夏を振り返って。水遣り作業を再考

空気がカラッと澄んで秋の気配が漂ってまいりました。

大好きなシーズン到来です。よく眠れるし、庭に出ても汗をかかなくなって嬉しい限りです。

この夏を振り返ると、梅雨入りは統計史上最も早く、梅雨明け後は全く雨が降らず猛暑続きでした。8月になると一転大雨続きで・・・何だかね、いちいち極端で疲れました。

今夏は猛暑のなか植栽工事をしたので、体力を随分消耗しました。そして自分の庭(ディスプレイガーデンと呼んでいます)の水遣りがだいぶ疎かになってしまいました。

それでも枯れることはありません。乾燥に強い植物や自生植物をメインに植えており、10年以上ここで育ちしっかりと根を張っている植物が多いからです。節水を念頭に植栽デザインを改良し続けているので、年間を通して水遣りの頻度は少なくて済んでいます。

ただ、真夏は出来れば日に一度は水遣りをした方が生き生きとしますし、葉焼け予防に葉水も遣りたいところ。展示用の庭なので、枯れなきゃいいではダメで、見て頂けるレベルを目指しています。そこで、今更なんですが、水遣りのサポートをしてくれる自動散水システムを試してみることにしました。

導入するキッカケは、この夏、法人のお客様の庭で自動散水システムを初めて設置してみて「意外に簡単。小さなお庭仕様もあることだし、これは使えるゾ!」と思ったこと。

それまで存在はもちろん知っていましたが、実際に工事をして、自分でも設置出来る手軽さと効果を感じました。

これが助けになる方がいらっしゃるかも。そんな方に実物を見て頂けるようにとも思いまして導入することにしました。

自動散水システムの詳細は別途記事にしましたのでコチラをご覧ください→「小さなお庭用 自動散水システムのすすめ

 

ディアガーデンの庭に設置した自動散水システムです。

 

私の場合、水遣りを必要とする時期と仕事の繁忙期が重なるので、ちょっとでも時間を節約出来るなら機械に頼りたいという思いもあります。

コロナ禍では家を空けることが少なくて済んでいますが、通常なら出張や旅行・帰省等で何日も家を空けることも多く、その都度ハラハラしていたので、機械が水を遣ってくれたらやっぱり気持ち的にラクです。

ディスプレイガーデンは、先にも書きましたように植栽を工夫していますので、水遣りの頻度はかなり少なめに抑えられています。それでも真夏はこまめに遣る方が綺麗に育ってくれますし、花殻摘みや草取り、葉水など必要な作業も他にありますから、水遣りだけでも機械がしてくれたらやっぱり助かるのは間違いありません。

あと日焼け予防もあるかなぁ。自動散水システムはタイマーを設定すれば文字通り自動的にやってくれます。手動操作をしたい場合もスマホを使って部屋の中から操作できるので、外に出る必要がないのです。これは女性にとっては嬉しいことです。水遣り時の日焼けを気にして、UVクリームを塗ったり長袖の上着を着て帽子を被って・・・などなど色々気を使っている方も多いと思います。

植物のため、お庭のための自動散水システムですが、人にとっても「水を遣らねば!」というストレスから解放され、気持ち的にラクになる点がいいです。

自動散水システムってどういうもの?操作方法は?などなど詳しくは記事をチェックしてみてください →「小さなお庭用 自動散水システムのすすめ

 

 

 

小さなお庭用 自動散水システムのすすめ

日々の水遣りをサポートしてくれる強い味方(株)グローベン製の自動散水システムをご紹介します。

植物に自動で散水できるこのシステムは、用途に合わせて各種機器を組み合わせ、コントローラーにて時間・回数・規模・散水パターンなど設定し、あらゆるシチュエーションに応じた水遣りを自動的に行うものです。

コントローラーなしで蛇口に直接穴の開いたホーズを接続して散水する「手動タイプ」もございますが、蛇口の開閉を忘れがちです。節水のために、また余計な手間を省くためにも「自動タイプ」の方をおススメします。

