フライング十三夜

今夜は十三夜です。

関西は台風19号の進路からはそれましたが、恐らく観月は望めない・・・(ノД`)

先月の十五夜は晴れていて、でもちょうど工事の真っ最中で、帰宅途中に眺めただけという味気ないものでした。十三夜こそはまったりと!と思っていたのにな。

それで昨夜フライング。

 

十三夜直前の月。昨夜は時折雲がかかりながらも綺麗に見えました。

 

昨夜、月を撮っていて感じたのですが、雲一つない空に月がポツンというのは、確かにスッキリとしていますが、面白みに欠けるなぁと。

「月に叢雲(むらぐも)花に風」という諺をご存知でしょうか?良いことには邪魔がはいりやすく、長続きしないものだという意味で、普段あまり使わないけれども。

でも、月に雲、花に風は、自然の中ではそう悪いものではありません。それが自然の摂理ってもんでしょうし、だからこそ人は一層儚く美しいと感じるのかもしれません。そもそも自然界には「邪魔もの」という考えはないでしょう。

何か起こっても自分を見失わないこと、無理に流れに逆らわないこと、自然界ではそんな風に乗り切っているように見えます。少しでも真似出来たらと思いますが、なかなかねぇ。

 

十三夜の室礼。薄と庭のフジバカマ・紫蘭の実を活けています。イガ栗は栗名月に因んで。

 

そういえば、先日ノーベル化学賞を受賞された吉野彰氏の会見の中で、とても印象的だったお話。

「われわれ人類は、自然現象の中で、本当に理解しているのは、たぶん1%か2%ぐらいだと思う。98%、99%は未知の哲学の状態で、いろんなことが横たわっている。そういうのをチャレンジすれば、必ず誰か、とんでもないものを見つけ出す。とんでもないものを発明すると。そういうことをぜひ、伝えたいと思っている」

吉野氏のような化学者が、自然を見よといわれていることに、大変感銘を受けました。

 

 

夏休み後半ノコト

夏休み後半は、お習字の試験に向けて、稽古に励みました。

毎月2回は先生の元に通っているので、日常的に書いていますが、こんなに集中してお稽古したのは初めてかも。ホント言うと昇級や昇段とかどうでもいいんだけど、でも段階に応じた課題をこなすことで、色々な学びや気づきが得られるのよね。私の場合、いくらお月謝を払っていても、締め切りがないとやらない怠け者ですから、やはりこういうシステムでもないと続かないんだろうな。

最終提出は来月半ばですから、時間を見つけて、まだまだ頑張ります。

 

++++++++++

 

さて、そんなお稽古の合間。

夫が「マグロの解体ショー」に誘ってくれたので、気分転換に見てきました。

お兄さんが力強くさばいていく様がめっちゃカッコよかったです。マグロって重いし、皮が結構堅そうで、骨を切る音も大きくて、かなりの力仕事。でも手際よくあっという間に、びっくりするほど量の切り身が並びました。

 

マグロの解体ショーはじまりはじまり~。澄んだ目が新鮮の証。じっと見ていると結構怖い顔に見えてきます。

 

出刃1本で威勢よくさばいていくお兄さん。これは背骨を外しているところです。ネギトロは、背骨についている身を「ねぎとる」ことから付いた名前だそう。私、ずっと葱と関係あると思ってました。

 

お寿司にして振舞われました。やっぱ新鮮で美味し~♡

 

休み最後の昨日。夕方水を撒いているとアゲハチョウが来て、優雅にバーベナの周りを舞っていました。蜜が美味しいのか、私がいてもお構いなしにヒラヒラとずうっといて、その様が夕日に照らされて、それはそれは優美でした。

毎日いろんな鳥や虫がきて、驚いたり感激したり、時に怒ったりしていますが、彼らは私のことを怖くないのか、それともこの庭が気に入ったのか、来る日も来る日も姿を現すのです。

それが昨日は蝶でした。

休みの日の最後として出来過ぎな感じ、と思いながら、日が暮れるまで蝶といました。

 

バーベナ・ボナリエンシスは蝶が好きな花。この子は女の子みたい?いくら蜜を吸ってもいいけど、ここで卵は産まないでねー(>人<) アゲハの幼虫の食欲には参る!

