七夕の室礼に願いを込めて

明日は七夕。

新暦では梅雨末期ですから晴れた夜空は望めない。残念ながらこのあたりは明日も雨予報です。

それはともかく。

七夕の室礼にと「乞巧奠(きこうでん・きっこうでん)」に因んで、五色の糸を玄関に飾りました。

有職造花のデザインを参考にして作ったものです。

実は昨年作ったもの。気に入っているので再登場です。

 

乞巧奠とは
中国古来の風習で、織女星が養蚕や糸、針の仕事を司る星と考えられ、機織の上手な織女にあやかり、特に女子が手芸に巧みになることを願った行事です。乞巧奠は機織だけでなく、日常の針仕事、歌舞や音楽などの芸事、そして詩歌や文字の上達を願う行事へと発展していきます。笹竹を立てるようになったのは江戸時代に入ってから。 五色の短冊に詩歌を書き、手習い事の上達を願う習俗が生まれました。

室礼三千のサイトより抜粋)

 

ものづくりや手仕事が好きなので、暇をみつけては何か手を動かして作っています。

長年やっていると要領は大体分かるんですが、上手く出来るかは別問題。上達するといいなって思います。

それでも「下手の横好き」とはよく言ったもので、こういうことには、本業でないのに時間を忘れて熱中してしまいます。趣味にする程ではないし、それについて詳しくもなければ、上手でもない、でも好きなんです。

完成したものは、見た目がイマイチだったり、見えない部分が雑だったりするのですが、自分好みではあるので愛おしくて。

 

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最近の手芸作品は、ルームウェアワンピース。

夏にぴったりの布が手元にあったので作ってみました。パジャマとして着ようかなと思って。

作っている途中に気が付いてしまったのですが…全く似合わない!

可愛い系は似合わないって分かっていても「着心地がラク」「これなら作れそう」という点に目が眩んでデザインを選んでしまって。

結局、姪が着てくれることになり、着丈を変更。なんとか仕上がりました。

 

肩にたっぷりギャザーの入ったワンピース。サラッと軽い生地だし、着ていてラクかなぁと選んだデザインでしたが。

後ろもギャザーがたっぷり。アクセントに細いベルトも作りました。姪にはぴったりでした。

 

作っている過程が楽しいので、それでもいいんです。可愛く出来て、満足、満足。

次なに作ろうかな?

 

 

夏越しの大祓-2020

水無月の晦日といえば、夏越しの大祓。正月から半年の間の穢れを祓う神事です。

今年はコロナのこともありますし、例年よりも更に神妙な気持ちで、近所の神社へ参拝しました。

 

夏越しの祓えは、縁のある沙沙貴神社に。ディアガーデンから車で10分程のところ、安土城跡にも程近い場所にあります。門の向こうに茅の輪が見えます。

 

夏越しの祓には、出来るだけ参拝するようにしています。

年越しの大祓は、主婦業が大忙しな時期ですから、なかなか行けないので、せめて年一度だけでも。

それに、6月に参拝することで、半年の節目になると言いますか、ここで身も心も清らかになったつもりになって、残りの年月をしっかり生きようと思えます。私にとっては、まさに儀式です。

どの神社でも行っておられると思いますが、沙沙貴神社では、自分の身についた罪や穢れ・厄を「人形代(ひとかたしろ)」に移し、それを持って茅の輪をくぐります。

人形(ひとかた)が描かれた紙で、住所氏名を5人分書けるようになっています。ウチには前もって送って下さるので、家族の名前を書き、それぞれ息を3回吹きかけてもらいます。

くぐったあとは社務所に持っていき、初穂料を納めます。直接茅の輪をくぐれない夫は、後で祈祷してもらえる、ということだと思います。人形代って、なかなか便利なシステムですね。

因みに初穂料を納めると「疫神斎(えきじんさい)」という黄色い小さな護符が貰えます。私はこの護符を疫病(いまならコロナかな)除けに玄関にさりげなく貼っています。こちらでは初穂料を沢山納めると色々な護符がいただけるようです。

 

雨の大祓となりました。くぐっている時は傘なしでもギリギリOKだったのですが、次第に降りが強くなって。今年の茅の輪は何故か小さめ。

 

