お庭の改修工事Before&Afterと・・・

6月に入って雨は数えるくらいしか降っていないのに、本日もう梅雨明けしたとか?!

近畿でも統計開始以来、最も早い梅雨明け(これまでの最早:1978年の73日ごろ)らしく、梅雨期間は14日間で最短を更新(これまでの最短:1958年の17日間)

だそうです。

今夏は例年以上に過酷なものになるのではないでしょうか。

巷では電力の供給不足が懸念されていますが、私は水不足による農作物の影響も心配です。庭の植物も梅雨の雨が不可欠なのに。

 

紫陽花が色付いて一応6月っぽいディアガーデンの前庭です。例年なら水遣りなど全く要らない時期なのに、今年は遣らないと小さな株や苔は枯れちゃいそうです。庭をお持ちの方は個々の状態に合わせて水遣りをお願いいたします。

 

それにしても、暑さに慣れていない身体に連日30度越えは、かなり堪えます。

皆様もどうぞ、水分をしっかり補給していただき、無理のないようお過ごしください。

 

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さてブログですが、前回の更新から2週間以上も間が空いてしまいました。

その間、とあるお宅のお庭の改修工事を終えお引渡し、別物件の設計と見積もり からのプレゼン、4月にオーダーしていた事務所の家具がやっと納品されて断捨離や片付けに追われたり、その他公私共に用事も細々とあって移動も多く。そういえば梅仕事も一応やったのですが・・・。

何だか怒涛のごとく日が過ぎ去っていき、気がつけば6月の最終週になっていました。

ブログネタはたっぷりあるので追々綴っていくとして、まずはお庭改修工事Before&Afterをご紹介します。

 

この眺めのポイントは3つ

  1. たくさん植えてもスッキリ見えて、お手入れがしやすい高さのレンガ花壇を新設。見えていませんが小さなコンポストスペースもあります。
  2. 部屋と繋がっていて広縁のように寛げるデッキを新設。
  3. 雑草除けに防草シートを張り化粧砂利を敷きました。

 

こちらのお宅には、他にデッキがもう一か所とサイクルポートを新設しました。

動線に無理のないよう最初にしっかりゾーニングのお打合せし、施工の際は更に改善しつつ納めましたので使いやすいと思います。素材は建物に合わせつつも、お客様のお好みが反映されております。

今回、私共はお庭のベースを作っただけ。ちょっとしたストレスを排除し、お庭での過ごし方やガーデニングをより楽しめるよう構造物や土づくり、支柱を建てる、等々の施工のみです。

植物は元もとお客様が育てておられたもの。樹木以外の移植はお客様でなさいましたので、工期が短く済みました。

新しいお庭で、益々充実した時間を過ごしていただければと思います。

 

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最後に、そのお客様からいただいた素敵な贈り物をご紹介。

御贔屓にされている京都のお茶に添えられていたサンキューカードがとても綺麗でした。

 

いただいたカードに付属していた切り絵。初夏の花々がモチーフになっていて、この繊細さに感心してしまいました。近くで眺めたいので屏風ふうに折って香りの道具と一緒にサイドテーブルに飾ってみました。

 

あとで奥様にうかがうと「郵便局のグリーティングカードでサンリオ製ですよ」と教えてくださいました。

私も郵便局では特殊切手なんかはチェックしてはいるのですが、こんなに素敵なカードがあったなんて全く知りませんでした。

見ているだけでなんだか涼しく感じられて癒されます。

ありがとうございます。

 

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このようなお客様からいただいた心のこもったカード類は、しばらく飾って癒されたあと、紙が傷まないうちにファイルしています。

私にとっては勲章のようなものなので、見ると、他の仕事で感じる辛さや苦しさも何もかも吹き飛んでいくようです。またピュアな気持ちというか原点に戻って頑張ろうと思うのです。

植物を植えるっていいお仕事ですね、と言ってくださる方も多いです。確かに植えることは楽しいし大好きです。でも植えるまでの過程で、不得手な仕事はたくさんありますし、工事現場もかなりキツイ。色々な方がおられますので辛く感じることもあります。これってどんな職業でもそうだと思うのですが。

仕事の辛さは仕事でしか解消できないものですね。

 

 

自転車置き場問題

現在進行中の案件で、自転車置き場を含めたお庭のリフォームプランを考えております。

自転車って複数台所有されているご家庭も多いのではないでしょうか。大人用の自転車を2台置くとすると、およそ2m四方のスペースが必要で、案外場所を取ります。

家を建てる時にしっかり計画しておかないと、使いづらくなるかもしれません。外に置くならば、車体が劣化しないよう、盗難に遭わないよう注意もしなければなりません。

動線として最適な置き場所は玄関付近ですが、ここは家の顔ですから、悪目立ちしないようにしたいもの。

よくある3パターンについて考察してみました。

 

①屋内に収納する

玄関に通じる場所にウォークインクローゼットやビルトインガレージを設け、そこに置けるようにする。

このスペースがあると、冬用タイヤや遊具、アウトドア用品、ガーデニング用の道具なども収納できるのでとても便利です。

最近は玄関にシューズクローゼットを設けるプランが一般的になってきましたので、自転車のことも併せて検討されていることと思います。

我が家も玄関脇に小さなウォークインクローゼットを作り、ここに自転車を収納しています。1.8m×1.5mと本当に狭いスペースですが、2方向に天井まであるザックリとした棚を設け、先ほど書きました品々の他、灯油ポリタンク2個、庭のホース、工作用の道具や工具類、ディアガーデンの書類、長靴、防災用品、廃棄用の段ボール、傘、脚立大小、マキタの掃除器、箒、等々かなり沢山収納しております。

