淡くなっていく日差しをつかまえる

街を歩けばどこからかキンモクセイの香りが漂ってきます。

ディスプレイガーデンには、キンモクセイならぬヒイラギモクセイの生垣があって、こちらはこれから咲きます。いま白い蕾がたくさんついていて、ちょうどキンモクセイが終わった頃に咲き香るのです。

この二つのモクセイの香りをかぐと秋も深まってきたなぁと感じます。

 

風に乗って香ってくるキンモクセイ。植え育てて下さっているどなた様かに感謝しつつ堪能。

 

この頃は日差しがどんどん淡く、そして暖かく感じられるようになって、好きな音楽を流しながら部屋の窓辺で日向ぼっこをしていると、しみじみと言ってしまう。

「あぁ。秋って大好き」

夏の日差しは疲れますのでシャットアウトしていましたが、これから冬にかけては取り入れるつもり。

今夏、ダイニング照明用のダクトレールにハンギングプランツを設置したところ(詳しくは→コチラ)に、サンキャッチャーを足してみました。

ちょうど手許にクリスタルパーツがあったので、いつもの如くテキトーに作ったものですけれど。

 

サンキャッチャー。植物のアクセサリーのようにも見えます。たくさん吊るすと素敵なデコレーションになりそう。

 

サンキャッチャーとは、窓辺に吊るしたクリスタルやガラスをカットしたものに、太陽光を反射させて、その輝きを楽しむインテリアアイテム。

起源は不明で、北米大陸の南部に住んでいるネイティブ・アメリカン発祥説、冬季の日照時間が少ない北欧発祥説、様々です。

 

朝日を受けて虹の粒が部屋に広がります。夕日は直接当たらないのですが、窓に反射した光が上手い具合に当たることに気が付いて以来、夕方も楽しんでいます。

 

この場所に吊るしていると、朝と夕方だけですが、乱反射した光が虹の粒となって、ダイニングの壁に映ります。

小さな虹がいくつも浮かぶ様子はきれいで不思議で・・・見ていて飽きません。

屋外でふいに現れる虹を見つけると、何だか嬉しくて気持ちが明るくなりますよね。それと同じような感じがします。屋外の虹は滅多に見られませんが、サンキャッチャーの虹は晴れていれば必ず見られるところがいいです。

小さな子供さんにも喜ばれそうなインテリアです。

 

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長く自宅で仕事をしている私は、Withコロナのずっと以前から、こうした些細な+Oneを暮らしに取り入れてきました。

それは、自分が日々の暮らしに飽きないように、自分のご機嫌を取るために、です。

おうち時間を飽きないためには、季節の移り変わりに心を寄せたり、小さな変化を取り入れるのが結構効いてるように思います。

庭作りのことだけじゃなくて、気分が変わるちょっとした植物のあしらい方や、庭や植物との向き合い方、植物に足すと面白くなるもの、それにまつわるアレコレを、私なりに検証しつつ、これからもご紹介していこうと思います。

皆様がとっくに知っておられることも、きっと書いてしまうだろうけれど、読んでいただいたときに「そういえば」と思い出すきっかけになるといいな。

 

 

久しぶりに雑誌見てますーCasa BRUTUS特別編集版

ふらりと寄った本屋さんで目に付いた雑誌。

今秋発売された Casa BRUTUSの特別編集版です。

  • 美しいキッチンと道具。
  • 【完全版】杉本博司が案内する おさらい日本の名建築— マガジンハウス 編

これは手に取ってじっくりと眺めたい。雑誌を買うのは久しぶりです。

 

どちらも好物です。

 

おさらい日本の名建築 のトップには「妙喜庵 待庵」が掲載されています。言わずと知れた千利休作とされる現存唯一の茶室。国宝です。

待庵はお隣の京都大山崎にあり比較的近いので、行って見てきましたが、とにかく狭く暗い印象だけが残っています。もう10年以上前になりますか。

いくつかある小窓は開いてなかったような?記憶が定かではありませんが、躙り口から覗くと最初は洞穴を見るが如く真っ暗でした。「怖っ」と思ったことは覚えています。

ここでは座って過ごすより他なく、囲われているから相手の息遣いまで聞こえそう。想像するに、180cm近くあったといわれる利休と一緒となると、結構な威圧感を覚えるのでは?なんて。