こんな方におすすめ

  • 庭を新しく作られた方
  • 忙しくてタイミングよく水遣りが出来ない方
  • 水遣りにストレスを感じておられる方
  • 水遣りの加減が分からない方
  • 水遣りが必要な箇所がいくつもあり、手間や時間がかかってお困りの方
  • 日焼けを避けたい方
  • 手間を掛けずに植物を育てたい方
  • 旅行や出張などで家を空けることが多い方  などなど。

一般的に自動散水システムというと商業施設や工場の植え込みに設置されている機器を想像してしまいますが、小さなお庭用の簡易タイプもございます。それが(株)グローベン製の水栓用コントローラー「スマプロBT」です。

いまある水栓にお客様ご自身で簡単に取り付けられ、すぐ使っていただけるのが、この商品の魅力のひとつです。

 

一般のご家庭でも簡単に設置していただけるタイプの自動散水システム(株)グローベン製水栓用コントローラー「スマプロBT」です。

 

「スマプロBT」の特徴

  • スマホに専用アプリをインストールして制御

スマホがリモコンに早変わり。シンプルで見やすい画面でどなたでも簡単に操作いただけます。

Bluetooth接続で10m以内は遠隔操作可能。家の中に居ながらにして操作が出来ちゃう優れものです!

  • 電源は乾電池で簡単接続

電気工事は不要です。9Vアルカリ電池(別売)を使用します。

  • 設置は立水栓で簡単施工

既存の蛇口に簡単に取り付けられられる小さなコントローラーです。本体に操作ボタンがないのでいたずらによる誤操作を防げます。

 

この度、ディアガーデンのディスプレイガーデンに、この自動散水システムを見本として設置しました。

ご興味のある方、設置してみたいという方は実際にご覧いただけます。製品について、設置方法についても詳しくお聞きになりたい方もお気軽にお問合せください。ご注文の前にまずは見積もり依頼をどうぞ。

※製品についてのお問い合わせ、見学のご予約、見積依頼はコチラ→ Contact

 

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ここからは、ディスプレイガーデンに設置した様子をご覧いただきます。

どのようなパーツがあってどのように取り付けていくのか、アプリの画面や散水する様子など、順にご紹介していきますね。

①商品のお届け

宅配便にてお届けします。

縦横約1m弱×高さ20cmくらいの大きめの段ボールに色々なパーツが入っています。

 

基本セットはこんな感じ。制御本体(中央)にドリップチューブ、各種部品(ジョイント部材、チューブホルダー等)

 

設置は難しそう・・・と思われるかもしれませんが、ワタクシ、馬渕(女性)でも一人で出来ました。特別な技術は必要ありません。恐らく大人ならどなたでも設置できるのではないかと思います。

道枝切り鋏や大き目のカッター、プラスドライバーをご用意くださればすぐ作業にかかれます。

 

②コントローラーの取付け

設置方法は単純です。

蛇口に制御本体を直接取り付けるだけ、以上です。

冬場凍結する場合は原則取り外していただきたいのですが、念のため的な凍結防止アダプター仕様のコントローラーもあります。タイマー設定中に雨が降った場合感知するレインセンサーも取付可能です。場所に応じてコントローラーを固定するための金具やアルミ支柱などもオプションで選べます。

 

コントローラーは蛇口に取り付けます。メタルアダプター(プラスねじがついている部品)が標準でついていますので新たに買う必要はありません。

 

③コントローラーにドリップチューブを接続し、花壇に延長していく。

ドリップチューブは直径16mmでこのように等間隔に穴が開いていて、水が垂れる仕組み。穴の間隔は150mmピッチ、300mmピッチ、500mmピッチと3種類あります。ディスプレイガーデンは300mmにしました。

 

チューブのジョイント部材は4種類ありますので、花壇の形に合わせてどのようにでも延長できます。チューブは黒いので植物が茂ると分かりにくくなります。

 

ホースとジョイント部材の接続は簡単。ホースを適当なところで切って継手部分に差し込み、抜けないようにカバーを回し込みます。ホースを差し込む際、非力な女性は少々疲れるかもしれません。ゴム製の手袋を装着してやると力が入ります。冬場はホースが固くなるので同じ様にちょっと力がいるかも。

 

