七夕の室礼に願いを込めて

明日は七夕。

新暦では梅雨末期ですから晴れた夜空は望めない。残念ながらこのあたりは明日も雨予報です。

それはともかく。

七夕の室礼にと「乞巧奠(きこうでん・きっこうでん)」に因んで、五色の糸を玄関に飾りました。

有職造花のデザインを参考にして作ったものです。

実は昨年作ったもの。気に入っているので再登場です。

 

乞巧奠とは
中国古来の風習で、織女星が養蚕や糸、針の仕事を司る星と考えられ、機織の上手な織女にあやかり、特に女子が手芸に巧みになることを願った行事です。乞巧奠は機織だけでなく、日常の針仕事、歌舞や音楽などの芸事、そして詩歌や文字の上達を願う行事へと発展していきます。笹竹を立てるようになったのは江戸時代に入ってから。 五色の短冊に詩歌を書き、手習い事の上達を願う習俗が生まれました。

室礼三千のサイトより抜粋)

 

ものづくりや手仕事が好きなので、暇をみつけては何か手を動かして作っています。

長年やっていると要領は大体分かるんですが、上手く出来るかは別問題。上達するといいなって思います。

それでも「下手の横好き」とはよく言ったもので、こういうことには、本業でないのに時間を忘れて熱中してしまいます。趣味にする程ではないし、それについて詳しくもなければ、上手でもない、でも好きなんです。

完成したものは、見た目がイマイチだったり、見えない部分が雑だったりするのですが、自分好みではあるので愛おしくて。

 

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最近の手芸作品は、ルームウェアワンピース。

夏にぴったりの布が手元にあったので作ってみました。パジャマとして着ようかなと思って。

作っている途中に気が付いてしまったのですが…全く似合わない!

可愛い系は似合わないって分かっていても「着心地がラク」「これなら作れそう」という点に目が眩んでデザインを選んでしまって。

結局、姪が着てくれることになり、着丈を変更。なんとか仕上がりました。

 

肩にたっぷりギャザーの入ったワンピース。サラッと軽い生地だし、着ていてラクかなぁと選んだデザインでしたが。

後ろもギャザーがたっぷり。アクセントに細いベルトも作りました。姪にはぴったりでした。

 

作っている過程が楽しいので、それでもいいんです。可愛く出来て、満足、満足。

次なに作ろうかな?

 

 

5月最後の週末、来客と雨の緑と

5月最後の週末は、全国的に緊急事態宣言が解かれて迎えた初めての週末でしたね。皆様はどのように過ごされたのでしょうか?

 

土曜日はお客様がいらしてお打合せをしました。

コロナ対策はいつも通り(詳しくは→コチラ)、でも毎回気を引き締めて!緊張感を持ちつつ、お迎えする準備を整えました。

 

事務所の入り口付近にディアガーデンの対策を分かりやすく掲示しております。これは自分への警戒も兼ねています。アルコール除菌スプレーもここに。

 

お客様もキチンとマスクを着けてお越し下さって、事務所に入るときには手指アルコール消毒、私はお客様と向き合わないように座って、それでお打合せスタートです。

新しい日常。そのうちこれがルーティーンとなり、しないと不安・・・そんな風に感じるようになるのでしょうね。

 

事務所の打ち合わせテーブルすぐ傍の小窓はずっと開け放ち換気をしっかり。今は空調も必要なくこれで快適ですが真夏の午後は・・・テラスかな(^^;

 

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日曜日は、やっぱりまだ出掛ける気にならなくて、おうちでまったり。

シトシト雨が窓外の緑をクッキリと見せていました。

 

上の画像と同じ事務所の小窓。木のフィルター越しの景色です。すぐ前に歩道があるけれど建物の基礎を高くしているので、通行人の目線は届きません。

 

キッチンの小窓からは木しか見えません。森の中か?と見紛う程の緑量です。これだけ茂るとカーテンやシャッターの役割を果たしてくれます。

 

ダイニングの窓一杯に広がる緑。プライバシー対策と眺めを兼ねた生垣は用の美そのもの。

 

雨や曇りで薄暗い日の緑は、このようにとても濃くクッキリと目に映ります。晴れた日は、葉が透けて木漏れ日がきれいで・・・それぞれにいいものです。

テラスの緑に限ってなんですが、私が一番好きな色合い、そのタイミングは、日が落ちた直後のブルーアワーです。そのときのこの生垣の緑は、青みを帯びて凄くシックないい色合い。本当に素敵なの。それが次第に濃紺に染まっていく様子も美しくて。

(いつか上手く撮れたらお見せしたいです)

でもなんて美しい緑なんだろうとじっくり味わう間もなく、あっという間に暗闇が迫ってきます。北欧の国では、ブルーアワーが、季節によっては何時間も続くそうです。いいなぁ。日本では30分もあるかな?

