台風とカーポート 

台風続きで災害のニュースが絶えないこのごろ、造園や外構会社は、倒木の後処理、剪定、エクステリアの修理などの対応に追われています。また、そういう作業を行うには、前もって現場をみせていただき、修繕方法の検討や、いくらかかるのか見積もりをしてお客様にご提示、材料を手配し工程を組むといった事務処理も必要で、職人さんだけが忙しいわけでもないのです。

被害に合われたお客様が少しでも安心されるように、出来るだけ早くと、業界のみんなが頑張っていますが、とにかく件数が多いので混んでいます。私のお客様もお待たせすることになりそうで心苦しいです。

 

事務所にて見積もり作成中。お土産でいただいた浜松の五穀屋さんの「山むすび」に癒されています。パッケージが和モダンで凝ってます。

 

エクステリア商材の中では、カーポートの屋根が風で飛ばされるという被害をよく聞きます。その多くはポリカーボネート製の屋根がついている製品で、施工後だいぶ年数が経ったお宅です。

カーポートはスペースとお役所の許可さえあれば、安価に設置できる車庫です。いたるところに建っていますから、台風時に屋根パネルが吹き飛ばされるかも?という心配は、持ち主だけではないでしょう。自然現象によって、もしも近所のパネルが飛んできて窓ガラスが割れたとしても、自分で直さねばならない可能性が高いのです。

 

ポリカーボネート製のカーポートの例。デザインや大きさだけでなく、耐風圧強度、耐雪強度によっても選ぶ製品が変わってきます。これは四国化成さんのハイグレードモデル「MyPORT7」耐積雪20cm相当、耐風圧38m/秒相当です(※保障値ではなく目安)

 

いくつかのメーカーのカタログを見ると、ポリカーボネート屋根の場合、耐風圧強度の目安値は次のようになっています。

  • 基本タイプの製品は34m~38m/秒
  • それ以上のモデルですと42~46m/秒
  • 鉄板屋根の場合ですと54m/秒相当まで

対して、台風の強さを表す基準でよく聞く最大瞬間風速は

  • 「強い」33m~44m/秒未満
  • 「非常に強い」44m~54m/秒未満
  • 「猛烈な」で54m/秒以上

となっています。このところの台風は「非常に強い」か「猛烈な」と表現されていましたので、もしも、もしも運悪く、その風をまともに受けてしまった場合、ポリカーボネートの屋根が飛ぶのは性能上どうしようもないこと、なのです。経年変化による部品の劣化や、周囲の状況によって風が更に集中してしまう場合などの要素が重なるとどうなるのか・・・。

一般的にカーポートを選ぶとき、ここまで考えて選ばれているでしょうか?耐雪仕様をご検討されることはよくありますが、耐風圧はあまり気にされないかもしれないなぁと思い、細かな数字を上げてみました。

恥ずかしながら私自身も、これまで風速45m/秒相当と言われても、ピンと来ていませんでしたが、9月の台風21号を経験したことで、ようやく実感できた感じです。

参考までに、台風21号の最大瞬間風速の記録を見ますと、

  • 彦根は46.2m/秒(ディアガーデンの近くの観測所)
  • 関空島は58.1m/秒
  • 高知県室戸岬は55.3m/秒
  • 大阪は47.4m/秒

カーポートは製品によって、屋根パネル抜け防止材のような部品がオプション用意されているものがあります。いわゆる補強材です。部材がない場合、パネルに穴を空ける可能性もありますが、薄いプレートで代用もできます。現状で心配な方は、そのような対策をご検討されてはいかがでしょう。

 

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ブログでも時々書いておりますが、私はカーポート推奨派ではなく、これまでほとんど施工しておりません。

建物のデザインとマッチするカーポートは少なく、家の顔と言うべき前庭に合わないと思うのと、屋根を掛けてしまうと何も植えられなくなるからです。たった一台分でも建築確認申請が必要なのですが、それを知っているお客様も少ないので、そこから説明しなければなりません。

そんなことで、ただでさえ消極的なのに、今年のようなものすごい勢いの台風を経験してしまうと、お客様におすすめするのが、ますます不安になります。台風の夜におちおち寝ていられません。

ですから駐車場は、建物と一体化したデザイン、いわゆるビルトインタイプの車庫か、もう潔く青空駐車!そのどちらかに、というのが理想です。

どうしてもカーポートを設置する場合は、何か構造物で上手く建物と一体化させるように出来ないでしょうか。デザイン的に良くなるだけでなく、むき出しでない分、風当りも少なくなるのでは。

