花生けのお仕事より(7・8 月のまとめ)

ディアガーデンではお庭づくりや外構工事といった建物の外回りのお仕事だけでなく、植物に関するご要望に広くお応えすべく、インテリアプランツの納品や装花室礼といったお仕事も受け賜わっております。

そんな流れで、本年度より株式会社仁々木さまの京都祇園本店に毎月数回お花を生けに通っています。今日はそんなお仕事より7・8月のまとめをご覧いただきます。

○過去の事例はコチラ→1月2月3月 / 4月 / 5月 / 6月

 

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ブログではこれまで月毎にお伝えしていましたが、この夏は超ハードスケジュールだったため、花生けには通っていたものの、投稿出来ずにいました。

ですので今日は2ヶ月分まとめてご紹介します。

この頃は夏の盛りでしたので、訪れる方に少しでも涼を感じていただこうと、季に先駆けて初秋の花を生けていました。秋を迎えつつある今に生けてもピッタリなアレンジですので参考になればと思います。

また今回は、新しい花器を仕入れて使っています。合わせてお楽しみください。

 

投げ入れ

 

緻密に編まれた竹籠に玉川ホトトギスをシンプルに生けて。野に咲く花のような凛とした雰囲気になりました。

 

よく見るホトトギスは赤紫色の花ですが、こちらは淡い黄色で変わってますでしょ?玉川ホトトギスは京都井手町で発見された早咲き品種。関東の玉川とは関係ありません。

 

7月末はリンドウに生け変えました。リンドウは花もちがいい。

 

お盆の前に。ハスの実に赤紫の穂を合わせて。緑の茎を下へ流し立体的に生けてみました。

 

この竹籠は馴染みの骨董屋さんでの出会いもの。

店主によると昭和初期のもので「竹風斎作」と銘があります。調べてみると恐らく島橋竹風斎氏(1888-1949)のことではないかと。

端正な編み目、均整の取れた立ち姿がとても上品。和の雰囲気ですがフォルムがモダンで洒落てます。マブチ好みですが、私感だけで選んでいる訳では決してなくて、こちらの白木のカウンターに絶対合うだろうなと思ったのです。

初夏から秋まで結構長く使えそう。

 

掛け花

 

花器は備前焼きの蹲。クレマチス「エトワール」を枝垂れさせて。頭が重いので抜け落ちてしまわぬよう根元は枝を十字に結わえ留めています。

 

7月の中旬は吾亦紅に、こちらのお店の花壇で育てているリュウノヒゲとツワブキの葉を手折って生けました。花器は同じく備前の蹲る。

 

掛け花用の花器もひとつ仕入れました。

備前焼の蹲。「うずくまる」と読みます。

花器に見立てて使われる壺で、名前の由来は人が膝をかかえてうずくまるような姿から。前出の竹風斎の竹籠と同じ骨董屋さんで見つけました。

蹲はコロンとした愛嬌ある姿が魅力です。金具が取り付けてあり、掛けると壁に点を打ったようにちょんと居る感じがとても可愛い。手の平に乗るくらいのサイズですが、花材を枝垂れさせても合います。

掛けずに置いて使うことも出来るので、お店ではショーケースの上に飾ったりして臨機応変に使っています。

備前焼きの暖かな雰囲気は、秋から冬の間、わずかな花でも様になるというか。生けるのも楽しみです。

 

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掛け花では、以前から使っていた竹の花器もまた登場させています。

この花器は材は竹でも編んでいないものなので、通年使うことができ重宝しています。

 

お盆前。桔梗を竹の花器に。

 

8月下旬。薄の葉に女郎花。

 

盛り花

たまには盛花をと、私物の花器を持参しました。

これは私が生け花を始めたときに購入したもので、これまで何度となく生けてきた馴染み器です。高価なものではありませんが、度重なる引っ越しを経ても尚手元に置いている程お気に入りの器。

青の色合いが気に入っていて、濃すぎて沈むこともなく薄くボヤケもしない青というか。夏らしい青い花や白い花にとっては同系色、秋らしい色合いの花とは補色関係になるので、割と何でも合います。

 

オレンジの小菊と女郎花、薄の穂。青とオレンジは補色に当たるため、何気ない花材でも映えます。

 

花材は季節によって変わりますが、それを受け止める器が常に同じですと、なんとなく変わり映えしません。

逆に同じ花材でも器が変わると、生け方が変わりますので、全く違う雰囲気になります。花器ではないものを花器に見立てて使うのも面白いです。

花材と花器のマリアージュ、これからも私なりに考えて生けて参ります。

 

 

処暑だけど、処暑だから

残暑お見舞い申し上げます。

処暑とはいえ日中の蒸し暑さにウンザリしていたある日、ふと、そういえば今年の夏はかき氷を食べていないなと思い出しました。

それで、たまたま頂き物のスイカがあったので「スイカのグラニテ」というデザート作ってみましたら、あまりの美味しさに、夏嫌いの私がもう少し夏を味わってもいいかという気分に。