自動散水装置の設置完了したところ

 

標準的な散水にはドリップチューブで足りるかと思いますが、植物や植え方によって先端パーツが色々と用意されています。

例えば苔や芝用にジェットスプレーやミストスプレー、ハンギング専用ミストキット、水を遣るときだけ地表に出てくるポップアップスプリンクラーなど、用途に合わせてお選びいただけます。これらは穴のあいていないポリチューブに接続します。

 

④専用アプリ(無料)をインストール

 

専用アプリをお手持ちのスマートホンにインストールして操作します。スマホがリモコンになるってこと。画面はこのようにシンプルです。操作も直感で出来ます。

 

アプリをインストールして、コントローラーに電池を入れると、アプリが本体を自動検出しますので、Bluetooth設定もスムーズです。

コントローラーを複数制御する場合でも個別に管理できます。

タイマー設定しておけば特に何もすることはありませんが、手動操作でイレギュラーに遣ることも可能です。

 

散水中。ドリップチューブからポタポタと水が滴り落ちているのが分かると思います。(矢印の部分)

 

余談ですが、手動操作で便利だなと思ったことをひとつ。

私は来客があるときは、門履きをし水を打ってお迎えするようにしています。でも夏場は特に何ですが、すぐに乾いてしまい、来訪時間とタイミングを合わせて水を打つことはなかなか難しいものでした。

それが、自動散水システムのお陰で、事務所からクリックひとつで水打ちが出来るようになりまして、気持ちに余裕が出来ました。(下の画像↓が打ち水を兼ねた散水の様子)

 

スプレーノズルを取り付けた前庭の様子。苔の部分にミストスプレーノズルをセットしていて、散水が開始されると霧状に撒かれます。(ホースは分かりやすいように見せていますが後に隠します)来客の際は打ち水としても作動させています。

 

⑤コスト

  • 散水機器材費例

ドリップチューブ式散水約30mの場合:合計46,700円(定価)

コントローラー スマプロBT(メタルアダプター仕様)×1 25,500円

16mmドリップチューブ300mmピッチ(30m巻)×1 13,800円

16mmチューブホルダー(10個入)×3 3,000円

16mmクイックエルボ(1個入)×4 2,200円

16mmクイックエンド(1個入)×4 2,200円

※エルボやエンドの個数は参考数です。花壇の形によって変わります。

※消費税、送料別途。

  • ランニングコスト

電気代:9Vアルカリ乾電池1個分

水道代:16mmドリップチューブ300mmピッチ×50mの場合 30分当たりの水量83.4L 約1円(※メーカー調べ 基本料金別途)

 

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では最後に、ご購入をお考えの方へ

製品についてのご質問、見学のご予約、見積依頼は下記のフォームをご利用下さい。

コチラからもどうぞ→ Contact

 

 

 

処暑だけど、処暑だから

残暑お見舞い申し上げます。

処暑とはいえ日中の蒸し暑さにウンザリしていたある日、ふと、そういえば今年の夏はかき氷を食べていないなと思い出しました。

それで、たまたま頂き物のスイカがあったので「スイカのグラニテ」というデザート作ってみましたら、あまりの美味しさに、夏嫌いの私がもう少し夏を味わってもいいかという気分に。

グラニテとはフランス発祥のデザートでシャリシャリとした氷菓子のこと。

 

バジルがいい感じの奥行を感じさせる大人のシャーベット。少しの塩と酢がスイカの甘みを引き出しています。身体の熱がすーっと引きますよ。

 

午後外から帰ってきたときや、お風呂上りなどに、処暑だけどまだまだイケます。

作り方は簡単。スイカの美味しいうちにお試しあれ。

レシピはコチラ→【マイナス3度の過ごし方】01:揉んで、凍らせるだけ。スイカのグラニテで、食べる前から涼しくなる – 北欧、暮らしの道具店 (hokuohkurashi.com)

 

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暑くて仕方がないのでこの頃は専らインテリアプランツと戯れています。

何となく見飽きた風景は、飾る位置を変えたり鉢のデザインを変えたりしてリフレッシュ。伸びに伸びた茎を整理してスッキリと。

ただ飾るだけではなく「扱う」愉しみというか。どんな状態でも、少し扱いを変えるだけで見慣れた風景が変わる面白さを感じています。

 

