苗を買う時、植える時のちょっとしたアイデア

あちこちで桜の開花が始まりましたね。

今は春の庭仕事に向けて準備をしておく時期です。

ご存知ですか?桜の開花は種まきの合図でもあります。雑草対策は今頑張っておけば、後々苦労しなくて済みますよ。(参考記事→コチラ

4月に入ると新しい苗も植えられますので、いまのうちに購入しておくといいですね。

今日は、苗を買うときや買った苗を植えるときの、ちょっとしたアイデアを書きます。

 

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苗を買うときは、どうしてもどんな花がいつ頃咲くのかを重視しがちです。一年草ならばそれは重要なことかもしれません。

しかし宿根草ならば、重視すべきは草姿。どのような形の葉なのか、葉の色なのか、どのくらい伸びるのか、そういう点をふまえて買うことをおすすめします。宿根草の場合、花期は大抵1~2カ月程。殆どは葉っぱだけの時期の方が多いからです。

草姿に変化を付けて植えると、花がない時期でも花壇は見応えのあるものになるでしょう。花が咲けば、より一層輝くのは言うまでもありませんね。花は咲く時期と色さえ押さえておけばまず失敗しません。

 

ディアガーデンの前庭、昨年5月の様子です。葉にバリエーションを持たせて植えています。日当たりが悪い場所なので、咲いても暑苦しくもなく自然風。

 

お金に余裕がないときは、1種類の花に持ち金をつぎ込んで大量に咲かせてみると、それはそれは豊かな気持ちになります。シンプルで統一感がありながら、とても印象的な庭となるでしょう。

一年草なら1ポット100円程。パレットで買うと、もっとお安く手に入ると思います。

 

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次に植えるときのアイデアです。

宿根草でも例えば2株植えるところ、ちょっと広めに場所を取り5,6株植えてみる。ボリュームのインパクトと共に、万が一、一つ二つ上手く育たなくても、残った株があるので、他から補う必要がないという利点もあります。

それから初めて植える苗は、庭の異なる場所、最低でも3カ所程に植えてみて一番咲くところを探します。

植物が喜んで育つ場所をみつけてやるのが、ガーデニングのコツ。セオリー通りでないこともあるので、自分の庭ではどうなのか?試行錯誤しても、きっといい経験になります。

 

同じくディアガーデンの前庭昨年の5月の様子。手前の青いサルビアは、前庭の色々な場所に植えてみて、この場所が一番喜んで咲いてくれることを確認。今年もここで元気に育ってくれるでしょう。

 

いくら好きでも、その場所で上手く育たなければ植物も気の毒というもの。

そこで喜んで育つ植物を選ぶ方が大事です。

美しい庭への近道です。

 

 

身近で観光を

今朝は少しばかり雪が積もりました。

春のような陽気が続いた後のいきなりの雪。三寒四温のこの頃は体調管理が難しいですね。

 

テラスに置いた鉢植えの雪越しに見るリビング

 

リセットされた現在のディスプレイガーデンは、潔い黒土と木々のシルエットを愛でるばかり。キーンと冷えた空色に黒や様々なグレーのグラデーション。静けさの中に例えようもないくらいのエネルギーを感じます。

そんな冬らしい落ち着いた眺めを時々、それも唐突に明るくしてくれるのが雪です。

たくさん積もると生活に大打撃。でも積もっても10cmくらいだと、すぐ溶けるし、何とか許容範囲です。そんな上手く降る訳ないけれど、今朝の積雪は大体10cmでした。

部屋とひと続きになった庭ならば、その雰囲気が部屋のインテリアにまで影響を及ぼして、これまた新鮮です。変わり映えしないリビングでも光が変わるとハッとすることがあります。

光を観ると書いて観光ですから、緊急事態宣言下の今は、家のウチソト、身近な観光でもいかがでしょう?