 

暑いけれど夕暮れどきの庭の美しさは格別。黄金に輝くこの植物はペニセタム・ジョメイニク。雑草じゃないよ~(-“-)

 

それにしても、毎日、外は暑い、暑い、づくづく暑いお休みでした。

でもまぁ、やりたいことは8割できて(スイーツづくりが出来なかった^^;)涼しいインドアでゆっくり過ごせたので、体力は温存出来てます。

また秋に向けて庭作りに頑張れそう。

 

 

 

雨の日は

梅雨空の日、今日は一日中シトシトと降り続けるなんて日。私は家の中で育てている植物達を外に出してあげます。

インテリアプランツや、アレンジメントの枝物は、本来なら屋外で育っているもの。それが鉢に入れられたせいで、もしくは切り枝となったせいで、雨の恩恵を受ける機会がなくなってしまいました。

雨は植物の成長を促すポテンシャルを秘めている・・・という話を以前のブログに書きましたが(→コチラ)、たまにはね、そんな恵の雨の中で一日過ごすのも良かろうと思って外に出すのです。

日差しにある程度耐えられるような葉に厚みのある種は、このままひと夏、外暮らしとなる場合もあります。

 

いつもはインテリアとして飾っているドウダンツツジ。葉水をやる変わりに、雨の日はこうしてテラスに出して濡らしています。

 

たっぷりの雨に打たれた後は、本当にプリプリとして、ご機嫌さん♪な感じです。

 

+++++++++++

 

植物が外で気持ち良く過ごしている間、今度は私が気持ち良く過ごす為に、いつもの朝掃除の後にお香を焚きます。

夏は何故か和の香りの方が好み。インテリアも和風の方が涼しく感じます。

 

ジメジメとした空気感とお香の香りって合うと思う。掃除の後などに焚きます。

 

静岡で知ったお茶の葉を焚く習慣。この香りも爽やかで好きです。

 

事務所の小窓をすこーし開けていると、すぐ近くに植えたフジバカマの香りも漂ってきます。フジバカマは葉から桜餅のような?何とも言えないいい香りがするので大好きです。濡れると余計に香りが強くなるようで、雨の効果がこんなところにも。

和の香りなので、お香と混ざっても気持ち悪くならず、かえって良いハーモニーが生まれているように感じます。

 

 

庭仕事時の蚊対策 

蚊に悩まされる夏。ただでさえ苦手な季節なのに、蚊に刺されると、益々不快になります。

庭仕事が増える時期でもあり、外に出ないわけにもいかないし、ガーデナーにとっては悩みの種ですよね。

まずは、やぶ蚊の住処になる庭にしないようにすることが大事で、風通し良くしたり、水たまりを作らないように気を付けます。

そして、今年もお世話になります「ハッカ油の虫除けスプレー」

清涼感もありマイルド、変に香りが残らないところも良くて、気に入っています。香りによる忌避剤なので、長時間の効き目はありませんが、朝夕の庭仕事30分程度なら十分効いてくれます。

 

ハッカ油は薬局で手に入ります。

 

私は毎年作っているので、材料も常にあるため、市販の虫除けスプレーを買うより手軽なんです。

参考までに…

【私の作り方】

1)スプレー容器に、消毒用もしくは無水エタノール10mlを入れ、その上からハッカ油20滴を入れる。

2)容器のフタを締め、エタノールとハッカ油が混ざるようによく振る。

3)容器のフタを開け、水90mlを加える。精製水なら尚よし。

4)再度フタを締め、よく振る。

防腐剤が入っていないので、10日程で使い切るのが理想的です。

 

+++++++++++

 

蚊に刺されやすい私、そういう人って足裏の菌が他の人より多いって言うよね。なんだか、足が匂う・・・って言われたみたいでショックなんですけど~(´;ω;`) そういうことじゃないんだよね?

