秋、夕映えの庭で

ディスプレイガーデンの様子を投稿するのは久しぶりです。

前回は処暑のころでしたからひと月ぶり。でも昨年の今頃も同じような庭で、同じような植物を眺めて、同じような画像をUPしていたのですから、変わり映えないっちゃないのだけれど。

コロナ禍、人間界の変わりぶりを照らし合わせると、逆にこの変わり映えのなさが心に響くというか、平穏を感じるのです。今年ほど庭に慰められた年はなかったかもしれません。

 

ミューレンベルギア「カピラリス」の穂が上がり始めました。煙るような赤い穂が秋らしい。来年はもっと増やそう。

 

変わり映えしないけれど、そういえば、小さな事件もありました。

記録的に長かった今年の梅雨。低温が続いたためか、例年お彼岸以降に咲いていたシュウメイギクが、梅雨明け直後にたくさん蕾をつけ始め、お盆の頃には咲こうとしていました。

「前からこんなんだったけ?」物忘れの天才なので自信がありませんが、たぶんこんなこと初めてです。それでどうなるのか見ていたら、そのままピタリと成長が止まって夏を越し、結局、例年通りに咲き始めました。

本当に取るに足らないことかもしれませんが、シュウメイギクの適応力を見たような気がしました。暑い最中、きゅっと結んだ蕾が「まだまだ、まだまだ!」って耐えている感じして健気でした。

 

「帳尻あわせましたよ」って顔で?いつもの時期に蕾をほころばせたシュウメイギク。この夏をどんな思いで乗り越えたのでしょう?

 

この前庭は北西に向いているため、北風に晒されるし、建物の影にはなるし、西日もガンガンに当たります。本当に言うと、庭作りには一番避けたい環境で、時々泣きたくなりますけれど、夕暮れ時に眺めていると、そんな不満も帳消しに。

夕日の赤いような黄色いような温かい色に包まれた眺めがちょっと自慢。白い外壁さえも暖色に染まって、特に秋は・・・とても情緒があるのです。

「秋の日は釣瓶落とし」と比喩があるように、あっという間に暮れてしまうから、それはそれは短いショーです。なかなか見てはもらえません。ですので、今日の画像は夕暮れ時に撮影して、私が見ている雰囲気を再現してみました。

 

ヤブランやユーパトリュウム「チョコラータ」はいつも通りに咲いてくれました。野の花のような佇まいが気に入っています

 

日暮れて肌寒く感じるころ、庭にほのかな灯りがあると素敵です。

 

皆様のお庭も光の具合で見違える瞬間があると思います。心を込めて育てているからこそ通じ合える瞬間もきっとあるでしょう。

庭のある暮らしを贅沢に感じるのは、庭の広さでも立派な造作でもなく、そういう瞬間を感じることだと思うのね。

 

 

重陽の節句-2020

吹く風に秋の気配。

窓を開けていると、その風にのって、家のうちそとにある植物から、様々な香りが漂ってきます。

前庭の藤袴からシナモンのような香り、テーブルに活けた秋バラの香り、雨上がりのテラスからはいつもレイランディ(針葉樹)の香りがするのだけれど、それも盛夏とは微妙に違うような。朝に焚いたお香の残り香が部屋の隅にあって突然ふわりと現れたり。

何気なしに部屋部屋を移動していると、ふとそのような香りを感じて、息を深くすることもしばしばです。

 

朝、生まれたての陰影。陽の高さがどんどん低くなって、家の中程にあるこの壁にも陰影を映すように。

 

大事なことも、気持ちが逸れていると、目には映っても全く見ていなかったりします。音も同じく、耳で感じていても聴こうとしなければ残りません。どちらも無視しようと思えば出来てしまう。

それが、香りにはそのようなことはありません。慌ただしくとも、香りを感じれば必ず気付いて反応してしまいます。その香りの良し悪しで、身体も心も敏感に動きます。

だから自分が普段どのような香りに包まれているかは、結構大事なことなんじゃないかと思っています。

 