配置や家具は同じでもお花やクッションの飾り方を変えたりして、すこーし見栄えを整えて自分をおもてなししています。

 

雪の照り返しか?いつもより白っぽい光に包まれたソファーコーナー。クッションチョップがポイントです。

 

リビングのソファのクッションは、使ったら軽くたたいて形を整えて置き直すのが常ですが、この頃はそれを海外のSNSでよく見る「クッションチョップ」に。

クッションの上部の真ん中に空手チョップして両側のコーナーをピンと立てるやり方。クッションをふっくらと見せる技なんだって。名前の由来が本当に空手チョップから来ているそうで笑えます。

動物が耳を立てたような形になり、たしかにただ膨らませて置くだけよりも、アクセント効果があります。

お試しあれ~。

 

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さて、今朝は仕事前にハーブティーをたっぷり淹れました。

 

先日プレゼントしてもらったJACINTHE & Cie のハーブティNo65 Contre le pollenをたっぷり用意。毛糸のカバーは冬の定番です。

 

事務所は暖房も効いているけれど、更に湯たんぽを膝にのせて。

BGMはSpotifyのプレイリスト「Song to Sing In The Shower」。いま丁度、懐かしの海外ドラマ「フレンズ」の主題歌がかかっています。これ好きだったなぁ。

ってな感じで、テンションを高めつつ。

今日もお仕事頑張ります。

 

 

ストレスは小さなうちに解消したい

1月最後の週末は、皆様と同様自宅で過ごしました。

私は仕事も自宅でしているので、お客様のところや植木屋さんや花屋さん、造園屋さんのところに伺う以外は、ほぼ自宅にいる感じです。

前からこんな感じでしたが、たまの気晴らしでお出掛けしなくなった分、在宅率はより増しました。習い事のお教室は緊急事態宣言中は閉鎖されていますし、名庭探訪も今年に入ってからはまだ一つも行けていません。

それでずっと居ると、どうしても住まいのあら捜しをしてしまうのです。どうしたらもっと居心地がよくなるかなって考えてしまいますよね。大がかりなリフォームは無理でも、なにか変えたくて。

そこで引き出しの中の景色を変えるというセコイことを時々やっています。今週はここ、来週はここという風に少しづつ。整然と並ぶ様子は見ていて気持ちいいし、持ち物の整理も進みつつあります。

 

最近整理したキッチンの引き出し。シンクやコンロ下の引き出しはMUJIのファイルボックスがぴったりだったのでこれで揃えています。見た目の統一感、余白が増えてもモノ同士がしっかりと区切られているので取り出しやすいところが快感。

 

コロナ前からずっと自宅にいる私でも、知らず知らずのうちに、小さなストレスが溜まっているのかも。

積もり積もって大きなストレスにならないうちに解消しよう、自分がどう感じているかお座成りにしないようにしよう。

そう思います。

 

触れるもの、見るもの、耳にするもの、口にするもの、香り、それらを心地よくすることが手っ取り早く自分をご機嫌にしてくれます。あと、自分がやろうとしたことがやれたとき、当たり前ですが、機嫌が良くなります。

私の場合は、植物がある静謐な空間と美味しいものさえあれば機嫌が良くなるみたいなので、この二つは益々意識して取り入れます。

 

昨日の午後。小さな事務所は、穏やかな日差しと緑、そしてスローな音楽に包まれています。自分の心地良さをひとつひとつ作って。

 

鏡の前にざっくり投げ入れたアオモジ。コロコロとした蕾をたくさんつけています。瑞々しい緑が目に入るたびに清々しい気持ちになります。

 

カウンターには多肉植物の寄せ植え。ふくふくとした見た目と触感がいい。

 

 

玄関の盛花。お正月に活けていた枝を短くして活け直し。最近、また咲きだして嬉しくて愛おしい。

 

玄関から見える坪庭の照明は、防犯のために朝まで点けっぱなし。昼間とは違う椿の表情が見えるのも楽しみです。

 

寝る前に美しいものを。少し眺めてから寝室へ。

 

自分の機嫌が悪いと、何故かすぐに周囲に伝わって不快にさせてしまいます。特に家族は敏感よね。

負のオーラをまき散らさないように気を付けたいです。

 

 

