今津港の植栽デザイン

今週末に植栽工事予定の現場。琵琶湖汽船(株)今津営業所(通称「今津港」)の建築工事は仕上げ段階、そろそろディアガーデンの出番です。

めまぐるしく変わるこの頃の天気、どうかなと気になっていましたが、晴れそうで良かった。

植栽工事は雨でも出来なくはないけれど、仕上げがどうしても荒れてしまうから、本当言うとやりたくない。雨に濡れるのが嫌とかそんな意味ではなく、完璧な仕事をしたい、美しくお引渡ししたいという思いからです。

 

ナチュラルモダンでお洒落に生まれ変わった新今津港。切妻屋根の形に添った大きなガラス窓が印象的な外観です(設計・監理は宮村太設計工房さま、施工は(株)坂田工務店さま)

 

 

老朽化した以前の建屋。それが・・・なんということでしょう!?素敵な建物に大変身~~~。

 

一年前、現場を見に行った時の画像です(※再生しません)昭和ちっくな以前の建物。味がありますね〜。「のりば」って大きな看板が如何にも昭和。

 

今津港のある高島市は滋賀県北西部にあります。市内の大部分を森林が占めており、それらは琵琶湖に注ぐ水の約3分の1を生み出しています。自然豊かで日本ナントカ百選なる景色がいっぱい。今津港はそんな観光の拠点であり、琵琶湖に浮かぶ竹生島・宝厳寺への玄関口ともなっています。

そんな環境の中、どんな雰囲気の植栽が合うのか?植栽場所は出入り口前の細長ーい花壇です。建築家のご希望は、自然風な植栽で、高木数本と手のかからない足元の緑・・・種類は私にお任せで、という感じでした。

それで、落葉高木やミツバツツジ、ヒサカキ、山アジサイなど高島の山にも生息する素朴な低木と、小型のススキ、ハナセキショウ、ギボウシ、タデ科のペリシカリアなど自然風で丈夫な宿根草を植えることにしました。

設計図という程でもないけれど、配置と株数を確認するためにざっとこのような図↓を作成します。

 

自分用の控えです。正式な学名も合わせて覚えたくて。

 

年々亜熱帯化する日本。梅雨は雨期だし、夏は植物も人も過酷すぎる環境に、災害級の台風が去ると、ようやく庭にも平穏が・・・といったところでしょうか。庭を愛でる期間が年々減っている気がします。

それもあって、ここのところ私はよりローメンテナンスな自然主義的な植栽デザインを追求しています。ディスプレイガーデンで実験し、お客様のお庭にも提案したりして、検証中ではありますが、自生種を主にして、あとは自生種由来のものを見栄えするよう少し加えるパターンが出来つつあります。

目指すは「自然の感触を持ちながらも人の美的感覚を取り入れた景色」それは一見地味で、花があるのが庭だと思っている方からすると「花が咲いてない!こんな雑草を植えて!」なんて言われそうですが。風に揺れるようなさり気なさ、スマートな地味深さを味わって欲しいのです。

こまめな手入れや水やりをせずとも、年間通してのボリュームと四季折々の眺めを実現するには、身近で当たり前に生えている自生種が欠かせない。それを如何に素敵に見せるかが考えどころです。

最近では、自生種由来の珍しい園芸種や外来種も手に入るようになりました。見た目はちょっと華やかです。ガーデニングに興味のある方ならきっと「これ何?」って目を惹くんじゃないかしら?でも性質は自生種に近いから育てやすいの。

ではでは、次回は工事の模様をUPします。

 

 

ムック本「小さな家。」

家づくり真っ最中の方、ナチュラルなインテリア好きの方におススメの素敵な本を見つけました。建物と緑の関係性もすっごくいい感じ。参考になりますのでご紹介します。

ページを繰りながら、行きつ戻りつ何度も眺めてはため息。あぁ素敵。これはデジタルではなく紙でじっくり見た方がいいかも。

 

「小さな家。」時をつむぐ、豊かな暮らし(発行:株式会社エクスナレッジ 1,600円+税)