グラニテとはフランス発祥のデザートでシャリシャリとした氷菓子のこと。

 

バジルがいい感じの奥行を感じさせる大人のシャーベット。少しの塩と酢がスイカの甘みを引き出しています。身体の熱がすーっと引きますよ。

 

午後外から帰ってきたときや、お風呂上りなどに、処暑だけどまだまだイケます。

作り方は簡単。スイカの美味しいうちにお試しあれ。

レシピはコチラ→【マイナス3度の過ごし方】01:揉んで、凍らせるだけ。スイカのグラニテで、食べる前から涼しくなる – 北欧、暮らしの道具店 (hokuohkurashi.com)

 

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暑くて仕方がないのでこの頃は専らインテリアプランツと戯れています。

何となく見飽きた風景は、飾る位置を変えたり鉢のデザインを変えたりしてリフレッシュ。伸びに伸びた茎を整理してスッキリと。

ただ飾るだけではなく「扱う」愉しみというか。どんな状態でも、少し扱いを変えるだけで見慣れた風景が変わる面白さを感じています。

 

窓辺に植物をたっぷりと茂らせて。緑で部屋と庭を繋ぐ。

ハンギングプランツは今夏また増えました。時々場所を替えています。

 

夏場成長した葉や切り取った枝は水に差しておくだけで発根することも多くて、生命の力って凄いなっていつも感心します。

 

 

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虫の声が聞こえる朝夕に庭へと出て見ると、処暑らしく秋に花を咲かせるヤブランやシュウメイギク、フジバカマの蕾が上がっています。

庭木たちは徐々に活動を弱めて、体内の水分を減らしているようです。葉っぱが明らかに乾いてきているのです。これから、来春に備えて、木は葉っぱに貯えられた養分をどんどん分解して、幹や根に移動させていきます。

 

ディアガーデンのテラス。色々な葉色の植物を集めた花壇です。何となく葉っぱがカサコソとして。

 

そう、植物はいつも自分の目標を見失わず着実に支度をする。

 

 

鎮静の青花

梅雨の最盛期を迎え、ディスプレイガーデンの前庭では青い花が次々と咲いています。

今の時期主役の秋色アジサイの青に合わせて選んだ花たち、青といっても純粋な青花は滅多になくて、厳密には青紫なのですが。

青や紫の花を見ると、涼しさ・爽快さを感じると同時に、落ち着きを感じます。鎮静効果があるんですね。葉の緑には同じ様に精神を安定させたり身体を癒す効果がありますので、青や紫の花を咲かせる植物を見ると相乗効果でとても心が静まります。

実際、前庭を手入れしているとそんな色の鎮静効果をとても感じます。葉や花の柔らかな感触、湿った土の香りと共に上品なフジバカマの香りが漂って。五感は研ぎ澄まされているのだけれど、心や頭はとても静か。

慌ただしく先の段取りばかりしている私に「今を生きて」と植物が言ったような気がします。

 

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今年は、秋色アジサイ「マジカルシリーズ(ブルー系)」がたくさん花をつけてくれました。

昨年は弱剪定にとどめましたので、樹高葉張りともにこんもり茂って、花芽も沢山ついたみたい。嬉しいな。

 

 

秋色アジサイという品種は元々切り花として作られた品種だそうで、枝が太くしっかりしています。名にあるように花色がシック(秋色)に変化するのも特徴的なのですが、それを愛でようとすると来年の花が少なくなってしまいます。

秋色の花と来年の花付きとを天秤にかけて、色々と試行錯誤してきましたが、今は来年の花付きを優先させて、他のアジサイ同様7月中には切り戻しています。秋色は切り花として僅かですが楽しめています。

 

 

紫陽花は今月中旬には切り戻さねばならないので、お楽しみはあとわずか。思い残すことなく愛でようゾ。

 

 

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フウロ草「ブルーサンライズ」が今年もふんわり咲いて。昨年の眺めとほぼ同じですけれど。

 

ブルーサンライズは黄緑色の葉なので青花が沈んで見えないという素晴らしい品種です。

 

本当にかわいくてねぇ。

 

青系の花は、他にも斑入りのギボウシやサルビア・ネモローサ・カラドンナが見頃です。

そのうちバーベナ・ボナリエンシス(三尺バーベナ)も咲くはずなんですが。

 

斑入りの葉のギボウシ。薄紫の花が楚々と咲いて。

 

庭で沈みがちな青を見えるようにするためには、白や淡いグレーなどの背景が欠かせません。

白い穂を上げるグラスも何気に青を目立だせる役目があります。

細かな計算が必要な厄介な青花、でもほとんどの人が好きな色なんですよね。

 

サルビアネモローサ、どんどん咲きますので、しょっちゅう切り戻しています。

 

熱海市で発生した土石流災害に心を痛めています。

熱海は5年前、2016年の夏に旅した場所。災害が起こった場所の近くも通ったように記憶しています。

海と山が近くて青と緑がいっぱいで、急な坂が多い土地という印象が残っています。とても癒されたあの場所がいま酷い状況に…。

行方不明の方の発見が進みますように、そして救助作業や復興作業をされている方々の安全を祈ります。

 