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さて、今日は重陽の節句。

「菊の節句」とも呼ばれます。

年中行事では、その時期の植物の力を借りて邪気を祓うのが習い。五節句だけ挙げますと、元日は松、上巳は桃、端午は菖蒲、七夕は梶の葉や笹、最後を飾る重陽は菊という訳です。

今日は菊の香りを聞くとしましょう。

 

重陽の節句に因んで小さな菊の室礼。玄関やリビングなどで菊の香りを感じています。

 

植物達は、繁殖のために、生存の望みを託して自らを香らせているのです。

この香りは純粋なものの命が溢れ出たもの。

 

 

 

お盆は帰省を諦めて

 

 

炎暑の折から、どうか、どうか、お身体お労り下さいますよう。

 

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さて、皆様はどんな夏休みを過ごされましたか?

私はお盆の帰省を自粛しまして、大半をおうちで過ごしました。県内でちょろっとお出掛けもしましたが、マスクをして出歩くには危険な暑さ、結局うちが一番過ごしやすい。

夕立ち雲が近辺をかすめ去ったある日の夕暮れ、割と涼しかったので、テラス de BBQもしました。一応虫除けはしていたものの、風があったお陰で蚊には刺されませんでした。

テラスはプライバシーが保たれており、キッチンとも繋がっているから「今日BBQしようか?」なんて思いついたらすぐ出来るような場所。焼くのは肉でも餃子でもたこ焼きでも何でも。その時の気分と冷蔵庫にあるもの次第です。

コロナ禍でおうち時間が当たり前に長くなった中、大切なのは、時々「非日常」を味わうこと。

 

 

BBQといっても、うちは、いつも準備と後片付けが楽チンなホットプレートで焼く「なんちゃってBBQ」です。

電気だって外でいただく雰囲気は同じなので十分です。

上の画像は、先だってGWにUPしたものとほとんど同じですが、違うのは・・・20数年ぶりにホットプレートが新しくなったところ。壊れて替えたのではないけれども、しかも結構きれいに使っていたのだけれども、なんせ古い機種なので機能的に不満が色々ありました。このままだと30年は使いそう。物持ちがいいのにも程があるなぁと思って(笑)それで、新しいのに替えました。

今どきのホットプレート、やっぱり優秀です♡

焼き肉専用プレートを使えば、余分な脂はちゃんと流れてくれるし、平らに焼ける場所もあって、しかも前の機器より焼けるのが早いような。

そんなことに、今更!?なんですけれど、みんなで感心しつつ、たくさん飲んでたくさん食べました。

平和な家族です。

 

夕方から始まって薄暗くなるまで2時間余り、楽しかったな。

 

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そういえば、「おうち時間を楽しむ」というのを半年余りやって、気が付くと、手作りスイーツのある暮らしが「新しい日常」になっていました。

毎日勤め先でストレスを抱えて帰ってくる家族に、ちょっとでもホッとする時間をと思い作っています。

本格的なものではなくて、お手軽なものばかりですが、昼間にちゃちゃっと仕込んで冷蔵庫にスタンバイさせています。

 

これは紅茶のパンナコッタ。ゼラチンで固めるだけの簡単スイーツ。何度も作ります。

 

夏になってからは、かき氷をよく作ります。

最初の画像がそうで、この時は抹茶ミルク味にしてみました。自家製の粒あんでミルク金時味にしたり、もっと簡単にカルピスをかけるだけの時もあります。

粒あんを煮詰める時、予め少し煮汁を減らすのですが、その煮汁に砂糖とゼラチンを加えて固めるとあっさりした羊羹が出来ます。これもかき氷のトッピングにしたり、ミルク餅と一緒に食べても美味しい。

今季はヘルシーな台湾スイーツが気になっていて、そのうち豆花(トウファー)に挑戦するつもり。

 

たまにはお取り寄せスイーツもいただきます。こちらは夫が頻繁に注文してくれて。チョコレートケーキと後ろに見えているのはマカロン。さすがプロの味は濃厚です。

 

チーズケーキが有名で大ファンのデリチュースのフィナンシェです。良質なバターの馥郁たる香り、小さいけれど複雑なハーモニーが最高。デリチュースはパッケージもとても凝っていて素敵です。

 

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あと、おうち時間のお供といえばMUSIC!