ひと昔前は、少しでも大きな家に住むことが、豊かさの基準の一つでした。けれど、暮らしや住まいの質がよくなったかというと、そうではありません。もう、ものも多く入らないし、家を大きく作ろうという時代は終わりました。これからは身の丈にあった家で、豊かに暮らすことを目指す時代なのです。(序文より引用)

 

延べ床面積48㎡から116㎡の「小さな住まい」の記録

 

小さな家とありますが、掲載されている住まいはどれも狭さを感じさせず気持ちよさそう。共通点は、ライフスタイルに沿った間取りの素晴らしさ、無垢の建具や家具の上品な佇まい、そして視線の抜ける先には溢れる緑、です。

街中であっても、自然を近くに感じられるような暮らし・・・季節や時間で変わる光を楽しんだり、窓外の緑を愛でながら寛いだり、そんなことが当たり前に取り入れられている住まいばかり。背景が素晴らしいのでインテリアも映えるんです。

 

家の中も外も溢れんばかりの緑のお宅。インテリアも素敵ですが緑があると生き生きとして見え暮らしに潤いを感じます。

 

 

私はガーデンデザイナーですから、庭目線で見ますと、

とてもさり気ないのですが、成功の要因として、ご近所の庭や裏山、公園の緑など、借景となりそうな要素を見逃さずうまーく取り込むような窓の切り方や、庭木の配置が伺えます。インテリアと庭の間にもグリーンが配されているので、視線が自然と流れていきます。絵になります。

景色づくりって何気に大事。それがわかる実例でもあります。

 

 

モダンな筧

今日は4年前にお作りしたモダンな坪庭をちょいリニューアルしたお話です。

こちらのお庭は、ステンレスと自然石という異素材をマッチングさせた蹲踞(つくばい)が景色のポイントになっています。

ご存知の方も多いと思いますが、蹲踞とは、茶庭にあって、かがんで手を清める装置のことを言います。本式は役石と呼ばれる石を設置しますが、ここの場合は主に眺めるための場所なので省略しています。一滴の水が作り出す波紋が、どんどん外に広がっていく様子をデザインしました。広がるって縁起がいいことですしね~。

 

まずは直す前の画像を。4年前の蹲踞です。筧は竹製でした。

 

 

筧から出た水は、手水鉢に溜まり、ステンレスの輪を二つ重ねた海(水門)へと自然に流れ落ち、排水されるように作っています。

一般的な筧は竹製が多いです。天然素材なので数年で朽ちていきますから、時々新しくする必要があります。年度末や大事なお客様をお迎えする時など、折々に架けかえて、その清々しさを味わうのが粋というもの。竹自体、安価なものですからね。

このお客様も今まで何度か新しくされていましたが、どちらかでステンレスで出来た筧をご覧になり、こういうの作れないかしら?とご相談がありました。

ステンレスなら、こちらの蹲踞に間違いなく合うし、竹のように朽ちたりしないので、それもいいですね!とお請けすることにしました。

 

古くなった筧を解体。足元に設けた水栓からつないだホースを竹の中に通し水を流していました。

 

さっそく現場で実測、詳細な寸法を決めて・・・と、形はすぐに決まりましたが、ちゃんと使えるような構造を考えないと。

出来るだけシンプルな仕組みで、元々の給排水設備もやり変えることなく、設置自体も簡単で、かつ、何か不具合が起こった時いつでも取り換えられるような装置にしたいと思いました。それが一番きれいに安く作れるからです。

紆余曲折ありましたが、結局、もとの竹の筧とほぼ同じような仕組みで作ることにしました。

次に作って下さる方、ステンレス加工をして下さる鉄工所さんなんですが、最初お願いしようと思っていたところは合わず、次もダメで・・・と、探すのにちょっと苦労しました。

でも色々と尋ねまわっていると不思議と縁がつながるもので、意外に身近で、引き受けて下さる鉄工所さんに巡り合うことが出来ました。

良心的で、とても丁寧に作って下さって、しかも感覚的な話も通じる方で、有難かったです。腕のいい職人さんは、私にとって貴重な存在。出会いに感謝です。

 