 

ブルーアワーの終わりは庭の照明が知らせてくれます。暗くなったら自動点灯するもの。この眺めもまた違っていい。

 

さぁ、今日から6月。

気を引き締めて真面目に、でも新しい日常を新鮮なものとして面白がって過ごしたいです。

 

端午の室礼-2020

庭の花菖蒲の葉と近くの畦に生えている蓬を摘んで、端午の節句に因んだ活け込みをしました。

今日は5月5日。奇数が重なる日で五節供のうちのひとつ、菖蒲の節供です。奇数(陽)の重なる日は、めでたい反面、陰に転じやすい・・・そこで、邪気を祓うために、旬の植物から生命力をもらうということで、それぞれの節供には植物が深く関わっているのですね。

人日は七草、上巳は桃、端午は菖蒲、七夕は笹、重陽は菊、というように。

 

今朝の玄関、端午の活けこみです。

 

庭の花菖蒲の葉と蓬、愛想付けにアマドコロを少し加えて。まぁそんなに凝るものではありません。サラリと活けたつもり。

 

本当言うと菖蒲と花菖蒲は別物なので、これで邪気は祓えてはいませんが、玄関に五月の風が吹き込んだかのような涼やかなアレンジになりました。これから夏にかけてはこのように青い葉だけの室礼が増えて参ります。

さて、本物の菖蒲はお風呂にでも入れましょうかね。

 

今日のおやつはやっぱりコレ!柏餅、蓬入りです。

 

年中行事で定期的に邪気を祓っているお蔭か(勝手にそのように思っているのだけれど)心身ともに健康であることに感謝です。

身体のことを見えない何かに頼りきることはあり得ませんが、心には薬もメスも入れられませんので、そういう意味で、禱りやお祓いは安まります。

ひとつ行事を終えるたびに心丈夫になっていくように感じます。

 

 

在宅勤務の工夫

3月31日付けで、ディアガーデンのある滋賀県でも、新型コロナウィルス感染拡大が広がっている県への不要不急の往来の自粛要請が出ました。合わせてテレワークや時差出勤、在宅勤務など働き方の工夫をするように、また若年層への注意喚起なども。

昨年までは思いもよらなかった急速なテレワークへの流れの中、強制的に切り替わった方々は、日々ご苦労なさっていることとお察しします。それでも通勤から解放されて時間に余裕が出来る、暮らしや家庭で新たな気づきがあったりと、効用も大きいのではないでしょうか。

私自身は、ご存知のように在宅勤務です。ディアガーデンを創めた当初からずっとですから、もう17年近くになります。

創業当時は一軒家を借りていて、部屋が余っていましたので、他所に事務所を借りるなんて全く考えず、当然のなりゆきで在宅勤務となりました。そのあと、自宅を新築し、その一角に事務所を作り、今に至ります。

 

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在宅勤務を長年続けてきて、一番難しいのと思うのは、ON/OFFのメリハリをどうつけるか?環境をどう整えるか?です。

ON/OFFのメリハリは、私の場合、時間で区切ることは難しい。繁忙期なら昼夜問わず働いてしまう性分で、夜ソファで寛いでいても、いいアイデアが浮かぶと事務所に直行してしまう。逆に、仕事の合間に家事をした方が効率的な場合もあります。ただ、朝だけはルーティーン化して、クリーンな環境にリセット後、仕事に入れるようにします。時間の区切りで、唯一切り替えが出来るのはその時かしら。

