庭木の剪定の大切さ(X’massワークショップの告知あり)

今週は、とあるお庭の整備を行いました。

ご自分で好きな木を植え、これまでずっと手入れをされていたのですが、ご事情があって、手を掛けられず伸び放題に。今回は、一度リセットする意味で伐採抜根もしつつ、大掛かりな剪定をさせていただきました。

伐採したのは、今後も到底手に負えないであろう育ちすぎた木。ある木などは、初めは50cmにも満たないほどの苗木だったそうですが、十数年たって6m超えの立派な木に成長。脚立に登っても手が届きませんし、隣地境界を越境する鬱蒼とした葉張りで、幹は根本で直径30cm。

見るからに健康なので切るのには気が引けます。いつものように、まずは感謝と陳謝のお清めをお客様と一緒にして作業にかかりました。

 

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同じ針葉樹で十数年たっても、それほど幹が太らない場合もあります。例えば、ディアガーデンの生け垣のレイランドヒノキ。もう植えてから12年経ちますが、直径は根本の一番太いところでも10cmです。

その差は何でしょうか???要因は様々ですが、目に見えてわかるのは、葉の量の違いです。私は毎年剪定して、風も通るように枝を調整しています。生け垣ですからコンパクトに整えています。

剪定せずに葉を伸ばし放題にすると、たくさん光合成できるので、栄養がどんどん運ばれ、すくすくと成長します。幹も太ります。庭木も放っておくと山の木のようになります。でも庭は山と違って広さが限定されるので、そこに納まるように樹高や葉の量をこまめに調整しながら、付き合っていくものなのです。だからこそ身近に高木を植えられるとも言えます。

透かすと台風の時にも風を逃してくれますし、病害虫も発生しにくくなります。見た目の圧迫感が減り、足元も明るくなるので草花も育ちます。いいことだらけです。

 

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例えば、代々引き継がれたお庭で「毎年剪定するのはわかっているけれど、代金がバカにならないのよね~」という方は、思い切って今の生活にあう庭に変えることをお勧めします。

元の庭の体裁を残しながら、木を減らし、地被植物を減らし、見た目も気分的にもサッパリと!負担にならないお庭に変えられます。長い目で見ると、そちらの方がお得で、本当に気に入った木と長く付き合えると思います。

実は今回、お庭の整備を終え、お客様からいただいた言葉が「ものすごくスッキリして庭のストレスから解放されました」でした。それを伺って私もすごく嬉しかったです。これからはまた以前のように「癒しの庭」になることを願っています。

 

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話はごろっつと変わりますが、

毎年恒例のクリスマスワークショップの告知、もう見ていただけましたか???

 

 

今年の予定は次の通りです。

■ディアガーデンのお客様:11月28日(水)29日(木)

■ビジター様:11月30日(金)12月1日(土)2日(日)

詳しくはコチラ→クリスマス・スワッグづくりワークショップのご案内

 

皆様にも作っていただくスワッグ。デザインの一部に、実は今回剪定した枝を使わせてもらっています。通常なら処分してしまうところ、あまりに生き生きと美しいものですから、出来ることなら良いイメージで生かしてあげたい・・・そんな風に思いました。

お陰でミスティーグリーンの雰囲気ある上品なスワッグになりました。

皆様のお宅にもきっと似合うと思います♡

 

 

まだハマってます!ジャム作り

今年はイチジクが豊作らしい。「食べるの手伝って!」と何度もいただきました。

イチジクの原産地はアラビア半島あたりなので、今夏の猛暑は、イチジクにとって過ごしやすかったのかもしれませんね。暑くてしんどいしかなかった夏ですが、新鮮なイチジクが食べられて救われました。有難いことです。

まずは切ってそのまま、次はサラダでしょ、その次は赤ワインと煮てコンポートに。昨日はジャムを作りました。

その方の木は一回で60個以上も収穫出来るらしいです。「あともう一回くらい持ってくるかも」とおっしゃっていたので、次は何を作ろうかな?なんて、厚かましくも楽しみに待っています(^^

 

イチジクのジャム。シックな赤色、優しい甘さとツブツブ食感が楽しいジャムです。

 