そして本物の侘び寂びの雰囲気って、今にも自然に戻ってしまいそうな程、素っ気ないものだなぁと感じたものでした。

そんなことを思い出しつつ雑誌を眺めています。

杉本博司氏のセンス、写真、とても素敵です。

 

料理は苦手。出来ないくせに、いやだからこそ助けてくれる道具に興味があります。少数精鋭の道具を揃えたキッチンに憧れます。

 

夜、ソファでブランケットにくるまってお洒落雑誌を眺めている時間が至福です。

すぐにウトウトしてしまうのですが。

 

 

 

 

十五夜の室礼2020

10月になりました。そして昨夜は十五夜でしたね。

皆様はお月見されましたか?私はテラスに室礼を整え、ゆるりと中秋の名月を拝みました。

雲一つない晴天の空に神々しいばかりに輝く月、ずっと見ていると「吸い込まれそう・・・」と感じるのは私だけでしょうか?引力を感じるというと、大げさですが、それに近い感覚です。

下の画像↓はお月様が空高く上った22時過ぎの様子です。違う角度から19時頃に撮った画像をインスタグラムに投稿していますので、宜しければご覧ください。(→コチラ

 

テラスでお月見。まあるく輝く美しい月、まさに名月です。

 

ディアガーデンは東~西側の3方を住宅で囲まれているのですが、テラスのある場所だけは比較的開いているため、午前中はお日様がサンサン、そして夜になるとお月様が眺められます。夜半にはもう裏のお宅の屋根で見えなくなりますが、その頃には私も休みますので、ちょうどいい時間帯だけ見る感じです。

観月の為に造営された桂離宮のように、緻密に計算して設計した訳では全くなくて、たまたま上手くいっただけなんですが、月が好きな私にとってはラッキーでした。

 

2008年に訪ねた桂離宮。月へのこだわりは尋常ではありません。

 

 

桂離宮内には「月見台」「月見橋」「月波楼」「歩月」などの建造物があり、屋内には月の字の引手、「歌月」の額など、装飾品も多々。桂という場所自体が古より月と関係が深く、源氏物語や藤原道長との関連もあり・・・と、知れば知るほどに奥深い、そして美しい場所です。

これから家を建てられる方は、ここまでではなくとも、月に拘ってみるのも一興かと存じます。勝手な想像ですが、素敵に歳の重ねた大人の邸宅って感じがします。

 

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さて、十五夜の室礼ではお団子と芋類、秋の収穫物、秋の七草などを供えます。このとき、月から見て左側に自然が育んだ作物、右に人が作ったお団子を配するのが習わしのようです。

私の場合、この頃はお団子は省いて、お花と野菜、果物のみお供えすることが多いです。

 

十五夜の室礼を準備。依り代の薄に合わせたのは庭から手折った藤袴です。どちらも秋の七草。花器と果物は丸いものを選び、満ちる月の豊かさを表現。

 

年中行事の根底にあるのは生かされている感謝と喜び、そして繁栄を願う気持ち。室礼には全てそのような意味が込められており、それを植物に託して表現します。

年中行事と植物の関連を知ると、日本に自生する植物の素晴らしさを実感しますし、そんな自生植物を取り入れた庭づくりは、風土に合った滋味深さがあります。

ただ華やかだったり、使い勝手がいいだけではない、日本人の暮らしに沿ったものとなるのです。

 

 

モダンなモルタル製ボウル

新しく誂えたモダンなモルタル製のボウル。

無機質で静かな佇まいがとても気にっています。

 

 

何かを盛ってもいいし、そのままでもオブジェになります。

直径30cmほど、持つとずっしりとしていますが過剰に重くもなく、丁度いい大きさです。

 

事務所のカウンターに飾りました。

 

すべすべの肌、でもピンホールや色むらなどもあって、それがいい味になっています。

 

実はこれ、連休中に夫と一緒に作りました。というか、私は口で言うだけで、作業したのはほとんど夫です。

現場で使わなかったセメントの小袋(4kg)、そのまま物置きに放置してると、そのうち袋が劣化して変に固まってしまいそう。処分したくて、時間が出来たら何か作るつもりだったのが、ようやくです。

 

型枠になる大小のプラスティックボウルを用意。セメントを練るバケツは後始末しやすいようにビニール袋で覆っておく。

 