 

ディアガーデンの唯一のカーポート事例より。と言っても見えていませんが。RCのゲートとシャッターを設け、中のカーポートを隠しています。外観もスッキリです。

 

ちなみに、ディアガーデンの駐車場は青空です↓

 

ディアガーデンの駐車場は建物の脇。縦列で2台置けるようになっています。来客時にはここを1台分空けて対応しています。

 

玄関のすぐ脇にあるので、雨でも乗るまでそう濡れることはありません。冬に雪で数日埋もれるときはありますが、そんな日は車に乗ることはないので、あまり困りません。夏の暑さはカーポートの下でもそう変わらないだろうし、とりわけストレスは感じていないのです。

車がないとき、狭い敷地に抜けた空間が出来るので、少しゆったり見え、庭の一部になるところがいいと思っています。

カーポートの必要性、人それぞれですよね。ただ、やっぱり欲しいと思っておられるなら、性能を良く知って、設置場所や、素敵に見える納め方などもよくよく検討され、上手に取り入れられたらいいですね。

 

 

梅雨明け後のお庭点検訪問

関西は梅雨が明けたら、いきなり猛暑の日々です。暑さが苦手なので、始まったばかりですが「夏よ、早く過ぎてくれー!」ってなんて毎日思ってますが、先は長いです。

今日は、梅雨前に植栽工事を行ったお宅へ様子伺いにお邪魔しました。ディアガーデンでは、お引渡し後ひと月ほど経った頃、1年後、数年後と、何回かお庭の点検にお伺いしています。

もしも状態が良くない場合でも、ひと月後ぐらいなら、すぐに手当をすれば回復する可能性は大きいです。ご自分で実際に世話をしてみて疑問に思われることも、早い段階で解決しておけば安心されると思いますし、ね。

1年後の時は、大抵春先に伺いますが、ちゃんと芽吹いているかどうかの確認です。季節が一巡して思うように育ったところ、そうでないところなど見せていただきながら修正を提案します。植物は新芽が展開する春先に水を欲しがりますので、それを伝えて水遣りの念押しをしたり、気になるところ諸々お伝えします。

数年後の時は、もうお庭全体が大きく育っている頃ですので、メンテナンスのご相談が中心。病害虫が発生しやすい頃でもあり、個々をしっかり観察させてもらいます。ご自分でメンテナンスされる場合はその方法を細かにお教えしたり、私どもにご依頼いただける場合は見積り金額のご了承後入らせていただきます。

どの時も「どうなっているかなぁ」とワクワクドキドキなんですけれど、想像以上によくなっている場合なんか感動しちゃいます。それにお客様とは、お庭以外の話も結構してて。そっちの方が長いかも?という場合も多々ありますが・・・(^m^ とっても楽しい時間です。

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さて、今回伺ったお庭の様子はというと・・・。

今年の梅雨は結構な雨量があり、またお客様がこまめに手入れをしてくださっているお陰で、木も草花もとっても順調に育っていて、まずは良いスタート切れた様子。植物それぞれがピン!と立っていて植え付け当初より一回り大きくなっていました。もうしっかり根が広がり始めているようで一安心。

あぁ、良かったです。嬉しいです。(^^*

夏場の水遣り方法を確認したり、いくつか質問にお答えしたり、数年先のこと等、色々お話出来ました。

 

花もよく咲いていました。特にこのマツムシソウがいい色で!

 

お庭でお話した後、涼しいお部屋でお茶をいただきました。お若いご夫妻ですが、ほのぼのとお幸せそうでね~。私はいつもお二人のやりとりをニマニマしつつ聞いているのです。何だかほわんとあったかい気分にさせてもらえて、ホントご馳走様です♡

それで、今回も特別なお菓子をご用意くださったのに、私ったら撮り忘れてしまいました (>_<)オーマーガー

代わりに、持参したお花を素敵に活けて下さった画像を。

 

ディスプレイガーデンの秋色アジサイがそろそろ秋色っぽくなってきたので、何本か切ってプレゼントしましたら、早速いい感じに飾って下さいました。嬉しかったです♡

 

こちらはお客様のお庭のアジサイ。シブい色になっています。インテリアが超素敵だから、何気なく飾ってもお洒落です!きっと数年後は、もっとたくさん飾れるようになります。楽しみですね。

 

この先何かお困りのときは「御庭番」のディアガーデンを思い出していただけたらと思います。

 

 