私がジャムおばさんになるタイミングは突然やってきます。それは、たまたま覗いた市場で熟れた果物が安売りしていたり、今回の様にご厚意でドーンといただいたときなど。

早く食べないと傷んでしまうよ!さぁさぁ!さぁさぁ!と果物が急かします。

 

夏の長野旅行では、地元の市場で果物を買いました。ブルーベリー、ワッサー(桃とネクタリンの交配種)、クリムソンなんとかという珍しい色の洋ナシ、ナガノパープルというぶどう。ナガノパープルは高級品だそうですが、これは地元価格でお買い得だと言うことでした。ブルーベリーの一部はジャムにしました。手前の2瓶がそうです。

 

ブルーベリーは大量に買うことがないので、ジャムにするのは初めてでした。こうしてグラニュー糖をまぶしてしばらく置いておくと、果汁がたっぷり出てきます。つい摘まんで食べたくなりますがガマンです。

 

6月に作るプラムジャム。ジャムの中ではこの色が一番好き。濁りのないピュアな赤です。酸味が効いていて、とにかく美味しい。

 

実はブログにUPしそびれていたジャムの話が溜まっています。昨年の冬の話です。なんとリンゴを20個以上も頂戴しました。

「毎年産地の知り合いからたくさん届くんだけど食べきれなくてねぇ。いっそジャムにしたらどうかと思って。作ってもらえる?」なんて、私がジャムを作るのが好きだということを覚えて下さって持ってきてくださいました。嬉しかったです。

 

「ジャムにして」といただいたりんご、こんなにたーくさん!家の中にりんごの香りがふんわりと漂って幸せでした。

 

この量のりんごを自分で買うことはないと思うので、折角だし、3種類のジャムに挑戦。それぞれ1Kg強煮たので、ものすごい量のジャムが出来上がりました。りんごをくださった方用、手土産用、そして自分ち用にと、ストックしていた瓶、全て使い切りる程たくさん出来たの。

どれも結構うまく煮えました。

 

3種類並べてみました。プレーンジャム(左)タタン風(中)シナモン&バニラ(右)色合いや食感もそれぞれです。個人的にはシナモン&バニラが一番のお気に入りでした。

 

これはグラニュー糖だけで煮たプレーンジャム。レモンの果汁とすりおろした皮で風味付けしています。

 

ジャム作りの工程はどんな果物でも大体同じ。細かく切った材料に砂糖を加えて煮るだけという簡単なものです。私がこだわっていることと言えば、灰汁取りを徹底的に行うことくらいでしょうか。

レシピによっては一晩寝かせたりしますが、大抵は小一時間ほどで出来てしまいます。切ったり煮たりしている間中、家中甘い香りが広がって、すごく癒されるので、ヤミツキになりました。

あとは材料を組み合わせに凝ったもの、その辺に売っていないジャムを作りたいと思っています。昨年11月中頃に作ったキウィのジャムは、シンプルにキウィだけのジャムと、バナナと組み合わせたジャムの2種類作りました。食べ比べが出来て楽しいです。

 

キウィジャム作りの様子。左の鍋がバナナ入り。プレーンは濃い緑色に、バナナ入りは優しい黄緑色に仕上がり、どちらの色合いも本当にきれいでした。

 

季節を問わず思いついた時に作れる塩バターキャラメルジャム。キャラメル好きにはたまらない味でこれまで何度も作りました。

 

こうして並べてみると、いろいろ作ったもんだな。色とりどりのジャムの瓶をキッチンの棚にズラリと並べると素敵だろな~と思うのですが、すぐ食べてしまったり、あげちゃったりするので、飾って楽しむまでも及びません。

今年の秋には、栗とかサツマイモなどのジャムに挑戦したいと目論んでいます。きっと美味しいゾ~!