 

花生けのお仕事より(6月のまとめ)

ディアガーデンではお庭づくりや外構工事といった建物の外回りのお仕事だけでなく、植物に関するご要望に広くお応えすべく、インテリアプランツの納品や装花室礼といったお仕事も受け賜わっております。

そんな流れで、本年度より株式会社仁々木さまの京都祇園本店に毎月数回お花を生けに通っています。今日はそんなお仕事より6月のまとめをご覧いただきます。

○過去の事例はコチラ→1月2月3月 / 4月 / 5月

 

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緊急事態宣言中は営業を自粛されていた仁々木祇園店様。解除後の21日より営業を再開されるのに合わせて、花生けに伺うことが出来ました。

またいつ宣言が出るかも分からない中、お商売にひたむきなお姿を拝見し、私も少しでも貢献できればと思います。

これからも一枝一枝心を込めて活ける所存です。

 

6月中旬【盛り花】

6月の花といえば、やはり紫陽花は欠かせません。

湿気を纏いむせかえるように茂る緑の中にのぞく清らかな青・・・そんな今の時期のお庭や野にある風景を切り取るように活けてみました。

敢えて葉を多めに緑濃く濃く。

 

緑多め。野にあるような紫陽花です。ガラスの器が涼し気。ツワブキの葉は花壇から。

 

6月中旬【掛け花】

私は庭や野の景色を写す花生けが好きです。

それはたぶん庭作りが本業ということもあって、お花屋さんで花を選ぶとき自然とそんな風景が浮かんでくるから。

また、私の花生けのスタートが、自然や草木に対する慈しみの心が礎となる「嵯峨御流」という流派であることも関係しているのかもしれません。

そんなことで、今回の花材には山裾などでよく見る山牛蒡を選んでみました。

秋に毒々しい黒紫色の実をたわわに生らす山牛蒡、今の時期はまだ小さな蕾をほころばせたばかり、実がついていても青くて、まるであどけない少女のようです。

茎のうねりもそのままに活けて。

 

ほんのり紅が入る茎はあの妖艶な実を連想させますが、今はまだ少女のような奔放さある佇まい。

 

 

6月下旬【盛り花】

頻繁に活け変えられないこともあり、すぐ萎れる花より長持ちする葉や枝を生かした方が綺麗に保てるので、夏場は枝物が多くなりそう。

この回はそんな枝物の中でブルーベリーを選んでみました。

 

ブルーベリーの枝をざっくり束ねて。

 

現在、仁々木様の主力商品であるフルーツ大福「菓実の福」にブルーベリーを使った「ブルーベリーの福」が店頭に並んでいます。

(公式サイトでチェックしてみてくださーい。コチラです→「菓実の福」)

熟した大粒のブルーベリーがゴロゴロ入ったムース仕立ての爽やかなフルーツ大福、私も何度かいただきましたが、冷凍のものを半解凍してアイス感覚でいただくのがおススメです♡

お店に来ていただいたお客様に、ブルーベリーってどんな木なのか?どんな風に生っているのか?お話ネタになればいいなぁ、なんて。

 

遠目は何の実か分かりにくいのですが、近づいてよく見ると、コロンとした特徴あるこの形、ブルーベリーって分かると思います。上手く熟すと食べられるかも?!

 

 

6月下旬【掛け花】

今日から7月がスタート。季節は七十二候でいうところの「半夏生(はんげしょうず)」へ。

半夏が生えはじめる頃で、田植えを終わらせる目安にされてきました。

そんな季を映すように半夏生を掛け花として活けました。

葉の半分が白く染まって化粧しているみたいなので「半化粧」なんて書くこともあるそう。とにかく涼しそうな植物です。

参考までにブログで半夏生について詳しく書いた回はコチラ→「半夏生の景色

 

葉の上部分が真っ白な半夏生。

 

水辺に群生する半夏生の様子。ここは南禅寺界隈に建つ金地院。

 

これから梅雨が明けたときの暑さを想像するだに恐ろしい。

7月生まれなのに夏が一番苦手というワタクシ。

また一つ年を重ねることも、蒸し暑さも、避けられないので・・・汗をかくことも嫌いなんだけど、

大人のやせ我慢というか、

自分自身が暑苦しい存在にならないようにね。

何でもない顔して乗り切ってやろうじゃないの。

 

 

アボカド栽培日記&アボカドアイス

相変わらず仕事に忙殺されている日々ですが、ちょっと息抜きに「そういえばブログに書いてなかったな・・・」と思い出したネタを書きます。

話は2年程前にさかのぼります。

ある日スーパーで何気に買ったアボカドを食べようと割ってみると、それはそれは立派な種が入っていました。直径5cm程ありましたでしょうか。丸々として生命力溢れています。

日常的にリボベジ(→※)している私は「これは芽が出る」と本能的に察知。もしかしたら観葉植物として飾れるかもと、面白半分で育ててみることにしました。

※リボベジとは、リボーンベジタブル(Reborn Vegetable)の略で再生野菜のこと。 捨ててしまう野菜の根やヘタの部分を水につけたり、植えたりして再び育てることです。