少々整頓出来てなくても、扉を締めれば一応スッキリです。(これ以上物が増えないよう気を付けないといけないなーと自戒していますが)

固定資産税を払うことになったとしても、外に置く物置きよりも、アクセスが圧倒的にラクだし、建物の外観を壊さないので満足しています。

 

我が家は折りたたみ自転車1台のみ。折って玄関のウォークインクローゼット(画像左に見えているのがそのドアです)に収納しています。しまうのが面倒なときは脇の通路にこうして置いておくことも。

 

室内でなくとも、玄関ポーチを広くとり、その屋根の下に置くようにしても良いですね。

ポーチ自体、デザイン的に素敵に見える工夫は必要ですけれど、お洒落な自転車が置いてあるといいアクセントにもなりそうです。

 

②既存の屋外スペースを利用する

  1. 既存のカーポートかガレージの空きスペースに置く。
  2. 軒下にカバーをかけて置く。

これはよく見るパターンですが、あまりおすすめできません。

1は車を傷つけてしまうかもしれませんし、2は天候によってはカバーが外れて自転車の劣化が著しいと聞きます。

 

③屋外に自転車置き場を後付けする

  1. 大きめの物置の中に入れるか、物置に自転車置き場が付属したタイプを選ぶ。
  2. サイクルポートやテラス屋根を設置する。

どちらも建物の外観に合う商品を選ぶことと、場に馴染ませたり目立たなくする工夫をしたいもの。

1の物置きは建物に合うデザインが少ないように思いますが、設置しているお宅は結構多いのかもしれません。雨風をシャットアウトしてくれて、自転車がなくなったとしても他の物を収納できます。固定資産税もかかりません。

2のサイクルポートは、大工さんに作ってもらう場合とエクステリアメーカーの商品を設置する場合の2パターンあります。台風被害が心配だったり豪雪地域にお住まいの方は耐風圧や耐雪の数値を確認して商品を選ぶようにしてください。

メーカーから色々なデザインの商品が出ており選びやすいかと思いますが、たとえデザイン的に合っていても、商品単体では、玄関の格を上げることは難しい。

ですので、門の中に隠したり(これは防犯上の利点もあります)、植栽を添えて場に馴染ませたり、何らかの工夫を施します。

でもそれもスペースに余裕があればの話。サイクルポートを後から設置しようとお考えならば、最低でも3m四方程空けて建物を配置して下さると、門や植栽なども入れられて良いと思います。

 

(株)タカショーさんのウェブサイトより。「スノースタイルミニ」というサイクルポートを玄関脇に設置した例です。家の扉と色を合わせ、壁や植栽を添えサイクルポートだけ浮かないように工夫されたプラン。私ならサイクルポート近くにも高木を植えるかも。

 

外構計画の時に駐車場はしっかり考えると思いますが、自転車については後回しになってしまうのかもしれません。

後から何とでもなるような気がするけれど、その実、出来ることが限られます。

物置きやサイクルポートは、とても便利な商品ではありますが、どうしたって後付け感はあります。建物や庭に馴染みにくいものです。できれば目立たないところに設置したいと思うけれど、自転車置き場だけは使い勝手が最優先なんですよね。

スマートな自転車置き場、どうか建築士さんもご一考ください。

 

 

(株)仁々木様新店舗「ほのあかり」のお庭が完成しました

今春から進めておりました(株)仁々木様の統括工場に新しく増設された直営店「ほのあかり」のお庭が完成しました。

こちらは滋賀県守山市千代町の県道145号線沿いにある和菓子店で、店内には大人気のフルーツ大福他、出来立てのお菓子やここ限定のお菓子等がずらり並んでいます。

202185日(木)10OPENアクセス等詳細GOOGLE MAP が開きます)

ブログをご覧の皆様、お近くにお越しの際は是非お立ち寄りくださいませ。

 

 

仁々木様、この度は新店舗オープン誠におめでとうございます。

こちらの会社様とはかねてよりお付き合いがあり、祇園本店の作庭や月々の花生け、守山市内にある近江工房店の作庭などご愛顧いただいております。

今回新店舗の造園計画でもお声掛けくださって、このような機会をいただけましたこと、心より感謝申し上げます。

 

道路から見た店舗エントランス。街中にありながらも木立に囲まれた緑豊かな空間を目指しました。

 

建築工事や道路工事の兼ね合いで苦労もありましたが、庭の完成がオープンに無事間に合ってホッとしています。

振り返れば7月の猛暑の中、もうこれ以上は出ませんというくらい汗を流しながら、パートナーの造園会社様と一緒に作り上げました。

工事関係者の皆様に改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

工事中の一コマ。この日は大きな景石(景色を作る石)を据えていました。石は植物を引き立ててくれる大切な存在。相性が良いのは言うまでもなく自然でダイナミックな景色を作ってくれます。造園会社様のご厚意で銘石もいくつか入っています。滋賀県産の銘石「守山石」も何気に居ます。見つけて!