材料は手近で揃うものばかりで工程もシンプル。意外と簡単に出来ます。

まずは型枠。お気づきでしょうか?このボウルの型枠、実は洗面器です。ダイソーで買いました。1回打設したら多分もう使えないかも。だから100均で十分かなと。

最初はキッチン用のボウルがいいと思っていましたが、実際に見ると、注ぎ口がついていたりと変に工夫されていて使えません。プレーンなデザインでセメント4kgが使い切れるちょうどいい大きさ、しかもサイズ違いがあるのが、洗面器だったという訳です。

本当言うと、もうちょっと円錐に近いシュッとした型が良かったのだけれど、そんな都合良く手に入りませんよね〜。

 

ボウルの裏面に少しだけ台が付いていました。この形が残るのが嫌でサンダーで削り取っているところ。

 

上手く型が外れないと、割れたり表面が荒れたりします。

今回は念のため、型枠の表面に離型剤としてチェーン専用の潤滑油(CRE 「チェーンルブ」)を薄く塗っておきました。青い色をしていますが、仕上がりに影響はありません。

結論から言うと、気持ちいくらいスムーズに脱型出来まして、もしかしたら離型剤がなくても外れたような気もします。

 

セメントを練る。配合の目安は袋に書かれてあります。今回は4㎏に対して水900cc入れました。若干シャバシャバ気味。手が荒れるので必ずビニール手袋着用して。

 

大きな方の型にセメントを流し込み、小さな方の型で挟む。圧で浮いてくるので砂利で重石をします。置いたときに安定するよう底は厚めにしつつ芯を合わせて据えるのがちょっと難しい。

 

1日経って脱型。するんと型が外れて気持ちいい。芯があまりズレていなくてホッとしました。このあと縁のガタガタとざらつきをサンダーで整え、少し乾かして完成です。

 

ガーデンデザイナーが鉢じゃなくて何故ボウルを作るの?と言われそうですが。

セメント系の鉢は、アルカリ中和処理も必要で多少手間がかかります。それに、お洒落な既製品がたくさん出回っていますから、敢えて作る意味がないように思いまして。その点、セメント系のインテリアボウルはあまり見かけないなーと思って。

 

画像ではドライフラワーを置いています。エアープランツや(直接ふれないようにして)苔玉を置いてもカッコいい。季節の室礼などにも利用できそう。

 

 

 

重陽の節句-2020

吹く風に秋の気配。

窓を開けていると、その風にのって、家のうちそとにある植物から、様々な香りが漂ってきます。

前庭の藤袴からシナモンのような香り、テーブルに活けた秋バラの香り、雨上がりのテラスからはいつもレイランディ(針葉樹)の香りがするのだけれど、それも盛夏とは微妙に違うような。朝に焚いたお香の残り香が部屋の隅にあって突然ふわりと現れたり。

何気なしに部屋部屋を移動していると、ふとそのような香りを感じて、息を深くすることもしばしばです。

 

朝、生まれたての陰影。陽の高さがどんどん低くなって、家の中程にあるこの壁にも陰影を映すように。

 

大事なことも、気持ちが逸れていると、目には映っても全く見ていなかったりします。音も同じく、耳で感じていても聴こうとしなければ残りません。どちらも無視しようと思えば出来てしまう。

それが、香りにはそのようなことはありません。慌ただしくとも、香りを感じれば必ず気付いて反応してしまいます。その香りの良し悪しで、身体も心も敏感に動きます。

だから自分が普段どのような香りに包まれているかは、結構大事なことなんじゃないかと思っています。

 

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さて、今日は重陽の節句。

「菊の節句」とも呼ばれます。

年中行事では、その時期の植物の力を借りて邪気を祓うのが習い。五節句だけ挙げますと、元日は松、上巳は桃、端午は菖蒲、七夕は梶の葉や笹、最後を飾る重陽は菊という訳です。

今日は菊の香りを聞くとしましょう。

 

重陽の節句に因んで小さな菊の室礼。玄関やリビングなどで菊の香りを感じています。

 

植物達は、繁殖のために、生存の望みを託して自らを香らせているのです。

この香りは純粋なものの命が溢れ出たもの。

 

 

 

マクラメ編みのプランツハンガー

お盆の間に小さな手仕事をひとつ。

久しぶりにマクラメ編みでプラントハンガーを作りました。

 