 

 

梅仕事2018総括-そこから見えてくるもの

土用が過ぎてても留守がちで、なかなか干せなかった梅。1週間経ってようやく落ち着きましたので、遅ればせながら、いよいよ梅干し作りの仕上げ「土用干し」をしました。

梅はこうして干すから「梅干し」って言うのね。当たり前なことも実際やってみると、なるほどと思います。

「土用干し」には、乾燥・殺菌・色合いを良くし、柔らかな食感を作る・・・など色々な作用があるそうです。強い日差しだけでなく夜露にも当てます。

 

ディスプレイガーデンのテラスで梅の土用干し。木に囲まれて梅もなんかほっこりしてるみたい。こうして梅を干していると、家の庭って感じです。

 

今年の梅仕事は梅干し作りに集中しました。といってもまだ経験が浅いため、南高梅たったの2Kgだけですが。

6月下旬に仕込んでからというもの(その様子→コチラ)、カビが生えないか?梅酢はちゃんと上がってくるのか?重石はこんなに軽くていいのか?と色々と心配していましたが、いま思えば杞憂でした。

すっごくいい感じに漬かった気がします♪

 

ドウダンツツジの木陰で?たっぷりの梅酢に漬かった梅。水の入った袋が重石替わりで、軽いけれど、実が浮いてこないように均一に抑えてくれて、カビは生えませんでした。仕込みからひと月。梅がとっても柔らかそうです。

 

次はこのうまく漬かった梅を、保存ビンからそっと取り出して、水の中にさっとくぐらせてから、竹の平ザルに並べます。途中ひっくり返すので、どれを返したかよくわかるように生り口をそろえて並べたのが、唯一工夫したところ。

本当はしょっちゅうひっくり返さないといけないみたいですが、それにかかっている程時間はなく、あまりいじりたくない私は(皮を破いちゃいそうで)、2日間干してから一回だけひっくり返し、また2日間干しました。結果的に見ると、それでもうまく出来たように思います。

 

土用干し一日目。やわやわで瑞々しい梅たち、ふんわりいい香りが漂います。美味しくなーれ。

 

今年の夏はカンカン照りの晴れ続き。これまでは恨めしく見ていた猛暑の空ですが、土用干しでこんなに雨を心配せずにいられる年はないかも!?なんて。どんなに辛い環境でもひとつ位はいい所があるもんだなと思いました。

天日干しするとね、黄色がかった実の色が、赤っぽく変化します。不思議です。植物の不思議、自然の作用の不思議。塩漬けしただけの果実が、手間をかけるとこんな風になるなんて。何とも言えない美味しそうな色です。梅干しづくりの醍醐味をまたひとつ発見しました。

詳しいことは良くわからなくても、代々知恵として受け継がれてきたことは侮れません。家族の健康を願って女たちが続けてきた梅仕事に、めちゃめちゃ愛を感じます(⁎˃ᴗ˂⁎)♡

 

夜も干しっぱなし。夜露にあたった梅はこんな感じ。昼間結晶化した塩が溶けて露になっています。きれーい!

 

うっすらピンクの透明な梅酢もとれました。天日干しで殺菌して保存。水で割って飲んだり、魚の下処理、ドレッシングやお料理の隠し味、夏以降のご飯を炊くときやおにぎりに・・・色々使える貴重な酢です。焼酎で割っても美味しそう。

 

4日目。この日も溶けちゃうかと思う位の暑さ。お蔭でうまく干し上がりました。最初の頃と比べると随分赤いでしょう?

 

ひとまず出来上がり。梅干しらしい皺がよりました。色よく皮も柔らかく仕上がって良かった。私にしては上出来です。

 

いますぐ食べたくなる程、美味しそうな見た目ですが、3ヵ月程馴染ませて、塩角がとれ味に丸みが出た頃が食べごろとか。もう少しの辛抱です。それに一部また蜂蜜や昆布のシロップに漬けて味を変化させるつもりなので、まだ梅仕事は続きます。

でもひとまずこれにて総括。今年上手く出来て気を良くしたので、きっと来年もまた挑戦しそうです。

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梅仕事とは、本来は梅の木を育てることから始まるもの。そこを端折ってやっていても、梅にはこれだけ感動することがある。自分で手間暇かけて作ったからこそ、しみじみと大事にいただきそうな気もしてます。

手仕事=丁寧な暮らし、とは違うと思いますが、何かを慈しみながら暮らすというのは、庭づくりにも似ていて。心をどう込めるか、自分ではどうしようもないものに、どんな風に合わせていくか、そんなことを教えてくれるように思うのです。

 

 