私にとっては、それも「新しい日常」です。

コロナ前はどちらかといえば静かな方が好きでした。流行りのJ-POPやK-POPは全部同じに聞こえるので興味がなく、他に何を聞いたら良いのやら。

そんな私が、いまや音楽アプリを年間購入をして、bluetoothで行く先々で聞いているという。

J-POPやK-POPは相変わらず苦手だけど、探せば好きな曲も見つかるものですね。

つい最近も自分へのプレゼントで、新しいスピーカーを注文しました。

 

今年6月に発売したばかりのバルミューダのザ・スピーカー。ネット注文していたものが最近届きました。お洒落なパッケージを開けると「よい時間をお過ごしください。」

 

バルミューダの製品が好きなので、うちには既にいくつかあります。上の画像、黒いランタンも実はバルミューダ製です。

それで会員登録していたら、先月、誕生日でして、バースデープレゼントに10%割引クーポンが送られてきました。ちょうどこのスピーカーの購入を予定していたところだったので、それを使ってお得にゲット出来ました。

お盆前に届いて以降、事務所やリビングに置いて音楽三昧な日々です。

 

公式サイトにもあるように、ボーカルの声に臨場感があっていい。自然の音もきれいに聞こえます。楽器の音はちょっと籠るような感じですが、LEDユニットが音にシンクロして光り音楽を楽しむ要素がめいっぱい詰め込まれています。電源音も楽器でというところが、いかにもバルミューダらしいところですが、これは好き嫌いあるかなぁ。

 

こんな感じで、おうち時間も、本当に些細なことですけれど、私なりに進化してきました。

夏休み過ぎても、ある程度の自粛は続きそうですが、だからこそ何か新しいことに挑戦してみたいですね。

 

 

梅仕事-2020総括 完成した梅干しに見る今の自分とは

今年も無事、梅干しが出来上がりました。

梅雨明けが記録的に遅かったので、いつまでたっても梅が干せなかったけれど、土用が明ける頃になんとか干し上がりました。

いつも仕込むのは紫蘇を入れない白梅干しで、今回はたった1kgですが、4Lサイズと大きな梅だったので、3日3晩×表裏でトータル6日間かけました。梅酢も2日ほど干し、梅干しとは別にして保存します。

 

いつもテラスのテーブルの上で干しています。太陽と月と木々に見守られ、梅が梅干しになっていきます。

 

干していると日に日に縮んで梅干しらしい皺がよってきます。干し上がりの目安は、指先で摘まんでみて、皮と果肉がゆるく離れる感じ、皮一枚が摘まめるようになったら、としています。

いっちょ前の職人ばりで、難しい顔をして梅干しを摘まんでいるワタクシ、きっと傍からみると笑えます。

漬け込むときから干すとき、天地替えするときも、とにかく繊細なものですから、そぉっとそーぉっと。売り物ではないので別に破れてもいいのですが、長期間保存することを考えると破れないに越したことはありません。

そんなこんなで、なんとか破れることなく、今年もまぁまぁうまく出来たかな。

 

干しているうちに黄色かった梅が段々赤くなってきます。美味しそうないい香りが漂っていて、伝えられないのが残念だな。

 

そういえばいつからかSNSでも「#梅仕事」の投稿がされるようになりました。

時短やゆる家事と効率ばかりが良しとされる一方で、手のかかる梅仕事が若い方の間でも注目されています。コロナ禍で、在宅時間が増えたこの春夏は梅仕事に取り組んでいる方が増えたような気がします。

何かと世知辛い世の中ですが、良き事は伝えられ残っていくのですね。

日本全国で、梅雨明け後一斉に梅が干されているのかと思うと、何だかほっこりしませんか?