 

まずは、根の出る方を下にして、種が少し浸かる程度の水を張った器にセット。

水が切れないよう、また濁らないように気を付けながら様子を見ていました。

 

2019年4月。窓辺に置いて栽培スタートです。「アボカドちゃん、芽を出して」と声を掛けながら。

 

始めのひと月は何も変化がなくて「この種、生きてるんかな?」「やっぱりあかんのかな?」って気をもみました。

でも腐ってもなさそうなので、引き続き置いておくことに。

それからしばらくして、水を変えるとき何気に見ると、形が微妙に変わっていて突起が出来ていました。

 

2019年6月。水に漬けていた方を見ると、なんか出てきそうな突起がありました。

 

「こ、これは根が出るかも!」「生きているみたい、良かった~」

気を良くして、根が伸びやすいように器を変えてあげました。

 

2019年7月。種が割れて、白い根が伸びてきました。種の中に芽らしきものも確認できます。この頃、アボカドちゃんはもうペット状態です。

 

順調に育ってたそんなある日、やらかしました。

水を変えるとき、うっかり床に種を落としてしまったのです。

それで真っ二つに割れてしまいました。・・・あぁ、私ったら何で落とすかなぁ(泣)

もうどうしようもないんだけど「アボカドちゃん、ごめんな、ごめんな」って謝り倒したっけ。

 

2019年7月。折角ここまで育てたのに割ってしまった(´;ω;`) もうダメかもと落ち込んだ日。

 

気を取り直してよく見ると、とってもきれいに割れています。不幸中の幸いというか?芽も根も全く傷ついていません。

ダメ元で土に植えることにしました。

今ついている芽は種の養分を半分しかもらえないけれども、根がでているのだから後は土の養分で何とかなるんじゃないか???ここは種の生命力を信じて出来る限りサポートしようと思いました。

それから2ヶ月↓

 

2019年9月。芽がここまで伸びました。割れた半分からも芽が出てくるかと思って植えてみたけれど、こちらからは何も出ませんでした。

 

 

種の力が苦境を乗り越え見事に成長していきました。

「アボカドちゃん、凄いねぇ」諦めなくて良かったです。

ここまでくるとあとは水遣りをするだけ。霜が降りるまで外で育てました。

 

2020年10月。だいぶ茎が太くなってきました。種は役目を終えて干からびています。

 

育て始めてから2年たった現在、樹高1m程(鉢込み)までに成長しました。

葉が垂れてくると水切れのサイン。たっぷりあげると葉は上向き、ピンピンになって機嫌よさげです。

 

どう?観葉植物っぽいでしょ?

 

スーパーで買ったアボカドの種を植えたら、本当に観葉植物として飾れるまでに育ちました。

途中割ったりしたけれど、病気や成長不良とか異常なところもなく、ただ水遣るだけで育ったので丈夫な植物だと思います。

これを庭に植えて上手くすると、実がなるかもしれませんが、巨大になるらしい。一般の家庭では絶対に植えてはいけない部類の木、やめておきましょう。でも観葉植物としてはなかなか素敵で、元手もかからないのでおススメです。

それで、このアボカドちゃんなんですが・・・実はもう我が家にはいません。

一人暮らしを始めた姪の慰めになるといいなと思いプレゼントしました。ファースト観葉植物として、ちょうどいい大きさ、丈夫さです。順調に育ったら、剪定とか鉢増しとか、またアドバイスしようと思います。

 

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アボカドネタでもうひとつ。

最近ハマっている美味しいアイスのレシピをご紹介します。伝説の家政婦志麻さんのレシピを参考にしました。

アボカド好きにはたまらない美味しさ、超おススメです。

 

アボカドアイスの材料。アボカド、ハチミツ、レモン汁少々。たったこれだけ。

 

(材料)

1.アボカド2個

2.アボカド1個につきハチミツ大さじ2~3

3.レモン汁少々(なくてもよいかも?私は欲しい派です)

(作り方)

1.アボカドの種を取り、粗く刻んでから、フードプロセッサーにかける。

2.ハチミツ、レモン汁を加え滑らかになるまで攪拌。

3.保存容器に平らに広げて冷凍庫で凍らせる。

簡単なのに、卵や乳製品を入れていないのに、ねっとり滑らかなアイスが出来ます。ハチミツはたっぷりと。甘めの方がデザートらしくて美味しいです。

 

アボカドアイス。色もそのままでとても綺麗。

 

シンプル&リッチ&ヘルシーなスイーツ。いつも夕食のデザートとしていただきます。こういうの、ちょっとあるだけで満たされます。

 

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そうこうしているうちに七十二候は芒種の末候「梅子黄(うめのみきばむ)」を迎えました。梅仕事の時期です。

これはディアガーデンがいくら忙しかろうが、どうしてもやりたい仕事。

折角順調に貯まりつつある梅干しのストックを今年で切らす訳には参りません。という訳で、再来年以降に食べる梅を今年漬けます。

 