鉄工所さんの作業場です。いろんな機械がいっぱいあってカッコいい。仕上げをマットにするか?ちょい磨きをかけるか?迷って試しに磨いてもらっている場面です。完全オーダーメイドなのでこういう細かなことを積み重ねていくの。楽しいよ~。

 

据えるのはそれ程手間でなく、重たくもないので、全て分かっているワタクシが設置しました。

手水鉢との距離をしっかり見極め、水平器を使ってとにかく垂直に!お客様にもその様子をお見せしたので、万が一水漏れがあっても見当はつけられ、何なら自ら補修も出来ちゃう。

やっぱりそういう手軽さは、シンプルな仕組みあってこそ、です。

色々な方に助けていただきながら、お陰様で、頭に思い描いた通りの景色を作ることが出来ました。筧がモダンになったので、蹲踞がまた一段とカッコ良くみえます。お客様にもお喜びいただけたようで良かったです。

 

設置完了。ほぼ計算通り~(^m^

 

プクチャーウィンドウからいい感じに見えてます♡周りに植えた黒竹やインテリアには竹よりもステンレスの筧の方があってますね~。

 

最後に、お玄関先に来春以降咲く山野草や苔を少し植えさせてもらい、その日の作業を終えました。

作庭後4年経ち、庭木や宿根草がこの場に馴染んで参りました。定期的に剪定をされているので、いい感じに保たれています。

ときどき様子見伺いやお打合せなどでお邪魔すると、奥様がいつも趣向をこらしたテーブルセッティングで美味しいお茶をご馳走してくださるの。花もあちこちに飾られていて、庭の植物を切ってきて活けることもあるそうです。南天やモミジの葉をお料理の盛り付けに添えたりと、庭のある暮らしを楽しまれている様子。

作り手として、このようなお話を聞くと嬉しくて、本当に有り難いなぁと思うのです。

 

おもてなしテーブル撮影させていただきました。本当に素敵。

 

庭は、どんな小さな庭であっても、オートクチュール・メゾン並みに、場に合わせて素材を選び形作っていきます。植物もその環境で育つであろう中から、大きさやいい枝振りのものを吟味して植えています。今回のように、世の中に売ってないものをイチから作ることも可能です。

ディアガーデンはそのようなものに、ある意味面白がって挑戦しているので、色々なご要望にもお応えすることが出来ると思います。

 

 

秋の夜長を楽しむ庭に。ライトアップのすすめ

今日は処暑。秋雨の影響でようやく秋の気配が漂ってまいりました。これから日が短くなり、夜の楽しみが増えてまいります。

庭で夜の楽しみというとライトアップでしょうか。

照明を取り入れてみると、昼とは全く違う眺めに驚かされます。ディアガーデンのお庭には、実際に見ていただけるよう様々な照明を設置しておりますが、それらが初めて点灯したときは本当に感動ものでした。

 

夕暮れどきのディアガーデン。窓から漏れる灯りも考慮して要所要所を照らしています。暗くなるとセンサーが反応して自動で点灯する仕組み。

 

ライトアップというと、明々と華やかな雰囲気に聞こえてしまいますが、商業空間ならいざ知らず、個人のお庭でそういう照明の使い方は趣に欠けるように思います。ニュアンス的には「灯り」という言葉がぴったりで、明暗のバランスが大事ですね。

例えば、個人邸のシンボルツリーを照す場合、樹種にもよりますが、全体を照らすのではなく、木の幹に近いところを照らす、またはそこから舐めあげるようにして照らすのがオススメ。昼は上から照らされているので、全く違う印象になります。

 

ディアガーデンの昼間のテラス。お日様に照らされて出来る影が美しいです。

 

同じ場所の夜。テラス全体はうっすらとベースライトがかかっていて、アクセントにポールライトを一つだけ。モミジの幹を照らしつつ花壇の植物も照らしています。ここは特に防犯上明るさも必要で、そんな全ての条件を一つで満たすのがポールライトでした。

 

ポールライトは灯りが付くとポールがほとんど見えなくなります。光の柱が空間に浮いているように灯るのが気に入っている点。価格も魅力的(^m^

 

光源の色でいうと、電球色が人気ですが、白色も月明りっぽくてモダンな雰囲気で素敵。涼やかに見えるので、特に夏の夜にはいいものです。

白色にする場合は、まさに月をイメージして上から照らすのがいいと思います。その場合、照明器具は出来るだけ室内から見えにくい場所に設置しましょう。

 

満月の白い光。神秘的で心に染み入るような光です。

 

外部照明の主流は今のところLEDです。LEDは虫が寄り付きにくいってご存知でしたか?