庭の大掃除-2020

年末、うちの中は小掃除しかしませんが、庭は大掃除します。

室内の掃除や片付けは自分の都合で始められますし、日々汚れを貯めないようにすれば大掃除をやらずに済みます。でも落葉樹がある庭の場合、紅葉のあと、葉が落ち切ってからでないと出来ないので、どんなに早く取り掛かってもクリスマス前後になってしまうのです。

年が明けると雪が降るこの辺りでは、このタイミングを逃せば、超寒い中やるか?雪解けの後やるか?もしくはしない、その3択です。どれも嫌なので年内にやっつけてしまいます。

ディアガーデンの場合、落ち葉掃除は小まめにやるのではなく、モミジなら散紅葉を味わい尽くしてからです。落ち葉の絨毯を見たいのです。だから99%落葉したタイミングで1度だけ掃きます。

やるからには徹底的に取り除きます。集めた落ち葉は堆肥づくりに役立ています。

 

大掃除前テラスのモミジの足元です。錦の絨毯が出来ています。今年の紅葉はいつにも増して鮮やかでした。斑入りムラサキシキブとシマススキも冬支度をすすめています。

 

ほぼ葉が落ちた22日落ち葉を取り除きました。すっきりとした土の潔いこと。落ち葉掃除にはブロアーがあると便利。ディスプレイガーデンは狭いし体力もあるので使う程ではないけれど、そのうち使うようになるでしょう。

 

いつも書いていますが、落ち葉をそのままにしていると、どうして散らかって見えてしまいます(これは私の性分かもしれません)。積もらせてその場で堆肥にするには何年もかかりますし、そこに新たに植えても美しく見えない気がして、取り除くのです。

年に一度は必ず土の上をきれいにすることは、細かな点検が自然に出来るという利点も。

雑草が減りますし、木の一人生えにも気づきやすいです。一人生えとはタネが落ちて大きく育った状態をいい、これを放置していると庭の景観を崩しますので注意が必要です。参考→「一人生えに注意!

掃除はただ漠然とやるのではなく、先々のことを考えながら気持ちをのせてやることで、単にきれいにする以上の成果が得られます。

私は長年こうした手入れを行っているせいで、年始気持ち良いだけでなく、春にいいスタートが切れていると思います。

 

施肥後バーク堆肥でマルチングをして終了。手作り堆肥もマルチング用に使います。完熟ではないので土には混ぜません。

 

前庭も同じように掃除してマルチング。昨年も同じような画像をUPした記憶がありますが、これは今年のです。毎年末この状態にリセットしています。

 

宿根草の枯れ姿は晩秋まで。冬は常緑植物と落葉樹の枝姿、そして何もない土を愛でます。

グラス類を残そうかとも考えますが美しく残すことがまだ出来ないでいます。これからの課題です。

 

同じ場所、春にはこうなります。大きく丈夫に育てるために今リセット&施肥を。

 

鉢植えのバラや低木も剪定をし土を入れ替えました。

バラは遅くとも年内には剪定終えませんと。土を入れ替えるのは、コガネムシの幼虫がいないか、根の状態はどうか、点検する意味もあります。

コガネムシの幼虫はバラの根を食害するので困りもの。でも水仙の球根を一緒に植えてからは一度も見ていません。今年も大丈夫でした。

バラの隣に置いている低木の鉢、ここには水仙の球根は植えていませんでしたが、鉢の中の土を見ると20数匹いました。やはりコガネムシは水仙の球根が苦手みたい。土を変えるついでに球根を植えておきました。

水仙がバラの栄養を取ってしまうという説も聞きますが、私のバラはそんなに影響がないように思います。試す価値はあると思います。

 

駐車場脇に植えたトクサ。先週の雪化粧の様子です。これが今年の見納めとなりました。

 

駐車場のトクサ。雪が積もると折れて倒れてしまい見苦しくなります。車の出し入れに支障も出るので地際で刈り取ります。ここまで切っても春になるとどんどん伸びて梅雨にはすらりと揃います。トクサは年に一度は刈るといいですよ。

 

作業中は余計なことは考えられず、目の前の植物とひたすら対峙しています。掃除という行為は「瞑想」しているようなもの。

土に跪いて自然と交わり、野生の生物と同じ環境では生きられない弱さも自覚します。

自然の作り出す奇跡にこの世の不思議を感じ、己の小ささを感じ、昨日なかったものを発見し喜んだり、植物の周りの新鮮な空気、香気を感じたりして、知らず知らずリフレッシュしています。