夏越の祓え-2018

2018年、はや半分過ぎようとしています。

関東・甲信地方はもう梅雨が明けたとか?!ここ関西もまもなくという。ちょっと待ってーっ!早すぎます。夏が長いのは人にとっても酷ですし、植物にとっては更に過酷なこと。ディスプレイガーデンも心配ですが、それよりも今年作ったばかりお客様のお庭とか、今月設計して来月植えてもらう庭だとかの方が心配です。

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昨日の夕方は、大気が不安定になって、近くの米原市で竜巻が発生。大変な被害が出ました。

米原市はディアガーデンから車で一時間程のところ。他人事ではありません。画像を見ると恐怖の一言です。被害に合われた皆様には本当にお気の毒で言葉もありません。

突発的な自然災害の恐ろしさ、竜巻の脅威を見せつけられました。人間の作るものって、いとも簡単に壊れてしまいます。本当にか弱いもんなんだと思い知らされます。

 

そんなことを考えながら、夏越の祓えの時を迎えました。

水無月の末に半年分のケガレを落とす行事で、神社に設けられた「茅の輪」をくぐりながら、この後の半年の健康と厄除けを祈願します。なかなか不思議な行事ですが、大抵の神社で行われている年行事です。短い時間で済みますので、私は毎年行くようにしています。皆様は行かれてますか?

今年は沙沙貴(ささき)神社に伺いました。

 

ディアガーデンからは車で10分以内のところ安土町にある沙沙貴神社。建物の多くは江戸中期に再建されたもので県の有形文化財指定されています。こちらは表参道から見た楼門。立派です。

 

こちらは近江源氏一族の氏神様。実は私の苗字、馬渕氏(うじ)も分系の一つとされ、一族の家紋が全く同じ。そんなことから、勝手に親しみを感じていて、時々お参りさせてもらっています。

趣ある建物ほか、境内には名物のナンジャモンジャの木や近江百花苑なる山野草の庭、近江の作庭家呑月さんの庭などがあり、決して派手ではありませんが味わい深い神社です。

引っ越しでたまたま住むことになった近江八幡という土地、しかもウチから車で10分とかからない所に、家の守護神様がおられた。何か不思議なつながりを感じずにはいられません。頼る人もいない土地で不安だらけでしたが、これまで平安に過ごせているのは、この神様のご守護の下に置かせてもらえたからかもしれない???、などと有難く思っております。

茅の輪。この神社の氏子さんが地元常の浜に自生する葦と真菰で作成されたのだとか。くぐり方が書いてありますので作法を知らなくても大丈夫 !たまたま誰もいなくて私だけの空間に。贅沢だ~。

 

雨に洗われた境内を歩くと、まずは木々や土の香り、そして荘厳な静けさを感じます。そして茅の輪をくぐると清々しい茅の香り(イネ科の葉っぱの香り)が。8の字に添って3回くぐりますが、くぐる度に香りがまとわり、身を清められる感があります。

時々こうして神聖な緑の空間に身を置くと、人間ごとき小さな者は、流れを受け入れ何事も謙虚に、目の前のことを一生懸命やって、細やかなことでも何か世の中の役にたつことをしていればいいんだ・・・。なんてね、何故かそんな風な気持ちになります。普段好き勝手生きてるくせにね、不思議です。

また次の半年、そんな謙虚な気持ちで仕事に向き合えたらと思います。

 

お参りの後は、6月限定の水無月というお菓子をいただくのが習わし。毎年それが楽しみです(^m^

三角の形は氷を表し、上に飾られた小豆は厄除けの意味があるとのことで、今日6月30日に食べるお菓子なのです。

 

たねやさんの水無月。店頭では29日と30日しか買えない季節の和菓子。もちもち食感&あっさりした小豆、少し冷やして食べると格別です。より涼しくみえるように青葉を添えて。

 

いわゆる期間限定スイーツ。夫にも喜んでもらいたくて、ちょっと盛り付けを工夫してみました。青紅葉は庭にあるものです。

モミジ以外にも、ハランやナンテン、ミントなどは、こうして添えると美味しそうに見える便利な葉っぱです。少しだけですが、ディスプレイガーデンにもさり気なーく植えています。丈夫で育てやすいのでオススメです。