スモールガーデン完成

ディアガーデンのある関西はまもなく梅雨入り。

雨の季節を待ちわびるかのように、ディスプレイガーデンのアジサイが、空に向かって花首を伸ばしています。

 

山アジサイ「クレナイ」が咲き始めました。名前の通り、これからだんだんと紅に染まってきます。

 

さて先日は、家を新築された若いご夫妻のために色々な植物を植えてまいりました。エクステリアと花壇は建物と一緒に仕上げられており、そこへ植栽をとディアガーデンにご依頼くださったのです。

ご縁を頂戴できたのは、ご夫妻がたまたまディアガーデンの前を通りかかられたのがきっかけでした。前庭の雰囲気を気に入って下さって、更にこのウェブサイトをご覧になり、ご連絡くださいました。

およそ3平米ほどの花壇。お話がまとまりつつあったのは4月半ばでした。急いで内容を詰めてすぐ植えてもよかったのですが、植物の世話をするのが初めてとのこと、少しお待ちいただいて梅雨前に仕上げることをご提案しました。梅雨ならひと月間たっぷり雨が降りますから、植物にとっても、水遣りの不慣れな夫妻にとっても、スタートには最適と判断したからです。

植えたのは奥様のお好きな植物ばかり。インテリアに飾れるものがメインで、今とても人気のあるドウダンツツジですとか、アジサイ(秋色アジサイとアナベル)コデマリなどの低木や、シャクヤク、スカビオサ、千日紅などの草花、などなど10種類揃えました。シンボルツリーは姿の清々しいアオダモです。

私はいつも植木を仕入れる際、お客様に「よろしければ一緒に選びに行きませんか?」とお声かけしています。お客様自らお選びいただくと、もちろんプロのアドバイスもしつつですが、きっとその木に対して愛着が増すだろうなと思うからです。沢山の植木を見る機会もそうないでしょうし、いかがでしょうか?ってね。

今回のお客様はそんな誘いを喜んで受けて下さいまして、一緒に出掛けてまいりました。

いつもお世話になっている造園材料の問屋さんへお客様をご案内。広い敷地にたくさんの苗木が植えられています。

 

問屋さんまでドライブする道すがらお客様が「お庭を作ろうと思ってから、急に色々な植物が目につくようになって。今まで好みでなかったものも可愛いなと思ったり、不思議ですね。」っておっしゃいました。お客様のワクワクする気持ちが伝わってきまして、すっごく嬉しくなりました。

今まで見えなかったものがすごく見える、気になる、それって世界が広がったってことですよね。その体験をされたことが素晴らしいです。私も見えないものがいっぱいあるので少しでも多く見えるようになりたい。羨ましいなぁと思います。

(ドライブの帰りもエピソードがあって。次回書きます♡)

植木畑では、色々な木を見てゆっくり迷ってもらって、私の意見も聞いていただいて、コレって決めていただきました。「これもいいな、あれもいいな。」と迷うことも楽しみの一つですよね。育てやすそうな素直な枝ぶりで、花壇内の低木ともバランスのとれる素敵な木をお選びいただきました。

庭づくりの過程ひとつひとつを楽しむこと、それはモノづくりの醍醐味です。たんに庭をお作りすることだけが私の仕事とは思ってなくて、他で出来ない体験や植物の新しい知識などもご提供できればと思っています。

 

お客様とどの木を仕入れるか物色中。今回植える場所には高木が1本だけなので、素直に伸びているこの木に決定!

 

全ての材料が揃っていよいよ植え込み当日。

どんなふうに植えるのか興味津々なお客様に、工程のひとつひとつをご説明しながら、また配置をご確認いただきながら職人さんと作業していきます。

高木には水遣りのしやすいように「水鉢」といって根鉢にそって土手のようなものも作りました。私はスペースが許せば出来るだけこの水鉢を作るようにしています。水鉢があると、そこに水がたまるので、効率よく根に届けることが出来るからです。

 

まずは植栽地盤をしっかり作ります。雑草を含む表土を取り除き、土壌改良剤(完熟たい肥とパーライト)をいっぱい漉き込みます。保水性排水性を高め、肥料分も補うことができます。木を植える穴には深いところまで更に改良剤を追加。

 

ポット苗を一緒に植えていただいたりお手入れ方法をお伝えしながら、ゆっくりと作業して3時間程で完成しました。

お客様にも大変喜んでいただけ有難い思いでいっぱいです。お客様の笑顔、この瞬間がね、私にとってはご褒美の時でして。また次頑張ろうという気持ちにしてもらえる媚薬なんですよね。