でも、とにかく蚊に刺されないためには何でもします。裸足の時はもちろん、靴下をはくときでもその前に、足裏を除菌シートで拭いてます。出来るだけ。

あと、仕事でどうしても長時間外にいないといけない場合、腰に電池式の蚊取り線香的なものをぶら下げて、長袖長ズボン帽子手袋着用で完全防御するのですが、首筋が開いてしまいます。

そんな時、汗止めも兼ねて日本手ぬぐいを巻きます。タオルは暑苦しくて重いけれど、手ぬぐいは軽いし、通気性があるのかそんなに蒸れません。サラサラです。

近頃はスカーフ並みにいろんなデザインの手ぬぐいが売られていますよね。

 

私が一等気に入っている手ぬぐいは大好きな伊藤若冲デザイン。結べば鶏も分からなくて単なるモノトーン柄になるから結構どんな作業服にも合うのよね。

 

首に巻くときは輪ゴムで留めるのがオススメ。結ぶと嵩張るし外れてしまうこともありますから、これが一番です。輪ゴムで束ねたら、何もせずともギャザーがふんわりいい感じに。襟元がちょっと素敵になります。

そして最後に残るは、刺されると一番困る顔。覆うことが難しい部分で、何とか覆えなくもないけれど、怪しくなっちゃいます。強力な市販の虫除けスプレーを顔にかけるのは、ちょっと気が引けるしで、考えたのが、首に巻く手ぬぐいに吹きかけること。顎あたりをなんとかすれば顔は守られます。

 

++++++++++

 

これだけやってもね、服の上から刺してくる強者もいるんですよ。

吸血するのは卵を産む前のメスだけ、蚊も子孫を残すのに必死なんだなぁって、何とも複雑な気持ちになります。

 

 

雨のポテンシャル

今年は季節の進みが遅い・・・それは庭の植物からも感じることで、あくまでディアガーデンの場合ですが、バラもアジサイも花芽が付くのが1週間以上遅かった。しかも花自体も例年に比べて小さいんですよね。

それは、何となくそう思う、というのではなくて、過去の画像と比べてのことなので確かです。

実は、アプリが撮影データを勝手に参照して、何も言わなくても「昨年の今頃はこんなんでした」と報告してくれます。データさえあれば、2年前、3年前も同時にまとめて見せてくれるので便利です。

花が遅くなるのはまだわかるとして、小さくなるのはどうしてかなぁ。私、何かしたっけ?なんて色々考えてしまいます。どちらにせよ微妙な変化を植物は繊細にキャッチしているんだなぁって思います。

 

これは少し前の前庭の様子。

 

今季初めて植えたグラス「ホルデュウム・ジュバダム」がシルキーな穂を揺らしてます。光や風を受けるとキラキラ輝いて更にきれいに見えます。とっても気に入ってます。

 

関西はいまだ梅雨入りせず。でも昨日から降ったり止んだりで、こういう梅雨を思わせる天候のことを「走り梅雨」とか「迎え梅雨」と言って。雨が多い日本はとかく雨の呼び名が多いですね。

植物にとっての雨というのは、人がやる水とは、また違うもの、似て非なるもののようです。その差は長雨のあと庭に出て見るとよくわかります。雨の降る前に比べて、植物が格段に生き生きとして、成長したような感じを受けませんか?

人がホースで撒くのと違って、万遍なくじっくりと染み渡るからかなぁと、単純に考えていたのですが、どうもそれだけではないらしいの。

 

過去に撮影した雨の風景その1。晴れているのに大雨。私は「狐の嫁入り」と呼んでますが地域によって呼び方が違うでしょうね。

 

水は強力な溶媒という特徴があります。雨粒は落ちてくるときに、大気中の酸素、窒素、その他の微量ガスを吸収するのです。それだけでなく、下方に回転する動きによって、強い生態電気場、生体磁気場も作り出します。これらが本質的に生命を授ける性質を持つエネルギーポテンシャルを生み出すそうです。

雨粒が葉や土に落ちると、集められた非物質エネルギーと共に酸素などのガスが吸収され、活動と成長を促すのだそう。人がやる水は雨粒に比べ、落下距離がはるかに短いために、このようなエネルギーはほとんど含まれないのです。

―オーストリアの自然科学者V・シャウベルガー(1885~1958)の考察より引用

 

過去に撮影した雨の風景その2。梅雨明け間近の雷を伴う激しい降り。雨粒が勢いよくテラスの植物とテーブルを叩いてる。

 

雨の休日は、様々な知識に触れる静かな時間。

植物学だけでなく、自然・生物科学の本が好きで、時々読むことがあります。

 

 

5月の庭仕事

ここんとこ30度越えと真夏並みに暑い日が続きました。身体が慣れていない時期です。皆様、体調崩されていませんか?