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梅仕事もいまのところ順調・・・かな?(←言い切る自信がない)

梅酢は仕込んで2、3日程で半分浸かる程に上がり、6日後には無事全部ヒタヒタに浸かるまで上がりました。良かった~。水を入れたビニール袋が重石がわりで、実をまんべんなく圧していてカビる心配もなさそうです。軽すぎないかと心配でしたけど大丈夫でした。時々揺すってはいますが、塩はいつ溶けるんだろ?それが今のギモン。

 

梅仕事で漬けた梅干し、たぶんいい感じ~。

 

土用過ぎたら干します。とっても美味しそうな色なので毎日飽きずに眺めています。

これは今年後半から来年にかけての養生食ですから大事に育てなきゃ。

 

 

梅仕事-2018

梅雨の中頃になると店頭に並ぶ梅の実。あぁいつ仕入れよう?今年は何を仕込もうかしら?とソワソワします。最適な状態で仕込みたいので、材料を買ったら、お仕事の締切りは気にしつつも、やっぱり何より梅の状態が最優先です。

仕込む前に香りも存分に味わいたい。梅仕事を始めてもう何年経つけれど、完熟梅の豊潤な香りを知ってしまったら、青梅だけの梅仕事では全然もの足りない。近年はむしろこの香りを楽しみたいがための梅仕事。

なんか変な方向に走ってます。

 

完熟梅はこうして盛っているだけで部屋中甘い香りで一杯になります。

 

熟すにつれどんどん香りが増してきます。小さな家なので、ワンプロアいっぱいに梅の香りが広がって幸せな気分。仕込むのが惜しくなってくるくらいです。傍を通るたび近づいてクンクンかいでは「ぁあぁぁーーー、いい香り~たまらん。」って感じで、ホント変です。

でもいつまでもそうしている訳にもいかず。

美味しく戴かなくては意味ないやんと、昨日の午前中に仕込みました。

今年は南高梅2kgを全部梅干しに。昨年慣らしで1Kgだけ作って、まぁまぁの出来だったので、今年は倍に増やしてみました。

 

美しい実、こんなので梅干し作ったら美味しいに違いないでしょ。(※失敗しなければの話^^;)

 

水に浸すと産毛が水をはじいてメタリックっぽい膜が出来ます。あまりにきれいなので、これを見るといつも感動します。

 

最初は昔ながらの梅干し風に塩分18%で漬けて仕上げ、そのあと一部塩抜きして蜂蜜や昆布風味に加工するつもりです。なので紫蘇も使わない白干しです。昨年の酢を使った漬け方はカビの心配はなかったけれど、あとで加工するには酢の味が邪魔になるかなぁと思い、今年はベーシックな方法で漬けました。

参考にしたのはこのレシピ→紀州梅苑「おうちで作る白干梅干レシピ」

中身の見える瓶が1kg用しかなくて、重しが頼りない気がするのですが、さて如何に。上手く梅酢が上がってくれるといいなぁ。これで上手に出来たら来年はいよいよ義母譲りの甕で仕込んでみたい!

 

直射日光の当たらない涼しいところで梅雨が明けるまでじっくりと漬けます。

 

梅仕事の前半はこんな感じで、続きはまた梅雨明け後です。どんなふうになるかこれまた楽しみだなぁ。

 

仕込みついでに。

梅の実を買う時に見つけたプラムで久しぶりにジャムも作りました。やっぱりいい香りで、こちらもしばらく飾って楽しみました。

 

完熟のプラム。梅に劣らず可愛くていい香り。

 

実をざく切りにして、グラニュー糖を振りかけたところ。美味しそうで思わず一切れつまんでしまいます。

 

プラムジャム出来ました。透明感ある赤、キリッとした酸味で本当に美味しい。

 

朝食のヨーグルトやバニラアイスにかけていただきます。

あーそれにしても。仕込み終えたら、プラム系の香りが消えてしまったので寂しいです。また買おっかな・・・^^;

 

 

ツゲのリース

ここんとこ梅雨前の庭メンテをしています。と言っても、暑いし疲れるので、せいぜい小一時間くらい。

今回は坪庭にあるツゲの生け垣を整えました。

植えてすぐの数年は、せっかく芽吹いた新芽が害虫(クロネハイイロハマキだと思う)にやられ、残念な姿のときもありましたが、剪定をしっかりやり続けているお陰かな?最近は割といい感じです。