 

ぼってり柔らかな白梅干し、出来上がりました。

 

出来上がったこの梅干しをいただくのは・・・来年の夏以降です。

塩角がとれ味に丸みが出た頃が食べ頃で、熟成期間は最低でも3ヶ月間必要だそうです。私は1年間は寝かせるつもり。今年付けた梅酒も同様に1年寝かせようと思います。

ゆっくり待ちます。

「一年も先かぁ」と思うけれど、そこは余裕で待てます。

だって昨年漬けた梅干しがあるんだもん!

梅仕事を毎年行うと熟成というご褒美がもらえます。継続って大事。

実を言うと、今年梅干しを漬けるつもりはなかったけれど、美味しそうな梅を見かけたので、やっぱり漬けようと思ったわけで、今になってやっておいて良かったと思います。

それで、一年寝かした梅干しの味はというと、確かに塩っ辛いけれど、まろやかになっているのは分かります。香りはまだまだフルーティー。この香り、市販の梅干しでは感じたことがありません。紫蘇で漬けていないからかしら?これが熟成された梅本来の香りなんでしょうか。

でも一番おいしいのは塩が枯れた3年以上寝かせたものだと聞きました。そこに辿り着くにはもっとたくさん漬けないとなぁ。専用の保管場所もいるし、なかなか大変ですけれど・・・興味はあります。

 

4Lサイズの梅干し。やっぱり大きい!食べるのが楽しみです。3Lのが直径3cm強くらい。これは4cm強あります。一粒で白飯3杯はいけるか?そんなに食べられないけど。

 

梅仕事をはじめて10年あまり。毎年色々なものを作ってきましたが、やっぱり梅干し作りが一番面白くて、まだまだ飽きることはありません。

梅干し作りは、常に素材や天候に自分が合わせていくもの。そして自然が仕上げてくれるものです。自分が作ったというのは傲慢なんですね。

そういえば「気持ちに余裕がなかったり、身体の調子が悪いときは、梅を触ったらあかんねんて。カビが生えたりして何故か失敗するから。」と母が言ってたな。それは、きっと自分の都合に合わせて作業したせい。だから上手く出来上がらないのだと思います。完成した梅干しが「これが今のあなたの状態です」と教えてくれているとも。

それで、出来上がった梅干しを見ると・・・そうだな、今の私は落ち着いているのかもしれません。ホントは色々あるんですけどね。健康なのは間違いないです。

 また来年の梅仕事を楽しみにしつつ、今年の総括はこんな感じで。

 

 

梅雨の中休み、夏至の日に。

この土日は梅雨の中休み。

見頃を迎えたアジサイは、雨の日、うな垂れてしまいますので、貴重な止み間にじっくり鑑賞します。

 

前庭では秋色アジサイ(マジカル系)を育てています。6月21日時点でこんな色合い。ようやく青っぽくなり始めました。これから徐々に青い花が増えていきます。

 

テラスのアナベル、白が際立っています。

 

白い花は暗くなってからも魅力的。暗闇に沈みがちな濃色と違って白は浮き立って見えます。アナベルの白い大きな花房、白斑入りのムラサキシキブやイトススキ、ヤブコウジなどこの場所には白を集めました。

 

アジサイ「アナベル」昼とはまた違った顔。まだ雨粒が残って瑞々しい。なんて綺麗なんだろう。

 

雨あがり。濡れたタイルが鏡のように景色を映して。

 

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前回の梅雨の中休みの日、先週だったか。「彩雲」という虹色に光る雲を見ました。

日暈(ひがさ、にちうん)や月暈(つきがさ、げつうん)はよく見ますが、これは初めてだったので、ちょっと感動。気象的にはありふれた現象のようですが、見ると縁起が良いとか。

 

丸印の中に虹色の雲。虹の切れ端が浮いている感じでした。本当はもっとはっきり見えたけど薄っすらとしか映らなくて。

 

いくら科学が発達しても、気象や暦、天体現象などは変えられないから、不可思議なことはそのままに、畏敬の念を持ちつつ、生きていくしかありません。

珍しい現象に何か期待するのも自然なこと。強く期待するのは変だけど、良きことがあるといいな。

 

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空の現象がらみでもう一つ。

今日6月21日は夏至、新月、部分日食が重なった珍しい日でした。

新月の日は身体の「浄化」や「解毒」などするとよく、新しいことを始めたり、願ったりするのにも適していると言われています。夏至や部分日食といった現象が重なると、新月の行いがどのようなことになるのか、実験するのも楽しそうです。

さて何を始める?何を願う?