メリハリをつけるのに、私に一番合っているのは外見を変えること。

服装は、一応ホームウェアというんですか?あまりに寛いだ雰囲気のお洋服は着ないように心掛けています。帽子やサングラスをつけてバックを持つと出掛けられるような・・・そんなコーディネートを心掛けています。色はカジュアルでもきちんと見えるネイビーが多めかな。

朝、着替えたら、顔や手に日焼け止めのクリームを塗るだけでメイクはしません。髪を整えたら、きらっと光る小さなアクセサリーを付けます。

自分にとって快適だけど、程よく緊張感のあって気分も上がるような、そんな外見にすることが、在宅でも仕事モードに入るスイッチかなと思っています。アポなしの来客も、この程度整えておけば、何とかなってるかなと。すっぴんだけど、気にするのは自分だけなので、まぁいっか、です。

 

3年前になりますか、今更どうかしら?と迷いつつ思い切ってあけたピアスホール。これが良かったです。軽いし、付けると少し輝きがプラスされるので気分がいい。画像のピアスは2つに分かれるタイプ。普段は揺れる部分を外して付けています。

 

環境づくりは、第一にワークスペースを確保することから、ですね。これからの住宅はワークスペースを含めた間取りが当たり前になっていくのでしょう。

スペースの大小やスタイルはそれぞれ。そんな中、意外と重要なのが、座る時の向きじゃないかと思います。

部屋の状況によって変わりますが、私は、この頃、窓や入口のドアに向かって、壁を背にして座っています。デスクワーク中にふと目を上げると外の景色や庭木、空がすぐ見えて気分がいいんです。

背景が壁や本棚ですと、私はあまりしませんが、オンライン会議などの最中、家の中が見え過ぎてしまわず安心かと思います。それに、本棚を背にしていると、知的に見えるそうですから、おススメです。

 

今朝の事務所。私の背景は概ねこんな感じです。本以外のものも並んでいて、本棚というより飾り棚っぽいかな。

 

それと、ワークスペースには、小さくとも良いので、是非、植物を飾ってください!と申し上げたいです。

と、いうのも

植物を見ながら作業すると作業効率が1.4倍、幸福感は1.5倍アップするというデータがあります。更に言うと、緑視率10~15%の環境にいる時に、人のストレスが最も減り、パフォーマンスが最も向上するそうです。(過去ログ参考→緑視率?パフォーマンスが最も向上する値

女性の皆様にはこんな嬉しい効果も!観葉植物をデスク周りに置いて、観葉植物の近くで働くと肌荒れが改善するという研究結果が報告されています。これを知って以来、ウチの事務所に緑が更に増えたのは言うまでもありませんw

植物の種類は問わないので、お好みのものを選んで飾ってみてはいかがでしょう。インテリアに制限がないのは在宅勤務のメリットですもの。

 

ハンギングプランツを窓辺に。背の高い観葉植物を飾るのと同じ効果があります。狭い空間や小さなお子様、ペットのいらっしゃるお宅などにおススメの飾り方でもあります。これはポトス。一鉢300円位からどこにでも売っているし育てやすいのでおススメ。

 

私は、事務所のインテリアだけでなく、家全体、特に長く居る1階のインテリアは、しょちゅう変えています。家具はそうそう変えられませんが、観葉植物の配置替えをしたり、年中行事の室礼、フラワーアレンジメントを飾るなど、ちょっとしたことですが。

同じ景色ばかりだと、本当に、ホントーに飽きてくるんですよ。日々の小さな刺激が、在宅勤務にメリハリをつけてくれます。

そういう意味では、アートや音楽、香りは瞬時に気分を変えてくれる優秀なアイテム。

とりわけ嗅覚から脳へは、僅か3秒程で信号が伝わるとされ、それらは自律神経に影響を及ぼします。自律神経を整える=ストレス対策になりますから、ワーキングスペースでの香りは、結構重要だなと実感しています。

音楽は、集中したいとき以外は、アプリでクラシックやインスト曲、映画のサウンドトラックなど流しています。

 

事務所のカウンター。この日は雨で暗かったのでキャンドルでアロマを焚きました。気分によってお線香を焚いた入りもします。

 

その他にも、季節のいいときはワークスペースをテラスに変えて、気分転換してみたり。

それでもどうにもやる気が起こらない時は、スクワットを30回する(身体を動かすとやる気がでるそう)などなど、色々と工夫しながら過ごしています。

 