虫は紫外線に集まる習性があります。一般的に使われる白色のLEDは青色LEDを主体としていて、紫外線量は蛍光灯の約200分の一です。だから、虫が寄ってきにくいのです。とはいえ、明るさに集まる習性を持つ虫もいます。そのため、すべての虫が寄ってこないというわけではありませんが、多くの虫に対して有効なのです。

熱を発しないので植物へのダメージも少なくなり、花壇の中にも設置しやすくなりました。

 

先程のポール照明の上に蛙がちょこん。光に集まってくる僅かな虫を期待しているのでしょうか?画像の通りほとんど虫はいませんが。熱くないのでいいでしょうね。

 

照明計画は、本当言うと、建築計画と同時に進めたいもの。でも庭や建物が完成した後からでも、外部コンセントがあれば設置できます。

更に100vを12Vに変圧するトランスを使うと、電気工事の資格がなくても簡単に照明を設置できるのです。それ用の照明器具も随分バリエーションが増えました。樹木を照らすアップライトをはじめ選ぶのに迷う程で、照度も十分です。

ディアガーデンではこの秋、そんな12Vの器具を使って、灯籠に蝋燭ではなく安全なLEDであかりを灯すお庭を作ります。また掲載許可が下りましたらブログでご紹介しますのでお楽しみに~。

 

後から足すならこんな遊び心のある照明器具はいかが?外部コンセントさえあれば本当に簡単に設置できます。明るさセンサ付きで点灯時間も調節できますから部屋にスイッチがなくとも無駄がありません。

 

演出や防犯上も効果的な照明。植物を傷つけないように、またその明るさで体内時計が狂わないように、折り合いをつけながら楽しまれてはいかがでしょうか。

ご興味がある方は、ディアガーデンに一度ご相談くださいませ。建物やお庭をより素敵に魅せる照明プランをご提案します。→ご相談はコチラ

 

 

 

いつもの夏支度

ブログの更新が滞っている間に、梅雨が明けて、台風が通り過ぎて、ついに夏がやってきました。

あぁ、なんと蒸し暑いことよ・・・。でも、ここまでの暑苦しさがあるからこそ、涼しさも一層心地よく感じる訳でね。肌で感じる他に、それこそ五感をフル活用しての涼の演出は、先人の教えに倣って。

手始めに風鈴を出しました。

 

風鈴は家の中程に吊るします。風が通る路地のようなこんな場所が定位置です。

 

火箸をデザイン化したこの風鈴は「明珍火箸風鈴」といい、私のお気に入りです。

その音色は、例えるならばおりんのよう。小さな4本の火鉢が和音を奏で耳に心地よく届き、微風の存在も知らせてくれます。

 

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旧家の御屋敷では夏に先立って簾や葭戸の夏仕度をし、木蔭のようなほの暗い空間を作るといいます。

そんな部屋の入口の戸を開けると、目の前に広がる庭が通常の倍ほどに明るく見えます。日射の良い日は、その庭のあちこちに落ちる木漏れ日が、蹲るように点在して、光と影の見事な景色を作り、目を喜ばせてくれるのです。そんな粋な景色も夏座敷の陰影あってのことと伺いました。

夏のほの暗さって情緒がありますね。子供のころは夏の暗がりと言えば、妙に恐怖感を煽られるものでしたが、今ではむしろ趣を感じるように。

 

例えば我が家の東向きのダイニング。正午には日が当たらなくなって、庭とのコントラストがくっきり。するとテーブルに青モミジが映って。

 

 

門掃きして打ち水、これも昔ながらの涼の演出。

 

ま、どれもちょっとしたことですが、やるとやらないでは心地が違う。そして昔ながらの和の暮らしはやっぱり日本の風土に合っているなぁと改めて思います。

暑い方に神経を集中しないで、五感を研ぎ澄まし、涼しい場面を積極的に感じていくこと、そんな風に心掛けるだけで、不快な夏も大人好みの風情あるものに変われば。

 

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さて、仕事で作るお庭も、このところ何故か和の傾向が続いています。改修工事が秋にいくつか始まりそうでワクワクしています。

その計画や打合せ等が立て続けにあり、プライベートも忙しくて、7月はあっという間に過ぎ去ってしまいました。

 

古民家にある坪庭の改修案。あるものを生かしてどれだけ変わるか?楽しみな物件。さてどうなりますでしょうか???