【マクラメとは】ひもを手で結んで幾何学的な模様をつくる手芸のこと。

その手法を使って作るプランツハンガーは、天井や壁に取り付けたフックに吊り下げて飾る人気のグリーンアイテムなのです。

 

これは随分前に作ったマクラメ編みのプランツハンガー。全長1.3mもあります。こんなに長いの売ってないから手作りしました。

 

材料のロープは、以前作ったとき↑の余りがあり、それをフル活用するようにデザインを考えたので、参考にしたのとは全く別物になってしまいました。

でも、まぁ、何とか。

ふわふわモフモフの可愛いプラントハンガーが出来上がりましたよ~。

 

新作です。ふわふわのフリンジ付き。鉢受け部分を目立たせたかったので、吊るす部分は敢えて編まずシンプルに、と自分なりに工夫して。

 

構成を考える時間とロープを解いてフリンジにする時間がほとんどで、編んでいる時間はそれに比べるとちょこっとだけ、とても簡単。編むというより結び目をいくつも作る感じです。

早速、絶賛プランツ増殖中のダイニングキッチンに吊り下げました。

 

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実は、こんな風なプラントハンガーを作るワークショップを企画しました。

それがコロナ禍、また不穏なこの頃で、開催を躊躇しています。

室内でのワークショップ、募集は1回3~4人位になると思います。マスクや消毒、換気を徹底すれば大丈夫かな。いつもならちょっとしたおもてなしもするところ、それは余計な事なんじゃ?県外からは当然お越しいただけないだろうしなぁ。

・・・などと色々考えてしまい、募集出来ないでいます。

楽しんでいただけないとやる意味がないし。

 

ロープの色や編み方を変えるとまた雰囲気が全然変わるプラントハンガー。編み方を覚えるといくらでも作れてしまいます。とっても簡単に出来るのに手仕事の楽しさも味わえます。

 

このままだと、2012年からずっと続けていたクリスマスワークショップも、危ういのでは?

心配しすぎでしょうか?

 

 

 

植物でインテリアの夏支度-ハンギング編

植物を使ったインテリアの夏仕度について。前回は夏らしい素材例やグリーンを飾る前の部屋の整え方、剪定・植替えについて書きました。

今回は夏ならではの飾り方を我が家の例をご覧いただきつつ考えます。

 

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涼しく見せるためには空間の余白が大事。となれば、グリーンはハンギング(吊るすもの)がおすすめです。床に置くと、床はもちろんその上の空間までもが埋められてしましますから。

ハンギングでは、たとえ小さなグリーンでも目の高さ前後に葉がくるので、幹が伸びる大きなグリーンを置くのとほとんど同じ効果があるのも嬉しい効果。小さなお子様や犬や猫がいるご家庭でも比較的安心して飾れます。

座って見上げると緑がある・・・それって庭で木を見上げている感覚に近いです。自然に包まれている感覚、それが部屋でも味わえるなんて素敵です。

 

我が家は大人ばかりでペットもいませんが、ホントーに狭いので、夏に関わらず、あちこちに吊るして楽しんでいます。例えば、狭いわりに家具が多い事務所とか、もともと狭いトイレなど。

今季、ある「きっかけ」があって、ダイニングキッチンにも追加しました。

 

ダイニングキッチンにずらりと吊るしてみました。人に近いのでテラスの緑にも負けてない感じ。

 

これらは、照明のダクトレールを利用して吊り下げています。

ダイニングテーブルが座る人数に合わせて伸長出来るタイプなので、広げたときに照明の位置も動かせるようにしたくて、新築時にダクトレールを設置しました。

これまでもこのレールを利用して、エアプランツを飾るためのガラスの器は吊るしていました。フックは手作りで、軽いので十分吊るせています。それが最近ダクトレール専用のフックがあることを知りました。

なんだこんないいもんあったんだ!耐荷重5㎏までなのでとっても安心。ガッツリ吊るせるじゃん♪と、嬉しくなって早速購入しました。

(ネットや電気店で購入可能です。1個税込み200円前後かな?)