ディアガーデンのテラスは午後から建物の影になるので、夏は部屋より快適な日もあります。ここでプランを煉ったり、資料に目を通したり。

 

 

これからは益々働き方のバリエーションが増えていくことでしょう。消費の傾向も大きく変わるのかも。

これが日本の暮らしにどのような変化をもたらしてくれるのか?とても興味深いです。

 

 

トクサのリース

2週間程前にディスプレイガーデン(駐車場)のトクサを地際でバッサリと刈り込みました。新しい茎に更新するためのルーティーンです。(詳しくは→コチラ

刈り取った葉は一抱えほどもあり、まだ青々としています。

 

刈り取って置いておいたトクサ。

 

これまでは花生けに少し使って残りは捨てていました。でも今年はもっとアフターガーデニング。トクサのリースを作ることにしました。以前見たことがあって、一回作ってみたかったのです。

アフターガーデニングとは、庭で育てた植物を、庭にあるのとはまた違った目線で楽しむことを言います。

フラワーアレンジメントや、リース作り、ドライにしたり、クラフトの材料にしたり。育てた野菜やハーブを使ったお料理や、撮影してSNSで共有したりするのも、広い意味ではアフターガーデニングになると思います。

心を込めて育てた植物ですから、少しでも長く楽しみたいですよね。それに命を最後まで生かし切れる、自分なりにですけれど、そんなところもいいなぁと思います。

 

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リースと言うと、どことなく可愛らしい雰囲気を想像しますが、トクサのリースは違います。力強くてオーラさえ感じる、独特の佇まいのリースです。

 

まずは枯れた部分を取って水洗い。ざっくり束ねておきます。

 

作り方は色々やってみて、結局、一番手慣れた方法が上手く仕上がりました。いつものリースリング(土台)に結わえていく方法です。

いつもと勝手が違うのは、材料がめちゃくちゃ長いことです。クリスマスリースに使う針葉樹の葉っぱだと20cm位に整えてから結わえるので、すごくやりやすい。でもトクサの茎は1m近くあります。これを切ってしまっては、茎の流れが表現出来ません。良さが消えてしまいます。

手順をざっくり説明しますと。

  1. 土台に沿って長い茎を配置し、ワイヤーで仮止めしつつ足していき、円状に整えます。
  2. 最後に、ワイヤーを外しながら、飾り紐をバランスよく括り、茎を固定します。
  3. 仕上げに、暴れた茎を丁寧に整え、完成です。

 

シンプルなトクサのリース、出来ました。茎の流れを上手く表現できたと思います。直径45cm程で、かなり厚みがあるけれど、軽いです。

 

作っている間は無心です。

「こうした方がいいかな?」「あれ、違うな。やっぱこうか!」なんて、無心だけど、独り言のオンパレードです。考えながら手を動かすので、いい気分転換になります。

庭にトクサがある方は、この一味違ったリース、作ってみませんか?

 

玄関の壁に飾りました。モダンなだけじゃない、静かな迫力が・・・。

 

シンプルにこのままもいいし、飽きたら茎の間に何か、エアプランツを差してもいいかも。エアプランツの中でも、個性的な存在の「チランジア・ウスネオイデス」が合いそう。シルバーグレーの葉がトクサの緑に映えると思うんだけど。

トクサは既に乾燥していてリース自体はかなり軽いです。これから徐々に退色していき、最終的にはトープ色になります。寂びた感じでそれもまた良し、ですが、たぶん外してしまうと思います。保管か捨てるかはその時に考えるとして。

 

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新型コロナウィルスの感染防止で、まだまだ集会しにくい状況です。ディアガーデンでも実はワークショップを企画していましたが、様子見で、募集には至っていません。一体いつまで続くのやら?と先が思いやられますね。

でも庭に出れば、いつものように芽吹きが始まっていて、もうすぐ桜も咲きます。

自然はいつもの通り変わらずある、それを見ると、きっと私達もまた、いつもの流れに戻っていける時が来るはずと元気づけられます。

 

 