今年も多くの喜びを与えてくれたディスプレイガーデンに感謝です。

 

 

イルミネーション ディアガーデンの場合

陽が落ちて空がブルーとピンクに染まるころ、今頃ですと17時くらいでしょうか。

事務所の窓辺に飾ったイルミネーション照明はその頃に点灯するよう設定してます。

ずっと中にいると目が慣れてそんなに暗くも感じず、うっかり時間を忘れている時も、照明が付くともう夕暮れ時だと気づかされます。そして、雫のようなかわいい灯り方とその向こうに見える空のグラデーションに見とれています。

 

窓辺にヒンメリとワイヤータイプのLED照明。2.7m50球のものを今年はふんわり垂らすようにしました。この時分は空の色が本当にきれいですね。

 

11月の終わりに行ったクリスマスイベントに合わせて、こんな風なLED照明をあちこちに仕込み、タイマーをセットし自動で一斉に点灯するようにしています。

テーブル照明やスタンド照明は自分で点けて。

1日の終わり、心がほぐれる瞬間です。

 

窓辺は道行く人にも楽しんでもらえるよう23時ごろまで灯しています。前庭には他にも照明がふたつあります。

 

イルミネーション照明は、植物に添わせるのではなく構造物に添わせるのがディアガーデン流。

植物に直につける場合、いくら気を付けていても、表面や水を通す導管を傷つけてしまいそうで。風の影響でこすれ、傷がつくかもしれません。

個人邸の場合、そんなリスクまで負ってイルミネーションをすることもないと思うのです。

また、折角飾るのなら、自分だけ楽しむのではなく通りにも暖かな光を零してみませんか。北欧の街のように、通りを歩いているだけで楽しい気持ちになれたら素敵です。

 

小さなクリスマスツリーにもイルミネーション。小さな灯り、可愛いです。

 

今日はクリスマスイブ。

クリスマスはウチで静かに家族とクリスマスディナーの予定です。テーブルコーデをクリスマス風にして、普段の夜ご飯とはちょっと違う雰囲気を味わいます。

コロナ禍だから、という訳ではなくて毎年そんな感じです。

 

 

初雪の朝と冬支度

12月になったら来ると言ってなかなか来なかった寒波がとうとうやって来ました。

ついこの間までの小春日和が嘘のよう。冷たい風が吹きつけて、あっという間に散紅葉。

そして今朝目覚めると雪景色が広がっていました。

 

上半分は散って下葉だけが残るテラスのモミジ。初雪をいただいて。紅葉と雪の景色は過去あまり記憶にありません。

 

この位ならすぐ溶けそうで、どうということはありませんが、初物はいつも目新しくて。

雪の降らないところで育ったので、少しでも降ると感動と恐怖が入り混じって興奮してしまいます。

見慣れた庭が一変する不思議、葉っぱが落ちて素っ気なくなった木々がなんと美しく見えることでしょう。

 

6時すぎぼんやりと朝焼け。事務所から見える八幡山も今朝は薄っすらと雪化粧されています。白い筋はロープウェイの通り道。越してきた当初、前は田んぼばかりでしたがどんどん開発が進みあと数年もすると八幡山は見えなくなるでしょう。残念だけれど市街地だから仕方がありません。

 

7時ごろの前庭。こうして見ると雪を頂いた落葉樹って本当にきれいだな。

 

雪が降ると庭のフォルムが強調されます。それを意識して作るといいですね。例えばこんもりとした築山を作るとか、常緑樹はきれいに刈り込む、落葉樹は枝振りを整えるなど。

そうすると冬の庭も改めて良いものだなぁと感じられると思います。

花がなくてもいい。むしろ華やかに咲かせる必要はない。何もない清々しさを味わえばよい、そう思います。

それが冬ならではの景色なのですから。

 

駐車場脇に植えたトクサ。雪は一本一本繊細にのるのですね。この先もっと降ると重みでだらしない姿になり車の出し入れにも支障がでそう。来週にはザックリと切り詰める予定です。