ただいま絶賛追熟中。甘酸っぱい香りが部屋中に漂って幸せ。

 

 

花生けのお仕事より(5月のまとめ)

ディアガーデンではお庭づくりや外構工事といった建物の外回りのお仕事だけでなく、植物に関するご要望に広くお応えすべく、インテリアプランツの納品や装花室礼といったお仕事も受け賜わっております。

そんな流れで、本年度より株式会社仁々木さまの京都祇園本店に毎月数回お花を生けに通っています。今日はそんなお仕事より5月のまとめをご覧いただきます。

○過去の事例はコチラ→1月2月3月 / 4月

 

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初夏は春に芽吹いた芽が、しっかりとして更に成長する時期。

茎や蔓が旺盛に伸びる様を花生けでも感じて頂こうと、青々とした蔓ものを活けてみました。

 

5月初旬【盛り花】

蔓ものってお花屋さんでは、どんな風にも活けられるよう一本一本ほぐされて売られていますが、野にある時はたいてい絡まっています。

ですので、ありのままの姿というか、あえて絡めてガラスの丸い器の縁にぐるっと添わせ、蔓同士をひっかけて留めました。飾る場所が限られているので、こうした方がまとまりますし、扱いやすく簡単に活けられるように思います。茎の柔らかな質感もいい感じに出せます。

縁に這わせた蔓にもたれるように挿した花は、五月晴れの空の色を映したような矢車菊と白い花のオーニソガラム。

同じ季節に咲く花はどのように活けても相性が良いものですね。

 

 

5月初旬【掛け花】

草の他に、枝の状態の蔓ものもあります。

この日は山帰来(サンキライ)を仕入れました。

山帰来って冬によくリースで使う花材です。そう、あの赤い実の!でも今の時期はまだ未熟な実で、ツヤツヤの丸葉も愛嬌があります。

この青葉の山帰来もまた素敵じゃないですか?

 

 

いつも枝が何本かセットされているものを買いますが、その中で「さてどの枝を使おうか?」と選ぶ作業が楽しいです。

素材の良さが出そうな1本を手に取り、不要な枝をチョンチョンと切って・・・角度を定め息を止めて挿す。たまにですが、こんな最小限な始末で一発に整うときがあります。活けていてすごく気持ちいい瞬間です。

それが今回の掛け花で体験できました。

 

これ、たった1本の枝を挿しただけ。

 

自然がつくるカタチって本当に素晴らしいですね。

ちょっと手を入れただけで、突然動きが出て。

でも不思議と景色は静かなのです。

 

2,3か所鋏をいれて、すこーし枝をためただけ。この枝は先にもしっかり動きがあるところが良かったです。

 

お店の方がこの掛け花をご覧いただいた瞬間、ひとこと「いいっ!」って叫んでくれました。

めちゃめちゃ嬉しかったです。

 

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さて、京都府は先月25日から緊急事態宣言の対象となり、ついに仁々木さまの京都祇園本店も、5月19日から末日までの予定で臨時休業に踏み切られました。

ですので、今月の花活けはGW明けに伺ったこの一度きり。

残念ではありますが誰もが辛い状況。私は諸事情を慮り従うまでです。

今後、状況をお尋ねしつつ、また花生けが出来ることを楽しみに待っています。

 

 

車での移動日は

昨日は打合せ2件と現場確認のために、琵琶湖の対岸にあたる湖西に車で出掛けておりました。

目的地は対岸にうっすら見えてはいるけれど、ディアガーデンとその場所を繋ぐ橋がないので、橋のある場所まで行って、ぐるーーーーっと回らなければなりません。見えているのになかなか辿り着かないもどかしさと言いましょうか。往復2時間程度は運転することになり、これがまぁまぁ大変なんです。

でも運転中って、目の前の事柄から一旦離れて気持ちの切り替えが出来る時間でもありますよね。

考え事をしては危険なので、大抵は好きな音楽をかけて、頭空っぽにしてドライブを楽しんでいます。

 

いつもインテリアだけは私好みにさせてもらっている自家用車。音楽を流すと究極のリラックス空間に。運転は得意な方かな。

 

それで昨日21日は、ご存知の方も多いと思いますが、B’zのサブスクリプション解禁日!でした。

朝、iPhoneにそのお知らせが届いていたので、今日はB’zを聞きまくるゾと勇んで出発。

最初の曲は「LOVE PHANTOM」で、いきなりテンション上げてもらって、途中同乗者がいた時は一緒に楽しんで、帰宅するまであちこち移動したからトータル3時間近くのロングドライブになったけれど、B’zのお陰で飽きずに乗り切りました。

 

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さて、今週はずっと雨ばかりで憂鬱でした。今年の梅雨はどうやら長丁場になりそう?