窓辺に植物をたっぷりと茂らせて。緑で部屋と庭を繋ぐ。

ハンギングプランツは今夏また増えました。時々場所を替えています。

 

夏場成長した葉や切り取った枝は水に差しておくだけで発根することも多くて、生命の力って凄いなっていつも感心します。

 

 

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虫の声が聞こえる朝夕に庭へと出て見ると、処暑らしく秋に花を咲かせるヤブランやシュウメイギク、フジバカマの蕾が上がっています。

庭木たちは徐々に活動を弱めて、体内の水分を減らしているようです。葉っぱが明らかに乾いてきているのです。これから、来春に備えて、木は葉っぱに貯えられた養分をどんどん分解して、幹や根に移動させていきます。

 

ディアガーデンのテラス。色々な葉色の植物を集めた花壇です。何となく葉っぱがカサコソとして。

 

そう、植物はいつも自分の目標を見失わず着実に支度をする。

 

 

雨の止み間に

雨続きで庭の手入れが難しいこのごろ。

止み間に出て見ると結構虫がついています。ディアガーデンの場合は蓑虫やスギドクガの赤ちゃんがたくさん居て、病気は発生していませんが、日照不足なのか徒長ぎみな宿根草も見られます。

虫は手で取れるものは取って、倒れ気味の茎に剪定枝で支えをする。茂り過ぎた部分を透かしたり、足元を掃除して風通し良く・・・そんなことで、庭全体が小さっぱり。植物たちも気分良さげです。

また雨が降り出しても、部屋から眺める庭がちょっとスッキリしていることで(たとえそれが自分しかわからなくても)気分良く過ごせます。

 

出来るだけ手入れをぜずともいいような自然な感じの植栽なので、野趣感を残しつつ整えます。手入れをしたかどうかはパッと見は分からないかも・・・ってどうなん???(笑)

 

茂り過ぎたアジサイ「アナベル」を整えて。雨でうな垂れて重そうな花茎をカットしました(手前の花)。もう少し乾かしてリースを作ろうかな。

 

またある日の雨の止み間のこと。

久しぶりに夕日が差した時間帯に完璧な虹を見ました。

こんな絵にかいたような半円形の虹を見たのは、生まれて初めてのような。

上手く撮れた画像を2点ご紹介します。

 

ある日の夕方、陽が沈む前~後の長い時間、完璧な虹が出現しました。よく見るとダブルレインボーです。

 

突然の自然からの贈り物に、その美しさに、ただ感動するばかり。そして言いようのない高揚感に包まれます。

たまたま車で走っていた時だったので、タイミングよく見つけられたのかもしれません。普通に室内で過ごしていたらきっと見逃していただろうなと思うと、ほんとラッキーでした。

次の雨の止み間に日が差したら、空を眺めてみようと思います。もしかしたら虹が見られるかもしれません。

そう思うと雨も悪くないね。

 

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連日の雨、そしてコロナが再び蔓延し始めて、なかなかに閉鎖的な暮らしを強いられているけれど、お陰で和やかでとっておきの孤独を楽しんでいます。

孤独な時間は、自分を整え直し創造する時間。私にとってはなくてはならないものです。

孤独がなかったらきっと疲れ果てて自分が分からなくなってしまうと思っています。

 

孤独のお供は美しい音楽。雨の日に似合うと思う私の大好きな曲です。

※注意:再生すると音が流れます ↓

 

やせ我慢じゃないよ。

こんなとき辛いばっかりじゃ、やるせないじゃない。

 

 

鎮静の青花

梅雨の最盛期を迎え、ディスプレイガーデンの前庭では青い花が次々と咲いています。

今の時期主役の秋色アジサイの青に合わせて選んだ花たち、青といっても純粋な青花は滅多になくて、厳密には青紫なのですが。

青や紫の花を見ると、涼しさ・爽快さを感じると同時に、落ち着きを感じます。鎮静効果があるんですね。葉の緑には同じ様に精神を安定させたり身体を癒す効果がありますので、青や紫の花を咲かせる植物を見ると相乗効果でとても心が静まります。