こうなると、庭仕事も涼しい時間帯にササッと済まさたいところですよね。

時々、思いついたように自分のやっている庭仕事について書きます。同じ季節でも年によって庭の状態が違うので作業も変わってきます。知識も少しは増えているので、改めて書いてみようと思います。

もしかしたら、あなたのお庭に役に立つこともあるかも?

 

1.水やり

昨年秋に強剪定したレイランディの生垣。一部の古株にはこたえたようで、芽吹きが悪く弱っている感じ。毎年勢いよく枝葉を伸ばしていたし、どんどん幅ってきたこともあって、強く切り戻したのですが、やはり10年経った木には酷な事だったようです。そこで、樹勢回復の手助けをと、朝は根元にたっぷりとやり夕方には葉水を。特に葉が少ない部分は蒸散が著しいので重点的にたっぷりとクールダウンさせるべくしっかりとかけます。

そして週に一度は活性剤(バイオゴールドⅤ-RNA)を施します。これは肥料ではありません。早く根付かせたいときや新芽や葉を早く出したいときに有効な液剤で、よく使っています。日照不足を補う意味で使うこともあります。

 

㈱タクトさんのバイオゴールドバイタルV-RNAを愛用しています。根・土壌集中活性液です。細胞分裂促進により根張りを応援してくれます。また土壌の有効菌を増やす効果もあるとのこと。薬剤のような匂いではなく自然系の匂いがします。結構キョーレツ。

 

その他の場所は、今から咲くアジサイや杉苔にだけ、朝夕水をあげています。苔は、春以降特に、こまめに水をかけるよう気を付けているの。というのも、なんとか増やしたいと思うからです。

苔にも雄雌株があります。桜が咲いた後、杉苔を見ると、小さくて黄色い花のようなものが付いています。これは雄花盤というもので精子を作っています。雌株は卵細胞を作るそうです。精子は泳いで卵細胞に到達しなければなくて、泳ぐためには水が必要です。具体的には、雄花に雨粒が当たると跳ね返り、それと一緒に精細胞が空中高く飛ばされて、雌株に運ばれる仕組みだそうです。

杉苔は育てるだけなら、少々乾燥してもリカバリーは可能。日差しも好きだったりします。でもそれだと、だんだん減ってくるので、何年かに一度張替えしないとみすぼらしいことに。増やしたいと思うなら、湿気た環境に植えるか、でなきゃこまめな水やりは必須・・・というのはこんな理由からなんですね。

 

苔以外の宿根草や低木、鉢植えたちは、状態を見ながらやるように。地植えについては、雨で十分なように強く育てたいので、ギリギリまでやらない。

あまりに日差しが強すぎた日は、夕方、全体的に葉水をサッと。

 

2.花殻摘み

一年草は、種を付けると花が咲かなくなるので、とにかく咲き終わった花は摘むに限ります。宿根草でも、盛りが過ぎた花は、見栄えが悪いので摘みます。溺愛しているバラは、咲き進むだけでも株に負担がかかるから、蕾がほころびかけたらサッサと摘んでしまって、部屋の中で楽しみます。

花殻摘みは朝仕事。ついでに摘んだ花でアレンジメントをいくつか作って、各コーナーに飾ります。

 

玄関に紫蘭の花と鳴子百合の葉を。花器は和田麻美子さん作。

 

ダイニングに。バルコニーで育てているバラと庭の葉っぱを色々。花器はアンティークの盃洗。

 

同じくダイニング。上の画像のアレンジに何かしら足して活け直したものです。花器はDURALEXのガラスボウル。

 

これは、お客様がいらしたときのために、ではなく、自分や家族のために。だから贅沢な花でなくていい、生き生きした庭の花で十分。

朝、美しく咲いた花を触っていると、それだけで気分がいいです。前向きに一日のスタートが切れるし、日中もアレンジが目に入ると思わずニコニコ。花を置く=場が片付きますしね。

