近況、諸々。

この頃の私は、図面描き & 見積書の数字と格闘 & 打合せ に明け暮れて、何だかゼイゼイ言っています。

気が付くと息をしていなくて胸の奥が詰まっている感じがします。こういう時に私は歯を食いしばる癖もあって、かかりつけの歯科医さんに「可哀そうなくらい奥歯に負担がかかっていますよ」と注意されました。(歯を見ただけで分かるんだぁって変に感心してしまいましたが、そういう場合ではないのです、はい。気を付けないと)

忙しいって心を亡くすって書きますけれど、周りが見えなくなってちょっとした配慮すらも出来なくなって、自分中心な考え方になりがち。それで失敗して自己嫌悪。落ち込んで・・・と負のループに陥っています。

こんな時は、もちろん反省と悔い改めることが一番なんですけれど、冷静になるために少しでもいいから心静かになる時間を持つようにします。

いまなら朝起きて朝食の準備を始めるまでの小一時間がそのときです。

庭に出て、朝日を浴びてまずは数回深呼吸。体の中の悪いものを出して、夜の間に木々の作ってくれた新鮮な空気を取り入れる感じでね。

そして一回りして植物と話します。水遣りをしながらだったり、白湯を飲みながらだったり、草引きをしながらだったり、色々ですが。

今週にはいり、アジサイ「アナベル」が見頃になりました。

清らかな白に心が洗われるようです。

 

ディアガーデンのテラスでちょうど朝日が差し込み始めた時間に撮りました。ここでパジャマのまま瞑想をすることも。プライバシーが保たれている場所だから気兼ねなく出来ます。

 

赤いアジサイ「クレナイ」が色づいて。

 

前庭の青いアジサイはまだ緑がかって、いまひとつ。

変わりにアスチルベが見頃です。

 

サーモンピンクのアスチルベとグラス「メリカ シリアタ(キリアタ)の穂がフワフワな前庭です。

 

小さなディスプレイガーデンですが、春から代わる代わる何かが咲いて、それを見るたび心がほわんとします。植物を触るときは、ちゃんと息をして歯も食いしばらずにいられてる。

それがいいみたいです。

心を鎮めることが出来て、取り返せないものに執着しないと諦めもついて、これを教訓として前よかちょっとはマシな自分になれそうな。

そういえば、忙しいときほど、意識して周りに優しくするという人がいましたっけ。変な態度を取ったら後で自分が苦しむことを分かっているので、自分を守るためにもそうするそうです。うんうん、分かるなぁ、私も今度からそうしよう。

 

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さて、落ち込んだ自分を抱えつつも、時間は進んでいきます。

今、作ろうとしているお庭はアジサイをたくさん植える予定です。お客様が少しずつ増やした株が大小合わせて50ほどもあるんです。

アジサイのために柔らかな木蔭を作ります。

 

色々な種類のアジサイが50株以上もあります。上手く配置したいです。

 

時間が出来ると、これまでお世話になったお客様のお庭に出掛けて行きます。そして成長した植物に会って、そこでお話をしてもらって癒されてもいます。

全然違う話を聞いたりすると本当に楽しくて、笑っちゃう。

有難いなぁ。

 

完成したお庭の撮影に伺いました。お庭を見ながらお茶をいただいて。有難いです。最高です。

 

 

雨上がりの庭で-蓑虫とバラと

今朝は久しぶりに晴れました。

気持ち良く起きて、早くから前庭の掃除をしたり、バルコニーで重たげに咲いているバラを摘んで部屋に飾ったり。

朝食と家事を済ませ、仕事に取り掛かる前にテラスでお茶でもしようと軽い気持ちで出てみたら、雨降りの日には見えないものがクッキリと見えました。

虫たちです。

テラスの生垣にスギドクガが付くのは毎年のことなので、彼らにはそんなに驚きません。アシナガバチが捕食してくれるし「そのうち捕ればいいや」位な気持ちです。問題は庭の一番奥の目立たない場所で揺れてる蓑虫でした。