茅の輪くぐりを終えて、少し境内を散策しました。

沙沙貴神社は、「百華園」として季節折々に花が咲く鎮守の森づくりに取り組まれているそうで、前に来た時より花壇の面積が増えていました。

今頃は紫陽花、半夏生や桔梗、姫檜扇、御柳(ギョリュウ)、瑠璃柳などが見頃。どの植物もいい波動を受ける影響か?単に梅雨時期だから?瑞々しく元気いっぱいに茂っていました。

 

本殿裏手の小道。雨に当たって緑が生き生きとして。

 

紙風船のような蕾と、星型の花といえば桔梗です。

 

姫檜扇の花、橙色の鮮やかなこと!薄暗い雨の中、目を惹きます。

 

夏越しの祓のあとは、水菓子「水無月」も外せません。これもまた近所、たねやさんで購入したもの。6月26日~30日だけの期間限定品です。

 

水菓子の水無月は、ただいま冷蔵中。夕食のデザートとしていだだくつもり。楽しみです。

さて、夏越しの大祓が終わると、明日はもう7月。

いよいよ夏本番ですね。

 

 

端午の室礼-2020

庭の花菖蒲の葉と近くの畦に生えている蓬を摘んで、端午の節句に因んだ活け込みをしました。

今日は5月5日。奇数が重なる日で五節供のうちのひとつ、菖蒲の節供です。奇数(陽)の重なる日は、めでたい反面、陰に転じやすい・・・そこで、邪気を祓うために、旬の植物から生命力をもらうということで、それぞれの節供には植物が深く関わっているのですね。

人日は七草、上巳は桃、端午は菖蒲、七夕は笹、重陽は菊、というように。

 

今朝の玄関、端午の活けこみです。

 

庭の花菖蒲の葉と蓬、愛想付けにアマドコロを少し加えて。まぁそんなに凝るものではありません。サラリと活けたつもり。

 

本当言うと菖蒲と花菖蒲は別物なので、これで邪気は祓えてはいませんが、玄関に五月の風が吹き込んだかのような涼やかなアレンジになりました。これから夏にかけてはこのように青い葉だけの室礼が増えて参ります。

さて、本物の菖蒲はお風呂にでも入れましょうかね。

 

今日のおやつはやっぱりコレ!柏餅、蓬入りです。

 

年中行事で定期的に邪気を祓っているお蔭か(勝手にそのように思っているのだけれど)心身ともに健康であることに感謝です。

身体のことを見えない何かに頼りきることはあり得ませんが、心には薬もメスも入れられませんので、そういう意味で、禱りやお祓いは安まります。

ひとつ行事を終えるたびに心丈夫になっていくように感じます。

 

 

追儺

古来、季節の変わり目には鬼が出てくるとされていました。鬼とは、病気やら不幸やら不作やら悪いことすべての「象徴」です。今なら新型コロナウィルス肺炎がまさにそう呼べるかと。そして世界で広がりつつあるアジア人に対する偏見の心も鬼でしょうか。

しばらくは続くであろうこの不穏な雰囲気。でも今日ぐらいは、そんな目に見えない鬼に豆を打ち、気晴らしをしたいものです。

 

例年通り節分の室礼。豆に鬼ならぬお多福の面を添えて。

 

明日は立春。春の気配が感じられる頃という意味ですが、2月ですから寒いのは当たり前。立春は寒さのピークとも言えます。

立春を迎える喜びとは、寒さに中に一瞬のゆるみを感じること。峠を越えた瞬間、ふと次を感じさせてくれるような景色をみると、安堵と期待が混じったような嬉しい気持ちになります。

例えば、玄関先の坪庭に咲く椿。冬になると咲く花です。厚い葉は少しづつ力を増していく陽の光を照り返し光っています。そんなところに寒さのゆるみを感じ希望を重ねるのです。

庭ある暮らしは、このように僅かな変化を前向きなものと捉えます。それが気晴らしにもなるように思います。

 

 

餅花の向こうに見えるのは坪庭。ただいま椿が満開です。

 

木偏の春と書く椿は春を呼ぶ花。

 

龍(ドラゴン)のオブジェの近くにまだ色艶の残る落椿。

 

とはいえ、今年は暖冬。何となく椿もほっこりとして見えます。

それにいつもなら、ヒヨドリが椿の蜜を求めて花を食い荒らすところ、今年は割と綺麗に残っています。彼らは他に食べるものがいっぱいあるのかしらね?