植え込み完了。一つの景色となるよう高木、低木、宿根草をバランスよく配置しました。アオダモは仕入れの時に畑で見るより大きく感じます。「この木を選んでよかったです」と満足いただけてホッ。

 

カラーコーデは青~ピンク~白(シルバー)と大人可愛い配色。これからどの色がメインとなるのかな?将来が楽しみです。

 

形が出来上がるまで少なくとも2、3年はかかります。でも今咲いたお花はすぐにでもお部屋に飾ってもらえますし、成長過程そのものを楽しんでいただけたらと思います。

思うように育たない、または育ちすぎる、なんでやねん!と思うこともあるでしょう。でもある朝、思いがけない贈り物をもらうことだってあるし、泣きたくなる程美しい場面に出会うこともあるんですよね。愛情を持って接すると、植物って、庭って、必ず答えてくれます。本当に。

またしばらくして成長した姿を見にお訪ねするつもりです。今後とも末永くよろしくお願い致します。

 

 

商業施設がプライベートパークを作る意味

県外のとある住宅会社様との足かけ2年に及ぶプロジェクトが今月ひとつの区切りを迎えました。新社屋とショールームのお庭がいよいよ完成。ディアガーデンは設計・監理を担当いたしました。

先週お伺いし、完成した様子を見せていただきました。私の頭の中にあった景色が、現実として目の前にあることに、いつもながら感激してしまいます。産声を上げたばかりの庭、これからの成長がとても楽しみです。(SNS解禁されておらず、本日のところはご紹介は出来ません)

でも楽しみだと浮かれてばかりはいらせません。今度はどのような維持管理を行っていくか、です。日常のメンテナンスについてもしっかりお伝えします。これはとっても大事なこと。庭の良し悪しは維持管理の良し悪しで決まるからです。

 

ハート形の葉っぱが可愛らしいカツラ。秋にシナモンのような?いい香りを放ちます。若葉の姿も素敵です。今回のお庭にも7mを超す大きなカツラを植えました。

(画像提供:photolibrary

 

さて今日は、商業施設に付随するプライベートパークについて書いてみようと思います。

最近全国的に見ても、お庭に多くの面積と投資をされた店舗が増えています。例えば米沢市・山田鶏卵さんの「ウフウフファーム」浜松市・都田建設さんの「ドロフィーズ」、そしてディアガーデンのすぐ近くにある近江八幡市・たねやさんの「ラ コリーナ」などなど。庭と言うよりパークと呼んだ方がよさそうな規模の大きな空間で、店舗をまるごと包み外部と隔離することで、圧倒的な世界観を作っておられます。故に一人勝ち状態。

通常グリーンに対しては、緑化率さえ満たしていればいいと、経済的な観点からも優先的に削られることが多いのが現状です。結果外周を飾るだけになり、どちらかと言うと公益的なもの=収益性のないもの、と決めつけておられるような。

しかし、先の会社様を見せていただき思うのは、優れたプライベートガーデンは人を呼び寄せる装置そのもの。非日常的なその空間は、ものを消費することの価値を非常に高めてくれます。また店舗での待ち時間から生じるお客様のストレスを、ガーデンで解消することも出来ます。グリーンは間接的であれお金を生み、全体の満足度を底上げするものではないでしょうか。

今回、ディアガーデンを使ってくださった住宅会社様も、プライベートパークを作る意味を最初から説かれておられました。グリーンがないと駄目だと。そこまで言っていただける住宅会社様は実は本当に少なくてね、ありがたく存分に仕事をさせてもらえました。敷地面積の大部分がパブリックスペース(庭+駐車場)で、緑と花の豊かな空間で施設を取り巻いています。庭だけでもこのようなお考えなのですから、ショールームの建築やサービスも当然他にないものです。

 

店舗開発でプライベートパークを作る意味、役割について、お考えを改められるキッカケになれば幸いです。

差別化のチャンスですゾ。

 

 

植栽をより楽しむためのデッキ基礎 

先週末は近江八幡市文化会館で行われた「吉本新喜劇お笑いライブ」に行ってきました。

物心ついた時から休日のお昼はTVで新喜劇。今も夫婦そろってよく見ています。ライブはもう何回目かな?今回は歩いて10分とかからない文化会館なので「やっぱ行っとく?」的なノリで出掛けました。