それが・・・虫を怖くも何とも思わない私が思わず「ヒッ・・・(゚∀゚)」って、固まってしまうほどの量でした。

大量繁殖していたのは敷地の東の端。朝日がサンサン、日中は涼しくて、お隣さんの物置がさりげなく雨風をしのいでくれるような場所です。手前にモミジを植えているので、私の目が届きにくい場所でもありました。

 

レイランドヒノキの生垣。クリスマスのオーナメントか?!ってツッコミ入れる程、蓑虫がビッシリ。ちょっとしたコロニー状態です。この面は、いつも見ているテラス側ではなくお隣さん側から見える面なので、ここまで育つまで全く気づきませんでした。

 

手遅れ感は否めませんが、いま取らないとまた産卵され更に増えてしまいます。というわけで、仕事前の優雅なティータイムのはずが、急遽、虫捕りをすることに。

庭を持つって、こういうことよね(苦笑)

蓑虫は動きが鈍く毒虫でもありません。蓑があるので農薬が効きにくい代わりに、手で楽々捕れます。小一時間で見えているものは全て捕りました。2、3百匹はあったかしら。エグいので撮影はなしね。

ディスプレイガーデンで時々大発生する蓑虫。またしばらく攻防が続きそうです。向こうは繁殖するのに命を燃やしているので、勝てるはずもないのだけれど、庭の植物に悪影響が出ないよう折り合いをつけていくしかないですね。

皆様も雨上がりの庭で害虫がいないか点検してみてください。

そして貴重な梅雨の晴れ間にしっかり対処しておきましょうね。

 

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最後に。

私が手塩にかけた和バラ「葵」の一番花をご覧ください。

房咲きなので、茎を数本まとめるだけで、華やかなブーケになります。

 

和バラ「葵」。地元滋賀県の育種家国枝啓司氏作のバラです。

 

「あおい」は香りが少ない分、花持ちが非常に良い品種です。咲き始めは小豆色を帯びていて、しだいにピンクになり、咲き終わりは紫色っぽく変化します。どの時期もとてもとても美しいバラです。

 

香りがよい「シャンテ・ロゼ・ミサト」も育ててるのですが、こちらは飾っても数日で散ってしまいます。

散ってなお美しい花びらは十分芳しく捨てるに忍びません。そっと集めて小さな器に盛り置いておくと、ルームフレグランスばりに香ってくれます。

 

バラは花びらが香るので、散ってしまってもこうして花びらを集めて香りを楽しんでいます。

 

このように美しく咲かせるまでに、そういえば、虫との攻防も少々ありましたっけ。

4月頃だったか、アブラムシがついていましたので、手で潰しました(^m^ オホホ

もちろん素手ではありませんよ。

素手ではないけれど、虫を握りつぶしたり踏みつぶしたり、そんなエグイことを表情ひとつ変えずに出来るようになりました。

庭を持つって、こういうことよね(←何回ゆーねん)

 

 

車での移動日は

昨日は打合せ2件と現場確認のために、琵琶湖の対岸にあたる湖西に車で出掛けておりました。

目的地は対岸にうっすら見えてはいるけれど、ディアガーデンとその場所を繋ぐ橋がないので、橋のある場所まで行って、ぐるーーーーっと回らなければなりません。見えているのになかなか辿り着かないもどかしさと言いましょうか。往復2時間程度は運転することになり、これがまぁまぁ大変なんです。

でも運転中って、目の前の事柄から一旦離れて気持ちの切り替えが出来る時間でもありますよね。

考え事をしては危険なので、大抵は好きな音楽をかけて、頭空っぽにしてドライブを楽しんでいます。

 

いつもインテリアだけは私好みにさせてもらっている自家用車。音楽を流すと究極のリラックス空間に。運転は得意な方かな。

 

それで昨日21日は、ご存知の方も多いと思いますが、B’zのサブスクリプション解禁日!でした。

朝、iPhoneにそのお知らせが届いていたので、今日はB’zを聞きまくるゾと勇んで出発。

最初の曲は「LOVE PHANTOM」で、いきなりテンション上げてもらって、途中同乗者がいた時は一緒に楽しんで、帰宅するまであちこち移動したからトータル3時間近くのロングドライブになったけれど、B’zのお陰で飽きずに乗り切りました。

 

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さて、今週はずっと雨ばかりで憂鬱でした。今年の梅雨はどうやら長丁場になりそう?