実はこれが、ここにハンギングプランツを飾る「きっかけ」になったわけです。

鉢植えだと、水遣り直後は水を切っても1kg以上はあるので、しっかりしたフックでないと、気が気じゃないというか。落ちてしまったら、片付けるの大変ですから。

 

ダイニングのダクトレール。筒のような器具は照明です。その間に見えているのがダクトレール用のフックです。溝に差し込んで90℃回転させると挟まって抜けません。悪目立ちしないし最高です。色は黒もありました。フックの左に見えているのは二つは自作のフック。軽いものなら十分。

 

ハンギングプランツを楽しみたいけれど、まずはどうやって吊るすか?が問題です。部屋にむき出しの梁があると一番カッコよく吊るせるんだけど、そんなお宅も限られています。

私の場合、元々あったダクトレールに植物を吊り下げようとは!まさか思ってなくて、たまたま専用フックを見つけたのが幸いしました。

どんなハンギングプランツにしろ、悪目立ちしないフックって大事だなぁと改めて実感。

探せば穴の跡が目立ちにくいフックもあります。賃貸でもこれなら吊れます。

カーテンレールやつっぱり棒を利用して吊っておられる方も多いと思いますが、スッキリ感や自由度、安全面からみると、重量に合わせたフックが一番かと思います。

 

鉢は軽いのが理想なのでプラ鉢です。どこにでも売っているものですが、照明器具の色やフォルムに合わせてかなり加工したので、もはや別物に。

 

ここでは、ふわふわのアジアンタム「フリッツルーシー」や、タマシダの一種「ネフロレピス・ボストンブルーベル」、ポトス「ライム」の3種類を育てています。アジアンタムは昔よく枯らしたので、今度こそ!再挑戦です。

複数飾る場合、植物の組み合わせ方は庭植えと同じで、色やフォルムや質感に変化をつけるといいと思います。

飾る位置も高低差があると自然に見えます。うちでは照明が低い位置にあって横並びほぼ同じ高さなので、それより上になるよう、かつガラスの器ともバランスとりつつリズムを意識して飾っています。

 

数年前から飾っているエアプランツ用のガラスの器。エアプランツは飾らずに、季節に合わせた小物を入れて楽しんでいます。ガラスは夏は涼し気に見え冬は煌めきを与えてくれます。

 

鉢や土は、吊るし方や吊るす場所、お手入れに掛けられる時間によって、またお好みに合わせて、最適なものを選んでください。

鉢は安全面から見ても、とにかく軽いものがいいと思います。インテリアショップに行くと、色々と素敵な鉢が売られていますが、葉が茂ると存在がなくなるので、デザインにはあまりこだわらなくてもいいかも~と思います。

床置きなら鉢のデザインは結構重要です。でもハンギングに限定して考えれば、私は鉢のデザインよりもスタイリングを重視します。それに植物が生き生きと元気であれば、どんなでも素敵に見えちゃうんです。

底面給水鉢ならちょっとだけ水遣りをサボれます。それが仇とならないようにだけ気を付けて。受皿が要らない点はいいと思います。

そもそも鉢植えにこだわる必要もなくて、エアプランツならそのままひっかけられるし、プランツハンガーを使えばガラスの花器だって飾れちゃう。ハンギングはもろもろ自由です。

土は鉢と同様にとにかく軽いものを。そして水持ちのいいブレンドのものを選んで。私はハンギング用の培養土に植えています。ハイドロカルチャー(水耕栽培)用のボールも衛生的だし便利に使っていますが、土に比べ成長は遅いようです。

 

旅先で拾った貝殻やシーグラス。好きで集めています。

 

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お店から大株を買って帰っても、環境に馴染むまでに枯れてしまうことがよくあります。小さな株から大きくするのが理想的なのですが、数年はかかりますし、何度も植え替えなければならない上に、大きく育った鉢は移動が大変なんですよね。

腰が弱い私にとっては、これから老いていくわけだし、夫はあてには出来ないし、この重さが一番のネック。掃き出し窓の近くに一鉢くらいなら、なんとか育てられるかなぁ・・・なんて弱気です。

ですので今のところ、インテリアグリーンは小さめの鉢をとっかえひっかえ楽しむのが一番しっくり来ています。

まだまだ増えそうな予感(^^;

 

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次回は番外変。

夏とは関係ありませんが~我が家で、グリーンの密度が一番高い場所をご紹介します。

もちろん庭以外で。

ヒントは水遣りに便利な場所です。さて???

