ゆるね家 京都府京都市

町家を生かした店舗の坪庭のリフォーム。前の庭にあった灯籠や景石を使うことが条件で造園しました。
犬走りは三和土風にして一二三石を。修学院離宮でも使われている粋な仕上げ。可愛くもあり。
町家の庭は傷んでいる部分も多い。細部の仕舞いが庭の雰囲気を左右します。木塀の下部に石を据えて整えました。
モチノキの根を敢えて現わして木の生命力や力強さを表現。霰こぼしは実はメンテナンス用の動線です。
縁先手水鉢に柄杓を作っておきました。実際に使うことも出来ますが、雰囲気がいいので。

昭和初期に建てられた町家1軒を生かした隠れ家風パスタ&甘味のお店。奥にある坪庭を改修しました。

もともとお庭にあった燈籠や石材を利用した庭作りをご希望されており、移植困難なモチノキやシダレモミジも最大限生かすよう設計しました。

沓脱石や犬走り、延段などはメンテナンスの動線としても必要なものでしたが、和庭らしい景色づくりにも貢献しています。ディナータイムのお客様のために照明を設置し、非日常的な雰囲気を演出するよう心掛けました。

美味しい料理や甘味と共にお庭の景色も楽しんでいただけたら嬉しいです。

施工の様子 → Blog Archives1 Blog Archives2 Blog Archives3 Blog Archives4

SPEC
  • 竣工 2019年9月
  • 場所 京都市山科区
  • 施工内容 造園
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