少しでも気分を軽やかにとテラスの鉢植えを涼やかなミスカンサス「モーニングライト」に変えました。

モーニングライトは、葉が細い糸ススキの斑入りタイプで、白い覆輪の入る葉が春〜秋まで楽しめます。

自生するススキに比べると草丈も比較的コンパクトにおさまり、秋に出る赤みを帯びた穂は葉とのコントラストが美しいです。

 育てるのは簡単でオススメです。地植えした場合は、毎年株分けした方が良いかもしれません。

軽やかな葉が目に涼やかです。

 

気持ちを切り替えるには好きな音楽を聴くことも効果的だけれど、いつも見ている景色を少し変えることでも、いい気分転換になります。

明日の日曜は久しぶりに晴れそうで、剪定の仕事に行って来ます。

 

 

庭の花を根洗いして

ディスプレイガーデンのあちこちで低木や宿根草の芽吹きが見られるようになりました。

高木の芽はかなり膨らんでいますが、まだ固さがあります。シンボルツリーのアオダモに至ってはそんな様子もなくて、例年通り一番最後になりそうです。

それから、いま咲いているのは低木の花。沈丁花や斑入りサカキ、もう終わりそうな数寄屋侘助椿です。宿根草はクリスマスローズやスミレなど。

これらの中のいずれかの香りが風にのって鼻先に届くことがあります。

冬の空気に花の香りはありませんから、こうして次第に花の香りの空気が漂い始めると春を感じます。

 

ニオイスミレが咲いています。甘いというよりスッキリした香り。

 

特別な香りをもっと身近に感じたくて、今の時期よくインテリアに取り入れています。

根を付けたままそっと掘り取ってきれいに洗い、乾燥しないよう苔に水を含ませカバーして活けるのです。

この方法は根洗いと言い、球根でも素敵に飾れます。

インテリアとしてしばらく楽しんだら、また庭に返しますので、株が減ることもありません。

 

昔作ったアレンジ。庭のニオイスミレを根洗いして飾っていました。こんなに小さくても部屋いっぱいに春の香りが広がります。

 

鉢で育てているバラの害虫(コガネムシの幼虫)対策として、一緒に植えこんでいる水仙もいまちょうど満開です。

幾つかそおっと抜き根洗いして飾ります。そして花が終わったら葉をつけたまま再びバラの鉢に戻します。毎年この繰り返しですが球根が痛むこともありません。コンパニオンプランツとしてまた活躍してくれます。

毎冬土を変えているのですが、水仙を植えてから、コガネムシの幼虫は一切見なくなりました。本当です。コンパニオンプランツの力、実感しています。

 

水仙の根洗い。ガラスの器に入れるとテラリウムっぽい。清潔感もあります。

 

水仙の茎はか細く倒れやすいので、スッポリと包む大きなガラスの器が合います。球根の乾燥防止と水分補給のために水苔を敷いています。

 

こちらは花生けの仕事より。原種系かな?丈の低いチューリップ。球根が付いたものを仕入れました。アンティークのピューターの器にグリーンの山苔を敷いて。

 

春の球根植物といえばチューリップ。

この頃は球根付きのチューリップも花屋さんで見かけます。もし出会ったら、ぜひ根洗いの要領で飾ってみてください。見違えます。

まぁね、球根付きでなくても、可愛らしくて買っちゃいますけれど~。

 