実際、前庭を手入れしているとそんな色の鎮静効果をとても感じます。葉や花の柔らかな感触、湿った土の香りと共に上品なフジバカマの香りが漂って。五感は研ぎ澄まされているのだけれど、心や頭はとても静か。

慌ただしく先の段取りばかりしている私に「今を生きて」と植物が言ったような気がします。

 

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今年は、秋色アジサイ「マジカルシリーズ(ブルー系)」がたくさん花をつけてくれました。

昨年は弱剪定にとどめましたので、樹高葉張りともにこんもり茂って、花芽も沢山ついたみたい。嬉しいな。

 

 

秋色アジサイという品種は元々切り花として作られた品種だそうで、枝が太くしっかりしています。名にあるように花色がシック(秋色)に変化するのも特徴的なのですが、それを愛でようとすると来年の花が少なくなってしまいます。

秋色の花と来年の花付きとを天秤にかけて、色々と試行錯誤してきましたが、今は来年の花付きを優先させて、他のアジサイ同様7月中には切り戻しています。秋色は切り花として僅かですが楽しめています。

 

 

紫陽花は今月中旬には切り戻さねばならないので、お楽しみはあとわずか。思い残すことなく愛でようゾ。

 

 

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フウロ草「ブルーサンライズ」が今年もふんわり咲いて。昨年の眺めとほぼ同じですけれど。

 

ブルーサンライズは黄緑色の葉なので青花が沈んで見えないという素晴らしい品種です。

 

本当にかわいくてねぇ。

 

青系の花は、他にも斑入りのギボウシやサルビア・ネモローサ・カラドンナが見頃です。

そのうちバーベナ・ボナリエンシス(三尺バーベナ)も咲くはずなんですが。

 

斑入りの葉のギボウシ。薄紫の花が楚々と咲いて。

 

庭で沈みがちな青を見えるようにするためには、白や淡いグレーなどの背景が欠かせません。

白い穂を上げるグラスも何気に青を目立だせる役目があります。

細かな計算が必要な厄介な青花、でもほとんどの人が好きな色なんですよね。

 

サルビアネモローサ、どんどん咲きますので、しょっちゅう切り戻しています。

 

熱海市で発生した土石流災害に心を痛めています。

熱海は5年前、2016年の夏に旅した場所。災害が起こった場所の近くも通ったように記憶しています。

海と山が近くて青と緑がいっぱいで、急な坂が多い土地という印象が残っています。とても癒されたあの場所がいま酷い状況に…。

行方不明の方の発見が進みますように、そして救助作業や復興作業をされている方々の安全を祈ります。

 

 

近況、諸々。

この頃の私は、図面描き & 見積書の数字と格闘 & 打合せ に明け暮れて、何だかゼイゼイ言っています。

気が付くと息をしていなくて胸の奥が詰まっている感じがします。こういう時に私は歯を食いしばる癖もあって、かかりつけの歯科医さんに「可哀そうなくらい奥歯に負担がかかっていますよ」と注意されました。(歯を見ただけで分かるんだぁって変に感心してしまいましたが、そういう場合ではないのです、はい。気を付けないと)

忙しいって心を亡くすって書きますけれど、周りが見えなくなってちょっとした配慮すらも出来なくなって、自分中心な考え方になりがち。それで失敗して自己嫌悪。落ち込んで・・・と負のループに陥っています。

こんな時は、もちろん反省と悔い改めることが一番なんですけれど、冷静になるために少しでもいいから心静かになる時間を持つようにします。

いまなら朝起きて朝食の準備を始めるまでの小一時間がそのときです。

庭に出て、朝日を浴びてまずは数回深呼吸。体の中の悪いものを出して、夜の間に木々の作ってくれた新鮮な空気を取り入れる感じでね。

そして一回りして植物と話します。水遣りをしながらだったり、白湯を飲みながらだったり、草引きをしながらだったり、色々ですが。

今週にはいり、アジサイ「アナベル」が見頃になりました。

清らかな白に心が洗われるようです。

 