2020年の前半はほぼコロナ一色でしたが、折り返し地点を迎え、後半は各々の希望が叶えられ充実した日々になるよう、まずは願いたい。

個人的には色々と。

何かを始めることや願うことなしに、実現することはありえないから、最初の一歩のきっかけが今日と言う日。

 

 

蜘蛛の奇妙な世界

男女問わず蜘蛛嫌いな人は多い。聞くと、とにかく気味が悪いとのことです。

毒蜘蛛ならいざ知らず、その辺をちょこちょこ歩いている蜘蛛ならば可愛いとすら思うし、私にとっては、庭づくりには欠かせない存在。大好きではないけれど、蜘蛛にはとても親近感があります。

そんな蜘蛛づくしの本を読んでみました。

「クモの奇妙な世界 その姿・行動・能力のすべて」(馬場友希著)です。

いつも思うのですが、嫌いな相手でも、その相手のことをよく知れば、マイナスの感情は減るものです。だから蜘蛛嫌いの方にもお勧めしたい本です。

 

 

蜘蛛の起源は古生代デボン紀~石炭紀の間と考えられており、原始的なハラフシグモ科の蜘蛛は、なんと!3億年近くも姿かたちを変えていないのだそう。

世界には現在、119科4140属、4万8000種強の蜘蛛が知られています。未知なる種はまだたくさんおり、現在もどんどん新種が発見されています。近い未来5万種は超えるに違いありません。

とんでもない数です。

蜘蛛は中間捕食者ですから、数や種類の豊富な環境というのは、生き物全体の豊かさを表していることになるのですね。

 

彼らの変わった生態も面白く読みましたが、私がこの本で最も注目したのは、

蜘蛛は益虫、農作物のボディーガードと言われるワケは、必ずしも害虫を食べるからだけではない、ということです。

〇蜘蛛はただいるだけでいい。

害虫が蜘蛛に食べられることを恐れて、植物を食べる活動を控えるという現象が確認されています。

蜘蛛がいることで、害虫の行動を変え、結果的に害虫の死亡率を高めるという例も知られています。

 

〇蜘蛛の巣の「糸」の存在が重要。

蜘蛛の糸が付いた葉の方が、害虫に食われる量が減ることが明らかになっています。蜘蛛は移動時、常に命綱を引きながら歩いているので、たくさんの蜘蛛が農地を動き回ること自体が、害虫による作物被害の軽減に一役買っているのです。

蜘蛛の中には、移動時に、網を回収せずそのまま残していく種がおり、網は主がいなくなってもしばらく残り、虫を捕殺するトラップとして機能し続ける

 

以上のように、蜘蛛は害虫を直接食べるだけでなく、害虫の行動を替えたり、害虫の群れを攪乱したり、あるいは網という防虫ネットを仕掛けることによって、害虫の数や活動性を押さえ、結果的に農作物を害虫から守っていると考えられます。

蜘蛛の糸の存在がそんなに影響しているとは知りませんでした。

 

庭で、蜘蛛の糸や空き家になった蜘蛛の巣を発見したら、差しさわりのない場所なら残しましょう。それらは時に夜露などによってアートに見えることもあります。

 

これらはもちろん人間のために行っているのではありません。

でも、私達はこの蜘蛛の習性や行動を理解し、うまく利用するというか、役に立ってもらうことは出来ますね。

 

 

5月最後の週末、来客と雨の緑と

5月最後の週末は、全国的に緊急事態宣言が解かれて迎えた初めての週末でしたね。皆様はどのように過ごされたのでしょうか?

