀り・・・それら外にあってしかも無償で手に入るものばかり。都市や住宅地で自然の恩恵が受けられない、見るものがないならば、なおさら庭に頼るべき。庭は光や風を身近に引き寄せ、暮らしに新たな楽しみを与えてくれます。

 

冬枯れの庭で。餌の少ない野鳥のために自作のバードフィーダーをテラスのイロハモミジの枝先に吊るしています。庭木の枝をザックリと束ねて厚みのあるリースを作りお皿をセット。お皿は意外としっかり固定出来ていて鳥の巣のような雰囲気です。毎日果物を置いて部屋の中から時々観察して楽しんでいます。

 

人工的に作った庭でも、そこには常に命があります。そしてデジタルな情報とは違う、私達のDNAに直接訴える情報が絶えず発信されているのですね。それによって人は癒されるのだと思います。

パンデミック後、日常のデジタル化が一気に進み、人との交流や外出を制限されたことによる閉塞感から、身近に自然を求める方が増えたと聞きます。一時もてはやされた田舎への移住はインフラやら考えるとやはり現実的ではありませんしね。

昨年からディアガーデンでは、おうち時間の充実を求めて庭作りを依頼される方が増えました。

これまでのお客様は時間に余裕がある熟年層中心でしたが、若い層が増えたことも嬉しい変化です。ディアガーデンの前を通りかかって前庭を気に入って下さった方が、ウェブサイトを見てご依頼、というパターンが多いです。

そんな前庭の植物たちも立春を前に、そろそろ動き始めてる様子。

昨年の終わりにいくつか配置替えや入れ替えをしたので、すこーしだけ眺めが変わります。樹々の剪定もし、新たな気持ちでまたお手入れを始めます。

 

春の前庭。

 

初夏の前庭

 

春になったら見にいらしてください。

道路に面したオープンな庭なので通りすがりでもよく見えます。

 

 

冬も極まる

1年でいちばん寒い季節「大寒」が今年もやってきました。
二十四節気では冬の最後になり、大寒の最終日は季節の変わり目で節分となります。

それにして今冬は雪の日の多いこと!

この頃は毎日降っていて、出掛ける際にはちょっとした気合が要ります。

 

夜明けの庭景色。モノトーンの空に薄っすらと日が昇ってきた瞬間を撮影。雪の静けさとこの空の微妙な色合いがとても好き。

 

そこらじゅう雪だらけなので、当然庭仕事もお休みです。

冬枯れの庭に雪が積もる様を、暖かい部屋から眺めるのが、この季節の醍醐味なのです。

この完璧なモノトーンのバランスを崩したくないから、ビオラやストックなどを植えたりして無理に色を添える気にはなりません。椿が控えめに咲いてくれれば、小さな赤い実に雪がのってくれれば、それだけで十分です。

だってそれが日本の冬だもの。

 

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部屋は暖房器具で暖かいけれど、暖かさは肌だけでなく五感でも感じたいもの。

火が見えれば目にも暖かく感じますね。

我が家には暖炉がないのでキャンドルで代用してあちこちで灯します。

画像は事務所の灯りです↓

 

事務所のカウンターにもひとつ。

 

小さな灯りはどこにでも置けます。窓辺に置いて眺めたり、PC脇まで引き寄せたら凄く暖かい。手あぶりとして使えます。

 

他にも本棚や部屋の片隅に、ランタンや暖色系照明を置いて。

事務所のあちこちに小さな灯りがいて、So Cozy・・・

外は雪。昼間でもほの暗いからこそ、暖かな灯りが映えて、これも冬の醍醐味ですね。

 

静と動

暑中お見舞い申し上げます。

酷暑の折からくれぐれもお身体を大切にお過ごしください。

さて、こんな時期に木を植えるなんてことオススメしませんし、滅多に請けないのですが、諸事情によりやらねばならぬこともあります。

というわけで、毎日現場でいい汗かいています。

いま、取り組んでいる工事現場を建物の2階から撮影してみました。見比べてみるとだいぶ整備されてきたのが分かります。

 

今月初旬に撮ったあちこち掘り返し中の現場画像。トラックや重機がひしめいて。花壇もまだ出来ておらず植える場所は限られていました。

19日。だいぶスッキリと見えるのは、アスファルト舗装前で軽く均されたから。道路工事も進んでいます。これから作る花壇枠のアウトラインを書いたので(赤線部分)上からバランスチェックしたときの画像です。

 