ディアガーデンのテラスでちょうど朝日が差し込み始めた時間に撮りました。ここでパジャマのまま瞑想をすることも。プライバシーが保たれている場所だから気兼ねなく出来ます。

 

赤いアジサイ「クレナイ」が色づいて。

 

前庭の青いアジサイはまだ緑がかって、いまひとつ。

変わりにアスチルベが見頃です。

 

サーモンピンクのアスチルベとグラス「メリカ シリアタ(キリアタ)の穂がフワフワな前庭です。

 

小さなディスプレイガーデンですが、春から代わる代わる何かが咲いて、それを見るたび心がほわんとします。植物を触るときは、ちゃんと息をして歯も食いしばらずにいられてる。

それがいいみたいです。

心を鎮めることが出来て、取り返せないものに執着しないと諦めもついて、これを教訓として前よかちょっとはマシな自分になれそうな。

そういえば、忙しいときほど、意識して周りに優しくするという人がいましたっけ。変な態度を取ったら後で自分が苦しむことを分かっているので、自分を守るためにもそうするそうです。うんうん、分かるなぁ、私も今度からそうしよう。

 

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さて、落ち込んだ自分を抱えつつも、時間は進んでいきます。

今、作ろうとしているお庭はアジサイをたくさん植える予定です。お客様が少しずつ増やした株が大小合わせて50ほどもあるんです。

アジサイのために柔らかな木蔭を作ります。

 

色々な種類のアジサイが50株以上もあります。上手く配置したいです。

 

時間が出来ると、これまでお世話になったお客様のお庭に出掛けて行きます。そして成長した植物に会って、そこでお話をしてもらって癒されてもいます。

全然違う話を聞いたりすると本当に楽しくて、笑っちゃう。

有難いなぁ。

 

完成したお庭の撮影に伺いました。お庭を見ながらお茶をいただいて。有難いです。最高です。

 

 

今年は短い?初夏のキラキラ時間

公私とも怒涛の忙しさで必要に迫られ出ずっぱりの5月初旬。

体重が3kg近く落ちて疲れがピークに達した昨日、強制的にゆっくり出来るように・・・と、美容院に駆け込みました。髪をバッサリ切って、馴染みのヘアスタイリストさんに愚痴を聞いてもらい、お陰で頭も気持ちも軽くなりました。Nさん、いつもありがとうございます。

というわけで、また今日から頑張ります(^-^)

 

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そして、ふと気が付けばディスプレイガーデンの植物たちはモリモリに。

 

ディアガーデンの前庭の様子。北向きなので日陰の時間帯が多いのですが諸々健気に咲いてくれます。手前、サルビア・ネモローサとオレンジのヒューケラが特にきれいです。

 

ディスプレイガーデンは毎年同じなようで、実は少しづつ変化しています。その年の状態を見て、より育ちそうな場所に配置替えしたり、新しい植物を植えたりしていて、その成果をいま確認しています。

例えばあちこちに植えていたアスチルベ、想像以上にナチュラルでグラス類とかの草に馴染み過ぎていたので、一か所に固めて存在感を強調してみました。

 

アスチルベ「ビジョン・インフェルノ」。2年目の株、固めて植えたので花茎も増えて見えます。もう少ししたら咲きそう。足元の黄金葉のフウロソウとのコントラストも計算して。

 

看板下の花壇では、オキザリスが他の植物を追い込むまでに増えてしまったので、かなり処分しました。でも細かな球根は全て取り除けるものではありません。残っている部分がピンクの花を咲かせています。

ゼロイチで考えると何事も疲れますし、除草剤は撒きたくないので、これからもゆるく付き合ってくことになりそう。

 

手前はコバノズイナ、奥の空色の花は丁子草。低く咲いたピンクの花はオキザリス。花壇の外にまで蔓延って取り切れません(泣)

 

こちらは新顔。テラスで初めて育てるアストランティアです。スノースターという品種。こういう楚々とした花が好きで^^

 

いまディスプレイガーデンでは、他にエゴノキが咲いて、バラも咲いて、アジサイの蕾もたくさん上がっています。

今年は梅雨入りが早そうなので、初夏の晴れ間のキラキラした時間を見逃さないようにしたいですね。

 