 

もうすぐ8月。

規則正しい生活を心掛けることが一番の夏バテ対策と思い、しっかり食べてしっかり寝ることを肝に銘じます。

昨日は土用の丑の日でしたから、鰻をいただいて。

 

 

鰻丼でパワーチャージ。久しぶりの鰻なので奮発。美味しかった♡

 

暑いときはバタバタせずに、心にゆとりをもって行動すると、涼し気な人に見えますね。

周りに配慮して、自分自身も涼感が出せるように。そんな気遣いのできる女性になりたいなぁ。

 

 

バラとバルコニー 

バラが咲き始めました。

私は鉢植えにしてバルコニーで育ています。ディスプレイガーデンは半日陰もしくは日陰が多く、日当たりが良いのはバルコニーしかないのです。

 

これはシャンテ・ロゼ・ミサト。花も見事ですが何より香りが素晴らしい。

 

バルコニーは南西向きと東向きの2か所あり、今は東向きの方でバラを育てています。寝室と個室に面していて、狭いのですが、バラ以外の鉢をいくつかと小さなテーブルセットを置いて寛げる空間にしています。

そのテーブルセットは一部木で出来ているので、防水防腐対策に塗装は必須。これまでグレーやブラックなど無彩色に塗っていましたが、今年は冒険して淡いパープル(ペールラベンダー)にしてみました。

想像以上に馴染んで、全体が柔らかく明るい雰囲気になりました。毎朝、起きぬけにこのバルコニーを眺めるのが密かな楽しみです。

 

寝室と個室に面した小さなバルコニー。ガーデンファニチャーと鉢の一部を今年パールラベンダーに塗りました。

 

長年鉢でバラを育ててきて思うのは、水やりさえ気を付ければ、十分楽しめるということ。コンパクトに育つので管理しやすく、眺めたい場所に簡単に移動させることも出来ます。

以前はコガネムシの幼虫によく根を食害されていたので、毎年鉢から土を出して退治したり大変でした。でも水仙を一緒に植えることで、かなり抑えることができ、楽になりました。

アブラムシやハダニ、黒点病などの病害虫は、何かしら発生しますが、まずは出来るだけ早く症状の出た部分を取り除くことが大事と思います。そのうえでアブラムシはティッシュで軽く押さえながら潰す、ハダニは葉水を徹底、黒点病対策にはマルチング、など初期対応を頑張れば、農薬を使わずとも抑えられることも多いのでは。

今年は蕾が出来る前から、時々、自然農薬(ニンニク、トウガラシ、ドクダミを木酢液に漬けたもの)を水で希釈してスプレーしていたら、アブラムシがほとんど付きませんでした。はっきり断定は出来ませんので、しばらく続けてみて検証します。

 

多肉の寄せ植えもここで機嫌よく育っています。

 

小さな鉢は動かしやすいので、その時の気分や気候に合わせて置き場所を変えています。

 

バルコニーは、移動できるという鉢の利点を生かして、しょっちゅう、とっかえひっかえ並び変えて遊んでいます。地植えではこうはいきません。鉢の色によっても随分雰囲気が変わるし、草花以外にも植木や野菜など何でも育てられますから本当に面白い。

もっとバルコニーやベランダを楽しみましょう!

 

 

前庭はおもてなし感覚で

初夏はディスプレイガーデンで一番花が多い時期です。

春は割と肌寒い日が多かったせいか、例年に比べ7~10日程花が遅い気がしますが、花付きはまずまずです。

皆様のお庭ではいかがでしょうか?