 

土曜日はお客様がいらしてお打合せをしました。

コロナ対策はいつも通り(詳しくは→コチラ)、でも毎回気を引き締めて!緊張感を持ちつつ、お迎えする準備を整えました。

 

事務所の入り口付近にディアガーデンの対策を分かりやすく掲示しております。これは自分への警戒も兼ねています。アルコール除菌スプレーもここに。

 

お客様もキチンとマスクを着けてお越し下さって、事務所に入るときには手指アルコール消毒、私はお客様と向き合わないように座って、それでお打合せスタートです。

新しい日常。そのうちこれがルーティーンとなり、しないと不安・・・そんな風に感じるようになるのでしょうね。

 

事務所の打ち合わせテーブルすぐ傍の小窓はずっと開け放ち換気をしっかり。今は空調も必要なくこれで快適ですが真夏の午後は・・・テラスかな(^^;

 

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日曜日は、やっぱりまだ出掛ける気にならなくて、おうちでまったり。

シトシト雨が窓外の緑をクッキリと見せていました。

 

上の画像と同じ事務所の小窓。木のフィルター越しの景色です。すぐ前に歩道があるけれど建物の基礎を高くしているので、通行人の目線は届きません。

 

キッチンの小窓からは木しか見えません。森の中か?と見紛う程の緑量です。これだけ茂るとカーテンやシャッターの役割を果たしてくれます。

 

ダイニングの窓一杯に広がる緑。プライバシー対策と眺めを兼ねた生垣は用の美そのもの。

 

雨や曇りで薄暗い日の緑は、このようにとても濃くクッキリと目に映ります。晴れた日は、葉が透けて木漏れ日がきれいで・・・それぞれにいいものです。

テラスの緑に限ってなんですが、私が一番好きな色合い、そのタイミングは、日が落ちた直後のブルーアワーです。そのときのこの生垣の緑は、青みを帯びて凄くシックないい色合い。本当に素敵なの。それが次第に濃紺に染まっていく様子も美しくて。

(いつか上手く撮れたらお見せしたいです)

でもなんて美しい緑なんだろうとじっくり味わう間もなく、あっという間に暗闇が迫ってきます。北欧の国では、ブルーアワーが、季節によっては何時間も続くそうです。いいなぁ。日本では30分もあるかな?

 

ブルーアワーの終わりは庭の照明が知らせてくれます。暗くなったら自動点灯するもの。この眺めもまた違っていい。

 

さぁ、今日から6月。

気を引き締めて真面目に、でも新しい日常を新鮮なものとして面白がって過ごしたいです。

 

初夏の庭はドラマティックに変化

今は春の終わり?初夏?その間を行ったり来たりしているこの頃。

ディスプレイガーデンの前庭はピンクの花が全盛期を過ぎようとしていて、徐々に白や青の花が咲いてまいりました。

植物は成長を重ね、私のデザインなどお構いなしに、互いに入り乱れて・・・それがまた、何とも言えないドラマティックな風景を作ってくれています。

 

ピンクのオキザリスがサントリナと絡んでいます

 

奥のピンクの紫蘭は最盛期を過ぎつつあります。手前の蕾は10年ぶり位?久しぶりに植えてみたアスチルベ。「ビジョン インフェルノ」という割と新しい品種。変化が楽しみな種なので期待しています。グラスの穂も揺れています。

 

コバノズイナの白い蕾。

 

そして、いま、前庭で盛大に咲いている花というと、なんといってもコレ↓

 

エゴノキの花が鈴なりに咲いています

 

日の当たる東側の枝にたくさん花をつけています。といっても、昨年よりは少な目です。

葉裏にぶら下がるように咲くので、遠目では目立ちませんが、木の下に入って見上げると「わぁー!」な眺めです。

エゴノキは樹勢が強いので、肥料は全くやっていません。それが仇となって?木が危機を感じてるのかしら?毎年良く咲きます。そして大量に実を成らします。鳥はあまり食べてくれなくて、そのまま落ちて芽吹くのが困ったところ。