本当に小さなアレンジで、ささいなことですが、植物のオーラで部屋が明るく、気持ちも明るくなります。

 

3.害虫対策

いわゆる「虫取り」を、いい歳のおばさんが毎朝やってます。今、一番よく見るのが、レイランディの葉っぱを食べるスギドクガの幼虫。あと、たまに、モミジについているミノムシ。

スギドクガは木が枯れる程大発生しませんが、毎年そこそこ発生します。農薬まみれにしていないので仕方がありません。

有難いことにスギドクガは毒虫ではないので、割りばしで摘まんで取っています。どこからかやって来るアシナガバチも良く食べてくれています。アシナガバチはこちらが攻撃しなければ襲ってはきませんから、彼らの働きを遠巻きに静観。

もしも薬で全滅させると、そこらへんの食物連鎖が切れちゃうかもと思うので、薬剤は使わない方向で育てています。小さい庭だからね。

ツバキの新芽につくアブラムシは手で取ったり、水で吹き飛ばしたり。たまに自然農薬(木酢液ベースでドクダミやトウガラシやニンニクを漬け込んだやつ)をかけてみたり。今のところ天敵のテントウムシが来てくれないので、自分でなんとかするしかありません。

アブラムシは肥料過多だと発生しやすいとある本で読んだので、これから気を付けようと思います。花後、お礼肥えを、当たり前のようにやっていたのですが、それがかえって仇になるかも・・・というお話は、また日を改めてじっくりと。自分でもまだ結論は出ていませんが、一緒に考えて欲しいなという思いで書きたいと思います。

鉢植えのバラには乾燥する今の時期発生しやすいハダニを予防するため、葉水は必ず。

 

4.雑草対策

私は除草剤は撒きたくありません。事務所の前を犬が散歩で通るかもしれません。もしも除草剤を舐めたら大変です。何より枯草が庭の景色に混じるのが嫌なんです。

花壇に関しては、雑草の入り込む隙間もないほど、たくさん植えていますから、悩むことはありません。問題はそれ以外の部分、事務所前の歩道や駐車場・砂利舗装をした通路といった植物を植えられない場所です。

それらの場所は地面がむき出しではなく、何かしらマルチングしているので、草ぼうぼうにはなりませんが、目地や隙間にちょっと生えています。毎日取るほどのレベルじゃないから、雨の後、地面がぬるんでいるときに10分くらいがんばります。どのみち根絶やしにはできないので、全部やらないで時間を決めてやるといいと思います。

朝の掃除のとき、箒で雑草の上を強めにこするように掃いたりもします。葉っぱを痛めて伸ばさないように、芽吹いたばかりの葉っぱも引きちぎるので、大きくなりにくい。雑草取りの専用用具で、長い柄の先に小さな鍬のようなものが付いているのがありますが、それで地表面を浅く鋤くようにするのもいいですね。雑草は根が露出するとすぐ枯れます。何より立ち姿勢で作業できるので腰がラク。

悩みそうな場所は、とにかく好きな植物で埋め尽くしてしまう & マルチングをする & 小さいうちに取るか痛めつける その3つをお勧めします。

雑草といっても、環境に適応した植物が芽吹いてきているわけですから、何もしなくても憎らしい程?きれいです。だから見方を変えて、デザインとして使えそうな草はないか?あとはその繁殖をコントロールする、そんな考えもあると思います。

虫に対してもそうですが、雑草に対して、あまり神経質ににならなくてもいいんじゃないでしょうか。彼らに人間が勝てるワケがないのです。

それに虫一匹いない、草っこ一つ生えてない庭なんて、かえって不気味じゃないですか?

 

+++++++++++

 

こんな感じで朝小一時間(アレンジメント作成時間込み)、夕方半時間くらいやっています。皆様と同様、家事を何やかんややりつつですので、大体ですが。

最後に庭仕事をしながら、もうひとつ絶対やること。

それは庭を眺め味わうこと!