 

木や景石を入れて土を整形したところ。まだ乾いた印象で、これから低木や宿根草、苔や化粧用の砕石などを入れると一機に潤いある空間になります。

 

時折、社長様から差し入れをいただきました。これは特産の守山メロンで作ったソフトクリーム。意識が朦朧とする午後、疲れた身体に染みわたる美味しさ。ご馳走様でした。

 

夏場の植栽工事はいつも以上に気を使います。

木が活発に活動している成長時期ですから、水をたくさん吸うのはもちろん、たくさん吐き出してもいます。植え付けたばかりの苗木はにとって、強い日差しや高温といった夏の環境は過酷そのもの。なにより水管理が大変です。

個人邸ならば「植えるのは休眠期まで待ちましょう」とか「葉っぱを大幅にむしって植えます」とか提案できるのですが、店舗さんの場合はオープンの日取りが決まっているし、見栄えも大事なので、なかなかそうもいかなくて。

それで蒸散抑制剤の散布に加え、見場えと活着の狭間ギリギリのところを狙って植えていただきました。葉の量はこれからも微調整せねばと思います。

水遣りしやすいような工夫や散水装置の提案もしていますが、この夏はとにかくしっかりと手で遣ることが大事。これからは台風も来ますのでなかなか気を抜けません。

「なんとか根付いて!!!」

お庭を引き渡した後はいつもそう祈ります。お客様と一緒に見守っていくしかありません。

 

ひとまず完成の姿。造園はここからがスタートです。

 

社長様のコレクションであり手塩にかけて育てておられたアジサイやウツギ類をあちこちに植えました。来年の初夏が楽しみでなりません。

 

オープンの日。庭の様子見ついでにお店に伺いました。暖簾がかかるとお店感が出ますね~。素敵です。アプローチ脇に遊びで転がしたコロンとまあるい虎石も以外と目立ってるかも。

 

許可をいただき店内を撮影。白木が清々しい素敵な内装。工事中はしょっちゅう見ていたけれど「こうなりましたか~」とため息。

 

お客様が引けた一瞬のタイミングを狙って撮った一枚。

 

看板商品のフルーツ大福をゲット。旬のシャインマスカットと桃です。フルーツの酸味と白あん、クリームのバランスが計算されているところが素晴らしくて、お餅はやわやわと優しい。季節毎に一番美味しいフルーツを厳選して作っておられるのでフレッシュでジューシー。新商品がいつも楽しみです。

 

オープン限定???お楽しみ袋なる商品もあって、もちろんゲットです。こちらは私も普段から慣れ親しんでいる仁々木さんの定番商品がいっぱい。内勤のお供です。

 

さて暦は立秋を迎えました。立秋は小さな秋の誕生であると同時に、夏のピークでもあります。

昼間は残暑は厳しいものの、朝や夕方にふと涼しさを感じる瞬間があり、寝苦しさからも解放されつつあるこの頃。昼間の蝉の声と入れ替わるように草むらや植え込みの中から、ちらほらと虫の声が聞こえ始め、大好きな秋の到来を予感させます。

来る季節を楽しむべく、また新しい庭作りに向けてパワーを蓄えるべく、お盆の期間は養生しようと思います。

 

 

梅雨の間に植栽工事

一般的に木の移植適期と言われているのは、

常緑樹の場合は、萌芽前の4月か梅雨期。

落葉樹は、落葉期で萌芽前の3月下旬頃か、落葉後暖かさの残る11月頃。ですが、梅雨のころは新芽も定着していますし、植付け後にたっぷり雨にあたりますので、6月もおすすめしています。お客様にとっても、梅雨の間は、お水遣りの手間が少なく済みますから。

だいたい高さ2mまでの木なら、ご自分でも植えていただけると思いますので、是非挑戦してみてください!

 

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とはいえ、実際に植えるとなると、場所を整えたり、穴を掘ったり、土壌を改良したり、木を買ってきて運び込み、姿が良いように植付け、しっかり支柱もし・・・と、何かと大変です。特に穴を掘る作業は重労働ですし、残土の処理など思った以上に苦労するものです。

そこで私たち造園のプロの出番ですが、頼むのには予算が限られているしなぁと躊躇されるかもしれません。しかし、ご予算と理想をいかに擦り合わせ素敵な景色を作るか。それを考えるのも仕事の一つなので、一度ご相談いただければと思います。

例えば、必要な作業の一部をお客様ご自身で行っていただく、というのも予算削減に効果的です。どの作業なら出来そうか、そのやり方やコツ、道具のレンタル(無料です)なども含め色々とアドバイス出来ます。

 

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それで、今日ご紹介するのは、梅雨に入ってまもなく、つい先日ですが、植栽工事をさせていただいたお宅です。

リビングダイニングから、木のある緑の景色を眺めたいとのご希望でした。

伺ってみると、住宅街の中ということもあってか、隣家の外壁と室外機だけしか見えません。確かにこの部分だけちょっと無機質な感じがします。でも日当たりや風通しは良さそうです。

色々ご希望を伺いながら相談を重ね、お客様で出来る作業は、ご自身で行っていただくことになりました。

除草剤散布と防草シート設置の2つの作業です。

 

植樹する場所。(右)元々は芝生を張られていましたが、芝に雑草や苔がはびこり手入れにストレスを感じるように。(左)植栽する前に除草していただきました。除草剤を撒いてから3週間超経過した状態。しっかり枯れています。

 

次に何かを植える場所での除草作業は、予め地上に出ている部分を刈った後、表土ごと剥ぎ取ったりして出来るだけ根を残さないようにするのですが、お客様でそれをしていただくのは大変なので、ホームセンターで購入できる「ラウンドアップ」という除草剤をおすすめしました。

ラウンドアップはアミノ酸系除草剤で、葉から入って根まで枯らし、土に落ちても短期間で微生物により自然物に分解されるもので、散布後3週間からひと月ほど経過すると、植付けや種まきが出来るそうです。

 

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工事は枯草の処理からスタート。

梅雨の中休み日で、作業はサクサクと捗ります。

 

(右)土壌が粘土質なため植穴の底部を水はけよくするためにパーライトを沢山使って改良しました。(左)植穴周囲も改良剤を施し植付け完了。こういう作業もお客様に材料や意味を説明しながら行っています。

 

ではここで、植木を紹介しますね。

仕入れにはお客様も同行していただき一緒に選びました。

ディアガーデンでは仕入れによくお誘いするんですよ。実際にあれこれ見ていただきながら選ぶと、木に対して思い入れが違うと思いますし、何よりたくさんの木を一度に見るのは珍しいでしょう。そういう経験も工事の中に含まれているって楽しくないですか?