ライブは漫才と新喜劇の二部構成。面白かったのが中川家の漫才です。たぶん半分はアドリブじゃないかな?独特の世界観に爆笑。新喜劇は地元ネタ満載でいつもながらサービス精神旺盛です。話の展開やギャグは、見ている方も大体わかっていて「ここ笑うとこ」でみんな笑うという、安定感ある盛り上がりでした。

 

文化会館の大ホールにて。「辛子蓮根」という新人コンビが前説中。「ライブ中は撮影禁止ですが、今なら撮ってもらって結構です!」と言っても誰も撮ろうとしないので「誰も撮ってくれへん」と嘆いている場面ですw

 

楽しかった〜(^ ^) 2時間程おもいっきり腹筋揺らして帰ってきました。

 

・・・さて、ここから本題。舞台↑の形状とちょっと似ているデッキのお話です。

デッキやテラスは、リビングダイニングの前に2m程の空間があれば設けられ、外部空間を楽しむことが出来ます。土のまま残しておくと雑草に覆われるため、何も植えないならいっそ床をしっかりと作ってしまうのも手だと思います。

私のオススメはノーメンテナンスのタイルテラスなんですが、ナチュラルな雰囲気とか足触りの良さとかでデッキも根強い人気です。それで今回は「植栽をより楽しむためのデッキ基礎」について書きます。

 

デッキは束柱で支持するのが一般的ですが、RCかコンクリートブロックで基礎を作ることをお勧めしたいです。新築時にデッキを設けるならば、住宅の基礎と一体化させてしまうのもいいと思います。

こうするとですね、コンクリートの基礎に土を寄せることが出来るの。床面近くに草花を植えられるようになり、より身近に植物を楽しめるのです。この効果は大きいですよ。

 

中庭にデッキを設けるプラン。2か所の花壇には、床近くまで土を入れられるようにブロックで基礎を作る提案をしました。植え替えもしやすいので四季折々美しく保っていただけそう。

 

デッキの庭を作る時、あの床下の暗がりが穴のようでとても気になるのです。それで、その穴を隠すように高さ50cm以上の低木を植えるとか、手前に煉瓦を積んで花壇をこしらえたりとか、そんな提案をよくしています。

でも基礎があれば!土を簡単に盛り、植物をぐっと寄せて植えられるようになります。束柱の基礎のように、床下に雑草が蔓延る心配もなく、ゴミや小動物が入ったりすることもないと思います。

 

ディアガーデンはデッキじゃなくてタイルテラスですが、床面近くまで土を盛っています。フラットにすることでテラスが広く感じるし、部屋から草花が咲く様子もよく見えます。

 

恐らく高さにして30~40cm位の違い。ちょっとしたことなんですけど、見え方感じ方がすごーく変わります。

何気なく作っているデッキが多すぎるように思います。プライバシーを保つ囲いはもちろん必要ですし、こうして基礎を変えることで、居心地と雰囲気が随分良くなることを、もっと知っていただきたいなと思います。

 

 

最新の施工例UPしました

いよいよ2017年も残すところ、あと2週間となりました。

年中に提出しなければいけない案件や、年賀状の準備やお掃除などお正月を迎えるためのアレコレ、そう言えばクリスマスも…と、何かと気忙しい日々です。パーティや忘年会のハシゴ、なんて方もいらっしゃるでしょうね。

11月末からこれまでの3週間は、連日来客があったり、ワンコもお預かりしたりと、出張もあったっけ。とにかく毎日が目まぐるしく、とっても賑やかでもうバタバタでした。でも、今日からは一転、作業に集中出来る状態に戻りましたので、やり残しのないようにコツコツとこなし、今年をしっかりと締めたいと思います。

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先ずは延び延びになっていましたウェブサイトの更新がようやく。

10月初めにお引き渡ししましたお庭をウェブサイトに掲載しましたのでお知らせ致します。

施工例紹介 → WORKS(近江八幡市 NK様邸)

常緑樹の中ヤマモミジの紅葉が映え、素朴な景石が印象的な坪庭。晩秋の趣を感じていただければと思います♡

こちらはとっても広い敷地のお宅です。平屋建ての母屋、新宅、納屋が贅沢にゆったりと配され、それら建物をつなぐ様に、既に立派なお庭や植栽があります。そのお手入れに入らせていただいたのがご縁でお庭づくりのご相談を受けました。

改修前の場所。カシの生け垣や、老いたモクセイなど沢山の木があり、林の中にいるような雰囲気。

植物が大好きな施主様で、ご自分でも小まめにお手入れをされています。目隠し用に植えられたカシの生け垣は、スッキリと透かし剪定をされてありました。元は幼木で、ご自分で植えられたそうですが、今では屋根を超すほどに大きくなっており、この先持て余すのではとご心配な様子。