ショップデザイン観察ーCAFE AALTO

新型コロナウィルス肺炎の感染要注意期間ながら、京都で用事があり電車に乗らねばならず、マスクをして行って参りました。

噂どおり静かで、中国人観光客には出会いませんでした。寺町通りのある鳩居堂さんを覗くと、欧米の方がちらほら、日本人客もまばらという感じで、なんだったら店員さんの方が多い。商店街の中には採算がとれないのか「しばらく休業します」と張り紙してあるお店もあって事態は深刻です。

以前なら、歩いていると必ず中国語が聞こえてきたし、バスに乗っても日本人の方が少なかったりして、なんだかなぁと思っていました。静かな京都は落ち着くし、正直、この方がいいな・・・と思わないでもありませんが、経済のことを考えるとそんな呑気なことも言ってられないようです。

 

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用事を済ました後、街がこんなに空いているんだったら、噂のカフェ「CAFE AALTO」も空いているかも?と行ってみました。

フィンランドの有名な建築家アルヴァ・アアルトが手掛けたヘルシンキのカフェが昨年12月京都に世界初出店!と聞き、訪れるのを楽しみにしていたんです。

「CAFE AALTO」は映画「かもめ食堂」に登場したことから日本でもとっても有名になったカフェ。ご存知の方も多いと思います。小林聡美さんが演じるサチエと片桐はいりさんが演じるミドリがこのカフェでガッチャマンの歌で盛り上がるシーン、私もすごく印象に残ってます。

本国ではアカデミア書店の2階にありますが、京都ではカプセルホテル「MAJA HOTEL KYOTO(マヤ ホテル キョウト)」の1Fにあります。

 

「CAFE AALTO」はフィンランドの著名なデザイナーによるカプセルホテルの1Fにあります。京都らしく建物の入口はこじんまり&奥に伸びる作りです。格子で囲われモダンながら景観に溶け込んでました。水道のメーターボックスがここまで大きいと玄関マットのようでお洒落に見えます。

 

そして、店内は・・・

予想通り!めちゃ空いてました~(^^

お昼どきでしたが、お客は、女性2人連れが1組、あとおひとり様が私入れて3~4人。大丈夫かな?と心配になる程の少なさでした。

 

内装は本国と同じにしてあるそう。アアルトデザインのペンダントライト、A330 GOLDEN BELL(1954年)がモダンな華やかさを醸し出しています。

 

壁に本国のカフェの写真が飾られてます。

 

空いているので、店内が見渡せる隅の席に陣取って、じっくり空間を観察。楽しんできました。

このカフェのためにデザインした黒いレザーに真鍮のフレームを合わせた椅子、なんて名前がついているのか知りませんが、座り心地はとっても良かったです。黒と白、そして金というインテリアコーデは、近頃のモダンテイストとはまた違いどこも尖ってなくて、むしろ落ち着いた感じがしました。

 

突き当り、ガラスの向こうに坪庭が。

 

そして店内奥を見ると、本当に僅かなスペースが石庭っぽく設えてありました。ほんのちょっとの空間でも、こんな風に整えてあると、遊び心や抜けが感じられていいな。どんな建築にも必ず庭を付けるところが京都らしいです。

隅に大きな灯籠が竿の部分を取って据えられていました。これはインテリアに合ってるの???私的にはちょっと違和感を覚えましたが、外国の方から見ると日本に来たって感じがしていいのかもしれませんね。

 

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フィンランドらしいメニューの中から私がいただいたのは、実は前から決めてたんですけれど・・・、シナモンロールです。

ちゃんと温めて出して下さったので、シナモンの甘い香りが立ち上ってきました。ふわっとした食感にカルダモンが想像以上に効いていて、なるほど、ヘルシンキのカフェもこんな味なのかしらね?今度自分で焼く時カルダモン増し増しで作ってみよう。といっても、さすがにこんなに大きなのは焼けないけれど。

 

直径20cmはあろうか?!とにかくビックなシナモンロールが出てきました。

 

そうそう、海外のカフェ出店といえば、ロンドン発「FLANZE & EVANS」がひっそりと撤退してたーっ( ;∀;) 昨年11月だったみたい。インテリアは可愛かったし、ケーキは海外っぽくコテコテと大きく、見る分には罪がないので楽しく拝見していて、お惣菜も好きだったのに・・・残念です。1年半で撤退って早すぎません?