主木はアオダモです。高さ4m超えの2本立ち。畑で見たとき、樹冠の小梢がとてもいい感じで、木漏れ日がさぞ素敵だろうなという印象でした。なので、ふんわり広がるように支柱で細工しました。今は幹は2本ですが、数年後に根元近くから新しい幹(ひこばえ)が出てくると思います。

添えの木は鳥が来る木をご希望でしたので、実のなるオトコヨウゾメとムラサキシキブ、冬に蜜を吸いにくるよう侘助ツバキを植えました。小さな実なのでくちばしの小さな小鳥が来てくれると思うのですが、さていかに?!

侘助ツバキだけ常緑なのは、前のお宅のエコキュートを見えなくするためです。育つと結構隠してくれると思います。

宿根草は、私がいつも仕入れる種苗会社さんの苗の中からお客様セレクトで。自然な風合いの白と青の花が、そのうち見られるかと。

楽しみです。

 

高木と低木の植付けが完了。花壇全体に客土・堆肥を追加し改良します。見栄えは悪いのですが、木に水を遣りやすいように水鉢(根鉢の周りに土で土手を巡らせる方法)を作りました。

 

 

植栽完了です

 

(右)ビフォー。前のお宅の壁面や給湯設備や室外機などが見え、平面的で無機質な眺めでした。(左)アフター。清々しい緑の眺めが出来ました。空間が立体的になり、四季折々の木々変化や草花の手入れも楽しみな場所になりました。

 

建物の脇。特に何を植えるでもなく土で残されていたスペースです。(右)お客様で除草剤を撒いていただき枯らした状態。(左)お客様で防草シートを張られた後、砕石を敷きました。スッキリしましたね。雑草に悩むこともなくなりそう。

 

今回のお客様、奥様を癒してあげたいという旦那様のお気持ちが、静か~に伝わってきて・・・なんか素敵でした。

今頃お二人でどんなふうに新しい庭を眺められておられるのでしょうか?

想像すると心がほんわかします。ふふふ。

 

 

休業中の施工現場へ1ヶ月点検

GWには花巡りの旅へと、毎年どこかしら出掛けていましたが、今年は自粛です。そもそも植物園や庭園、公園なども他の施設同様に閉まっています。

きっとどの園も昨年からしっかり植え込みし、手入れもされていたでしょうに、苦渋の決断を迫られ休園。美しく咲く花を見ると、余計に辛いでしょうし、悔しいこととお察しします。

実際に見て頂くことも出来ず、来年の花のために切り戻しをされている場面をテレビで見ました。気の毒で胸が締め付けられます。でもどうか来年への希望をもって!作業されている方たちにエールを送りたいです。

 

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さて、今年の3月に植栽しました琵琶湖汽船(株)様の今津港。4月に竣工オープンされたばかりですが、実はこちらも滋賀県における新型コロナウィスル緊急事態措置の休止協力のため、4月13日~5月6日の間は全便欠航、そして臨時休業されています。その先も今のところ未定とのこと。

植栽工事からひと月ほど経過した4月のとある日、誰もいらっしゃらないだろうけれど、マスク着用の上、車(ドアtoドア)で、そっと様子見に行って参りました。

完成後に植物の生育状態のチェックに行くのは、これまでどの現場でも行っていたことで、ちゃんと芽吹いているかどうか?手入れは出来ておられるか?気になります。それに、もしも状態の良くないものでも、早期リカバリーで元気になる場合が多いので、見に行くことは大事だと思っています。

完成後これまで状態が悪いなどの連絡はありませんでしたが、プロの目で見て異常がないとはまた違いますので。

 

久しぶりの今津港です

 

高木が無事芽吹いていてホッ。

 

花壇は道路から普通によく見えるのですが、桟橋の方に回ると事務所に人影が。琵琶湖汽船の方が1名出勤されていました。

マスクをして2m以上離れて手短に・・・と思いつつ、いつも以上に緊張しながら挨拶をして見せていただきました。

 

上枝が強風の時揺れるのが気になるとのことで柱に結わえておられました。支柱が効いているのでコケることはないのですが気になるのはしょうがないです。このまま様子見かな。

 

植えたものは、小さな宿根草もなにもかも全部芽吹いており、おおむね順調なスタートが切れていました。「みんな機嫌良さそう」そんな印象です。

一株だけ、芽吹いてはいますが、地面から浮き気味だったので、植え直しておきました。見にきて良かったです。

 

一株づつ丹念に様子を見る。最後に全体にお水をたっぷり遣って。

 

レンゲツツジが可憐に咲いていました。

 

水遣りは特にご負担になっていないよう。念のため、梅雨まで2,3日に1度は遣っていただくようにお伝えしました。

やはり初年度は水管理が一番大事です。

 

全面欠航中でひっそりとした桟橋。賑わいが戻る日が待ち遠しいですね。

 

