お庭の改修工事Before&Afterと・・・

6月に入って雨は数えるくらいしか降っていないのに、本日もう梅雨明けしたとか?!

近畿でも統計開始以来、最も早い梅雨明け(これまでの最早:1978年の73日ごろ)らしく、梅雨期間は14日間で最短を更新(これまでの最短:1958年の17日間)

だそうです。

今夏は例年以上に過酷なものになるのではないでしょうか。

巷では電力の供給不足が懸念されていますが、私は水不足による農作物の影響も心配です。庭の植物も梅雨の雨が不可欠なのに。

 

紫陽花が色付いて一応6月っぽいディアガーデンの前庭です。例年なら水遣りなど全く要らない時期なのに、今年は遣らないと小さな株や苔は枯れちゃいそうです。庭をお持ちの方は個々の状態に合わせて水遣りをお願いいたします。

 

それにしても、暑さに慣れていない身体に連日30度越えは、かなり堪えます。

皆様もどうぞ、水分をしっかり補給していただき、無理のないようお過ごしください。

 

++++++++++++

 

さてブログですが、前回の更新から2週間以上も間が空いてしまいました。

その間、とあるお宅のお庭の改修工事を終えお引渡し、別物件の設計と見積もり からのプレゼン、4月にオーダーしていた事務所の家具がやっと納品されて断捨離や片付けに追われたり、その他公私共に用事も細々とあって移動も多く。そういえば梅仕事も一応やったのですが・・・。

何だか怒涛のごとく日が過ぎ去っていき、気がつけば6月の最終週になっていました。

ブログネタはたっぷりあるので追々綴っていくとして、まずはお庭改修工事Before&Afterをご紹介します。

 

この眺めのポイントは3つ

  1. たくさん植えてもスッキリ見えて、お手入れがしやすい高さのレンガ花壇を新設。見えていませんが小さなコンポストスペースもあります。
  2. 部屋と繋がっていて広縁のように寛げるデッキを新設。
  3. 雑草除けに防草シートを張り化粧砂利を敷きました。

 

こちらのお宅には、他にデッキがもう一か所とサイクルポートを新設しました。

動線に無理のないよう最初にしっかりゾーニングのお打合せし、施工の際は更に改善しつつ納めましたので使いやすいと思います。素材は建物に合わせつつも、お客様のお好みが反映されております。

今回、私共はお庭のベースを作っただけ。ちょっとしたストレスを排除し、お庭での過ごし方やガーデニングをより楽しめるよう構造物や土づくり、支柱を建てる、等々の施工のみです。

植物は元もとお客様が育てておられたもの。樹木以外の移植はお客様でなさいましたので、工期が短く済みました。

新しいお庭で、益々充実した時間を過ごしていただければと思います。

 

++++++++++++

 

最後に、そのお客様からいただいた素敵な贈り物をご紹介。

御贔屓にされている京都のお茶に添えられていたサンキューカードがとても綺麗でした。

 

いただいたカードに付属していた切り絵。初夏の花々がモチーフになっていて、この繊細さに感心してしまいました。近くで眺めたいので屏風ふうに折って香りの道具と一緒にサイドテーブルに飾ってみました。

 

あとで奥様にうかがうと「郵便局のグリーティングカードでサンリオ製ですよ」と教えてくださいました。

私も郵便局では特殊切手なんかはチェックしてはいるのですが、こんなに素敵なカードがあったなんて全く知りませんでした。

見ているだけでなんだか涼しく感じられて癒されます。

ありがとうございます。

 

++++++++++++

 

このようなお客様からいただいた心のこもったカード類は、しばらく飾って癒されたあと、紙が傷まないうちにファイルしています。

私にとっては勲章のようなものなので、見ると、他の仕事で感じる辛さや苦しさも何もかも吹き飛んでいくようです。またピュアな気持ちというか原点に戻って頑張ろうと思うのです。

植物を植えるっていいお仕事ですね、と言ってくださる方も多いです。確かに植えることは楽しいし大好きです。でも植えるまでの過程で、不得手な仕事はたくさんありますし、工事現場もかなりキツイ。色々な方がおられますので辛く感じることもあります。これってどんな職業でもそうだと思うのですが。

仕事の辛さは仕事でしか解消できないものですね。

 

 