「CAFE AALTO」はどうでしょうか。他にも食べてみたいメニューがあるので、しばらくは居て欲しいな~。

 

 

追儺

古来、季節の変わり目には鬼が出てくるとされていました。鬼とは、病気やら不幸やら不作やら悪いことすべての「象徴」です。今なら新型コロナウィルス肺炎がまさにそう呼べるかと。そして世界で広がりつつあるアジア人に対する偏見の心も鬼でしょうか。

しばらくは続くであろうこの不穏な雰囲気。でも今日ぐらいは、そんな目に見えない鬼に豆を打ち、気晴らしをしたいものです。

 

例年通り節分の室礼。豆に鬼ならぬお多福の面を添えて。

 

明日は立春。春の気配が感じられる頃という意味ですが、2月ですから寒いのは当たり前。立春は寒さのピークとも言えます。

立春を迎える喜びとは、寒さに中に一瞬のゆるみを感じること。峠を越えた瞬間、ふと次を感じさせてくれるような景色をみると、安堵と期待が混じったような嬉しい気持ちになります。

例えば、玄関先の坪庭に咲く椿。冬になると咲く花です。厚い葉は少しづつ力を増していく陽の光を照り返し光っています。そんなところに寒さのゆるみを感じ希望を重ねるのです。

庭ある暮らしは、このように僅かな変化を前向きなものと捉えます。それが気晴らしにもなるように思います。

 

 

餅花の向こうに見えるのは坪庭。ただいま椿が満開です。

 

木偏の春と書く椿は春を呼ぶ花。

 

龍(ドラゴン)のオブジェの近くにまだ色艶の残る落椿。

 

とはいえ、今年は暖冬。何となく椿もほっこりとして見えます。

それにいつもなら、ヒヨドリが椿の蜜を求めて花を食い荒らすところ、今年は割と綺麗に残っています。彼らは他に食べるものがいっぱいあるのかしらね?

 

 

緑を楽しむインテリアアイデア

冬の庭はモノトーン。寂しい感じはしますが、これはこれで美しいなぁと思います。

今朝は雨。雫がとても素敵に見えたので撮りました。

 

しとしと降る雨は、モミジの枝に優美な雫をいくつも作ります。

 

レイランドヒノキの細かい葉に留まる雫。美しいです。

 

こんな風に、冬の間、どうしても外は暗い眺めになってしまいますから、ディアガーデンでは、部屋の中を緑と暖かな灯りで満たします。

憂鬱な天気が続いていても、生き生きした緑を間近で見ると、何だか元気を貰えるような、そんな気がします。

 

事務所のコーナーに色々と植物を集めて、リラックスと読書の専用スペースを。

 

事務所は普段からグリーン多めですけれど、飾り方は時々変えています。

上の画像、いつも打合せテーブルのところにある椅子をちょこっと移動させて、色々な緑で囲んでみました。大きな鉢植えでなくとも、こうして自分の周りにまとめることで結構ボリュームを感じるものです。

私が仕事をする場所は、このコーナーから1m程しか離れていませんが、緑いっぱいの眺めが目に入るだけで、ちょっと気分がいいです。人は、ただリラックスできる眺めを見るだけで、癒されるらしいからね。

 

リビングのサイドテーブルです。小さな緑とイルミネーションライトを組み合わせて飾りました。

 

キッチンの緑。冬の間、お料理で使うローズマリーの定位置はレンジフードの上です。高身長なワタクシ、この位は余裕で手が届きます。キッチンらしくレトロな琺瑯のコランダーに落としを入れて飾っています。

 

冬の部屋はあまり窓を開けないので、空気が澱んで沈み、気分も停滞させてしまいます。

そこで、緑を使ったちょことした模様がえです。これは意外なほどに部屋と人を元気にするパワーがあります。小さな鉢植えでも十分ですよ。

緑を配位置するのに、お掃除をしたり、照明や小物とのコーデを考えたり、そんなことで部屋も人の感性も確実に新陳代謝が進んでいきます。

植物を身近に感じて生き生きと冬を乗り越えましょう。

 

 