茎のしなやかさを生かしてチューリップを活ける。春待ちのリビングダイニングです。

 

買ったときは蕾。全体的に淡いグリーンで先がほんのりピンクでした。咲き進むにつれてピンク勝ちになってきましたよ。

 

たまにヘコむことがありますが、花を見たり、触ったりしていると自然と力が抜けて口元が緩みます。

本当言うと全く笑う気分じゃなくて、なんだったら泣きたいくらいなのだけれど、花の前で不機嫌のままでいるなんてこと、私には出来ないみたいです。

嫌なものを吐き出して、花の香りで身体いっぱい満たすんだ。

 

身近で観光を

今朝は少しばかり雪が積もりました。

春のような陽気が続いた後のいきなりの雪。三寒四温のこの頃は体調管理が難しいですね。

 

テラスに置いた鉢植えの雪越しに見るリビング

 

リセットされた現在のディスプレイガーデンは、潔い黒土と木々のシルエットを愛でるばかり。キーンと冷えた空色に黒や様々なグレーのグラデーション。静けさの中に例えようもないくらいのエネルギーを感じます。

そんな冬らしい落ち着いた眺めを時々、それも唐突に明るくしてくれるのが雪です。

たくさん積もると生活に大打撃。でも積もっても10cmくらいだと、すぐ溶けるし、何とか許容範囲です。そんな上手く降る訳ないけれど、今朝の積雪は大体10cmでした。

部屋とひと続きになった庭ならば、その雰囲気が部屋のインテリアにまで影響を及ぼして、これまた新鮮です。変わり映えしないリビングでも光が変わるとハッとすることがあります。

光を観ると書いて観光ですから、緊急事態宣言下の今は、家のウチソト、身近な観光でもいかがでしょう?

配置や家具は同じでもお花やクッションの飾り方を変えたりして、すこーし見栄えを整えて自分をおもてなししています。

 

雪の照り返しか?いつもより白っぽい光に包まれたソファーコーナー。クッションチョップがポイントです。

 

リビングのソファのクッションは、使ったら軽くたたいて形を整えて置き直すのが常ですが、この頃はそれを海外のSNSでよく見る「クッションチョップ」に。

クッションの上部の真ん中に空手チョップして両側のコーナーをピンと立てるやり方。クッションをふっくらと見せる技なんだって。名前の由来が本当に空手チョップから来ているそうで笑えます。

動物が耳を立てたような形になり、たしかにただ膨らませて置くだけよりも、アクセント効果があります。

お試しあれ~。

 

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さて、今朝は仕事前にハーブティーをたっぷり淹れました。

 

先日プレゼントしてもらったJACINTHE & Cie のハーブティNo65 Contre le pollenをたっぷり用意。毛糸のカバーは冬の定番です。

 

事務所は暖房も効いているけれど、更に湯たんぽを膝にのせて。

BGMはSpotifyのプレイリスト「Song to Sing In The Shower」。いま丁度、懐かしの海外ドラマ「フレンズ」の主題歌がかかっています。これ好きだったなぁ。

ってな感じで、テンションを高めつつ。

今日もお仕事頑張ります。

 

 

自粛生活、再び。

新型コロナウィルス感染症が国内で確認されてから一年。緊急事態宣言の対象地域が拡大する中、再び自粛生活が始まりました。状況は思わしくなく解除はいつになることやら。

昨年の自粛生活で注目されたガーデニング。都市部では、家にいる時間を充実させようと、家庭菜園やガーデニングに楽しみを見出す人が増えたようです。出掛けられなくても、自宅の庭で過ごす時間があるだけでストレスはかなり軽減されます。住環境について考え直す機会が増えました。

冬の寒い時期は、そんな家の外での楽しみ方をじっくり考える絶好の機会です。

手始めに、私と雑談っぽく、話だけでもしてみませんか?