 

 

植物の生命力をいただく

今朝は七草粥をいただいた。

せりすずな ごぎょうはこべら ほとけのざ すずなすずしろ これぞななくさ(又は、はるのななくさ)

こうして名前を並べると、自然に五七五七七の和歌になります。

現在の七草粥の風習が庶民の暮らしに定着したのは、江戸時代頃と言われていますが、早春に野草や山菜を採り食すことは昔から行われ、万葉集にも歌が残っています。

ぱっと思いつくのは「君がため 春の野に出でて若菜つむ わが衣手に 雪は降りつつ」光孝天皇が親王時代に人に若菜を与えた時の歌だそう。若菜は無病息災を願い食べたり人に贈ったりするものだったのです。当時は冬の間新鮮な青物を口にすることが珍しく、ビタミン不足だったのかもしれません。雪の間から見える若葉が、どれほど待ち遠しかったか、貴重なものだったか。

今はそんな若菜がスーパーでパック詰めになって売っています。寒さに凍えることなく手も汚さずに七草粥を作ることができ、風情はないけれど有難いですね。

 

朝食に七草粥。温まりました。我が家の朝食は6時~6時半頃、まだ夜明け前で暗いです。

 

お正月に「巨樹百景 神様の木に会う」という番組を見ました。

樹齢3000年とか、想像も出来ない程の長い時間、そこに立っている木が、たくさん紹介されていました。樹皮は荒くれ、根は地面をしっかりと掴み岩のように盛り上がっていました。それでもその枝先には毎年新しい芽が出、葉はうぶにそよぐのです。そんな老木も、さかのぼって想像するに3000有余年前は、種子から双葉をのぞかせたばかりの瞬間があったはず。

植物の種類によって長命や短命なもの色々ありますが、総じて植物は人間よりも遥かに強い生命力を持っているのだから、その途方もない可能性のある素晴らしい命を若葉のうちにいただくことは、生命力をいただく行為そのものなのですね。

その植物の生きる年月を、私が変わりに引き継がなければ、植物が浮かばれないな。これは魚や動物にも言えることですよね。

そんなことを改めて考えると・・・

ボーッと生きてんじゃねーよ、ですね。

 

 

お正月の室礼2020と新年の抱負

年始めの晴れやかで澄み切った空気感がとても好きです。

どこもかしこも清潔で、しんとしてる。

その中で松や餅飾り、花、艶やかな漆器、といった言祝ぎを表すものたちが並ぶ様は、背景がいくら見慣れた我が家であってもやはり特別なもの。

正月迎えの準備は細々としているので大変ですよね。でも、この感覚を味わいたいということもあって、またかなりルーティン化してきたこともあって、いつのまにか自然と整うようになりました。

 

 

ダイニングに飾ったアレンジメント。漆器の赤や黒に合わせて濃ピンク~白へのグラデーションが可愛い子菊をまあるく差しました。庭のトクサも足元に並べると竹のようです。組紐と実の赤がワンポイント。

 

今年の松飾り。水引と組紐でシンプルにまとめました。

 

今年のお正月は、この薫玉堂さんの子年の置き物に雰囲気を合わせて、和の可愛らしさを意識。

 

玄関に飾ったアレンジメント。ちりめん細工の干支の置き物の色合いに合わせて、また、新春ということでパステル調にしました。

 

黄緑とオレンジのポンポン菊をメインに活けています。松と庭の椿でお正月らしくなったかな。子ねずみの視線が・・・か、可愛い♡

 

お正月飾りの中で一番好きな餅花、やっぱり作っちゃいました。例年雛祭りまで飾っておきます。

 

歳神様がおられる松の内までは、活け直しながら、この雰囲気を楽しもうと思います。

 

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さて、明日からいよいよ仕事始めです。ディアガーデンも18年目に突入~~っ!!(←自分でもビックリ!)

台風や災害などない方がいいに決まっていますが、今年もやっぱり気候的には厳しいのでしょうね。でも、その変化に合わせることこそが、良い庭を作ることや植物を良い状態に育てることにつながるのだと思っています。

生き残るための変化を進化といいます。チャレンジあるのみ!