 

今冬はどうやら平年並み又はそれ以上に雪や雨の日が多いそう。昨冬が全くと言っていい程降らなかったので、たぶん多いと感じるだろうな。

でもそんな予報のお陰で冬支度は万全です。

暖房器具やあったかファブリックを用意し、外に出していた植物も取り込んでインテリアの密度を上げています。窓にはイルミネーションライト、そしてあちこちにキャンドルを置いて視覚的にも暖かく。

片付いてガランとしていると寒々しく見えると思い、冬は意識して色々と飾ります。

そして事務所にはモフモフスリッパを新調しました(∩´∀`)∩

 

事務所用に新調したモフモフ。L.L.Beanの「ウィケッド・グッド・シアリング・モカシン」

 

事務所は土間(タイル)なので、どうしても足元が冷えます。

このスリッパは底が厚めで冷気が伝わらないところがいいです。分厚い羊毛が足をすっぽり包んで、感触的には若干浮いている感じ、本当に暖かいです。

しかもぱっと見靴に見えるので、庭や斜向かいのコンビニくらいなら外履きも出来そうです。

なにより可愛い。

私の大きな足がちょっと可愛くみえます。

 

 

ディスプレイガーデンの紅葉2020

ディスプレイガーデンのイロハモミジの紅葉が見頃を迎えました。

裏庭に作ったテラスのシンボルツリーとして植えた木です。テラスは前を走る道路から全く見えませんが、モミジだけは見えるようにしました。

といってもチラッとしか見えないのですが・・・ライトアップしている夜の方が分かりやすいかもしれません。

 

道路側から見るとこんな風。左側にヒイラギモクセイの生垣、そして奥の方にモミジが見えます。

 

今年は秋が長くて紅葉が長く楽しめているような気がします。

しかも、ミノムシやイラガなどの害虫被害はほぼゼロで葉枯れもなく、状態のよい葉をたくさん残せたので、イイ感じに紅葉を迎えることが出来ました。

健康な葉を適度に残すことは、木のためになるのはモチロンですが、私はむしろ紅葉を愛でたいがために一生懸命手入れをしているようなもので。

 

7月末ごろのモミジ。剪定を終えたばかりで青葉が清々しい。健康な葉を保つために水管理を適当にやりました。

 

しょっちゅう手入れしているかというと、そうでもなくて「目を掛けても手は掛け過ぎない」という気持ちで手入れしています。

疲れるので(^^;

木が求めいているタイミングでしっかりと手をかけられるのが理想かな。そのタイミングが分からないとずっと思っていたのですが、毎日木を観ていると自然と分かるようになってきました。

ポイントは見るではなく「観る」です。時に「視る」ということも。そして木の具合が悪そうな時は「診る」もしくは「看る」という気持ちで。

何事もそうだと思いますが、ただぼんやり見ているだけでは何も進歩がないのよね。うん。

 

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レイラディの生垣で日陰になっている部分はまだ色づいていませんが、ほぼ赤く染まりました。小さな庭なので、変わり映えしない画角になってしまいますがご覧ください。

 

テラスの隅に植えたイロハモミジ。レイラディの生垣の緑が赤を引き立てています。テーブルにも紅葉が映って。

 

バルコニーからもよく見えます。

 

ディスプレイガーデンの宿根草は地上部がほぼ枯れて、空白が目立ち始めました。

一部立ち枯れたものもありますが、それはそれで晩秋らしい風景と思い、敢えて残しています。

 

アジサイアナベルは春までに剪定すればよいので立ち枯れてもそのまま。トープ色のグラデーションが素敵だと思う。季節なりの庭の姿を愛でたい。

 

撮影していると光と影が作り出す景色に見とれてしまいます。何でもない庭の景色にもセンス・オブ・ワンダー

 

今年は例年に増してこの小さな庭に癒されっぱなしでした。

 

 