出掛けるのに理由がいるこの頃、わざわざ事務所に来ていただかなくても、オンラインならば気軽です。案外、画面越しの方が話しやすいのかもしれません。

 

 

というわけで、

オンライン相談はいつでも受付中。どうぞご利用ください。

詳しくはコチラ →オンライン相談、予約受付中

 

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さて、気が付けば、前回ブログを更新してから2週間近く間が開いてしまいました。

春の工事に向けてプランニングの打合せや、新規事業である店舗装花室礼の仕事に関する契約ごとや仕入れ等々。その合間にお正月飾りを片付けて、松の内の午前中になんとか初詣を済まし、習い事の稽古をしてと、色々なことがブログに書く間もなくバタバタと過ぎていき・・・。

元気なのですが、休み明けということもあり無理がきかず睡眠を優先。寝ないと途端に免疫力が低下するので。

お仕事のことはまた追って書こうと思います。

 

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それで今日は年初めの私事ふたつ。

まずひとつ目。

スマホを新しくしました~(ノ´∀`)ノ

時々新機種にすると気分がリフレッシュします。最新のテクノロジーが手の中にある高揚感ったらたまりません。

時々といっても私の場合、5年4カ月ぶりですけれど。

周りを見ると長くても3年くらい経つと新しくされているよう。いつも5年以上変えない私はちょっと変人扱いされます。みんなマメだな~。

 

iPhone12とケースはBANDOLIER。

 

ところで最近のキャッシュレス化って凄い。遠出をすることが少ないこの頃なら、スマホひとつで身軽に動けます。

そこで最初のスマホカバーは、カードケースと肩掛けストラップが付いたタイプにしてみました。以前のカバーはエトープ(グレージュ)色で好きな色ではありますが、さすがに飽きたので今回は白に。

本体はさほど変えないとしても、カバーはその時の気分でとっかえひっかえ変えて楽しもうと思っています。

 

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年初めの私事ふたつ目は、何気に続いているお習字のこと。

お稽古を始めて、気が付けばこちらも5年以上経ちます。先のことは自分でも分かりませんが、長く続けることで見えてくる世界もあると思うので出来るだけ頑張りたいです。

今のところ、太い筆で大きな字を書くのには何故か興味がなくて、小筆一筋です。

最初は訳も分からず手本の真似をするのがやっとでしたが、最近は少しづつ自分なりに考えて書くようになりました。それにしても肝心の字がなかなか上達しないのはどうしたものか???

 

書初めです。散らし書きの方は新春らしい歌。細長い紙に書いてあるのは臨書で、昨年の終わりごろから練習している歌なので内容は秋ですが。

 

書初めは、新春らしい歌でした。

「初春(はつはる)の 初子(はつね)の今日(けふ)の 玉箒(たまははき)手にとるからに ゆらぐ玉の緒」(大伴家持)

新年の行事で帝自らが玉で飾られた手帚を以て邪気を祓いたもうたのち、諸王卿等に下賜された。美しく鳴り響く玉の音、新春の澄みきった空気感が何とも清々しい歌です。

この玉箒のようなものは、2年前でしたか、たまたま正倉院展で見たことがありました。箒の形が現在の庭仕事で使っている手箒とほぼ同じだったので覚えていまして、書初めでふいに思い出されたのです。そんなことで、歌の光景がなんとなーくですが想像が出来ました。

 

万葉の情景を思い描きつつ、その当時使われた字で、その当時からある道具を用いて書いている一方で、手のひらサイズのハイテク機器を使っていること。千年以上の時を経たものが、当たり前に目の前にあるという不思議。

私の中ではどちらも新鮮に感じるものであり、よくよく考えると不思議な気持ちになります。

そう、自分の中にどちらもあるのが面白くて楽しい。

 

 

初雪の朝と冬支度

12月になったら来ると言ってなかなか来なかった寒波がとうとうやって来ました。

ついこの間までの小春日和が嘘のよう。冷たい風が吹きつけて、あっという間に散紅葉。

そして今朝目覚めると雪景色が広がっていました。

 