話のついでに本当に何気なくですが、何本か整理して庭を小さくしていくのもひとつの手段では?とお話ししたところ、トントンと話が進み、空いたところに坪庭を作ることになりました。

 

完成イメージパース

 

常緑のカシを除けたので、日が差すようになり、草花が楽しめる庭になりました。アクセントの景石に沿わせるように植えるといい感じ。

植物好きな施主様の楽しまれる部分をたくさん残すのこともご希望にあったので、敢えて全てを仕上げてしまわずに完成。お引渡ししてから、紅葉するのを待って撮影してまいりましたが、その間にかなり様変わりしていました。

奥様曰く、ご主人様が仕事の終わりや休日にしょっちゅう庭で作業されているとか。これからグランドカバーの小笹が増えていく様子が楽しみです。

作庭中は雨に降られた日もありましたが、施主様は現場に興味津々。職人さんと話をしたり、石を据える様子に興味深く見入ったり、少年のようなキラキラした目をされて楽しそうでした(^^*

ディアガーデンのパートナーの造園会社さんや職人さんは、皆仕事熱心でフレンドリーな方達ばかり。私自身が尊敬できて話しやすい人しかパートナーに選ばないので、それも然り、なのですが。時間が許せば頼んだこと以外のことをやってくれたり、手入れのアドバイスなども気さくに話してくださるの。直接話しづらいなぁという場合も、私が間に入って雰囲気作りますので、是非作庭の機会に職人さんと触れ合ってみてはいかがでしょうか?

移植するカシの準備作業(根巻き)中の職人さん。造園の職人さんはシャイな方が多い。

庭づくりの行程は、計画から材料選びに始まり、作庭、維持管理と続きます。私達にお任せでも、もちろん都度ご報告は致しますが、せっかくの機会です。これからは、安全な下草を植える作業など、お客様を誘って一緒にするのもいいかもと考えています。

お庭への愛着も増すでしょうし、育てるコツが分かるのでは?と思うのですが、いかがでしょうか。

路地の魅力 

京都の街中を歩いていると見かける路地。こう言っちゃ悪いのですが、本当にどうしようもない狭さです。

それに手を掛けに掛けて作り込んで、粋に魅せてしまうところにいつも感心してしまいます。前に立つと、どうしようもない雑多な景色が見えなくなっていて、美しいものだけ見えるようなっています。ひとつの世界感が出来ていて引き込まれてしまいます。

家に帰ってから、引きで撮った写真を冷静に見ると、いかにして目を逸らされたのかがよくわかります。例えば先日伺った小料理屋さんのアプローチ。古いトタンの壁に挟まれた路地で、幅2mもあるかしら?という狭さ。普通なら素通りしそうな薄暗い場所ですから、まさかその奥に入口があるなんてと思います。そこを路地として素敵に魅せておられました。

木戸のある小さな門、壁に杉板を貼り、足元には御影石を敷き詰める。更に那智黒石の上に、雰囲気ある照明を点々と配置。それらに導かれるように視線を奥に移すと、橋の欄干のような石のオブジェと小さな緑が。のれんに誘われて引き戸の奥の空間に興味津々!てな具合です。過不足ないさりげないデザインに、プロのセンスを感じます。日々履き清め、水を打っておられるので、薄暗い場所なのに、清潔感がある。さすが!

 

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京料理「藤本」さんのアプローチ。狭い狭い路地の奥にのれん。石畳と照明の誘引効果で、奥に視線が吸い込まれていきます。

 

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ディアガーデンの施工例より。昔やわらぎ住宅(株)様の街づくりプロジェクトに参加させてもらった時、家の境界にフェンスを建てずに路地を作ったことがありました。間に仕切りがないだけでこんなに広々。奥に広場があって、路地はそこに繋がっています。

 

こういうデザインは、案外個人邸でも応用出来るもの。設計士(デザイナー)と職人と住まい手の心意気があれば。素材選びと統一感がポイントでしょうか。上の画像は、6区画に分かれた住宅地の敷地境界線に沿って路地を作った例。広く使えることで、殺風景になりがちな場所でも季節の営みの感じられるようになります。

また、狭いアプローチでも、壁や生垣を設けるなどして背景を整えることで、そのお宅独自の世界感を作ることは可能です。まるでお店のようないい雰囲気になりそうです。狭いからこそ出来ることもある。そこが設計の面白いところですね。