 

前庭にあるエゴノキの花が咲き始めました。今年も蕾がいっぱい!

 

通りに面した前庭は、歩道までは庭という感覚。雑草を抜いて、掃き清め、気持ちよく通っていただけるよう私なりに気を付けています。夏になれば、打ち水をしたり、程よく木陰を提供するなど、ディアガーデンの前を通る方に対して、ちょっとしたおもてなしの感覚です。

自分の庭ですが、公共性のあるスペースなので、四季折々の草花を植えて、年中緑を絶やさないように、いつも気持ち良い眺めを作るよう心掛けています。

前庭とはそういう場所、なんですよね。

「他人目線で見てどうか?」完璧じゃなくてもいい、でも、それさえ気を付けていたら大きく乱れないし、街並みも整って防犯面でも効果を発揮します。

 

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さて、その前庭に植えているオキザリスが増えすぎるので、よく抜いているのですが、いつの間にか歩道を超えて、舗石の際で根付いたみたいです。ほとんど土がないのに咲いて、その繁殖力に感心します。

抜くべきか?迷いましたが、どのみちいろんな草が生える場所。スミレやヒナゲシ、オキザリスの3種類だけ残して、あとはコマメに取っています。

雑草だからなんでも抜いてしまうのではなく、管理できる範囲でそこもデザイン出来たら、お金をかけずに水も遣らず、きれいに保てます。

そういう訳で、処分はいつでもできそうだし、両脇に同じ花が咲いていると、園路みたく歩くのが楽しそうな雰囲気なので、しばらくこのままでいいかな?

これも、ディアガーデン前の歩道らしいかな、なんて思っているのですが。

 

奥の花壇にピンクのオキザリスが咲いています。その向かいの鋪石のキワにも所々繁殖して、それが花を咲かせています。

 

もっと増えたらオキザリスの小道、ってな感じになりそ(^m^

 

実は個人的には濃いピンクって、薔薇以外はあんまり好きじゃありません。

このオキザリスも自分で買ったものではなくて、何かの苗の土に紛れ込んでいたものでした。それを育てようかどうしようか迷っていた時、他人目線で見て、この色は遠目からも良く目立つし、道路植栽のサツキツツジと同じ花色で合っているなと思って残しました。

なので、今の時期だけはこのピンクで統一しています。因みに夏は変わって、涼しげなシルバー&紫(青)の配色になります。

 

同じくピンクのシラン。これも増えすぎたので半分程度減らしました。元々は約20年前住んでいた家の近所の方からいただいたもの。引っ越しの度に植え替えして今に至ります。

 

 

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前庭は、こんな風に他人目線で植栽デザインをしていますが、プライベートスペースにあるテラスの花壇は自分好みの植物でいっぱいです。

静かで穏やかで爽やかで・・・いつ見てもほっと落ち着くように、白い植物を多く植えています。夜も眺めるので、白ならば闇に紛れず見えるという利点もあります。

主役はアジサイ「アナベル」ですが、今はようやく小さな蕾が付き始めたばかり。

 

白い葉、白斑、白花、などなど白系の植物と少しの青花を。

 

手前から。シマススキ、ヤブコウジ、ティアレア、ムラサキシキブ、アマドコロ。

 

白系で、いま一番冴えているのは、斑入りのムラサキシキブです。

 

狭い土地でも、こんな風にいろんな目線で見て植える植物を変えると、個性あるコーナーを作ることが出来ます。

 

 

最近少し余裕が出来まして~

事務所で使っているPCの動作が重くて、仕事に支障を感じるようになり、この度新しくしました。初期設定やアプリのダウンロード、データの移行などようやく済ませて、ブログを書いています。

サクサク速くて気持ちいい(^^

サクサクついでに施工例もUPしました。コチラ→works

 

右が新しいPC。移行ついでにデータも整理整頓しました。

 

このところ有難いことに業務多忙で、確定申告もあったし、加えてプライベートでも大きな変化が。その準備に結構な時間がかかり、3月はホントにバタバタでした。

今は諸々一区切りついた感じ。またブログ更新に精を出したいです。

誰にも期待されていないディアガーデンブログですが、ちゃんと営業してます的なことが伝わる要素でもあると思うのでこれからも続けたいと思っています。相変わらずガーデンの話に留まらず、話題があっちこっち行きそうですが、よろしければお付き合いくださいませ。