現場では作業服に長靴か地下足袋姿。日焼け止めクリームやファンデーションは汗で流れ、代わりに土埃にまみれて、もうきっと性別は不明です。

色々な配置や高さ、立ちを見るために、職人さんと離れてずっと見てるか小走りをしているか、私の中で工事は「動」の仕事です。

その「動」の合間に、花生けの仕事や製図、お客様との打ち合わせなどが入り、そちらは「静」の仕事です。

植物という材料で何かを作り出すのは同じなのですが、それぞれ全く異なる雰囲気なのがこの仕事の面白さ、奥深さを感じるところです。

 

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現場から帰宅したら、汚れた服のままディスプレイガーデンの水遣りをします。

水遣りをしながら、雑草を抜いたり、盛りを過ぎた花の切り戻しや掃除をします。もう日が落ちかけている時間帯なので葉水もたっぷり。そしてついでに手袋や長靴についた泥を洗い流して庭に干す・・・ここまでで20分くらいかな。

ディスプレイガーデンの植物はどれもよく根付いているし、乾燥に強い品種を選んで植えていることもあり、夏場でも忙しいときは一日1回の水遣りでも大丈夫。何だったら数日飛ばしてもいけそうな感じです。ただしその1回はたっぷりと遣るし、それぞれの様子を察しながら要所を押えてやっているつもりです。

例年7月中旬には済ませているアジサイの剪定も忘れず。

(剪定方法についてはコチラをご参照下さい→アジサイの剪定とアレンジメント

今年もたくさん花が咲いたので部屋のあちこちに飾りました。

 

剪定した花を寝室の寛ぎスペースに飾りました。茎が短いとどうしてもこじんまりとしたアレンジになってしまいますので、丈のあるフラワーベースに挿して変化を楽しんでいます。

 

インテリアの模様替えもちょこちょこと。

事務所で見飽きた姿見。ある日ひらめいて測ると、キッチンの小窓とほとんど同じ大きさでした。

そこで鏡を窓に見立てて、その小窓に並べて飾ってみると、これがシンデレラフィットというものかしら???

窓に見えるような。

 

キッチンの換気のために設けた小窓(右)の大きさとほぼ同じだった鏡を窓に見立ててかけてみました。

 

見る角度によってはテラスの生垣の緑が写っていい感じ。

 

こういうしょうもない模様替えも時々やるとなんか新鮮~。

 

 

身近で観光を

今朝は少しばかり雪が積もりました。

春のような陽気が続いた後のいきなりの雪。三寒四温のこの頃は体調管理が難しいですね。

 

テラスに置いた鉢植えの雪越しに見るリビング

 

リセットされた現在のディスプレイガーデンは、潔い黒土と木々のシルエットを愛でるばかり。キーンと冷えた空色に黒や様々なグレーのグラデーション。静けさの中に例えようもないくらいのエネルギーを感じます。

そんな冬らしい落ち着いた眺めを時々、それも唐突に明るくしてくれるのが雪です。

たくさん積もると生活に大打撃。でも積もっても10cmくらいだと、すぐ溶けるし、何とか許容範囲です。そんな上手く降る訳ないけれど、今朝の積雪は大体10cmでした。

部屋とひと続きになった庭ならば、その雰囲気が部屋のインテリアにまで影響を及ぼして、これまた新鮮です。変わり映えしないリビングでも光が変わるとハッとすることがあります。

光を観ると書いて観光ですから、緊急事態宣言下の今は、家のウチソト、身近な観光でもいかがでしょう?

配置や家具は同じでもお花やクッションの飾り方を変えたりして、すこーし見栄えを整えて自分をおもてなししています。

 

雪の照り返しか?いつもより白っぽい光に包まれたソファーコーナー。クッションチョップがポイントです。

 

リビングのソファのクッションは、使ったら軽くたたいて形を整えて置き直すのが常ですが、この頃はそれを海外のSNSでよく見る「クッションチョップ」に。

クッションの上部の真ん中に空手チョップして両側のコーナーをピンと立てるやり方。クッションをふっくらと見せる技なんだって。名前の由来が本当に空手チョップから来ているそうで笑えます。

動物が耳を立てたような形になり、たしかにただ膨らませて置くだけよりも、アクセント効果があります。

お試しあれ~。

 

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さて、今朝は仕事前にハーブティーをたっぷり淹れました。

 

先日プレゼントしてもらったJACINTHE & Cie のハーブティNo65 Contre le pollenをたっぷり用意。毛糸のカバーは冬の定番です。

 

事務所は暖房も効いているけれど、更に湯たんぽを膝にのせて。

BGMはSpotifyのプレイリスト「Song to Sing In The Shower」。いま丁度、懐かしの海外ドラマ「フレンズ」の主題歌がかかっています。これ好きだったなぁ。

ってな感じで、テンションを高めつつ。

今日もお仕事頑張ります。

 