前庭にマルバノキを追加

来春にむけて、前庭に低木を追加しました。植えたのは事務所の小窓の下あたり。目隠しの為です。

前庭は道路に面していて、しっかりとした歩道もあります。今年の初め頃だったか、近所にコンビニが出来たことにより、ディアガーデンの前を歩く人が増えました。

建物の基礎を道路よりかなり高くしたので、中にいても歩行者と目が合うことはありませんし、昼間は防犯ガラスのお陰で事務所内はほどんど見えませんから、プライバシーの点では何の問題もないのだけれど、中からはしっかりと見えているので何となく気になるのです。いつも外を見ている訳ではないけれど、目の端で人影を拾ってしまうというか。

これまでこの歩道を利用する人が少なかったので、ちょっと違和感を感じています。

そこで窓近くに少し高さのある低木「マルバノキ」を植えました。完全に見えなくしたい訳ではないので落葉樹で十分です。今はまだ小さいのですが育つとこの小窓の半分位は覆ってくれるでしょう。

住環境は日々変わっていきます。自分ではどうしようもないことですよね。でもそれを改善するのに植物は役立ちます。

ストレスを癒しに変えてもくれるのでおススメです。

 

落葉のタイミングを見計らって植えたマルバノキ(丸で囲んだ部分)

 

マルバノキは、マンサク科の落葉低木です。

花はパッとしませんが何といってもハート型の葉が魅力的。秋になると、陽が当たるところでは見事に真っ赤に、それ程でもないところではオレンジや黄色とグラデーションになって、それはそれで美しいのです。

3m程に成長し、剪定で場に合わせます。ディスプレイガーデンでは、しばらく剪定せず伸び伸びと育てるつもり。窓外にたくさんのハートが浮かぶ様子にきっと癒されるでしょう。楽しみです。

 

秋、ハート型の葉は日当たりがよいと真っ赤に。

 

マルバノキを植えたところは、以前ドウダンツツジが植えてありました。その移植に伴い花壇のレイアウトを大幅に変えています。12月迄はまだまだ作業が続きそう。

植物が葉を落とし休眠期に入る今時分は移植適期。

お客様のところへもメンテナンスで伺う時期でもあり、暫くは外作業の日々です。

 

 

晩秋のディスプレイガーデン

秋深し、標高の高いところでは紅葉がはじまりましたね。

ディスプレイガーデンのモミジの枝先も薄っすらと赤くなり始めています。いつもどの木よりも早く紅葉するアオダモは、今年は早々に葉を落とし、今は一枚も残っていません。

そんな身近な木々の様子を見ていると、今年は麓でも紅葉が早いかも?なんて思います。

 

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打合せや図面書きの間に、家事の合間に、ちょっとした気分転換のつもりで庭に出ます。

今は庭仕事という程のことは何もなくて、ただ植物や空を見たり、空気の香りを感じたりするだけ。今週前半はポカポカ陽気、中にいるのが勿体ないくらいでした。

 

先週からヒイラギモクセイが咲き始めました。柔らかくて品のある香りがテラスまで漂っています。

 

先月末の庭では、秋咲きの植物が咲き始めたばかりでしたが、そろそろ盛りが過ぎつつあります。冬支度をほぼ終えて、衰え行く日差しを惜しむが如く存分に楽しんでいるよう。どこかゆったりしているように見えます。

だから私も邪魔しないよう、伸びきって暴れた茎や乾いた花、黄色くなった葉っぱなどは敢えてそのままに。切り詰めたりせず支えをするくらい。彼らのしたいようにしてもらっています。

 

先月末に穂が上がり始めたミュレンベルギア「カピラリス」はフワフワに。伸びに伸びて赤く煙り、午後に日差しがあたると遠目でもそれと分かるくらい輝いています。

 

見頃を過ぎたらさっさと抜いて、ビオラやパンジー、ストックなど冬でも咲く花に植え替えをするのもアリで、そこは人それぞれかと思います。私もそんな時期がありました。

でも今はこう思っています。

「年中花が咲いてなくってもいいじゃないか。その季節らしさを表現する方が素敵。その方が自然だし・・・」

自然に憧れつつも庭は人工的なもの。同時に常に美しくありたいものです。晩秋から冬に向かう時期は「ほったらかし」っぽくならずに、枯れた美しさを上手く表現出来たら。

 