梅雨が明けるころには、草花が茂り、花壇の様子はだいぶ賑やかになっているはず。

そして人も増えて賑やかになって・・・と願います。

 

 

雑草対策はいまが肝心

春に向かうちょうど今頃に降る雨を、一般的に菜種梅雨といいますが「催花雨(さいかう)」という呼び方もあることをご存知でしょうか。書いて字の如く「花」を「催す(咲かせる)」「雨」という意味です。

植物は、開花や芽吹きに向けて、とても水を欲しがっている時期なので、一日中シトシトと降る催花雨はまさに恵の雨。私は部屋の中の鉢植えにも、催花雨を当ててあげます。朝からずっと夜通し降る、なんて日が理想的で、冷え込まないし、24時間、催花雨の下に放置します。葉っぱがピンピンになりますよ。

それって如雨露でやっても同じじゃないって思うでしょう?雨はただの水ではありません。地上の生きとし生けるもの全ての活動と成長を促す作用があると言われています(詳しくはコチラの回を参照されたし→「雨のポテンシャル」)。

雨上がりに庭に出ると、庭全体が生き生きして見えるのは、こういう訳なのです。

 

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さて催花雨上がりにやっておくべき庭仕事は雑草取りです。土が柔らかくなっているので簡単に抜けますし、春にやっておくのが肝心なのです!必ず夏に差が出ますゾ。

雑草取りにはこんなコツがあります。

  1. 鎌で刈るときは、地上部だけを刈るのでなく、土より3㎝下を意識して掻き取るように刈る。発芽するまでの期間が長くなり、雑草の量がグッと減ります。
  2. 根の浅い草は抜かずに土ごと掻きとる方が簡単です。数分で枯れます。
  3. 一・二年草(ナズナ、ハコベ、ヒメジョオンなど)は種ができる前に取り除く。
  4. 宿根草(タンポポ、ヨモギオオバコなど)は出来る限り根を残さず抜く。日が経つにつれ根が張り抜けなくなります。

しゃがんだ姿勢での作業は腰にきます。一気にやろうと思わないことです。そもそも人は植物の繁殖に勝てるわけがないのですから、完璧を目指さず程々に整えば良し!と思ってください。植えた植物の成長の妨げにならなければ、それで良いのです。根を詰めないで気楽にやりましょう。

 

職人さんの草取り用の道具を参考に見せてもらいました。オススメは右から2つ目と3つ目の道具。土ごと雑草を掻き均すので仕事が早い。右から4番目の小さな鎌は扱いやすく地面下3cmを狙いやすい。左から1番目2番目は根を引き抜く道具。

 

雑草は、手入れや水要らずで蔓延ってくれるので、鑑賞するほどでもないけれど緑が欲しい、なんて場所のグランドカバーとして利用しても良いと思います。闇雲に取ってしまうのは惜しいです。イヌフグリやシロツメグサ、ヨモギ、カタバミなどはそれに値するかと。

雑草という言い方が価値がないように感じてしまう一番の要因なんですよね。そんな偏見なしに、じっくり見ると素朴で実に愛らしい。

例えばナズナとか。私はアジサイの鉢でいつの間にか育っていた芽を抜かずにしばらく育てていました。そのうち種が出来そうになり、仕方なく抜いて、でも生き生きと可愛らしい花をたくさんつけているので捨てられず。花瓶に活けて事務所に飾ることにしました。

 

花も可愛いし、明るい黄緑の草も綺麗なら、真っ白な根も綺麗。しかもナズナは食べられます。七草粥にも入れる春の七草のひとつ。

 

通称ぺんぺん草。PCのそばに置いているので、目をあげるとこの子が。それで「可愛いね、可愛いねぇ」ってずっと言ってるの。

 

手入れする場所が広すぎる、または時間的身体的にどうにも無理という場合は、何かで覆ってしまうのがおすすめ。ディアガーデンにご相談ください。面積によって、また現行の下地の状態によって、㎡単価が変わりますのでお見積り致します。

安価な順で

  1. 防草シート+砂利
  2. 土舗装(ディアガーデンの施工例があります→コチラ
  3. レンガや石を敷き詰める

コンクリート舗装という選択もありますが、これは味気ないものですから、お庭にはあまりお勧めできません。透水性もなく環境面から考えても増やしたくない舗装です。駐車場なら・・・やむを得ずってところ。

 

とってもナチュラルな土舗装。コンクリートのように固まっているので雑草が生えません。

 

ガーデナー的な対策は・・・雑草が蔓延る隙間もない程、好きな植物を植えてしまうという!この方法がベストかもしれませんね。

うちのディスプレイガーデンがほぼそんな感じです。

 

ディスプレイガーデン前庭部分の昨年6月の様子。ギッチギチに茂ります。野草っぽいのもデザインの一部。好きで植えたものです。

 

3月末現在の上↑の画像の場所は、芽吹きが始まったばかり。スッカスカですから、今の内にちょこっとだけ生えている雑草の芽を処分しておきます。3ヶ月もするとここまで茂り、もしも雑草の残りがあったとしても、伸びていく空間がほとんどないので、全く目立たなくなります。

今年は若干植栽を変えていますので、また違った眺めになるはずです。楽しみだなぁ。

 

 

今津港の植栽 完成動画UPしました

今津港の植栽工事について3回に分けてお届けしています。最終回は完成した直後の姿を見て頂きます。

 

 

YouTubeで公開中の動画 Dear Garden「The New Work」。

新しく作ったお庭を動画でお披露目するシリーズで今津港の花壇が第1回目になります。

 