 

 

植物でインテリアの夏支度

うんざりする程に降った今年の梅雨もようやく明けました。振り返れば、降雨量は被災地以外でも平年の2倍に達した地域が続出。本州の日照時間は平年の4割程しかなかったといいます。

ここ滋賀でも、これまで本当に毎日毎日雨が降っていたものですから、何だか涼しい日も多くて、風鈴を吊るのもすっかり忘れていました。

 

愛用の明珍火箸風鈴、本日出しました。掛ける場所は玄関から通づる事務所扉の近く。ディアガーデンは住宅街にあるので、外に掛けると近所迷惑になりかねませんから、ここが定位置です。この澄んだおりんのような音色にひと夏癒されます。

 

今日で7月も終わり。

梅雨明け後は一転、猛暑日が続くらしいので、庭で過ごすのは朝夕の涼しい時間帯に限られそうです。昼間は涼しい室内で、外の緑を眺めつつ、インテリアプランツも楽しみましょう。

これから数回に分けて、植物を使ったインテリアの夏仕度について書きます。ディアガーデンだけでなく、他所で見かけた素敵な事例も合わせてご覧いただこうと思います。

よろしければお付き合いくださいませ。

 

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まずは、グリーンを飾る前に。

とにもかくにも、お部屋の見た目をスッキリと。部屋の四隅を片付けて空間をつくり、抜け感を出します。コーナーが空いていると、なんだか広く見えますし、風通し良く感じられますでしょ?

私は、部屋のコーナーに置いていたちょっと大きめの鉢(ストレリチア「レギネ」)も、余白を作りたいし、庭に出してしまいます。風通しのいい半日陰に置いておくと、ひと夏でグンと大きくなります。水遣りも庭の植物に遣るついでに出来ます。

 

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視覚から入ってくる情報は、少なければ少ないほど清涼感を感じるので、デコレーションは厳選します。ディアガーデンの場合、飾っているのは、ほぼグリーンのみです。

器はグリーンとも相性のいいガラスや竹、籐などを選ぶと夏らしい。

 

ガラスと緑と籐の籠が素敵にディスプレイされた雑貨店のコーナー。こんな風にガラスの器に植物を少しづつ挿して飾るのもいいな。ガラスはたくさんあっても涼し気です。

 

下の画像は、インテリアではありませんが、竹を使った鉢カバー例です。シンプルで全体に統一感があり、植物のチョイスも流石、素敵です。

余白を生かしたディスプレイの見本。

 

とある旅館の門前に飾られたシマススキの鉢。竹で輪に編まれたカバーが掛けられていました。涼し気で粋だな。

 

 

インテリアプランツを剪定したり植替えしたりする適期は5月~9月。今はちょうどいいタイミングです。

 

ディアガーデンのアスパラガス「スプレンゲリー(スプレンゲリ)を剪定しました。この品種は茎が1m以上も伸びるので時々切り戻さないとだらしない感じに。もっと密に茂って欲しいから土を入れ替え「シンゴニュウム」も抜いて別鉢に植え替えもしました。

 

事務所の本棚の上に剪定したアスパラガス「スプレンゲリー」を飾って。ふわふわとして涼しそうです。

 

アスパラガスといえば食用を思い出しますが、インテリア用の品種もたくさんあります。根に球状の水を貯めるものが付いていますので、乾燥にはめっぽう強く育てやすいです。

私は上の「スプレンゲリ」以外に「メイリー」も育てています。「メイリー」は室内ではなく前庭に植えちゃっています。冬に地上部は枯れますが、春になると芽が出てきて綺麗に育ち、意外と手間がかかりません。もっと増えたら株分けして、一鉢、部屋に入れてあげようかな。

 

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次回はグリーンの飾り方をもう少し。

夏は床置きだと狭く見えるので、ハンギングがオススメです。

今夏、新たに追加したハンギングプランツについて書こうと思います。

 

 

七夕の室礼に願いを込めて

明日は七夕。

新暦では梅雨末期ですから晴れた夜空は望めない。残念ながらこのあたりは明日も雨予報です。

それはともかく。

七夕の室礼にと「乞巧奠(きこうでん・きっこうでん)」に因んで、五色の糸を玄関に飾りました。

有職造花のデザインを参考にして作ったものです。

実は昨年作ったもの。気に入っているので再登場です。

 

乞巧奠とは
中国古来の風習で、織女星が養蚕や糸、針の仕事を司る星と考えられ、機織の上手な織女にあやかり、特に女子が手芸に巧みになることを願った行事です。乞巧奠は機織だけでなく、日常の針仕事、歌舞や音楽などの芸事、そして詩歌や文字の上達を願う行事へと発展していきます。笹竹を立てるようになったのは江戸時代に入ってから。 五色の短冊に詩歌を書き、手習い事の上達を願う習俗が生まれました。