 

最期に、折角なので、藤本さんのお店のインテリアとお料理の一部を紹介します。親しい人を連れて行くときっと喜ばれるお店。オススメです。

 

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藤本さんのインテリア。柱の間を利用して作られた飾り棚が素敵でした。飾ってあるものも小じゃれてる!カウンターと個室がひとつ。お店の方は、気さくに話をしてくださいます。

 

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本当に本当に美味しかったです。器もさらりとセンスがいいな。お酒は、グラスを選べるようズラリとカウンターに出してくださって、楽しいの。いただいたランチは女性客を意識してか量は少なめ。デザートは一口サイズで5品もついてます。その中から選んでもいいし全部でもいいの♪

 

 

ディアガーデンの駐車場 

イベントのためにいつも使っている駐車場をあけてます。ディアガーデンは最寄駅(JR近江八幡駅)からギリギリ徒歩圏内なのですが、地元の方は普段、お車で動かれるのでね。来客のあるときは、いつもここを使っていただいています。

この駐車場の土間は、ひと工夫して瓦を敷いています。建物の壁のアクセント色が同じグレーなので合うし、車がない時にも景色となるように工夫したつもり。見本庭として作るので、「八幡瓦」という地元の素材も使わせてもらって、他にないものを!とも思いました。作ってから9年、コケが生え馴染んできました。

これを見られた方は、パッと見タイルが張ってあるのかと思うようですが、瓦を一枚一枚立てて敷き詰めてあります。大体深さ15cm位は瓦なの。造園職人さんや左官職人さんにも「(こんなに手間かかること)よぅやるわ。」と感心されたマブチ渾身の手仕事です!勾配をつけつつ面を整えるのに苦労したっけな。

 

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地元近江八幡産の瓦を敷き詰めた駐車場。小端立てて波のようなデザインにしました。車止めは移動可能なもので、奥にもう一台停められるようになっています。

 

通常住宅の駐車場というと、コンクリートのベタ打ちで目地がところどころ走っている仕様が一般的かと思います。舗装材としては安価でメンテナンスフリーなところがいいのですが、味気ないと思われる場合は、石やタイルを貼ったり、砂利を混ぜたコンクリートの表面を乾く前にザッと洗った洗い出し舗装、補強材を入れて芝を敷く、など様々な方法により表情をつけることが出来ます。

私が設計するときは、車を停めやすく、かつ車がない場合もポカンと虚ろな空間にならないように気をつけます。舗装の工夫に合わせて、樹々や草花、生垣を添えて、小さな公園のように見せるのです。限られた敷地ですので、何もないときにも庭として成立するように有効に利用したいものです。

 

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瓦はもっと欠けるかなぁと思っていましたが、作った当時とほとんど変わっていません。いぶし銀♡の風合いが気に入ってます。雨で濡れた様子もいいです。

 

当たり前ですが、駐車場は道路とつながっている場所ですから、街並みにも影響を与えます。その点でカーポートやサイクルポートといったアルミ製品がバーンと見えてしまうことは、個人的にはよく思いません。あると非常に便利な製品ですが、こだわっておられる建物の外観に、釣り合うデザインが少ないようです。カーポートは大抵建物の前にあるので、せっかくの素敵な外観を、ほとんど隠してしまう。非常に勿体無い話です。

こういうことがないように、家を建てるときは動線とともに景観も十分考えていただきたいと思います。道行く人々が、素敵なお宅だなぁと思うのは、案外、エクステリアやお庭が素敵で、建物をうまーく引き立てているお宅だったりするのです。家の中は見えませんから。

 

ディアガーデンでは今週・来週末と2週続けて「庭づくり・エクステリア 秋の大相談会」開催中です。お出掛けついでに、お気軽にお越しくださいませ♪

 

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この立て看板が目印です。

 

 

ドラマティックな空間に

つまらなく退屈だと思っている空間も、少し工夫と見え方の変換で嘘みたいにドラマティックになります。狭い空間こそ、広さや奥行を出す工夫が成功したら、それはそれはドラマティック。

歩いていても、惹かれるのは、そういう空間。

例えば、丸見えでない、奥に何かありそうと勝手に想像を膨らませてしまう・・・という場合は、実際に空間も膨らんで感じていて、見えている何倍も広さを感じているものです。コレはお得な効果です。

 