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出来立てほやほや。水も貰ってしっかりとお掃除もしてもらい、スッキリと気持ちよさそうな植物たちです。

 

建物の玄関付近に花壇の中心を持ってきて、ここに、モミジとアオダモを寄せ植え。グッと視線を集めようという目論見です。下枝がない木を選んだので、ほどよく視線が抜けるはず。

この場所には、観光バスがギリギリまで横付けされることもあるそうで、下枝がないことは重要。なのでボリュームは横というより縦(上の方)に持たせました。お陰でとても伸びやかな雰囲気になったと思います。

高木の足元に配した低木のほとんどは常緑(ヒサカキ・シャリンバイ)ですから、真冬でもこのくらいの緑量はキープされるはず。季節を感じられるように春に咲くレンゲツツジ、初夏に咲く山アジサイも植えました。

空いているスペースには、休眠中でまだ芽吹いていない宿根草の株がたくさん隠れています。何もない今の姿からは信じられないかもしれないけれど、順調に成長すると半年後には1m近く伸びていくものも。

糸ススキで、細くシャープな葉に白い斑が入る爽やかな印象の「モーニングライト」という品種。名の通り穂が赤く、葉色とのコントラストも美しい。一般的なススキは手に負えないほど大きくなりますが、この品種はコンパクトに育つのでおすすめです。

午後から日に当たり乾燥しがちな場所なので、丈夫なグラス類は他にも色々植えていて、夏~秋が楽しみです。涼し気だし、少しの風でも揺れてくれるから植栽に動きが出ます。建築をカッコよく見せてくれるしね。

 

横幅がある花壇、アクセントにちょっとした石と苔を。シンメトリーな建築に合わせた植栽ですが、ここだけ崩してみました。

 

こんな風にガーデンデザイナーは色んな場面を想像し計画します。ディテールを整え、ちょっとした演出を仕込み、植物それぞれの成長を促すよう植え付けます。

ブログの読者さんには分かっていただけますが、何も聞かずこの場に立つと…分かりませんよね〜。仕方ない(笑)

何となくいい感じ、って思っていただけたら成功かな(^^

 

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朝7時に事務所を出て、現場には8時半に到着。それからすぐ作業を始めたので、割と早く片付いて、最後にゆっくり撮影タイムが撮れました。iPhoneで動画も何本か撮ったので、編集してYouTubeにUPしました。

全体像や港の景色も映したのでより分かりやすいかと思います。

 

 

それにしても動画編集は久しぶり。チャンネルだけ作って長いこと放置してました(汗)

編集作業は大好きだから、ついやり過ぎちゃうところをグッと抑えて。慣れたらもうちょっとカッコよく出来るかと思うのですが・・・お役に立つような内容でね。

チャンネルを登録していただくと、最新動画のお知らせが受け取れるようになります。これからも新しい庭が出来るたびUPしよう!と、鼻息だけは荒いマブチです。

期待は・・・誰もしてないと思うけれど、もし良ければ登録してくださーい(^^*

 

 

モダンな筧

今日は4年前にお作りしたモダンな坪庭をちょいリニューアルしたお話です。

こちらのお庭は、ステンレスと自然石という異素材をマッチングさせた蹲踞(つくばい)が景色のポイントになっています。

ご存知の方も多いと思いますが、蹲踞とは、茶庭にあって、かがんで手を清める装置のことを言います。本式は役石と呼ばれる石を設置しますが、ここの場合は主に眺めるための場所なので省略しています。一滴の水が作り出す波紋が、どんどん外に広がっていく様子をデザインしました。広がるって縁起がいいことですしね~。

 

まずは直す前の画像を。4年前の蹲踞です。筧は竹製でした。

 

 

筧から出た水は、手水鉢に溜まり、ステンレスの輪を二つ重ねた海(水門)へと自然に流れ落ち、排水されるように作っています。

一般的な筧は竹製が多いです。天然素材なので数年で朽ちていきますから、時々新しくする必要があります。年度末や大事なお客様をお迎えする時など、折々に架けかえて、その清々しさを味わうのが粋というもの。竹自体、安価なものですからね。

このお客様も今まで何度か新しくされていましたが、どちらかでステンレスで出来た筧をご覧になり、こういうの作れないかしら?とご相談がありました。

ステンレスなら、こちらの蹲踞に間違いなく合うし、竹のように朽ちたりしないので、それもいいですね!とお請けすることにしました。

 

古くなった筧を解体。足元に設けた水栓からつないだホースを竹の中に通し水を流していました。

 

さっそく現場で実測、詳細な寸法を決めて・・・と、形はすぐに決まりましたが、ちゃんと使えるような構造を考えないと。

出来るだけシンプルな仕組みで、元々の給排水設備もやり変えることなく、設置自体も簡単で、かつ、何か不具合が起こった時いつでも取り換えられるような装置にしたいと思いました。それが一番きれいに安く作れるからです。

紆余曲折ありましたが、結局、もとの竹の筧とほぼ同じような仕組みで作ることにしました。

次に作って下さる方、ステンレス加工をして下さる鉄工所さんなんですが、最初お願いしようと思っていたところは合わず、次もダメで・・・と、探すのにちょっと苦労しました。

でも色々と尋ねまわっていると不思議と縁がつながるもので、意外に身近で、引き受けて下さる鉄工所さんに巡り合うことが出来ました。

良心的で、とても丁寧に作って下さって、しかも感覚的な話も通じる方で、有難かったです。腕のいい職人さんは、私にとって貴重な存在。出会いに感謝です。

 