少しでも気分を軽やかにとテラスの鉢植えを涼やかなミスカンサス「モーニングライト」に変えました。

モーニングライトは、葉が細い糸ススキの斑入りタイプで、白い覆輪の入る葉が春〜秋まで楽しめます。

自生するススキに比べると草丈も比較的コンパクトにおさまり、秋に出る赤みを帯びた穂は葉とのコントラストが美しいです。

 育てるのは簡単でオススメです。地植えした場合は、毎年株分けした方が良いかもしれません。

軽やかな葉が目に涼やかです。

 

気持ちを切り替えるには好きな音楽を聴くことも効果的だけれど、いつも見ている景色を少し変えることでも、いい気分転換になります。

明日の日曜は久しぶりに晴れそうで、剪定の仕事に行って来ます。

 

 

今年は短い?初夏のキラキラ時間

公私とも怒涛の忙しさで必要に迫られ出ずっぱりの5月初旬。

体重が3kg近く落ちて疲れがピークに達した昨日、強制的にゆっくり出来るように・・・と、美容院に駆け込みました。髪をバッサリ切って、馴染みのヘアスタイリストさんに愚痴を聞いてもらい、お陰で頭も気持ちも軽くなりました。Nさん、いつもありがとうございます。

というわけで、また今日から頑張ります(^-^)

 

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そして、ふと気が付けばディスプレイガーデンの植物たちはモリモリに。

 

ディアガーデンの前庭の様子。北向きなので日陰の時間帯が多いのですが諸々健気に咲いてくれます。手前、サルビア・ネモローサとオレンジのヒューケラが特にきれいです。

 

ディスプレイガーデンは毎年同じなようで、実は少しづつ変化しています。その年の状態を見て、より育ちそうな場所に配置替えしたり、新しい植物を植えたりしていて、その成果をいま確認しています。

例えばあちこちに植えていたアスチルベ、想像以上にナチュラルでグラス類とかの草に馴染み過ぎていたので、一か所に固めて存在感を強調してみました。

 

アスチルベ「ビジョン・インフェルノ」。2年目の株、固めて植えたので花茎も増えて見えます。もう少ししたら咲きそう。足元の黄金葉のフウロソウとのコントラストも計算して。

 

看板下の花壇では、オキザリスが他の植物を追い込むまでに増えてしまったので、かなり処分しました。でも細かな球根は全て取り除けるものではありません。残っている部分がピンクの花を咲かせています。

ゼロイチで考えると何事も疲れますし、除草剤は撒きたくないので、これからもゆるく付き合ってくことになりそう。

 

手前はコバノズイナ、奥の空色の花は丁子草。低く咲いたピンクの花はオキザリス。花壇の外にまで蔓延って取り切れません(泣)

 

こちらは新顔。テラスで初めて育てるアストランティアです。スノースターという品種。こういう楚々とした花が好きで^^

 

いまディスプレイガーデンでは、他にエゴノキが咲いて、バラも咲いて、アジサイの蕾もたくさん上がっています。

今年は梅雨入りが早そうなので、初夏の晴れ間のキラキラした時間を見逃さないようにしたいですね。

 

花生けのお仕事より(4月のまとめ)

ディアガーデンではお庭づくりや外構工事といった建物の外回りのお仕事だけでなく、植物に関するご要望に広くお応えすべく、インテリアプランツの納品や装花室礼といったお仕事も受け賜わっております。

そんな流れで、本年度より株式会社仁々木さまの京都祇園本店に毎月数回お花を生けに通っています。今日はそんなお仕事より4月のまとめをご覧いただきます。

(過去の事例はコチラ→1月2月3月

 

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桜の花が散って、草木の青葉がいよいよ目立つ4月初め。華やかな花というより、柔らかな新芽やキラキラ光る青葉を愛でたい気分です。

お花屋さんに行くと、そんな私の気落ちを知っていたかのように素朴な感じの花材が売られていて嬉しくなりました。特に畦でよく見るナズナ、通称ペンペン草に似ているけれど、もう少し丈のある「タラスピ」というお花が可愛らしくて。西洋ナズナなんだって。

アレンジにタラスピを入れると、一気に野の花っぽい雰囲気になりますね~。

 

4月の初め、仕入れたのは左からマトリカリア、柔らかそうな蔓性の葉っぱ(名前忘れました)、クレマチス、西洋ナズナのタラスピ。

4月初旬【盛り花】

そのタラスピとマトリカリア、蔓性の葉っぱを手の中でランダムに束ね、ゴムバンドでくるくる巻いてまとめたら、最後に茎をちょんちょんと切り揃えます。あっという間に小さなブーケが出来上がります。

ウェディングでよく見るチャイルドブーケにピッタリなんじゃないかしら?