頑張ろう!オーッ!

 

 

庭の大掃除と正月迎えの準備

前回のブログでも書きましたが、暖冬のせいかディスプレイガーデンの植物の状態が、例年に比べ2週間ほどズレています。

例えば前庭の孔雀シモツケ。

25日になってもまだ紅葉(というか、正しくは黄葉)したままで葉を落としませんでした。

 

黄色~ベージュ~苔色までのグラデーションがきれい。それはいいんだけど、この眺め半月ズレてる。

 

紅葉が半月遅くて、何が困るかって、大掃除の予定が狂うこと。

私のこだわりなんですが、年末の庭掃除では、全ての落ち葉を出来る限り取り去って、地面を一旦スッキリさせています。いつ朽ちるかわからない落ち葉をそのままにしておくと、どうも散らかって見えてしまいます。

それにこの辺りでは、年が明けると大抵雪が降って庭仕事どころではなくなるので、このタイミングでやっておかないといけないのです。

 

テラスのモミジの落ち葉をテラスの真ん中に集めていたら、アラ!絨毯みたーい♡これは捨てずに堆肥にします。

 

それで、暖かかった25日午前と28日の午後、それぞれ1時間ほど費やして徹底的に掃除。マルチングまで完了しました。

 

常緑の緑と落葉した枯れ枝の透け感、マルチングしてスッキリとした地面、これこそが冬の庭。潔くて好きです。

 

春まで使うことのない植物用の散水ホースはきれいに洗って屋内に片付けてしまい、庭の立水栓への元栓も凍害対策として締めちゃう。

 

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お正月迎えの準備も着々と。

来年の干支の置き物を買いました。玄関にお花と一緒に飾ろうと思います。

 

これは薫玉堂さんの干支の置き物。ちりめん細工の可愛らしい俵ねずみです。実は匂い袋になっていて、甘い白檀系のいい香りが広がります。

 

家の中の大掃除は、大まかですが、11月から取り掛かったのでほとんど済んでいます。最後の仕上げで、玄関付近や水回りは、もう一度念入りにお掃除して、美しいお花を飾り、良い香りで満たしておきます。

そして大晦日に、お供えとして水回り各所に小さなお餅と、鏡餅やお節も用意します。これらはただの飾りやお正月料理ではありません。神様への新年のご挨拶やおもてなしに当たるものですから、そのように気持ちを込めて。

神様をお迎えするんだと思うと、自分の出来る限りのことをと思うのです。

 

 

冬至の夜に柚子風呂。手作りバスボムも

毎年この時期になると、有難いことに、義兄が畑で採れた野菜と一緒に柚子を届けてくれます。夫の実家には柚子の木があって、冬に帰省すると、柚子風呂に入れてもらえるのが楽しみのひとつです。

今日は冬至。万物に生命を与える太陽の力が一番弱まる日。逆に言うと、これからしだいに力がよみがえる「一陽来復(いちようらいふく)」の日です。

今夜は我が家も柚子風呂で身を清め、陽の気が満ちてくるのを祈ります。

 

今晩のお楽しみ。柚子湯セットです。白いのは手作りバスボム。塩味饅頭じゃないですよー(^^;

 

普段はよく入浴剤を入れます。

市販のバスボムが定番ですが、今晩は柚子の香りを楽しみたいから、香りなしの手作りバスボムを用意しました。

重曹:クエン酸:塩:片栗粉=2:1:1:1 の割合で混ぜて、ちょっと霧吹きで湿らせて型に入れて固めるだけ。片栗粉か塩は、どちらか一つでもOK。

キッチンにある材料を使って、型に詰めるまでは、なんとたったの5分で出来てしまいます。

 

簡単バスボム。材料がある程度固まったら脱型し乾燥させたら出来上がり。シリコンの型が扱いやすくおすすめ。

 

画像にある直径5cmの型2個分だと、重曹30g、あとの材料は全部15gづつ。霧吹きの水が多いと発泡してしまうので注意です。食紅などで色を付けたいときは、最初に塩に混ぜておき、他の材料を足していくと良いそう。ハーブを入れたらお洒落になります。

色々と工夫できることは分かっているけれど、色をつけてもお風呂でその色は出ないので、あんまり意味がないような気がするし、ハーブを入れるとあとの掃除に苦労しそう。というわけで、この塩味饅頭のようなバスボムが一番です。