室礼三千のサイトより抜粋)

 

ものづくりや手仕事が好きなので、暇をみつけては何か手を動かして作っています。

長年やっていると要領は大体分かるんですが、上手く出来るかは別問題。上達するといいなって思います。

それでも「下手の横好き」とはよく言ったもので、こういうことには、本業でないのに時間を忘れて熱中してしまいます。趣味にする程ではないし、それについて詳しくもなければ、上手でもない、でも好きなんです。

完成したものは、見た目がイマイチだったり、見えない部分が雑だったりするのですが、自分好みではあるので愛おしくて。

 

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最近の手芸作品は、ルームウェアワンピース。

夏にぴったりの布が手元にあったので作ってみました。パジャマとして着ようかなと思って。

作っている途中に気が付いてしまったのですが…全く似合わない!

可愛い系は似合わないって分かっていても「着心地がラク」「これなら作れそう」という点に目が眩んでデザインを選んでしまって。

結局、姪が着てくれることになり、着丈を変更。なんとか仕上がりました。

 

肩にたっぷりギャザーの入ったワンピース。サラッと軽い生地だし、着ていてラクかなぁと選んだデザインでしたが。

後ろもギャザーがたっぷり。アクセントに細いベルトも作りました。姪にはぴったりでした。

 

作っている過程が楽しいので、それでもいいんです。可愛く出来て、満足、満足。

次なに作ろうかな?

 

 

5月最後の週末、来客と雨の緑と

5月最後の週末は、全国的に緊急事態宣言が解かれて迎えた初めての週末でしたね。皆様はどのように過ごされたのでしょうか?

 

土曜日はお客様がいらしてお打合せをしました。

コロナ対策はいつも通り(詳しくは→コチラ)、でも毎回気を引き締めて!緊張感を持ちつつ、お迎えする準備を整えました。

 

事務所の入り口付近にディアガーデンの対策を分かりやすく掲示しております。これは自分への警戒も兼ねています。アルコール除菌スプレーもここに。

 

お客様もキチンとマスクを着けてお越し下さって、事務所に入るときには手指アルコール消毒、私はお客様と向き合わないように座って、それでお打合せスタートです。

新しい日常。そのうちこれがルーティーンとなり、しないと不安・・・そんな風に感じるようになるのでしょうね。

 

事務所の打ち合わせテーブルすぐ傍の小窓はずっと開け放ち換気をしっかり。今は空調も必要なくこれで快適ですが真夏の午後は・・・テラスかな(^^;

 

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日曜日は、やっぱりまだ出掛ける気にならなくて、おうちでまったり。

シトシト雨が窓外の緑をクッキリと見せていました。

 

上の画像と同じ事務所の小窓。木のフィルター越しの景色です。すぐ前に歩道があるけれど建物の基礎を高くしているので、通行人の目線は届きません。

 

キッチンの小窓からは木しか見えません。森の中か?と見紛う程の緑量です。これだけ茂るとカーテンやシャッターの役割を果たしてくれます。

 

ダイニングの窓一杯に広がる緑。プライバシー対策と眺めを兼ねた生垣は用の美そのもの。

 

雨や曇りで薄暗い日の緑は、このようにとても濃くクッキリと目に映ります。晴れた日は、葉が透けて木漏れ日がきれいで・・・それぞれにいいものです。

テラスの緑に限ってなんですが、私が一番好きな色合い、そのタイミングは、日が落ちた直後のブルーアワーです。そのときのこの生垣の緑は、青みを帯びて凄くシックないい色合い。本当に素敵なの。それが次第に濃紺に染まっていく様子も美しくて。

(いつか上手く撮れたらお見せしたいです)

でもなんて美しい緑なんだろうとじっくり味わう間もなく、あっという間に暗闇が迫ってきます。北欧の国では、ブルーアワーが、季節によっては何時間も続くそうです。いいなぁ。日本では30分もあるかな?

 

ブルーアワーの終わりは庭の照明が知らせてくれます。暗くなったら自動点灯するもの。この眺めもまた違っていい。

 

さぁ、今日から6月。

気を引き締めて真面目に、でも新しい日常を新鮮なものとして面白がって過ごしたいです。