植物も日向ぼっこしているみたい。庭が優し気に見える瞬間です。見ている私も優しい気持ちになります。ハランはもう終わりで黄色くカサカサになってきました。草が色づくことを草紅葉というそうな。

 

例えば上の画像の紫の花、三尺バーベナ(バーベナ「ボナリエンシス」ともいう)は、三尺どころか四尺以上に伸びて、花が終わって茶色くなっていたり、これからまだ咲こうと蕾をつけたりしています。来月には、ほぼ枯れると思うので、それまで倒れ過ぎないよう支えをする位にして、余生を伸び伸びと過ごしてもらうつもり。

奥にぼやけて見えるフジバカマも同じように。

シランやアマドコロ、グラス類は枯れてもそのままに。黄葉が素晴らしいのです。霜がおりて白けたり茶色くなったら取ろうかと。でもそれが美しく見えたら来年の2月まで残すかも。

 

夕日に透けるシュウメイギク。ただ咲いているだけなのに、なんでこんなに美しいの。

 

日が暮れるのがどんどん早くなってきましたね。撮っているとあっという間に暗くなります。

 

繁栄から衰退までの怠惰で崇高な物語もエンディングに近づいています。

晩秋の植物たちは、まさに円熟の極み。

老いてなお輝いて見えるのは、達観しているからでしょう。

 

 

秋、夕映えの庭で

ディスプレイガーデンの様子を投稿するのは久しぶりです。

前回は処暑のころでしたからひと月ぶり。でも昨年の今頃も同じような庭で、同じような植物を眺めて、同じような画像をUPしていたのですから、変わり映えないっちゃないのだけれど。

コロナ禍、人間界の変わりぶりを照らし合わせると、逆にこの変わり映えのなさが心に響くというか、平穏を感じるのです。今年ほど庭に慰められた年はなかったかもしれません。

 

ミューレンベルギア「カピラリス」の穂が上がり始めました。煙るような赤い穂が秋らしい。来年はもっと増やそう。

 

変わり映えしないけれど、そういえば、小さな事件もありました。

記録的に長かった今年の梅雨。低温が続いたためか、例年お彼岸以降に咲いていたシュウメイギクが、梅雨明け直後にたくさん蕾をつけ始め、お盆の頃には咲こうとしていました。

「前からこんなんだったけ?」物忘れの天才なので自信がありませんが、たぶんこんなこと初めてです。それでどうなるのか見ていたら、そのままピタリと成長が止まって夏を越し、結局、例年通りに咲き始めました。

本当に取るに足らないことかもしれませんが、シュウメイギクの適応力を見たような気がしました。暑い最中、きゅっと結んだ蕾が「まだまだ、まだまだ!」って耐えている感じして健気でした。

 

「帳尻あわせましたよ」って顔で?いつもの時期に蕾をほころばせたシュウメイギク。この夏をどんな思いで乗り越えたのでしょう?

 

この前庭は北西に向いているため、北風に晒されるし、建物の影にはなるし、西日もガンガンに当たります。本当に言うと、庭作りには一番避けたい環境で、時々泣きたくなりますけれど、夕暮れ時に眺めていると、そんな不満も帳消しに。

夕日の赤いような黄色いような温かい色に包まれた眺めがちょっと自慢。白い外壁さえも暖色に染まって、特に秋は・・・とても情緒があるのです。

「秋の日は釣瓶落とし」と比喩があるように、あっという間に暮れてしまうから、それはそれは短いショーです。なかなか見てはもらえません。ですので、今日の画像は夕暮れ時に撮影して、私が見ている雰囲気を再現してみました。

 

ヤブランやユーパトリュウム「チョコラータ」はいつも通りに咲いてくれました。野の花のような佇まいが気に入っています

 

日暮れて肌寒く感じるころ、庭にほのかな灯りがあると素敵です。

 

皆様のお庭も光の具合で見違える瞬間があると思います。心を込めて育てているからこそ通じ合える瞬間もきっとあるでしょう。

庭のある暮らしを贅沢に感じるのは、庭の広さでも立派な造作でもなく、そういう瞬間を感じることだと思うのね。