上半分は散って下葉だけが残るテラスのモミジ。初雪をいただいて。紅葉と雪の景色は過去あまり記憶にありません。

 

この位ならすぐ溶けそうで、どうということはありませんが、初物はいつも目新しくて。

雪の降らないところで育ったので、少しでも降ると感動と恐怖が入り混じって興奮してしまいます。

見慣れた庭が一変する不思議、葉っぱが落ちて素っ気なくなった木々がなんと美しく見えることでしょう。

 

6時すぎぼんやりと朝焼け。事務所から見える八幡山も今朝は薄っすらと雪化粧されています。白い筋はロープウェイの通り道。越してきた当初、前は田んぼばかりでしたがどんどん開発が進みあと数年もすると八幡山は見えなくなるでしょう。残念だけれど市街地だから仕方がありません。

 

7時ごろの前庭。こうして見ると雪を頂いた落葉樹って本当にきれいだな。

 

雪が降ると庭のフォルムが強調されます。それを意識して作るといいですね。例えばこんもりとした築山を作るとか、常緑樹はきれいに刈り込む、落葉樹は枝振りを整えるなど。

そうすると冬の庭も改めて良いものだなぁと感じられると思います。

花がなくてもいい。むしろ華やかに咲かせる必要はない。何もない清々しさを味わえばよい、そう思います。

それが冬ならではの景色なのですから。

 

駐車場脇に植えたトクサ。雪は一本一本繊細にのるのですね。この先もっと降ると重みでだらしない姿になり車の出し入れにも支障がでそう。来週にはザックリと切り詰める予定です。

 

今冬はどうやら平年並み又はそれ以上に雪や雨の日が多いそう。昨冬が全くと言っていい程降らなかったので、たぶん多いと感じるだろうな。

でもそんな予報のお陰で冬支度は万全です。

暖房器具やあったかファブリックを用意し、外に出していた植物も取り込んでインテリアの密度を上げています。窓にはイルミネーションライト、そしてあちこちにキャンドルを置いて視覚的にも暖かく。

片付いてガランとしていると寒々しく見えると思い、冬は意識して色々と飾ります。

そして事務所にはモフモフスリッパを新調しました(∩´∀`)∩

 

事務所用に新調したモフモフ。L.L.Beanの「ウィケッド・グッド・シアリング・モカシン」

 

事務所は土間(タイル)なので、どうしても足元が冷えます。

このスリッパは底が厚めで冷気が伝わらないところがいいです。分厚い羊毛が足をすっぽり包んで、感触的には若干浮いている感じ、本当に暖かいです。

しかもぱっと見靴に見えるので、庭や斜向かいのコンビニくらいなら外履きも出来そうです。

なにより可愛い。

私の大きな足がちょっと可愛くみえます。

 

 

ディスプレイガーデンの紅葉2020

ディスプレイガーデンのイロハモミジの紅葉が見頃を迎えました。

裏庭に作ったテラスのシンボルツリーとして植えた木です。テラスは前を走る道路から全く見えませんが、モミジだけは見えるようにしました。

といってもチラッとしか見えないのですが・・・ライトアップしている夜の方が分かりやすいかもしれません。

 

道路側から見るとこんな風。左側にヒイラギモクセイの生垣、そして奥の方にモミジが見えます。

 

今年は秋が長くて紅葉が長く楽しめているような気がします。

しかも、ミノムシやイラガなどの害虫被害はほぼゼロで葉枯れもなく、状態のよい葉をたくさん残せたので、イイ感じに紅葉を迎えることが出来ました。

健康な葉を適度に残すことは、木のためになるのはモチロンですが、私はむしろ紅葉を愛でたいがために一生懸命手入れをしているようなもので。

 

7月末ごろのモミジ。剪定を終えたばかりで青葉が清々しい。健康な葉を保つために水管理を適当にやりました。

 