素朴だけど可憐なとっても可愛らしいブーケは、小さな片口の器に。

たまにはこんなのもいいかなぁと提案してみましたら、お店の方に大好評でした。

 

ふんわり可憐なブーケ。

誰もが笑顔になってくれそう?ハッピーオーラが出てます。

 

4月初旬【掛け花】

花活けも、和の食材と同じように「はしり」「旬」「名残り」「出会いもの」などを感じながら色々と織り交ぜています。4月の初めだけれども、お花屋さんにはもう早、5月に咲くクレマチスが並んでいました。

仕入れたのはベルの形をした花のクレマチス。濃い紫がシックで和菓子屋さんにも合うかなと。暴れた茎姿は掛け花にすると面白いです。

 

一重なので和の雰囲気でも浮かないかな。自由に伸びる茎をそのまま生かして。

 

4月中旬【盛り花】

初旬に引き続き青葉を愛でたい気分。ディスプレイガーデン(ディアガーデンの展示庭)でも草たちがすくすくと成長していました。その中から増えに増えたアマドコロを何本か手折って持参、生けてみました。

 

柔らかそうな葉は、なんだか美味しそう。サラダに出来そうな感じです。目立ちませんが白い花が咲いています。仕上げに霧を吹いて。

 

4月中旬【掛け花】

掛け花用の花材白ヤマブキも、ディスプレイガーデンで育てているもの。頃合いな枝を選んでカットしきれいに洗って持っていきました。お花屋さんでも白ヤマブキは買えますが、庭で育ったような奔放さはありません。

 

白ヤマブキの花の白は、なんていうか私の中では特別。とても清潔感溢れる白で、毎年春に咲くのが楽しみなのです。

 

庭と言えば、ここ仁々木さんの店先に小さな花壇があります。

今頃はハイノキの白い花がお客様をお迎えしています。

 

2.5mほどのハイノキ。土が少ない花壇で健気に咲いています。

 

4月下旬【掛け花】

この花壇をお作りして2年半ほど経ちますか。

最初に植えたコバノズイナも蕾をたくさん付けています。整枝剪定を兼ねて花材に利用する・・・ということもそろそろ出来るようになりました。

 

庭植えのコバノズイナは花屋さんのより葉っぱが大きめ。ふわりと浮かせて生けています。

 

4月下旬【投げ入れ】

1月~3月はあっという間に過ぎ去りますが、4月は「死ぬほど長い」と揶揄されるように、毎年4月は異常に長く感じます。今年は工事で現場通いしながら新規の打ち合わせもし、花生けは3回通いました。結構慌ただしかったのに、長かった~。

そんな4月もようやく終わり。

GW中に端午の節句があるので、花菖蒲を生けて参りました。この名前の元になった「菖蒲」は、サトイモ科のショウブのことで、アヤメ科であるハナショウブとは全く別モノ。生けるにはちょっとゴツイ感じですので今回は花菖蒲を。

 

スッキリとした草姿をそのまま写して生けたつもりです。花が咲くと違った風になりそうですが。

 

明日からは皐月、爽やかで大好きな月です。

どんな花に出会い、どんな花生けをするのでしょう?実は自分でも分かりません(笑)

年中行事の室礼として生けるのならば、予め思い描いて行くのですが、そうでなければ真っ白な気持ちで仕入れにいって出会いを楽しみ、即興的に生けています。

なので自分でも楽しみ。

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湖東の造園外構工事ー植栽編

琵琶湖の東側の地域のとあるお宅の外構工事(エクステリア工事とも言います)と造園工事、2種類の工事が無事終了。

いま振り返りながら作庭記を書いています。今日は作庭記としては最終回の植栽編です。

それで、あと残すところは完成画像なんですが、実はまだほとんど撮影出来ていなくて、またタイミングを見計らいUPしたいと思います。

工事最終日に何枚か撮ったものを一部先行してInstagramにUPしています。→

既にUPしました工事の様子: 基礎工事編 → コチラ、 石工事編 → コチラ、 床工事編 → コチラ

これからお庭や外構(エクステリア)を作りたいと思われている方、リフォームしたい方の参考になればと思います。

 

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作庭記では、これまで構造物を作る作業ばかり書いてきましたが、ようやく植物の登場です。

この日も晴れ渡ってきれいな青空!まさに植栽日和でした。

植えるにあたり、花壇には予め敷地から出た良質土(砂系)と客土(関西では真砂土を客土として使います)を入れ盛っておきました。お施主様は畑をされている関係で「この辺りは砂地だよ」とおっしゃっていて、実際土工事で掘り返して見ても、水はけがとても良いことが分かりました。

それを踏まえ、パートナーの造園屋さんの提案もあって、改良剤はバーク堆肥とネニサンソという真珠岩系パーライトを採用しました。通気性に優れ酸素を十分に補給することからネニサンソという名前がついたみたいです。水持ちがよく、水と空気の配分が理想的で、過湿にならず乾かないということでよく使っています。(水はけが悪く根腐れする危険がある場合は黒曜石パーライトを使います)

 

前庭にドウダンツツジを下ろしているところ。重すぎて男性でも持てない木は、植える場所にユニックで吊って下ろします。

 

今回、植える庭は2ヶ所。前庭と主庭です。

前庭は個人の庭でありながら、道路に接しているので公共的な性格も持ち合わせた庭です。お玄関先でもありますし、出来れば常にきれいに見せたい部分です。

ですので、私は前庭の植栽を設計するとき、常緑低木を必ず入れます。場にあった育てやすい樹種を選ぶと、手入れもしやすく年中緑が楽しめます。目線に近いので、ここにきれいな緑がいつもあると、なんだか整って見えるのです。