 

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そんな訳で気持ちの余裕が出来たので~。

先日、諸用を済ませたあと、好きな照明を見にインテリアショップに寄ってみました。

私の中で照明器具は、年々重要な存在になりつつあります。どんな高級な家具に囲まれた素晴らしい豪邸でも、それが蛍光灯に均一に照らされた空間だったら、興ざめです。照明は光を灯すものですが、同時に影を作ることもできます。美しい影を作る照明こそが理想の照明、そう思います。

ライトアップした夜の庭の景色を眺めるとき、室内の照明は暗い方がいい。室内が明るいと窓ガラスに家具やら自分が映りこんでしまい、せっかく照らした庭の景色が見えません。だからインテリアの照明器具は要所要所を照らす間接照明でなければならないのです。

そんなことで次買うとしたら、どんな照明器具がいいかなぁと思い巡らせて見ていました。

 

この中に意中の照明アリ(^m^

 

折り紙のような。プラスティックペーパーが使われていて陰影もきれい。事務所にどうかな?これは大きすぎるかな。

 

次に寄ったのは書道具でお世話になっている鳩居堂さん。長らくリニューアル工事中でしたが、お稽古仲間からオープンしてたよって聞いて行ってみました。以前のお店は落ち着いた重厚感ある雰囲気でしたが、さてどんな風になっているのかしら?

 

耐震工事が終わってリニューアルオープンされた鳩居堂さん。モダンな和でかっこよくなってました。

 

吹き抜けが気持ちいい。商品は以前より少なくなったような?選りすぐりのものが置いてあるのかな。

 

木とアイアンのインテリアは今時どこでも見かけますが、それを和の雰囲気に納めるには?またファサードの石の貼り方がモダンで、でもなんでモダンに見えるのだろう?なんて、ついデザイン的な観察をしてしまいます。

なんとなくお洒落~と感じるだけでは、漠然とした記憶しか残りません。じっくり観察&自分なりに考察することが大事だと思っています。こちらの場合、部材の寸法にヒントがありそうと感じたので、石の寸法を測ってメモ。実測の記録は必ずデザインの役に立ちます。

どこでどうしてても常に仕事のことが頭にあるというか、デザインに生かせそうか?という目で見てしまうって、どうなんでしょうね~(^^;

 

 

ニュアンスカラー‘Taupe‘

Taupe(トープ)色ってご存知?

ベージュとグレーを混ぜたようなとてもシックな色です。グレージュとも呼ばれて、ファッションでは数年前から注目されている色。控えめな色合いなので主張し過ぎることがなく、どんな色合いのアイテムにも馴染んでくれます。ひと差しするだけで上品にまとめてくれる、そんな大人の便利色です。

グレーが好きな私ですが、このニュアンスカラーに魅せられて、iPhoneケースやキーケース、バックとトープ色のアイテムが増殖中(^^*

 

iphoneケースはBonaventuraのエトープを愛用中。

 

どこか見慣れた感じがする色だなぁと思っていたら、そうそう、樹の幹色にトープって多いです。ガーデンデザインでパースを着彩するとき、緑以外で一番使う色がトープだったりします。幹以外にも石や地面、柔らかく陰をつけたいときなど、あらゆるところに塗っているので、すぐ減ってしまうのよね。

 

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最近リメイクした照明(フロアスタンド)も実はトープ。

このフロアスタンドは、20代の頃に建てた家のお祝いでいただいたものです。滋賀に引っ越すことになって、家は売ってしまいましたが、フロアスタンドはずっと大切に使っています。シンプルでナチュラルな雰囲気のスタンドで、主に寝室に置いていました。

大事にしてきたつもりですが、年月が経ちだいぶシェードが日に焼けて、本体にもところどころ小さな傷がついています。

 

長年愛用してきたフロアスタンド。リメイク前です。本体は明るめの茶色、シェードは生成色。

 

そんな折、寝室の家具を動かす必要があり、このスタンドが不要になってしまいました。でもちょうどリビングのフロアスタンドが替え時だったので、そこに合うように思い切ってリメイクすることに。

シェードを取り換えて、本体を違う色に塗り替えたら何とかなるかな?と、ひとまず塗装を剥がしてみました。

すると現れた生地がトープっぽくてびっくり!