今年は花後にバッサリと透かし剪定をする予定です。

 

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初夏から夏にかけては、涼し気な白や青系の花に主役交代。

 

丁子草の花。ディスプレイガーデンでは初めて咲く花です。花を横から見ると「丁」の字に似ていることから名前が付きました。品のある青で撮影が難しい(´;ω;`)

 

サルビア・ネモローサ「カラドンナ」が咲き始めました。旺盛に咲く品種ですが、どこも大抵日当たりが悪いディスプレイガーデンではあまり咲かず、3年程彷徨っていましたがこの場所が一番合ってそう。

 

青の補色であるオレンジのヒューケラとの寄せ植え。足元のヒナゲシは雑草だけど、敢えて抜かずにおいて。

 

青は黄緑と合わせるとこの上なく爽やか。黄緑のグラスはホルデュームジュバタム

 

梅雨前には青いアジサイも咲く予定で、庭の眺めはよりドラマティックに。

また追ってUPしますね。

 

 

 

庭の花でブーケづくり

これから夏にかけて、庭の花がどんどん咲いてまいります。

庭を持っていて良かったことのひとつ、それは、思うままに花が摘めること。この時ばかりは少女の気持ちに戻り、ワクワクしながら摘むのです。

満開一歩手前ぐらいの花を摘みたいのですが、そのまま咲かせて眺めとして楽しみたい気持ちもあります。余程たくさん咲いていない限り「思うまま」ではないけれど、摘んで風通しよくすることは、庭にとっても、良いことなのです。

昨日は、庭を新しくされたいというお客様とのお打合せでしたので、参考までに、ディスプレイガーデンの花を摘んでブーケを作り持っていきました。この地でよく育つものばかりです。

 

一巡りして集めた草花たち(見えているのは薔薇、紫蘭、セージ、アマドコロ、シモツケ、白山吹、グラスの穂、フジバカマ)たくさん摘むときは、水を張った器を用意してすぐ浸すように。

 

庭の草花でアレンジをするときの私なりのコツや手順。

  1. 摘むときは朝一番に。午後は植物が乾き気味になるので避けたい。水を張った器を傍らに持ち摘んでいく。
  2. 摘むついでに、咲き終わった花を切ったり雑草を抜いたり。ちょこっと庭の手入れもやります。
  3. 部屋に持ち込む前に、虫が付いていないかチェックする。ここで下葉を取っておくとゴミが増えない。
  4. 洗って下葉を丁寧に処理。花の中やガク、葉の裏に小さな虫や卵が付いてる場合が多いので、再度チェックして出来るだけ取り除く。
  5. 水切り後、出来れば半時間ほどは水に浸し、しっかり水揚げをする。
  6. アレンジする直前に植物の種類ごとに並べて置くと捗ります。(私はそのへん適当ですが)
  7. ブーケにするときは花→葉、花、花→葉とランダムに組んでいく。器に活けるときは枝や葉物から差していく。庭の花は茎が繊細なので、葉物枝物で支えます。
  8. 微調整して仕上げ。ブーケは輪ゴムで縛り茎を切りそろえる。器に水を張る場合、草花は少なめ枝物は多めで。

お花屋さんの草花と違って、庭の場合は、虫や埃がついていますので、その処理はしっかりやります。でも、十分取り除いたと思っても、どこからか虫が出てくることもあります。

ガーデナーならその位どうってことないと思いますが、人によりますよね。プレゼントする時はいつも以上に気を付けてはいます。

 

いまのディアガーデンの景色を映した小さなブーケ

 

庭の花で作る小さなブーケは、作る人も、それを貰った人も、幸せな気持ちにしてくれます。

是非作ってみてください。

 

 

ディスプレイガーデン番外編ー変わった訪問者たち

今朝のことです。

テラスの向こう、お隣さんとの境界あたりで「グワッグワッ」とやたらと蛙がうるさく鳴いていました。雨蛙にしては声が低くて大きすぎます。一体どんな蛙なんだ?と不思議に思ってふと見ると。

なんと!