(塩味饅頭は私の故郷兵庫の名産品です。播州赤穂の塩で作った塩味饅頭が有名。久しぶりに食べたくなってきました)

古い角質を落としてくれたり、血行がよくなる効果があります。片栗粉を入れるとお湯がトロンとします。重曹やクエン酸は食用のじゃないけれど、肌が荒れることもありませんでした。毎日だと過剰かもしれませんが、たまになので。

それにこのバスボム、なんとバスタブもピッカピカにしてくれます。毎日せっせと掃除をしているつもりだけど、使った後のバスタブは、なんか明るくなって一皮むけたような気がします。大掃除にもなって、一石二鳥です。

 

 

七夕の室礼-2019

七夕を迎え、今年は「乞巧奠(きこうでん・きっこうでん)」という奈良時代に中国より渡来した七夕の原型を元にしつらえてみました。

宮中の節会でもある乞巧奠。供物と共に五色の糸を飾り、香を焚き上げ、管弦の演奏や和歌を朗詠するなどし、何とも風雅な行事だったようです。貴族たちは願い事を梶の葉に綴ったとも言い伝えられています。

そんな雅びな夜を想像しながら、玄関に小さなお室礼を。

 

乞巧奠に因んで五色の糸を飾りました。五色とは、青(緑)・黄・赤・白・黒(紫)。

 

 

糸に添えた梶の葉はレプリカ。

 

この室礼のヒントは先日訪れた永楽屋本店2階の喫茶室で。店内の壁に七夕の飾りがセンス良く飾られていて、思わず観察。

こちらは河原町四条という繁華街にありながら、珍しく広々とした気持ちの良い空間。インテリアも素敵で、和のスイーツはどれもハズレが無さそう。おすすめです。

老舗と呼ばれているお店は、必ずと言っていいほど季節感を大事にされています。インテリアを整えるまでは初期投資で幾らでも素敵に出来るけれど、日々の装飾はプラスα。お室礼やお花のあしらいは売り物でもありませんから、それだけにそのお店の姿勢とかセンス、おもてなしの気持ちが感じられるところです。

お室礼は常に入れ替えないといけないし、花は新鮮でないと意味がない。しかもそれをセンス良く続けるのは大変です。経費もかかることでしょうが、そこを削ってはいつ訪れても同じに感じてしまいます。

季節感ある店内で過ごすのは、ある方にとっては非日常を感じるかもしれません。私にとっては憧れの空間です。気分が上がるし、とてもいい勉強になります。

 

夏越しの祓-2019

水無月の恒例行事、夏越しの祓えに行ってきました。この半年間で、人が知らず知らずのうちに触れた罪や穢れを、祓戸の大神様に祓っていただく行事です。

慌ただしい日常で、この日をうっかり忘れそうになっても、街中を歩いていると、和菓子屋さんの店頭の「水無月」の張り紙や小さな茅の輪飾りが目に入りますので「もうこんな時期⁈」と気づかされます。

 

書道のお稽古の後に時々通る、古美術・茶道具「上原永山堂」さんのショーウィンドウ。夏越しの祓に因んでか、笹に小さな茅の輪が結わえてあります。お軸も涼し気。

 

私は地元の氏神様か、家の守護神社「沙沙貴神社」に参ります。

近年は茅の輪が早くから設えてある沙沙貴神社の方へ行くことが多いです。今年は晦日に雨予報が出ていたので、早めにくぐってきました。

 

ちょうどくちなしの花が咲く頃です。甘い香りが迎えてくれました。

 

拝殿の前に設えられた茅の輪の周りには、特別な空気感があり、何度見ても不思議な眺めです。くぐるたびに茅のいい香りが心身を清めてくれるようです。

 

お祓い後のお楽しみ。水無月をいただきます。今年は鼓月さんの。

 

夏越しの祓についてのアレコレは、毎年ブログに書いているので、今年は端折ります。よろしければ記事末に出ている関連リンクをご覧ください。

さて、この行事が終われば夏を感じる日が増えてまいります。梅雨のジメジメもマックスで、私の最も苦手とする季節。少しでも過ごしやすいよう夏仕度を、そして梅干しの仕込みにようやくかかります。