しょっちゅう手入れしているかというと、そうでもなくて「目を掛けても手は掛け過ぎない」という気持ちで手入れしています。

疲れるので(^^;

木が求めいているタイミングでしっかりと手をかけられるのが理想かな。そのタイミングが分からないとずっと思っていたのですが、毎日木を観ていると自然と分かるようになってきました。

ポイントは見るではなく「観る」です。時に「視る」ということも。そして木の具合が悪そうな時は「診る」もしくは「看る」という気持ちで。

何事もそうだと思いますが、ただぼんやり見ているだけでは何も進歩がないのよね。うん。

 

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レイラディの生垣で日陰になっている部分はまだ色づいていませんが、ほぼ赤く染まりました。小さな庭なので、変わり映えしない画角になってしまいますがご覧ください。

 

テラスの隅に植えたイロハモミジ。レイラディの生垣の緑が赤を引き立てています。テーブルにも紅葉が映って。

 

バルコニーからもよく見えます。

 

ディスプレイガーデンの宿根草は地上部がほぼ枯れて、空白が目立ち始めました。

一部立ち枯れたものもありますが、それはそれで晩秋らしい風景と思い、敢えて残しています。

 

アジサイアナベルは春までに剪定すればよいので立ち枯れてもそのまま。トープ色のグラデーションが素敵だと思う。季節なりの庭の姿を愛でたい。

 

撮影していると光と影が作り出す景色に見とれてしまいます。何でもない庭の景色にもセンス・オブ・ワンダー

 

今年は例年に増してこの小さな庭に癒されっぱなしでした。

 

 

晩秋のディスプレイガーデン

秋深し、標高の高いところでは紅葉がはじまりましたね。

ディスプレイガーデンのモミジの枝先も薄っすらと赤くなり始めています。いつもどの木よりも早く紅葉するアオダモは、今年は早々に葉を落とし、今は一枚も残っていません。

そんな身近な木々の様子を見ていると、今年は麓でも紅葉が早いかも?なんて思います。

 

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打合せや図面書きの間に、家事の合間に、ちょっとした気分転換のつもりで庭に出ます。

今は庭仕事という程のことは何もなくて、ただ植物や空を見たり、空気の香りを感じたりするだけ。今週前半はポカポカ陽気、中にいるのが勿体ないくらいでした。

 

先週からヒイラギモクセイが咲き始めました。柔らかくて品のある香りがテラスまで漂っています。

 

先月末の庭では、秋咲きの植物が咲き始めたばかりでしたが、そろそろ盛りが過ぎつつあります。冬支度をほぼ終えて、衰え行く日差しを惜しむが如く存分に楽しんでいるよう。どこかゆったりしているように見えます。

だから私も邪魔しないよう、伸びきって暴れた茎や乾いた花、黄色くなった葉っぱなどは敢えてそのままに。切り詰めたりせず支えをするくらい。彼らのしたいようにしてもらっています。

 

先月末に穂が上がり始めたミュレンベルギア「カピラリス」はフワフワに。伸びに伸びて赤く煙り、午後に日差しがあたると遠目でもそれと分かるくらい輝いています。

 

見頃を過ぎたらさっさと抜いて、ビオラやパンジー、ストックなど冬でも咲く花に植え替えをするのもアリで、そこは人それぞれかと思います。私もそんな時期がありました。

でも今はこう思っています。

「年中花が咲いてなくってもいいじゃないか。その季節らしさを表現する方が素敵。その方が自然だし・・・」

自然に憧れつつも庭は人工的なもの。同時に常に美しくありたいものです。晩秋から冬に向かう時期は「ほったらかし」っぽくならずに、枯れた美しさを上手く表現出来たら。

 

植物も日向ぼっこしているみたい。庭が優し気に見える瞬間です。見ている私も優しい気持ちになります。ハランはもう終わりで黄色くカサカサになってきました。草が色づくことを草紅葉というそうな。