鴨でした!!!

 

生垣の上にいるのは鳥だと分かるけれど、で、でかい!!!

 

か、鴨です!よね?何鴨か知りませんが。

 

滋賀県って確かに自然豊かだから、そりゃ鴨くらいいます。

琵琶湖に行けば色々な鴨、マスコット的なカイツブリ、サギやコハクチョウまで多種多様な野鳥が生息しています。コウノトリもいるんですよ(知り合いが目撃しました)。それに合鴨でしょうか、水田で泳いでいるところはしょっちゅう見ます。

それにしてもここ、駅近くの住宅街なんですけど。

「なんで庭に鴨がいるんだーーーっ⁈」ってマジで驚きました。

それでもってこの鴨ったら、ベランダから写メや動画を撮っていても全く動じません。普通の野鳥ならすぐいなくなる程度に脅かしても平気、というか無視されました。相当人に慣れているんでしょうね。

しかもよく見ると、近くにもう一羽いるではありませんか。もしかして巣をつくろうとしてる?今年は剪定を初夏にするつもりでしたが、それを待っていると危ういかも。

色々な野鳥がやって来ては、目を楽しませてくれるディスプレイガーデン。可愛いと思うのはせいぜい10cm位の小鳥たちです。スズメやメジロ、カワラヒワなどは鳴き声も可愛い。山バトやヒヨドリくらいの大きさになると、うるさいし羽ばたくと結構風圧が凄くて怖いので、あまり歓迎できません。でもそれ以上大きい鴨が来るとはね。

 

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さて「庭は小さな自然」と、このブログでもよく書いていますが、思った以上に色々な生き物がやってきます。

これまで温めていた生き物ネタをもうひとつご紹介します。苦手な方もいらっしゃると思うので、キワドイ画像はやめておきます。安心して読んでください。

テラスでふと外壁を見上げたとき見つけたもの。「ちょっと誰よ?こんなところにマカロニつけたのは?」

 

どう見てもマカロニじゃない?マカロニだよね?泥でくっついてますけど。

 

周りに何もおらず、よく調べないまま取ってしまったのですが、磁器のように結構硬かったです。

くだけたマカロニの中にはナント大小の数匹の蜘蛛が入っていました。親子みたいでした。「え?蜘蛛の巣って、こんなんもあるの?」と思ったけれど、そんな訳ないよね。しかも蜘蛛の様子が変です。痙攣している感じで動きが鈍い。仮死状態みたいでした。

「んんん・・・何だコレ?」

調べると、これはドロ蜂の巣でした。

名前のとおり、泥を使って壷のような形の巣を作るのが特徴です。巣は比較的小型で、中に幼虫の餌となる青虫などを運び入れたあとで産卵し、泥で穴をふさいで蓋をします。このとき、餌としてとらえられた青虫は、麻酔をかけられたような状態で、生きながらにして巣の中に貯蓄されます。孵化した幼虫は巣の中で餌を食べて育ち、次の春に蛹化、羽化して外へ出るといわれます。

そういえば蜂が飛んでいたような。よく来るあしなが蜂かと思っていました。

ドロバチは大人しいのでこちらが攻撃しない限りは襲ってきませんし、木についた青虫を食べてくれるそうです。

そうなると巣を壊さなくても良かったかも?でもこのマカロニは割とお隣に近い場所にありまして、小さな子供さんもおられるし・・・。蜂には悪いけれど、やっぱり壊して正解だったのかも。

 

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これから気温が上昇するにつれ、生き物たちの活動が活発になっていきます。

庭や人を脅かす程にまで放っておくのは危険ですが、食物連鎖もあるので、やみくもに殺虫剤を撒くのは止めてまずは静観。

お子様がいらっしゃるご家庭は庭は身近な自然観察の場所です。街中であっても、気を付けてみていると、ディアガーデンのように意外と色々とやって来るものなのです。