 

今年の抱負とお正月の室礼-2021

ディアガーデンは本日から仕事始めです。

植物と一緒に生きてきて、これまでは庭作りが主で、それは変わらないのですが、今年はより幅をもたせ、色々な場面でお役に立てるように頑張ります。

 

事務所前の花。庭のトクサや椿・千両を活けました。松だけは買ったものです。

 

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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休暇中、外に出たのは2日に夫の実家へ年始の挨拶へ伺ったときだけ。雪も止んだし、どちらも感染拡大地域ではなく年配者もいない。Door to doorの車移動です。

滞在は半日と、とっても短い時間でしたが、それでも久しぶりに会えて、健康を喜び、楽しいひと時を過ごしました。いや、本当にいい時間で・・・心がほっこりしました。会うことがこんなに貴重に思えるなんて。

初詣も未だ行けず、例年とは全く違うものになった2021年のお正月。

家にずっといて、その雰囲気はお料理と室礼で感じることが多かったように思います。そう、今年ほど室礼の有難みを感じる年はありません。

 

年末、玄関は特に念入りに掃除します。そしてしめ飾り。今年は鶴のわら細工です。九州地方に多い飾りだとか。長寿や目出度さの象徴、飛翔する鶴にあやかりたい。

 

お正月の室礼は歳神様を迎えもてなすためのもの。植物や配色で目出度さを表し一年間の無事と繁栄の祈りを込めます。

年はじめのこの目出度さは、きりっとしためりはりのある色調で見る側も身が引き締まる思いがします。

松の緑。奉書の白、水引の赤や金銀と、神さびた趣ながら華やかさもひとしおです。

 

稲わらで作った鶴に紅白の水引と若松で色を添えてみました。私には鶴が鳳凰のように見えます。

 

お正月の室礼は、しめ飾り、鏡餅、水や火を使う場所に小さな鏡餅もと、やることは細々とありますけれど、それらを供えることで、昨年の「気」を一掃し、新たに喜びやお祝いの「気」を満たすことになるそうです。

たとえ「気」は見えなくとも、供える前には必ず場を清めますので、やった者としてはスッキリとした改まった気持ちになります。

 

玄関には庭の万両を鉢上げして、干支の置き物を添えました。

 

床の間がない我が家では、室礼はほぼ玄関先に集約しています。

入ればまず下駄箱の上にお花と干支の置き物。そして餅花があります。

今年は厳密に言うと花ではありません。万両の鉢植えです。万両はその響きから縁起がよいと言われる低木。他に千両、百両、十両、一両など呼ばれる低木があり、どれも万年緑で赤い実がなるところが共通しています。

自生植物で雨さえ当たれば世話いらず、とても育てやすいのでおすすめ。ディスプレイガーデンには万両、千両、十両があり、こうして室礼にも利用しています。

鉢は実は手あぶり火鉢ですが、干支の置き物と色を合わせたくて使いました。

この金茶の丑は、香老舗「薫玉堂」さんのもの。愛嬌のある丑さん、俵をしょって縁起がよくとても気に入っています。お腹のところが匂い袋になっていて、老山白檀・丁子などの甘い香りがほのかに広がります。子の飾りも薫玉堂さんだったのですが、1年間飾って大晦日に入れ替える時も未だしっかり香っていました。天然の香りってこんなに長持ちするのかと驚いています。

お香はいまや日々の暮らしに欠かせないものとなりました。

今年も少しづづ学びを深め、たくさん楽しもうと思います。

 

玄関ホールに飾った餅花。本来は豊作を願う農家の正月飾りですが、近年その形を借りて招福の祈りを込めて飾るようになりました。かわいいので雛祭りまでこのまま。

 

鏡餅に添えたのは正月木の松とゆずり葉。木花包みという折形に包んでみました。このシンプルさが清々しくて。

 

テーブル装花には南天「難を転じて福となす」をどっさり。同色の飾りを足して華やかに。

 

華やかなのに辺りはしんとしているような、そんなお正月風景を楽しめるのも松の内まで。

私は7日にほとんど片付けてしまいます。

 

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話は最初に戻ります。

今年は庭作りと共に、こういった室礼や花生けのお仕事も少しづづ手掛けられるよう頑張りたいです。

室礼も花生けも、私にとっては植物を扱っている延長線上にあるもの。暮らしの中で自然にやっていることで、仕事にしようとして学んだつもりはありません。

花生けに関しては30年程になりますか、季節に移ろう自然を追いかけて楽しいから続けていたもの。室礼は植物と暮らしとの関係を考える過程で出会い、伝統的な日本文化と年中行事の合わさりに感動して、学びたい気持ちが止まらないだけでした。