 

塗装を取ってみると、トープっぽい色目でとってもいい感じ。

 

乾いた感じも今の気分だし、結局何も塗らないことにしました。

サンドペーパーの番手を変えながら丁寧に磨いて仕上げ。小傷も消えてスベスベになりました。そしてシェードはグレーにチェンジ。元よりも幅の広いモダンな雰囲気のシェードです。

 

リメイク後。本体は素地をそのまま生かし、シェードを落ち着いたグレーに変えました。

 

ちょっぴり大人の雰囲気になったかなぁと思います。

トープなので周りと馴染み感が凄くて、リメイクしたのに、しかも割と大きなものなのに、夫は全く気付きませんでした。まぁ、普段からしょっちゅう色々なところを変えているので、いちいち言わないのかもしれませんが~(^^;

 

点灯ーっ。シェードを変えると光の色がやっぱり変わる。少し暗めでより落ち着きが出ました。

 

一口にト-プといっても色々なトーンがあるそうで、このスタンドの色はPaleTaupe(ペールトープ)、もしくはLightTaupe(ライトトープ)でしょうか。

長年見続けたスタンドがちょっとのことで一新、とっても嬉しいです。トープとグレー、ベージュの組み合わせにハマりそう。

 

 

新しい空気

一雨ごとに芽のふくらみが感じられるようになりました。弥生とは草木弥生い茂る月の意。今はまだグレーな風景ですが、月末には桜も咲いているのでしょうから、このひと月間の変化は相当なもの。楽しみでなりません。

「弥」という漢字を調べますと、

①あまねし。ひろくゆきわたる。「弥天」「弥漫」 ②時を経る。ひきつづく。ひさしい。わたる。「弥久」「弥月」 ③つくろう。とじつくろう。「弥縫」 ④おさめる。やめる。 ⑤いよいよ。ますます。いや。「弥栄(いやさか)」 ⑥梵語(ボンゴ)の音訳に用いられる。「弥陀(ミダ)」「弥勒(ミロク)」

「漢字ペディア」より参照)

三月の弥は「⑤いよいよ」でしょうか。期待膨らむ春の訪れにぴったりだと思います。

 

芽吹きまであと少し。

 

私には「いよいよ」ということは何もないのですが、急に思いついてイメージチェンジしたくなり髪を切りました。デコルテのところまであったのを20cm以上バッサリ!

うなじに風を感じます(笑)

髪って死んだ組織の集まりだっていうから、美しく保つことは本当に大変。時々バッサリ切って清潔感を維持したく。

 

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今迄そこにあったモノを動かしたり、なくしたりすると、新たな空間が出現します。隙間が出来て新鮮な空気が流れます。それがいいんですよね。

 

そういえば、ヨガをしていると、痛いところに空気を流すとか、何気なく言われます。呼吸で痛いところをほぐすようイメージをするのだそうです。そうすると、その場所に風が通ったような感じがしてスーッとします。澱みが取れたような気がするから不思議です。

ガーデンデザインの分野でも風を視覚的に感じるような自然な植栽がキテます。風通しのよい庭、風にそよぐ植物、亜熱帯化している日本にはこのような庭に癒しがあるのでは?

見た目も涼しげで心地よいものですよ。

 

動きがある植物がいいなぁと感じています。繊細な葉っぱ、でも性質は強いので節水できます。ディアガーデンの前庭昨年夏の様子です。

 

実は空気が汚れていたり澱んでいるような場所にいると、そういう雰囲気を感じるだけでも、人間の良心が低下するとか。ネガティブな影響が出て犯罪率が上がります。だから大気汚染が与える影響は底知れません。

クリーンで風通しのよい環境を作ることは、より良く生きることに繋がるのね。この春はそれを意識して暮らしてみようと思います。

滞りがちな習慣や使わないモノも捨てて、新しい風を通したい。断捨離に励もう!