そんな訳で、切り取った枝もすごくきれいですから、捨てる前にアフターガーデニング。久しぶりにリースを作りました。

 

テラスのテーブルが作業台です。ちょっと切っただけで結構な量の枝。

 

新鮮な葉っぱの香り…今まで意識しなかったけれど、ツゲの葉っぱって割といい香りがします。1,2週間前は小さな白い花がたくさん咲いていて、その時も上品な香りを振りまいていましたっけ。

そういえば、12、3年前だったか?ツゲでトピアリーガーデン作ったことがあったな~。メンテナンスも請け負っていたので一生懸命刈り込みしてました。その時、屈んだ姿勢で黙々と刈っていたせいか、ぎっくり腰になっちゃって!それ以来、腰に爆弾かかえてます。

・・・そんなことを思い出しながらやってると、1つ作るつもりが2つも出来てしまいました。シンプルなリースもいいけれど、何もないのも愛想がないかなと、細いサテンのリボンだけつけました。

 

直径25cmくらいのミニリースは事務所のガラス扉に。吸盤で貼り付けています。

 

作り方はカンタン。

切り枝を何本か束にして、リースリングに置き、ワイヤーで巻きつけて固定。次の束は前の束を留めたワイヤー部分を隠すように重ねておき固定。それを何回か繰り返すだけです。

ワイヤーは予め糸巻き状にしておくこと。サイズは掌に収まる位が巻きやすくてオススメです。枝が外れないように、都度しっかりとワイヤーを引き締めるのがコツかな。

 

直径60cm程の大きい方は玄関ドアにかけました。緑だけの方が涼しげです。

 

そういえばツゲのリースを作るのは初めて。クリスマスにボール型のオーナメントを作った記憶はありますが、さて、夏はどのくらいの間きれいに飾っておけるものなのかしらね?

ツゲはこれからどんどん成長するので、虫がつかなければ、夏にもう1回は作れそうです。

常緑樹は落葉樹と違って、剪定後もしばらくシャンとしてきれいです。常緑樹には水分を奪われないよう葉っぱにワックス層があるからです。切り枝を利用して、皆様もシンプルなグリーンのリースを作ってみては如何でしょうか?

 

 

いつも真剣な材料選び 

先日は庭石を選びにある造園屋さんの土場(資材置き場のことです)へ伺いました。

造園材料、とりわけ石や木は、専門の材料屋さんにお願いすることが多いのですが、今回のように個人の会社で持っておられるものを譲っていただくこともあります。旧い庭から出た石や灯籠、今はもう採掘不可能な石、親方のお眼鏡にかなったお宝・・・等、面白いもの、珍しいものに出会うこともたびたびです。こういう材料を使って作ると、出来立てほやほやでも、味のある庭になります。

とにかくデザインの方向が決まったら、まずはイメージに合う材料が予算内で入手できるかどうか?です。ここを押さえねば何も始まりませんので、アレコレ探すわけです。

 

思いがけず牧歌的に撮れた一枚。いいお天気だったからね~。まるで石が放牧されてるみたいwwwここはどこ?! 造園屋さんの資材置き場(通称「土場」と呼ぶ)です。

 

今時は個人邸で石を据えたり組んだりする庭づくりが少なくなっているから、ずっと置かれたままの石も多いようです。使わないと宝の持ち腐れなだけでなく、職人さんの技の伝承機会も減るということです。

庭に石を置くとなると、本格的な日本庭園を作るんだ!って思われがち。石は景色を作るものでもありますが、そう重く考えずとも「オブジェ」としてモダンに使ってもいいじゃないですか。ロックガーデン風にナチュラルな使い方も出来ます。だから若い方にも機会があればどんどん提案したいと思っています。職人さんの技を発揮できる機会を作ることにもなりますし。

 

ひとつひとつ丁寧に見ていき、たくさんある中から場に合う石を選びます。

 