GWステイホームのお供

今年のGWは初日からあいにくの雨模様。

緊急事態宣言が出ている県もあることですし、みなステイホームかと思いきや、旅行や近距離移動などは結構あるようで…。ここ滋賀県では他府県から来られるキャンパー対策として公園閉鎖がGW間際に決まったりと、相変わらず対策は後手後手。前から予想できたであろうにと、何だかモヤモヤしちゃう。

そんな私のGWは遊びに出掛ける予定はなくて、半分以上は仕事で、残りは身内の引っ越しの手伝いで終わりそうです。

 

28-29日にかけては終日降っていたので、テラスにインテリアで飾っているグリーンを出して雨にあてていました。

 

植物にとっては恵の雨。水道水とは比べ物にならない程エネルギーを持っています。

 

そんなわけで事務所で少しでも気分よく過ごせるように、大きなアレンジメントを自分にプレゼントしました。

これをお供にステイホーム。

 

事務所にビバーナム「スノーボール」を飾りました。

 

爽やかなグリーンの花がゴージャス!気分上がります。

 

コロナ禍2年目となる今年は、寝室のインテリアを見直す予定。

ステイホームも長引くと色々と変えたくなりますよね~。新しいレイアウトや家具のことを考えるだけで、ワクワクしています。

秋までには仕上げたいなー。

 

新緑にヤマツツジの花が映えるワケ

ついこの間まで桜が咲いていたと思ったら、もう新緑の時期となりました。

「新緑が眩しい季節」なんて形容しますが、冬に比べぐんと光の量が増え、目が慣れていないため、少しの照り返しでも眩しく感じるのだと思っていたら、葉っぱは自ら輝いて(日光を反射しているだけではなく,自ら光を放って)いるのだという。

いま、ディアガーデンの庭(ディスプレイガーデン)もまさに新緑につつまれています。

晴れた日はもう眩しくて眩しくて!

 

こちらはテラスガーデン。イロハモミジの若葉が輝いています。新芽だけでなく影色ですら初々しく感じます。

 

例年4月のディスプレイガーデンは、控えめに白い花(シロヤマブキ、ドウダンツツジ、アマドコロ、ティアレラなど)が咲いています。

5月になるとエゴノキの花が咲いて白のピークを迎えます。

新緑に白は春らしい清らかな配色。でも白色は緑の中に溶け込んでしまい、近くで見ないと分かりません。

そんなディスプレイガーデンに今、なんと赤い花が出現しました!

ヤマツツジです。

 

前庭花壇に突如現れた赤い花、1mほどのヤマツツジです。新緑の中でとても目立っています。

 

実はこのヤマツツジは売り物。

仕入れてから納品するまで、花壇の空きスペースで養生(仮植)しているだけなのです。

空いているところは数少ないので、本当にとりあえず、という感じで植えたのですが、若葉の中で物凄く映えちゃって、思いがけず素敵な眺めになっていました。

何でこんなに映えているのでしょう???

花の色が緑の補色「赤」だから、だと思います。

色相環ってご存知じでしょうか。赤・橙・黄・緑・青・藍・青紫・紫・赤紫など虹色をベースにした色の変化をつなげてひとつの輪にしたものを言い、カラーコーディネートする際によく使うツールです。

色相環で向かい合う色を補色の関係といい、色相差が最も大きいので、お互いの色を目立たせる効果があります。赤-緑,青-橙色などの補色配色は非常に目立ちます。だからヤマツツジの花色が際立って見えたのですね。

そういうことも頭では一応分かっており、それでヤマツツジをお客様にお勧めしたのですが、実際に自分の庭に植えてみてどう感じるかまでは想像出来ていませんでした。これまで他所のお庭や山でこの配色を見ていてもここまでの感動はありません。

何事もやってみなければ本当のところは分からないものです。

 

ネイビーの看板ともマッチしてていい感じ。

 

ヤマツツジの花色は、赤は赤でも朱色っぽい。神社の鳥居や朱肉のあの赤に近く、とても日本的な赤だと感じました。枝姿も大らかで好みです。

春のいっとき、このような眺めもいいものだなぁ。

日当たりの悪いディスプレイガーデンではこんなに咲くことはないでしょうが、今後、もしかすると、ディスプレイガーデンにヤマツツジが数株植わるかもしれません。

 