 

例えば上の画像の紫の花、三尺バーベナ(バーベナ「ボナリエンシス」ともいう)は、三尺どころか四尺以上に伸びて、花が終わって茶色くなっていたり、これからまだ咲こうと蕾をつけたりしています。来月には、ほぼ枯れると思うので、それまで倒れ過ぎないよう支えをする位にして、余生を伸び伸びと過ごしてもらうつもり。

奥にぼやけて見えるフジバカマも同じように。

シランやアマドコロ、グラス類は枯れてもそのままに。黄葉が素晴らしいのです。霜がおりて白けたり茶色くなったら取ろうかと。でもそれが美しく見えたら来年の2月まで残すかも。

 

夕日に透けるシュウメイギク。ただ咲いているだけなのに、なんでこんなに美しいの。

 

日が暮れるのがどんどん早くなってきましたね。撮っているとあっという間に暗くなります。

 

繁栄から衰退までの怠惰で崇高な物語もエンディングに近づいています。

晩秋の植物たちは、まさに円熟の極み。

老いてなお輝いて見えるのは、達観しているからでしょう。

 

 

秋、夕映えの庭で

ディスプレイガーデンの様子を投稿するのは久しぶりです。

前回は処暑のころでしたからひと月ぶり。でも昨年の今頃も同じような庭で、同じような植物を眺めて、同じような画像をUPしていたのですから、変わり映えないっちゃないのだけれど。

コロナ禍、人間界の変わりぶりを照らし合わせると、逆にこの変わり映えのなさが心に響くというか、平穏を感じるのです。今年ほど庭に慰められた年はなかったかもしれません。

 

ミューレンベルギア「カピラリス」の穂が上がり始めました。煙るような赤い穂が秋らしい。来年はもっと増やそう。

 

変わり映えしないけれど、そういえば、小さな事件もありました。

記録的に長かった今年の梅雨。低温が続いたためか、例年お彼岸以降に咲いていたシュウメイギクが、梅雨明け直後にたくさん蕾をつけ始め、お盆の頃には咲こうとしていました。

「前からこんなんだったけ?」物忘れの天才なので自信がありませんが、たぶんこんなこと初めてです。それでどうなるのか見ていたら、そのままピタリと成長が止まって夏を越し、結局、例年通りに咲き始めました。

本当に取るに足らないことかもしれませんが、シュウメイギクの適応力を見たような気がしました。暑い最中、きゅっと結んだ蕾が「まだまだ、まだまだ!」って耐えている感じして健気でした。

 

「帳尻あわせましたよ」って顔で?いつもの時期に蕾をほころばせたシュウメイギク。この夏をどんな思いで乗り越えたのでしょう?

 

この前庭は北西に向いているため、北風に晒されるし、建物の影にはなるし、西日もガンガンに当たります。本当に言うと、庭作りには一番避けたい環境で、時々泣きたくなりますけれど、夕暮れ時に眺めていると、そんな不満も帳消しに。

夕日の赤いような黄色いような温かい色に包まれた眺めがちょっと自慢。白い外壁さえも暖色に染まって、特に秋は・・・とても情緒があるのです。

「秋の日は釣瓶落とし」と比喩があるように、あっという間に暮れてしまうから、それはそれは短いショーです。なかなか見てはもらえません。ですので、今日の画像は夕暮れ時に撮影して、私が見ている雰囲気を再現してみました。

 

ヤブランやユーパトリュウム「チョコラータ」はいつも通りに咲いてくれました。野の花のような佇まいが気に入っています

 

日暮れて肌寒く感じるころ、庭にほのかな灯りがあると素敵です。

 

皆様のお庭も光の具合で見違える瞬間があると思います。心を込めて育てているからこそ通じ合える瞬間もきっとあるでしょう。

庭のある暮らしを贅沢に感じるのは、庭の広さでも立派な造作でもなく、そういう瞬間を感じることだと思うのね。