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格子の木戸の奥に伸びる石畳。緩やかに左に折れて先が見えません。塀が建ち、幅は狭いのですが、奥行き感がスゴイ!吸い込まれそうで、思わず立ち止まってしまいました。

 

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ディアガーデンのお客様宅。モダンな格子の奥に緑が揺れていて、絵のようです。低い門扉ではこうはいきません。思い切って2mで設計しました。スクリーン効果で、ドラマが生まれています。

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これは商業空間の道路際のスペース。境界に塀を立ててしまうと、閉鎖的で暗く、ただの空きスペースとなってしまいます。雑木のトンネルにして、歩けるように舗石を伸ばし、宿根草をたくさん植えるとこんなにドラマティックな空間に。富貴草が伸び伸びと育ち、雑草が生える隙もありませんね。こういうの、個人邸でも応用できますよ。

 

折角の土地、遊ばせておくのは勿体無い。ウットリするような空間にしませんか?

アイディアは、まだまだあります♪o(゚▽゚)o

 

 

施工2年弱のお庭紹介&梅雨時期のお手入れ 

昨日は木の植え替えとお庭の手入れをしに、やわらぎ住宅(株)様のモデルハウスに伺いました。ディアガーデンでお庭を設計・施工させていただいてから、もうすぐ2年。概ね順調に育っています。社員様のお手入れの賜物だと思います。特に宿根草がものすごーく成長して、素敵な景色を作ってくれていましたので、紹介させてください。(建物の詳細については是非リンクをご参照ください→コチラ

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玄関アプローチの花壇。草花たちが伸び伸びと成長してすごく素敵になりました。キャットミントの青、サントリナの黄色とシルバーグレーの配色が涼しげです。どちらも触れると爽やかな香りもして、歩くのが楽しくなるアプローチの見本です。

 

 

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裏庭にいく園路の花壇。こちらも充実してきましたね。ラムズイヤーが茎を高くのばしてたくさん咲いています。奥に見えているのはシェッド。薪ストーブ用の薪や道具関係をしまう小屋です。テラスを併設して屋根を掛け、寛ぎのコーナーとしても使えるデザイン。お庭のフォーカルポイントにもなっています。しっかり造られていて、スチール物置きと比べると、断然こちらの方が庭馴染みがいいですよね?

 

一部木の入れ替えをし、しっかり肥料も施しましたので、緑濃く益々素敵になることと思います。その他の手入れとしまして、適宜間引きしたり、切り戻したり。梅雨時期は蒸れやすいのでね。蒸れると中枯れしたり、病害虫が発生しやすくなりますので要注意です。また、しっかり除草したので、夏場少し楽になると思います。皆様も梅雨の晴れ間を利用してやってみてください。

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裏庭。ナチュラル&カッコイイ系テラス。ここ、風が吹き抜けて本当に涼しいの。(作業の合間に休憩させてもらいました(^^; )奥の畑で野菜をたくさん育てられています。

 

遊び心満載の暮らしがテーマのこのモデルハウス。デッキあり、畑あり、寛ぎと作業用のテラスあり、草花を育てる花壇あり、と庭も思いっきり楽しめるデザインです。

この畑で育てられたお野菜は、やわらぎ住宅様の顧客の方々にお配りしているそうです。昨日も作業していると奥様らしき方がお子様と一緒に来られて、畑で収穫を楽しんでおられました。どんな風に野菜がなっているのか、実際に見て知ることは子供にとっていい体験。自分で採った野菜なら、喜んで食べるでしょうね。素晴らしい試みだと思います。

作業が終わる頃、社員様が来られて、なんと私にもお土産にインゲンをくださいました♪ありがとうございます。

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いただいたインゲンです。なんてきれいな緑!採れたてです(≧∇≦)

 

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サッとゆがいて胡麻和えを作りました。一般的には白ゴマだと思いますが、今日は黒ゴマで。黒と緑ってモダンな配色。肉厚でとっても美味しいインゲン、ご馳走様でした。今晩はベーコンと炒めてみよう(^ω^)

 

やっぱり家と庭って、ペアだと雰囲気良くなるなぁ・・・なんて思いました。もちろん、家と塀、アプローチ、駐車場だけで生活は出来ます。庭は必需品じゃない。でも家の見た目の雰囲気を作るのは庭の緑です。それに暮らしをこんなにも広げてくれます。

いくら立派な家でも植栽がなければ、柔らかさや季節感は表現しにくい。植栽は、庭は、雰囲気を作るものとして、もっと認知されるべき!と思うのですが。

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緑越しに見える建物っていい感じ。