この楽しいだけ事柄が仕事となると、また違ってくるのでしょうが、それはまだ新たな学びになるに違いありません。

 

 

 

イルミネーション ディアガーデンの場合

陽が落ちて空がブルーとピンクに染まるころ、今頃ですと17時くらいでしょうか。

事務所の窓辺に飾ったイルミネーション照明はその頃に点灯するよう設定してます。

ずっと中にいると目が慣れてそんなに暗くも感じず、うっかり時間を忘れている時も、照明が付くともう夕暮れ時だと気づかされます。そして、雫のようなかわいい灯り方とその向こうに見える空のグラデーションに見とれています。

 

窓辺にヒンメリとワイヤータイプのLED照明。2.7m50球のものを今年はふんわり垂らすようにしました。この時分は空の色が本当にきれいですね。

 

11月の終わりに行ったクリスマスイベントに合わせて、こんな風なLED照明をあちこちに仕込み、タイマーをセットし自動で一斉に点灯するようにしています。

テーブル照明やスタンド照明は自分で点けて。

1日の終わり、心がほぐれる瞬間です。

 

窓辺は道行く人にも楽しんでもらえるよう23時ごろまで灯しています。前庭には他にも照明がふたつあります。

 

イルミネーション照明は、植物に添わせるのではなく構造物に添わせるのがディアガーデン流。

植物に直につける場合、いくら気を付けていても、表面や水を通す導管を傷つけてしまいそうで。風の影響でこすれ、傷がつくかもしれません。

個人邸の場合、そんなリスクまで負ってイルミネーションをすることもないと思うのです。

また、折角飾るのなら、自分だけ楽しむのではなく通りにも暖かな光を零してみませんか。北欧の街のように、通りを歩いているだけで楽しい気持ちになれたら素敵です。

 

小さなクリスマスツリーにもイルミネーション。小さな灯り、可愛いです。

 

今日はクリスマスイブ。

クリスマスはウチで静かに家族とクリスマスディナーの予定です。テーブルコーデをクリスマス風にして、普段の夜ご飯とはちょっと違う雰囲気を味わいます。

コロナ禍だから、という訳ではなくて毎年そんな感じです。

 

 

近況諸々

withコロナでの暮らし。不本意ながらも、だいぶ慣れてきました。

夏に比べるとマスク生活もかなりラクになりましたね~。いかがお過ごしでしょうか。

私は、今のところ、マスクのデザインにこだわりはなくて、でも今冬は遊んでみようかしら?お洒落なものが出回っていて、目移りしています。

ガーデンデザイナーだけど・・・フラワープリントやボタニカル柄は絶対にないな。ふんわりとした可愛い系が全く似合わない見た目なので、たぶんシンプル&クール系になりそう。

さて、長らくブログの更新が滞っておりまして。今日は近況を諸々。

 

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新しい庭作りのお打合せが始まりました。

まだどうなるかわかりませんが、現場に通って色々と検証しているところです。

外構と庭、トータルで考えていきます。

お客様にとっては終の住処となる場所。使い勝手よく暮らしに彩りを添えられるように・・・頑張りたいです。

 

元々前栽にあった景石や沓脱石も生かす予定です。

 

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先日、京都の地下鉄の駅構内で、クリスマスツリーを見ました。いくら何でも早すぎませんか?と戸惑いましたが、季節は冬に向かって進んでいるんですね。今年もあと2ヶ月半かと思うと何気に焦ります。

事務所のインテリアの冬支度、ゆるりとはじめました。

まずは、打合せスペースの椅子をリフォーム。久しぶりに座面を張り替えました。

 

愛用のヴィンテージの椅子の座面を張り替えました。スタッカーで留めるだけなので簡単。

 

WOOL100%の北欧っぽい?柄にチェンジ。スポンジも新しくしたのでフカフカです。

 

次に外からも見える窓辺を。

春夏はプランツハンガーでグリーンを飾っていたのですが、ヒンメリに変えました。

 

昨年作ったものを大事に保管していました。本来は長持ちさせるものではない、と作り方を教わった先生がおっしゃってましたが、1年限りではどうも勿体なくて・・・。

 

北欧の国フィンランドでは、太陽と豊穣のシンボルである麦藁を使ってつくる幸運のモビールとして、冬の時期以外にも日頃から食卓やゆりかごの上などに吊るし、幸福を願うためにも飾られるそう。

日本ではクリスマスの印象があるので、ツリーほどではないにしろ、ちょっと気が早いように思うけれど、長く楽しみたいので飾ることにしました。

羽毛のブランケットも出して、ほっこりしながらお仕事してます(^^*