常緑といっても高木ばかりだとなんだか暗くて重苦しくなるし、草花できれいに整えるには手がかかり過ぎます。ですから常緑低木が適していると思います。

このお宅の前庭の常緑低木には、サツキツツジを選びました。上の画像で手前に見えている木です。自生植物で根付けば雨さえ当たればよく育ちますし、花後に刈り込むだけでいいので手入れも楽。予め据えた景石に添わせるようにたくさん植えました。和の雰囲気の建物ですのでよく合うはず。

前庭のシンボルツリーは2m越えのビックなドウダンツツジです。秋に見た時は枝だけでしたが、今は花が咲いて葉も芽吹いて・・・植えるとそれはそれはきれいで立派で、場にドンピシャ!上手くマッチしたと思います。

(本文最後にドウダンツツジ含めた画像があります)

 

仕入先には色々な苔類がパレットや乾燥した状態で並んでいます。今回はその中から砂苔を、築山の端と石貼りの目地に植えました。

 

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主庭はリビングダイニングに面した庭で、雑木の庭にしたいというご希望でした。

イロハモミジやアオダモ、サルスベリなどの落葉高木を何本かに、アジサイ、ユキヤナギ、トサミズキ、ヒメシャリンバイなどの低木、それに春~秋咲く宿根草などをご提案しました。

こちらのお宅の植物の9割以上は日本の野山で育っている自生種から選んでいます。ただ、アジサイと主庭の宿根草の一部は外来種です。

奥様から「和になりすぎないように」というご希望がありましたので、アジサイは白い「アナベル」に、宿根草ではロシアンセージ「リトルスパイヤー(矮化種)」やベロニカ「ロンギフォリア」をおススメしました。

アジサイ「アナベル」は西洋アジサイですが、細い茎に綿帽子のようなフンワリとした白い花を咲かせどんな庭でも素敵にしてくれます。大きさはコントロールできるし何より丈夫で切り花にしてもいい。私も大好きでディスプレイガーデンで長年育てています(画像はテラスの花壇です)お客様のお庭に大抵おススメしていて100%採用されてるアジサイです。

外来種でもはんなりした優しい雰囲気の植物だから自生種に合うと思います。それに外来種といってもむやみに繁殖せず、大きくなりすぎないので良いかなと思いました。

外来種は何といっても華やかでそそられるのだけれど、自生種を脅かす存在。環境保護の観点からも取り扱いには気を付けているつもり。

 

前庭(砕石敷きの駐車場)から繋がる主庭の植栽の様子。ここは落葉樹を中心とした雑木の庭で、画像はイロハモミジを植えているところです。その奥には先に植えたアオダモが見えます。

 

上の画像からお分かりいただけるでしょうか?木は敷地の周辺に一直線に植えるのではなく、家寄りにも植えたりして、どの角度から見ても並ばないようジグザグに配置して、奥行きが感じられるようにしています。

主庭のシンボルツリーのアオダモは庭の中心に植えてあり、縁側のようなデッキに座ると出るとその清々しい姿が一番に見えます。

前庭の植栽は完成させましたが、主庭の方は広いので、主たるものを植えただけ、ベースを作っただけです。花壇には客土のみで改良剤も入っていない部分がまだ残っており、これからお施主様のお好きなように植えられる予定で、追々サポートしていきます。

どんな風になるのかとっても楽しみです。

 

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最後に。

フェンスや門、アプローチ、駐車場などの構造物は庭の骨格となるもの。生活する為になくてはならないものだから、デザインは素敵でありつつ、利便性や耐久性が重要です。造り手は、それら構造物をしっかりと作るだけでなく、建築で出来ていない部分や足りない部分をどう補うか?予算内でディティールをどう納めるか?などに頭を悩ませ神経を使って造っています。

それでようやくいろんな構造物が出来て外構は完成します。

でも家全体を見ると、いまいち殺風景なのです。なんていうか、「家」ではなく「建物」という感じ。私の勝手な見方なんですが、土地にモノが載っているだけ、そんな印象です。

 

工事中の画像ですが、敷地の縁に沿ってブロックを積み、門壁がつき、アプローチがつき・・・外構はほぼ完成の図。構造物が並んでいるだけ、何だか殺風景です。

 

それが、木を植えたり草花を植えたりすると、一気に土地と建物がつながって「家」になるように思います。

上の画像と下の画像を見比べていただくと、私の言うことが何となく伝わるかしら?

 

外構工事につづき、造園工事で植栽完了の図。上の画像と見比べると、雰囲気が全然違いますよね。緑が入るとこんなに建物が生き生きと、そして根付いて見えるんです。

 

これは設計の段階で、いつもお客様にもお話していることで、その時は殆どのお客は私の言うことがピンとはきていないご様子。でも植栽工事が始まって、どんどん緑が足されていくにつれ、建物が生き生きと見えてくるのに驚かれます。

そして植え終わったとき、「家になった、という感じがします!」とおっしゃいます。