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今の時期、赤系の植物で素敵なのが、もう1種類植わっています。

ヒューケラです。

玄関ポーチの階段脇に植えたオレンジのヒューケラ。新芽がとてもきれいです。

 

緑の中でひときわ目立つ黄色に近いオレンジ。初夏になると、傍に植えたサルビアネモローサ「カラドンナ」が青紫の花を咲かせ補色の配色となります。

 

ヒューケラはまだ花が咲いていませんが、遠目からみると花が咲いたように華やか。これも補色の効果です。

ディスプレイガーデンは、元々、草姿や樹形を優先にコーディネートしているので花いっぱいお花の庭、という雰囲気は目指していません。

日常において、お花だらけの眺めは案外疲れるもの。綺麗に保つのも大変だし、そもそもここは殆どの場所が半陰もしくは陰だから咲きにくくもあります。しかも花の庭は観る人を選びます。ですので、ディスプレイガーデンは元々花の要素は少ないのです。

それでも、初夏を迎えるとピンクの花(シラン、シモツケ、アスチルベ、バラなど)が次々咲き、梅雨以降はブルー系の花が咲いてきます。

花ばっかりにしたくないと言いつつも、咲けばやっぱり嬉しいです。

苗を買う時、植える時のちょっとしたアイデア

あちこちで桜の開花が始まりましたね。

今は春の庭仕事に向けて準備をしておく時期です。

ご存知ですか?桜の開花は種まきの合図でもあります。雑草対策は今頑張っておけば、後々苦労しなくて済みますよ。(参考記事→コチラ

4月に入ると新しい苗も植えられますので、いまのうちに購入しておくといいですね。

今日は、苗を買うときや買った苗を植えるときの、ちょっとしたアイデアを書きます。

 

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苗を買うときは、どうしてもどんな花がいつ頃咲くのかを重視しがちです。一年草ならばそれは重要なことかもしれません。

しかし宿根草ならば、重視すべきは草姿。どのような形の葉なのか、葉の色なのか、どのくらい伸びるのか、そういう点をふまえて買うことをおすすめします。宿根草の場合、花期は大抵1~2カ月程。殆どは葉っぱだけの時期の方が多いからです。

草姿に変化を付けて植えると、花がない時期でも花壇は見応えのあるものになるでしょう。花が咲けば、より一層輝くのは言うまでもありませんね。花は咲く時期と色さえ押さえておけばまず失敗しません。

 

ディアガーデンの前庭、昨年5月の様子です。葉にバリエーションを持たせて植えています。日当たりが悪い場所なので、咲いても暑苦しくもなく自然風。

 

お金に余裕がないときは、1種類の花に持ち金をつぎ込んで大量に咲かせてみると、それはそれは豊かな気持ちになります。シンプルで統一感がありながら、とても印象的な庭となるでしょう。

一年草なら1ポット100円程。パレットで買うと、もっとお安く手に入ると思います。

 

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次に植えるときのアイデアです。

宿根草でも例えば2株植えるところ、ちょっと広めに場所を取り5,6株植えてみる。ボリュームのインパクトと共に、万が一、一つ二つ上手く育たなくても、残った株があるので、他から補う必要がないという利点もあります。

それから初めて植える苗は、庭の異なる場所、最低でも3カ所程に植えてみて一番咲くところを探します。

植物が喜んで育つ場所をみつけてやるのが、ガーデニングのコツ。セオリー通りでないこともあるので、自分の庭ではどうなのか?試行錯誤しても、きっといい経験になります。

 

同じくディアガーデンの前庭昨年の5月の様子。手前の青いサルビアは、前庭の色々な場所に植えてみて、この場所が一番喜んで咲いてくれることを確認。今年もここで元気に育ってくれるでしょう。

 

いくら好きでも、その場所で上手く育たなければ植物も気の毒というもの。

そこで喜んで育つ植物を選ぶ方が大事です。

美しい庭への近道です。