鉄工所さんの作業場です。いろんな機械がいっぱいあってカッコいい。仕上げをマットにするか?ちょい磨きをかけるか?迷って試しに磨いてもらっている場面です。完全オーダーメイドなのでこういう細かなことを積み重ねていくの。楽しいよ~。

 

据えるのはそれ程手間でなく、重たくもないので、全て分かっているワタクシが設置しました。

手水鉢との距離をしっかり見極め、水平器を使ってとにかく垂直に!お客様にもその様子をお見せしたので、万が一水漏れがあっても見当はつけられ、何なら自ら補修も出来ちゃう。

やっぱりそういう手軽さは、シンプルな仕組みあってこそ、です。

色々な方に助けていただきながら、お陰様で、頭に思い描いた通りの景色を作ることが出来ました。筧がモダンになったので、蹲踞がまた一段とカッコ良くみえます。お客様にもお喜びいただけたようで良かったです。

 

設置完了。ほぼ計算通り~(^m^

 

プクチャーウィンドウからいい感じに見えてます♡周りに植えた黒竹やインテリアには竹よりもステンレスの筧の方があってますね~。

 

最後に、お玄関先に来春以降咲く山野草や苔を少し植えさせてもらい、その日の作業を終えました。

作庭後4年経ち、庭木や宿根草がこの場に馴染んで参りました。定期的に剪定をされているので、いい感じに保たれています。

ときどき様子見伺いやお打合せなどでお邪魔すると、奥様がいつも趣向をこらしたテーブルセッティングで美味しいお茶をご馳走してくださるの。花もあちこちに飾られていて、庭の植物を切ってきて活けることもあるそうです。南天やモミジの葉をお料理の盛り付けに添えたりと、庭のある暮らしを楽しまれている様子。

作り手として、このようなお話を聞くと嬉しくて、本当に有り難いなぁと思うのです。

 

おもてなしテーブル撮影させていただきました。本当に素敵。

 

庭は、どんな小さな庭であっても、オートクチュール・メゾン並みに、場に合わせて素材を選び形作っていきます。植物もその環境で育つであろう中から、大きさやいい枝振りのものを吟味して植えています。今回のように、世の中に売ってないものをイチから作ることも可能です。

ディアガーデンはそのようなものに、ある意味面白がって挑戦しているので、色々なご要望にもお応えすることが出来ると思います。

 

 

作庭ひと月後の様子見とランチ

先月作庭しました、京都市山科区にあるパスタ&甘未のお店「ゆる音家」さんのお庭の様子を見に伺いました。

ひと月点検でお訪ねするときは「植物はどんな風だろう?」「何かご不便なことは発生していないだろうか?」と、いつもちょっとドキドキ。でも同時にワクワクもして。

 

JR山科駅から徒歩すぐのゆる音家さん。改装工事中に撮ったのでシャッターが少し下りています。

 

それで、久しぶりにお庭を拝見しましたら、すこぶる順調で!

まず予想以上に苔が青々と成長していました。

お店のスタッフの方のお話しをお聞きすると「どんどん庭が良くなるのでお手入れが楽しくなってきました」という風なことを言ってくださいました。作り手としてこんなに嬉しいことはありません。

 

ひと月ちょっと経ったお庭。苔が育ってきて青々としています。

 

お引渡しの時の苔はこんな風でした↓↓↓

 

施工中の様子です。ハイゴケを敷いているところ。とっても薄いものなので養生のために上に目砂を載せますから、お引渡しのときはお庭が砂色がかっていました。

 

しかも、お掃除が素晴らしく完璧になされていて、お庭を望む窓ガラスもピッカピカ!それはそれは生き生きとしているのでした。

実は、ワタクシ、連絡なしで突然伺ったので、これが日常なのだと思います。

この様子に気が付かれたお客様はきっとこう思われるに違いありません。

「庭ですらこの状態なんだから、一体、お料理や接客にはどれだけの神経が使われてるのかしら?」と。

店舗のお庭はこうあって欲しいというお手本のようなお庭でした。設備等も不具合はないとのことで良かったです。

 

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折角ですからランチをいただこうと、数あるセットの中から、「甘味セット」を注文しました。ランチパスタに好きな甘味とドリンクをセットできて、前菜に豆乳スープとサラダもついてくるというお得なメニューです。

 

パスタはエビと茄子のトマトソースにしました。スパイシーでパクチーがいいアクセントになっておりめっちゃ美味しい。パクチー大好きです。

 

選べるドリンク&デザートは、サツマイモのケーキとホットミルクティをお願いしました。ポットで出され、2杯以上いただけました♪

 

美しいお庭を愛でながらいただくお料理はますます美味しいなぁ。

スタッフの方がお庭に愛情をかけて下さっていることが凄く伝わってきて、作っているときの苦労なんか吹っ飛んでしまいました。体の深いところから幸せな気持ちが湧いてきてウルウル。やばかったです。

嬉しくて、この庭に携わっていただいた職人さんにも早速報告しました。

そういえば以前、作庭前に、職人さん達と打合せ兼ねて伺ったときは、スイーツをいただいたっけ。

結構なおばちゃんとおっちゃんが、お洒落な店内で若い人に混じってスイーツを食べている様子はね、まぁまぁ浮いてたね~(笑)

 

そのときはわらび餅セットに。フワモチの感触がたまりません。

 

お近くにお越しの際は是非お寄りになって。そしてお庭も見てください♡

 

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庭作りは、そりゃ山あり谷ありですが、愛情込めて向き合う、これに尽きますね~。