 

ディアガーデンの前庭。今はサルビアネモローサやいろんなグラス類が立ち上がってきてボリュームが出てきました。それぞれ風にそよいでイイ感じ。

 

手入れをするのに必死で、気が付いたら冬になっていたって・・・何とも勿体ない話。

でもコレ、ガーデナーあるあるなんですよね~。

お互い気を付けましょう。

 

 

初夏のディスプレイガーデンより近況諸々。

今週はディアガーデンの前庭に植えたエゴノキの花が見事でした。

事務所の扉や窓を開けると、木の花らしいスッキリとした香りが漂ってきて、それはそれは贅沢な心地。

 

前庭にあるエゴノキ。満開。見事でした。

 

中から見る。ここはキッチンの小窓。朝夕この眺めを堪能しています。

 

窓際に植えてあるので、室内からの眺めがもう!

鳥の鳴き声しか聞こえない静かな早朝は荘厳な雰囲気、昼間は青空と白のコントラストが爽やか、夕日を浴びて少し赤味みを帯びた眺めは形容しがたいくらい美しいです。

 

降るように咲いて。

 

花蜂はこの花を目ざとく見つけて、忙しそうに飛び回っていますが、人はこんなに咲いていても案外目に入らないようです。ご案内して初めて「オォーーーッ!」って感じで驚かれます。

桜と違って葉っぱの裏側に垂れ下がるように咲くからでしょうね。私だけ眺めるのはあまりに勿体ないのでここでご紹介しました。

 

 

ところで白い花って、どうして白に見えるかご存知でしょうか?

アサガオの花を水の中ですりつぶすと色水が出来ますが、白い花では同じように出来ません。白い色素はそこにないからです。

花が白く見えるのは花びらの中に小さな気泡がたくさんあるからだそうです。気泡に光が当たると白く見えます。波しぶきやビールの泡が白く見えるのと同じ原理だというと分かりやすいかしら。だから白い花びらから、その空気の泡を追い出したら、白色ではなく透明になります。

無色の色素しかもたない花たちは、そのままでは虫に気づいてもらえません。そこで小さな泡を込めて白く目立たせるという知恵を働かせたのですね。そういう風に進化したというか。

 

エゴノキの花、虫に見つけてもらえて受粉に成功です。この蜂とのお話、また改めて書きます。

 

植物の知恵にはいつも感服します。

そんなことで首尾よく受粉し実らせることが出来たエゴノキの実。土に落ちると結構な確率で発芽しますから抜くのが大変です。まずくて食べもできないので、たくさん生っても私は全然嬉しくないのですが。

そこは人は蚊帳の外というか。植物と虫たちの営みのおこぼれをもらっているだけの存在ですから、文句は言えません。

 

+++++++++++

 

道路沿いに建つ我が家(兼事務所)は、大きな窓は裏側に設けており、表側は小窓しかありません。中でもキッチンの小窓は一番道路に近いので、目隠しと防犯を兼ねてエゴノキを植えました。土も少ないし、日当たりも悪いからあまり育たないだろうと思っていたら、何故か気に入ったみたいで、よく育ってしまいました。

場に合わせて、小さくするために、数年に一度幹の代替えを行っています。太い幹を根元からバッサリ剪定してしまうという荒業です。

 

剪定といえば、

庭木、特に寒さに弱い常緑樹は、今からが剪定適期です。夏前にスッキリさせておくと、見た目も涼やかですし、病害虫対策にもなりますからおすすめです。

ディスプレイガーデンの常緑樹は、前庭にアオキ、生垣のヒイラギモクセイとイヌツゲがあります。

先日、ひとまずアオキの剪定を済ましました。ビフォーアフターをご覧ください。↓

 

前庭のアオキの剪定前後を比較。かなりスッキリしたでしょ?和庭だったらもっとむしってるところですが、ウチは草花と一緒なのでこんなもんで。

 

低木ですが、大きな葉がたくさんつきます。苗木を植えて10年以上経つので、何もしないと隣に植えている植物を覆ってしまう程モリモリと茂ってしまい、かなり嵩高く暑苦しい見た目になります。

まずは不要な枝を切り戻し、折角出てきたきれいな葉っぱも半分以上は千切ります。

アオキの枝先の細い部分は手できれいに千切れます。葉っぱは千切るというよりむしるという方が伝わるかしら?これが結構ストレス発散になって楽しいです。少々失敗しても問題ありません。むしってむしって、むしりまくり!