エクステリア資材は寸法が決まっているので簡単です。簡単といえば、最近のブロック材は目地を入れなくてもOKな積み木のようなものもあってビックリします。門壁はユニット化されたもの多く出ています。技がなくてもマニュアル通り組み立てればいいようになっている。職人さん不足の影響でしょうかね。

一方自然材料は基本的には現場合わせです。素材をどう料理するか?設計者や職人さんの技量が試されます。一点ものだから定価はないけれど、場に合えばとてもいい庭になると思います。

お客様のご希望に合わせて一番合う材料をおすすめし、どんなパターンもご提案出来るように、頭の中で日々いろんな情報を最適化しています。

 

 

芽出し球根のアレンジ

春に咲く球根の花。アネモネやヒヤシンスにスイセン、クロッカス、ムスカリ、フリージア、そして誰でも知っているチューリップと、色々ありますね。球根から育てるのが一般的ですが「芽出し球根」といって、花を咲かせた状態の球根も買えるようになりました。

そしてこの頃は、その芽出し球根をお部屋で楽しむことが流行っている様子。

ディアガーデンでは、バラにつくコガネムシ類の忌避を期待して、一緒にスイセンを育てています。検証をはじめて2年が経ちますが、今のところ根を食害されることもなく助かっています。

3月に入って可愛らしい黄色い花が次々と咲き始めました。一部をそっと掘り上げて根洗いして球根ごと器に飾ります。切り花にない自然な姿がとても新鮮。

簡単にできるのでオススメしたいです。

 

芽だし球根のアレンジ。根が見えているところが面白い。素朴なんだけど、こうして整えると澄まして見えますね。

 

作り方は見たまんまですけれど・・・。ポイントを書きますと

  1. 球根を掘り上げる時や土を落とす時は傷めないように、また一緒に植えている植物も傷つけないように、そっとやさしくね。
  2. 器は好きなものでOK。私は清潔な感じがするのでガラスにしました。脚付きだと、ただの球根がより洗練されて見えます。
  3. 器の底に根腐れ防止剤を入れる。(下の写真参考)
  4. 器によりますが、ぐらつく場合は苔や小石を軽く詰めて安定させます。

 

根腐れ防止に珪酸塩白土を少し入れておく。ミリオンという商品名で売っています。

 

 

球根が浸からない程度に少しだけ水を遣ります。切らさないようにだけ注意。

 

冬はモノトーンだったソファの周り。春だから壁のアートワークもカラフルにチェンジ。同じ色合いに揃えてみました。

 

ダイニングに飾る場合は、より清潔に感じられるように大き目のガラスに入れて。

 

球根ごと活けているので、すごく生き生きしています。時々寒いところに出すと長持ちするんじゃないかな。花が終わったらまたバラの根元に戻そうと思います。スイセンの他に、ムスカリやクロッカスなども絶対可愛い。増えすぎる野生のスミレも同じように根洗いして飾ると、庭とはまた違った雰囲気で楽しめます。

是非やってみてください♪

 

 

またおもてなし(^^*

昨日は義兄夫婦が用事ついでに寄ってくれるとのことで、ちょっとしたお茶のおもてなし。

お茶菓子をと、前日にレモンクッキーと焼きプリンをこしらえておきました。最近オーブンを新調したので、嬉しくて・・・毎週のように何か焼いています。ハマっているといっても過言ではない(^m^

 

日差しがすっかり春めいた午後。テーブルコーデのテーマはズバリ「春」。グリーンを全体に散りばめてみました。

 

いろんな食感のプリンがありますが、目指したのは、しっかり硬めのクラシックプリン。卵液を2回濾し、低温でじっくり焼いたので、びっくりするほど滑らかな口当たりに仕上がりました。(←味見せずぶっつけ本番で出して自分が一番驚いてる^^;)上に何か飾る余裕はなくて、地味~な見た目ですが、懐かしい味が好評でした♪

また作りたいです。

 

テーブルのお花は根付きのカランコエ。たった二鉢だったのが増えて増えて・・・いまディアガーデンで一番咲いている花です。

 

ザクザク食感の爽やかレモンクッキー。広島レモンが手に入ったので、皮もすりおろして入れました。お出しした分以外に、お土産用や自分用にと、たっくさん焼けるのが手作りのいいところ。

 

今週は春本番の陽気とか。ディスプレイガーデンのクリスマスローズもようやく咲き始めました。そろそろ庭仕事、庭工事スタートです。

・・・その前に、鈍っている身体を目覚めさせねば。ガーデンデザイナーは案外身体を使う仕事なんです。冬の間緩やか~に続けていたトレーニングにも本腰を入れようぞ!