梅雨入り間近。やるべき庭仕事&ディスプレイガーデンの近況

水を湛えた田には山や空が映り込み、早苗が頼りなく揺れています。畦草は勢いを増して緑の額縁のよう。

琵琶湖の水面はどこまでも青くキラキラと眩しい。渡ってくる風は少し湿り気を帯びています。

ときおり水辺の樹々がザワザワと鳴って髪を乱していきます。

すると、ふいに芳しい香りが流れてきて。どこの茂みからか、いづれの木の花かも分からないまま、ただぼんやりと包まれています。

6月ですね。

ディアガーデンからほんの少し車を走らせると広がるこんな景色が広がっています。

見慣れた場所ではありますが、時々立ち止まって味わいます。

今の時期は、まるで緑色と青色しかないような・・・2色が迫ってくるような感じがします。

 

++++++++++++

 

さて、関東甲信越地域は6日に梅雨入り、ここ関西も来週中には梅雨入りしそうです。

いま、私は梅雨前に仕上げる約束の仕事を無事終えて、ほっと一息ついているところ。

季節を堪能しつつ、自分の庭の手入れに勤しみ、そして寛いでいます。

 

いつも静かで確かな時間の流れがあって、植物や鳥や虫がたくさんいて、ややもすると身勝手になりがちな自分を修正してくれる場所。それが庭なんですよね。

 

++++++++++++

 

さて、梅雨前にやるべき手入れについて少し書きますね。

それは「切り戻し」と「透かし」剪定です。

これから一カ月間、雨に打たれるわけでから、伸ばしっぱなしでは、倒れたり折れたり蒸れたりして、見映えが悪くなるばかりか病害虫の原因にもなりかねません。

春咲きの宿根草の茎は、1/3程を目安にカット。ツツジやサツキもいま剪定しておくと来年もたくさん咲きます(花芽が付く前に整えておく)。

高木の枝は、込み入っているところや内向きに伸びている枝はカットです。上手く切る自信がないという方は、葉っぱをむしるだけでも構いません。

私も、常に目に入るテラスのイロハモミジの葉をむしって処分しました。

この木は3月中頃に剪定してもらい、その後たくさん芽吹きました。5月のうちは清々しい印象でしたが、これから大雨が降ると、葉の重みで枝がしな垂れて、なんとも鬱陶しい姿になるのです。

ですので、1/3以上の葉を取り去ってすっきりさせました。この程度なら木が弱ることもないし、狭い場所ですし成長をセーブ出来たらとも思って。

(あくまでディスプレイガーデンの場合の参考値です。それぞれの木によって加減して下さい)

梅雨の間はだたでさえジメジメと暗いもの。雨が降っても枝が下を向かずシャッキリした姿を見るのは、精神衛生上、大事だなと感じています。

 

テラスのイロハモミジは葉をむしって軽く。アジサイ「アナベル」が咲き始めました。

 

テラスの花壇ではアジサイ「アナベル」が見頃です。今年はこんもりといい感じの樹形になりました。

この場所は白い花、白い斑入りの葉、ライムグリーンの葉というように爽やかなホワイトガーデン風の植栽にしています。

リビングダイニングに面するテラスですので、一日中どの時間も、ライトアップした夜でもよく見えるよう、「白」を選びました。

 

白とライムグリーンのコントラストは夏の間もずっと続きます。目に優しいし涼し気に見えます。

 

何年もここで咲かせているアナベルですが、今年はちょっと変わった咲き方の花が。

縦格子のフェンスのすぐ前に植えているので起きたアクシデントです。

蕾が出来て大きくなる過程で、一枝だけフェンスの角にずっと当たっていたようで、一部窪んで成長しまいました。途中で気づいて当たらない場所に移動させたのですが、茎の伸び方のクセでどうしてもフェンスの方に向いてしまう。

ここで支柱を建てて別方向に向かせようすると、私の場合、ウッカリ周りの蕾が付いた貴重な茎を折ってしまったりするんですよ。アナベルの茎は他のアジサイに比べて細くて繊細だからね。

過去にそうして落ち込んだ経験が多々あるので、そっとしておいたら、こんな風に咲きました。

 

ハート型のアナベル!

 

作ろうとして作った形ではないので、発見したときは「わぁ・・・こうなったのね」と嬉しくなりました。

冬の間や春の初め、そして梅雨前と、時期によって、少しづつ手入れをした結果がいま現れています。

ボリュームや配置など色々と考えて手入れを積み重ねてきて、ほぼ、計算通りの眺めですが、こうしたアクシデントも悪くはないなぁ。