アオキには気の毒だけど、庭木としては、ちょろっと葉っぱが付いているくらいがカッコいいって、最近思います。

 

+++++++++++

 

宿根草が勢いよくなってきたディスプレイガーデン。アジサイの花芽も順調に育っています。

これから梅雨までは輝きの季節。庭のあちこちが命のきらめきで溢れています。

ガーデンライフをめいっぱい楽しみましょうね。

 

 

花冷えの朝、届いていた贈り物

昨日に続き今朝も花冷えの朝。起き抜けにテラスを見ると、雪が薄っすらと積もっていました。

 

6時前くらいのテラスの様子。さむっ(・_・;)

 

前庭で満開のニオイスミレにも雪。

 

ここ近江八幡市で4月に積もるのは珍しい。でも霜でなくてまだ良かったな。

寒気の影響で大気の温度がマイナス10℃になっても、積雪が1cmでもあると、地表の温度は0℃かマイナス1℃程度。植物は雪のお布団で守られます。雪ではなく霜柱が立つと、小さな苗は根こそぎ持ちあげられてしまうこともあるほど。せっかく春を迎えたのに霜柱で枯れてしまうのはとてもショックですよね。

そんなことを思いながら、朝の支度を済ませ、しばらくしてまたテラスを見ると。

モミジの枝に無数についた雫に朝日が当たって、眩しいくらいに輝いていました。

 

芽吹き始めたモミジの枝先に宝石のような雫が輝いています。

 

部屋の中から見て、ちょうど朝日が昇るとこら辺に植えてあるから、今朝のように雫があると、ものすごく光ります。それが、あたかもダイヤモンドを枝いっぱいに飾ったみたいなんですよ。こんなに一杯のダイヤってね、ありえないでしょ。

なーんて想像したりして。私はいつも雨上がりの朝に、こうした豪勢な気分を味わっています。

でももしも、本当のダイヤを飾ると、きっと同じような眺めにはなるだろうけど、物騒で仕方がない。小市民な私としては、落ち着いて眺めていられません。だからいつの間にか消える雫がやっぱりいいわ。

 

朝日に照らされてキラキラ。あぁなんてきれいなんだろ。

 

自然からの美しい贈り物は、あちこちに用意されていて、それに気付いた者だけが受け取れるようになっています。

思いがけないタイミングで、美しいものを受け取ると、ただ純粋に感動してしまいますよね。感動って、大人になるとなかなかないから、それこそがかけがえのないこと。美しいものだと思うの。

誰に遠慮しなくてもいい庭は、一番身近な小さな自然です。贈り物に気づく手っ取り早い場所なのかも。

 

 

新しい空気

一雨ごとに芽のふくらみが感じられるようになりました。弥生とは草木弥生い茂る月の意。今はまだグレーな風景ですが、月末には桜も咲いているのでしょうから、このひと月間の変化は相当なもの。楽しみでなりません。

「弥」という漢字を調べますと、

①あまねし。ひろくゆきわたる。「弥天」「弥漫」 ②時を経る。ひきつづく。ひさしい。わたる。「弥久」「弥月」 ③つくろう。とじつくろう。「弥縫」 ④おさめる。やめる。 ⑤いよいよ。ますます。いや。「弥栄(いやさか)」 ⑥梵語(ボンゴ)の音訳に用いられる。「弥陀(ミダ)」「弥勒(ミロク)」

「漢字ペディア」より参照)

三月の弥は「⑤いよいよ」でしょうか。期待膨らむ春の訪れにぴったりだと思います。

 

芽吹きまであと少し。

 

私には「いよいよ」ということは何もないのですが、急に思いついてイメージチェンジしたくなり髪を切りました。デコルテのところまであったのを20cm以上バッサリ!

うなじに風を感じます(笑)

髪って死んだ組織の集まりだっていうから、美しく保つことは本当に大変。時々バッサリ切って清潔感を維持したく。

 

++++++++++

 

今迄そこにあったモノを動かしたり、なくしたりすると、新たな空間が出現します。隙間が出来て新鮮な空気が流れます。それがいいんですよね。

 

そういえば、ヨガをしていると、痛いところに空気を流すとか、何気なく言われます。呼吸で痛いところをほぐすようイメージをするのだそうです。そうすると、その場所に風が通ったような感じがしてスーッとします。澱みが取れたような気がするから不思議です。

ガーデンデザインの分野でも風を視覚的に感じるような自然な植栽がキテます。風通しのよい庭、風にそよぐ植物、亜熱帯化している日本にはこのような庭に癒しがあるのでは?