これまでに作ったお庭も、このお庭も、この先同じように見守りたいので、出来る限りディアガーデンを続けていこうと、また改めて心に誓ったのでした。

 

 

 

ナチュラルな真砂土舗装

いくつもある庭の舗装方法の中から、自然に見えてコストパフォーマンスにも優れた「真砂土舗装」をご紹介します。土系舗装とも言います。

真砂土(まさつち・まさど)とは砂土状の土のこと。透水性に優れつつ、ある程度保水もしてくれる土で、関西では庭づくりの際、客土として使います。このような砂質系の土に、セメント系、石灰系、樹脂系、アスファルト系などの固化材を混合し、敷き均し、締め固めたものが土系舗装です。

景観性に大変優れた舗装で、コンクリートのように固まっているけれど、見た目は土本来の風合いそのまま。庭に施工してもよく馴染みますのでおすすめします。

 

 

特徴をざっと書きますと、メリット的な面では、

  1. 足当たりが柔らかいため、子供さんやご高齢の方にとっても歩き易い。よく歩道や園路などに多く使用されています。
  2. 透水性や保水性を有していることから、夏場の路面温度の上昇を抑制し、ヒートアイランド現象の対策としても注目をされています。
  3. 雨が降っても吸収する為、樹木の周りを舗装しても、普通の土と同様に水を吸収することが出来ます。
  4. 水はけがいいのでぬかるんだりしません。
  5. 堅くしまっているので雑草の種の発芽を防ぎ防草対策になります。
  6. 見た目は自然感のある土であるため、庭と調和がしやすく景観性が高い。
  7. コンクリートや石・レンガ等敷きに比べ、施工性に優れている。

一方、デメリットとしては、

  1. 車が走行する部分には使えない。(製品には「駐車場や公園庭園の管理車両が通る舗装など、低速に車両が乗って頂く分には強度的には問題ない」と書かれていますが、私はあまりお勧めしません)
  2. 製品や場所によって、数日の養生期間が必要になる場合があります。個人庭などで出入りがほとんどない場合は一日程度です。
  3. 工場で緻密に配合されたプレミックス製品。工場から現地までの運賃が高いので施工者は要注意です。
  4. 施工者の知識不足・技術不足によりムラや水たまりが出来ることがある。広い場所では素人工事は難しいかも。

 

ここまでで、真砂土舗装がどんなものなのか、大体お分かりいただけたかと。

ディアガーデンでは、これまで店舗の庭で何度かご採用いただきました。今週、個人のお庭で雑草対策として、施工しましたので改めてご紹介しようと思います。

以下、施工中の画像です。

 

真砂土舗装をする前に路盤を作ります。ここでしっかり転圧して固めておく。水勾配にそって墨付けを行ったあと、配合された真砂土舗装用の製品を敷きならします。厚みを均一にするためにも路盤づくりは重要。

 

画像で見ても分かるように、配合された製品は、ちっちゃい砂利まじりの砂で、サラサラしていて白っぽい。

ザーッと撒いて、左官ゴテでならしていくだけです。生コンクリートのように表面仕上げをしなくていいし、乾いた状態では何度でも直せるので、気分的にラクですね~。

素人では難しいかもと思うのは、水勾配をどうとるか?です。透水性のある舗装ですが、勾配をつけていないと、大雨の時などは表面排水が滞る場所が出来るかもしれません。見た目にも違和感なく、かつ水がちゃんとはけるようにしたいものです。

このお宅の花壇の縁石や飛石(既存のもの)も、真砂土舗装の仕上げ高さを考慮して据えたもの。リフォームの場合は特に、構造物の基礎とか電気や排水管等がどう埋まっているか計画段階では分からないことが多いので、その場その場で臨機応変に上手く納めていくことはプロならではと思います。

 

真砂土舗装を敷き均したあと、転圧し、散水します。転圧方法は製品や場所によって異なりますが、ここでは狭いためコテ押さえしました。表面に水が浮くほど散水するのが重要。

 

完成。渇くと白っぽくなります。画像手前から奥に向かって水が流れるような勾配。

 

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では、最後にこちらのお庭の全容を。

お客様のライフスタイルやライフステージの変化に合わせ、お庭で好きな植物だけを楽しめるように、雑草対策に重点を置いて改修したお庭です。前庭というか、お玄関先なので、フォーマルであまり手入れをせずとも整うようデザインしました。

Before&Afterをご覧ください。

 

 

 

 

 

花壇に玉竜のグランドカバーをしたり、化粧砂利を真砂土舗装に変更して、地面がスッキリしたせいか、施工前に比べてかなり広くなったように感じます。

お客様とご相談し、和の雰囲気を強めた落ち着いた庭になりました。灯籠や景石は元々別の場所で埋もれていたのを据え直したもの。

ほとんどの木をそのまま生かしていますが、一部追加も。和の庭に合わせ日本の自生植物を主に植えました。でも例えば庭セキショウの中でも、イングリッシュガーデンにも見られる大型の品種シシリンチューム「ストリアタム」や、自分でも実際育ててみて良かったティアレラなどを植えて、ディアガーデンらしい捻りを加えています。

 

ディスプレイガーデンで育てているティアレラ。日陰でも咲くので重宝します。和洋どちらにも合います。

 

秋に植えると来シーズンまでにしっかり根も張っているだろうし、きっと見応えのある春になることでしょう。

 

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真砂土舗装は「土」の質感そのままなので、このような和の雰囲気にも合いますし、もちろん洋の雰囲気にも合います。雑木を植えた自然風のお庭などにもピッタリ。

雑草にお困りの方、是非ご検討ください。