 

しなやかな筋肉作りに、私はヨガを中心としたおうちトレーニング。

 

っと、まぁ、こんな風に休みの日は過ぎていきます。

 

 

雛祭りのお茶会

桃の節句を迎え今年も小さな雛飾り。

ブログではお馴染みの「小石のお雛様」です。小物を手作りしたり、飾り方とかも毎年変えて、このひいな(小さく愛らしいもの)を愛でています。

 

小石のお雛様。愛らしいし、場所を取らず仕舞うのが簡単なところが気に入っています。後ろの方に写っているのは手作りの餅花。3ヵ月以上楽しませてくれましたがこれでお役御免。

 

このお人形は亡くなった父が買ってきてくれた思い入れある品です。どこで作られたものなのかウッカリ聞きそびれて、ずっと気になっていました。ところが最近、インスタグラムでこれと同じものを持っている方を発見して!やり取りするうち、鳥取で作られたものだとわかりました。

もらったのは小学生の頃。かなり昔なので、さすがに持っている方も少ないのか、これまで同じものを見たことがありませんでした。ですので、今回教えていただいてすごくスッキリしました。有難かったです。

 

可愛らしいピンクの桃の花。春の色ですね~。

 

さて。春のような暖かさが何日か続いた穏やかなある日、桃の節句に因んだお茶会をしました。

キッカケは京都寺町にある菓子店「村上開新堂」さんの詰め合わせクッキー。これ、実はすぐ買えないくらい人気のクッキーなの。「お届け迄3ヵ月程かかりそうです」と聞いて驚いたのですが、楽しみに待つことにして注文しました。それが最近ようやく手に入ったのです。

たくさんあるのでウチだけで食べるのは勿体ない。「雛祭りのお茶会」と称して、いつも仲良くして下さってる素敵マダムさんをお誘いしました。

 

村上開新堂さんのクッキー詰め合わせ(大缶)。職人さんの手焼きクッキーが11種類、缶にぎっしり綺麗に詰められています。幸せな眺めです。

 

このクッキー、形といい味といい、どこか懐かしい。素朴で華奢な見かけに反して、ものすごく食べ応えがあるの。粉がしっかり焼き固められていて、数枚食べるともう満足してしまう。固いわけでもクドイわけでもないのに、たくさん食べられない・・・不思議で、とっても美味しいクッキーです。

 

スイーツやフルーツを重箱に盛ってみました。

 

小さなクッキーはハマグリに入れて。ひな祭りにハマグリはつきものでしょ。女性の貞操や純潔の象徴なんだって。

 

菱餅に見立てた三色のムースを作りました。お抹茶と苺で色付けしています。ちょっと量が多すぎました(^_^;)

 

雛祭りらしくピンクと赤のテーブルコーディネートになりました。テーマに合わせて、食器や敷物の組み合わせやお花の生け方を工夫したり。考えて試してバランスを見て・・・などと試行錯誤することが面白いです。あまりに日常的なダイニングが、テーブルコーディネートをすることで少し雰囲気が改まるので、自分でも珍しいものを見るような感覚があり、そんなところも面白くて。

興味が湧いて以来、どこか素敵なお店で食事するときには、どんな風に演出されているのかと興味深く見るようになりました。

 

マダムお手製のケーキをいただきました。ブルーベリーの実がぎっしりで美味しそう♡ありがとうございます。これは夫とのお茶会に♪

 

雛祭りは女の子の成長を祝う日。大人となった私達はここまで紆余曲折あるのは当たり前で、いろいろ経験しつつも何とか無事生き延びてきたわけで・・・。それはある意味めでたいことなのかなぁと思います。

もう女の子でなないけれど、でも心は乙女な二人で、オママゴトの延長のような、ほんわかしたティータイム。楽しかったです。こういう時間は後々、私の中で幸せな記憶とになるに違いありません。