見た目も涼しげで心地よいものですよ。

 

動きがある植物がいいなぁと感じています。繊細な葉っぱ、でも性質は強いので節水できます。ディアガーデンの前庭昨年夏の様子です。

 

実は空気が汚れていたり澱んでいるような場所にいると、そういう雰囲気を感じるだけでも、人間の良心が低下するとか。ネガティブな影響が出て犯罪率が上がります。だから大気汚染が与える影響は底知れません。

クリーンで風通しのよい環境を作ることは、より良く生きることに繋がるのね。この春はそれを意識して暮らしてみようと思います。

滞りがちな習慣や使わないモノも捨てて、新しい風を通したい。断捨離に励もう!

 

 

春に向けて植栽リサーチ 

春に向けて、いくつかの現場用に植える花苗をピックアップしています。これまでの経験から頭に浮かぶ植物に加え、ナーセリーのカタログを見たり、種苗店に足を運んだりして詰めています。

選んだ植物が実際手に入らないと意味がないので、流通しているかどうかは大事なポイントです。

 

++++++++++

 

先日、種苗店に伺うと、温室の中は春の花の香りでいっぱいでした。甘いと言うよりはスッキリとした香りで、何とも幸せな気分になります。この香りはどの植物から漂ってくるのだろう?と鼻を頼りに探りながら花から花へ。この日はエニシダとアリッサムの香りが特に印象的でした。

 

春に咲く常緑低木のエニシダが周りに素晴らしい香りを振りまいていました。こんなパフュームがあればいいのに!

 

球根植物のアネモネ。色々な品種が出回ってます。庭植えにオススメは断然一重咲きのもの。

 

一重咲の白いアネモネ「ドリーミングスワン」とリクニス「ホワイトロビン」の素敵な寄せ植え@浜松フラワーパーク

 

華やかな外来種に目を奪われつつも、この日の目的は山野草の品種確認。そのコーナーに行くと、なんというかめっちゃ地味。他の外来種とは明らかに違う。まだ芽吹いておらず冬って感じのポットばかりです。

誰も見てないし(^^;

元日の抱負で述べたように、日本のモダンメドウを追求したい私としては、やはり自生種にこだわりたい。このような山野草の組み合わせも積極的に考えていくつもりです。その上で、侵略的でない外来種も、日本の自然と雰囲気に合うものならば、ゲスト扱いで合わせてもいきたい。

 

山野草は今は土しか見えてないものばっかり。地味だ~(T_T) でもあとひと月もすれば芽吹くでしょう。

 

クリスマスローズも新品種ゾクゾク。これは和洋どちらの庭でも合いますね。お値段は結構しますが、毎春こんな素敵な花が見られるなら、ねー。

 

ほとんどの宿根草は3年程で成熟します。風通しをキープしつつ、ある程度密生させると、その期間に根っこ同士のコミュニティができて、ほかの雑草が生えないと言います。

以前読んだ「樹木たちの知られざる生活」の中にも書いてありましたが、山や森の木たちも根っこ同士のコミュニティがあるそう。地上部だけでなく、地下でもそれぞれが根で情報を伝えたり、時には養分を分け合ったりもしているのです。それが全く見えないし聞こえない鈍感な人間は、まさか~と思ってしまいますが、菌類やホルモン・香り成分などを使ってやり取りしてるそうです。微量でも感知できるのですから、すごい感覚ですよね。

森や山の木が手を貸さずともスクスク成長していくのは、住宅や道路に植えた木がそんな風に育たないのは、コミュニティがあるかないかの違いもあるのかも。私はそう思っています。

だから「出来るだけ植えないで」という要望がなければ、普通にたくさんの種類と株数を植えます。もちろんデザインということもありますが、コミュニティを作れるといいなとも思うから、色々な植物を混ぜてたくさん植えているのです。

人間でも一人ぼっちは生きにくい。動物も昆虫もそう。植物もきっと同じなんだね。