お正月の室礼2020と新年の抱負

年始めの晴れやかで澄み切った空気感がとても好きです。

どこもかしこも清潔で、しんとしてる。

その中で松や餅飾り、花、艶やかな漆器、といった言祝ぎを表すものたちが並ぶ様は、背景がいくら見慣れた我が家であってもやはり特別なもの。

正月迎えの準備は細々としているので大変ですよね。でも、この感覚を味わいたいということもあって、またかなりルーティン化してきたこともあって、いつのまにか自然と整うようになりました。

 

 

ダイニングに飾ったアレンジメント。漆器の赤や黒に合わせて濃ピンク~白へのグラデーションが可愛い子菊をまあるく差しました。庭のトクサも足元に並べると竹のようです。組紐と実の赤がワンポイント。

 

今年の松飾り。水引と組紐でシンプルにまとめました。

 

今年のお正月は、この薫玉堂さんの子年の置き物に雰囲気を合わせて、和の可愛らしさを意識。

 

玄関に飾ったアレンジメント。ちりめん細工の干支の置き物の色合いに合わせて、また、新春ということでパステル調にしました。

 

黄緑とオレンジのポンポン菊をメインに活けています。松と庭の椿でお正月らしくなったかな。子ねずみの視線が・・・か、可愛い♡

 

お正月飾りの中で一番好きな餅花、やっぱり作っちゃいました。例年雛祭りまで飾っておきます。

 

歳神様がおられる松の内までは、活け直しながら、この雰囲気を楽しもうと思います。

 

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さて、明日からいよいよ仕事始めです。ディアガーデンも18年目に突入~~っ!!(←自分でもビックリ!)

台風や災害などない方がいいに決まっていますが、今年もやっぱり気候的には厳しいのでしょうね。でも、その変化に合わせることこそが、良い庭を作ることや植物を良い状態に育てることにつながるのだと思っています。

生き残るための変化を進化といいます。チャレンジあるのみ!

頑張ろう!オーッ!

 

 

庭の大掃除と正月迎えの準備

前回のブログでも書きましたが、暖冬のせいかディスプレイガーデンの植物の状態が、例年に比べ2週間ほどズレています。

例えば前庭の孔雀シモツケ。

25日になってもまだ紅葉(というか、正しくは黄葉)したままで葉を落としませんでした。

 

黄色~ベージュ~苔色までのグラデーションがきれい。それはいいんだけど、この眺め半月ズレてる。

 

紅葉が半月遅くて、何が困るかって、大掃除の予定が狂うこと。

私のこだわりなんですが、年末の庭掃除では、全ての落ち葉を出来る限り取り去って、地面を一旦スッキリさせています。いつ朽ちるかわからない落ち葉をそのままにしておくと、どうも散らかって見えてしまいます。

それにこの辺りでは、年が明けると大抵雪が降って庭仕事どころではなくなるので、このタイミングでやっておかないといけないのです。

 

テラスのモミジの落ち葉をテラスの真ん中に集めていたら、アラ!絨毯みたーい♡これは捨てずに堆肥にします。

 

それで、暖かかった25日午前と28日の午後、それぞれ1時間ほど費やして徹底的に掃除。マルチングまで完了しました。

 

常緑の緑と落葉した枯れ枝の透け感、マルチングしてスッキリとした地面、これこそが冬の庭。潔くて好きです。

 

春まで使うことのない植物用の散水ホースはきれいに洗って屋内に片付けてしまい、庭の立水栓への元栓も凍害対策として締めちゃう。

 

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お正月迎えの準備も着々と。

来年の干支の置き物を買いました。玄関にお花と一緒に飾ろうと思います。

 

これは薫玉堂さんの干支の置き物。ちりめん細工の可愛らしい俵ねずみです。実は匂い袋になっていて、甘い白檀系のいい香りが広がります。

 

家の中の大掃除は、大まかですが、11月から取り掛かったのでほとんど済んでいます。最後の仕上げで、玄関付近や水回りは、もう一度念入りにお掃除して、美しいお花を飾り、良い香りで満たしておきます。

そして大晦日に、お供えとして水回り各所に小さなお餅と、鏡餅やお節も用意します。これらはただの飾りやお正月料理ではありません。神様への新年のご挨拶やおもてなしに当たるものですから、そのように気持ちを込めて。

神様をお迎えするんだと思うと、自分の出来る限りのことをと思うのです。